【クロス】シャーレの先生になった1本の木

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 15:52:12

    倒された後のエクスデスが次元の狭間を通ってキヴォトスにたどり着いて…みたいな。

    某所でも先生先生呼ばれてたしいけるんじゃと思ったら妄想止まらなくなってきた

    色彩もなんかアレに見えてきちゃう

    https://dic.nicovideo.jp/oekaki/31245.pngdic.nicovideo.jp
  • 2二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 15:53:16

    とりあえず先生として活躍させるには前提が必要だと思うので
    しばしの間プロローグSS書きます

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 16:01:54

    私はついに、『無の力』を手にした。
    そして私は世界を統べるはずだった。
    だが逆に、私は『無』に飲み込まれ、『無の代弁者』にされてしまった。
    私であって私ではない、『ネオエクスデス』などという別物の存在が、私が統べようとしていた世界もろとも全てを消し去ろうとした。
    そんなことは認めぬ!!
    そうもがいたものの、『無の代弁者』となったソレはもはや私にもどうすることもできなかった。
    だが、彼らは打ち勝った。
    『無』を、打ち払って見せたのだ。
    私が求めてやまなかった力は、所詮その程度であったということなのだろうか…。
    私は結局、無意味な努力をしていたというのか…。
    そんな無力感、絶望を感じながら…私は「ひとかけらの枝」だけの姿で『無』の中を…次元の狭間の中を彷徨い続けることとなったのであった。

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 16:11:39

    ひとかけらの枝だけの姿になったことによって、アレ…『ネオエクスデス』から切り離され、自我を取り戻せたのは幸運であった。
    だが、肉体の大半を失い…『無の力』も、当然ながら失った。
    そして魔力も大半を失っているので再生もままならない。
    私はただただ、何も考えられぬまま次元の狭間をふよふよと漂い続けた。

    それから、幾日経っただろうか?

    唐突に、その旅路が終わった。

    気が付けば、どことも知らぬ浜辺に打ち捨てられていた。
    穏やかな波の音がこだまする。
    周囲を見てみると、浜辺にあるには不自然なものがあった。
    小さな机と椅子だ。
    それも一つ二つではない。幾つものそれが、浜辺に打ち捨てられていたのだ。
    次元の狭間は様々な世界に通じている。はてさて、一体ここはどこに繋がったのやら…。

    「あら?こんなところに…木の枝?」

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 16:28:28

    枝である私は、一人の女に拾われた。
    目の前に見える漣のような水色の長髪をなびかせている少女だ。その頭上には天使のそれを彷彿とさせる光輪が浮かんでいる…輪というには少し形が違うな。青い光の環に鋭く大きな十字が重なっている。

    「結構きれいな葉っぱ…確か、株分けみたいにして枝からでも育てられるって聞いたような…。」

    そう言いながら、女は私をどこかへと持ち去っていった。


    その後、私は数日にわたって、この女に世話されることとなった。
    付け焼刃の知識で私を土に植え、水を与えた。
    「フフ、ここなら誰にも邪魔されないから安心して育てられるね…リンちゃんはこういうことにうるさいからなぁ。」
    水を与えるとき、女はこうして私に愚痴をこぼす。だがその顔は、笑顔のままだ。
    「あなたは一体どんな木に育つのかな…。『卒業』してからでも、また会いに行ければいいな。」

    ここが依然として次元の狭間であることは認識している。
    ここに自由に出入りしているというのか、この女…いったい何者だ?

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 16:41:39

    「うわわっ!?なんで!?もうこんなに!?」

    あれから水を与え続けられた私は、再び大樹の姿になることができた。
    あの女が与えてきた水には、何故かは知らんが高純度、高密度のエネルギーが含まれていた。
    恐らくはこの次元の狭間で調達してきた水なのだろう。
    おかげで十二分に力を取り戻した私は、一気に枝の姿から大樹の姿へと戻ったのだ。
    だが……私の心には、虚無感が満ちていた。
    あれほど追い求め手に入れた力…その力に私は飲まれ、愚かにも支配すべき世界を消してしまうところだった。
    挙句その力そのものとなったアレも、彼らに討ち果たされた…。
    ありていに言えば、やる気を失っていたのだ。
    それゆえに、人型の姿になる気も失せていた。
    大樹の姿のまま呆けていると、女は私の体…幹に手を当ててきた。
    「すごく立派な木…まさかこんなに早く、立派な木になった姿を見られるなんて、とっても不思議な気分。」
    女は私の体である幹を撫でながら話し続ける。
    そして、ふと女は上を見やる。

    「わぁ……木漏れ日がキラキラしてて、すっごく奇麗…!!」

    これまで私と相対してきた者達は、皆私を悍ましい存在と見なしてきた。
    当然だ、私は悍ましき存在…暗黒魔導士、エクスデスなのだから。

    そんな私を、この女は…奇麗と言ったか!?

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 16:50:05

    戦闘時普通に魔法ばかすかうってくる先生は草生える

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 16:55:11

    『女よ、この私を奇麗と言ったか!?』
    思わず、声が出た。
    「わひゃっ!?え、え、誰!?どこから話しかけてきたの!?」
    女は大袈裟に驚いて周囲を見渡す。どうやら声の主が私だと気づいていないようだ。
    私は幹をメリメリと軋ませながら、人型の顔面を浮かび上がらせた。
    『私はここだ、女よ。』
    「えええええぇぇ!?木の幹から人の顔が!?」
    『私を拾ってここまで育てておきながら、随分と暢気なものだ。まさか私がこのような存在であると気づかぬまま育てたとでも言うまいな?』
    「いやいやいやいや、普通思いませんよ!?こんなファンタジーみたいな喋って動く木だなんて!?」
    『このような場所に自由に立ち入っている貴様が普通を問うか?おかしな女だな…ファファファ!!』
    「え~笑わないでくださいよ~!!」



    『ほぉ、連邦生徒会長か…要するに貴様は、学園都市キヴォトスの女王ということか。』
    「女王だなんて大袈裟ですよ…私は私の為すべきことをしてきただけ、ですから。」
    『その物言いも、人によっては嫌味にしか捉えられぬぞ?』
    「そんなこと言われましても…あ、そういえば、あなたの名前は何というんですか?」
    『私か?』
    「そうです。いつまでもあなたとか、木とか言うのも不便ですし…。」

    『……ならば刻むがいい。我が名はエクスデス…かつて、暗黒魔導士と呼ばれ恐れられた、ムーアの大森林の1本の木である。』

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 17:11:29

    あれから、女…連邦生徒会長は足繫く私のもとへとやってきた。
    そこで私は、彼女が治める世界…学園都市キヴォトスのことを知った。
    頭に浮かぶ「ヘイロー」、その神秘による高い力を持つ「生徒達」、そして発展しながらも混沌とした治安…。
    私もこれまでの軌跡を話した。
    かつてただの一本の木だったこと、人々の邪悪な心が集い宿ることで「私」となったこと、あの亀こと賢者ギードや暁の四戦士との闘い、『無の力』を手にし、逆に飲まれてしまったこと、そしてあの…光の戦士達との最後の戦い。
    「極悪人じゃないですか!?」
    素っ頓狂な声を上げたなぁこいつは。
    『そうだ。私は己が願いのために悪の道をひた走ったのだ。まぁ結果はこの様だがな…ファファファ…。』
    私は乾いた笑いをこぼす。

    「じゃあ、そんなあなたが私に助けられたんですから…その恩返しとして、私の言うことを聞いてくれますよね?」
    『何だと?』
    「確かにあなたは悪いことをたくさんしてきたんでしょう。だからこそ、その償いとして…私の言うことに従って、私たちの住むこの世界を…見守ってほしいんです。」
    『………。』
    「あなたが木、ということは、何百年…何千年だって生き続けられるんですよね。だから、いつかいなくなってしまう私に代わって…この世界を…キヴォトスを…見守っていてほしいんです。」

    今のこの女の発言で、一つの「契約」が成されてしまったではないか。

    『……確かに、私は誰かに救われた経験はなかった。故に、貴様が唯一の存在となってしまった。口惜しいが…仕方あるまい。』

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 17:25:52

    そして、その日が訪れた。訪れてしまった。


    いつも通り彼女が現れたことを察知し、大木の幹から顔だけを覗かせる。
    『貴様…!?』
    彼女は、左脇から血を流していた。
    それに…魂の一部が欠けている!?
    「あぁ……よかった…最後に、あなたに会えて…。」
    息も絶え絶えの彼女は、なおも血を流しながら私に体を横たえた。
    『……何があった?』
    「……私のミスでした。これまでに至るたくさんの選択…このような結末になるであろうことに、途中から気づいてしまって、それでも……止められなかった…。」
    彼女は血を吐きながらも言葉を紡ぎ続ける。
    「私も…あなたと同じ……いえ、それ以上の極悪人になってしまいました…みんなを、あんな目に合わせてしまった……。」
    『しばらく私のもとに現れなかったのは、そのためか。』
    短い間とはいえ、この女とはそれなりのひと時を過ごした。そして、図らずも結ばれた「契約」がある。
    「はい……私の一部は……あの中に託してきました。いつかきっと……私の思いを繋いでくれる誰かの助けになると願って…ゲホッゴホッ」
    気丈に振舞う女。だが、その消えゆく命の灯に、後悔と…悔しさが見えた。

    『女、いや…連邦生徒会長よ……悔しいか?』

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 17:39:48

    「え……?」
    『貴様はこのまま朽ちてゆくのが悔しくはないのか?』
    私は問うた。
    『私はいまだ悔しいぞ?世界を統べるという最終目標を達成出来なかったことが…私の不甲斐なさがな。』
    「…エクスデス…さん…。」
    『貴様はどうだ?生徒として青春を生き、そして卒業するという目的を達せられぬまま、ここで朽ち果ててゆくのが…悔しくはないのか?後に続く者のための楔を打ち込んで、それで満足だというのか!?』

    「そんなの……悔しいに……決まってるじゃないですか。」

    「私だって、リンちゃんやみんなと一緒に、もっと遊びたかった…もっといろんな経験をしたかった…もっと……一緒にいたかった!!」

    連邦生徒会長、いや、一人の少女は涙を流しながら慟哭した。

    「悔しいよぉ……会いたいよぉ……リンちゃん……」

    それが彼女の…連邦生徒会長の、最後の言葉となった。
    空に…私の木漏れ日に伸ばされた手が、力を失い、我が幹に落ちた。

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 17:46:10

    『その願い、私が引き継ごう。』

    彼女から止めどなく流れ出続けている血、それが私の幹、すなわち体に大量にしみ込んでゆく。
    それが、私に最後の力…「魔力」を取り戻させた。

    『お前はこのまま朽ち果てさせはせぬ。我が幹の中から、キヴォトスを…彼女等を見届けるがいい!!』

    私は幹をうならせ、彼女を、連邦生徒会長を、幹の中へと引きずり込んだ。
    端的に言えば、『喰らった』。

    そして、私は木の姿から…人の姿へと変身した。

    ”さぁ、これで契約は完全となった。さぁ行こうか…貴様の帰るべき場所、キヴォトスへ!!”

    私はマントを翻し、次元の狭間を後にした。彼女の契約に従うために。
    彼女を『喰った』際に聞こえた、あの声に答えるために。



    「キヴォトスを……みんなを…よろしくお願いします、エクスデス”先生”。」

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 17:47:23

    ひとまずここまで
    さぁこれでキヴォトスで暴れる準備は整った…
    皆さんもいろいろ妄想して吐き出してほしいです!

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 23:27:51

    ~そして本編プロローグへ~


    ユウカ「とにかく、連邦生徒会長はどこですか!?早く出してください!!」
    ハスミ「ここ数日、ほとんどの行政機能が止まったまま…このままでは…!」
    リン「わかってます!ですが、連邦生徒会長は今……!!」


    ”残念だが、かの者はもう、この世の者ではなくなった。”


    一同「「「!?」」」
    ユウカ「だ、誰!?」
    リン「生徒会長執務室の方から現れた…!?」
    ”随分とやかましい者達だな。それに、この塔の周囲もずいぶんと賑やかなようだ。”
    ハスミ「な、なんですかこの男…随分と厳つい恰好…!?」ジャコッ
    ユウカ「あなたは誰なの!?」チャキッ
    ”少しは落ち着かぬか小娘達よ…我が名はエクスデス。連邦生徒会長との『契約』に従い、お前達の元に来た『先生』だ。”
    ユウカ「せ、先生…??」
    リン「生徒会長との契約……もしかして、私に託された『シッテムの箱』と関係が…?」
    ”おぉ、貴様が持っていたか。では私が預かろう。”
    リン「あ、ちょっと…!?」
    ”……我々は望む、七つの嘆きを。……我々は覚えている、ジェリコの古則を。”ピコンッ
    リン「嘘…私達では起動すら出来なかったのに…!?」
    ”これで私がかの者と契約していることが証明出来たな。それで…お前達は何を騒いでおる?”

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 23:46:14

    ”ふむふむ…この塔、サンクトゥムタワーが止まり、統制を失った者達が暴れまわっておると…。”
    リン「はい、それで現在…エクスデス先生が着任する予定となっている、連邦捜査部シャーレの部室のあるビルが、七囚人の一人である狐坂ワカモと、彼女に先導された不良達に狙われているのです。」
    ”七囚人とはまた御大層な称号だな…何故シャーレを狙う?”
    リン「それはわかりませんが…。」
    ”ふむ、要はこれから私が座する城を狙う愚か者共ということだな。ならば私が灸を据えねばなるまい。”
    ユウカ「灸を据えるって、相手はワカモ…」
    ”お前達はここで大人しくしておるがよい。”シュンッ
    ユウカ「え、えぇ!?」
    ハスミ「き、消えた…!?」
    リン「まさか、テレポーテーション…!?」



    ”シャーレを破壊せんとする、愚かなる者共よ!!”
    不良「な、なんだぁ!?」
    不良「急に空に現れやがったぞ!?」
    ワカモ「おやおや、何でしょう?空の上に立ってますわねぇ?」
    ”その頭に刻むがいい…我が名はエクスデス。連邦生徒会長との契約により参上せし、シャーレの主「先生」である!”
    不良「エクスデス??」
    不良「シャーレの主ってことは、こいつをぶっ潰せばいいってことか!!」
    ワカモ(……何でしょう、この悪寒は?)
    ”貴様らの頭を冷やしてやろう…思い知るがいい!!”

    ” ブ リ ザ ガ ”

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/05(火) 23:58:26

    ”おぉ、大人しくしておれと言ったのにもう来たか。”
    リン「え、エクスデス…先生、これは一体!?」
    ハスミ「あ、辺り一面が…凍り付いて…!?」
    ユウカ「ちょっと、みんなカチンコチンになっちゃってるんだけど!?」
    ”ブリザガで冷やしただけだ。直に氷も解けるであろう。”
    リン「戦車もろとも全部…エクスデス先生、あなたは一体…?」
    ”それはシャーレに着いてから説明してやる。今は…む?”

    ビキキッガシャーーーーーン!

    ワカモ「ふぅ…ふぅ…。」
    ユウカ「なっ!?」
    ハスミ「狐坂ワカモ!?」
    ワカモ「危うく凍死するところでしたわ…エクスデス、でしたわね?」
    ”ほぉ、私のブリザガでも凍らぬとは、大したものだ。”
    ワカモ「凄まじいお力をお持ちのようで…そんなあなたが守る城、すなわちシャーレ…ますます壊したくなってしまいました。」チャキッ
    ”愚かな…力の差を理解せぬのか?”
    ワカモ「むしろ燃え上がるというものですわ!!」
    ユウカ「くっ、先生!」
    ”慌てるな、凍らぬのであれば石にでもなって反省しておればいい。”

    ” ブ レ イ ク ”

    ワカモ「   」ピキーン
    ユウカ「……え?」
    リン「わ、ワカモが…!?」
    ハスミ「……石になった!?」

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 00:03:48

    ワカモが殺生石に!?

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 00:14:10

    ”案ずるな、後でエスナでもかけておけば治せる。”
    ユウカ「ほ、本当に治せるんですね!?」
    ハスミ「な、治せるのであれば…まぁ…。」

    エッホッエッホッ(慎重に運ばれていく石化ワカモ)

    ”さて、リンよ…シャーレへ案内してもらおう。そこで、知る限りを話そうではないか。”
    リン「…わかりました。どうぞ、こちらへ…。」


    ~シャーレ~

    ”さて、これが私の知る限りだ。もう理解したな?”
    リン「………そんな……!!」
    ユウカ「連邦生徒会長が……。」
    ハスミ「亡くなられた……!?」
    ”そして彼女は、私と契約を結び、そしてこの地に楔を打った。それが、これということだ。”
    リン「……シッテムの箱、ですか。」
    ”これであの塔、サンクトゥムタワーは私の支配下となったが…あいにく私は別の目的がある。あの塔に構ってはいられぬ。故に…”スッ
    リン「!?」
    ”かの者が特に信頼を寄せていた、貴様に支配を任せる。見事やり遂げて見せるがいい。”
    リン「……あの人が、そんなことを……!!」

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 00:14:37

    >>17

    うまいこと言いますなwwwwww

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 00:34:41

    ”さて、私はこの「シッテムの箱」で……む?どうした?”
    リン「……」(エクスデスのマントに顔をうずめる)
    ”何をしておる…私はやるべきことがあるのだぞ?”
    リン「……すみません……少しだけ……。」
    ”……勝手にするがいい。”
    ユウカ「……。」
    ハスミ「……。」


    ~~~~~~~~~~~~~~~~


    ”なるほど、かの者はこうやって次元の狭間を行き来しておったということか。”
    ”それで、楔は……まさか、アレか?”

    アロナ「う~ん……いちごミルクは……うひひ……w」

    ”起きぬか小娘。”
    アロナ「う~ん……ひゃっ!?せ、先生!!来てたんですか!?」
    ”一目で私を先生と認識したか。やはりかの者の魂の欠片を埋め込まれているだけのことはあるということか。”
    アロナ「え?何のことです?私はこのシッテムの箱のメインOS、アロナですよ?」
    ”知っておるわ。……ふむ、記憶は無しか。”
    アロナ「??」
    ”気にするな。改めて、我が名はエクスデス。これよりシッテムの箱は我が所有となる。”
    アロナ「はい、お待ちしておりましたよエクスデス先生!これからよろしくお願いしますね!」
    ”うむ。早速だが最初の命令だ…サンクトゥムタワーの支配権を、あの生徒に明け渡せ。”
    アロナ「え、いいんですか?」
    ”構わん、やるのだ。”
    アロナ「は、はい…わかりました。」

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 00:58:54

    『連邦生徒会長死亡、正式に発表』
    『政治的空白を避けるため、七神リン主席行政官が連邦生徒会長臨時代理に指名』
    『前生徒会長指揮により発足、連邦捜査部シャーレにエクスデス先生が就任』


    ”やれやれ、以前いた世界とは比べ物にならんほど進歩しておるな…この世界は。”
    私はシャーレの執務室にあるモニターに映るニュースを見ながら呟く。
    以前の世界はやれ火力船だ何だで大騒ぎするレベルの技術力、飛空艇含めた機械技術は古代ロンカ文明で一度滅んでいるほどだった。あれも一種の『オーパーツ』ということか?

    さて、私は目の前に積み上げられた資料に向かう。
    これが、現在のキヴォトスの様々な情報ということだ。
    今、私はシャーレという超法規的権限を手にしており、実質キヴォトスを支配することすら可能な立場に立った。
    この世界、キヴォトスを「統べる」ことが出来るということだ。
    ある意味で、以前の世界で叶えられなかった野望を叶えてしまったようなものだ。

    「さて、まずはどこに支配の手を伸ばしてやろうか…ファファファファファファ!!!」

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 01:02:14

    ということでほぼほぼ書きたかった部分は書き終わりました。

    正直メインストーリーとかやらせると「もう全部こいつ一人でよくね?」的状態になるのが見え見えなので、あえてメインストーリーとかを自分から書くつもりはないです。

    「このシーンみたい」とか
    「このシチュでの絡みを見てみたい」みたいな
    リクエスト方式をとりたいと思います。

    圧倒的火力でストーリーを蹂躙する様とか
    日常に触れてわちゃわちゃしてる様を見たいとか
    どしどしリクください。

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 08:04:24

    朝上げ

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/06(水) 08:20:40

    キヴォトス最強格がチーム組んでもしかしたら五分に持ち込めるかどうかの奴やんけ…!

スレッドは11/6 20:20頃に落ちます

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