【閲注TRPG】潔と誰かで犬と戯れる

  • 124/11/03(日) 15:36:25

    このスレはクトゥルフ神話TRPGを用いて、PLとPC、KPCを潔と安価で選んだキャラで回していきます
    リプレイに近い形で進めていき、初心者への説明はほとんどありません

    今回のシナリオは【珠代ひがら】さまからの「犬は宿りて街駆け巡る」です。キャラクターに合わせた多少の改変があります。ネタバレを含みますので、プレイ予定の方等はこのスレの閲覧をお控えください

    キャラクターシートに関しましてはハウスルールを用いてこちらで設定しており、現時点での公開はしません

    人を選ぶ描写、背景設定があります。合わない場合はすぐブラウザバックをお願いします

    それでは、ひと時の間ですがお付き合いください

  • 224/11/03(日) 15:40:36

    安価で二人のブルロキャラを決めます

    潔とその二人の中から一人、ダイスで当たったキャラをKPCとしまして、犬耳尻尾が生えますので、ご注意ください

    では巻き込まれるキャラを

    >>3

    >>4

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 15:49:10

    馬狼

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 15:49:57

    蜂楽

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 15:49:58

  • 624/11/03(日) 15:54:36

    せっかくやし三人でええか

    ではこの中からKPCを決めるでー

    そしてキャラシ作ってきます


    ①潔

    ②蜂楽

    ③馬狼

    ④凪

    dice1d4=1 (1)

  • 724/11/03(日) 16:46:06

    蜂楽と凪の導入から入りましょう

    遠くの雑踏、囀る鳥の声。今日もまた、普段と変わらない一日が始まる。しかし今日は休日だ。蜂楽や凪は晴れ晴れとした気持ちで朝を迎えることだろう

    蜂楽と凪は今日、潔と会う約束をしていた。休日が重なり暇だったため、遊ぶ約束をしていたのだ

    蜂楽「潔、来ないねー」
    凪「1時間遅く来た俺より来ないなんて、なんかあったんじゃない」

    そんな話をする二人だったが、ふいに蜂楽の携帯が鳴る
    画面を確認すると、そこには潔の名前が浮かんでいた。

    電話に応じると、どこか慌てた様子のKPCの声が響く

    潔「ごめん蜂楽、その、連絡遅れて」
    蜂楽「んにゃ全然大丈夫だけど、なんかあった?」
    潔「……」

    潔「凪も一緒か?」
    蜂楽「いるよー、さっき来たばっかだけど」
    潔「……すっげー申し訳ないんだけど、今からURL送る喫茶店まで、来てくれるか?」
    蜂楽「いいけどどうしたの?」
    潔「……詳しいことは、そこで話すから」

    蜂楽「ありゃ、切られちゃった」
    凪「何だって?」
    蜂楽「さあ? 喫茶店まで来てほしいって」
    凪「どこの? うわ、遠いじゃん……」
    蜂楽「はいはい、さっさと行くよ。なんか切羽詰まってるみたいだ」

  • 824/11/03(日) 17:02:07

    二人が喫茶店に向かうが、その店内を外から見てもどこにも潔の姿はなかった


    蜂楽「あれ? いない」

    凪「場所合ってるはずだけど」

    蜂楽「呼んでみよっか大声で。……いさ」

    潔「わあ待て待て!! 大声出すな蜂楽!」


    二人が不審に思っていると、路地裏から慌ててやって来た人物があった。上着のフードを目深にかぶったその人物は潔に違いない。しかし落ち着かない様子で辺りをキョロキョロ見ている


    凪「何してんの潔? ファンに追っかけ回されでもした?」

    蜂楽「あんまり声かけられなくて悲しいって言ってたのにー」

    潔「違うって。いいから、ちょっとこっち……」


    蜂楽「なんで路地裏? 喫茶店入ろうよ」

    凪「不審者みたいじゃん」

    潔「……」

    潔「……いいかお前ら、その、絶対、笑わないでくれよ」


    潔はきまり悪そうにフードに手をかけた。ゆっくりと、フードを取る


    蜂楽「……」

    凪「……」

    潔「あ、朝起きたら、生えてたんだ」

    潔「ほんとに! ドッキリとかじゃねえよ! 本物みたいに感覚もあって……」


    ぴょこぴょこと動く、普通の人間には存在しない器官。頭頂部に生えたそれはふさふさの毛に覆われている。無言のままの蜂楽と凪を見た。犬の耳が、潔の頭に生えていたのだ

    蜂楽と凪はゆっくりと潔の背後に視線を回す。そこには、立派な尻尾までもが生えていた

    〈SAN値〉

    蜂楽(60)dice1d100=47 (47)

    凪(75)dice1d100=75 (75)

  • 924/11/03(日) 17:16:46

    両方成功です

    蜂楽「本物? すごーい」
    凪「特殊メイクとかいうやつ?」
    潔「だ、だから違うって! 本当に見に覚えなくて感覚とかもあって……」
    蜂楽「えいっ」
    潔「うぎゃっ! 尻尾掴むな蜂楽!!」
    凪「ふーん」
    潔「凪! 耳引っ張んな!! くすぐったい!!」

    潔「……はあ……はあ……わかったか? 本物なんだって!」

    凪「そんなこと言われても」
    蜂楽「いいじゃん、サッカーは問題なく出来るっしょ」
    潔「問題大ありだろ!! サッカー……は確かに出来るかも知れねえけど、生物的に問題があるだろこれ!」
    凪「ドーピング疑われるんじゃない」
    蜂楽「そっか。じゃあ問題だ。どうにかしないと」

    凪「でも俺らだけだとどうしようもないんじゃない」
    蜂楽「確かに。もっと頼りになる人呼ぶ?」
    潔「そ、そうだな。信頼出来て、頼りになって……」
    凪「じゃあ呼ぶか」
    潔「誰を? 玲王?」
    凪「玲王は今日家の用事があるから」
    蜂楽「じゃあ誰を?」

    凪「あーもしもし。潔が一生サッカーできなくなるかもしんない」
    潔「お、おい」
    凪「すぐ来るって」
    潔「だから誰を呼んだんだよ!」

  • 1024/11/03(日) 17:19:11

    到着を待っている間に調べ物


    〈図書館〉

    潔(25)dice1d100=61 (61)

    蜂楽(25)dice1d100=10 (10)

    凪(65)dice1d100=56 (56)

  • 1124/11/03(日) 20:04:19

    では凪の方はこのような情報を手に入れます

    オカルト掲示板のようです

    ▼オカルト掲示板

    『霊に取り憑かれた話をする』というスレッドタイトルが付けられている。

    -----------------------------------

    1:名無しさん - 20XX/XX/XX

    子供の時の話だがマジ

    霊って言っても人間じゃなくて、動物霊みたいなやつね。多分犬。


    2:名無しさん - 20XX/XX/XX

    精神病乙


    3:名無しさん - 20XX/XX/XX

    >>2

    とりあえず聞いてやろうぜ


    4:名無しさん - 20XX/XX/XX

    ありがとう

    当時小学生だったんだが、ある日急にめちゃくちゃ腹が減るようになったんだ。

    腹が減るっつっても成長期とかそんなんじゃなくて、もう何日も食べてないみたいな感覚。

    それで冷蔵庫とか勝手に漁って、親に怒られたりしてたけど、

    子供だったしそれくらいよくあることだって言われてた。しばらくの間はな。

    それだけで済めば良かったんだけど、だんだん変な欲求がエスカレートしていったんだよ

    (中略)

  • 1224/11/03(日) 20:05:04

    66:名無しさん - 20XX/XX/XX

    >>62

    犬神ってやつかもな。犬を頭だけ出して飢えさせて首を刎ねるって呪い。

    死んだときに飢餓状態だったから、その記憶が1に伝播してる


    (中略)


    125:名無しさん - 20XX/XX/XX

    親が言うには性格とかも段々変わってたらしい。あんまり覚えてないけど。

    その頃には最初に飢えに襲われてから1ヶ月くらい経ってたかな。

    流石にヤバいって、お祓いしに神社に連れていかれたんだ。


    (中略)


    131:名無しさん - 20XX/XX/XX

    神主さんに背中叩かれた時、何ていうか引き裂かれるみたいな感覚があったんだ。めちゃくちゃ痛かった。

    終わった後もなんとなくぼんやりしてて、今まで何してたんだろうって思った。


    134:名無しさん - 20XX/XX/XX

    >>131

    大分危なかったな

    そのままだったら完全に同化して戻れなくなってたんじゃない?


    135:名無しさん - 20XX/XX/XX

    >>134

    いや、これでも遅かったんだよ。

    今だに取り憑かれる前に自分がどんな性格だったのか思い出せないし、やたら腹が減ったりもする。

    もっと早くお祓い行ってたら人生違ったかもな。

  • 1324/11/03(日) 20:09:54

    〈アイデア〉

    凪(80)dice1d100=50 (50)


    蜂楽はこの付近のドッグランについて調べた

    「ドッグランひまわり」という施設が近くにあるようだ


    探索箇所:ドッグランひまわり

  • 1424/11/03(日) 20:25:08

    凪は成功により、近くに白雨神社という社があることを思い出す

    探索箇所:ドッグラン、白雨神社

    潔「神社でお祓いって……俺、呪われてんの?」
    凪「同化して犬になっちゃうかも」
    潔「ま、まじか」
    蜂楽「ちょっと、あんま潔怖がらせるのよくないよ」
    潔「や、別に怖くは……」
    蜂楽「でも尻尾下がってるし」
    潔「……!」
    凪「わかりやすいね。尻尾と耳で大体わかる」
    潔「く、くっそ……」

    凪「あとは、ドッグランか」
    蜂楽「犬の言葉わかったりしないの?」
    潔「流石に……いや犬と会ってないからわからないけど」
    蜂楽「とにかく、犬のことなら犬のいる場所に! どう?」
    潔「……そうだな、ありがとう二人とも」

    凪「……」

    凪「あ、来たかも」
    潔「え?」

  • 1524/11/03(日) 20:58:28

    息を切らしながら、神妙な顔つきでやって来たのは馬狼だ

    潔は咄嗟にフードをかぶって、身を縮こませる


    凪「早かったじゃん」

    馬狼「どういうことだ? 冗談だったらただじゃおかねえ」

    凪「説明するより見るほうが早いよ」

    蜂楽「ほらほら潔、隠れてないでおいでよ」

    潔「……」


    馬狼「……何があった?」

    潔「……笑うなよ」

    凪「笑ったら最低だぞキング」

    蜂楽「そーだそーだ、潔は真剣に悩んでるんだぞ」

    馬狼「さっさと言え!!」


    潔「……」

    馬狼「……」

    潔「……偽物じゃないから、この耳も、尻尾も」

    馬狼「…………」


    凪「キングが膝から崩れ落ちた」

    蜂楽「あちゃー」


    〈SAN値〉

    馬狼(60)dice1d100=93 (93)

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:01:31

    めっちゃ動揺してて草

  • 1724/11/03(日) 21:08:55

    馬狼はSAN値1減少です

    潔「どうしたらいいかわからなくて……」
    馬狼「……」
    凪「こんなキング初めてなんだけど」
    蜂楽「どういう感情? 犬耳潔にショック受けちゃったの?」

    馬狼「……身体に異常はねえのか」
    潔「うーん……」
    馬狼「こうなる前に覚えは?」
    潔「……特にはないけど、そういや目が覚める前に怖い夢を見た気がする。甲高い音が聞こえて、はっと目が覚めて……」
    馬狼「……」
    潔「あと、何か丸いものが気になって……サッカーボールとか」
    凪「それいつものことじゃん」
    潔「他には……何かしなくちゃならない気がしてる。落ち着かないんだ」
    蜂楽「やっぱり犬に憑りつかれちゃったのかな?」

    馬狼「……で、お前はどうしたいんだ」
    潔「……」

    潔「このままじゃサッカーもままならないし、元に戻るために……協力してほしい、です」

    馬狼「……ちっ、仕方ねえ」
    凪「めんどくさいけど、事情が事情だし」
    蜂楽「潔とサッカーできないのは俺も困るし、協力するよ」
    潔「お前ら……!」

    馬狼(尻尾すげえ動くな)
    凪(尻尾取れそう)
    蜂楽「尻尾すごいね潔」

  • 1824/11/03(日) 21:17:21

    凪「ここから近いのは白雨神社。行ってみる?」

    蜂楽「いいんじゃない? ね、潔」

    潔「あ、ああ。でも待って」

    蜂楽「どうしたの?」

    潔「尻尾しまわねえと……あと耳も、えと、これをこうして……だめだ見えちゃうなこれ……」


    馬狼「……」


    馬狼「貸せ潔」

    潔「え、あ、悪い」

    馬狼「尻尾はここにしまえばいいだろうが」


    〈芸術(綺麗好き)〉潔の身なりを整えてくれます

    馬狼(80)dice1d100=10 (10)

  • 1924/11/03(日) 21:18:24

    忘れてた

    潔の犬種は……

    >>20

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:19:02

    黒柴

  • 2124/11/03(日) 21:31:07

    では黒柴でいきましょう

    凪「流石メイド馬狼」
    馬狼「なんか言ったかクサオ」
    蜂楽「はいはい喧嘩しないで。行くよ」
    潔(どんだけやってもおさまりが悪かった尻尾がこんなに自然に収まるなんて……やっぱりすごいやつだ馬狼)

    そうして四人は白雨神社へと向かった

    凪「ふーん、結構整備されてんじゃん」
    潔「他のお客さんは……いないみたいだ。よかった」
    蜂楽「あそこに神主さんがいるよ。声かけてこようか」
    潔「あ、おい蜂楽、待て!」

    神主「……?」
    蜂楽「こんにちは」
    神主「おや、あんた、随分珍しいもんに憑かれてるねえ」

    潔「!?」
    馬狼「潔、てめえ犬に恨まれることしたのか?」
    潔「し、してないしてない!」

    凪「何? 珍しいものって」
    神主「……動物かな? 犬……犬神にはまだなってないみたいだね」
    神主「神様ってわけではないし、恨みがあるわけでもなさそうだ。悪いもんではないと思うけど」
    神主「何か目的があって君に憑いているようだね」

  • 2224/11/03(日) 21:40:07

    蜂楽「どうしたらいい?」

    神主「やりたいことが終われば出ていくと思うけど。無理やり剥がすのはなあ……ちょっと可哀想だよ。あんまりやりたくないね」


    凪「めんどくさいし祓ってもらったら」

    馬狼「……」

    潔「……いや、俺もなんか、祓ってもらいたくない」

    凪「それ、潔にその犬が憑いてるから、影響されて祓われたくないんじゃないの」

    潔「そ、そうなのか?」

    蜂楽「でも、神主さんの言う通りなんか可哀想じゃん。わんこ、何か目的があって潔に憑りついたんでしょ。飼い主さんに会いたいとか、そういうんじゃないの?」

    潔「う……俺が、犬のふりして会いに行けばいいのか……?」

    凪「何それウケる」


    馬狼「……」

    潔「馬狼はどう思う?」


    馬狼はお祓いをすすめる? すすめない?

    >>23

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:48:19

    すすめない

  • 2424/11/03(日) 21:55:10

    馬狼「やめとけ。こういうのは原因を知るのも重要だろうが」

    潔「だよな……お祓いはやめとくよ」


    蜂楽「ね、せっかく神社にきたんだし、おみくじ引いてみようよ」

    馬狼「呑気なやつだな」

    凪「俺小銭なーい」

    潔「あー……いいよ、俺小銭持ってるし、みんなの分払うから」

    蜂楽「いいの?」

    潔「手伝ってもらってるお礼……にはならないかもしれないけど」

    蜂楽「やった、ありがと潔」

    凪「ねーキング、俺の分も引いてー」

    馬狼「自分で引けよ」


    おみくじ

    ①大吉

    ②吉

    ③凶

    ④大凶


    潔 dice1d4=3 (3)

    蜂楽 dice1d4=1 (1)

    凪 dice1d4=1 (1)

    馬狼 dice1d4=1 (1)

  • 2524/11/03(日) 22:36:44

    凪「お、大吉」
    馬狼「てめえもかよ」
    蜂楽「俺も大吉だ、ラッキー」
    潔「……」

    蜂楽「あれ、潔は?」
    凪「あ、凶じゃん」
    馬狼「……」
    馬狼「この状況を考えれば妥当な結果だな」
    凪「すごいね、案外当たるもんなんだ」
    蜂楽「潔……ドンマイ」
    潔「あ、哀れむなよ。傷つくから……」

    蜂楽「よし、じゃあ次、いこっか、ドッグラン」
    凪「サッカーボールでも持っていく?」
    蜂楽「いいね、潔が遊ぶかもしれないし」
    馬狼「完全に犬扱いじゃねえか」

    潔「……」
    馬狼「おい潔、さっさと行くぞ」
    凪「……?」
    蜂楽「おーい?」

  • 2624/11/03(日) 22:44:46

    潔は鳥居の傍でくつろいでいた猫をじっと見ている
    フードからはみ出てしまった耳が、ぴくぴくと動いていた

    猫は潔に気が付くと、突然飛びのいてシャーっと威嚇をしてくる
    潔がゆっくりと右足を引いた

    猫は暫くするとくるりと背を向けて走り出した
    それを見た潔は、止める間もなく猫を追って走り出す

    蜂楽「え?」
    凪「潔?」
    馬狼「……」

    数メートル進んだところで、は、と我に返り、潔は気まずそうな顔をして蜂楽達の方へ戻ってきた

    潔「ごめん……考えるより先に、足が……」
    凪「顔真っ赤じゃん」
    馬狼「……完全に犬だったぞ」
    蜂楽「まずい、早くしないと潔が犬になっちゃう」
    潔「うう……馬狼、もう一回耳隠してくれ……」

    そうして四人はドッグランへと移動するため神社をあとにした

  • 2724/11/03(日) 22:56:24

    ドッグランへと移動中、信号のない横断歩道に差し掛かる
    車どおりが少ない道なので、危険なく渡ることができる……はずだった
    その横断歩道に一歩踏み出したとき、突如スピードを出した車が突っ込んでくる
    車とは距離があるので巻き込まれることはない。しかし突然の危機に体が反応し、冷や汗が額を伝るだろう

    蜂楽「わっ! もー、危ないな」
    馬狼「あぶねえなクソが」
    凪「なにあれ、免許返納しなよ」

    蜂楽「……あれ、潔は?」
    凪「……何、なんかあった?」
    馬狼「……?」

    ふと潔を見ると、潔は頭を抱えてその場にうずくまっていた

    蜂楽「どした? 具合悪い? 顔色悪いよ」
    凪(耳、すっごい緊張してる)
    馬狼(こいつ、肩が震えてやがる)

    蜂楽「立てる? どっかでやすもっか?」
    凪「なんか買ってくる? 水とか。ほらキング、行ってきて」
    馬狼「てめえで行ってこい。おい潔、平気か?」

    潔「……」

  • 2824/11/03(日) 23:00:40

    暫くして、ようやく潔は顔を上げた


    潔「悪い……なんか妙に車が怖くて」

    潔「……ただ怖かったんじゃなくて、なんか最近、車に轢かれたような気がして、いや、轢かれてねえけど」


    蜂楽「休まなくて平気?」

    潔「ああ、ごめん」

    凪「潔、耳が見えてる」

    潔「あ、ほんとだ……しまわないと」

    馬狼「……」


    〈アイデア〉

    蜂楽(65)dice1d100=8 (8)

    凪(80)dice1d100=83 (83)

    馬狼(65)dice1d100=77 (77)

  • 2924/11/03(日) 23:09:05

    さす蜂

    蜂楽「車に轢かれたって……もしかしてさ、夢で見たの、それ?」
    潔「夢?」
    蜂楽「甲高い音ってさ、車のブレーキ音じゃない?」
    潔「……」
    凪「確かに。車に轢かれた犬に憑りつかれてんじゃない」
    馬狼「なるほどな」
    潔「……うーん、思い出せないから、何とも言えない」


    そうして四人はドッグランへと到着した

    潔「わ、すごい賑わってる」
    凪「休日だからね」
    馬狼「おい、潔。大型犬用の広場はあっちだ」
    潔「いや俺犬じゃないし」
    蜂楽「とりあえず行ってみようよ」
    潔「でも、俺たち犬連れてないのに……あ、俺が犬か」
    凪「ちょっと潔、誤解されんじゃんその言い方」
    馬狼(……)ドン引き
    潔「ちがっ……そういうことじゃねえよ」

  • 3024/11/03(日) 23:17:03

    潔「……」

    蜂楽「どうかした?」

    凪(耳がすごい動いてる)

    馬狼(動かすなっつっても、自分でどうこう出来るもんじゃねえだろうしな)

    潔「蜂楽……俺……犬の言葉わかるかも」

    凪「わ、犬近づいてきた」

    蜂楽「昔あったよね、動物の言葉がわかるって人が翻訳してくれる番組」

    馬狼「何話してんだこいつら」


    潔「ええと……」


    潔「……」


    潔「皆、マロンが来ないって話してる」

    蜂楽「マロン?」

    凪「人間? 犬?」

    馬狼「マロンについて聞いてみろよ」

    潔「え? 人の言葉通じるかな……」


    潔「ま、マロンって?」

    潔「……」

    潔「いつも遊びに来る犬のことみたいだ。えっと……飼い主は女の子で……」


    〈目星〉

    潔(45)dice1d100=85 (85)

    蜂楽(90)dice1d100=11 (11)

    凪(50)dice1d100=7 (7)

    馬狼(45)dice1d100=89 (89)

  • 3124/11/03(日) 23:42:24

    蜂楽と凪が成功です

    蜂楽「あそこにいる人、話しかけやすそう」
    凪「行ってきてキング」
    馬狼「あ?」
    潔「俺が行くよ……すみません、あの」

    女性「あら、どうしたの?」
    潔「マロンって子が今日いないみたいなんですが」
    女性「マロンくんね、よく来てる子だけど、確かに今日は見かけないわね」
    潔「あ、そうなんですね……」
    凪「その子、犬種は?」
    女性「犬種は……黒柴だったかしら」
    蜂楽「飼い主さんのことも知ってる?」
    女性「早紀ちゃん? いい子よねえ、朝凪高校の生徒さんで、よく楽器を持って歩いているわ」

    潔「……」
    馬狼「人のことをよくペラペラ話すもんだな」
    凪「ま、そのおかげで色々聞けたけど」
    蜂楽「あー、お腹空いたー、ご飯食べようよ」
    馬狼「そうだな、おい潔……潔?」
    凪「……あー、これは犬モード」
    蜂楽「面白いからちょっと見てようよ」

  • 3224/11/03(日) 23:55:06

    潔は広場の方、飛び交うボールを見つめてそわそわとしていた
    それはサッカーをする時の顔にも似ているが、どちらかというと遊びたくて仕方ない思いの方が大きいような顔で、いつもの潔らしくはない

    蜂楽「こんなこともあろうかと、持ってきてるよ……じゃーん、サッカーボール」
    凪「通りで荷物が可笑しいと思った」
    馬狼「お前それずっと背負って歩いてたのか」
    蜂楽「へへ、潔ー! 行くよ!」

    蜂楽がボールを蹴って潔にパスをする。しかしよく見ていなかった潔は反応が遅れて、ボールは潔を通り過ぎて転がっていった

    蜂楽「あちゃあ」
    潔「……!」

    しかし潔は嬉しそうにそれを追って駆け出した。よく見れば、隠された尻尾がぶんぶん振られているのがわかるだろう
    ほどなくして、ボールは蹴らずにきちんと持って潔は戻ってきた。その目は蜂楽に向けられ。キラキラと褒めてほしそうに輝いている

    蜂楽「よーしよし、ちぎりんじゃないけどよしよししてあげる」
    凪「うわ」
    馬狼「……」
    潔「!」

    満足そうに頭を撫でられていた潔だったが、はっとして顔を赤らめ、目を伏せながら距離を取った

    潔「忘れてくれ……」
    馬狼「ボール貸せ。行くぞ潔」
    凪「次、俺ね」
    潔「あ、ふざけんな馬狼、か、身体が勝手に!!」
    蜂楽「ちゃんとボール取りに走っちゃうんだ」

    こうして潔は(三人が)満足いくまで遊ばれたのだった

  • 33二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 05:13:52

    なんか絵面はほのぼのするなぁ

  • 3424/11/04(月) 09:02:13

    昼過ぎ、散々歩き回ったせいか小腹が空いてきた頃

    凪「歩くのめんどくさーい」
    蜂楽「もうちょっとでレストランが……あったあった」
    馬狼「おい待て、潔は人間の飯でいいのか」
    凪「犬って食べれないのあるんだっけ」
    蜂楽「えーさっきグミ食べてたし大丈夫じゃない?」

    潔「……」
    潔「……お前ら、さっきから俺を犬扱いしすぎだろ……」

    レストラン店内

    潔「ば、蜂楽、できたら端の席にしてほしい……」小声
    蜂楽「すみません端の席空いてますかー」
    凪「空いてるって」
    馬狼「男四人で狭い端の席かよ」
    潔「ご、ごめんって」
    蜂楽「何食べる?」
    凪「めんどくさくないやつー。箸すら持ちたくなーい」
    馬狼「お子様ランチでいいだろ」
    蜂楽「じゃあお子様ランチをふたつとー」
    潔「それ二人分か? それとも凪が二つ食べるのか?」

  • 3524/11/04(月) 09:03:19

    暫くして注文が決まり、店員がやってくる


    店員「実は今、当店では季節限定スイーツをおすすめしていまして……こちらのマロングラッセなんですが」

    潔「!」

    馬狼「?」

    店員「こだわりの素材を使用していてとても風味豊かな味わいなんです。ご一緒にいかがですか?」

    潔「……」


    蜂楽「どうする? ……潔? 食べたいの?」

    潔「へっ? いや、別に……」

    蜂楽「一個頼んでみんなで食べよっか。じゃ、えっと、マロングラッセだっけ、一つお願いしまーす」

    潔「!」

    凪「……」


    馬狼「……」

    潔「……」

    凪「……マロン」

    潔「!」

    蜂楽「どうしたの潔、耳がピンってなってるよ」

    潔「いや……」

    馬狼「やけにマロンに反応するじゃねえか」

    潔「……マロンって単語がさ……何か呼ばれた気がして気になって」


    〈アイデア〉

    蜂楽(65)dice1d100=43 (43)

    凪(80)dice1d100=93 (93)

    馬狼(65)dice1d100=10 (10)

  • 3624/11/04(月) 09:20:41

    凪はやる気がなさそうです


    馬狼「公園で聞いたマロンって犬、怪しいんじゃねえか」

    蜂楽「俺もそう思う。来てないって言ってたし、もしかしたら何かあったのかも」

    潔「マロン……そっか、確かに」

    凪「その飼い主、朝凪高校だっけ? 行ってみたら?」

    潔「さ、流石にまずいだろ」

    蜂楽「でも今緊急事態だし……」

    馬狼「俺らは今ブルーロックのおかげで顔と名前が知られてる。身分の証明にはなんだろ」

    潔「た、確かに……いやでも……」

    凪「どっちみち、もう行く当てそこしかないし」


    潔「……」


    凪「犬耳コスプレしてる潔世一ってSNSにあげられるかもだけど」

    潔「い、嫌だよそんなの……親が泣くだろ」

    凪「キングがメイドコスしたら相殺されるんじゃない」

    蜂楽「相殺というか、相乗効果? 余計有名になっちゃうね」

    馬狼「ぜってえやらねえ」

    潔「俺帽子買ってこようかな……」


    レストランのテーブル

    〈芸術(綺麗好き)〉テーブルの整理整頓

    馬狼(80)dice1d100=46 (46)

  • 37124/11/04(月) 10:22:26

    朝凪高校は近隣にある公立高校だ

    休日ではあるが、部活動をする生徒で賑わっていて、校庭にはサッカー部が練習をしている


    潔「……」

    馬狼「おい誰か潔を押さえてろ。走り出すぞ」

    蜂楽「俺もまじってやろっかなぁー!」

    凪「こっちも捕まえないと走り出すよ」


    潔「……はっ! 俺今、意識が……馬狼、もう大丈夫だから首、離してくれ……」

    凪「見て、あのカバン。吹奏楽部のだ。2人歩いてくる」

    蜂楽「あ、飼い主さんも吹奏楽部だって言ってたね」

    馬狼「下校中なら丁度いい。校内入るよりマシだ、行くぞ」

    潔「ええ……ほんとに話しかけるの……」


    〈幸運〉ブルーロックスのファンがいるか

    潔(75)dice1d100=65 (65)

    蜂楽(60)dice1d100=64 (64)

    凪(75)dice1d100=37 (37)

    馬狼(60)dice1d100=84 (84)

  • 38124/11/04(月) 10:33:00

    潔ファンと凪ファンがいますね


    女子A「え、待ってあれ、潔じゃない……?」

    女子B「凪も、凪もいる!? 何でうちに!?」

    女子A「話しかける……? サインもらう?」

    女子B「まってほんとまって……今日前髪ヤバイかも……」


    潔「……」

    蜂楽「よかったね潔。潔ファンだよ」

    凪「耳がすごい動いてる」

    蜂楽「尻尾はみ出ないようにね」

    馬狼「丁度いいからクサオと二人で聞いてこい」

    凪「えーめんどくさ。潔行ってきて」


    潔「……あの」


    〈信用〉補正+10

    潔(80)dice1d100=99 (99)

  • 39二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 10:34:13

    出た!ファンブラー!

  • 40124/11/04(月) 10:34:21

    正直期待してました
    ファンブル案をこのレスの下に募集します

  • 41二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:03:05

    隠しきれない耳と尻尾

  • 42二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:10:09

    このレスは削除されています

  • 43二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:11:15

    >>41

    これで信用-20(+10だったから-10)

  • 44二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:12:44

    >>40

    耳と尻尾出ちゃって他の生徒に見られて写真撮られるとか?

  • 45124/11/04(月) 11:15:43

    それでは、潔が女子高生に話しかけた瞬間、突風が吹いて隠していた耳が顕になります

    そしてそれにびっくりした拍子に尻尾も飛び出してしまいます


    加えて今後dice1d10=3 (3) か月、信用に-20となります


    女子A「……え?」

    女子B「……」スマホパシャっ

    潔「……あー、えっと、これは……その……」


    馬狼「……」額に手を当てて天を仰ぐ

    蜂楽「あちゃー」口元に手を当てる

    凪「……」スマホパシャっ


    〈言いくるめ〉

    馬狼(40)dice1d100=2 (2)

  • 46二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:20:28

    凪も写真撮って草
    馬狼さんはさすが

  • 47124/11/04(月) 11:26:26

    クリティカルだと……

    馬狼の、潔を庇う素晴らしい言い訳案をこのレスの下に頼みます

  • 48二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 11:31:55

    周囲に罰ゲームだと思わせるような言い回しで潔を煽る

  • 49124/11/04(月) 11:49:15

    馬狼「……」

    馬狼「おい潔、外でバレたらだめだっつったろ」
    潔「え」
    馬狼「たくっ、ブルーロックTV企画の"罰ゲーム"の途中だってのに。ほら、目立ってんだろうが」

    女子A「罰ゲーム? あ、BLTVの!」
    女子B「かわい~、もしかしてうちらも撮られてる?」

    潔(そうか、俺を庇うために……! ありがとう馬狼!)
    蜂楽「そうだよ、決して潔の個人的な趣味じゃないよ! 変態じゃないから!」
    凪「そーそー、潔が好きでやってる訳じゃないぞー。羞恥心に快感覚えてる訳じゃないぞー」
    潔「そ、そう! 罰ゲーム! ほんとに! こんなの恥ずかしいだけだし!」
    馬狼(やめろバカども、余計怪しまれるだろうが……!)

    馬狼のクリティカル効果で、女子高校たちはマロンの飼い主について知っていることを教えてくれます

  • 50124/11/04(月) 12:31:24

    女子A「マロン? 早紀ちゃんが飼ってる犬がその名前だったかな……」
    女子A「今日は早紀ちゃん部活に来てなくて……連絡もらった?」
    女子B「あ、事故らしいよ。ほら、近所の駄菓子屋で朝なんかあったらしいじゃん」
    女子A「え? 知らないんだけど」
    女子B「噂だけどね」

    潔「事故……」
    凪「行ってみる価値はあるんじゃない。駄菓子屋」
    馬狼「さっさと行くぞ」
    蜂楽「ありがとねー!」

    女子A「あ、潔さん、その写真いいですか?」
    潔「あ、はい……」
    女子B「犬耳ちょーかわいいです!」
    潔「ありがとうございます……」

    凪「あれは拡散されるね」
    蜂楽「絵心さん怒るんじゃない?」
    馬狼「……」

  • 51124/11/04(月) 12:47:13

    そうして4人は駄菓子屋に向かった


    通りに面した駄菓子屋は古きよき風体をしていて、カウンターにはおばあさんがひとり座っている。また子どもたちもちらほらいるようだ


    子A「すっげー! キングだキング!」

    子B「蜂楽ー! サインして!」

    蜂楽「お? サッカー好き?」

    子A「俺達サッカーやってるんだ。まだヘタクソだけど」

    馬狼「おまっ、手きたねぇな」

    子B「公園でサッカーしてきたから!」

    馬狼「ちゃんと洗ってからお菓子食べろよ」


    潔「……」

    凪「……ちょっと、俺の後ろに隠れないでよ」


    〈目星〉

    潔(45)dice1d100=31 (31)

    蜂楽(90)dice1d100=25 (25)

    凪(50)dice1d100=6 (6)

    馬狼(45)dice1d100=83 (83)

  • 52124/11/04(月) 13:46:08

    馬狼さんはキッズの手洗い指導してますね

    潔「店の前に何か落ちてる?」
    凪「なんかの毛だね」
    蜂楽「何この……地面についた黒い点々、染みかな?」

    蜂楽「とりあえずおばあさんに話を聞いてみよっか」
    潔「あの、すみません……」
    老人「はい?」


    老人「ああ、あの事故ね。大変だったわぁ。車が突っ込んできて、女の子が轢かれそうだったけれど、わんちゃんが庇ってくれたのよ」
    老人「その後? ああそうだ、女の子はね、たまたまお医者様が通りかかってくれて、うちで診療しますって、抱えて連れていっちゃったのよ。わんちゃんは私が動物病院へ連れていったわ」
    老人「病院の名前……? ちょっとわからないわ……ごめんなさいね」
    老人「動物病院の方はすぐそばよ。はこべ動物病院」

    探索箇所:はこべ動物病院

  • 53124/11/04(月) 13:51:36

    それでは、はこべ動物病院に4人は向かいます


    潔「俺達が行ってマロンに会えるもんなのか?」

    凪「さぁ……飼い主だって言えば?」

    馬狼「知り合いだって言えばいいだろうが」

    蜂楽「俺の友達ですっ! って潔が尻尾見せるとか」

    潔「蜂楽のやつはまずいだろ。俺が病院すすめられることになる」


    病院にはカウンターに受付の看護師がひとり座っている


    潔「あの……すみません……」


    〈信用〉ファンブルにより-20

    潔(50)dice1d100=28 (28)

  • 54124/11/04(月) 13:59:57

    潔「今朝来た……黒柴の飼い主の知り合いで……様子を見て来てほしいって頼まれたんですが」
    看護師「ああ、そうなんですね。どうぞ」

    蜂楽「見てよ、奥の方診療台だ」
    凪「忙しそうだね」
    馬狼「……潔?」

    潔は奥の方、ぐったりとしている黒柴を見つけた
    その瞬間、ぷつりと糸が切れたように意識が途切れ、倒れ込みそうになる。咄嗟に馬狼が抱えて揺さぶるが、返事はない

    馬狼「おい潔……?」
    蜂楽「どうしたの?」
    凪「……」

    フードが取れそうになり、凪が咄嗟に被せようとする……その瞬間、潔はぱっと顔を上げた
    潔は馬狼や蜂楽、凪の顔をゆっくりと見てから、ぶるっと身体を震わせた。はずみでフードが取れ、犬耳が顕になる

    潔?「ああ、やっと出てこれた! ずっと出てこれなかったらどうしようかと……」
    蜂楽「潔……?」
    凪「……」
    馬狼「……看護師はまだ戻って来なそうだな」
    凪「俺見てるから、話してていいよ」

  • 55124/11/04(月) 14:28:43

    看護師は奥の方へ行き、医者と何かを話しているようだ

    蜂楽「潔じゃないよね、誰?」
    潔?「僕はマロン。あそこにあるのが、僕の身体だよ」
    潔?「この人に迷惑をかけるつもりはなかったんだけど、どうしてもしたいことがあったんだ」
    潔?「怖いクルマがぶつかってきた話は聞いたよね?」
    潔?「そのとき、ご主人を連れていったやつ……すごい悪そうなにおいがしたんだ。きっと危ないやつだ」
    潔?「僕、ご主人を助けたくて……この人に入ったはいいけど、ふわふわして動けなかったんだ」
    潔?「お願い、僕のご主人を助けて……」

    蜂楽「そしたら潔の身体返してくれる? なら助けるよ」
    馬狼「んなこったろうとは思ってたがな」
    凪「解決策、見つかったっぽいね」

    潔?「ありがとう!」

    潔?は尻尾をブンブンふって喜んでいる

  • 56124/11/04(月) 14:30:16

    マロンが潔を取り憑く先に選んだ理由

    >>57

  • 57二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 14:33:41

    双葉アンテナに誘われて

  • 58二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 16:43:53

    かわいい!

  • 5924/11/04(月) 17:36:45

    蜂楽「なんで潔だったの?」

    潔?「なんかこのてっぺんのアンテナに誘われちゃって……僕の頭にもねあるんだよ。ご主人は双葉って呼んでた、可愛いんだって! 僕もお気に入りなんだ!」


    そんなこんなで会話をしていると看護師が戻ってくる。凪と馬狼は咄嗟に潔を背中の後ろに隠した


    看護師「申し訳ありません。マロンちゃんですが容態が良くなくて……面会は難しいです」

    看護師「大変申し上げにくいのですが、今日中に意識が戻らなかった場合、回復は見込めないかもしれません」


    そう言って看護師は奥へと戻っていった


    蜂楽「……」

    蜂楽「今、夕方だよね」

    凪「急がないとマロン死ぬってこと?」

    潔?「そういうことだね。僕はご主人を助けられたなら、それで……」

    馬狼「……マロン、何でもいい。お前の飼い主を連れて行った医者について話せ」


    潔?「あんまり覚えてないけど……みごし、って言ってたかな。匂いも覚えてる」


    〈図書館〉

    蜂楽(25)dice1d100=16 (16)

    凪(65)dice1d100=39 (39)

    馬狼(25)dice1d100=94 (94)

  • 6024/11/04(月) 17:46:40

    蜂楽「ここ、見越医院って、みごし、だよね」
    馬狼「近くにあるな。行ってみるか」
    潔?「……僕、この病院出たらまた意識がなくなっちゃうから、ごめんね。ご主人のこと……」
    蜂楽「……大丈夫だよ。君のご主人は必ず助けるからさ」
    馬狼「ところで、クサオはどこ行った?」

    凪「あれ、もしかして見越医院、見つけた? 俺せっかく動いたのに」
    凪「看護師に今日事故起こした運転手の電話番号聞いて、話聞いたよ。見越医院にいるみたい、早紀って子」

    馬狼「じゃあ決まりだな、行くぞ」
    蜂楽「よしじゃあ……って潔? また気絶したの?」
    潔「……はっ、やっと戻った!」
    馬狼「まさか最初から説明しろなんざ言わねえだろうな」
    潔「……大丈夫。夢見心地だったけどちゃんと聞いてたから」

    潔「見越って人が悪い人かはわからないけど、早紀ちゃんが無事ならマロンも安心するんだろ。だったら早く行こう」

    そうして四人は見越医院へと向かいます

  • 6124/11/04(月) 17:52:34

    たどり着いたのは、真新しい建物の病院だった

    個人経営の病院らしいが、全体的に装飾は乏しく、無機質で研究所のような印象を受ける

    入り口を確認すると休診と書かれている。しかし鍵はかかっていないようだ


    潔「開いてる?」

    馬狼「不用心だな」

    蜂楽「ほんとにね。中入る?」

    凪「……」


    〈アイデア〉

    潔(65)dice1d100=30 (30)

    蜂楽(65)dice1d100=31 (31)

    凪(80)dice1d100=30 (30)

    馬狼(65)dice1d100=64 (64)

  • 6224/11/04(月) 17:57:52

    潔「にしても、休診日にみてくれるなんて親切な医者だな」

    馬狼「……」

    凪「普通、休診日にみようなんて思わないでしょ。救急車でそれなりの病院に運ぶよ。こんな個人病院なんかじゃなくて」

    蜂楽「じゃ、やっぱり怪しいんだ、この医者」


    そうして四人が中に入るが、待合室には人はいない

    突き当りに扉があり、そこが診察室になっている。扉はすべて開け放たれていて、処置室と書かれた部屋のみ扉がしめられている


    〈聞き耳〉

    潔(80)dice1d100=80 (80)

    蜂楽(35)dice1d100=28 (28)

    凪(25)dice1d100=61 (61)

    馬狼(55)dice1d100=55 (55)

  • 6324/11/04(月) 18:06:58

    潔「ここ、誰かいるな」
    蜂楽「悪者発見」
    馬狼「気をつけろ」

    凪「不法侵入してるのは俺らの方だけど」

    潔「じゃあ、行くか」
    蜂楽「潔、尻尾緊張してるよ」
    凪「耳の毛も逆立ってる」
    馬狼「先走んじゃねえぞ」

    処置室に入ると、そこは研究室のようだった
    そこかしこに様々な機械や器具が立ち並び、表面に並んだ小さなランプが一目では理解できないシグナルで点滅している
    部屋の奥にはカーテンがあり、その裏から、ブンブンと低い振動が伝わってくる

    潔「……あの子」
    蜂楽「いた」

    手術台、そこに少女が横たわっている。傍らには医療器具が並んでいる。そしてそのひとつを手にとって、ふんふんと鼻歌を歌う男の後ろ姿があった

    男は振り返ることなく、潔たちに話しかけてくる

    「おや、こんなところまで入ってくるなんて悪い子たちだ」
    「今日はこの女だけだと思っていたんだがねえ。実験台の方から転がり込んで来るなんて、とんだ幸運……、」

  • 6424/11/04(月) 18:11:28

    言いながら振り返った男、見越は愉悦に歪んだ顔をしていたが、潔たちを……いや、潔を目に留めるとその笑顔を凍り付かせた


    見越「な、ななななんだお前は!! 人じゃないな!! 嫌な気配だ!!」

    見越「そうだ、犬……あの生き物だ!! 犬が来るなんぞ聞いてない!! なんてことだクソが!!」


    見越はそのまま後ずさり、床に置いてあった器具に躓いて後ろに倒れる。

    その身体に分厚いカーテンが絡まり、ばさりと外れる。それによって奥にいたものが露になった


    それは人の背丈ほどもある、甲殻類のような生き物だった

    その背には羽根のような膜があり、ぶん、ぶんという音はそこから発せられていたようだ


    本来は頭があるであろう場所には渦巻き状の楕円体があり、そこから生えた小さな触手を不可思議なリズムでうねらせている

    ピンク色の身体を持ったその生き物は、どこか焦ったように数組の関節肢を蠢かせていた


    〈SAN値〉

    潔(75)dice1d100=80 (80)

    蜂楽(60)dice1d100=84 (84)

    凪(75)dice1d100=86 (86)

    馬狼(59)dice1d100=96 (96)

  • 6524/11/04(月) 18:14:03

    なんてこったい


    減少値は1d6


    潔dice1d6=4 (4)

    蜂楽dice1d6=6 (6)

    凪dice1d6=6 (6)

    馬狼dice1d6=1 (1)


    減少値が5以上だった場合

    〈アイデア〉

    潔(65)dice1d100=57 (57)

    蜂楽(65)dice1d100=53 (53)

    凪(80)dice1d100=86 (86)

    馬狼(65)dice1d100=49 (49)

  • 6624/11/04(月) 18:16:18

    はい蜂楽が発狂しました

    発狂表は下にあります

    狂気内容はdice1d10=3 (3)


    1:気絶あるいは金切り声の発作

    2:パニック状熊で逃げ出す

    3:肉体的なヒステリー、あるいは感情の噴出(大笑い、大泣きなど)

    4:早口でぶつぶつ言う意味不明の会話あるいは多弁症(一貫した会話の奔流)

    5:探索者をその場に釘づけにしてしまうかもしれないような極度の恐怖症

    6:殺人癖あるいは自殺癖

    7:幻覚あるいは妄想

    8:反響動作あるいは反響言語(探索者は周りの者の動作あるいは発言を反復する)

    9:奇抄なもの、異様なものを食べたがる(泥、粘着物、人肉など)

    10:昏迷(胎児のような姿勢をとる、物事を忘れる)あるいは緊張症(我慢することはできるが意思も興味もない;強制的に単純な行動をとらせることはできるが、自発的に行動することはできない)

  • 67二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 18:19:45

    蜂楽!?
    感情の噴出はわりとぽいかもしれん

  • 6824/11/04(月) 18:35:10

    それでは蜂楽の描写から


    蜂楽はその化け物を見た瞬間、全身から血の気が引くのを感じた。視界がぼやけ、心臓が激しく鼓動し、息が詰まるほど早くなっていく。足は凍り付いたように硬直してしまった


    脳裏に過るのは、どうしてこんなところに自分がいるのか、どうしてこんなものを目にしてしまったのかという不条理だ。それと同時に、今すぐ逃げ出したいという本能的な衝動がわき、喉が引きつる


    目の前の化け物はどこに頭があるのか、どこに目があるのかなどわからない奇妙な形態をしている。だというのに、それが蜂楽をじっと見つめているようでならない。その恐怖は蜂楽の心を蝕み、思考を侵食し、涙がこぼれおちるのを止めることなどできない


    蜂楽「はは……」

    潔「……蜂楽?」

    蜂楽「あっはははははははは!!」


    涙を流しながら顔を硬直させ、しかし大笑いをする蜂楽。潔はその異変を真っ先に察し、息を呑む


    馬狼「くそっ……おいクサオ」

    凪「……」

    馬狼「おい!!」

    凪「! ……ごめん」

    馬狼「しっかりしろ。二人もやられてたら世話ねえだろ」

    凪「……わかってる」


    これより戦闘に入ります

    蜂楽はdice1d10= ターンは行動不能です

  • 6924/11/04(月) 18:35:47

    ダイス失敗

    dice1d10=10 (10) ターンです

  • 7024/11/04(月) 18:46:18

    「想定外だ、想定外だぞ!!あのような生き物に私の研究所を荒らされるなど!!」


    見越の声でその化け物は喚き続ける


    「こうなったら全員纏めて始末するしかない、一刻も早く!!でなければ私の研究はおしまいだ!!」


    化け物はやけを起こしたように君達に襲い掛かってきた


    馬狼「潔! イかれちまったそいつの面倒を見ろ」

    潔「蜂楽、大丈夫だ、落ち着いてくれ……」

    凪「まさか、やるつもり?」

    馬狼「逃げたところで追いかけてくんだろ。それに、早紀と動けねえあいつを置いて逃げんのは無理だ」

    凪「……まじか」


    1ターン目

    行動順は凪、化け物、馬狼

    なお潔はターン最初に化け物に対して脅し(POW×5)が使用できます

    成功した場合、化け物の技能すべてに−10の補正が付きます


    潔(あいつ、さっきから俺に怯えてる)

    潔(脅しが通じるかも)

    潔「来てみろよバケモンが……!! 嚙み殺してやる!!」

    化け物「ひいっ!!」


    〈脅し〉

    潔(75)dice1d100=87 (87)

  • 7124/11/04(月) 18:49:30

    凪「あんま、喧嘩とか好きじゃないんだけどな」

    馬狼「言ってる場合かよ」


    〈芸術(サッカー)〉※キック扱い

    凪(80)dice1d100=90 (90)


    ダメージ キック+ダメージボーナス

    dice1d6=6 (6)

    dice1d6=4 (4)


    化け物のHP

    12+dice1d6=4 (4)

  • 7224/11/04(月) 18:52:19

    凪「うへ、外した」

    馬狼「やる気あんのか!?」

    凪「あるわけないじゃん」


    〈はさみ〉

    化け物(30)dice1d6=1 (1)


    対象※潔には怯えているため攻撃は行わない

    ①蜂楽

    ②凪

    ③馬狼

    dice1d3=3 (3)


    ダメージ

    dice1d6=6 (6)

  • 7324/11/04(月) 18:54:28

    あーえっと……

    ではクリティカルということで

    ①回避自動失敗

    ②ダメージ追加dice1d6=4 (4)


    dice1d2=1 (1)

  • 7424/11/04(月) 18:58:53

    馬狼「うぐっ……!!」

    潔「馬狼!!」

    馬狼「……っ……なんでもねえ、よ」

    潔「なんでもないわけないだろ……! クソっ」

    凪「……やったなバケモン」


    馬狼HP16→10


    馬狼「覚悟しろよバケモンが……」


    〈芸術(サッカー)〉

    馬狼(80)dice1d100=91 (91)


    ダメージ キック+ダメージボーナス

    dice1d6=6 (6)

    dice1d6=3 (3)


    〈回避〉

    化け物(32)dice1d100=76 (76)

  • 7524/11/04(月) 19:03:35

    馬狼(クソっ、傷が……)

    凪「……」


    蜂楽「あはは、はは」

    潔「蜂楽! しっかりしてくれ!!」


    潔(くそっ、どうする……! もう一回脅してみるか……? それとも、馬狼の手当てをするべきか……)

    潔(あるいは……一か八か、蜂楽を殴って正気に戻させるか)


    潔(どうする……!)


    蜂楽を正気に戻すにはこぶし(50)+幸運(75)の両方に成功する必要があることにします


    2ターン目潔はどうしますか?

    >>76

  • 76二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 19:12:42

    >>72の化け物のはさみ1d6になってるけど合ってる?

  • 77二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 19:14:49

    >>76

    合ってるなら馬狼の手当で

  • 7824/11/04(月) 19:18:32

    >>76

    ほんとや1d6になっとる

    すまんな馬狼……


    しかし時は戻せないのでこのまま進行します(すまんな馬狼)

    代わりに潔さんの応急手当の回復量1d8にしましょう


    〈応急手当〉

    潔(70)dice1d100=49 (49)


    回復量

    dice1d8=6 (6)

  • 7924/11/04(月) 19:23:17

    潔「これで平気か……?」

    馬狼「はっ、ヘタクソなりに頑張ったじゃねえか」

    潔(……巻き込んでごめん、馬狼)

    馬狼 HP10→16


    凪「じゃあ、反撃開始だね」


    〈芸術(サッカー)〉※キック扱い


    凪(80)dice1d100=77 (77)


    ダメージ キック+ダメージボーナス

    dice1d6=2 (2)

    dice1d6=3 (3)


    〈回避〉

    化け物(32)dice1d100=2 (2)

  • 8024/11/04(月) 19:26:28

    あの化け物さんもう少し手加減してもろて……


    凪「……!?」

    潔「凪!!」


    クリティカルによる反撃

    〈はさみ〉

    化け物(30)dice1d100=1 (1)


    ダメージ

    dice1d6=1 (1)


    〈回避〉

    凪(82)dice1d100=37 (37)

  • 81二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 19:28:22

    この化け物出目良すぎるんだけど

  • 8224/11/04(月) 19:30:41

    1d100……? これ1d100……?


    凪「あぶなっ……」

    馬狼「さっさと立てクサオ!!」


    クリティカル効果により、次の化け物の攻撃のダメージは2倍にします


    〈はさみ〉

    化け物(30)dice1d100=8 (8)

    対象

    ①蜂楽

    ②凪

    ③馬狼

    dice1d3=1 (1)


    ダメージ

    dice2d6=3 5 (8)

  • 8324/11/04(月) 19:35:07

    蜂楽は回避不可能です

    潔はPOW×3で庇うを使用できることにしたかったですが、今ターンは応急手当しているので行動不可です


    蜂楽「うぐっ……あ、はは……ははは」

    潔「蜂楽!!」


    蜂楽HP15→7

    ショックロール入ります

    〈ショックロール〉

    蜂楽(80)dice1d100=26 (26)

  • 8424/11/04(月) 19:38:08

    馬狼「……いい加減蹴らせろよバケモン」


    〈芸術(サッカー)〉※キック扱い

    馬狼(80)dice1d100=2 (2)


    ダメージ キック+ダメージボーナス

    dice1d6=3 (3)

    dice1d6=1 (1)


    化け物

    回避は使用したので使えません

  • 8524/11/04(月) 19:39:39

    ではダメージ2倍にしましょうか


    ダメージ

    4+dice1d6=6 (6)

  • 8624/11/04(月) 19:45:16

    (※ダメボ分のダメージは省いてます)


    化け物HP16→6


    化け物は身の毛のよだつような叫び声をあげた


    馬狼「蜂楽の分だ、もらっとけ」

    潔「馬狼……!」

    凪「やるじゃん、流石キング」


    3ターン目

    潔の行動はdice1d4=2 (2)

    ①蜂楽の応急手当

    ②脅す

    ③攻撃する

    ④ディレイ(庇うを選択できる)

  • 8724/11/04(月) 19:48:33

    潔(さっきからこいつ、俺を狙おうとしない)

    潔(蜂楽……ひどい出血だ。今正気に戻ったら、痛みで気絶してしまうかもしれない)

    潔(だったら俺は、少しでもこいつの気を引いてやる……!)

    潔「こっち来いよバケモン。噛み千切ってやる……!」


    〈脅し〉

    潔(75)dice1d100=50 (50)

  • 8824/11/04(月) 19:51:06

    化け物は潔に怯えるようにして震えている

    このターンは化け物の技能に−10です


    凪「ナイス潔、効いてんじゃん脅し文句」


    〈芸術(サッカー)〉※キック扱い

    凪(80)dice1d100=67 (67)


    ダメージ キック+ダメージボーナス

    dice1d6=3 (3)

    dice1d6=4 (4)


    〈回避〉−10

    化け物(22)dice1d100=77 (77)

  • 8924/11/04(月) 19:58:42

    凪の正確な蹴りが化け物の体を捉え、その強靭な足から放たれた蹴りにより、化け物は吹っ飛び壁に叩きつけられた


    ガシャンっと大きな音が立ち、べちょりと床に落ちた化け物

    それはゆっくりと溶解していく


    凪「ありゃ、倒した……?」

    馬狼「ちっ、とどめはてめえかよ」

    潔「……や、やった……」


    蜂楽「……あ、あれ……俺」

    潔「……蜂楽! 正気に戻ったのか!?」

    蜂楽「潔? う、いった……いつ怪我したんだっけ」

    潔「……今手当するからな」


    〈応急手当〉

    潔(70)dice1d100=49 (49)


    回復量

    dice1d3=1 (1)

  • 9024/11/04(月) 20:03:41

    蜂楽HP7→8


    蜂楽「うひゃー、あとで病院行きだねこれ」

    潔「……ごめん、俺が、巻き込んだせいで」

    蜂楽「潔のせいじゃないって。それよりほら、早紀ちゃんのとこ行こう!」


    凪「……」

    馬狼「機械は作動してる音がするな」

    凪「……こいつ起きないけど、死んだ?」

    馬狼「あ? ……医者のことか」

    馬狼「……」


    馬狼「ひとりで転んで気を失っただけだろ。俺らに責任はねえよ」

    凪「それもそっか」


    〈コンピューター〉

    凪(20)dice1d100=72 (72)

  • 9124/11/04(月) 20:13:43

    手術台には一人の少女が寝かされ、目覚める気配はない

    潔「この鞄……ちょっとごめん……学生証入ってる。根岸早紀……」
    馬狼「ってことは、こいつがマロンの飼い主か」
    凪「大丈夫なの?」
    蜂楽「おーい、早紀ちゃん、起きてー」

    蜂楽が声をかけると、少女はゆっくりと目を開く
    ぼんやりと定まらない視線で周囲を見渡し、ふと潔に目を留めた

    少女「……マロン?」
    少女「……マロンだあ……どうしてここに……いるの……?」

    蜂楽「……潔?」

    少女の声を聞いた潔はぴたりと動きをとめた
    それからおずおずと両手を差し伸べて、少女の手を優しく握った

    潔?「……ぼくだよ」

    潔?「ぼく、ご主人を、きみをまもりたくて、ここまできたんだ」
    潔?「よかった……」
    潔?「よかった…………!」

  • 9224/11/04(月) 20:14:34

    泣きそうな、しかし幸せそうな声で何度もよかったと潔?は口にした

    そして力が抜けたようにその場に座り込み、かくんと項垂れた


    馬狼「おい潔?」

    潔「……はっ!」

    凪「お、犬耳消えたじゃん」

    蜂楽「尻尾もね」


    少女「……あれ、ここどこ?」

    潔「あ、えっとここは……」

    少女「私車に轢かれそうになって……マロン、マロンは!?」

    〈アイデア〉

    潔(65)dice1d100=56 (56)

    蜂楽(65)dice1d100=76 (76)

    凪(80)dice1d100=74 (74)

    馬狼(65)dice1d100=41 (41)

  • 9324/11/04(月) 20:21:46

    成功した蜂楽以外のメンバーは、潔の犬耳が消えたのでマロンが目覚めたのではないかと思います

    蜂楽「早紀ちゃん、マロンがいる動物病院に行こうか」
    少女「え? 病院に、マロンがいるんですか」
    蜂楽「うん、きっとすごく会いたがってると思うよ」
    少女「……行きます」

    馬狼「なら潔、お前は一緒にマロンのとこに行け」
    潔「え? うん」
    馬狼「怪我人は病院に行く。俺と一応クサオ、それとお前もだ」
    蜂楽「えー平気だよ。俺もマロンに会いたいー」
    馬狼「平気なわけねえだろうが。さっさと行くぞ」
    蜂楽「はーい」

    潔「……」
    潔「……ごめ」
    凪「いいってそういうの。解決したんだからいいじゃん」
    馬狼「さっさとマロンのとこに行け」
    蜂楽「じゃーね潔。気を付けていくんだよー」

    潔「……」
    潔「……ああ、ありがとう」

  • 9424/11/04(月) 20:26:43

    蜂楽「マロン、大丈夫かなー。成仏しちゃってたりしない?」
    凪「潔の犬耳が消えたってことは、無事目覚めたんじゃないの」
    馬狼「そこらへんは潔に任せるしかねえな」

    蜂楽「……にしても、潔には心配かけすぎちゃったなあ」
    凪「やばかったよ、完全にイかれてた」
    馬狼「……あんなバケモンみたら、多少なりとも動揺はすんだろ」
    蜂楽「あー、むしろみんなよく正気だったねえ」
    凪「……少しは動揺したよ」
    馬狼「でけえハエだろあんなの」


    はこべ動物病院に着くと、受付奥が何やら騒がしい様子だった
    様子を窺うと丁度扉から先程の看護師が現れ、「ああ!」と明るい顔をする

    看護師「マロンちゃん、今丁度目を覚ましましたよ」

    君達は看護師に連れられ、治療室へと向かう。
    そこには数刻前までぐったりと身体を横たえていた犬、マロンが顔を上げて主人の到着を待っていた

    少女「マロン!!」

    少女はマロンの姿を見ると、ぎゅうと飛びつこうとして――思いとどまり、やさしく、やさしく抱きしめた
    マロンは満足そうに、くうん、と小さな声を上げる。そして彼女の肩越しに潔を見て、まるで「ありがとう」とでも言うように笑ってみせた

  • 9524/11/04(月) 20:35:51

    後日

    潔「ほら、マロンとのツーショット」
    蜂楽「めっちゃ潔に似てんね。ここの双葉とか」
    潔「早紀ちゃんにも言われたよそれ。ほんと、運命的な出会いだよな」
    馬狼「……ふん、あほ面が二匹だな」
    潔「なんだと! ……まあ、でも、みんな無事でよかった」

    凪「潔ー」
    潔「ん? なんだよ凪」
    凪「絵心さんが呼んでるよ」
    潔「え? なんで……」

    絵心「これはどういうことだ潔世一」
    潔「え……」
    絵心「俺はブルーロックに犬耳を用意した覚えも、尻尾に予算を割いた覚えもないが?」
    潔「そ、それは……うわSNSでバズってる……嘘だろ……」
    絵心「説明しろ。公の場で犬のコスプレをして歩いた合理的な理由を」
    潔「……」

    人と犬と、動物と、たまに不可思議な生き物もいるけれど
    そんな有象無象が駆け巡って、今日も街は生きている
    その中の一人である彼らに振りかかった不思議な出来事も、街の一部にすぎないのだ

    凪「見てこれ、犬耳潔」
    馬狼「黒歴史だな」
    蜂楽「ブルーロックの中で流行らせようよ」

    潔「俺のエゴに必要だったんです!!(ヤケクソ)」

  • 9624/11/04(月) 20:36:23

    以上でシナリオクリアとなります
    お付き合いいただきありがとうございました

  • 97二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 20:46:24

    おつ!ハッピーエンドで良かった

  • 98二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 21:33:55

    犬耳が必要なエゴは草
    しかしハッピーエンドでよかった

  • 99二次元好きの匿名さん24/11/04(月) 23:15:08

    初発狂がまさか蜂楽になると思わなかった…
    ともあれ全員後遺症なく終われてよかった!
    お疲れ様でした!

  • 100二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 00:04:29

    お疲れ様でした!
    わちゃわちゃ4人組楽しかったです!
    今回の神話生物はミ=ゴですか?

  • 101二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 00:26:47

    ゴ=ミがめちゃくちゃ出目良くて笑った

  • 102124/11/05(火) 06:34:04

    >>100

    そうです、ミゴです!

    ついでに倒れて動かなくなった医者はミゴが操っていました

  • 103二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 09:10:19

    もしよかったらキャラシの公開もお願いします

スレッドは11/5 21:10頃に落ちます

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