- 1二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:22:22
- 2二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:22:57
・・・うん?
- 3二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:25:42
これは疑問を自分の目で確かめる先生の鑑
- 4二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:30:30
(へそ見せてもらえばそれで済んだっすよ先生)
- 5二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:32:04
"実際にやってみた"じゃねえんだよトリビアかよ
- 6二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:32:18
実地検証を重んじる在り方は先生と言うより科学者的と言うかゲマトリア的と言うか…
- 7二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:35:49
- 8二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:36:43
"実際やってみた"は草
- 9二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:37:10
- 10二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:37:35
- 11二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:48:32
ぐぐったら動物だとそもそもへそが小さく、卵生でも卵の中で胎ができるタイプがいるんでへその跡があることがあるようや
それでも人間のへそが一番でかいんではっきり人のへそが付いてたら人と同じで確定やな - 12二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:52:21
哺乳類でへそもあるのに卵生なカモノハシのことも考えて上げて
- 13二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:53:13
"羽の生えた子は卵を産むのだろうか?"
「あはは、先生ってばバカなこと言うんだね」
"違うの?"
「そんなわけないじゃん。いくら背中に羽がついてるからって、卵から生まれたわけじゃないよ?」
ミカが心底からバカらしく思っているのを察しつつ、先生は不意に持った疑念を捨てきれない。
"証拠があるなら見せてご覧よ"
「証拠なんて言われてもね……じゃあさ、仮に私が卵から生まれたとして、その殻を見せたら納得してくれる?」
"うーん……それはどうだろう?"
「でしょう?結局のところ先生は、自分の目で確かめたものしか信じられないだけなんだよ☆」
シャーレの先生は教職でないが、教育理念は持っていた。
教科書の内容を知っただけで知識を得たと思わず、実地教育で身につけてこそ知識は確かなものになるという考えだ。
経験を伴わない知識というものを、先生は好ましく思わなかった。
"ミカの言う通りだね。私は実際に確かめてみないと気がすまないんだ"
「ふーん……そしたらさ、どうやって確かめようと思う?」
"君たちみたいに羽が生えた人が、子供を産むところを見てみないといけないね。映像記録でもいいんだけど、どういうわけかキヴォトス中のどこを探しても見つからないんだよね"
「あははっ、先生ったらおもしろ~い☆」
"ははっ、ミカったら。バカらしいって思ってるの、さっきからずっと顔に出してるよ?"
「あ、わかってたんだ。先生ってにぶちんなんだから、そんなのちっともわからないんだろうなって思ってたよ」
ミカは先生に対して遠慮しなくなっていた。
そういう刺々しい態度を取れるくらいには、二人の関係に変化があったということだろう。 - 14二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:01:20
"あはは、にぶちんとはまた随分な言い草だね"
「だって先生ってば、私の気持ちをちっとも察してくれないか、暖簾に腕押しなんだもの」
"そうかな?"
「そうだよ!もう、先生ってばイジワルなんだから」
憎まれ口を叩きつつも、ミカの先生に対する好意は依然色褪せていなかった。むしろ色濃くなっていると言って差し支えない。
けれど当の先生はそれを知ってか知らずか、彼女からのアプローチをただ受け流してばかり。
そうして焦らされれば嫌味のひとつも言いたくなるものだ。
"本当に、そう思う?"
「……え?」
"私はこんな話、ミカじゃなかったらしないよ?"
ミカが言葉の意味を咀嚼する。
しばらく思い悩み、難しい顔をしながらうんうんと唸る彼女を見る先生は、悪い大人の顔をしていた。 - 15二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:15:56
「……その、さ」
言い淀むミカを、先生がじっと見つめている。言葉に詰まり、必死な様子で口をパクパクと動かす生徒の姿を、先生は相変わらずの悪い顔で眺める。
「先生は、私を使ってその疑問を確かめたいってことで、いいのかな?」
"……ふふ"
「笑ってないでさ!……答えてよ、ねえ」
"ゴメンね。困っているミカの姿がどうにも可愛すぎて、仕方なかったんだよ"
「……先生」
頬を膨らませ、心底からの怒気を放つミカ。それでも先生はたじろいだりせず、率直に答えた。
"君で確かめてみたい"
「先生っ……❤」
"ミカをさ、お母さんにしてあげたいんだよ。出会ってから色々あったけど、君は本当にいい子でね……正直言うと、私には勿体なく思う"
「そんなこと、ないよっ……!」
こんなプロポーズがあってたまるか、とミカは思う。もっとドラマチックな告白が欲しかった。お姫様の相手は、素敵な王子様でなければいけないのだから。そんなミカの理想とは程遠いそれを、彼女は確かに喜んでいる。喜ばずにはいられないのだ───。
"それでも私はミカ、君が欲しいんだ。だから何度だって言うよ、君のことを心から愛しているってさ"
「……うんっ☆」
こうしてミカは先生の子を身籠り、幸せな門出を迎えることになったのだった───。
「ねえ先生、この子お腹蹴ってるよ」
"本当だね。これはわんぱくな娘に育ちそうだ"
末永い幸福を誓い、二人は今日も幸せな家庭を守り続けている。
おしまい。 - 16二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:18:53
胎生と卵生じゃ後者が圧倒的マジョリティだし胎生は実は長期的に結果の要素がある繁殖という説は聞いたことがある
- 17二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:37:09
良いラブラブSSだ・・・!
- 18二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 21:40:10