【オリキャラ🎲ss】天童アリスのストーカーです、通して下さい【佐藤カガリ】Part8

  • 1佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/11(月) 02:57:43

    今のうちに。

    佐藤カガリ 16歳(2年生)
    出身校:百鬼夜行連合学院

    身長 130+40 (40) cm
    胸 3 (3) 1.小盛 2.並盛 3.大盛
    腹 2 (2) 1.細 2.中 3.中太
    尻 2 (2) 1.小さめ 2.やわらか 3.もちっ

    髪色:薄い黄色(3・1) 長さ64 (1で肩につかないくらい100で足元)
    瞳の色:オレンジ(5・2)
    肌の色:85 (1で芸術級スーパー美白、100で健康的こんがり褐色)

    (ここ最近ホスト規制受けがちです!!!!めげずにやっていきます)
    (しかしエニーリス編合計5セクションの予定がめちゃくちゃ長いことに今になって気付いてしまった まだ3つ目終わってないらしい しれっと削ってるかもしれません……計画性が無い……)

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 03:03:45

    たておつ

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 03:40:01

    10まで

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 03:59:54

    うめ

  • 5佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/11(月) 04:18:54

    情報まとめ

    「佐藤カガリ」こと天童アリスのストーカー のまとめtele​gra.ph

    1スレ目

    【オリキャラ🎲】天童アリスのストーカーです、通して下さい|あにまん掲示板はぁ…………今日もかわいい……………………(スレ画は一番好きな表情)戦闘 dice1d100=@57 (57)@知性 dice1d100=@12 (12)@運動 dice1d100=@67 (67)@…bbs.animanch.com

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    【オリキャラ🎲ss】天童アリスのストーカーです、通して下さい【佐藤カガリ】Part7|あにまん掲示板せっかくの"お祭り"っぽいし、楽しく過ごしたい! 佐藤カガリ 16歳(2年生)出身校:百鬼夜行連合学院身長 130+40 (40) cm胸 3 (3) 1.小盛 2.並盛 3.大盛…bbs.animanch.com

    前回のあらすじ(1/2)


    開発中の新作ゲームタイトル"エニーリス"を引っ提げ、マルチジャンル見本市イベント"K.PCE"へと展示参加することになったゲーム開発部一行。他ブースでの展示を見て回る中で新たな知見を得ながら、キヴォトスに潜む創作者たちのエネルギーに圧倒されたりもしつつ、多少の気苦労はありながらもそれぞれイベントを楽しんでいた。


    一方、ヴェリタスからの提案で『K.PCE会場に来ることが予測されるサイバー犯罪者』の対処を内緒で手伝うことになっていたカガリ。作戦の途中でかなり予想外の事態に巻き込まれ、想定と大きく違う段取りに巻き込まれながらも、なんとかメンバー全員で協力して犯人こと「ドスケベなすび(HN)」を捕縛することに成功する。先生とカガリが協力して彼女へのカウンセリングを行った結果、再犯の可能性が低いこと、実質的な被害がほぼ無かったことを踏まえ、今回は大目に見ることで合意。当初の目標通り、なんとか事態を丸く収めることができた様子。

  • 6佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/11(月) 04:38:16

    (2/2)

    気を取り直してイベントを満喫しようとしたカガリは、以降のブース巡りにあたってミドリと同行することをモモイから勧められる。お互いにあまり器用ではなさそうな2人だったが、モモイの目論見通り少しだけ相互理解が進んだような、それほどでもないような……ともかく、ミドリについて知らない部分を多く知ったことで考えあぐねるカガリの前に、"ゲーム開発部のファン"だと言う少女が現れる。

    彼女の名は『桐生キキョウ』。彼女いわく、カガリとは不思議と何処かで会ったことがあるように記憶しているようで、逆に自分のことを覚えていないかとカガリに質問を投げかけたのだが……
    カガリはその名前を聞いた瞬間、自分の中の"特異性"が大きく暴走し始める兆しを感じ取った。自分自身の昔の記憶と強い関連があるこの特異性は、キキョウの存在を記憶として思い出そうとしたことで暴れているのだろうか……思考はそれ以上続かず、その意識はブラックアウトしてしまった。どうなるカガリ。

    (ついにあらすじが1レスに収まらなくなりました こんなに書かなくても良い気もします!というかあらすじでどうやって説明するか考えながら本編を書き進めたほうが良い気もします 精進します)

  • 7??? ◆IEd0n050V224/11/11(月) 05:01:44

    ─────────────────────────

    聞こえていないでしょうが、一応断っておきます。少々荒っぽい手段を使わせてもらいました。
    本当はこういうことしないほうがいいってわかってるけど。如何せん2回もしくじったおかげでビビってるっていうか……
    とにかく、これで激発は抑えられました。今回は意識と同様に記憶も失ってもらいます……つまり、こちらが完全に主導権を握ることになります。初めての試みですが、裏がなんとか繕い切ることを祈るばかりです。
    まあ、ずっとこのままって訳にも行かないし、対処されるのもまずいから、変な真似はしないと思う。しないよね?
    ……まったく、何故こんなことをしなければいけないのか。そんなことを考えられるだけでも、幸運というものなのでしょうか?
    カガリちゃん、落ち着くまでは交代で見張っておかないとだし。じゃ後は宜しくおねがいします。

    ─────────────────────────

  • 8佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/11(月) 05:16:36

    不気味なくらい穏やかに、目が覚める。
    う、うーん。頭がスッキリする……すごく長い間寝ていた気はするけど。っていうか真っ暗! ここ何処?

    「………………」

    いつの間にか寝巻に着替えさせてもらったみたいだし。それに、匂いからして……ゲーム開発部? 誰かが運んでくれたのかな。えーっと、僕のベッドから電気のスイッチまでは……枕がここだから、右側に向かって起きて……

    「むぎゅっ」
    わ゛っ!? え、え? なんだこれ。
    「ん……あぅ。カガリ? おはようございます……」
    ……!!?!?!??!!?!?!?? まっっっっっごめんアリスちゃんっ、そんなつもりじゃなくて、あの、いや、ごめん!!!! え、なんで!? 待って本当に何もしてないから!!!!!!!
    「うるさいです。アリスは起きたばっかりですよ」
    ごめんなさい………………
    「体調は、どうですか? 特異性は……ヒマリ先輩に聞かないと、わからないかもしれませんが」
    体調は全然平気なんだけど。……あの、僕をアリスちゃんと一緒に寝かせたのって誰?
    「? ……『一緒に寝たい』って言ってくれたのはカガリですよ?」

    ……何も覚えてないんだけど。切腹するべきですか?

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 05:36:03

    生きておられんごっ!

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 05:41:11

    キキョウといい謎の声といい、カガリには一体どんな秘密が隠されているのか

  • 11佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/11(月) 05:51:08

    「カガリが『気絶するかも』って言ったのをミドリが聞いたのは……確か、その日の18時頃でした。今が11時なので、大体今から17時間前ですね」
    そんなに寝てたんだ、僕……
    「いえ、寝ていませんよ。『気絶するかも』って言った後も、全然そんなことはなく、普通に起きたまま歩いていたみたいです」
    え、ええっ???
    「少し、様子がおかしくて……初めて見るくらい無口になっていたのと、歩き方も少しよろめいていました。ブースに戻ってきても、みんなと全然話さないまま、椅子に座ってじっとして、持ってきた本を静かに読んでいて」
    ……ヒマリ先輩から連絡来たりした?
    「はい、ユズにモモトークの着信で。先生が居合わせてるってわかってからは、先生を通じていろいろ聞いたみたいです……アリスはあまり聞きませんでしたけど」
    ………………
    「カガリはその後、ミレニアムに戻ってきて直ぐにヒマリ先輩のところへ連れていかれたのですが……それも覚えていませんか?」
    全然。何を聞いたのかも、何を話したのかも……
    「……でも、検査でわかる範囲で、身体に異常は無かったみたいです! それを聞いた時は、ひとまずみんな安心しました」

    自分からはどうにも出来ないとは言え、心配かけちゃったなぁ。またヒマリさんとは話さないと……多分向こうもそのつもりだよね。
    ……そして恐らく、C&Cの皆さんの前で出てきた『あれ』と、同じものだってことも察しが付いた。その正体がキーちゃんなのか、そうでないのかはともかく。だとすると、あの時の100倍くらい大人しく振る舞ってくれたことになる……理由はわからないけど。

  • 12佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/11(月) 06:02:29

    「――それで……夜中の1時ごろ、寝る直前になってようやく、自分からみんなの前で言葉を喋ったんです。『アリスちゃんと一緒に寝てもいいですか』、って」
    そうだった、その話だった。ごめん。
    「アリスはその時になっても、詳しいことはあまり知らなくて。普通だったら断る理由はありませんが、普通じゃないその時は、どうすればいいのかわからなくなって」
    ……っぐ…………
    「『私たちだけじゃわかんないから』と言って、モモイがすぐに先生と電話を繋いで、意見を聞いてくれたんです。先生は少し考えた後、"大丈夫だと思う"と」

    ここでヒマリさんじゃなく先生に電話する辺り、すごくモモイちゃんらしくて、今聞いてる話が現実だって実感に繋がった。……ともかく、一応みんなに同意されて、一緒に寝たってことみたい。だから許されるって話でもない気がするけど。

    「その、ごめんなさい。これはカガリが、アリスに『忘れてください』ってお願いしていたことなんですが。」
    ……な、何かあったの?
    「一緒のベッドに入ってから、しばらくして……カガリ、眠れなかったみたいで。アリスもまだ起きてることを確認した後、質問してきたんです」

  • 13質問 ◆IEd0n050V224/11/11(月) 06:04:30

    『アリス、ちゃん。ゲーム開発部は楽しい?』

  • 14佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/11(月) 06:27:36

    「……勿論、楽しいに決まってますし、そう答えました! でも、やっぱり変だと思うんです。カガリのこと、まだ全部を知れている訳ではありませんが……状況とか、内容とか、アリスが知っているカガリとは違って」

    ………………

    「も、もしかしてカガリ、"2重人格"の人なんですか?」

    え゛。……ど、どうだろ。ちょっと色々事情が、ないこともないんだけど……

    「ゲームで見たことあります、役割が違う2人が、1人の中に一緒にいて……その、ゲームに出る時は、片方の1人が殺人鬼だったりします……でも、"2重人格"は現実にもありえることで、全部が怖い存在ではないのも、知ってます」

    う、うん。多分、もし僕がそうだとしても、そんなに危ないわけじゃないのかなって……

    「アリス、大丈夫です。カガリの『もう1人』がどんな人か、まだわかりませんが……出来るだけ、優しくしたいです。助けになりたいって思いました」


    アリスちゃん、優しすぎる。

    気持ちがいっぱいいっぱいになってしまって言葉が出ない。僕からすると、半分以上が自業自得っていうか、実のところアリスちゃんの友達を自分の勝手で巻き込みながらこんな状況になってるから、心が痛む部分もあって……でも、ちょっと勇気に繋がった気がするし、まるで何かを許してもらえたような心強さがあった。

    ……前に進みたい。もしもこれが物語なら、僕がしたことにはまだ続きがあって、僕はそこに辿り着くべきなんだと思う。



    精神力ステータスが成長します 73 +dice1d4=4 (4)

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 12:56:11

    最大上昇だ
    がんばれカガリちゃん

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 17:43:56

    悪いものではなさそうだけど…実際何なんだろうな
    キーちゃんなのか?

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/11(月) 20:53:56

    アリス良い子や

  • 18佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/12(火) 05:59:56

    「今、照明を点けますね。その後は……時刻からすると、そろそろランチタイムです! カガリは昨晩何も食べていなかったので、きっとお腹が空いています」

    寝台から暗やみに踏み出して、「光よ!」と唱えながら遠くのスイッチを押すアリスちゃん。……なんかいつもより微妙に薄着っぽかったので、明るさに目が慣れる前に顔を逸らした。危ない。

    「そうでした。昨日のカガリの荷物、いつもの棚にそのまま入れてあるので、後で見てみてください」
    ん、ありがと……待ってアリスちゃん、中身見たりした???
    「はい、見ていません。アリスはむしろモモイが勝手に見ようとしたのをみんなで止めた側でした」
    よ、よかった。最悪の事態は免れ――
    「イベントから帰ってきた後、みんなで戦利品を披露し合った時、『カガリの分はまた後日に』ってことになったんです。もしよかったら色々見せてください!」
    ……うん。ちゃんと選んでおくね……

    自分の生態に後ろめたい要素が多すぎて、少しめまいがした。2重人格とかはともかく……全然ともかくじゃないけど! えっちな本に関しては、昨日の自分が『隠し場所』のこととか何も考えないまま買っていたことに、たった今気が付いたし。
    ……もしかして僕って向こう見ずなのか? って思考した自分自身に、ちょっとびっくりする。どう考えてもそうでしょ。『なんだかんだ上手く行きそうな雰囲気』が備わってない点以外は、モモイちゃんと似たようなもんだよ。うぐぐぐぐぐ……

  • 19佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/12(火) 06:22:43

    「あっ、2人とも起きたみたいだよ!」
    「おはようございます、カガリ先輩。その、もう喋れそうですか……?」
    しゃべれ……うん、大丈夫! ごめんね、心配かけちゃったかも……
    「よ、よかった……アリスちゃんも、大丈夫だった?」
    「はい! 特にこれと言ったイベントは発生しませんでした、異常無しです!」
    「………………」じーっ
    ど、どうしたのミドリちゃん。
    「今回は事情がありそうなので、追求しません。今回は」

    ……も、モモイちゃんが言うには、やっぱりというか、ヒマリさんから僕に呼び出しが掛かっているらしい。それなら早速行って来ようかなー!! 平静を取り戻すには一回この場から離れたほうが良い気がする!!!

    「……あ。そうだった、私からもカガリ先輩に聞きたいことあってさ」
    聞きたいこと?
    「その……K.PCE、楽しかった? いや、そもそも私が言い出した割に、仕事量で言うと昨日かなり頼っちゃった気がして。最初の方とかてんてこ舞いだったし」
    それは……楽しかったと思うよ? 勉強にもなったし、見るもの聞くもの全部面白かったし、僕が思ってるより世界が広いってのもわかったし……あと、これまで以上にみんなのこと知れたから。
    「……そっか! そう言ってくれると、私も無茶を通した甲斐があったなって感じ。ありがとね」

    う、うーん。あまり確信して言えなかった……なんでって、意識を失って中断しちゃった分、僕の中から『余韻』が無くなってるから。
    特異性周りのこと、ある程度は割り切って受け入れて生活しようと思ってた、けど……今までに受けた悪い影響の中で、これが一番困るかも。『やり直せない体験』の途中でも、それが容赦なく挟まってくるかもしれないなら……やっぱりなんとかしたい。

  • 20佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/12(火) 06:38:11

    「……えっと、それとは別に、もう一つあって! 呼ばれてるのに何個もごめん」
    大丈夫だよ。なに?
    「今朝、ドスなすさんからメッセージ来ててさ。とりあえずまたゲーム作り始めるって」
    ! そうなんだ。なんていうか、よかったかもね、無理しないでほしいけど……
    「それで、カガリ先輩に伝言してほしいって言ってたの。『お世話になりました』って……カガリ先輩、なんかした?」
    ……いや、特別なことはしてないと思うよ?
    「そっか。まあそれだけ、聞いてくれてありがと」

    こっそり心配してたけど、良いニュースが聞けてよかった。あの件に関しては、先生の判断がすごかったのもあるけど……僕もとりあえず、致命的に間違った選択はせずに済んだ、のかも。
    本当に一瞬だけの関わりだったけど、知り合いが何かを乗り越えたって聞くと、自分も不思議なやる気が出てくる感じがした。……でも、具体的な気合いの入れ直し方って、よくわからないかもしれない。が、がんばるぞー! みたいな!?

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 10:16:02

    ドスなすちゃん前向きになれたのかな

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:30:27

    がんばるぞー

  • 23佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/13(水) 06:08:31

    「――ふむふむ、『あっちから押されている』ですか……非常に興味深い証言ですね。ただ記憶を秘めておくだけではなく、その想起を妨害するような作用も持っている……『隠匿』に留まらず『監禁』まで行っている。私が思っていたよりも強い力が働いていそうで……これはカガリさん本人に限った話でしょうか?」

    そ、そうなんですかね。おっ、思い返してみると、"キキョウ"さんは僕を見て何か気付きそうだったかも……

    「しかし、記憶能力そのものに不具合は見受けられないのが不思議なんですよね。それはつまり、カガリさんにとって不都合な記憶と普通の記憶が、頭の中で分別されているということで……分別されているということは、カガリさんの頭がその両方を正確に認識していたはずです。1人の人間が、無意識にでもそのような手品を試みるなら、ダイブ装置を利用した際にボロを1つも出さなかったことが奇妙ですよね。カガリさんの精神から独立した別の判断機能が関与しているのだとすれば説明は容易ですが、私が知る限り、これらの状況は<Key>の関与よりも前から始まっていそうですし……」


    ヒマリさんが止まらなくなってきてる。厄介事を持ち込んでしまったのは僕のほうなんだけど……いや、これは本人の性質かもしれない。知的好奇心みたいな。まるでパズルを解こうと試行錯誤しているみたいな……解かれてる時のパズルの気持ちってこういう感じなんじゃないか。


    「部長。カガリが聞きたいのって、もっと実践に適ったことだと思うよ」

    「……そうですね。ええと、この状況で"実践"が必要そうなのは、件の別人格についてでしょうか? 実は昨日少し面会をしたんですけど」

    は、はい、らしいって聞きました。……実践って言っても、僕から出来ることなんかあるのかなって……

    「あれ、昨日で2度目の発現でしたよね。C&Cのみなさんの前で現れたものと同じだとすれば、ですが……そこの所、カガリさん本人はどう捉えていますか」

    ……同じ、だと思います。説明できないんですけど、あの時と同じ感覚があったので。

    「なるほど。では、その方向で考えてみましょうか……1つアイデアがあるんです」

  • 24佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/13(水) 06:32:30

    「題して……題して、なんと呼べばいいんでしょうか。やることはただの交換日記なんですけど、仮にも自分が相手なんですから交換はしませんし」
    ……交換日記、ってことは。何か文字が書けるものを用意してみたり?
    「そうですね。普段使っている手帳の、一番最後のページを専用としてみても良いでしょう」

    ヒマリさんいわく、合計して7時間ほど出ていた筈の『別人格』は、その間ほとんど全てのコミュニケーションを拒んでいたらしい。何か喋らせるために様々な種類の誘惑をしたけど、結局何も言わなかったとか……

    「でも、カガリさん本人が相手なら、私より幾分か喋りやすいかもしれません。『何か伝えたいことがあればここに記してくれ』って、意思を表明してみるだけならタダじゃないですか」
    だ、大丈夫かな。その、自分で言うのもなんですけど、あれって話していい相手なんですか?
    「さしたる問題は無いはずです。根拠として……それが如何なる存在であろうと、少なくともここ最近、アリスちゃんを目の前にしても全く不審な動きを見せていませんから。私の見立てでは、きちんとした理性と知性を備えているように思えてなりません」

    ……だとすると、僕があの時アリスちゃんを一目見た瞬間、急に暴れ出したのって……その、昨日出会った、コハルちゃんみたいなことか。そう考えたら納得できる。なにかすごく違う気もするけど。

    「『別人格』さんについて知るには、カガリさんとアリスが今どういう関係なのか、そこに向き合うことが近道になると思いますよ」
    アリスちゃんとの関係、ですか?
    「別人格さんにとって、カガリさんにとって、今もアリスは大切な存在だと思います。……"昔はともかく今は落ち着いている"という部分も、言ってしまえば同じですね」

  • 25佐藤カガリ ◆IEd0n050V224/11/13(水) 06:59:35

    ……いざ考え始めてみたら、一瞬で手掛かりを思いついてしまった。その、僕にとってすごく、今までで一番ってくらい印象的だったからなんだけど……いや、でも、これって。


    「何か、心当たりがありそうですね」

    ……あの時の僕の作戦が、成功してた……この『別人格』が、ダイブ装置から僕の頭に乗り移った<Key>そのものだったら、っていう話になるんですけど。いいですか。

    「はい。元々、その可能性も考慮していますから」

    アリスちゃんから……その、C&Cのみなさんと任務して、意識取り戻して、その晩の寝る直前の時、なんですけど。アリスちゃんから教えてもらったんです、『ケイ』のこと。

    「! それは、どこまで聞かされましたか」

    たぶん、全部です。再会して力を合わせたことと、その後すぐお別れになってしまったこと……聞いた時、僕もびっくりしたんですけど。

    「……なるほど。そのエピソードは、それ以降の大人しさの理由として説得力がありますし……それでこういう心的変化を迎えたこと自体、<Key>である可能性の高さを示唆していると言えますね」


    ……堂々と喋っちゃったけど。もし本当にそうだとしたら、気持ちの動きに対してこうやって2人掛かりで推測しちゃってるの、なんか申し訳ないな……

    少しの沈黙が続く。頭の中の音を聴いてみる……やっぱり何も感じられない。視界の端に、万が一の暴走に備えているのか、銃をいつでも撃てる状態にしてあるエイミさんが映った。ふと、ヒマリさんが口を開く。


    「そちらにも事情があるのかもしれませんが。私個人の考えとして……あなたのことは、部分的に歓迎するつもりでいます」

    ……今のって、ケイちゃんに?

    「はい、存在している可能性が高まったので。もっとも、私たち全員、もう暫くは考えを纏めるために時間が必要でしょうけど」

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 10:09:40

    キーちゃん聞いてくれてるかな

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 13:21:58

    どう解決できるのかねぇ

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 20:28:08

    これ今回のコミケのアレコレもキーちゃん見てたって事…?
    カガリちゃんのあれやこれやが筒抜け…?

スレッドは11/14 08:28頃に落ちます

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