- 1二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:25:46
- 2二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:26:00
- 3二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:28:38
何度見ても"これもう半分エデン条約だろ..."が意味わかんなくて吹く
- 4二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:30:22
スレ建て感謝〜
- 5二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:32:48
- 6二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:35:12
前スレのハナコ襲撃ssが面白い
ちょっとしたホラーみがあるのも良き - 7二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:38:47
- 8二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:42:19
覚醒したハナコは強いことを改めて理解した
あの手この手で先生を追い詰めるのゾクゾクする - 9二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:44:29
ハナコもキヴォトス人だから先生より力が強いのいいよね
頭脳でも力でも負けちゃう先生なのであった - 10二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:48:25
このレスは削除されています
- 11二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:48:45
- 12二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:53:26
- 13二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 11:55:58
ハナコならそのうちイキヌキって言いそう
- 14二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 12:06:13
- 15二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 12:13:07
けど先生の匂いを堪能するハナコはいる
胸板に抱きついて硬さと匂いを感じ取るハナコ可愛い - 16二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 12:21:17
- 17二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 12:26:57
実は先生も襲われるのを楽しんでいる説
- 18二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 12:39:13
「小ネタ・MAD」
シャーレの先生はとある過去から「先生」であり続けるため、まともに休憩を入れずに仕事に没頭する。そんな労働スタイルを見たトリニティの才媛、浦和ハナコに
「先生、休まないと身体に毒ですよ?」
と心配されるが
「ハナコ、何もしないと怖くなる…働かないと、先生を遂行しないと…ブツブツ」
と仕事や先生という肩書に心身ともに蝕まれている。20代で労働に囚われる先生、哀れ。
「…先生『息ヌキ』しません?」
ハナコの雰囲気が変貌した。清楚な少女から妖艶な捕食者に。
「丁重にお断りする」
「先生に拒否権はありませんよ♡」
椅子に座ってる先生に近づくハナコ。
「しょうがないなぁ…」
と椅子から言いながら立ち上がり、とある場所まで移動。床を右足でトン、トン、ドォンと音を立てると、先生が床に吸い込まれた。いや、先生の足元に四角い穴が空いた。
「あっ!先生」
「ハッハッハッハッハッ!!私はエンジニア部に隠し通路を造らせた」
誰に向かって言ってるのか分からないセリフを楽しく言いながら走る先生。頭壊れたのかお!?先生は敵や捕食者からの襲撃に備えて隠し通路や下のフロアを繋ぐ穴、壁に隠した護身用の武器(ハンドガン、さすまた、スナイパーライフルなど)、落とし穴を用意した。落とし穴は1度だけ誤作動でイオリが落ちた。シャーレは完全に忍者屋敷になった。
「私を捕まえられるなどと、その気になっているハナコの姿はお笑いだぜ!」
とハイになって言う先生。まともに休憩しないと人間はおかしくなる。先生はシャーレにある隠し扉や隠し通路など使って先生専用のセーフルームに向かった。以前住んでたマンションの一室はハナコ、ヒナ、黒服にバレたせいで泣く泣く引っ越したがそこも約10日でバレた。
今回はシャーレの地下室にトイレ、風呂、冷蔵庫、パソコン、1人用のベッドがある隠し部屋を新たな住処にした。シャーレには住居区があるがそこだと敵と味方に襲われる危険性があると考え、地下室に新たな住居を作った。広さはワンルームマンションぐらい。シャーレの居住区より狭いが大人1人住むには問題ない。
「よし着い…」
ー違和感ー
先生は隠し部屋の前で足を止める。
つづく。 - 19二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 13:21:48
ハナコからは逃げられない
- 20二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 13:24:21
「小ネタ・MAD その2」
「……」
(いるね、回転扉の奥に。微かだがハナコの匂いだ。呼吸音は聞こえない。防音室が仇になったな)
先生は人一倍五感が鋭い方だ。元少年兵でその時培われた機器察知能力はキヴォトスという世紀末な治安を生き延びるには重宝される能力だ。だが、先生はあくまで一般人。キヴォトス人の身体能力や五感より劣る傾向がある。
(奥にハナコが…いやハナコのことだ、私の嗅覚を利用して部屋に脱ぎたての衣服か下着をデコイとして置いてるな。ここから動けば僅かに隙が出来る。それに今逃げても他の隠し部や落とし穴に隠れたヒナが出てくる危険性も…)
先生は考える。さっきまで頭壊れた言動は何処にいったのか?
(隠し部屋には部屋の周囲、廊下を移すための防犯カメラがある。仮に部屋の中にハナコがいたら私の行動は防犯カメラで筒抜け。カメラの映像はパソコンで見られてるな。パソコンのパスワードは十中八九、ハナコにバレてるな…クソッ)
先生はズボンのポケットの中身を確認した。
(持ってきて良かったな…よし逃げる!!とりあえず外へ!そして仕事だァ!)
先生は走る!食われないために!
続く。
- 21二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 13:48:35
ハナコとのかくれんぼ面白い
「みーつけた」系の作品が私は好きでしてね - 22二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 14:03:27
こういうのってノアも似合うなぁって思った
- 23二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 15:37:58
このレスは削除されています
- 24二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 15:38:40
"これもう半分エデン条約だろ..."
この意味を探るべく我々はハナコのお口へと向かった - 25二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 15:56:36
先生の役割に囚われ愛に飢えてるというのに教師と生徒の立場や思い込みに取りつかれ愛する人から逃げ続ける! あなたは愚か者だ!
種自由のオルフェのセリフ改変しすぎて分からんくなった… - 26二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 16:14:52
「小ネタ・MAD その3」
先生はシャーレの外に出るために走る。脱出ルートは2つ。
①正規ルート。エレベーターと階段。
②隠しルート。隠し通路や隠し階段など。
先生はまず①の正規ルート、階段から地上へ出ることを試みた。
(ハナコ、ヒナ以外に協力者がいる可能性を考えたが、その可能性は低い…何故なら…)
「先生…私達と『息ヌキ』しましょう♡」
(あの2人は独占欲が強いから!)
地上階段の近くで妖艶なハナコ待っていた。今にも獲物に襲いかかりそうな雰囲気だ。右手にスマホを持っていたがアサルトライフル「オネストウイッシュ」は持ってなかった。
(やなりハナコか!ヒナの位置は大方予想通りか)
「断る!」
踵(きびす)を返す動作と同時にズボンのポケットに入っていたエンジニア部に依頼して造ってもらった煙玉を地面に投げた。ボンッ!
「キャッ!ケホケホッ…」
白い煙が周囲に充満した。
ハナコの視覚と動きを一時的に封じることは成功したが、階段を強行突破するのは危険と判断。ハナコが正規ルートである階段やエレベーターに罠を仕掛けないのはあり得ない。そう判断した先生は己の嗅覚と記憶力、そして彼女のプレッシャーを元に「目的地」に近付いた。
ー違和感ー
(予め地下の構造、落とし穴、隠し部屋の位置を覚えててよかったが、アロナで隠し部屋内部は把握出来ないのはマズイねぇ。部屋の中には監視カメラはない。ハッキングされて私のプライベートが黒服にでも見られたら…それに
アロナで落とし穴をオフにするよう頼んても、僅かに隙がに…)
ヒナは隠し部屋のそばにある「落とし穴の中」にいると先生は考えていた。理由は2つ。1つは彼女の機動力。部屋のそばの落とし穴から飛びして先生を確保するならハナコよりフィジカルが上のヒナの方が早く捕まえられる。また。先生はヒナが放つ強者特有のプレッシャーを何となく感じていた。落とし穴からヒナの匂いを嗅ぎ取れなかったのはエンジニア部が煙玉と一緒に勝手に造った匂いを消す煙幕を出す玉「消臭玉」を使ったお陰か。
ー違和感ー
(チャンスは一瞬、「今の状況」ならヒナから逃げられる)
つづく。
- 27二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 16:25:56
頑張れ先生…と言いたいどこだがこの闘争劇をハナコとヒナも楽しんでそう
- 28二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 16:37:51
『オマケ、先生目線の他のキャラのイメージ(適当)』
ハナコ→何故好かれたのか謎。あともう襲わないで!
ヒナ→何故好かれたのか謎。まさか捕食者になるとは…
アコ→うん、私を嫌ってるな!よし、それでいい。
イオリ→ホシノを救うためとはいえ脚を舐めたことは本当にゴメン。
チナツ→混浴はイヤー!あなたも捕食者だよね?
カスミ→泣いちゃった!!
ユウカ→ごめん。お金の管理方法より銃の扱い方を先に覚えた大人だから…過去は教えぬ!
ノア→怖い!絶対過去を教えない!個人的には忘れられないのは呪いだよ。
ヒマリ→私の過去は調べないで!ゲマトリア本拠地は調べていいゾ!ゲマトリアドッカン祭りをしたいから!!
黒服→◯ね!
カイザーPMC理事→◯ね!スクラップの刑
だ!
- 29二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 17:49:08
アコは別に嫌ってないんだよなぁ…
- 30二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 19:34:21
- 31二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 20:11:27
- 32二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 20:55:03
「小ネタ・MAD その4」
ここで先生がハナコとヒナから逃れるための選択肢を振り返る。先生はシャーレの地下にある「隠し部屋」に避難するつもりだったが、ハナコとヒナにその部屋の存在がバレた。防音室でもある部屋からハナコの匂いがしたが脱いだ衣服、もしくは下着を囮にしている可能性がある。
①正規ルート(階段など)から脱出→ハナコが待ち伏せしていた→ハナコに捕まる→仮にハナコを突破しても階段やエレベーターに罠がある可能性大→罠を覚悟して階段を強行突破しても先生より身体能力が高いキヴォトス人のハナコ、もしくはヒナが先生を捕まえる
②隠しルート(隠し通路、ハシゴなど)から脱出→1番近くにある隠し通路は先生がくつろぐための「隠し部屋」の近く。他の隠し通路は隠し部屋の中と部屋から離れた場所にある→ヒナが待ち伏せ(恐らく落とし穴の中)→隠し通路の扉を開くには一瞬隙ができるためヒナに捕まる。仮に運良く隠し通路の中に入ってもヒナは通路の扉を素手、もしくは固有武器「終幕:デストロイヤー」で破壊して強行突破→ヒナはスマホでハナコに連絡→ハナコが隠し通路の出口まで先回りして先生を捕獲。もしくは、出口に到達する前にヒナに捕まる
①、②の方法でも最終的に捕まって強制息ヌキエンド。また、下記の2種類の選択肢は論外。
③シッテムの箱の機能の1つ、アロナバリアを使って2人の襲撃を防御しながら外へ逃げる→銃弾など「先生に危害を及ぼす事象」を防げる→だが、ハナコとヒナの先生に対する捕食行為は「生物が子孫を残すための重要な行為」、「先生の精神を癒すための愛情表現」と判断されるためアロナバリアは発動しない。それは過去に何度も経験済…クソシステムじゃねーか!いい加減修正しろォォ!!アロナァ!!
④大人のカードを使う→これは最終手段。使う際、僅かな隙ができるためその隙を狙って(多分落とし穴に隠れてる)ヒナが先生を捕獲→ゲームオーバー
(まだだ!まだ終わらんよ!)
つづく。
- 33二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 21:35:45
どの道積んでるの草
- 34二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:13:40
- 35二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:37:54
監視カメラに映ってるハナコは常時カメラ目線なんだよね
監視カメラでハナコを監視してたらいきなりカメラ映像に砂嵐が入って収まったら消えているんだ
何処へいったかとカメラを切り替えて探しても映ってないんだよね
何処かに居るはずとカメラを見てたら、ねっとりとした呼吸音が聞こえてきて、
カメラから戻すと…
(FNAF1のジャンプスケア音と共に襲いかかるハナコ)
- 36二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:16:22
- 37二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:19:01
「小ネタ・MAD その6」
『安全な場所の例』
「先生、『3人用の露天風呂』の温泉と私の身体……どちらが温かいですか?」
「温泉開発部に感謝する日が来るとはねぇ…んっ♡」
「温泉開発部は…ぐっ…『先生♡開発部』だったのか!キツイっ!!許さんぞ!鬼怒川カスミ!」
「うふふふっ…先生♡開発部、いいですねぇ」
「よくない!…ぐっ!温泉開発部なんか、通りすがりの魔人に…うぐっ!温泉まんじゅうに変えられて、美食研究会に食べられちゃえ!」
↑通りすがりの魔人
「先生はヒナちゃんに食べられていますねぇ♡2人ともとっても可愛いですよ」
「ハァハァ、先生早く♡先生の『間欠泉』を出して!」
「ヒナ!?縦揺れがはげし…」
(そう、隠し部屋…特に1人用のベッドは極力無傷で残したいはず!ハナコがミレミアム製の消臭玉を使わずに部屋に匂いを残したのは、部屋にハナコがいると思わせて私を階段や隠し通路に誘導させて捕獲するため。そう、隠し部屋の中にあるもう一つの出口は無傷だから脱出できる!)
ー違和感ー
(残念だったなぁ…ハナコ、ヒナ。2人で私を捕まえてパンパンし過ぎたことが失敗だったな。私は先生だ!これ以上生徒との不純な関係など必要ない!今の私のパワーで叡智な展開などこの世から消し去ってしまえ!!)
先生は勝利を確信したため精神はハイになってる。だが肉体は疲労困憊。勝てるのか?
(まだかな…早く襲いたい)
↑スタンバってるヒナ
続く。
- 38二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 01:10:09
既にダメそうですね
そういえばハナコはヒナのこと小さくて可愛いと思ってたはず
この辺も後で詳しく描写していただけると嬉しいです - 39二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 03:20:19
話の流れを遮って申し訳ない
前スレでも書いたが他の人の考察も踏まえて改めて言わしてもらう
ハナコって「お試し行動に手を出したらアウト」って言われてるけど俺はそうは思わない
まずお試し行動するってことはある程度は相手に気を許しているわけだ
関わりたくなければとっとと距離を置く
なので先生に対しては初期の段階でもそれなりの信頼を置いてる
それに「自分が誘惑している」という事実や「手を出されても自分にも同じくらい非がある、なんなら事の発端は自分」ということを理解できるはず
なので拒絶して距離を置いたりはせず「そんな事しちゃダメですよ。私もごめんなさい」って軽く諭して次の日からも普通に接してくれると思うんだ
なんなら「先生にこんな辛いことをさせてしまった」と自身を責めることにもなりそう
ハナコは優しいからな
ちなみに水着の時も「手を出したらアウト」なんて言われてるけどこの段階まで来たらアウトになることはまずないだろう
なんかやたら「誘惑してくるくせに乗ったら拒絶される」みたいな印象が独り歩きしてる気がするんだよね - 40二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 06:56:03
- 41二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 07:37:08
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- 42二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 11:01:43
- 43二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 12:18:24
かしこまりました。時間がかかります。
- 44二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 12:33:05
- 45二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 15:39:15
- 46二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 16:29:41
- 47二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 18:33:17
このレスは削除されています
- 48二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 18:49:47
このレスは削除されています
- 49二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:36:00
おつ
味方があまりにも頼もしすぎる - 50二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:41:38
このレスは削除されています
- 51二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:43:54
このレスは削除されています
- 52二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:53:44
このレスは削除されています
- 53二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:56:12
このレスは削除されています
- 54二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 21:01:36
このレスは削除されています
- 55二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:18:23
このレスは削除されています
- 56二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:41:29
この先生ニコ動見てるなら例のあれやAI怪文書にもそのうちハマりそう
- 57二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:53:09
このレスは削除されています
- 58二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 22:57:15
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- 59二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 23:38:05
先生とうとう全裸徘徊しちゃうのか…
- 60二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 06:48:44
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- 61二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 07:08:38
このレスは削除されています
- 62二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 09:46:29
この作り物も本物に限りなく近いように模した物なんだろうなぁ
- 63二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 11:07:51
そのうち先生も自慰だけじゃ満足できなくなりそう
- 64二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 11:08:51
こう見ると案外ハナコとヒナって相性良いかもな
お互い偏見もないし人当たりも良いから喧嘩にはならない - 65二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 12:09:43
…ここもしブロスレだったっけ?
- 66二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 15:12:07
このレスは削除されています
- 67二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 16:18:04
- 68二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 17:07:38
- 69二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 17:13:40
自分はスレ主ではないしとやかく言う権利はないけれど
せっかく現行のもしブロブルアカスレが2つもあるのだから、ブロリーネタはそっちで投下した方が良いんじゃないかな…
確かにSSを投稿して頂いてるのは嬉しい限りではあるけれど、
流石にこれ以上はこのスレの意趣とは離れてしまうのでは…? - 70二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 18:03:54
ss書いてもらっててこんなこと言うの申し訳ないけど正直ブロネタはくどいなと思った
せっかく書くならサブキャラ達の様子でも描いた方がいいんじゃないかな? - 71二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 18:22:31
すみません、一部の二次創作は消します。スレの意趣と離れていたため。
- 72二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 19:56:15
修正
誤・「衣服か下着をデコイとして置いてるな。ここから動けば僅かに隙が出来る。それに今逃げても他の隠し部や落とし穴に隠れたヒナ」
正・「衣服か下着を罠として置いてるな。ここから動けば僅かに隙ができる。それに今逃げても他の隠し部屋や落とし穴に隠れたヒナ」
すいません。
- 73二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:02:11
実際問題ハナコって頭良いねって友達や先生から言われたら複雑な思いになるのかな?
喜ぶ、まではいかないけど普通に受け入れそうな気がする - 74二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 08:44:08
保守
- 75二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 12:48:37
「小ネタ・MAD その7」
目的地、シャーレの地下の廊下と隠し部屋を繋ぐ「回転扉」の前に到着した先生。
「ふぅーっ…」
と深呼吸をした。勝敗は一瞬で決まる。
(私の勝利条件、それは隠し部屋に入ること。部屋の奥にある別の隠し扉から逃げれば…)
ガコンッ…回転扉の左側の床が口を開いた。
ー違和感ー
落とし穴から跳躍したのはゲヘナ学園風紀委員長、空崎ヒナ。舞い上がる姿は妖精のように美しい。天井に頭をぶつけない程度にジャンプしていた。
「先生…覚…」
ボフッ!!天井に煙玉が炸裂、白い煙幕がヒナの全身を包んだ。先生はヒナが落し穴から跳躍するのと同時に煙玉を天井に向けて投擲した。彼女を一瞬怯ませて回転扉を開ける時間を確保するために。先生は予めヒナの位置と軌道を予測できたため煙幕で一瞬怯ませることに成功。
「くっ!…せん…せい」
「すまないヒナ…今度おいしいレストランで奢るから」
ヒナに謝罪しながら、先生は壁に偽装した「回転扉」に触れた。そして…
「『8751 7407』」
と呟いた。
回転扉の解錠方法は2つ。1つは掌の静脈認証と8桁のパスワードを言うこと。もう1つは二種類のパスワードを扉の前で30秒以内に言うこと。二種類のパスワードは…
『私は望む、安息の聖域。私は望む、理不尽の終焉』
『8751 7407』
ハナコは予めパスワードを記載したメモを先生の机から発見。それを利用して隠し部屋に侵入。『隠し部屋にハナコがいる』と誤認させるために脱衣の一部を置いたのだろう。先生は人一倍五感が鋭く、微かな匂いから相手を識別可能だ。その強みを利用した匂いの罠。先生を誰もいない部屋から退け、階段や隠し通路へ誘導させて捕食者達が獲物を捕獲するための罠。だがその罠も役目を終えた、ただの布切れだ。
つづく。
- 76二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 13:04:36
「小ネタ・MAD その8」
ピピッ、ガコンッ!先生は右手の静脈認証と8桁のパスワードで壁に偽装した回転扉の鍵を解除した。銀行の金庫のように分厚い壁が時計回りに回転する。
「さて…これで一安し…」
ゲヘナ風紀委員の火宮チナツが隠し部屋の中にいた。
「ん……ん?」
先生はチナツの匂いは一切感嗅ぎ取れなかった。代わりに部屋のベッドに置かれたハナコの緑色の下着の匂いが先生の鼻を刺激した。
「先生、あの時の貸切露天風呂での『ひと休み』の続き、しませんか?」
「あの時…貸切…露天風呂……」
硬直する先生。蘇る記憶。温泉嫌いになった苦い記憶。
これは先生がハナコとヒナに初めて捕食される前の出来事。1人でゲヘナの温泉旅館に宿泊した時、事件は起きた。
「へぇ~、ペロロ様まんじゅうねぇ。美味いのかな?」
「先生」
「え、チナツ!」
「先生『も』休息のために温泉旅館に宿泊しに来たのですね…」
旅館のお土産売り場で『偶然』チナツと出会った。その時の彼女の眼鏡の奥にある瞳は妖しく光っていたことをクソボケ先生は気付いてなかった。チナツと先生が世間話をしていると旅館の支配人が彼女に話しかけた。そして、2人の会話内容に先生は驚愕した。
「えっ!?カップル専用プランで予や…ムググッ!?(え?ちょっ…チナツ!?)」
チナツは先生の口を防ぐために先生の顔を胸に押し当てた。そう、彼女はハナコやヒナより先に捕食者に覚醒したキヴォトス人だった。
つづく。
- 77二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 13:12:02
「小ネタ・MAD その9」
「何が予約に不備等がいましたでしょうか?」
温泉旅館の支配人が質問した。
「い、いえ…全くありません」
「ムグーッ!(大アリだよ!)」
「仲が良いようで羨ましいです」
「ムグググ!?(オーイ!どこ見て仲良しと判断したの!?)」
「周りからよく『仲が良い』と言われます」
「露天風呂はすぐ裏手にございますので……」
「ムグーー!!(案内するなァァ!)」
「先生…私と貸切露天風呂で楽しい『ひと休み』、しませんか?」
先生は恐怖した。このままだとチナツに喰われる。この場から逃れたかったが、チナツは先生の体に密着しているため自力で逃げる術はなかった。旅館の従業員に助けを求めるために大声を出そうとしたが、先程のように胸で口を塞がれた。今度は脱衣場から逃走を試みたがあっという間にチナツに浴衣と下着を脱がされた。
「大人しくして下さい…」
(チナツも中身ゲヘナだったのか!?比較的穏やかな子だと信じてたのに!?何故私を狙うの!?)
丸裸にされたクソボケ先生は自分の価値を知らなかった。またこの時、チナツはハナコやヒナより先に『先生の副担任を直接見た』という偉業を成し遂げた。
貸切露天風呂という名の狩場、ラブラブカップルのように先生に密着したチナツは先生の腕に豊満な胸を当てていた。力ずくではここから逃げられない。チナツと先生が温泉につかって1〜2分。ついに決心したのか彼女は先生の心身を確実に捕らえるために風紀委員という肩書きを完全に棄てた。
「温泉で心も身体もスッキリした感じです……。先生もその…私で『スッキリ』しませんか?」
つづく。
- 78二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 13:19:17
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- 79二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 15:03:52
「小ネタ・MAD その10」
(このままだと先生と生徒という健全な関係が壊れてしまう!?こうなったら…)
「あーっ!ヒナ委員長だ!」
と咄嗟に嘘をついて貸切露天風呂という名の狩場から脱出することを試みた。
「え…嘘!?」
「避難する準備だァ!」
「待ってください!」
「ヤダァァァ!!」
勝利を確信したチナツは僅かに隙ができた。先生はそれを見逃さなかった。空崎ヒナの名の力は絶大だった。未来の捕食者のお陰で先生は生徒に捕食されるXデーが少しだけ延びた。
先生は最後の力を振り絞り、濡れた身体を抜かずにタオル1枚腰に巻いて、両手に浴衣と鍵を握りしめて宿泊している個室まで猛ダッシュ!急いで着替えて荷物をまとめて、宿泊料金を支払って旅館から脱出した先生。先生と生徒の関係は辛うじて維持できたが、その代償は大きかった。折角の休暇を、ゲヘナの温泉を堪能できなかった。お土産のペロロ様まんじゅうは購入できなかった。代わりに後日、ネット通販で購入した類似品で我慢した。
↑類似品のイメージ(右側にいるキャラ)
「温泉…露天風呂…怖い…」
先生はその日から温泉や露天風呂が嫌いになった。チナツはミレミアムのノア並に苦手になった。
貸切露天風呂の脱衣場に置き忘れた先生の下着は旅館が忘れ物として預かってないか電話で確認したが、予想通り無かった。先生の下着はチナツの温泉旅行最大のお土産、否、戦利品になったのは言うまでもない。
つづく。
- 80二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 15:22:02
「小ネタ・MAD その11」
もし同じシチュエーションなら浦和ハナコは確実に先生を捕食シて、WAPPY ENDを掴んでいた。
まず、カノジョなら先生が宿泊する旅館の部屋の番号は必ず把握する。万が一逃げた時は予め用意したで部屋のマスターキーで侵入して捕食する。
脱衣所で浴衣を脱がす時は大人のキスや副担任をペロロ様して先生の抵抗する意思を確実に削る。更に先生の部屋の鍵と浴衣、荷物を全て奪って鍵付きロッカーにしまい、ロッカーの鍵は肌身離さず持つことで自分が満足するまで温泉から出られない、主導権はハナコにあることを行動で教える。万が先生が一大声を出して旅館の従業員に助けを求めようとしたら、ハナコは自身の口や胸で彼の口を封じる。
貸切露天風呂に入ったらハナコは「言葉責め」や「たわわ」で積極的にアピールして先生と一線を越える。彼女なら責めの技術を獲得するために狩猟日までに幾度も練習を積んでいただろう。
チナツは一言でいえば詰めが甘かった。途中までは良かったが…非常に惜しかった。一流の策士型捕食者になるにはあらゆる可能性を考慮して作戦を練る能力と、予想外のハプニングをチャンスに変えるとっさのアドリブ力が必須だ。それに加えて獲物やライバルの情報を徹底的に収集、分析する能力も必要だ。
「うわあああ!!混浴はダメ!不健全!」
錯乱した先生は階段に向かって猛ダッシュしたが…
「あら、おかえりない…先生♡」
「た…ただいま」
先生は豊満なハナコの胸に捕まった。服越しで伝わる彼女の胸の柔らかさは下着を身に付けていないことを教えてくれた。
(全てあなたの筋書き通りに先生が捕まったわね…ハナコ。トリニティの生徒達があなたの『能力』だけを欲しがるわけね…)
「お部屋までイきましょうね〜♡」
「部屋、チナツがいる……チナツ、露天風呂…イヤー!温泉は…イヤー!」
「あらら…」
ヒナはハナコと彼女に捕獲され、隠し部屋まで連れて行かれる先生を見ていた。
(ハナコの推理通り、先生を温泉嫌いにした犯人が私の身内にいたとは……)
つづく。
- 81二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 15:55:41
ヒナは能力だけでなくハナコの全てを見てるから好感度高いよね
- 82二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 20:49:35
やはりハナコは策略家という名の蜘蛛
もしくは悟られぬようゆっくり忍び寄る蛇
立派な捕食者だよ - 83二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:11:01
キスなどで抵抗する意思を確実に削るところが毒で獲物を弱らせる蛇や蜘蛛を彷彿とさせて大変エッチですね
- 84二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 07:04:51
今更だが、半分エデン条約って何だろう?
ハナコの胸がエデン条約の半分なら、残りの半分はヒナの胸かな? - 85二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 10:35:03
お前天才かよ…
- 86二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 18:52:21
トリニティでハスミの次に胸が大きいのはハナコかな?ミネ団長も大きい。
- 87二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 20:07:25
- 88二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:17:04
- 89二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 07:47:19
ハナコは戦闘力も隠してるイメージがある。
・エデン条約編でナギサに精神攻撃&アリウスの襲撃から守った後、1時間かけて試験会場まで走った。(ただし、キヴォトス人は身体能力が高い)
・水着ハナコが強い。水の無い所でこのレベルの水遁を…
・気配遮断能力。使い方次第では奇襲に使える。 - 90二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:46:48
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- 91二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:49:37
- 92二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:09:46
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- 93二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:17:49
「小ネタ・MAD その12・落胆」
1週間前、ハナコとヒナは先生の住居であるマンションの一室で密会していた。先生の住居は2人の捕食者以外誰も知らない新しい隠れ家だった。ハナコはモモトークより直接顔を合わせて会話をするのを好むためヒナとの密会を楽しみにしている。
「やはり…んっ♡『作り物』では満足できませんね」
「そうね、『本物』でシた方が楽しいわ…ん…先生の可愛い顔を見たいし♡」
「うふふっ♡そうですね…先生が早く帰ってきて欲しいですねぇ」
2人の捕食者は1人過酷をしながら獲物が帰って来るのを待っていた。今日は先生の家で3人で夕食をとる約束をしていた。2人で作ったカキフライ、ポークソテーなど精のつく料理を作って彼の帰宅を待っていた。だが、約束の時間になっても先生は自宅に帰ってこれなかった。彼は自らの意思で生徒間の問題を解決するために東奔西走している。その結果職場で寝泊まりし、ろくに休息をとらない自己犠牲の生活が当たり前になってしまった。
「先生……」
ヒナは先生からのモモトークの文書を読むと酷く落胆していた。この日のために美食研究会や温泉開発部の残党など、ゲヘナの不良生徒達を鎮圧した。先生のためなら普段の倍以上の力を発揮する空崎ヒナの努力が徒労に終わった。
「ヒナちゃん……」
ハナコもヒナ同様、先生からの謝罪文を読むと落ち込んでいた。だがそれ以上に先生が過労死しないか心配していた。
彼は壮絶な過去を契機に己の意思で『先生』という役割を遂行するある種の狂人だ。彼のお陰で救われた生徒は沢山いる。だが、キヴォトスの生徒達は先生に頼り過ぎてる。ハナコとヒナは常々そう思っていた。
「こうなったら『息ヌキ』をするために3人で温泉旅行にでもイかせないとイケませんねぇ。うふふっ」
ハナコは落ち込んでるヒナを少しでも元気づけるために言った。
「うん…私も行きたい。でも先生は温泉が苦手かもしれないよ」
「あー、そうですねぇ」
続く。
- 94二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:24:20
「小ネタ・MAD その13・凌駕」
ハナコとヒナは風紀委員が捕まえた温泉開発部をこき使って造らせた『3人用の露天風呂』で先生の間欠泉を搾り取ったことがある。だがどういう訳か『温泉』や『露天風呂』という言葉を聞いた先生は普段より2人に搾られるのを拒絶していた。でも先生の身体は正直なのだ。
「先生の温泉嫌いの原因は何でしょうね?以前聞きましたが頑なに答えてくれませんでした。私が独自に調べた先生がキヴォトスに来る前の経歴で温泉に関するトラウマは無かったですし…」
「以前、特別牢にいる鬼怒川カスミに先生の温泉嫌いの原因が温泉開発部が関係してないか『質問』したけど…彼女は何も知らなかった」
「彼女が嘘をついてる可能性は?」
「何とも言えないわね。もし嘘をついたらハナコを連れて来る、と伝えたらギャン泣きしたわ。私と会うだけで泣いてるのに」
トリニティの浦和ハナコはゲヘナの温泉開発部を捕まえるために風紀委員長の空崎ヒナに知恵を貸した。全ては先生とヒナの負担を減らすため。彼女の作戦を元に偽の温泉情報やミレミアムに依頼して作ってもらったディープフェイク動画で部員達を釣り、風紀委員や情報部も知らない温泉開発部の全アジトを発見した結果、約200人中169人の部員を捕まえることに成功。捕まえた部員の中には現場班長の『下倉メグ』と温泉開発部、部長の『鬼怒川カスミ』も含まれていた。
カスミは自分の知能を凌駕し…
『温泉開発部はナニを開発する部活なんですか?温泉は◯◯や◯◯をするために造ったのですか?◯◯入りの温泉はありましたか?』
といったやたら叡智な質問をするハナコに完全敗北した。
つづく。
- 95二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:45:42
ハナコ強すぎだろ
- 96二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 19:05:04
「小ネタ・MAD その14・推理」
「温泉といえば以前、先生はモモフレンズのペロロ様に似たキャラクターの温泉まんじゅうを何処か悲しそうに食べていましたね」
「ペロロ様?確か変な鳥のキャラクターだったわね……。そういえば可愛い動物に目がないチナツでもペロロ様の魅力が分からないと言ってたわね…。確かに動物好きにウケる可愛いデザインにした方が万人受け……」
ヒナは気づいた。
「チナツは何処でペロロ様を知ったのかしら?いや、まさかね…」
「……温泉…露天風呂…ペロロ様…お土産…温泉まんじゅう…チナツさん……」
ハナコは複数の単語を呟いた後、ヒナに質問をした。
「ヒナちゃん、チナツさんは以前、温泉や温泉旅館に行ったことはありますか?もしあるなら、それはいつ頃でしょうか?」
「えっと……私がハナコと仲良くなる前、休暇でゲヘナの温泉旅館に行ったわね。旅館の名前は忘れちゃったけど…そういえば、全風紀委員へのお土産に抹茶羊羹を買ってくれたわね」
「先生がペロロ様まんじゅうの類似品を食べてた時は…ヒナちゃんと仲良くなる前!」
「え……チナツが犯人?………でも温泉旅行から帰ってきたチナツは空元気だったわね。心配になって大丈夫か何度も聞いたけど、『だ、大丈夫です!ヒナ委員会!』の一点張りだったわね……」
「ヒナちゃん、断言はできませんが、
①ゲヘナ内にある。
②おみやげ売り場にペロロ様まんじゅうと抹茶羊羹が売っている。
③混浴、もしくは貸切の露天風呂がある。
④同じ日に先生とチナツさんが宿泊した。
この4つを満たす温泉旅館に先生が温泉や露天風呂が嫌いになった理由があるかもしれません。明日、私が…」
「ハナコ、その旅館探しは私にやらせて」
「い、いいのですか?風紀委員の仕事が忙しいのでは?」
「私の方がハナコより土地勘があるわ。その代わり、『教育者』という役割に囚われてるクソボケ先生を私達でタップリ『息ヌキ』させる方法を考えて欲しいわ♡」
「ふふっ、お安い御用ですよ♡ヒナちゃん」
つづく。
- 97二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 22:56:09
ハナコは愛の力で普段の倍以上の知力を発揮します。
- 98二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:03:51
いくつかの証拠だけで真実に近い結論を導けるの流石だよハナコ
ヒナとの相性もバッチリだね - 99二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:14:07
見てる限りハナコってヒナのことも大好きだよね
もちろんヒナも同様 - 100二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:46:12
「小ネタ・MAD その15・人柱」
全ては浦和ハナコの掌の上だった。先生は彼女の予想通り最期まで逃げ続けた。「先生」という役割に囚らわれ続ける狂人を止めるにはもう「限界寸前まで消耗させる」しか無かった。狂気的な覚悟、鋼の理性がある限り先生はまともに休憩しない。ハナコとヒナの甘い誘惑にも応じない。彼は命尽きるまでキヴォトスの生徒達を護るための「人柱」であり続ける。
ハナコが考えた先生を「止める」作戦はハナコとヒナだけではできなかった。狂った先生を止めた後、疲労困憊の彼を回復させるには医療知識を持つ者が必須だ。ハナコは先生の回復役に救護騎士団の鷲見セリナではなく、元救急医学部で現在は風紀委員会に所属する火宮チナツに協力を求めた。なお、ハナコがチナツを選んだ理由は
①先生の温泉嫌いの「真実」を明らかにするため。
②チナツに「チャンス」を与えるため。
③「最悪」を回避するため。
の3つである。
計画を実行する6日前。シャーレの廊下の落とし穴が誤作動してゲヘナの風紀委員会…銀鏡イオリが穴に落ちた話をヒナから聞いたハナコは現代の忍者屋敷に改造されたシャーレのカラクリを徹底的に解明した。その結果、隠し部屋や隠し階段、隠し武器、落とし穴などの位置はRPGゲームの迷宮探索をする要領でほぼ全て発見した。あと、先生にさりげなく休むよう伝えたがハナコの声は届かなかった。
続く。
- 101二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:50:30
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- 102二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:58:17
「小ネタ・MAD その16・狩人」
5日前。改めてシャーレを探索。その結果、煙幕を発生する「煙玉」や匂いを消す「消臭玉」、地下の隠し部屋の扉を開くための二種類のパスワードを記載した「メモ」を先生の机から発見。落とし穴などの罠を制御し、隠しカメラの映像をリアルタイムで確認するミレミアム製の「専用アプリ」はシャーレオフィス内の「先生のパソコン」と、地下の隠し部屋にある「ノートパソコン」にインストールされていた。恐らく先生が肌身離さず持ってる「タブレット型デバイス」にも専用のアプリがインストールされていると推測…。ハナコがそれらを発見するまでの過程はRPGゲームで迷宮内の宝箱や隠しアイテムを探しをしている気分に近いと思われる。
ハナコは早速、隠し部屋のノートパソコンを使って地下の隠し部屋周辺の落とし穴をロックした。ヒナが隠れる予定の隠し部屋の前の落とし穴を除いて。作戦中、自分たちや先生が穴に落ちる不慮の事故を防ぐため。
先生は夕方、シスターフッドの「誤解」を解くために、暴走する桐藤ナギサを宥めるためにトリニティ総合学園に足を運んでいた。ハナコもついてきた。問題解決後、先生は救護騎士団に「救護」されたがチェンソーで身体が裂かれそうになったため、隙を見て逃そ…シャーレに戻った。
4〜2日前。ハナコとヒナは先生に長期休暇をとるよう何度も説得するが失敗。ハナコは想定する「最悪」を回避するためにティーパーティーでハナコの友人、百合園セイアに相談。その後、ヒナからの電話で例の温泉旅館の調査結果を聞くハナコ。ハナコは予定通りチナツに回復役を任せ、ヒナに「最悪」が起きた時の対処をお願いする。ヒナは快諾した。
先生は深夜、アビドス高等学校の破壊を企むカイザーPMCの残党9人を密かに狩っていた。残党達の目的はアビドス高校の生徒達への八つ当たり。先生はキヴォトスに来る前に会得した技術の1つ「狙撃」で愚かな大人達を狩ることを決断。夜陰に乗じて廃ビルから狙撃銃で残党を全員狩猟し、彼らが乗った車も破壊した。全ては生徒達の笑顔を護るため。機能停止寸前の残党達を遠くから確認した先生の表情は氷のように冷たかった。唯一の失敗は夜間にパトロールしていた小鳥遊ホシノに残党達を狙撃したことがバレたことだった。
つづく。
- 103二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 13:20:59
ホシノも絡んでくるのか期待
- 104二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 16:23:25
「小ネタ・MAD その17・計画」
計画実行前日。ハナコは先生の嗅覚対策のためにエンジニア部が煙玉と共に勝手に造った箱に入ってる『消臭玉』を机の引き出しから5つ奪い、紙で作った偽物とすり替えた(後日、偽物は念の為回収する)。消臭玉は3つで充分だったが、予備も含めて5つ手に入れた。消臭玉の使い方は箱の中にあった説明書を読んで覚えた。ハナコはゲヘナでヒナ、チナツと最期の打ち合わせをした。モモトークで何度も打ち合わせをしていたが念の為…。
先生は仕事のためにゲヘナに来たが、万魔殿の羽沼マコトにキヴォトス征服のために手を組むようにしつこく勧誘された。そんなマコトに先生はなんと説教した。
「下らない像を造る金があるなら花畑や公園でも作れ!」
「風紀委員会に嫌がらせをすることは『オレ』に嫌がらせするのと同義だと思え!」棗イロハからの連絡でハナコ達と打ち合わせ中のヒナが万魔殿に来た時、先生に叱られたマコトは涙目だった。先生のメンタルは限界だったかもしれない。
計画実行当日。ハナコ、ヒナ、チナツの役割は下記の通りである。
ハナコの主な役割は「誘導」と「捕獲」。
①まず、緑色の上下の「下着」を脱いでジッパー付きの袋に入れる。そして、それをチナツに渡す。
②シャーレのオフィスで先生を「捕食するフリ」をする。先生は予想通りシャーレの地下にある隠し部屋に移動し始めたら電話でヒナに連絡。彼女との連絡は「イった♡」、「射出♡」などの短い暗号を使用。電話は次の連絡のために切らない。
③地下の階段前まで移動。移動中に消臭玉を使って自身と持ち物の匂いを消す。消臭玉の使い方は同じ。地面に叩きつけて発生した水色の煙を全身に浴びれば消臭完了。
④隠し部屋から階段に向かった先生を再び部屋に誘導するために再び「捕食するフリ」をする。実は階段とエレベーターには罠は存在していなかったが、先生はハナコが階段やエレベーターに罠を仕掛けてる…と思い込むことをハナコは予想していた。
⑤繋ぎっぱなしの電話で再びヒナに連絡。暗号を伝えて電話を切る。
⑥隠し部屋にいたチナツを見た先生の反応を見る。予想通り動揺して階段へ向かった場合、優しく捕獲する。捕食は先生の疲労が回復するまで我慢♡
つづく。
- 105二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 16:44:33
マコトざまぁの瞬間である
- 106二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 16:52:38
「小ネタ・MAD その18・応戦」
ヒナの主な役割は「捕獲」と「応戦」。
①まず、消臭玉で自身と持ち物の匂いを消す。そして、ハナコからの連絡を待つ。
②ハナコの連絡を受けて電話切らずに地下の隠し部屋前の「落とし穴の中」に隠れる。落とし穴は予めハナコが隠し部屋のノートパソコンを使って穴の中から手動で開けるように設定した。
③先生が隠し部屋の「回転扉の前」→「階段」→踵を返して「回転扉の前」へ向かう…という順に移動したら全身に力を込める。タイミングはハナコが電話で教えてくれる。そして電話を切る。
④先生の触覚は強者特有のプレッシャーを機敏に感じる。ハナコは先生がヒナに意識を向けるようにするためにヒナがプレッシャーを出すように頼んだ。一応練習した。
⑤足音が止まったら落とし穴から飛び出す。先生を「捕食するフリ」をして先生を隠し部屋の「中」への意識を逸らす。ヒナが落とし穴から飛び出した瞬間、先生は煙玉を天井に向けて投擲する…というハナコの予想は昨日の打ち合わせで聞いていた。
⑥万が一、先生が強引に「階段」、「隠し通路」、隠し部屋の奥にある「もう1つの部屋の出入口」から脱出しようとした場合、3人の中で1番身体能力が高いヒナが捕獲する。隠し部屋の回転扉のパスワードはハナコから教わっているため、先生が部屋に隠れても無駄。
⑦また、先生が小鳥遊ホシノ、剣先ツルギ、甘美ネルなどの強者を呼んだり、黒服など予想外の第三者が乱入した場合は戦闘力が高いヒナが応戦する。ただし、前者はハナコが事情を説明してもダメな場合のみヒナが応戦する。
↑強者達
↑第三者
つづく。
- 107二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 16:56:23
「小ネタ・MAD その19・不意」
チナツの主な役割は「不意討ち」と「回復」。
①消臭玉で自身の身体と持ち物の匂いを消す。
②ハナコから渡されたジッパー付き袋に入ってる「下着」を袋から開封して隠し部屋のベッドに置く。
③ハナコの匂いを発する下着を置いた理由は「隠し部屋の中ににハナコがいる」と勘違いさせるためではなく、「室内にチナツが待機していることを悟らせない」ため。先生の五感の鋭さはハナコの想像を越える可能性があるため、念の為下着を置いた。ノーパン、ノーブラで先生に会いたかった訳では無い…多分。
④チナツは回転扉の前で待機。先生が来たら「貸切露天風呂に誘う」主旨のセリフを言う。先生の温泉嫌いの「真実」を暴き、不意討ちで狂気的な覚悟と鋼の理性を持つ先生の精神を削るために。そうでもしないと狂人の先生は止まらない。
⑤捕獲した先生を予め用意した疲労回復手段で心身を癒す。
普通の人を捕獲する場合、もっと簡単な計画で良い。だがハナコが立てた計画のように彼の超人的な五感を逆手に取り、徹底的に逃げ道を塞ぎ、精神を削らないと先生は止まれなかった。故に計画の途中で先生が自分の意思で止まれば御の字だった。
つづく。
- 108二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 20:08:54
「小ネタ・MAD その20・大人」
先生は現在、地下の隠し部屋のベッドで就寝していた。日頃の激務による過労と先程のハナコとヒナから逃れるために心身を消耗したためハナコの胸で眠った先生はヒナがベッドまで運んだ。
「やっと眠りました…いえ、やっと『止まった』というべきでしょうか…。本当は睡眠薬を混ぜた飲み物で眠らせたかったのですが、あの人は五感、特に嗅覚が犬並に鋭いので匂いでバレてしまいます…」
ハナコはこの作戦以外で先生を穏やかに止められるならそれを実行したかった。だが、今回はこうするしかなかった…。彼女は無意識に拳を握り締めていた。
「外から来た人間にしては鋭い感覚ね。キヴォトス人(わたしたち)に匹敵する五感だわ。先生はその五感から得た敵の情報や戦況を元に生徒達(わたしたち)を的確に指揮していたのね」
(実際はハナコが調べた先生の経歴も指揮が上手い理由の1つね…。本当は自ら前線に立って私達を護りたかったのよね?先生…)
眠ってる先生を心配そうに見ている2人に対してチナツが質問した。
「あ、あの…ヒナ委員会、ハナコさん、私を先生を休ませるための作戦に参加させた本当の理由は………あのことですよね?」
「!…チナツ!…やはりあなたが…」
一瞬声を荒げるヒナ。
「ヒナちゃん!念の為言いますが…先生は『温泉や露天風呂が怖い』と言っていましたが、『温泉や露天風呂が嫌いになった原因を作った人に復讐して欲しい』という主旨は一言も言ってませんよ」
「!……」
「それに先生は自身が体験した悲劇を繰り返さないために、生徒たちの幸せのために、先生は『教育者』の道を選びました。もし、ここでチナツさんと喧嘩や仲間割れをしたら…」
「………そうね…そんなことしたら先生の意思を…覚悟を否定することになるわね。チナツに非があるとはいえ、ここで感情に身を委ねたら……。私も『大人』にならないとね……」
つづく。
- 109二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 20:19:30
このレスは削除されています
- 110二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 20:45:37
「小ネタ・MAD その21・先輩」
ハナコの言葉で冷静さを取り戻したヒナ。チナツは知らなかった、先生が何故「先生」になったのかを。何故「先生」という役割に固執しているのか?彼は決して自分の過去をヒナ以外の他人に語らなかった。彼の過去を知る者は自力で調べた浦和ハナコ、彼から断片的に教えてもらった空崎ヒナ、そしてゲマトリアの黒服の3名のみ。
「チナツ…先生と何があったのか私達に教えて…」
「はい…」
チナツはゲヘナの温泉旅館で起きた捕食未遂の経緯を話した。
「チ…チナツ……あなた…嘘でしょ…!?」
「まぁ、すごいですねぇ♡私達より先に先生を丸裸にしてお◯◯◯◯を直接見れたのは偉業ですよ♡これはチナツさんとは呼べませんね…チナツ『先輩』と呼ぶべきでしょうか?」
「あうぅ………ヒナ委員長、ハナコさん…私の完敗です。私はお二方と違い先生を捕食できず、先生の心を傷付けました。私にはもう、先生を愛する資格は………」
チナツはハナコとヒナが先生と一線を越えていることを知っていた。女の、捕食者の勘で温泉開発部をこき使って造らせた「3人用の露天風呂」で先生が捕食されていることを知っていた。
「チナツ先輩…私達はまだ『勝者』とは限りませんよ」
「それはどういうことですか
?あと…先輩はやめてください」
1つ年上のハナコに先輩と呼ばれたチナツは困惑した。
「キヴォトスには先生を狙う生徒(ライバル)、先生に興味を持つ生徒(ライバル候補)は沢山いるからです」
つづく。
- 111二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 20:55:15
チナツが仲間になった!
デカπが増えるね - 112二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 21:00:33
「小ネタ・MAD その22・地雷」
「!…やはりそうですか」
「ふふっ。チナツさんが知ってそうな生徒の中で密かに先生を狙ってる生徒は…チナツさんと同じ風紀委員会の天羽アコさん…アビドスの砂狼シロコさん、十六夜ノノミさん、小鳥遊ホシノさん…ミレニアムの早瀬ユウカさんとその友人の生塩ノアさん…七囚人の『災厄の狐』、狐坂ワカモさん…」
「私が知らない生徒も含めますと…」
「いーっぱい…いますよ♡」
(逆に先生を嫌う生徒の方が希少ね…)
「万魔殿(パンデモニウムソサエティ)、特に羽沼マコトさんと棗イロハさんには気を付けて下さい。マコトさんは先生を『利用して』キヴォトスを征服しよう企んでいます。先生はあなたの下らない野望を叶えるための『道具』ではありませんよ。うふふっ」
「ハ、ハナコさん!?」
チナツはハナコのマコトに対する静かな怒りに驚愕した。
(ハナコが怒るのも無理もないわ。キヴォトス支配のために先生を利用しようと企む野心家のマコトと、かつてハナコの「能力だけ」を欲した野心的なトリニティの生徒達は同じ。欲に溺れた愚か者よ…)
「イロハさんはマコトさんが送った刺客です。先生をサボらせるのは私達の役目ですよ♡」
(元に戻った!)
「他にも美食研究会、特に黒舘ハルナさんと鰐渕アカリさんは捕食者なので危険ですが、『黒服』の方がもっと危険です。先生を狙う悪の組織『ゲマトリア』に所属する全身真っ黒の変態は確実に倒さないといけません」
- 113二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 21:16:18
マコトは先生に叱られて既に涙目だけどバカマコトなので何度も釘を刺す必要がありますねぇ!
- 114二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:33:45
このレスは削除されています
- 115二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:37:09
「小ネタ・MAD その23・謝罪」
「黒服…?コードネームですか?」
チナツの疑問にヒナが答えた。
「本名は分からないわ…でも、先生につきまとうストーカー男(?)で、先生とハナコ、私の裸を見た変態よ。そして過去にアビドスの小鳥遊ホシノを拉致し、連邦生徒会やシャーレを武力制圧したカイザーコーポレーションと繋がりがある危険人物であることは本当よ」
「!…美食研究会や温泉開発部より危険じゃないですか!」
↑超危険人物
温泉開発部はハナコの策略を元に風紀委員会が部員の約8割を一斉に捕まえた。そのため急遽、第2の特別牢が造られた。
↑特別牢の住民、Kさん
「そうよ…先生を護るためにゲマトリアとカイザーは私達で倒さないと!」
「その意気ですよ!ヒナちゃん♡」
「そ、そうですね!」
ヒナの本気に圧倒されるチナツ。
「あの…ハナコさん。どのような方法で調べたのですか!?先生を狙う生徒や黒服…という危険人物の情報を!?ゲヘナの情報部に入部したら即戦力ですよ」
「チナツ、ハナコの情報収集能力は非常に高いわ。トリニティのティーパーティーの1人、桐藤ナギサが保有する87個のセーフハウスの場所を全て把握しているわ。しかもそのローテーションも…」
「もっとも、ナギサさんは私に知られたセーフハウスは全て廃棄して、既に新たなセーフハウスを用意した可能性がありますね…ふふっ♡」
「セーフハウスって手軽に用意できるものですか!?」
チナツはトリニティ生の財力と金銭感覚の異常さに驚いていた。
「あの…先程から気になっていたのですが…ど、どうして私に先生を狙うライバルの情報を教えるのでしょうか?ヒナ委員長とハナコさんは、せ…先生を傷付けた私に罰を与えるために…私をこの作戦に参加させたと思ったのですが…」
「ふふっ♡私達にあなたを罰する権利はありませんよ。私達も先生にイケないことをした『悪い子』です♡もし先生を襲った罰と先生を温泉嫌いにした原因を作った罰が欲しいなら…」
「まず、先生に直接謝罪して下さい」
ハナコは普段より真剣な表示で言った。
つづく。
- 116二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:09:45
このレスは削除されています
- 117二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:13:13
あれだけ手を焼いた温泉開発部を捕えたの凄いなハナコ
そしてカスミは今日もちいかわになってるのか - 118二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:16:24
美食研は確かアリウス復興活動に参加してたよな
けどハナコがハルナとアカリをライバル認定してる辺りカスミと違って元気そう - 119二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 05:52:26
今日もカスミはちいかわ状態です。
蛇足ですが温泉開発部のアジトの1つはゲヘナ自治区の廃墟があるスラム街の地下に造ったという裏設定案もあります。温泉(地面)を掘る、あっという間に温泉旅館を造るノウハウがあるので、地下にトンネルやアジトを造るのは造作もないと思い考えました。地下アジト製作は温泉開発部、部員の掘削技術、建築技術を磨くための練習になるメリットがあります。地下アジトにはもちろん自爆装置もあります。出入口は複数の廃墟にあります。
ゲヘナのスラム街は漫画 「便利屋68業務日誌」第3話で便利屋68がテント生活をしていた場所です。ヒナ委員長がアルと戦ってる場所の地下に温泉開発部のアジトがあると思うと……
以前考えたネタ、美食研究会をアリウス復興活動に参加させる案はなしで書いていました。でも、復興活動をさせる展開があるとしたらクソボケ狂人先生を止める話が終わった後ですね。
あと先生はハナコやヒナにおそわれる前にハルナやアカリにお持ち帰りされそうになった経験がありそう。ただし、チナツと違って副担任を見ていない。
- 120二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 07:42:54
- 121二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 08:40:20
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- 122二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 08:44:40
「小ネタ・MAD その24・感謝」
「先生が恐れているのは、先生と生徒という健全な関係が崩れることと、他者が自身の過去を知って…心を深く傷付くことです。チナツさんが素直に謝れば心優しい先生は許してくれますよ。ふふっ」
「ハ、ハナコさん」
「あと、先生を誘惑したゲヘナの温泉旅館について詳しく教えて下さい♡チ・ナ・ツ・せ・ん・ぱ・い♡」
「は、はい…」
(先生とハナコで貸切露天風呂…楽しみね。チナツ達と協力して美食研究会と温泉開発部の残党を捕まえないと)
「あ、あのハナコさん…私という敵に塩を送る意味はあるのでしょうか?もし私が先生に謝罪した後、ハナコさんとヒナ委員長から先生を奪い取る可能性は考えなかったのですか?」
「ふふっ、それは勿論…想定内ですよ。私が先生を深く愛し、沢山愛を与えても…他の生徒にあっさり心を奪われてしまうのなら……先生にとって私は『その程度』の女だった…ということです」
「でも、奪われたら取り返すまでです♡」
「それに私は先生の『最初の女』ではなく『最期の女』になりたいのですよ。最期に先生の『全て』を手に入れれば…私は満足です♡もちろん、先生のハジメテを全て手に入れれば御の字ですよ…うふふっ♡」
チナツはハナコの先生に対する「覚悟」の差を痛感した。彼女はチナツのように大失敗をしても先生を決して諦めない。
「ハナコさん…やはり、私の負けです。あなたは…強いです」
「ふふっ、私はそこまで強くないですよ。私はチナツさんと違って『時間』に恵まれていました。チナツさんは風紀委員の仕事で忙しかったのでじっくり計画を練れなかったと思います」
「チナツ…私が先生を捕食できたのは本当に偶然よ。あの時、ハナコから先生を助けに来た私はハナコの誘惑に屈してしまい、風紀委員長から『悪い子』に堕ちたから」
「もし、先生の過去を全て受け入れる覚悟とキヴォトス中の生徒達と恋愛バトルをする覚悟があるのなら…リベンジしても良いと思いますよ♡」
「!!……ハナコさん、ありがとうございます!」
チナツの表情は先程より明るくなった。己の過ちを償い、先生とのわだかまりを解消するチャンスを…再び先生にアタックするチャンスを与えてくれたハナコに深く感謝していた。
つづく。
- 123二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 08:58:33
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- 124二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 09:03:09
「チナツ、1つお願いしていい?」
「は、はい!何でも言って下さい!」
「何でも言ってください…うふふっ♡その言葉、安易に言ってはイケないですよ♡チナツ先輩」
「ハナコさん!?」
「昨日の打ち合わせで確認した…先生の疲労を少しでも早く回復する手段は持ってきた?」
「はい!最上級の薬膳茶をいくつか用意しました!」
「先生が目を覚ましたらそれを飲ませて」
「!…はい、かしこまり…」
ピシッ!
「ハナコ!チナツ!伏せて!」
ズドォォン!!シャーレの地下廊下の天井を破壊したのは…
「先生は、『救護』が必要な先生は何処にいますか!?」
救護騎士団、団長…蒼森ミネ。
「ハナコ…あなたが予想した『最悪』のシナリオが来たのたわね」
「……」
ハナコは沈黙する。
「小ネタ・MAD その25・救護」
ハナコが想定した「最悪」は2つある。1つは作戦実行前に先生が過労で倒れること。もう1つは作戦実行中、もしくは作戦成功後に蒼森ミネが先生を「救護」するためにシャーレに来ること。ハナコにとって前者は1番最悪な可能性だ。後者は2番目に最悪な可能性だが、前者より対処法が明確なのが不幸中の幸いだ。
つづく。
- 125二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 11:26:50
ヒナがいるから負けはしないだろうけど団長ってしぶとそうだからな
- 126二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 13:03:22
我の強い団長にどう立ち向かうか気になりますね
- 127二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 13:58:17
この様子だとチナツってハーレムに加わらないのかな?
- 128二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 15:23:50
ハーレム入りは悩んでます。チナツはハナコからの評価が高い。チナツのバレンタインチョコイベント、卑しい、恐ろしい…
- 129二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 16:32:30
「小ネタ・MAD その26・最悪」
昨日、先生が万魔殿でマコトにガチ説教する10分前。ハナコ達はゲヘナの風紀委員会本部で打ち合わせをしていた。
「……以上が私が想定している『最悪』のシナリオです」
ハナコから聞いたミネの評判はゲヘナ生でも衝撃的だった。ミネは「怪我の治療より怪我の現況を取り除くべき」という思想に基づいて「これ以上怪我人を増やさないために、全員力ずくで倒して戦闘不能にする」という頭のネジが外れた行動をする。そのため、同じトリニティの生徒から「ミネが『壊して』騎士団が治す」と語られるほどの問題児である。しかもミネは正義感や使命感がとても強い反面、頑固で思い込みが激しい性格のため救護という名の暴力、暴走は容易には止められない。そんなミネの思想や性格を聞いたヒナは…
「セナから聞いた噂は本当だったのね……」
と呆れてた。チナツは
「ミネさんって…ゲヘナ学園の不良生徒達と大して変わらないじゃないですか!?」
と驚愕していた。救急医療を専門に扱う救急医学部に所属していた彼女から見たら、患者を「死体」と呼び、患者をに投げ入れる、救急搬送を「納品」と言う、患者を放り投げて車に乗せる氷室セナより非常識な生徒だと思っていたかもしれない。
ヒナとチナツは小声で会話をしていた。
(ところでミネさんは…どうして先生が地下にいることを分かったのでしょうか?)
(蒼森ミネは恐らく…近くにいる『救護』対象を探知する術を持ってる可能性があるわね。先生は強者の位置を肌で感じ取れるみたいたがら…それと似た方法で)
(先生って前職は魔法使いか超能力者だったのでしょうか!?)
「ミネさん…私達は今、私達なりに先生を『救護』する予定です。先生が起きましたらゲヘナの元・救急医学部で現在は風紀委員会の火宮チナツさんが用意した最上級の薬膳茶を先生に飲ませる予定です」
「チナツは私が信用する優秀な後輩よ。信じて」
「……」
「zzz…」
説得するハナコとヒナ。沈黙するミネ。隠し部屋のベッドで眠ってる先生。天井を壊した轟音に驚かないほど熟睡している。
「連邦生徒会は一体何をしているのでしょうか?」
つづく。
- 130二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 16:40:34
「え?…連邦生徒会?」
予想外の発言に困惑するチナツ。
「ハナコさん達の先生に対する『救護精神』は素晴らしいです。……ですが、これだけでは足りません!『救護不足』です!」
(救護不足って何ですか!?)
チナツは心の中で突っ込んだ。
「やはり、先生に仕事を押し付ける連邦生徒会には…相当強度の強い『救護』が必要ですね!」
ゾワッ!三者はミネが発する強大な圧を肌で感じた。
「過労で苦しむ先生に『救護』をォォ!!」
ミネは自分で開けた天井の穴から外へ出る。目的地は連邦生徒会。
「ハナコ!チナツ!先生を!!」
「はい!」
「ヒナちゃん、お願いします!」
「全くもう…面倒くさいわ!」
ヒナは先程まで隠れていた廊下の落し穴に置いた愛用の銃を持ってミネを追いかける。ヒナはハナコと比べて視野が狭いミネに呆れてる。
「小ネタ・MAD その27・暴走」
つづく。
- 131二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 16:47:17
「止まりなさい蒼森ミネ」
ヒナが連邦生徒会に向かうミネの前に立ち塞がった。
「貴方は先程のゲヘナの風紀委員長ですね!」
「蒼森ミネ、先生は生徒が他の生徒達と闘うのを望んでないわ」
「その生徒達が先生を過労の原因だとしてもですか!?」
「暴力だけでは何も解決しないわ」
「ゲヘナ最強と畏れられたあなたがいうセリフですか!?」
「私は風紀委員長として『理不尽』を鎮圧しているだけ…蒼森ミネ、あなたは先生に連邦生徒会を倒すように頼まれたの?」
「誰かがやらないと先生の過労は解決できません!……『救護』を邪魔する者はあなたでも容赦しません!!」
「連邦生徒会が崩壊したらキヴォトスの治安は悪化するわ。シャーレの先生は治安回復のためにまた過労死寸前まで働くことにあなたは気付かないの!?」
「その時は治安を乱す者達を全員『救護』するまでです!!」
「ハァ…話にならないわ…」
シャーレ近辺で空崎ヒナVS蒼森ミネの激闘が始まる。
「小ネタ・MAD その28・風紀と救護」
戦闘が開始して5分経過。トリニティの戦略兵器、剣先ツルギと真正面から戦えるミネ。そんなミネの猛攻を紙一重で回避し、反撃するヒナ。
(膂力は小鳥遊ホシノより上。でも、戦闘技術と機動力は小鳥遊ホシノの方が上ね…)
「クックックッ…これは一体?それより私が直々に先生を救護しないといけまんね」
シャーレの近くにいた黒服がねっとりとした声で独り言を言う。キッショ。
「!?…蒼森ミネ、そこにいる黒いヒビ顔は先生を苦しめる諸悪の根源よ!」
「救護ォォ!!」
ミネが盾で黒服を叩き潰す。
「ぐはぁぁ!!!」
つづく。
- 132二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 16:59:38
ヒナの起点の良さあっぱれ
黒服ザマァ - 133二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 17:00:13
「小ネタ・MAD その29・強者達」
「好機」
ヒナはミネの先生への救護精神を逆手に利用した。ヒナの武器「終幕:デストロイヤー」の銃口から噴き出すオレンジ色の銃弾の豪雨がミネと黒服に直撃する。
「ぐわぁぁぁ!!」
黒服が悲鳴をあげる。だが辛うじて原型を留めてる。キッショ、なんで生きてるんだよ。
「まさか風紀委員長が私の『救護精神』を利用するとは!!」
「なっ!?」
銃弾の豪雨を中を爆進するミネ。左手に持ってる盾でヒナの猛攻を防ぎながら進む鋼の白衣の姿に流石の風紀委員長も驚いた。
「ッ!」
咄嗟に上空へジャンプするヒナ。ミネの爆進でアスファルトが、地面が無慈悲に抉られていた。急停止したミネは踵(きびす)を返して上空、斜め上にいるヒナにショットガン「救護の証明」を向けるが…
ミネの眼前に「水色の玉」が迫った。
「!?」
紙一重、顔を横に動かすことで水色の玉を回避するミネ。玉は地面に直撃すると…
ボフッ!水色の煙がミネを包みこんだ。
(これは…煙幕!?)
正確にはエンジニア部が勝手に煙玉と一緒に造った匂いを消す玉「消臭玉」だ。ハナコが考案した先生を止める計画でハナコ、ヒナ、チナツが使用した消臭玉の「予備」の1つをヒナは煙玉の代用として使った。
(目眩まし?いえ…これは)
ミネは咄嗟に盾を前方斜め上に構えた。ヒナの飛び蹴りが水色の煙幕を突き破り、ミネに迫る。
「ぐっ!」
ビシビシッ!盾でヒナの飛び蹴りを防げても、蹴りの衝撃はミネの左腕に伝わる。ミネは後方に吹き飛ばなかったが、左腕の力が一瞬緩む。するとヒナはミネの盾を足場にして軽く跳躍、自身の銃をハンマーのように振り落とすが、ミネは再び盾で防ぐ。
ガゴォォ!!ミネの足元を中心にアスファルトにクレーターができる。
(成る程…私の盾を警戒し、銃弾を無駄に消耗させないためにやむを得ず近接攻撃で攻めるようにしましたね…ですが)
ミネは強引に盾を左横に薙ぎ払った。ヒナはシャーレ近辺のコンビニのガラスに直撃する寸前で体勢を立て直し、ガラスに両足を付けた。
(それはあなたの強みを捨てるようなものです!)
ミネは再びショットガンをヒナに向ける。
つづく。
- 134二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 17:07:42
最強格とはまた違った強さを有してるよね団長
- 135二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 17:18:12
団長って時と場合によっちゃ本来守るべき人達すら滅ぼしかねないんだよね
クリスマスイベ然りアイドルイベ然り - 136二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 18:18:37
ダンッ!ゴウッ!!ヒナはミネがショットガンの引き金を引く直前にガラスを蹴ってミネに急接近!砲弾のように猛スピードで突っ込むヒナの頭突きを胸部に喰らったミネ。ガラスは蹴った衝撃で砕け散った。ヒナの肉体はとても頑丈で陸八魔アルの狙撃銃で右側頭部を狙撃されても無傷だった。
「ッ…!」
ヒナの頭突きを胸部に直撃したミネは咄嗟に右手に持ってるショットガン、左手に持ってる盾を手放して、ヒナの身体を力強く掴んだ。
「!?」
ガシャァァン!ガゴォォ!ドゴォォ!ガシャァァン!!
ミネとヒナは数十メートル以上吹き飛んだ。いや、仲良く転がったと言うべきか。ビルのガラスや壁を突き破ってシャーレから少し離れた大通りまで2人は転がった。
「くっ…やるわ…」
ヒナがセリフを言い終える前にミネの足がヒナの顔面に迫る。
ガゴォォ!!ボゴォォ!!ズガァァ!!ヒナは身体を転がして攻撃を回避。ミネはヒナの身体をアスファルトごど踏み潰すために一歩一歩…歩む。ヒナは咄嗟に起き上がって後方まで跳躍。マシンガン「終幕:デストロイヤー」は先程ミネと共にビルに吹き飛ばされた瞬間落としてしまった。
(お互い武器がない状態、勝敗を決める条件は相手より先に武器を取り戻すこと………ではない)
ヒナは右脚に力を込めて地面を思いっきり踏んだ。
ズガァァァ!!地面にクレーターができ、瓦礫が宙を舞った。
(!?…なっ!!)
ミネは驚愕した。ヒナはまだ「全力ではない」ことに。
(周りにあるものは全て武器にして戦うこと!)
空崎ヒナは周りのせいで「本来の実力」を発揮できなかった。万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)の羽沼マコトからの嫌がらせ、美食研究会や温泉開発部など不良生徒の暴動、激務による疲労困憊、1日の睡眠時間は約3時間……ヒナの力を抑え込む足枷は多すぎた。
だがあの夜、浦和ハナコとの出会い、大好きな先生を捕食する「悪い子」になったことで自分を取り巻く環境が一変した。ハナコが考えた作戦のお陰で美食研究会は約8割の部員が一斉に捕まった。大好きなハナコと一緒に大好きな先生を捕食するのは至福の時間だった。睡眠時間と休暇は以前より大幅に増えて、バカマコトは昨日先生にタップリ叱られた。
彼女の力を抑える足枷は減った。そう、今のヒナは「本来の実力」を取り戻しつつあった。
「小ネタ・MAD その30・足枷」
つづく。
- 137二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 18:56:31
ヒュガガガガ!ヒナの右拳が宙を舞う全ての瓦礫を素早く叩いた。瓦礫はミネへ直進し、散弾銃の弾丸の如く飛び散った。ミネは咄嗟に両腕を交差して瓦礫の散弾をガードした。すると、ミネの後方から道路標識のギロチンが振り落とされる。
「随分と野蛮ですね」
紫色のオーラを纏ったギロチンを回避したミネは救護精神を宿した拳で応戦する。
「『救護』を大義名分にして暴れるあなたに言われたくないわ」
ブンッ!シュバッ!ガガッ!ザヒュ!ガゴォ!闇を連想させるオーラを纏った「道路標識のギロチン」と紫電を纏った「救護の拳」による超速の猛攻。一撃一撃が並大抵の生徒を戦闘不能にする。
キヴォトス人は武器に「力」を込めると銃弾の色が変色する現象がある。愛用する武器に力を込める要領でヒナは道路標識に、ミネは己の拳に力を込めていた。だが…
バギャッ!ヒナが持ってた道路標識が突然自壊した。
「なっ!?」
力を取り戻し始めたヒナの膂力と速力、そして標識に込めた「力」に耐えられなかった。ヒナの本来の実力はヒナ本人も知らない。
「フンッ!」
紫電を纏ったミネの蹴りがヒナの腹部に直撃。地面をバウンドしながら10メートル以上吹き飛んだヒナは道路に放置された自動車のフロントガラスに直撃。ヒナとミネの戦闘の余波から逃れるため持ち主が泣く泣く放置した自動車が何台もあった。
「やったわね…」
ブンッ!ヒナは3台の自動車を1台ずつ両腕で持ち上げて子供がドッジボールを投げる、地面に転がす要領でミネに投擲した。ヒナはもう手加減をしない。
「!?…どうやら連邦生徒会より先にあなたを手厚く『救護』する必要がありますね!」
投擲された3台の自動車を紙一重で回避したミネ。盾があれば突進ができたが、今は回避に専念。
「その『救護』は必要ないわ」
4台目の自動車は鍵がかかってないドアを手刀で引きちぎり、フリスビーの要領で投擲したヒナ。それも紙一重で回避するミネ。
「また投擲です…」
急接近するヒナ。ヒナとミネ、双方が最大限の力を込めた右拳が…
「か!!」
激突する。正拳同士の衝突で衝撃波が発生し、地面が抉れ、周囲の建造物や自動車の窓ガラスが割れた。
ビシビシ!!
ミネの右腕にヒナの正拳の衝撃が伝播する。内側から肉体が壊されるような衝撃。
「なっ!?」
(私の「救護」が…負けてる!?)
「小ネタ・MAD その31・正拳」
つづく。
- 138二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 19:27:44
>>『救護』を大義名分にして暴れるあなたに言われたくないわ
いえ全くその通りです
やっちゃえ!ヒナ!
- 139二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 19:57:33
まあ団長のやり方もキヴォトスじゃ間違ってないんだけどね
話を聞かない連中が多いからそいつらを制圧して行動不能にすることで被害を抑えてるのは事実だし
ただ団長も今回のように相手の主張を聞かないことがあるからケースバイケースだね - 140二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:56:13
ドゴォォ!!ガシャァァン!!ミネがヒナの正拳に負け…勢いよく斜め後ろに吹き飛び、オフィスビルの窓ガラスに叩きつけられた。だが、ヒナに殴られた勢いは止まらない。ミネの身体は窓ガラスだけではなく、ビル内で内壁や天井を轟音を立てながら突き破り、最終的にはオフィスビルの外壁を突き破りながら先程、武器と盾を手放した場所の上空まで戻った。豪快すぎる帰還だ。
「くっ!これがゲヘナの『風紀委員長』の力ですか!?」
「……愛の力よ」
空崎ヒナは己の拳でビルを貫いて吹き飛んだ蒼森ミネを超速で追いかけるために跳躍し、悪魔の翼で上空を滑空している。ヒナに吹き飛ばされて宙を舞うミネは腰部の翼を動かし、空中を蹴って地上へ急降下。ズドン!と音を立てて着地したミネは先程手放したショットガン「救護の証明」と愛用の盾を回収。
「ハッ…空崎ヒナは!?」
上空にいた風紀委員長は忽然と消えた。
「ここよ」
背後から声が聞こえた。右手にはマシンガン「終幕:デストロイヤー」を持っていた。
冷や汗…ミネの顔に冷や汗が流れてた。
「蒼森ミネ、もう…終わりにしましょう。これ以上暴れると、先生を悲しませるわ」
ヒナが銃を、ミネが盾を構える。決着の時は近い。
シャーレ周辺、ヒナとミネが戦った結果、建造物や自動車、道路などが破壊されていた。先程の戦闘で空崎ヒナは今まで抑えられた「力」の一部を身体能力に変換して蒼森ミネを越える身体能力を発揮した。もしその「力」の大半を「終幕:デストロイヤー」の弾丸に込めたらどうなるか?
「ッ…」
ミネは先程のヒナの正拳で右手を痛めていた。ショットガンを握り締めるのも辛そうだった。
「降参して…」
「降参しません!誇りと信念を棄てるぐらないなら、私は最期まで…」
「……もういいわ…あなた『も』自分で止まれないなら、私が止めるまで!」
ガチャッ…ヒナが銃を構える。
「小ネタ・MAD その32・降参」
つづく。
- 141二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:04:03
どこぞのミッドチルダでも似たようなことやってるし頑丈な連中は一度ぶちのめす必要があるのは間違っているわけでは無いんだ
- 142二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 07:48:58
「裏話」
・ヒナはマコトの嫌がらせ、不良生徒達の鎮圧、約3時間の睡眠…などの常時デバフ状態でツルギ、ネルと同等と判断されてる。(もちろんツルギ、ネルも組織のトップとして忙しいが…)
ならハナコのお陰でデバフが減れば本来の戦闘力を取り戻す可能性があると考察。
・ハナコがチナツを許し、彼女なりの救いをしたのはチナツを悪人にしたくなかったというメタ的な理由もある。チナツは3人目の捕食者になるのか悩んでる。
・ヒナVSミネは正義VS正義の戦いをイメージ。ミネも狂人クソボケ先生が好きだと思うね。
・ハナコは未だに下着をつけてない。チナツと色々話した時も…。先生を眠らせるために下着をベッドに置いてる。
・ハナコとチナツが本格的に会話をしたのはゲヘナの風紀委員会本部で温泉開発部を捕まえる作戦を練った時。
・ゲヘナの第二の特別牢はミレニアム製。エンジニア部が造ったため、とても頑丈。
・先生がカイザーの残党を狩るシーンを書いたのは先生の精神が壊れる過程や心の闇を書くため。アビドスの生徒たちの睡眠時間を守るために単独で狩りましたが…ホシノにバレたのは…… - 143二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 08:18:33
つまり今ハナコはノーブラノーパンでこの緊迫した状況下にいるわけか
- 144二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 15:15:34
なんだかんだ団長も先生のことを思っての行動なのね
- 145二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 18:55:23
シリアス故になんかジワるな
- 146二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:03:42
「裏話2」
・煙玉の費用は先生が自腹で支払っています。エンジニア部に煙玉を作った労働の対価を支払い、彼女達を投資するためにお金を払ってます。あと忙しくて作るのが面倒という理由もあります。
・ハナコの匂いは甘い香りというイメージです。没案だとチナツで錯乱した先生がハナコの胸の匂い、ヒナの頭皮の匂いを嗅いで眠る展開もありました。
・この二次創作の先生はシッテムの箱のバリアをあまり信用していません。捕食されるから。ボツ案だとシッテムの箱のアロナバリアの機能を拡張、攻撃に転化させて戦う案もあったがボツ。
・ハナコが未だに下着をつけない理由は先生を匂いで安心させて眠らせるためです。あと、シリアスでつけないのはハナコらしいため… - 147二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 08:22:16
「裏話3」
ヒナは下着をつけてミネ団長と戦ってます。安心して下さい。
最近のヒナの下着はハナコと一緒に購入した裏設定もあります。ハナコが選びました。ハナコはゲヘナヨコチチハミデヤンより服のセンスがあると信じたい。
ヒナVSミネの話は書いてます。もうしばらくお時間を。 - 148二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 09:38:21
ヒナの下着の心配は誰もしてないからそっちこそ安心してくれ
- 149二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:49:04
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- 150二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 19:04:49
「小ネタ・MAD その33・制止」
浦和ハナコは予めティーパーティーの百合園セイアに先生の過労を「救護」するために救護騎士団団長…蒼森ミネが連邦生徒会に「救護(破壊)」に向かう危険性を伝えていた。
ミネは朝顔ハナエ、鷲見セリナと共に先生を「救護」するためにシャーレに向かおうとしていたが、ティーパーティーのセイアからの命により彼女達の暴走を止めに来た正規実現委員会と衝突。ハナエとセリナはミネのために、そして先生のために正義実現委員会の静山マシロ、仲正イチカ、正実モブ達の足止めをした。ミネは正義実現委員会の剣先ツルギや羽川ハスミ、正実モブ達の制止を振り払い、単身シャーレに向かった。蛇足だがミネを止めようとした正実モブ達はボーリングのピンのように一斉に倒された。
ハナコとチナツはシャーレの地下にある隠し部屋の中で会話をしていた。先生は疲労困憊でベッドの上で寝ている。
「あ、あのハナコさん…今更ですが、ヒナ委員長とミネさんがシャーレ一帯で大規模な戦闘をして大丈夫でしょうか?ヒナ委員長と違って計画の一部しか教えてもらえなかったので…。昨日の打ち合わせの時点では、私は貸切露天風呂の一件で疑われていました。ハナコさんは私が先生の敵だと思って計画の全容を教えなかったのですよね?」
「…そうですね、私の推理が外れてチナツさんが万魔殿からの刺客である可能性を完全に否定できなかったので。もし昨日…計画の全容を説明しなかったことに対して不快に感じたら…」
「いえ!ハナコさんは悪くありません!!元は先生を無理矢理シようとした私が悪いので……」
チナツの声は後半から小さくなった。顔も赤くなっている。
「先生を無理矢理シようと…うふふっ♡チナツ先輩も『悪い子』ですね♡」
「ハ、ハナコさん!?」
つづく。
- 151二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:03:11
「小ネタ・MAD その34・虚言」
「冗談ですよ♡話は戻しますがヒナちゃんとミネさんがシャーレ一帯で激しく戦闘した場合の対処法はセイアちゃん…いえ、ティーパーティーと相談して決めました」
「セイアちゃん?ハナコさん、ティーパーティーに知り合いがいるのですね!?」
「はい、私の友達です。まず、セイアちゃんが遅くても昨日までに連邦生徒会に救護騎士団団長のミネさんが先生を『救護』するために連邦生徒会を襲う可能性とその対処法を伝えます。次に、ミネさんが正義実現委員会の制止を振り切ってシャーレに向かった時点でセイアちゃんが連邦生徒会に連絡します。そして、彼女からの連絡を受けた連邦生徒会はヒナちゃんとミネさんとの戦闘による二次被害を最小限に抑えるために…
『シャーレやその周辺に複数の特殊爆弾を設置した…という爆破予告があったため、シャーレとその周辺にいる人達は爆弾の解体が終わるまで指定した避難所まで避難して下さい』
…というフェイクニュースを発表する手はずになっています。これでシャーレ周辺にいる民間人を避難できれば良いのですが…」
「フェイクニュースですか…」
チナツは隠し部屋にあったテレビのリモコンを使ってテレビの電源をオンにした。そのテレビは元々先生が1人でアニメを観るために用意したものだった。チナツはテレビ番組を見た後、自身のスマホを操作してネットニュースとSNSを確認した。
「ハナコさんの言う通り…テレビは連邦生徒会からの緊急速報を伝えていますね。ネットニュースもシャーレ一帯からの避難を促すものばかりです。SNSも爆破予告に関する投稿が多いですね。あと先生の安否を気にする生徒の投稿もありますね」
「ただ、この方法でも…避難に遅れた人、避難指示に気付かなかった人、この混乱に乗じて悪事を企む者、そしてクロノススクールの生徒達はヒナちゃんとミネさんの激闘を目撃する可能性がありますね」
「そんな、このままですとヒナ委員長がシャーレ一帯で暴れたテロリストと誤解される可能性がありますよ!?」
「ふふっ、その心配はありませんよ。そうならないために皆で新たな『嘘』をつけばいいのです。もちろんその嘘もセイアちゃんと相談して決めました♡」
つづく。
- 152二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:42:51
セイアちゃん頼りになるなぁ
- 153二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:44:32
話の規模がデカくなってきたな
平和に終わってくれるといいが - 154二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 07:32:55
「小ネタ・MAD その35・力任せ」
「ヒナの弱点は強過ぎることだね」
約2週間前、ヒナは自宅で先生とハナコと一緒に格闘ゲームを遊んでいた。先生は五感が鋭いため格闘ゲームは強かった。
「先生、それは昼の戦闘ですか?それとも夜の戦闘♡ですか?」
ハナコは自身が操作する桃色の丸いキャラでヒナが操作する黄色い電気ネズミを吸い込んだ。
「前者だよ。ヒナは圧倒的に強過ぎる。故に無意識に火力ゴリ押しになる時もあるし、そのせいで強敵相手だと…ほんの一瞬隙ができるね。でも、今のヒナは自分と同等…いやそれ以上に強い敵と戦う機会が少ないからゴリ押しでも問題無かったと思うよ」
ヒナは『雷霆の遺産』、アビドスの列車砲を巡って小鳥遊ホシノと戦った時を一瞬思い出した。先生は緑色のドラゴンで戦場に配置されたアイテムを使いながらハナコとヒナが操作するキャラを倒した。
「自分の強みを理解する。常に敵の動きと位置を予測する。周りにあるものは全て武器にして戦う。そして…強敵との戦闘を通して成長できればヒナは更に強くなれるよ」
先生はどんな時でも生徒を導く『先生』だった。その後、クソボケ先生は2人の捕食者に、夜の戦闘♡で敗北した。
ダンッ!ミネはヒナが引き金を引くより速く、左手で盾を構えて、足元から紅い雷撃を放出しながらシャーレ近辺の車道を爆進する。鋼の白衣のシールドバッシュは地面は抉り、コンクリートの壁も砕く。ミネのメインウェポンはショットガンではなくライオットシールドなのでは?
(さっきより速い!)
ヒナはミネをギリギリまで引き寄せて右へ回避する…が
「なっ!?」
ミネは緊急回避したヒナを追尾した。軌道修正するために地面を蹴った。ミネに蹴られた地面はクレーターができていた。まさに力技。
「くっ!」
ミネのシールドバッシュをもろに喰らったヒナは再び吹き飛んだ。先程は結果的にミネと仲良く吹き飛んだが、今回はヒナ1人。ミネが力を込めた盾は紫電を纏っており、盾の「強度」と「威力」は先程諸悪の根元…黒服を叩き潰した時より、ヒナの銃から放たれたオレンジ色の「銃弾の豪雨」を防ぎながら突進した時より数倍高い。
100メートル以上…ビルの鉄筋コンクリートの壁を突き破り、背中で地面を削りながら豪快に吹き飛んだヒナは…
「力任せね」
と呆れながら呟いた。
つづく。
- 155二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 18:45:11
「小ネタ・MAD その36・終幕①」
ヒナはミネの攻撃で衣服は汚れたが致命傷は負ってない。背中やお尻に摩擦で削れた地面や瓦礫が当たってる。彼女は横になったままマシンガン「終幕:デストロイヤー」に自身の「力」を込める。闇を連想させる紫色の「力」を…。素早く起き上がったヒナは左手に盾を構えて猛進するミネの足元に銃口を向けた。
「『終幕:イシュ・ボシェテ』」
ギュイン!!ズドドドドド!!!デストロイヤーの銃口から黒紫色の銃弾を掃射する。その光景は「銃弾の流星群」。先程のオレンジ色の「銃弾の豪雨」を上回る威力と攻撃範囲。特に威力は通常より最大10倍以上ある。
「ッ!!」
ミネは急停止。力技でライオットシールドを地面に刺してヒナの黒紫色の豪雨を防ぐために左手で盾に「力」を注ぐ。
ズガガガガ!!!数多の弾丸が射線上にあるアスファルトの道路を、コンクリート製の建造物を、道路に放置された自動車を、街路樹を一斉に穿ち、無慈悲に破壊する。
「くっ!」
ビシビシとミネの左手、左腕、左肩に伝わる強烈な銃弾の衝撃。少しでも気を緩めば銃弾の餌食になる。
(好機…)
ヒナは黒紫色の弾丸の射出を一時停止した。銃に「力」を込めたままたった今、更地になった戦場で…煙の中にいるミネの背後に回り込む。
(視界が…これがあなたの狙いですね)
ヒナの攻撃で発生した煙やホコリで視界を封じられたことに気付くミネ。この中でまともに動けるのは五感が鋭い先生ぐらいか…。
(これで…)
デストロイヤーの銃口が再び紫色に妖しく光る。ヒナは煙の中にいるミネに向けて発砲しようとしたが…
ドンッ!ゴウッ!!紫電の「力」を込めたミネのショットガンを上空に向けて火を噴いた瞬間、ミネを中心にドーム状に展開する紫色の衝撃波が発生した。衝撃波の射程は半径約5メートル。ヒナは勿論、地面や瓦礫、先程ヒナが即興で発生させた煙幕も平等に吹き飛んだ。
(くっ…また力任せ…『力』の放出?)
鷲見セリナの『瞬間移動』、水着を着たハナコの『放水』、先生の『超人的な五感』…キヴォトスには言葉で容易に説明できない『異能』が沢山ある。今は考えるだけ無駄だ。
つづく。
- 156二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 20:58:56
「小ネタ・MAD その37・終幕②」
ヒナは2人の戦闘の余波で半壊したビルの1階にいた。ミネの衝撃波で吹き飛ばされながら身体を縦に回転して体勢を立て直したため、辛うじて2本足で立てた。
(衝撃波よりシールドバッシュの方が威力があ……)
と考えるヒナの眉間に紫電を纏った散弾銃の銃口が迫った。急接近するミネ、彼女の右人差し指が引き金を引く。
ガッ!ヒナは左手に紫色の「力」を纏い、発砲直前のミネのショットガンの側面を掌打で強引に動かした。掌打の衝撃で散弾銃がヒナから見て右斜め上へ動くと、連動してミネの右肘が曲がり上半身が右側へ捻れた。
ドンッ!「救護の証明」は狙いを大きく外してビルの天井を壊した。
「!?」
ミネが一瞬動揺する。ヒナはその僅かな隙を見逃さなかった。
ドスッ!紫色に妖しく光るデストロイヤーの銃口を斜め上から鋼の白衣の右脇腹に押し当てて、
「ごめん…」
と言いながら、引き金を引いた。
ギュイン!!ズドドドドド!!!2度目の「終幕:イシュ・ボシェテ」。しかも零距離射撃。
蒼森ミネは半壊したビルの1階で右脇腹を中心に全身に黒紫色に輝く「銃弾の豪雨」を浴びならが、銃弾達と共に半壊したビルの外壁をいとも容易く突き破った。さらにミネとデストロイヤーの弾丸達は2棟の高層ビルの外壁やガラスなどを斜め上に豪快に突き破りながら…キヴォトスの上空へ吹き飛んだ。鋼の白衣は天へ昇る弾丸の流星群や2棟の高層ビルの瓦礫と共に重力に逆らい宙を舞った。
ヒナの「終幕:イシュ・ボシェテ」で豪快に上空へ吹き飛んだミネによって貫かれ、デストロイヤーから噴き出した数多の「銃弾の閃光」でハチの巣になった2棟の高層ビルは1棟目は黒紫の魔弾の破壊力に耐え切れず大爆発して全壊、2棟目は上階を中心に爆発して大破した。
つづく。
- 157二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 22:00:58
ようやく決着か長かったな
ぶっちゃけ団長しつこいよ… - 158二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 22:20:43
「小ネタ・MAD その38・終幕③」
今までのヒナなら1度「終幕:イシュ・ボシェテ」を撃つと銃弾の色、威力、攻撃範囲は元に戻ってしまう。だが「本来の力」を取り戻し始めたヒナは短時間だが最高火力を維持しながら戦闘を続行できるようになった。ミネとの戦闘中、武器を落とした後、ヒナは拳で瓦礫を飛ばし…道路標識による白兵戦…自動車を連続投擲…体術でミネと応戦した。その際ヒナは一部のキヴォトス人が当たり前のように使う「肉体強化術」、「武器や銃弾などに『力』を込める技術」が実戦を通して成長した。力の差があり過ぎる不良生徒達を鎮圧するだけでは、ハナコとの出会いで全てが一変しなければ…ヒナはここまで進化できなかった。
鋼の白衣は全身傷だらけの状態で崩壊した高層ビルから少し離れた平らな車道の上で横になっていた。ヒナの奥義で半壊したビルの外壁と2棟の高層ビルを突き破りながら地上から上空へ吹き飛ばされた蒼森ミネは、自身を吹き飛ばした張本人である空崎ヒナに救われた。ヒナが地上へ落下するミネを空中でキャッチしたのだ。ミネのショットガン「救護の証明」とライオットシールドはヒナの数多の魔弾で砕け散ったか、高層ビルの瓦礫に埋もれてしまった定かではない。
「私の…負けです…」
「……そう」
ミネは弱々しい声で敗北を認めた。鋼の白衣は決して弱くなかった。むしろ強い方だ。ただ、戦いの中で成長し…「本来の力」を取り戻し始めた空崎ヒナの方が強過ぎた。
つづく。
- 159二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 07:20:22
このレスは削除されています
- 160二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 07:24:30
「小ネタ・MAD その39・本音」
ミネの敗因はヒナの攻撃を盾で防ぎ続けたことだった。デストロイヤーの連射でミネと黒服を攻撃した時、盾でオレンジ色の「銃弾の豪雨」を防ぎながら爆進したミネを見たヒナは彼女の身体に銃弾を当てるのではなく、彼女のライオットシールドに攻撃するようにした。目的は衝撃や振動による左手の「内部破壊」。盾で敵の攻撃を防げても、攻撃による衝撃は肉体に響く。ヒナが飛び蹴りやデストロイヤーで殴ったのは銃弾を節約するためではない。盾で防御するミネの左手や左腕に少しでも負荷をかけるためだった。鋼の肉体を持つミネでも「本来の力」を取り戻し始めたヒナの奥義「終幕:イシュ・ボシェテ」の衝撃は想像以上に強く、左手や左腕など「身体の内部」に確実にダメージを蓄積した。ミネがヒナを衝撃波で吹き飛ばした後、シールドバッシュではなく、ショットガン「救護の証明」で攻撃した理由は無意識に盾を持つ左手を庇ったため。その時のミネの左手は盾を持つので精一杯だった。そう、ミネはヒナの「力任せ」で盾を、十八番のシールドバッシュを封じられたのだ。
「ゲヘナの風紀委員長……もし先生が私でも『救護』できなくなったら…あなたはどうしますか?」
「わからないわ…。でも、そうならないためにも私達がずっと先生の『隣』にいるわ。
もう先生を1人にしない。先生に全てを背負わせない」
ヒナは顔と名前を知らない先生の亡き親友と恩師のことを考えていた。
(先生に多大な影響を与えた先生の親友と恩師…。私達は、私はあの人達のように…ううん…)
ーーー
「ヒナはヒナのままでいいんだよ」
エデン条約調印式…先生はアリウススクワッドの錠前サオリに撃たれた。護りたかったあの人を護れなかった。自分の弱さを痛感し、家に籠もってた私。家に来た先生に私は大切な人を失っても戦い続ける小鳥遊ホシノのようになれないと嘆き、本当は先生に構って欲しかった…甘えたかったと本音を打ち明けた時、あの人はこんな私を優しく受け入れてくれた。
つづく。
- 161二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 08:23:58
「人のことは言えないけど…とにかくヒナは誰かの真似をしなくていいんだよ」
「どうして…」
「だって…ヒナは私の自慢の生徒だよ。無理して他人の真似をしたらヒナの魅力が無くなっちゃうよ」
先生は優しく微笑んだ。私はその笑顔に、その言葉に救われた。
「先生…」
「もし、自分を信じられないなら…心の底からヒナを信じる私を信じて欲しい。もし、こんな私に褒められたいなら…今まで頑張ったヒナを誰よりも沢山褒めてあげるよ」
ーーー
(私は…私のままでいいんだ)
「蒼森ミネ…私は、私なりのやり方で先生を、先生の心を『救護』する」
ヒナの覚悟を聞いたミネは…
「……風紀委員長…いえヒナ委員長…救護騎士団に負けない…立派な『救護精神』を持って…いますね…」
と言いながら安堵した表情で気を失った。
(蒼森ミネ、あなたも先生を…)
「小ネタ・MAD その40・救済」
ザッ…。ヒナの後方から足音が聞こえた。
「誰!?」
「クックックッ…見事な戦いでしたよ、空崎ヒナさん」
パチパチパチ…と拍手する黒服。
「変態ストーカー黒服!もしかして、さっきの戦いで私と蒼森ミネに攻撃されたから復讐しに…!?」
(まずい…今の私は「力」を…銃弾を使いすぎた)
「復讐?それも良いですが今回はあなたを勧誘しに来ました」
つづく。
- 162二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 13:28:25
黒服生きてたのかお前
- 163二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 20:05:40
「勧誘?」
「空崎ヒナさん、あなたの『神秘』はキヴォトス最高の神秘…小鳥遊ホシノに匹敵するほど成長しました」
「あなたに褒められても嬉しくない…」
「今のあなたは…キヴォトスの外の人間でありながら、神秘の兵器的側面を再現する改造を受けた過去を持ち…あらゆる苦難や運命に抗い、常に『教育者』という役割を全うする先生……の次に興味があります」
(この変態…先生の全てを知ってる!?)
「空崎ヒナさん…ゲマトリアに入りませんか?そうすれば先生の秘密を…」
バンッ!黒服の額に銃弾が直撃した。黒服は倒れたが、弾は残念ながら頭部を貫通してない。
「オイ、テメェ…『オレ』の生徒に話しかけるな!」
「!…先生!?」
ヒナが後ろを振り向くと、右手に護身用の拳銃を構えた先生がいた。先生は拳銃を決して生徒に向けて撃たない!黒服など生徒の脅威には使う場合がある。
「オレをゲマトリアに加入させるために戦いで弱った…ヒナを!人質に!!する気だっただろォ!!!ぶっ◯すぞ!!」
先生は普段より荒々しい声で話しながら、倒れてる黒服に近付けてゲシゲシと踏んでいた。
「おおっ!先生!体調は良くなりましたか!?」
ヒナと会話した時よりテンション高めの黒服。
「ああ…たった今、体調が悪くなったよ!ヒナとミネを止めるために頑張って来たのに……キッショ、何で生きてるんだよ…ここは空気読んでくたばれよ!」
「クックックッ!酷いですねぇ!あと、先生は射撃が上手ですね」
「あ!?」
「そういえば以前、カイザーPMCの残党を狙げ……」
バンッ!バンッ!バンッ!黒服は3発の銃弾を喰らった。
「よし、悪は滅びた!まぁ、どうせ復活するだろ……後で海に沈めるか」
「小ネタ・MAD その41・正義執行」
つづく。
- 164二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:04:04
本末転倒の結果になっちゃった…
先生ちゃんと休んでくれよ? - 165二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:06:22
やっと長い戦闘が終わったのに…
これじゃ先生のために頑張ったハナコ達の苦労が全て水の泡じゃん
なんならミネも - 166二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:15:28
「小ネタ・MAD その42・過労」
「先…生…?」
「やぁ、ヒナ…ごめんね、私がだらしないせいで色々苦労かけて。それより近くにツルギの匂いがす…る…」
ヒナと会話した時は目付きと声色が元に戻った先生だが、突如…彼の身体がふらつく。
「あ…やばっ…限か…ぃ……」
ドサッ…先生は倒れた。可愛い生徒達の喧嘩を止めるために疲労困憊の身体でヒナのところまで来た先生。隠し部屋の中にある「もう一つの出入口」を使ってシャーレの外に出た先生は、ヒナとミネの匂いとヒナが発する強者特有のプレッシャーを肌で感じ取って最短ルートでここまで来た。先生はどんな時でもを可愛い生徒のために動く狂人だった。
「ヒナちゃん!!」
「ヒナ委員長!!」
少し遅れてやって来たハナコとチナツ。
『ヒナが危ない…』
と言いながら急に目を覚ました先生がまだ隠し持っていた煙玉を使って…
『ゴメン、ハナコ…チナツ』
と言いながら煙幕を発生。ハナコとチナツを煙で怯ませた隙に隠し部屋にある「もう一つの出入口」から部屋を脱出。予め隠し通路の壁に隠した護身用の拳銃を持って戦場へ直行。2人は先生を追いかけたが、狭い隠し通路で何度も煙玉を使われたため…煙でせき込んでいるうちに先生を逃がしてしまった。実は美食研究会の捕食者、黒舘ハルナと鰐渕アカリの捕食から逃げた実績がある先生。前職は忍者か?
「先生…やはりヒナちゃんのところにいたのですね」
「ハナコ、チナツ…先生が!」
「わかってます!先生…シャーレに戻りますよ。もう逃がしませんよ♡うふふっ♡」
と言いながら彼をおんぶしたハナコ。キヴォトス人の身体能力なら大人をおんぶするのは造作もない。
「チナツさんはヒナちゃんをおんぶして下さい。ここは危険です!黒服がそばにいます!」
「はい!」
「え?ちょっ…」
チナツにおんぶされて恥ずかしがるヒナ。
「ツルギさん!近くにいますよね?ミネさんをシャーレまで運んで下さい!シャーレに到着したらゲヘナ学園の風紀委員会の火宮チナツさんがミネさんの応急処置をします!」
ハナコの声にツルギは応えなかった。
「あれ?……ツルギさん?近くにいますよね?」
(しゃ、射撃する先生……い、一人称『オレ』の先生………カ、カッコイイ♡)
つづく。
- 167二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:19:09
ツルギが来てくれたことへの安心感がすごい
- 168二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 08:10:18
正義実現委員会、委員長の剣先ツルギは普段と違う先生にときめいていた。ツルギは運転手が「シャーレ一帯に仕掛けられた特殊爆弾」から逃れるために泣く泣く放置したトラックの影に隠れていた。
彼女はティーパーティーの百合園セイアの命を受けて、シャーレに向かったミネを捕まえるためにやって来た。ただし「ヒナがミネに敗北する」、もしくは「ミネがヒナの制止を振り切って連邦生徒会に向かった場合」のみ戦闘を許可する。戦闘を許可する条件を満たすまでミネのそばで隠れて待機するように…と命令されていた。そして、ミネが戦闘不能になった場合、ハナコの指示に従うように…とセイアから命令されていた。
「クックックッ…今日は諦めますが…いつか…必ず…先生をゲマトリアに………やはり空崎ヒナより…先生が1番…」
弱々しい声で呟きながら、車道の上をゴ◯ブリのように這いつくばる黒服。黒い害虫並にしぶとい生命力だ。
「ハッ!…ツルギさん!そこにいる黒いボロ雑巾は先生を苦しめる諸悪の根源ですよ!!」
「え!?」
トラックの影に隠れているツルギを見つけたハナコ。黒服が驚く。
(先生を苦しめる…諸悪の根源!?)
黒服がツルギと目が合った。
「やぁ!スカルマンだよ!(裏声)」
↑スカルマン。アズサが抱きかかえてる黒いぬいぐるみ。
苦し紛れの嘘。モモフレンズのスカルマンはそんな外見ではない。ヒフミとアズサが怒るぞ。
「きええええぇぇぇええっ!!」
「うわあああ!!」
黒服はトリニティの戦略兵器から逃げた。まぁ、どうせ潰れた空き缶のようにペシャンコに潰されるのがオチだ。
「チナツ、私は自分で歩ける。代わりに蒼森ミネをシャーレまで運んで」
「は、はい…」
「先生、元気になったらいっぱい『息ヌキ』しましょうね♡もちろん、拒否権はありませんよ。うふふっ♡」
「zzz…」
「小ネタ・MAD その43・息ヌキ」
つづく。
- 169二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 11:21:26
スカルマンの声真似してる黒服想像したらツボった
- 170二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 22:12:08
「小ネタ・MAD その44・その後」
「はぁ…色々あったなー」
シャーレの先生はゲヘナのとある旅館の個室にある温泉に浸かっていた。
(まさか長期休暇をもらえるとは…未だに信じられないね。まぁ…過労で2週間ほど入院したから当然なのかな?折角ハナコ達が私を休ませるために色々計画を練ったのに…私のせいで水の泡になるとは…先生失格だな)
ーーー
1週間前、先生の病室(個室)。先生は現在、過労で入院中。
「先生…今から私達、連邦生徒会と『お話』にイってきますね♡」
「先生…お土産を期待して」
「え?2人とも眼が怖いよ!?連邦生徒会に行かなくていいから入院中の先生ともっとお話してー」
「もうイく時間なので…ふふっ…」
「ハナコォォ!もしかして『ん…連邦生徒会を襲う』的なことを企んでない!?」
「…………………そんなことしない」
ヒナの武器、デストロイヤーの銃口に紫色のオーラを纏っていた。
「ヒナァ!その間(ま)は何!?誰かこの2人を止めてくれェェ!!」
「あ…先生、退院して元気いっぱいになったら沢山『息ヌキ』…しましょうね♡」
「拒否権は…」
「ありませんよ♡」
ーーー
(あの時ヒナが言ってたお土産って…長期休暇だったのね。そういえば最近、ハナコに会ってないな。『息ヌキ』は……中止?)
先生がシャーレ近辺でヒナとミネの激闘を止めに言ったあの日、先生はついに過労で倒れた。彼が過労で倒れたのを期に色んなことが起きた。
先生を「救護」するために連邦生徒会の襲撃しようとしたトリニティ総合学園の救護騎士団団長…蒼森ミネを止めるためにゲヘナ学園の風紀委員長…空崎ヒナと激闘した結果、ミネの暴走を止めることは成功した。浦和ハナコと百合園セイアの案で連邦生徒会は「『シャーレ一帯に特殊爆弾を仕掛けた』爆破予告があった」というフェイクニュースを流し、シャーレ一帯にいる人達全員を安全な場所まで避難させた結果、死傷者は黒服以外いなかった。
つづく。
- 171二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 22:29:35
「小ネタ・MAD その45・協力」
だが、彼女達が戦ったシャーレ周辺の建造物や道路、道路に放置された乗り物など…あらゆるモノが破壊された。更にヒナとミネの戦闘の一部始終をクロノススクールに撮影された。
このままだとバッドエンドの未来しかない。ゲヘナ学園の風紀委員長はシャーレ周辺で暴れたテロリストと『誤解』されて逮捕。連邦矯正局に投獄。最近改善の兆しが見えたゲヘナ学園の治安は再び悪化。バカマコトがバカなことをしてゲヘナ学園は崩壊。
トリニティ総合学園の救護騎士団団長はシャーレ近辺で暴れ、連邦生徒会を襲撃しようとしたテロリストとして逮捕。連邦矯正局に投獄。救護騎士団は解体。トリニティ総合学園の弱体化は免れない。最悪…ハナコが嫌悪する派閥争いが激化してトリニティ総合学園は崩壊。
だが、そんなバッドエンドは回避された。トリニティの才媛、「浦和ハナコ」…ティーパーティーの「百合園セイア」…そして、かつて「色彩」によるキヴォトス滅亡の危機に対抗するためにハナコと共に「ウトナピシュティムの本船」のオペレーターを務めたミレミアムの全知、「明星ヒマリ」など…キヴォトス中の生徒達のお陰で最悪は回避された。
まずミネを止める激闘が終わった後、ハナコから連絡を受けた連邦生徒会は新たなフェイクニュースが発表した。ニュースの内容は主に5つ。
「シャーレ一帯に仕掛けられた爆弾の解体に成功」
「爆弾を仕掛けた犯人はカイザーPMCの残党『ネオ・カイザー』。『ネオ・カイザー』は都市を破壊する特殊爆弾や光学迷彩兵器など高度な兵器を保有するテロリスト」
「『ネオ・カイザー』はアビドス高等学校襲撃未遂事件を起こしたが、シャーレの先生に阻止されたため彼に恨みを持っている」
「空崎ヒナと蒼森ミネは『ネオ・カイザー』の爆弾解体を妨害する光学迷彩兵器を止めるために共闘した」
「シャーレ一帯の高層ビルや道路の破損の原因は空崎ヒナ、蒼森ミネが光学迷彩兵器と戦ったため」
- 172二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 22:57:57
このレスは削除されています
- 173二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 23:11:14
「小ネタ・MAD その46・警告」
なお、「ネオ・カイザー」の正体は先生が過労で倒れる2日前、八つ当たりで深夜のアビドス高等学校を破壊しようとした9人のカイザーPMC残党軍の名前である。実はニュースで発表されたほどの人数や兵力、財力はなかった。また、その9人のネオ・カイザーをたった1人狙撃銃で倒したのは他でもない、シャーレの先生だった。そして、その真実を知る者は浦和ハナコ、空崎ヒナ、百合園セイア、そして…偶然彼を目撃した小鳥遊ホシノなど、ごく一部の人間しか知らない。
そう、ハナコとセイアの作戦はシャーレ一帯を破壊した犯人を「ネオ・カイザー」に仕立て上げることで、ヒナとミネが激闘した「真実」を隠蔽することである。
だが、荒唐無稽なニュースを素直に信じない者達はいた。特にカイザーコーポレーションは名誉毀損で連邦生徒会を訴えようとした。クロノススクールはヒナとミネの激闘の一部始終を撮影したため、それを特番で公開しようとした。だが、彼らは行動を実行できなかった。
カイザーコーポレーションは搾取する側の『子供』に『警告』された。
「連邦生徒会を敵に回すことは『シャーレの先生』を敵に回すこと。彼を敵に回すことはキヴォトス中の猛者や賢者を敵に回すこと。聡明な『大人達』でもそれがどういう意味か容易に理解できないのかい?」
…とセイアが電話越しに連邦生徒会を訴えようとしたカイザーコーポレーションに『警告』した。脅迫か?…とカイザー側が問うと…
「好きに解釈するがよい。『子供』の戯言と聞き流しても結構。だが、キヴォトスの平穏のためだけに粉骨砕身(ふんこつさいしん)して働く先生とアビドスの一件など…数多の悪逆非道が露見した大企業…世間は、『子供達』はどちらに力を貸すと思うかい?」
な、何を言ってやがる!?…とカイザー側が言うと…
「やれやれ…分からないか。なら、先生風に言うと『キヴォトスの生徒達とボスラッシュする覚悟はあるのか!?』…だね。もし死力を尽くして『子供達』と『戯れる』覚悟がないなら下らない野心を全て捨てて、弱者を慈しむ心を持って屋台のラーメン屋でも始めたまえ」
…と言ったセイア。彼女はハナコから柴関ラーメンを先生とヒナの3人で食べた話を、柴大将の話を聞いていた。カイザー側は連邦生徒会を訴えるのを諦めた。悪徳企業が消滅するのも時間の問題だ。
つづく。
- 174二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 08:18:12
とりあえず無事終わって何より
余計なこと考えずちゃんと休めよ - 175二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 08:59:05
「小ネタ・MAD その47・嘘と真」
クロノススクールは緊急特番でヒナとミネの戦闘の一部始終の動画、写真を公開しようとした。だが動画は演歌のPV、写真は全てペロロ様に差し替えられていた。
超天才清楚系病弱美少女ハッカー、明星ヒマリはクロノススクールの全生徒のスマホとデータベースをハッキングして例の動画と写真のデータを全て削除。代わりにヒマリお気に入りの演歌歌手のPV動画とネットで拾ったペロロ様の画像に差し替えたことでクロノスの野望は阻止された。他にもSNSで偶然ヒナとミネの激闘を目撃した投稿、それを撮影した投稿もヒマリがSNSをハッキングして削除した。後日ヒマリは証拠隠滅のお礼にハナコから最上級の紅茶の茶葉とコーヒーの豆、高級焼き菓子セットを貰った。
先生が過労で倒れて3日後、連邦生徒会から新たなフェイクニュースを発表された。その内容は…
「『ネオ・カイザー』壊滅。ゲヘナ学園風紀委員長、空崎ヒナが討伐」
「『ネオ・カイザー』がシャーレ一帯に設置した特殊爆弾を公開」
ヒナが「ネオ・カイザー」を倒した張本人になった理由は2つ。1つは説得力があるため。空崎ヒナの戦闘力は非常に有名だ。故に彼女が倒した、と聞けば世間は納得するだろう。もう1つは抑止力のため。美食研究会、温泉開発部残党、万魔殿のバカマコトなど治安を乱す愚者達の愚行を抑止するため。キヴォトスの治安が良くなればシャーレの仕事が減る。シャーレの仕事が減れば先生の負担が減る。ヒナは先生のために偽りの英雄になった。
世間に公開された「ネオ・カイザー」の特殊爆弾はミレミアムのエンジニア部が造った偽物である。シャーレ一帯に「特殊爆弾」が設置されていた…という「嘘」に説得力を持たせるために造らせたが…彼女達は本当に爆発するモノを造ってしまった。
その後「シャーレ近辺で覆面水着団と便利屋68が野球拳で決闘!?」、「深夜のシャーレを徘徊する水着の痴女が現れた!」、「温泉開発部残党がシャーレを爆破予告!?」、「シャーレ近辺で『災厄の狐』が現れた!」、「シスターフッドの『キヴォトスわっぴ〜計画』が始まった!救済の日は近い!」…などシャーレに関する新たな事件や噂が続々と発生したため、ヒナとミネの激闘の真実は数多の「嘘」と「真」で埋もれた。そして、ゲヘナ学園とトリニティ総合学園の共倒れは回避できた。
つづく。
- 176二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 20:20:53
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- 177二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:12:02
「私は過信していました…」
『……』
先生が過労で倒れた日の夜、ハナコは先生の自宅でセイアと電話で会話をしていた。家の主である先生は緊急入院生活が始まったばかりだ。彼女は彼を救えなかった悔しさでヒナの前で泣いてから数時間後、セイアから電話がかかった。ヒナはミネとの激闘で疲弊してハナコの近くで寝ていたが、頭のヘイローは消えていなかった。
「私は自分の力を無意思に過信していました。自分で考えた作戦を元にゲヘナの風紀委員会が温泉開発部を169人捕まえた時から、私なら…私とヒナちゃんなら先生を救えると思っていました……」
『ハナコ…自分を責めないでほしい。君は充分頑張ったよ』
「ヒナちゃんも…同じように私を…慰めてくれました」
『いい友達じゃないか。………ただ、強いて言えばもっと早く…私に頼って欲しかったね』
「セイアちゃん…」
『まぁ、それは先生も同じだね。ただ、先生の場合…本当の意味で頼れるのは彼の『背中』を追いかける『子供』ではなく、彼の『隣』で共に歩む『大人』なのかもしれないね…』
セイアは以前、ハナコから少しだけ先生の過去を聞いたことがある。
「大人…ですか。やはり先生は…あの人達をずっと…」
ハナコは先生に多大な影響を与えた亡き親友と恩師を思い出した。
『ハナコ、それでも君は…先生を『隣』で支えるかい?彼を再びキヴォトスの平穏を護る『人柱』にさせないために…君が愛する彼を『護る』ために』
「………ふふっ。もちろんですよ♡セイアちゃん」
『そうか…なら先生の心は救われるね。ところで、先生ともう…シたのかな?いや…ハナコから強引にシたと言うべきか?』
「!?…どうしてそれを!?」
ハナコは動揺した。セイアには先生を逆二人過酷をしたことはを伝えていない。
『やはり、私の『勘』が当たったね…まぁ、それも君なりの先生の『救済』か……。私も早急にハナコと先生の子供の名前を考える必要があるね』
「あはは…」
ハナコの心が楽になった。寝ているヒナは穏やかな表情をしていたが、頭のヘイローは未だに浮かんでいた。
「小ネタ・MAD その48・『隣』」
つづく。
- 178二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:24:28
「小ネタ・MAD その49・2人」
先生は浴衣姿で1人温泉街をブラブラと歩いていた。2週間ほど過労で入院して、現在は怪我や疲労に効く温泉に何度も浸かることである程度蓄積した心身の疲労を回復した。
(こうして1人でいる時間も久しいね。ここ最近、ハナコやヒナが側にいたから………)
先生は足を止めた。脳内にハナコやヒナと過ごした日常の記憶が蘇る。捕食される記憶、共に柴関ラーメン屋を食べた記憶、共にゲームを遊んだ記憶、他愛のない会話をした記憶。ここ最近の記憶には必ずハナコとヒナがいた。
(私が追いかけたかった恩師(せんせい)の『背中』も、私の『隣』で同じ道を歩んだ親友(とも)も…この世にはいない。でも今は…今の私の『隣』には…)
生徒はハナコとヒナの笑顔を思い浮かべていた。
「2人に…会いたいな」
と呟いた先生の表情は穏やかだった。
「『鴨が葱を背負って来る』というのはこういうことですね〜★」
「アカリさん、今回は共に先生という『美食』を骨の髄まで味わいましょう♡抜け駆けは禁止ですよ」
「わァ………あ………」
今、会いたくない2人…浴衣姿の美食研究会の捕食者、黒舘ハルナと鰐渕アカリとエンカウントした先生。
つづく。
- 179二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 09:48:44
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- 180二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 09:51:19
「小ネタ・MAD その50・代行」
「くっ…食べ物と料理人を粗末にする悪い子達に先生を食べる資格はありませんよ!」
と言いながら本調子ではないがとにかく逃げる先生。
「先生、私(わたくし)と一緒に愛の『美食』を探求しましょう♡」
ハルナが先生を捕まえた…と思ったら、今捕まえたのは先生の浴衣の上から羽織ってた茶羽織(ちゃばおり)だった。
「身代わり!?先生は忍者ですか!?」
「さぁね?うわっ!?」
先生は石につまずいて転んだ。
(身体が思うように…動かない)
「ふふ…今から温泉で先生を堪能しますわ♡下のお口で愛する御方を実食する…とても美味なんでしょうね♡」
「先生、もう逃しませんよ〜★私のお腹と心を満たすために、い〜っぱい食べられて下さい★」
「くっ、こうなったら…一か八か…」
先生は息を大きく吸って…
「『救護ォォ!!!!!』」
と上空に向けて叫んだ。
ズシィィィン!!上空から右手にショットガン、左手ライオットシールドを装備した青髪の白衣の天使が豪快に着地した。
「先生!?大丈夫ですか!?」
(あ、本当に来た…)
蒼森ミネ、降臨。左腕に「風紀」と書かれた赤い腕章を付けていた。
「なっ!?まさか『救護の悪魔』!?」
ハルナは驚愕した。
「違います!私は『風紀委員代行』…蒼森ミネです!」
バキィィ!!ドゴォォォ!!!ハルナはミネの正拳…アカリはシールドバッシュで10メートル以上吹き飛び、地面を数回バウンドして2人共仲良く戦闘不能になった。
(ミネ…前より強くなってる?)
あの激闘で強くなったのはヒナだけではなかった。ミネも剣先ツルギを超える実力を持つ風紀委員長と戦い、ゲヘナで風紀委員代行として温泉開発部残党などの不良生徒を『救護』するために戦闘を繰り返した結果…ミネも強くなった。
つづく。
- 181二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 19:47:30
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- 182二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 19:58:03
「小ネタ・MAD その51・裏側」
ミネが風紀委員代行になった理由は贖罪のため。連邦生徒会襲撃未遂、シャーレ周辺でゲヘナ学園の風紀委員長…空崎ヒナと激闘を繰り広げたたためミネは連邦矯正局に投獄寸前、救護騎士団は解体寸前だった。だが、その危機を救ったのはティーパーティーの百合園セイアとトリニティの才媛、浦和ハナコだった。
ミネは以前、セイアが襲撃されそうになった時…セイアの死という「偽の情報」を流して、彼女を襲うよう指示した真犯人が分かるまで彼女を安全な場所に隠したいた。セイアはその時の借りを返すために先生が過労で倒れる3日前、連邦生徒会に電話をかけた。
「救護騎士団団長、蒼森ミネが先生を『救護』するために連邦生徒会を襲撃する可能性がある」
と最悪の可能性を伝えた。
「だが安心して欲しい。私と私の友人、浦和ハナコの2人で『最悪』を回避する作戦を考案した。連邦生徒会の襲撃を阻止する作戦、二次被害を抑制する作戦、そして…トリニティとゲヘナ、双方が共倒れしない作戦だよ」
セイアは続けてこう言った。
「ただし、連邦生徒会にはこちらの条件を甘受して欲しい。蒼森ミネの処罰はトリニティ総合学園に任せて欲しい。シャーレの先生の労働環境を早急に改善してほしい」
セイアはミネを護り、かつ友人が愛する先生のために連邦生徒会に交渉した。
「特に先生の労働環境の改善は彼をキヴォトスの平穏を護る『人柱』から『人』に戻すためにね。ミネはミネなりに先生を『人』に戻したかっただけだ。………これを期に連邦生徒会、いや我々キヴォトスの全生徒は少しずつ『大人』にならないといけないね。先生を再び『人柱』にさせないために…」
セイアの交渉に連邦生徒会は応じた。
先生が過労で倒れた日から1日後、セイアは
正義実現委員会に救護騎士団がシャーレに向かわないように足止めを命令した真の目的は「抜き打ちの実戦訓練」…とトリニティ総合学園の全生徒に発表した。もちろんその事実を知る者はハナコ、セイア、ツルギなどごく少数だった。セイアと同じティーパーティーの美園ミカ、桐藤ナギサも真実は知らないため、その発表を聞いた時のナギサは勝手に暴走したが、ミカが彼女の口にイチゴのロールケーキをぶち込んだため物理的に静かになった。
つづく。
- 183二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:06:07
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- 184二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:09:32
「小ネタ・MAD その52・謝罪」
先生が過労で倒れてから約1週間後、ミネは落とし前をつけるために「風紀委員代行」になった。「空崎ヒナの代わりにゲヘナの治安を『救護』する」…それが今回暴走したミネの罰だった。罰を考案したのはハナコだ。風紀委員代行になった表向きの理由は見聞を広めるためにゲヘナ学園の留学を望んた。彼女以外にゲヘナ留学に行った生徒は浦和ハナコのみ。ミネは風紀委員代行になって早々、万魔殿のバカマコトや特別牢にいる鬼怒川カスミを脱獄させようとする温泉開発部残党など、ゲヘナの不良生徒達を沢山「救護」した結果、一部の生徒から「救護の悪魔」と怖れられるようになった。
「先生、お怪我は!?」
「チナツ!?…イオリは?風紀委員代行のミネは本来イオリと共に行動する…ってヒナからモモトークで教えてもらったが…」
「イオリはミネさんとの模擬戦で…」
「負けて戦闘不能か…次期風紀委員長の戦闘力、不安だな。今度トリニティでゲリラ戦が上手い生徒と模擬戦をさせるか…」
↑ゲリラ戦が上手い生徒。
先生は休暇中でも生徒のことを考える先生だった。
「それより先生、お怪我は!?」
「先生!私が全力で『救護』しましょうか!?」
「2人とも落ち着いて、ただの擦り傷だよ。温泉に浸かればすぐ治るよ。あ、ハルナが掴んだ茶羽織みっけ」
先程、ハルナから逃れるために脱いだ先生の茶羽織はハルナが掴んだ後、すぐに地面に手放した。先生はそれを拾って着た後、2人に…
「それとチナツ、ミネ。すまなかった…」
と謝罪した。
つづく。えっ!な文、一応書いてます。
- 185二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 08:31:43
「小ネタ・MAD その53・幸福」
「え?」
「どうして先生が謝るのですか!?」
「チナツ…以前『偶然』温泉旅館で会った時、私が逃げたのは先生と生徒という健全な関係が壊れるのを怖れたからなんだ。決してチナツが嫌いになった訳ではないよ。もっと早く…目の前の生徒と向き合うべきだったね…私は先生失格だよ」
「ち、違います!あの時は私が一方的に貸き…」
「ミネ…君が連邦生徒会を襲おうとしたのは、忙しかった私を『救護』するためだよね?私がちゃんと休養をとれば君は過ちを犯さなかった…。私は過去に過ちを犯し、色んなことがあって弱者を…子供達を救護する道を選んだはずなのに、救護すべき子供達に救護されるとは…情けないね」
「な、何を言っているのですか先生!私は…」
「大切な人達を失ってからもう…自分の幸福なんてどうでもよかったのに…本当、皆優しいね」
先生が本音をこぼした。両目から一筋の涙を流していた。
「ごめんね、湿っぽい話をして。チナツ、ミネ…私は君達を恨んでないよ」
「「!」」
「あと美食研究会の捕食者達から助けてくれて本当にありがとう」
「「!!」」
「今後も休暇中の私の代わりに誰かを『救護』してね。2人とも、期待しているよ」
先生は右手をひらひらと振りながら背を向けて歩いた。哀愁漂う背中だった。
「ミネさん、誰かを『救護』するのは難しいですね」
「そうですね。先生の労働環境はある程度『救護』できましたが、先生の心はまだ完全に『救護』できていません。またいつか先生は過労死寸前まで働くと思います。他でもない、私達生徒のために…」
「それでもミネさんは先生の『救護』を続けますか?」
「はい、今度は穏便に先生『救護』します。『救護が必要な場に救護を』…それが救護騎士団の信条ですので…」
チナツとミネは気絶中の捕食者達を拘束して、他の風紀委員達に2人を特別牢まで運ぶよう頼んだ後、温泉街一帯のパトロールを続けた。
その後、先生は1人で温泉街の足湯に浸かったり、旅館で豪勢な料理を食べ、旅館の大浴場や露天風呂に浸かった。楽しかった。でも、ここ最近会えてないハナコやヒナがいればもっと楽しかった…と思う先生。2人はここ最近忙しいせいか連絡もあまりない。先生はハナコ、ヒナにモモトークで旅館の料理の写真とおやすみの連絡を送った後、客室のお布団でぐっすり寝た。
つづく。
- 186二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 20:14:14
「小ネタ・MAD その54・才媛①」
(ん…何だ?…温かい…包まれてる?)
深夜、先生は目を覚ますと…
「はぁはぁ♡あっ、先生…こんばんは。1週間ぶりですね?うふふっ♡」
旅館の客室でトリニティの才媛、浦和ハナコと再会した。旅館の浴衣を着崩したハナコは先生の上に跨(またが)っていた。彼女の上半身にある2座の「乳山(にゅうざん)」は浴衣から露出し、彼女の上下運動に連動して揺れていた。頬(ほお)は紅く、暗闇で妖しく光る緑色の瞳は獲物を見つめる捕食者の瞳だった。彼女の花のようなヘイローも暗闇で妖しく輝いていた。
(この感触…まさか!?)
先生の「副担任」は彼が眠っている間にハナコの「蜜穴(みつあな)」に飲み込まれ、彼女の上下運動で何度も出入りしていた。副担任は彼女の「蜜」で濡れていた。
「ハ、ハナむぐっ!」
ハナコは先生の口を塞ぐために自身の艶(あで)やかな身体を彼の身体に密着し、自身の舌で彼の口内を「侵略」した。ハナコの舌技による侵略行為は先生から抵抗する意思を奪い、一方的に快楽を与え続ける。
彼女の乳山が先生の上半身の上で潰れ、先生の裸体を擦る。先生の浴衣は開(はだ)けていた。下着は彼が寝ている間に剥ぎ取られていた。
ハナコの蜜で濡れた蜜穴の内部には数多の「花弁」がある。花弁は彼の副担任に絡みつき、無限の快感を与えた。彼女の蜜穴や花弁による快楽の対価は副担任から放出される「教え子達」。蜜穴は教え子達を搾り取るために容赦なく先生に甘美な刺激を与え続ける。
「ハ、ハナコ…何をしているの!?」
「ナニって『イ・キ・ヌ・キ』ですよ?んっ♡」
ハナコが先生の耳元で囁(ささや)く。その声色は青春を謳歌する清楚な乙女ではなかった。獲物を脳から溶かし、ジワジワと追い詰める雅(みやび)な捕食者…淫魔の声色だった。
「い、息抜き!?」
「はい♡先生の…身体のナカにあるわるーいモノを全部…私のナカに出して下さい♡」
ハナコは密着した先生の上半身から離れると腰の上下運動を加速させた。蜜穴の花弁が先生の副担任に幾度も擦れて、容赦なく絡みつく。
「ハナコ…ダメだ…今すぐ止めるんだ!」
「あら、いいのですか?お口は嫌がっても…身体は、んっ♡…正直ですよ?ふふっ、それは…いつものことですね♡」
「は、早く抜くんだ!」
- 187二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 22:47:42
「小ネタ・MAD その55・才媛②」
「………いいですよ」
ハナコの腰が止まった。彼女は少しずつ腰を上げていた。先生の副担任は蜜穴から少しずつ抜けようとしていた。
「ほ、本当!?」
「ただし、私のナ・カ・に…出したらヌいてあげますよ♡」
ハナコは再び腰を下ろしたため、先生の副担任は再び蜜穴へ飲み込まれた。その言葉を聞いた先生は必死に抵抗した。だが、キヴォトス人とキヴォトスの外から来た人間の身体能力の差は歴然。特殊な経歴を持つ先生でも捕食者に覚醒したハナコの腕力には敵わなかった。
「ふふっ♡先生、抵抗しても無駄ですよ。抵抗したらも〜っと気持ちよくしますよ♡」
「…!?」
ハナコの蜜穴の中が、花弁がウネウネと動く。一部のキヴォトス人は自らの蜜穴や花弁をある程度自在に動かせる。彼女の意思で動く花弁は捕まえた先生の副担任を穴の外に逃がさないために複雑に絡みつく。そして蜜穴の奥にある「口」が副担任を狙って降りてきた。
「先生…赤ちゃん…欲しくないですか?」
「楽園の入り口」が副担任の先端をぱくっと飲み込んだ。蜜穴の捕食者に飲み込まれた先生の分身はただ、注がれる快楽に耐えるしかない。
「はうっ!?」
「うふふっ…捕まえた♡」
先生はハナコと何度も体を重ねたことがあるが、彼女の技術に驚愕していた。特に蜜穴の奥にある「楽園の入り口」は夜の技術に長けたキヴォトス人だけが自在に動かせる超高等技術である。ハナコは予習と先生との一方的な実習を積むことで、僅か数ヶ月で達人レベルの「夜の技術」を独学で獲得した。
「うふふっ♡『楽園の入り口』が先生の副担任を食べていますよ?」
「ああぁ…」
未知の快感に戸惑う先生。
「先生、知っていますか?20代の女性が避妊せずに◯◯◯をした場合、1回で妊娠する確率は約25〜30%…危険日だと約50%なんですよ。うふふっ♡」
「!?」
「今日は…どっちの日だと思いますか?」
目を細めたハナコは自分に食べられてる先生を見下ろしていた。
「ハ、ハナコ!それ以上は…ダメだ…私は『先生』だ!…だから…早く止めるんだ!」
「……」
ハナコは一瞬無表情になった後、蜜穴をわざとキツく締め付けた。
「はうっ!?」
「あなたと私は『先生と生徒』という関係。だから素直になれないのですね。ふふっ♡分かりました」
- 188二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 07:56:24
「小ネタ・MAD その56・才媛③」
ハナコは素直になれない先生にトドメの言葉を言う。
「愛してますよ♡…◯◯◯◯さん♡」
愛の告白。そして、ハナコは先生が誰にも教えてない自らの「本名」を優しく、妖艶な声で言った。
「!?!?…ハナ…コ…!」
「◯◯◯◯さん…あなたに出会えたことが私の人生、最大の幸運です。私はあなたの誠実な心に救われました」
「ハナコ…私はただ『先生』として…当たり前のことを…」
「◯◯◯◯さん、初めて◯◯◯した時にも言いましたが…あなたの壮絶な過去は全て知っています。その上で、私を…あなたの『隣』にいさせて下さい」
「ダ、ダメだ…」
「◯◯◯◯さん。あなたは『幸せ』になって下さい。私達生徒のためではなく…自分自身のために。もしそれが難しいなら…」
ハナコは再び先生の身体を密着し、耳元でこう囁(ささや)いた。
「今はただ…私に全てを委ねてください♡」
今、先生の何かが壊れた。『先生』という役割を全うする狂った覚悟か、他人に言えない『本音』や『弱音』を隠す心の壁か。先生本人も自覚してない何かがハナコの言葉で壊された結果、彼はついに無駄な抵抗をしなくなった。
「うふふふっ♡効果抜群ですね。このまま連れてイきますよ♡苦痛や絶望がない…快楽の楽園へ♡」
先生はハナコの顔が見えなかった。耳元で囁いていたからだ。だが今の彼女はこれから獲物を骨の髄までじっくり捕食する妖艶な捕食者の顔であることを容易に想像ができた。
「◯◯◯◯さん、どちらが良いですが?激しく動いて搾られるか…」
先生に密着しながら腰を上下に、前後左右に動かすハナコ。彼女の腰に振り回される副担任は為す術がない。
「ジワジワと搾られるか…」
蜜で濡れた数多の花弁が副担任を包み、楽園の入り口が副担任の頭部を呑み込む。副担任は蜜穴から抜け出せない。
「どちらが良いですか?」
「………ほう…」
「ん?」
- 189二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 18:58:29
「小ネタ・MAD その57・才媛④」
「どっちも…気持ち…いい」
「ふふっ…うふふふふっ♡素直ですね◯◯◯◯さん。今は周囲の視線や肩書きを気にする必要はありませんよ♡」
目を細めたハナコ。心の底からこの瞬間を堪能している。
「あ、そういえば…呼び方は今のままで良いですか?◯・◯・◯・◯・さ・ん♡」
「名前で呼ばれるのは…恥ずかしい」
「うふふっ♡素敵な名前ですよ。あと、照れてるお顔…とても可愛いですね♡」
「ううっ」
「ふふっ、◯◯◯◯さんの副担任も…もう限界ですね♡今すぐ楽園に…イかせますね♡」
ハナコの腰の動作が激しくなった。肉と肉が激しくぶつかる音が部屋中に響く。彼女の蜜穴や花弁は副担任を容赦なく擦る。蜜という潤滑油があってもハナコの蜜穴は摩擦熱で火傷しそうなほど熱かった。副担任が蜜穴から離れると蜜穴の入口が彼の分身を離すまいと激しく締まり…副担任が奥に届くと数多の花弁が包み、楽園の入り口が彼の分身に優しく吸い付く。上半身を起こしたハナコは先生の両手を掴んで…
「触って♡」
と言いながら彼の右手に汗で濡れた肌色の乳山(にゅうざん)を強引に押し当てる。ハリのある肌山は先生の右手に柔らかさと温泉より熱くなってる体温を伝える。彼女の乳山は彼の手の形に応じて形状が変化する。
「ハナコ、もうダメ!」
「◯◯◯◯さん、早く私のナカでイきなさい!」
「!!」
「♡♡♡♡♡!!!!!」
先生はついに副担任から大量の教え子を噴射した。ハナコの全身に最大限の快感と幸福感が駆け巡った。彼女の赤い蜜穴とその内部にある数多の赤い花弁が先生の教え子達によって白く染まり始めた。教え子達が副担任の頭部から飛び出し、赤い蜜穴を白く染めてる途中…「楽園の入り口」が先生の副担任の頭部を丸呑みした。子供達は1人残らずハナコの「楽園」へ連れて行かれた。
「はぁはぁ♡すごい…久し振りだから…」
先生の身体に倒れたご満悦のハナコ。ハナコの桃色の長髪は約1ヶ月ぶりの捕食で激しく乱れていた。
- 190二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:28:00
「小ネタ・MAD その58・才媛⑤」
「◯◯◯◯さん見て下さい。あなたの教え子達は蜜穴の奥にある『楽園』にイきましたよ♡楽園のナカにある『禁断の果実』までに辿り着く教え子はいると思いますか?うふふっ♡」
「はぁはぁ…」
ハナコは先生の副担任を出入りさせた蜜穴を見せた。彼女の蜜穴から白い教え子達がドロッと流れてきた。ハナコの「楽園」から逃れた悪い子かもしれない。
「それとも、私の『果実』が◯◯◯◯さんの赤ちゃんになりたいから『教え子達』を襲っているかもしれませんね♡」
「あ…赤ちゃん…」
先生は甘美な快楽で頭が回らなかった。先生という役割を全うする狂気は快感で上書きされ、鋼の理性もハナコの甘美な言葉で溶かされた。
「ふふっ♡」
ハナコは体積と硬度が通常時に戻り始めた副担任をアイスキャンディーのように舐めていた。
「なっ…何を!?」
「準備ですよ♡先程『私のナ・カ・に…出したらヌいてあげますよ』と言いましたが…1回シたら終わりなんて1度もイってませんよ♡」
「そ、そんな…」
「15分ほど休憩したらまたシましょう♡もし、ここから逃げたければ…好きなだけ逃げて下さい。でもすぐに捕まえて◯◯◯◯さんを私の蜜穴に連れ戻しますよ♡うふふふっ♡」
先生にはもう、ここから逃げる意思はなかった。
その後、先生はハナコの繊細な両手で彼の上半身にある2つの山頂を弄ばれたり、副担任がハナコの2座の乳山に挟まれたり、口移しで飲み物を飲まされたり、客室内の露天風呂に浸かりながら対面乗馬されて残りの「教え子達」がハナコの「楽園」に送られた。
朝7時過ぎ、ハナコは先生の頭部を自身の膝の上に乗せて、己の右の乳山の山頂をチューチューと吸わせていた。
「ふふっ♡◯◯◯◯ちゃん、可愛い♡」
赤子のように自身の山頂を吸う先生を見たハナコは母性本能を刺激された。
(次の『禁じられた遊び』が決まりましたね…ふふっ♡)
ハナコの捕食行為はミレニアム製の高性能浮遊カメラで全て撮影されていたことを先生はまだ知らない。ハナコの記録がまた1つ増えた。
- 191二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:05:13
「小ネタ・MAD その59・魔王①」
先生は自分の意思でゲヘナの温泉旅館に宿泊したのではない。過労で退院した直後、ハナコとヒナによって湯治のために強制的に連れて行かれた。
湯治生活9日目の夜21時頃、先生は男湯の露天風呂に浸かっていた。今の先生はチナツとのわだかまりが解消したため露天風呂や温泉は完全に克服している。湯治生活7日目の夜から8日目の朝までハナコに捕食されたが、搾られた体力と気力は温泉と旅館の料理で回復した。
「そういえば私が…シャーレの先生がいないキヴォトスはとうなっているんだろう?もしかしてこの温泉街の外はもしかして世紀末?やはり、シャーレに戻らないと!?」
このクソボケ先生、ハナコにタップリ搾られたのに「先生」という役割にまだ囚われてるぞ!休め!!
「シャーレに戻るの?…先生」
「ヒナ!?」
「フフッ…先生、久しぶり」
ヒナは男湯の露天風呂に浸かってる先生の背後にいた。ボリュームのある白い長髪はドレスを着た時の髪型を連想させるお団子を作ってた。身体にはバスタオルは巻いてなかった。
「いつの間に!?まさか、ヒナも気配を消す術を持ってるのか!?」
先生はヒナに目をそらしながら会話をしていた。ヒナはハナコやミユ程ではないが、先生を捕食するためにある程度気配を消す術を持っている。
「先生がリラックスしていたから気づかなかった…とか?」
「………勘が鈍ったのかな?鼻は…多分正常」
実際は予め男湯に入り、身体と髪を洗ったヒナはミレミアムのエンジニア部に頼んで新たに造ってもらった『消臭玉』を使って自身の体臭を消し、自力で気配も消して待機していたため先生に気づかれなかった。
「そうね、あとは…」
と言いながらヒナは先生に近づき…
「先生の疲れが身体に溜まっている…とか?」
温泉の中にある先生の副担任を小さな右手で優しく掴んだ。
「なっ!?」
バサッ!ヒナの腰部から生えてる悪魔の翼を展開。双翼が露天風呂に浸かってる先生の身体に抱きつく。ヒナが翼を展開した勢いで温泉の飛沫が飛び散った。
「捕まえた…んっ♡」
ヒナが先生の口を小さな舌で「侵略」した。ハナコから直々に教わった舌技は力強く、先生の口内に快感を与える。彼の耳にヒナの舌が侵略する水の音が聴こえた。
- 192二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:46:14
「小ネタ・MAD その60・魔王②」
「ぷはっ…ヒナ!?な、何をする気なんだ!?」
先生とヒナの口は唾液の糸で繋がっていた。彼はまだ抵抗する意思があった。だが彼女の双翼が先生の身体を引き寄せているため、彼はこの場から逃げられない。
「ナニって『息ヌキ』よ。一昨日の夜から昨日の朝までハナコにタップリ搾られていたね…先生」
「知ってたの!?」
「そもそも『息ヌキ』計画を考案したのはハナコと私。先生に湯治生活を始めさせたのは1日でも早く体力を回復させて私達が捕食するため。わざと1週間会わなかったのは、私達に会いたい気持ちを掻(か)き立てるため。ミネを『風紀委員代行』にした最大の理由は、私達が先生を『息ヌキ』させる時間を邪魔する者達を退けるため。流石ハナコね。失敗してもタダでは起き上がらない…失敗から次の成功を掴む粘り強さと頭の回転の速さは私も見習わないとね」
ヒナは先生に語りながら悪魔の翼で先生を引き寄せた状態で彼の副担任の上に跨(また)がる。
「先生、あなたを食べちゃう『悪い子』がこうやってベラベラと本当のことを喋るのはどんな時だと思う?」
「しょ、勝利を確信している時?」
「正解」
ヒナの小さな「蜜穴(みつあな)」が先生の副担任を呑み込んだ。温泉に浸かってる先生と対面乗馬するヒナ。
「ひゃうっ!?」
「休暇中でも仕事のことを考えちゃう先生は徹底的に『息ヌキ』させないと!」
ヒナは先生に抱きつき、バチャバチャと音を立てながら腰を上下に動かす。彼女の蜜穴は先生の副担任を搾り取るためにキュッと力強く締まる。副担任の頭部にヒナの「楽園の入り口」に何度も当たる。
「ヒナ、激しい!」
「激しくされるのは嫌?なら『あること』を教えたら…激しくしないわ」
「あること…って」
ヒナの腰が止まる。
「先生の本名」
「!?」
「それは……ハナコから聞けば…!?」
ヒナは再び上下運動で先生の副担任を責める。小さな身体から想像できない力強い動作と緻密な蜜穴の圧の制御で彼の身体や副担任に痛みを与えず、快感のみを一方的に与える。
「ひゃうっ!?」
「私は、あなたの口から直接聞きたいの」
今度は前後左右に動くヒナの腰部。ゲームのコントローラーのスティックのように動かされる先生の副担任は、ヒナの腰の動きに応じて密穴の花弁が擦れる部位が常に変化する。
- 193二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:35:31
なんかもう2人とも色々とパワーアップしてやがる…
- 194二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 05:31:54
「小ネタ・MAD その61・魔王③」
「言いたくないなら、言いたくなるまで徹底的に◯す」
「ひっ!?」
ヒナがにらみつける。彼女の赤紫色の瞳が妖しく光る。先生の身体は彼女の両腕、双翼、蜜穴で身体を固定されているため風紀の捕食者から逃れられない。
「♡!!…怯えた先生の顔も可愛い♡」
ヒナは笑う。だがその笑顔は捕食者の、淫魔の笑みだった。
「あなたのココ、私のナカで更に硬くなってる♡ハナコと違って魅力のない身体だけど…興奮しているのね。嬉しいわ♡」
ヒナの身体は可愛さと妖艶な雰囲気を兼ね備えている。ボリュームのある白髪、ツリ目、美脚、双翼、声…ヒナを構成する全ての要素が可愛さと妖艶さを両立させてる。また小柄で細い身体は背徳感と加護欲を掻き立てる。
「今更だけど、男湯には誰も来ないから」
「は!?」
「旅館の女将は理解のある人で助かったわ。男湯(ここ)にはあなたと私以外…誰もいないから、安心してあなたの本名を私に教えて♡」
ヒナの蜜穴が先生の副担任を3カ所同時に締め付ける。決して副担任を押し潰さない、徹底的に快感を与える緻密な力加減だ。
「ううっ…何これ!?」
「教えないと…先生の『教え子』を全部奪うから覚悟して」
ヒナの蜜穴の花弁が、副担任を強く絞め付ける部位が上下に移動する。彼女は最後にハナコと共に先生を捕食してから約1ヶ月の間に、自らの腰を上下に動かさずに「蜜穴の圧」を制御するだけで先生の教え子達を強制噴射させる捕食術を獲得した。
「くっ…分かった!教える!!だがら…」
ヒナの密穴による激しい締め付けが中断された。先生はついに自分の本名を明かした。
「…………◯◯◯◯…いい名前ね♡フフッ。名前を教えてくれたお礼、たっぷりしないとね♡」
パクッ!ヒナの蜜穴の奥にある「楽園の入り口」が先生の副担任を飲み込んだ。ヒナもハナコ同様「楽園の入り口」を自在に動かせる捕食術を獲得していた。入り口に飲み込まれた副担任は側面からウネウネと動く花弁に包まれた。これで副担任は教え子達をヒナの楽園に送らない限り、蜜穴の外に出られなくなった。
「あ…ああっ!ほ、本名を教えたら…激しくしない、って…」
「『悪い子』の言うことを素直に信じる先生が悪いのよ♡安心して。あなたの本名は…誰にも教えないから♡」
- 195二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 05:40:48
「小ネタ・MAD その62・魔王④」
小悪魔。ヒナは真面目で責任感がある風紀委員長から先生を誑(たぶら)かす小悪魔に進化した。ゲヘナの不良達から怖れられる普段の彼女から想像できない妖艶で余裕のある笑顔はまさに小悪魔。
ヒナは先生の上半身にある「山頂」を赤ちゃんのように吸った。舌で舐めたり、甘噛みもした。先生はヒナの「副担任責め」と「山頂責め」の同時攻撃に身体が震えていたが、彼女の悪魔の翼が彼の身体をホールドしている限り快楽地獄から逃れられない。
「◯◯◯◯…大好き♡」
ヒナの本音。ハナコと出会う前の彼女はここまで積極的ではなかった。彼女を良い意味で変えたのはやはりトリニティの才媛、浦和ハナコのお陰か、それとも先生に甘えたい願望が暴走した結果なのか?
「ううっ…もう…」
「もう限界?なら…私のナカでイって♡」
ヒナの蜜穴が力強く、かつ複雑に動いた。その結果…
「!!!!!」
「♡!!♡♡♡!!!」
ヒナは腰を動かさずに先生に抱きついたまま彼を快楽の絶頂へ導き、教え子達を噴射させた。彼の副担任は既にヒナの「楽園の入口」に飲み込まれているため子供達は彼女の「楽園」に行くしかなかった。楽園内にあるヒナの「禁断の果実」は先生の教え子達を歓迎していた。教え子達の誰かが果実を食すのは神のみぞ知る。教え子を放出した彼の副担任はヒナの花弁と楽園の入口に刺激されていた。1人残らず楽園に送るためにヒナは徹底的に搾り取る。
先生は絶頂で温泉に倒れて沈みそうになったが、ヒナの双翼が彼の身体を支え続けてるためその心配はない。副担任がヒナの蜜穴からようやく解放されると、蜜穴からこぼれた白い教え子達が温泉に浮かんだ。
「ありがとう、◯◯◯◯♡あなたの本名、一生忘れないから♡」
「ハァハァ…」
「部屋に戻って、続きをシない?私の『楽園』にもっと先生の『教え子』をお迎えしないと♡」
「あ……」
「先生の教え子は私の楽園にある『禁断の果実』、食べてるかな?」
「………」
その後、ヒナと共に客室に戻った先生は枕が「2つ」セットされた布団で再び捕食された。布団の上でヒナに乗馬されたり、彼女の山頂や蜜穴を舐めるよう命じられたり、副担任がヒナの白髪に飲み込まれて教え子を噴射した。最後は布団の上でヒナの双翼で身体をホールドされた状態で「密着乗馬」で最後の教え子まで彼女の楽園に奪われた先生だった。
- 196二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 06:06:41
「小ネタ・MAD その63・魔王⑤」
「ハァハァ……もう…無理…」
「◯◯◯◯…お疲れ様♡」
湯治生活10日目の午前4時頃、ヒナのハードな捕食が終わった。疲れ果てて数時間寝た先生はハナコとヒナに副担任を仲良く舐められた快感で起きた。ヒナの捕食行為はミレニアム製の高性能浮遊カメラで全て撮影されていたことを先生はまだ知らない。ヒナの記録がまた1つ増えた。
先生は後日知ったが、彼が宿泊している温泉旅館の女将は2人の協力者だった。温泉開発部は温泉業界や旅館業界から嫌われている。無許可で強引な温泉開発を行うことで枯れかけた源泉がいくつもあり、彼女達の蛮行で一部の人達から「温泉」に悪いイメージが定着。健全な温泉旅館や温泉街が温泉開発部と関係があると誤解され、風評被害で売り上げが低下した。女将は憎き温泉開発部部員の約8割を捕まえた風紀委員会と協力者のハナコに深く感謝しているため、今回特別に先生の湯治生活とハナコとヒナの約1カ月ぶりの捕食に全面協力してくれた。
湯治生活10日以降…ハナコとヒナに温泉や客室、温泉街で徹底的に『息ヌキ』された先生はシャーレ復帰予定日が1週間ズレた。
先生が過労で倒れてから1ヶ月と1週間後、彼はシャーレに復帰した。ゲヘナの温泉パワーとハナコとヒナの『息ヌキ』パワーは偉大だった。先生は溜まった仕事を処理している。
「やはり仕事が山盛りだったね。カレーの山盛りならウェルカムなのに…」
「これでもまだ少ない方ですよ。先生がお休みの間、三大学園の生徒達を中心に先生の代わりに事務処理や他校のトラブルに対応してくれたお陰ですね」
ハナコは先生の事務仕事を手伝っている。
「先生が体調を崩してから積極的に他校の生徒に協力する生徒、他校の生徒と仲良くなった生徒は以前より少しずつ増えてるわ」
ヒナも先生の事務仕事を手伝っている。
「え!?なんか複雑だね…」
先生は学校という垣根を越えて生徒達が仲良くなるのはとても嬉しいが、そのキッカケを作ったのは過労で倒れた自分自身だったため…先生は素直に喜べなかった。
「皆、先生に頼り過ぎていたことに気付いたのですよ♡」
「これを期に他の生徒達も少しずつ『大人』へ成長するといいけど…」
「私達は先生の身体で『大人』になりましたね♡うふふっ」
「いや、それは2人が勝手に私の身体を使っ…!?」
- 197二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 06:11:00
「小ネタ・MAD その64・3人」
ヒナのスマホが鳴った。ヒナが真剣な顔で電話で会話をしていた。
「先生、ハナコ…チナツから連絡があった。美食研究会がミレミアムに向かっているみたい」
「ミレミアム?あそこってゴールドマグロの養殖をしてたかな?」
先生が首をかしげる。
「彼女達の狙いは恐らくフウカとエンジニア部が共同開発している『全自動料理ロボット』。あるいはそのロボットが作る『料理』ね」
エンジニア部はゲヘナ学園の給食部部長、愛清フウカの調理技術を元に全自動料理ロボットを開発している。最近試作機が完成したため、もし量産化に成功すれば給食部の人員不足が解消し、フウカの負担が減る可能性がある。
「うーん、そのロボットを盗むのかな?あるいはロボットが作る料理を食べて…気に入らなければハルナがドカン!!…とか?チナツはミレミアムのセミナーに連絡したのかな?」
先生がヒナに質問する。
「連絡済よ。あと今動ける風紀委員を美食研究会の捕獲に向かわせたわ」
「流石だね…C&Cに連絡は?」
「先生…彼女達は任務をこなすたびに建物や精密機械などを破壊します。彼女達に美食研究会と戦わせたら全自動調理ロボットもドカン!!…ですよ」
「あー、そうだったね…。仕方ない、シャーレの特権でミレミアムをお助けしますか!」
「先生…相手は美食研究会。捕食者のハルナさんとアカリさんは常に先生を狙っています。でも安心シて下さい♡私達が先生…いえ、◯◯◯◯さんを…」
「必ず護る。美食研究会に◯◯◯◯は指一本触れさせない」
「おー、頼もしいねぇ…。2人共、期待してるよ」
「うふふ♡『夜』も期待しても良いのでしょうか?」
「それは…期待しないで欲しいね…」
「ハナコ、後で一緒に襲う?」
「いいですねぇ♡」
「よし、後で逃げるか!」
シャーレの先生は今日も生徒のために働く。ただ、今までと違うのは今の彼の『隣』にはトリニティ総合学園の才媛…浦和ハナコとゲヘナ学園の風紀委員長…空崎ヒナがいることだった。
小ネタ・MAD、おしまい。
- 198二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 14:51:35
「ハナコの過去・善人①」
先生と一線を越える前の話。私、浦和ハナコの「能力だけ」を求める者は未だに存在した。「問題児」である私に連絡先を教えていない、顔や名前も知らない相手から派閥勧誘の連絡は日常茶飯事だった。そのことをシャーレの先生に少し話した雨が降った「あの日」から、勧誘の連絡が減った。
あの日から数日後、私はトリニティで先生に会った。いや、正確には「探した」と言うべきか。私は先生に質問した。最近、勧誘が減ったのは先生が何かしたのか?もしそうなら、具体的に何をしたのか?先生は飄々と答えた。
「うーん、簡単にいえば警告だね。悪い大人の特権乱用かな?」
先生は「問題児」である私の「能力だけ」を未だに欲するティーパーティーの行政官、一部のシスターフッドなど色んな派閥に直接会った。そして…
『もしこれ以上、可愛い生徒にしつこく派閥の勧誘をする場合、シャーレの特権で処罰する』
…と警告してくれた。
「どうして、そこまでのことを…」
「ハナコのような『善人』をほっとけなかった。ただ、それだけだよ」
「私が『善人』ですか?成績も性格も悪くて、補習授業部に属して、毎日トラブルばかり引き起こす私が…『善人』?」
「ハハッ…もしハナコで悪人なら…ハナコの能力だけを求める『贅沢者』達は即死刑レベルの極悪人だね」
つづく。 - 199二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 14:53:41
「ハナコの過去・善人②」
「『贅沢者』?」
「毎日…美味しいご飯を食べれる、住処がある、お洒落な衣服がある、学びの場がある、仲間がいる、お金や娯楽もある…恵まれた環境にいるのにそれ以上何を求める?」
その時の先生は険しい表情だった。
「だから、ハナコことを何も知らない癖に…ハナコの能力だけを是が非でも欲しがる者は全員『贅沢者』と思ってる…。まぁ、悪人の戯言と聞き流していいよ。私だってハナコのこと全部知ってるわけじゃあないし」
先生は普段の気さくで飄々とした口調に戻った。
「あ、悪人ですか?」
「うん。私は目の前の善良な生徒1人救うためなら悪人になっても構わないよ。私は善人が報われず、理不尽な目に合うことは絶対に許せない…善人を利用する悪人も絶対許さない。私はその価値観に従って生きてる悪人だよ」
この人は派閥争いに積極的なトリニティの生徒と真逆だった。他人のために、他人の幸福のために行動する。見返りは一切求めない。
「ハナコ…またしつこい勧誘があったら私に相談してね。あと水着で徘徊などの問題行動は、ほどほどに…ね!」
先生は右手をひらひらと振りながら背を向けてバス停へ向かった。その背中は何処か哀愁漂うものだった。私は先生が善人になった経緯がとても気になった。そして、贅沢者達と言った時の先生の「静かな怒り」と先生の「価値観」は私の頭から決して離れなかった。この人は誰にも言えない「何か」を隠してる。私と同じように「本音」を隠してる。そう確信した私は先生と何気ない会話やイタズラをして、彼のことを密かに調べるのが日課になった。
おわり。
- 200二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:40:59
「小ネタ・MADの裏話など」
・シャーレの地下の隠し部屋のパスワードの意味。
『私は望む、安息の聖域。私は望む、理不尽の終焉』は…
『私は望む、安息の聖域』→
子供達が安心して生活できる場所ができてほしい。
『私は望む、理不尽の終焉』→
子供達が理不尽な目にあう現実が終わってほしい。
『8751 7407』は…
「ハナコ ヒナ シぬな」を語呂合わせにしたものです。クソボケ先生にとってハナコとヒナはとても大切な存在です。あとハナコは2種類のパスワードに込めた意味は推理済みです。
・MADというタイトルにした理由は役割に囚われすぎて「狂った」先生を救う…という意味があります。この二次創作の先生は狂っています。善人ですが異常者です。サバイバーズ・ギルトですね。
・チナツが先生を捕食未遂をした後、先生が忘れたパンツを戦利品としていただきましたが、パンツはチナツが未だに持っています。彼に返すタイミングを逃したためです。多分。
・ハナコが先生を止める作戦で脱いだ下着の色が「緑色」の理由は先生の好きな色が緑色だからです。
・ハナコがミレミアム製のカメラで撮影した「捕食記録」はいつか先生に見せるかもしれない…。ヒナは視聴済みです。ヒマリにハッキングでバレないことを祈りたい…。
・ヒナが「楽園の入口」を動かす捕食術はハナコから教わりました。ヒナも短期間で捕食術を獲得した方です。