- 1ノブ24/11/06(水) 01:28:17
アルセウスフォンから平行世界に繋がる掲示板です
次スレは>>190を踏んだ方が立ててください
(※原作および他者のキャラを過剰に貶める行為はご遠慮ください)
(※自キャラの盛るペコは自由です)
(※質問やメタ会話は設定スレで)
(※『その他話題』以外のカテゴリで本スレ及び設定スレを話題に出すのは禁止です)
- 2ノブ24/11/06(水) 01:29:33
- 3ノブ24/11/06(水) 01:29:56
- 4ノブ24/11/06(水) 01:30:46
保守
- 5ノブ24/11/06(水) 01:31:03
ほしゅ
- 6ノブ24/11/06(水) 01:31:23
ほしゅしゅ
- 7ノブ24/11/06(水) 01:31:51
ほす
- 8ノブ24/11/06(水) 01:32:07
ほすす
- 9ノブ24/11/06(水) 01:32:22
ほしゅりん
- 10ノブ24/11/06(水) 01:32:43
ほしゅ完了
- 11グレイ24/11/07(木) 16:56:13
(たておつです)
【黒曜の原野、奥の森。アヤシシから降りて祭壇に真っすぐに向かう少女の姿がある】
【あたりを見回して不安そうな顔をする少女を安心させるためか、フタチマルがボールから出てきた】
【少女はフタチマルに礼を告げ、巨木の前に立っている年下の少年を見る】
「……こんにちは。あの、エラと言うのですけれど……あなたが、バサギリさんのキャプテンの、キクイさんでしょうか?」
「こんにちは! そうとも オレはシンジュ団のキクイ バサギリを世話するキャプテンだね ズバリ! キミは バサギリに会いにきたね! わかる わかるのだよ 強くてカッコよいバサギリが さらに強くカッコよくなったからね!だけど会わせないね! いまのバサギリは強すぎるからね 先日の雷はおそらくシンオウさまの力 それを浴びて強くなったのだね 」
「バサギリさんが、さらに強くカッコよくなった……。あの、では、バサギリさんにお会いできなくてもいいので……詳しく、お話を聞かせてもらえませんか?」
「なんと! キミのバサギリへの 思いは そんなものかね?」
「そ、そんなもの……」
「いずれにしろ キミの思いは無関係 カイさんから きつくいわれてね 誰もバサギリには近づけないからね! キクイ自慢の相棒 ヌメラとともに追い払うからね!」
「お、お話を──……!」 - 1280番24/11/07(木) 19:42:18
>>前スレ200
オリックスはなあ、ブルーウェーブと近鉄が合併したらしいで~
元々はイチローがおってんて!すごいやんなあ
ハオちゃんおったん、昭和やなくて令和やで~
えっとなあ、昭和のあとに平成で、ハオちゃんは平成生まれやねん
で、平成のあとに令和になってん
- 13ノブ24/11/07(木) 23:04:42
- 14フォト24/11/07(木) 23:06:59
【金髪の少女がアルセウスフォンを操作して男性に画像を見せている】
「なるほど…確かにこのコピア諸島というのはアローラに似ているようだ。…だが何故ナッシーの首が無いんだ?」
「さ、さあ…アローラと似てるけどまったく同じじゃないってことですかね?カガミ博士なら分かるのかな。…あ、コピア諸島の写真はこれで最後です。うまく説明できなくてごめんなさい」
「いや、ありがとう。懐かしいポケモンの姿が見れただけで充分だよ」
『ケン!』
【他の5匹と遊んでいたアローラロコンが足元に近寄ってきた】
「そうだ。きみ、このロコンを連れていかないか?きっと調査の役に立つだろう」
「えっ」
『ケォン?』
「うっ!可愛い…可愛いけど…!パルデアに帰る身としては軽々しくOKするわけには…!!」
「そうか…気が変わったらいつでも言ってくれ」
『ケーン♪』 - 15ノブ24/11/07(木) 23:59:09
生きて帰れるなら当たる馬の名前でも聞いとくところなんじゃろうけど、100年後の日本かぁ、想像もつかんな。
- 1680番24/11/08(金) 06:22:56
- 17ノブ24/11/08(金) 07:31:00
- 18ノブ24/11/08(金) 07:43:25
『ノブさん! 寒い中 ごくろうさん! あたし 追いつかれた? それとも わざと待っていた? さて どっち? あとねあとね そもそも千里眼ってほんとかな?』
『でも素敵な未来見えたみたいだね』
?それはどういう意味…
『他人にはわからないよね…… さあて オニごっこの最後は キッサキ神殿だよ 追いかけてきてね。ノブさんとの オニごっこ あたしは楽しいと思っている? 楽しくない? さてどっち? いこ! ウォーグル』
素敵な未来かぁ…。 - 19フォト24/11/08(金) 21:28:13
はあ~アローラのロコン可愛かったな~…!もちろんポピュラーなロコンも可愛いけど!!
にしても、レンティル地方のこともうちょっとちゃんと説明したかったな…
帰ったらカガミ博士に色々教えてもらおっと - 20ノブ24/11/08(金) 22:28:10
ひぃ、ひぃ、寒い!
この神殿、隙間風が鋭すぎる! - 21ノブ24/11/09(土) 07:59:37
ぜぇ、ぜぇ、追いついたぞ…!
『追いつかれたら…… 終わりが近くて つまんないよ。あのね あたしの千里眼…… ウォーグルとともに空を滑空する あなたがみえたけど本当かな?』
少なくとも素敵な未来だと思うちょる。
『未来はどうなるかわからないけど ウォーグルと飛ぶのは簡単じゃないよ 本気で飛びたいなら シノブさんの強さ 教えて教えて! かかってくる?』
おうし!未来のためにやっちゃるで!
『ドサイドン! ブーバーン! エレキブル! みんなで お相手するよ しちゃうよ』
え、ちょちょ!
たんま!たんま!
『いっけー!』 - 2280番24/11/09(土) 09:29:03
「よいしょ」
「ハオさん、それでは上手く立ち上がれないでしょう。
いいですか?よーく見ていてくださいね!こうっ!…ですよ!」
「ウォロさん、そんなおっきい荷物持っとるのにすごいなあ!」
「どーも!ハオさんも慣れればきっとできますとも」
「ほんまに?ほんまやったらええなあ。
こんな動きできたら最強二遊間にもなれそうやわあ」
「ニユーカン?」
「セカンドとショートやんなあ」
「ふむ?ハオさんの世界の言葉でしょうが…おもしろいですね!
詳しく教えてくださーい!」
「ええで~。ウォロさんって体格ええし、ええ選手にやりそうやんなあ」 - 23フォト24/11/09(土) 22:24:32
「海だー!!」
『らいちゅ~♪……らい?』
【海まで続く道を滑っていくアローラライチュウは、その途中に立っているカイに気づきブレーキをかけた】
「カイさん?」
【カイは笛の音色を響かせると天を仰ぎ、金髪の少女へと向き直った】
「笛はいい。音色はどこまでも届きそうで……うん!今のわたし、あなたと心から戦える!」
「えっ嫌だ…」
「嫌だ!?」
「あー失礼つい反射で。でも、なんで急に?」
「わたしはわたしの弱さを知らねばならないの!お頼みします」
「私も別に強くないんだけど…そういうことなら受けましょう!」 - 24ノブ24/11/10(日) 07:48:02
【ドサイドンの攻撃に倒れるエレキブル】
ぐわぁ〜!
カミナリ丸大丈夫か〜!
『負けました! 次 お願いします!!』
た、たんま!
ぽ、ポケモンの編成を見直すけぇ!
ちっと待っとれ!
『待ってるよ〜』 - 25フォト24/11/10(日) 21:45:01
【イワークが金髪の少女の指示通りにいわなだれを放つ。急所に当たり、カイのグレイシアは戦闘不能になった】
「すっきりした!世界は広く…わたしは小さいなぁ」
「ロカくんナーイス!」
『いわ~』
【カイは晴れ晴れとした表情でイワークとタッチする少女を見やる】
「うん、あなたになら本音を話せそうだよ。デンボクさんとは団の長同士… 弱みをみせたくないし」
「弱み?」
「どうしてわたしがあれこれ背負ってしまっているのかなあ…あのね、海岸にいるキャプテンはガラナちゃんといいます」
「亡くなったキングのキャプテンだった人ってことですよね」
「うん。今は世話するキングもいないし、キングの後継も育っていないし、キャプテンにふさわしくないと異を唱えるものもいるんだよ…でも、誰がなんと言おうとわたしにはとても大事な人。シンジュ団の長の座を巡って いろいろ競い、教えてもらったし」
「ふんふん。それで、その人が何か?」
「彼女が連れているキングの後継を鍛えてほしいの!」
「えっ無理」
「無理!?」 - 26グレイ24/11/10(日) 22:01:19
【肩で息をしながら、ヌメラをくだしたフタチマルを褒める少女。よく見ると服の心臓のあたりをぎゅっと掴んでいる】
「……っ、はぁっ……」
「な なんたる…… 負けたけれど 忠告の続き! いまは会ってはいけないね バサギリは本当に危ない! 近づくとガンガン殴りかかってきてね いつもなら お供えもの…… 2つの好物をバサギリにあげれば うれしそうに食べておちつくのにさ キャプテンのオレですら 好物をあげたくても 暴れまわる バサギリに近づけないからね よそもののキミには無理な話だね」
【キクイの言葉に少女は顔を曇らせる】
「……? キャプテンでも近づけないのですか? ……では、どうやって事態を解決するおつもりで……。……通常のポケモンより、大きな力を持っているのですよね?」
「そう。バサギリや アヤシシの先祖は シンオウさまより力を授かり ポケモンや人を守ったとされている わたしたちシンジュ団も恩恵を受け ヒスイで生きているからね!」
「カイさん?」
「バサギリが強くなった というが あれでは厄介者だよ…… 雷を浴びせたとしたら 偽りのシンオウさまではないのか? コンゴウ団があがめる偽りの! バサギリは わたしたち シンジュ団にとって大事なポケモン よそものに任せるのではなく わたしたちで なんとかしたい……! そう考えてはいるが 荒ぶる バサギリは一刻もはやく鎮めねば 襲われる人やポケモンが増えれば コンゴウ団やギンガ団とも揉める……」
「あ、あのー、えっと……」
「どうしたの?」
「どうしたというのだね!」
「……一度、状況をまとめてみませんか? 協力は一旦おいておいても、それぞれの被害状況とか……知っていて損はないでしょうし。……それに、起こっていることを整理するだけでも、スッキリしますから……。見晴らしがよければ、見落としも減るでしょう?」 - 27ノブ24/11/11(月) 09:13:56
【氷山ベースで相性表とにらめっこする男とそれを見守るアローラロコン】
「けおけお?」
ふむふむ、こおりはじめんに強い…
お前さんに会えたのはご縁かもしれんのぉ
「けお?」 - 28フォト24/11/11(月) 22:54:06
「お願い!!あなたの強さであればキングの後継も独り立ちできるし、そうすれば異を唱えるものも彼女をキャプテンとして認めると思うの…!!」
「私はトレーナーでもブリーダーでもなくて一般通過アマチュアカメラマンなんですー!!それにキングのこともキングの後継のこともよく知らないし!!」
「荒ぶるバサギリを元に戻しシンジュ団を助けてくれたあなたなら大丈夫!!ガラナちゃんならここを下って左手の坂をのぼった先にいるはず!!とりあえず会って話を聞くだけでもいいから!!」
「その前置きで話するだけで済んだパターン知らないんですけど!?」
『しあ?』
『らいちゅ~?』
【もみくちゃになっている少女2人をグレイシアとアローラライチュウがのんびり見守っている…】 - 29ノブ24/11/12(火) 21:18:07
『ノブさん再戦する?』
おうよ!
今度のワシらはひと味違うけんのう。
『ふふふ、楽しみだね』 - 30ノブ24/11/13(水) 10:12:18
【ドサイドンとアローラキュウコンが対峙する】
ケオ丸!もう一息や!
やったれ!こおりのキバ!
「けお〜ん!」
【アローラキュウコンがドサイドンに噛み付く、ドサイドンは耐えられずに膝から崩れ落ちた】
でかしたケオ丸!
「けおけお〜ん」
『オニごっこも終わり 勝負も終わり どちらもあなたの勝ち』
『でもね ウォーグルは あなたのことをもっと知りたいみたい さあ 屋上にいきましょ!』 - 31ノブ24/11/13(水) 21:17:13
ふぃ〜。
3体同時は大変じゃった…。
ケオ丸がいなかったらどうなっていたか。 - 32フォト24/11/13(水) 22:37:24
- 33ノブ24/11/13(水) 22:44:45
そうじゃのう、背中に山とお天道様でも背負わせたら映えるんじゃなかろうか?
- 34ノブ24/11/13(水) 23:14:15
試練か…案外ワシに対する試練だったり…?
- 3580番24/11/14(木) 07:02:12
んふふ。だいぶ上手に回避できるようになった気ぃするわあ
ハオちゃん、やっぱりやればできる子やんなあ
えへへ……怪我もすっかりええし、そろそろ調査に行きたいやんなあ
でも、調査行ったら毎食ムベさんがご飯作ってくれる生活もおわりって思ったら……
頼んだらお弁当、作ってくれるかなあ - 36フォト24/11/14(木) 22:47:33
『ガルルワ!』
【岬から海を眺めていたシンジュ団の女性に金髪の少女が近づいていく。傍らにいた2匹のガーディのうち、体格のいい方が少女へと吠えた】
「こんにちは、元気なガーディですね」
「あら、ありがとうございます。あたくしはシンジュ団のガラナ。あなたさまは…?」
「ギンガ団のシルベです」
「ああ、あなたさまが!バサギリとドレディアを鎮めた強者と聞いていましたが…存外優しそうな顔をしておられるのね」
「へ?えへへ、それほどでも…ヒスイに来てからそんなこと初めて言われたかも~」
『らいちゅ~♪』
【ガラナは笑い合う少女とアローラライチュウを微笑ましげに見ていたが、ふときりりと表情を引き締めた】
「それで、何をしにいらしたの?さいわいなことに群青の海岸に荒ぶるキングはおりませんのよ。高波にさらわれた子供を救うため、身を投げだし海の藻屑となり…」
「今ありがたいポケモンのこと藻屑って言った?」
「言葉のあやですわ。それに…この広大な海の前では命は平等ですから」 - 37ノブ24/11/14(木) 23:25:18
もし、もしこの試練がお天道様がワシに課したのなら…これを乗り越えられたら…ワシをこの世界の人間にしてくれるじゃろうか…。
- 3880番24/11/15(金) 06:15:26
「ムベさん、あんなあ」
「おお。もうすっかりよさそうじゃの。さすが若い者は治るのも早いわ」
「あんなあ、そろそろ調査に行けるけど、ムベさんのご飯食べられへんのいややから、お弁当作ってほしいねんなあ」
「ふむ」
「いい?いいやんなあ。なあなあ、お願い~」
「甘ったれるでないわ」
「ええ~……なんでなん?ショックやあ」
「よいか?イモヅル亭はギンガ団のための食事処。団員は平等に迎え入れねばならん。
それがおまえ一人のためだけに弁当を作り、他の団員には用意しないのは示しがつかんだろう」
「じゃあ全員の分作ったら……あいたっ」
【ぽか と軽い調子でムベが黒髪の少年の頭を小突いた】
「軽々に言うでないわ!まったく。そういうわけで、わしはお前の弁当を作らんが……」
「?」
「ハオが材料を持ってきて、厨房に立つのは止めんぞ。
気が向けば、手伝いもするじゃろうな」
「……!やったあ!」 - 3980番24/11/15(金) 06:20:10
- 40ノブ24/11/15(金) 11:01:12
- 41ノブ24/11/16(土) 02:31:39
うしっ!
クレベースを鎮めに行くか! - 42フォト24/11/16(土) 09:40:25
「それより、あなたさまはどちらがキングの子供のガーディだと思われます?」
「え?えーっと…」
【金髪の少女は2匹のガーディを交互に観察した。小柄なガーディが大きなガーディの後ろに隠れる】
『く、クヌン…』『ばう』
「体格がよくて勇気もありそうな君…と言いたいところだけど、カイさんの話を考えると小さい方の君かな?」
「あら、お目が高い!その通り、こちらのおとなしくてすぐに隠れたがるガーディが先代キングの子供なのです」
『…クヌン』
「キングたる資格の持ち主ですが、この子は父の死を目の当たりにして心に深い深い傷を負いました…それを無理やり鍛え次なるキングにするなど…あたくしには到底できませぬ。シンジュ団のみなになんと言われようと、この子のあるがままに寄り添おうと決めております。さて、キングがいないと知ってもまだ御用があるのかしら」
「一応カイさんにキングの後継を鍛えてほしいってお願いされて来たんですけど、やる気がないなら無理ですよね」
「ええ。心遣いはありがたいのですが、あなたさまには関係ございませんし」
『クヌン…』
『らいちゅ?』
【小柄なガーディが悲しげに鼻を鳴らすのをアローラライチュウが不思議そうに見つめた】 - 43ノブ24/11/16(土) 11:14:21
【男が機敏な動きでヒスイクレベースの攻撃を避ける】
オラオラ!
そんなヤワな攻撃がワシに当たるかい!
いけ!ムク丸!インファイトじゃ!!
【ムクホークがヒスイクレベースに向かって飛んでいく】
お前らが、皆がいれば…ワシは…! - 44フォト24/11/16(土) 11:39:28
ああは言ったけど、よく考えたらキングの子供のガーディってガラナさんのポケモンじゃないんだよね
ガラナさんがキャプテンをクビにされたらどーすんだろ…
…とりあえず調査しながら考えよっと!火吹き島に行くにはコンゴウ団のススキさんを頼ればいいんだよね - 45フォト24/11/16(土) 18:10:01
はぁ~めっちゃかわいい!!
【砂浜をコロコロ転がっているタマザラシの群れの写真】
かわいいけどみずタイプはうちにはもうリオがいるからね…!図鑑作成の協力だけしてもらお - 46ノブ24/11/16(土) 19:40:28
はぁ、はぁ…やったんか?
『あのように大きく強い クレベースが人の手によって 鎮められてしまうとは…… 空から落ちてきた ノブなる者 化け物ですか!?』
『化け物じゃないよ 自分の危険を顧みずに 荒ぶるキングを鎮めてくれた人 シノブさん』
『シノブさん気を悪くしたらごめんね』
ああ、いいです、いいです。
そう思うのは当然のことですけぇ。
ちょっと手持ちの回復をさせていただきやすね。
『ハマ先生はシンジュ団を心より 大事に思っていてくれるし シンオウさまを心から信じているの だからコンゴウ団やギンガ団と交わり シンオウさまを思う気持ちが薄れることを 誰よりも恐れて懸念なされていたんだよね…… 』
【ポケモンをねぎらう男を見るカイ】
『でも それも変わるね』
『カイ……?』
『シノブさんがこうして示してくれたの。 仲間のポケモンがいれば ともに困難を乗り越えられるって! わたしもグレイシアの強さ もっと引きだせるように なりたい もっと広い世界をみたいよ……!』
『なるほど カイも変わりましたな』 - 47ノブ24/11/16(土) 19:49:27
『いやあ さすがだよな。ノブ荒ぶるキングをすべて鎮めた! 時空の裂け目も なにか変化しねえのかよ?』
『それはわからないよ 心なしか裂け目が小さくなったようだけど』
『そのようだな…… これで終わってほしいよな』
『だが時空の裂け目から また不思議な雷が落ちたとしてもノブがいれば大丈夫とはいえ』
『そうだね シノブさんがいるもの』
その…それはワシはココにいてもいいんでしょうか、ワシはこの世界にいてもいいんでしょうか?
『当たり前だろ、お互い長い付き合いなんだ』
『どこから来ようと関係ないよ』
『あのよ カイ お互い信じるシンオウさまは異なるが オレはシンジュ団も悪くないと思うぜ』
『適当なことを』
『さて すべてのキングを鎮めたんだ デンボクの旦那のしかめっ面 どのように変化したか みにいこうぜ!』 - 48フォト24/11/18(月) 00:39:05
「すみませーん!ギンガ団の方から来ましたー!」
【簡素な住居の前に立ち、金髪の少女が中へと呼びかけている】
「…返事がないね?お留守かな?」
『らいらいちゅ?』
「お客……さま……?」
『ちゅ!』
「あ!いた!こんにちはー!!」
「いま…でますので、しばしお待ちくださいませ…」
【中から恐る恐るといった様子でコンゴウ団の制服を着た男性が顔を出した】
「あ、あのう…ぼく…コンゴウ団のススキと申しますが…カミナギのふえをお持ちのギンガ団…シルベさん、ですよね?あの…ぼく、なにか粗相をしましたか?」
「へ?」
「い、いきなりの訪問は…心の臓に悪いのでおよしください」
「あーすみません。別に急ぎじゃないんで出直しますね!」
「ま、待ってください!その、追い返したいわけではなく…!ご、ご用件を教えてください…」
「ええ~」『らいちゅ~?』 - 49ノブ24/11/18(月) 05:57:20
【男と調査隊が食事を取っている】
『すべてのキングを鎮めても 時空の裂け目は消えないんだな でも 時空の裂け目がなくなったら ノブは戻れなくなるのか』
まあ、戻っても死んどる気はします。
『キミ、血まみれで来ましたもんね。それにノブくんの 居場所は ここコトブキムラですから』
ラベンのせんせぇ…。
『さあ 明日からも大変ですよ ボクたち調査隊の目標は ポケモン図鑑の完成ですからね!』
『ノブがいれば ポケモン図鑑も完成しますよ そうだ おれ ノブの助手をしようか?』
何、言うちょるんですか!
自分、この世界に来てまだまだ知らんことばかりですけぇ!
テル先輩、これからもよろしくお願いしやす!
『そうですよ、テルくんも立派な調査隊員です』
『し、しょうがねぇなぁ!よし! たらふく食ってたっぷり寝よう!』 - 50ノブ24/11/18(月) 06:12:04
いやぁ、食った食った。
しかしすべてのキングを鎮めたが結局、穴は塞がらんかったのう。
まあ、みんなで調査していけば、わかるやろ。
さ、明日に備えて寝るかぁ! - 51フォト24/11/18(月) 23:08:15
「というわけで、調査のために火吹き島に行きたいんです」
「火、火吹き島に… 行かれる?そ…それでしたら、イダイトウに認めてもらえるよう、好物を用意すればよろしいかと。ただ調理がちょっとばかりというか、かなり大変といいますか…はっきりいって…無理というか…」
「無理とは?」
【金髪の少女に詰め寄られ、ススキは半歩後退しながら話を続ける】
「お、お教えしますよ…材料は…ぼくが持っていますが…もうひとつが、ぼくには絶対無理でして。夜に捕まえるべきポケモンがおります」
「ははーん。ずばり、ゴーストタイプですね?」
「ななな、何故わかるのですか…!?その通り、サ、サ……サ……サ……マ、サマヨールです……ああ、口にするのも恐ろしい……」
「ゴーストタイプは危険な生態の子が多いし、それだけ苦手な人も多いですからね。幽霊と違って実害あるし」
「ゆ、幽霊だって怖いですよ…!?」 - 52フォト24/11/18(月) 23:27:26
「で、サマヨールを捕まえてくればいいんですか?」
「は、はい。材料を、サマヨールのあくのはどうで味付けする…これがイダイトウ好みのエサをつくる調理法なのです…」
「へぇ~…ポケモンの技が必要な料理なんてちょっと面白そう。やるよー、ほっぺちゃん!」
『らいらいちゅ~』
「ギンガ団の…方…怖いもの知らずすぎて…ぼくが怖くなっちゃいますよ。サマなんとかは夜、オバケワラあたりをうろつく一つ目のポケモンです。オバケワラは地図でみれば手のような場所、難破船が目印です…ああ、怖すぎて、かえってサマなんとかに詳しいぼく…」
「怖がりすぎると逆に引き寄せちゃうって聞きますけど」
「え、縁起でもないことを言わないでください…!あの…サマなんとかが現れる夜まで、ここでお待ちになりますか」
「んー…いや、この辺のポケモンの調査しながら時間潰します」 - 53ノブ24/11/19(火) 02:25:38
- 54ノブ24/11/19(火) 21:15:15
『ノブが落ちてきた その夜に不思議な雷も落ち バサギリたちが荒ぶりだしたな なにかしらの関連を 疑うのは当然だろう!』
『ノブよ おまえは何者だ!?』
ワ、ワシは…ギンガ団の…調査隊の…
『ああ 任務はこなしている だがおまえが何者かは不明だ』
『時空の裂け目を通じて おまえと荒ぶるキングたちは つながっていたのではないか? キングを鎮めていくことで わたしたちの信用を得ていたのか? して今度は なにをする? なにを企んでおるのだ?』
『デンボクさん!!なにも シノブさんが なにかをしていると決まったわけでは…!』
『そうだぜ ノブが そんなすげえ力を持つとかありえねえだろ』
『潔白であると いいきれるのか 時空の裂け目から 落ちてきた人間だぞ? 誰が素性を保証できるのだ 誰が大丈夫だと保証できるのだ』
『そしてノブ、お前が述べた組に問い合わせたが、お前の名前も、そもそもその組も無かった』
……っ!
『渡世人を名乗るなら、嘘の組を騙った重さを知らぬとは言わせんぞ』
『だが、これまでの功績 おまえの異能……は認めている。それゆえ捕らえず自由にするのだ』
『調査の機会をあたえる ただしギンガ団としてではなく 疑いを晴らさねばならぬ ひとりの容疑者としてだ コトブキムラでは空から落ちてきた おまえを怪しむものもいる それゆえギンガ団を退団してもらう 異変の理由が判明するまで…… いや事態を解決して 身の潔白を証明できるまで コトブキムラに はいることは許さぬ!』
『なんと無情な! シノブさんを信じないの?』
『かばいだて無用! ギンガ団の団長である わたしの 責任において果たすべき責務だ』
カイの姐さん! いいんです、これ以上は姐さんの立場が危ない。
『でも…!』
ジブン、大丈夫ですけぇ。ね? - 55忍冬24/11/19(火) 22:14:11
ガチグマ。ユウガオさんから聞いた話だと、分類するならノーマルと地面タイプになるんだろうか。宝掘りという特技以上に、なんだか「らしい」気がしてくるな。地に足をつけるという言葉が、どこかの地域にはあるんだろう?
まあ、いい。関係のない話だ。地面タイプを持つのなら草タイプのフクスローが有利になるはずだ。戦いに威勢は必要ではないのだが、少しやる気に満ち溢れてい過ぎる気がするな。熱を注ぎ込むと隙が生まれやすくなるから、落ち着いてほしいところだけれど。
薬を飲ませれば落ち着くとは言うが、どのみち負担が大きいことしかできないな。 - 56フォト24/11/19(火) 22:26:20
- 57ノブ24/11/19(火) 23:04:09
ああ…追放されてもうたわ…。
まあ、ヤクザもんのさだめじゃな。
うーん、どうしたもんか…シンジュ団とコンゴウ団の世話になる訳にもいかんし…。
ワシ…どこにいても爪弾きじゃのう…まあ、こういうのは慣れちょる、手頃な洞窟でも探すかの。 - 58フォト24/11/21(木) 08:42:25
うわー、いるいる
苦手な人が見たら卒倒しちゃうわこれは
【日の暮れかけた中、難破船の周りに集まるヨマワルやサマヨールたちの写真】 - 59フォト24/11/22(金) 08:56:51
【モンスターボールを手にした金髪の少女が家の前に立って声をかけると、中から恐る恐るといった様子でススキが顔を出した】
「あのう…サで始まってルで終わるポケモンを…お連れですか」
「はい、この通り」
「ああ、出さないで…わかりました。イダイトウに乗り、火吹き島に行くという思い、ぼくも応えましょう…」
「ボールに入った子は悪さしないから大丈夫ですよう」
【口を尖らせる少女をスルーし、ススキは家の前に設置された調理器具に視線を向ける】
「いつもはガラナさんのガーディに手伝っていただくのですが、今回はシルベさんが認めていただくための調理です」
「え?あくのはどうじゃなくても作れるんですか?」
「ええまあ…とはいえ、あくのはどうを使うのが正式なイダイトウ団子のレシピですけども」
「使えるのはゴーストタイプだけじゃないんだしズルしないでちゃんと普段から作ってあげましょうよ」
「か、返す言葉もありません…」 - 60ノブ24/11/22(金) 19:44:58
いやぁ、捨てる神がいれば拾う神もいるもんじゃ、ウォロのアニキには頭が上がらんわ。
そういえばカシラとの出会いもこんな感じじゃったのう。