【閲覧注意】"今日は体が軽いなぁ"

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:51:15

    "昨日はよく眠れたからかな"

    "ここ最近ずっと徹夜だったし久々に熟睡できたな"

    "でもいつ寝床に入ったっけ…"


    "まぁいいか。仕事頑張ろう"

    "えーっと、今日の当番はヒナだったかな"



    "あれ、もう来てたんだねヒナ"

    "…ヒナ……?"











  • 2二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 18:59:29

    ヘイローが違う。

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:00:18

    し、死んでる……

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:00:50

    ヒナめちゃくちゃ泣いてそう

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:19:31

    「いやあああっ!いやっ!いやぁっ!せんせぇ!せんせぇっ……!」

    泣き叫ぶヒナ。
    先生には彼女が嘆き悲しむ理由がわからない。自分はこうして元気にしているのにと考えているからだ。

    "泣かないで、ヒナ"
    「……先生!?どこ!どこにいるの!」
    "ここだよ"
    「ここって……どこだって言うの!?だって先生、呼吸も心臓も止まっているし、恐らくは死後硬直だって始まっているのに!」

    先生は首を傾げた。
    はて?自分が死んだ?どういうことなんだろうかと思い、なんとなく視線を下に向けてみた。
    するとどうだろう。
    生気を失った自分が地べたに横たわっているではないか。

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:20:50

    画像の使い方がとても上手いと思いました

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:21:35

    声が聞こえる…?

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:25:42

    "これは……どういうこと!?"
    「こっちが聞きたいわよ!先生、どうして私を置いて行っちゃったの!?」
    "どうしてって言われてもね……"
    「そもそも先生、自分がどうして死んだか分かる?心当たりはない?」

    そう問われ、少し考え込んだ先生は合点がいった。

    "最後にマトモな睡眠取ったの、3ヶ月前だ"
    「……いやなんでよ!?私だって毎日少しは寝てるのに!」
    "青輝石って便利だよね。疲労がポンと回復して、また仕事が出来るんだもの"
    「それもうドラッグなのよぉ!」

    輝石頼りな体力増強は業務の速やかな遂行を助けていたが、先生の健康を間違いなく蝕んでいた。
    けれど先生にその自覚はない。
    そしてついに自覚がないまま致命的な合併症により、彼はついにこの世を去ったのだ。

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:28:55

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:35:30

    "……ごめんね、ヒナ"
    「ごめんなんて言われても困るわよ!いなくなっちゃイヤ!」
    "そう言われても、死んでしまったものは仕方ないのだから……"
    「イヤ!や!」
    "ヒナ……"

    聞き分けのないヒナの様子に先生は困り果ててしまう。
    大人のカードで何とかならないか試してはみた。
    けれど先生の魂は宙に浮いたままで、肉体は仄かに黒くなり始めている。

    "ごめん、やっぱりどうにもならないや"
    「そんなこと、言わないでよぉっ……!」

    ゲヘナ最強と名高い威厳ある風紀委員長の姿はどこにも見当たらない。
    ただ悲しみに打ちひしがれ泣き伏すばかりのか弱い少女が、先生の亡骸にしがみついている。
    先生はそんな彼女に何もしてあげられない自分を、心底から憎んだ。

    "……本当に、ごめん"
    「だからっ、謝らないでってば」
    "悲しむ君のことを抱きしめてあげられたら、どんなにいいかって思ってる。なのにどうにも出来ないのが歯がゆいよ"
    「……先生!」

    ヒナはハッとした顔になる。
    先生が見える。
    宙に浮かびながら、悲しそうな目で自分を眺めている愛しい人が目に映る。

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:45:28

    「先生、そこにいるのね」
    "ヒナ!?"

    一筋の光明を見出したヒナは、強い自分を取り戻すと鋭い眼光を獲物に向ける。
    視線の鋭さは、獲物である先生がたじろいでしまうほどだ。

    "もう死んでるのに、殺されそうだって思ったよ"
    「殺す気はないけど、無理してるのをひた隠しにした末に死んじゃう先生のことはぶん殴ってあげたいわけ」
    "怖いよ、ヒナ……"
    「こっちだって怖かったわよ!もう二度と先生に会えないんだって思ったら、本当に怖くって……後を追ってしまおうと思ったくらい」
    "それは絶対にダメ"
    「あら、そう。なら先生も死んではダメよ。私を置いていくだなんて許さないんだから」

    悲嘆に暮れていた彼女の変わりように先生は安心するも、状況は少しも変わっていない。
    いかに空崎ヒナといえど、死者を蘇らせるような方法など持ち合わせてはいないのだから。
    大人のカードだって、アロナとプラナだって無力に違いないし、事実そうなっている。
    アロナとプラナは先生を喪うと文字通り何も出来なくなったうえ、二人抱き合ってわんわん泣いてばかりだ。

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:54:01

    「……生命を生み出すのに必要な行為は、ただひとつ」

    そう言うと、ヒナがおもむろにジャケットを脱ぎ捨てる。

    "ヒナ?"

    それからトップスを全部脱ぐ。

    "ヒナ!?"

    最後にボトムスも全て脱ぎ捨ててみせた。

    "ヒナ!?!?!?!?!?!?何をしてるの!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?"
    「生命を作る準備よ」
    "……まさか私の死体としちゃうの!?"
    「だって先生のアレ、疲れなんとかでスッゴいことになってるじゃない」

    悲しむ一方、ずっと気になって仕方なかったそれは、ヒナの視線を釘付けにしていた。
    手を出す口実が欲しかったと言われれば、ヒナは否定しないだろう。
    あんなものが自分の小さな身体に入ってしまったら、一体どんなことになってしまうんだろうとヒナは考えていた。
    そして確信もしていた。
    入れたら最後、間違いなく自分はトぶ。ややもすると、自分が先生のようになってしまうかもしれないと。

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 19:58:03

    なんか変な方向(エ駄死姦)に飛んだ!?

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:03:14

    "早まっちゃダメだよヒナ、まだ踏みとどまれる"
    「踏み越えた人が言うことじゃないわ、先生」
    "それはそう"

    そういうわけで、ヒナは先生のそれを勢いよく飲み込む。

    「お゛ほ゛お゛お゛っ❤」
    "ヒナ!?"

    凛々しい顔つきが見るも無惨なアヘ顔に。
    これほどまでに強いのか。キヴォトスの住民と違い、鉛玉を撃ち込まれれば容易く傷付き、当たりどころ次第では生命を脅かされるようなか弱い者のイチモツが。

    「お゛っお゛っお゛~~~~~~っ❤❤❤お゛う゛っ❤❤❤ほ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ❤❤❤❤❤❤❤」

    けれど確かにヒナは先生に負けている。
    圧倒的イチモツを自らぶっ挿し、無様なアヘ顔晒しては色んなものを垂れ流しつつ、先生の上で暴れ狂う。

    "ヒナッ……!"

    もどかしい。
    ああ、なんともどかしいことだろう。ヒナはあんなに気持ちよさそうなのに、それを眺めている自分はヨガり狂う彼女に何もしてやれないのだと知り、先生は不甲斐なさに涙した。
    自分はここにいるのに、自分の抜け殻に寝取られている。これほどの侮辱があるだろうか。

    ……わからせてやりたい。
    そんな気持ちが先生に芽生え始めると、状況は一変する。

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:15:53

    "……ヒナ"

    ヒナを襲う圧力が増した。
    ヒナが一方的に動くだけでは決して得ること叶わぬ「生」の感触が、彼女に襲いかかる。

    「あへぇっ!?」
    "私が寝ている間に、随分なことをしてくれたね"
    「しぇ、しぇんしぇい……?」

    惚けるヒナの紅潮した頬を、先生の温かい手が優しく撫でる。

    「あ……❤」

    ただそれだけで締まりが強まった。
    いる。生きている。愛しい人が、自分の愛に答えている。
    ただそれだけで、それまでとは比べようもない悦楽をヒナは得たのだ───。

    "じゃあ、オシオキを始めようかな"
    「……えっ?なんて゛え゛っ❤」
    "死んだ私を慰み者にするだなんて、風紀委員長のすることじゃないよ。だから、ね?"
    「ひゃってぇ……せんせぇがしんじゃうのがいけないんだもん!わたし、わるくないも゛ん゛ん゛っ❤❤❤❤❤❤❤❤」
    "口答えなんて往生際が悪いね"
    「ひゃいいっ❤わたし、悪い子でひひゃあぁぁん❤」

    そして生命を取り戻した先生は、いささか精力溢れすぎたのか尋常ならざる嗜虐心に目覚めていた───。

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:26:49

    なにこれ…

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:27:24

    >>16

    バカエロニムス…?

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:29:18

    >>16

    テクノブレイクの対義語?

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:32:31

    「……で、何か言うことは」
    "ごめんなさい。責任は絶対に取るから"
    「それから?」
    "あんなことされて本当に驚いたけど、私はヒナが好きだよ"
    「本当に、私でいいの?」
    "ヒナ、君じゃなきゃダメなんだ。ううん、君と一緒じゃなきゃ嫌なんだ。だって私は、君のことを愛しているんだから"
    「……本当に?イオリとか、アコとか、それからチナツ……他にも可愛い子が先生に言い寄ってるのに?」
    "どんな形であれ、私はヒナを選んだんだ。だからヒナは、私にはいかいいえで答えてくれればいいんだよ?"

    この期に及んではいかいいえかだなんて、とヒナは思う。
    それから自信が持てないのはお互いだろうとも思い、ならばまずは互いを信じればいいのだと思い至り、唇を重ねる。
    唇が重なり、それから肌が重なり、ついに心が重なる。
    ふたりはひとつになり、改めて愛を語らい始める。

    「こうして重なり合い、より相手を求めようとすることが、今の私たちには必要なんじゃないかしら」
    "はは、違いないね"
    「では、もう一戦交えましょうか。今度はやられてばかりじゃないんだから」
    "ふふっ、受けて立つよ"

    およそ真っ当とは言い難くも、その愛は確かにひとつの命を救い、そしてひとつの愛を救ったのだった───。

    おしまい。

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:33:47

    イイハナシダナー

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 20:35:49

    おいなんか良い話風に終わったぞ(困惑)

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/03(日) 22:25:56

    なんにせよ先生生き返ったしヒナヒナと幸せになったからヨシ!!(過程から全力で目を逸らしつつ)

オススメ

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