- 1124/11/10(日) 22:39:11
- 2二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:42:22
最近のあにまんは可愛い絵が描ける兄貴が多くて助かる
- 3二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 22:49:09
最近絵師の浮上率高いよな憧れるわ
- 4124/11/10(日) 23:21:29
いつもは他の方のスレで色々書いてますが イチカの晴れ舞台ということで初スレ立てしてみました
イチカ推しの同士に届けば幸いです - 5二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:23:03
良スレの予感
- 6二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:23:56
自撮り可愛い
- 7二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:54:05
良いイラストだ
素晴らしい - 8二次元好きの匿名さん24/11/10(日) 23:54:42
期待してるぞ〜
- 9124/11/11(月) 00:27:47
01.
11月11日。太陽が暗雲に遮られて、雨を予感させる空模様。
今日の業務はいつもよりもちょっぴり早く終わって、仲間内でささやかな誕生会が執り行われたっす。主役は私——仲正イチカ。正義実現委員会の先輩方と後輩のみんなからお祝いされて、ありがたいような恐縮のような。
色とりどりの花束を手に、トリニティの校舎を後にすると。ぽつりぽつりと、路面に雨粒がこぼれだしたっす。遠くから雷鳴が聞こえてきてる辺り、豪雨になりかねないっすね、急がないと。
寮には寄らずにしばらく歩くと、質素な見てくれのシティホテルが見えてきたっす。校舎の最寄りのホテルは女子会などで使ったりもするけど、ここに関しては……先生と私の秘密基地、なんてとこっすかね?
恋人——大っぴらにはしてないけれど——の先生に、誕生日を祝ってもらうのが密かに楽しみで、胸も弾むってもんっすよ。いや、比喩っすからね?先輩方は文字通り、暴力じみたボリュームっすけど…… - 10二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 00:29:11
神絵師さまさまやで……
ほんま - 11124/11/11(月) 07:19:20
褒めてもらえて恐縮です
出先だと大体モバイル規制されてしまうので 8:00と18:00に更新がなければ「イチカかわいい」などお好きな文言で保守いただけると助かります - 12二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 07:50:57
良いSSですね
日記的な感じがして良い - 13124/11/11(月) 17:28:28
02.
「あの、先輩……」
「わっ……」
ホテルの玄関に入ろうとした矢先の声がけに、ちょっとびっくりしたっす。振り返ると、見慣れた制服に身を包んだ女の子が立っていて。さっきの誕生会にも参加していた後輩ちゃんが、いつの間にかついてきちゃったんすね。
「ど、どうしたんすか?忘れ物とか?」
「えっと。そういう訳じゃ、ないんですけど……こ、これ、読んでもらえます、か……」 - 14二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 23:50:41
このモブちゃん病んだら可愛いやろなぁ
- 15124/11/12(火) 07:36:34
モブちゃんの性癖を捻じ曲げてしまいそうなイチカはよく見ますね ここのイチカは一応ノーマル寄りです
- 16二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 15:24:46
良いSSだ
自撮りかわえ - 17124/11/12(火) 23:36:47
03.
「それは……手紙?ん、わかったっす。けど、その前に……こっちっすよ」
目先の玄関に入り込んで後輩ちゃんを手招きしたのは、雨脚が強まってきたからっすね。
屋内で改めて手紙を受け取ってみる。連絡ならモモトークで事足りるのに、アナログの便箋を用意してきたからには……グリーティングカードか、それとも。
「ラブレター、だったり?開けても大丈夫っすかね?」
「そ、そんな事は……先輩の恋人になれたら幸せでしょうけど……んんっ。大丈夫です、ご覧ください……」
それじゃ、開けてみましょ。なになに……イチカ先輩へのお願い事……モデルになってほしい?
「なるほど、確かに話しにくい相談事っすね。手紙にしたのも頷けるっす」
「ど、どうでしょうかっ?無理にとは言いませんが、憧れの先輩を描いてみたくて……」
後輩ちゃんの趣味のスケッチのモデルとして私を指名したい……そんな内容だったっすね。厳密に言えば、ヌードデッサンという訳なんすけど。
んー……彼女には割とお世話になってるし……私と行動を共にしては度々爆発に巻き込んじゃったりしてるしなあ……いえ、フレンドリーファイアじゃなくて。不可抗力ってやつっす。
「……うん、いいっすよ。今日は先約があるんで、日を改めてで良ければ」
承諾すると、後輩ちゃんの表情が明るくなったように見えたっすね。
「ところで……かくれんぼは得意っすか?そうだとしたら、一緒に来ても良いっすよ」
「えっ……本当ですか?そういえば、先輩はここで何を……?」
まあ、当然の疑問っすね。照れ隠しに人差し指で頬を掻きつつ移動して。
「これからやって来る先生に、可愛がってもらう……的な?」
そう説明しつつ、無人の受付でチェックインを済ませたっす。 - 18124/11/13(水) 07:38:03
後輩ちゃんは普通?の感性の持ち主になりました 変態寄りにするか迷ったのは内緒
その代わりイチカにはすけべになってもらいます - 19二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 15:26:41
かわええやん
まだ - 20二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 02:28:53
保守
- 21二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 08:31:35
可愛い
- 22二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 15:34:21
04.
「109……お、ここっすね」
予想外の誘いに困惑する後輩ちゃんを引き連れて、目的の部屋へ。ドアの読み取りカメラにスマートフォンの画面をかざすと、一拍置いて開錠されたっす。スマートフォンに届いたワンタイムパスワードを認証させたわけっすね。
「先輩……?何でしょう、この部屋?」
「おー、これが和室ってやつっすか」
部屋に立ち入ってみると、畳と襖で構成されたコンセプトルームが私たちを出迎えたっす。百鬼夜行なら普通なんだろうけど、トリニティではあまりお目にかかれないっすね。ガラス越しに雨粒が流れ落ちるのを眺めつつ、その窓の周りには障子を模したペイントが施されてて。都会にありながら田舎の風情を感じられる……てのがこのルームの売り文句みたいっす。にしては屋内外の風景のギャップが目立つのはどうかと思いません?
畳の上には、二つ並びのお布団。その枕元にはLED光源のろうそく台が備わってて、カップルの営みのムードを盛り上げるのに一役買うんだとか。
ま、それらは先生が来てからの話っすから。その前に、後輩ちゃんは襖の押し入れに隠れてもらう予定っすね。