我が王が気にかけているウマ娘がいると聞いた私は！

1124/11/09(土) 21:52:17

我が王の興味を引くウマ娘に嫉妬し、彼女に勝負を挑む！

聞けば彼女はとんでもないトレーニング法で心身を鍛え上げ、デビュー戦からここまで無敗！日本勢初の凱旋門賞勝利を収めた実力も文句なしのウマ娘！

（えっ何この人！？）

けれど私だって、我が王やジェンティルドンナ、数々の歴戦のウマ娘と競り合えるまでトレーニングを重ねてきた！！我が王に捧げるこの勝負、分ける訳にはいかない！！

勝つのは私だあああああああ！！！

勝者dice1d2=2 (2)

1.ヤベーオンナ

2.ブリッジコンプ

2二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 21:53:47

Top of the top
さきっぽ、頂点しか興味がないと言った女だ面構えが違う

3二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 21:58:20

出たな最強ブリコン

4二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:07:15

どこまで喰らいつけたのかな

5124/11/09(土) 22:09:11

──────全てをぶつけた。

初めから最後まで本気だった。

我が王も見ていたから。

けれども、届かなかった。

ハナ差、それでも、それでも負け。

自惚れていた。あの日、我が王に競り勝った時、ジェンティルドンナをぶち抜いたあの時、自分は強いと思い込んでしまっていた。

だからこそ、この結果が私の心に大きな衝撃を与えた。

追い討ちをかけるように、我が王が観客席から足早に去っていく。

ああ、失望された───。

そう思う私の冷えた心とは裏腹に熱の篭った、いや、燃え盛る炎のような視線や気配を感じる。

そのオーラとも言えるものが観客席にいた他のウマ娘達から浴びせされる。

6二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:18:45

あのブリコンにハナ差は結構な強者では…？

7124/11/09(土) 22:23:48

ジェンティル「ふふふ…やはり貴方は、貴方たちは…！」

ラモーヌ「伝わる…感じる…とてつもない愛…！」

ルドルフ「感奮興起、魅せてくれるじゃないか…！」

ブライアン「血が滾る…何時ぶりだろうな…！」

あれは…『貴婦人』に『メジロの至宝』…、『皇帝』や『シャドーロールの怪物』…それだけじゃない、観客席にいた名だたるウマ娘のオーラが私たち2人に伝わってくる…！！

ウマ娘の本能、『走りたい』、『勝ちたい』という思いが！！

8二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 22:31:46

まさかのブリッジコンプvsヤベーオンナとは

9124/11/09(土) 22:40:20

…握りこぶしを解いてズボンで手の汗を拭う。

そして彼女に、ブリッジコンプに手を差し伸べる。

「ありがとうございました、いいレースでした。……でも！次は負けません…！！！」

「！…こちらこそ！次も全力で走ろう！」

ブリッジコンプと固い握手を交わし、お互いの健闘を称え、私の敗北で勝負は幕を閉じた……。

ブリッジコンプと別れた直後、我が王の姉君『ドリームジャーニー』さんが現れた。

「お疲れ様。いいレースだったね。」

「ありがとうございます！…でも負けちゃいました…勝ちたかった…我が王に見て欲しかった…」

「フフ…オルはちゃんと見てたよ、貴方のこと。それに私は貴方にお礼を言いに来たんだ。」

「お礼？でも…我が王は私に愛想つかして行っちゃったんじゃ…」

「…ああ、貴方は遠かったから見えてなかったんだね。」

「去る時のオルの顔、凄くワクワクしてるあの顔を」

10124/11/09(土) 22:59:31

「…え？」

「あんなオルの顔、久しぶりに見たよ。それを見せてくれた貴方にお礼と、お願いごとがあるんだ。」

「…いつか、私とも走ろう。全力で。」

ぞあっ

凄まじい圧を感じる…！これがドリームジャーニーさんの…『嵐となった』ウマ娘のプレッシャー…！！

こんなに怖いのに、恐ろしいのに…凄く、凄くワクワクするのだろう！

我が王とレースが大好きな私は！いつか憧れを超えるため強くなることを決意する！！

「もちろんです！いつか絶対勝負しましょう！！」

【世界に架かる橋の先、ブリッジコンプ編、完】

11二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:13:54

乙
いきなりヤベーオンナss生えてきてビックリしたゾ……

12二次元好きの匿名さん24/11/09(土) 23:51:15

最強ブリッジコンプシリーズと化学反応起こしてるじゃねぇか

13二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 00:19:18

ウワーッ！　悪魔的コラボ！！

14二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 00:33:45

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15二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 00:35:19

ＴＨＥＬＥＧＥＮＤ

「頂点しか、いらない」

彼女のトレーナーは常にこう伝える。

世界を相手に、彼女はただそのシンプルな言葉に応え続けた。

<あり得るのか、その栄光は>

<掴めるのか、その輝きは>

問うまでもない。

　　　　　　　　　全て

今見ているものが──真実だ。

　究　極　へ　の　架　け　橋

”　ブ　リ　ッ　ジ　コ　ン　プ　”

さあ、夢を見よう。

有馬記念

16二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 10:16:01

後世に残る名マッチレースになるやつじゃん

>>17

17二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 20:49:03

>>16

名場面シーン集に収録不可避

18二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:59:43

このレスは削除されています

19124/11/11(月) 00:17:03

おまけ

ブリ「ん？あれは…おーいヤベちゃーん！何してるのー？」

ヤベ「あっ、こんにちはブリちゃん！実はね、この後我が王が中山レース場で公開トレーニングするから臣下の皆で応援に行くの！」

ブリ「臣下って…ところでその…オルフェーヴルさんのデカいぱかプチ…プチではないね、それは？」

ヤベ「これはね、どきゅーとって言ってぱかプチの超大きいサイズとでも思ってくれればいいよ！」

ブリ「あー、確かキタサンブラックさんとサトノダイヤモンドさんのと同じやつね？でもオルフェーヴルさんの発売されてたんだ、知らなかった。」

ヤベ「ううん、これは手作り」

ブリ「手作り！？！？そんなデカイのを！！？？しかもクオリティ超高いじゃん！！普通に店頭に並べてあるレベルだよこれ！！」

ヤベ「頑張ったんだよー？夜遅くまで我が王に合う生地探したりとか、抱き心地を完璧にするため綿の詰め込み量とかもきっちり計算したんだから！一緒に併走するのと引き換えに色んな人達にも手伝ってようやく昨日完成したの！」

ヤベ「…っとそろそろ行かないと電車に遅れちゃう！じゃあねブリちゃん！バイバーイ！」ﾋﾟｭｰｯ!

ブリ「行っちゃった…って電車？……あれ抱えたまま電車乗るとか勇者だね…」

[笑顔で駆けていくヤベーオンナの背中をただ眺めることしか出来ないブリッジコンプだった…]

ブリT「ふと閃いた！これはブリッジコンプとのトレーニングに活かせるかもしれない！」

ブリ「うわぁ出た！！！」

【おまけ〜完〜】