これはね･･･あたしが廃墟に友達と探検に向かった時の話なんですよ

1二次元好きの匿名さん24/11/07(木) 13:01:38

あたしの住んでいる地域にはちょっと有名な廃墟がありましてね
何でも「一度向かうととんでもないもんに目を付けられる」って噂が酷くてね
実際、そこに子供が向かった家の家族が引っ越ししていった、みたいな話なんかもあったんです
当時大学生だったあたしは、当然のように肝試しとして友人と一緒に向かうことにしたんです

いやぁ、しかし実際のとこは肩透かしでね。びっくりするほどボロくはあるけれど、家具なんかはそのまんま。
別に幽霊がいそうな何かもないし、生活感って言うんですかね？あれをうっすら感じることができたくらいには、
普通の家だったんです。ええ、全くもって普通の家。
床にカバンを置いて、ボロボロのソファに座り込んで友達と馬鹿話をしたりなんかしてね、その日は帰ったんです。

酷いことがあったのは、家に帰ってからだったんですよ。

ええ、二度と人の手のない廃墟にカバンを置くものか。と誓いましたね、あたしゃ。