- 1スレ主24/11/12(火) 18:24:49
- 2スレ主24/11/12(火) 18:26:14
- 3二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 18:35:44
立て乙、15スレ目か…
- 4二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 18:42:25
モモイ、マージで幸せになってくれねえかなぁ〜…
- 5二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 18:42:39
盾乙
- 6二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 19:11:29
たておつ
- 7二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:26:46
立ておつー
- 8二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:27:09
建て乙
- 9二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:28:06
とりあえず10まで
- 10二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:28:20
10
- 11二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:15:04
スレ画とssのギャップで風邪引きそう
- 12二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:13:17
スレ立てありがとうございます
この長さに追いついたと言ってくれる人が今でもいるのは嬉しいですね
相変わらずの調子ですがゆっくり進めていきます、今後も感想や保守で協力してもらえると励みになるし助かります - 13二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 00:27:15
遂に死んでいれば良かったとまで口に出てしまうモモイ。心が…限界でもギリギリで耐えている。
マキが泣いているがユウカも泣きたかった。心が痛くても我慢、言った本人が一番辛いのだから。
問題は多くいずれも深刻。一先ずモモイが危惧しているミドリ達の健康を優先すべきか。
と言っても専門的な知識はないし、通院以上に効果的なのはモモイの回復…しかし重病人な上に現在絶不調である。
「カウンセリングは…既に病院で受けているかもしれませんね。先生との会話も一種のカウンセリングだと思いますが」
「それを期待して先生には連絡したんだ。先生はラインの見極めが絶妙、きっと刺激せず最善を尽くしてくれる」
「成程、確かに先生の距離感はしっかりしています。モモイちゃんは最初からそこまで考えていたんですね」
「ぐすっ…後は病院をハッキングして、ミド達の具体的な病状や経過のデータを調べるのは?」
「ハッキングは止めて…私が病院に連絡して聞けばいいから…提携しているし必要なら教えてくれると思う」
「ユウカが聞いてくれるの?その方が波風も立たないね。じゃあユウカに任せていいかな?」
「その代わりマキは部室にカメラの設置をお願い。こいつの監視してないのはダメでしょ、皆の様子もわかるよ」
「見て知るのが一番。悪いけどプライバシーまで考慮していられない。後…他にも気になってるから」
「それは…私生活まで勝手に見ていいのかしら…それにカメラに気付くリスクもあるわ。ミドリ達もかなり慎重よね?」
「…緊急でもプライバシーの侵害はダメ?…ごめんね?いくら提携病院とは言え、患者のデータも個人情報だよ?」
「……そうね…ごめんなさい。咄嗟に良い方法が思い付かなくて…でも専門医の話は信頼出来るでしょう?良いと思ったの…」
「まあ…少しでも情報は欲しいけどカメラは止めとく。ユウカが抵抗を感じる…ならユウカが正しくて私が間違ってる」
カメラで撮られるとミドリ達とのやり取りを知られる可能性が…流石に強引だっただろうか…。
ふとモモイと目が合った。静かに心の内を覗こうとする目に心臓が跳ねたが、疑うモモイも苦しいはず。
何故大切な後輩と心理戦のような状況になっているのか…上手く躱せている自信は全くないしハッキリ苦手だ。
モモイが私を正しいと信じてくれても私は必死に隠して…私だって裏表なく接したいのに…心苦しさに涙が出そうだった。 - 14二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 00:32:49
「他にも気になってる」、ミドユズアリスが何かコソコソしてる事までははっきりバレてますね。
相手がセミナーと言うとこまでの確信は無い感じ? - 15二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 00:33:25
皆が皆......大切な友達のために頑張っているんだ......自分の身?三の次じゃない?
今のミレミアム勢
1にモモイ、2にゲーム開発部、3にミレミアム全体、4...に越えられない壁(自分 - 16二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 01:00:53
隠す方も辛いよなぁ…
モモイに隠れて何かやってる→他に誰か相手がいる?
こう考えた場合相手は限られるからセミナーか先生か…だから疑ってるのかね - 17二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 12:50:57
このレスは削除されています
- 18二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 21:17:53
知ることからしか対策はできないもんね
モモイからミドリたちに話して無理するのをやめてもらうのが分かりやすい解な気もするけど - 19二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 08:54:22
ほ
- 20二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 19:46:47
保守
- 21二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:46:14
「あのさ…あたしがミドを連れ出す事は出来ないかな?イラストもグラフィティも芸術。楽しく意見交換もしてたよ」
「知ってる。参ってるし気分転換になるね。ミドリにとってもマキは大切な友達、絶対に蔑ろにはしない」
「私が調子良さそうに見えていれば応じるかな?それお願いしていい?ゲーム開発部は引き籠もって完結してるから」
「前は引き籠もっても楽しく遊んでたから良かった、でも現状は只管に苦しんでて最悪」
「新鮮な外の風を感じれば多少はスッキリしない?私のせいで澱んだ空気は悪影響、早く入れ替えないと…」
「アリスは顔が広くて誰かの助けになろうとする性格。元々クエストを熟してたし、切っ掛けは作りやすい」
「ならアリスちゃん以外には持てない荷物運びを手伝って欲しい…などの理由で自然に呼び出せないかしら?」
「いいね。多分私を気にしそうだけど、私が行ってこい勇者!って背中を押せば行くよ。アリスは光の勇者だもの」
「ユズは部長会議に出席してよく頑張ってる、でも対人関係はまだ苦手みたい。無理に連れ出すのは逆効果…?」
「ユズちゃんはゲームが大好きですよね?誰かと対戦するだけでも楽しめるのではありませんか?」
「…そっか、単純だった。外に出なくてもそれでいいか。重要なのは気分転換、格ゲーランクマで一日終わるかも」
「でも今までずっと四人で部室にいたでしょ?ミド達を急に外に出そうとする動きが怪しまれる可能性は?」
「多分問題ない。暫くは休憩に集中してもらうつもり。私が散歩すれば誰か同行してくれる、まあ迷惑かけてるけど…」
「それにユウカが提案してくれた、アリスのクエストは一番自然な理由になるね。真面目に勇者を目指してる」
「アリスにしか頼めないと言われたらやる。勇者は村人の悩みを無視しない、意識してるはず」
「一人前例があれば次も通りやすい。慎重に間を置いて…焦らず無難に進めようか」
「人狼ゲームをまたやるのもどうですか?これも自然に皆と遊んで楽しめるピッタリなゲームではないでしょうか」
「人数が多いと交流も深まるね。ユズもあの面子で気にせず前回活躍してたし大丈夫そう」
「マキは折を見てミドリを誘って。先生も来てくれるし…徐々に雰囲気を変えて心が落ち着いてくれるといいな…」
閉鎖的環境も病む原因の一端…十分にあり得る。一人では思い付かない案が出てきてモモイは少し嬉しそうにしていた。 - 22二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:01:46
心理戦クソ強セミナー会長と違って実質代行のセミナー会計はモモイと相対する程の心の強さ無さそうだから、モモイの目が他に向くと良いんだけど……
- 23二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 12:42:19
よく考えたら、1スレ目の趣旨だとモモイの周りが勝手に疑心暗鬼になって困ってるお話だったからある意味趣旨が戻った?(違)
- 24二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:20:22
「私だけじゃ難しかったから、迷惑はかけちゃったけど相談して良かったよ。ありがとう」
「迷惑だなんて考えなくていいわ。いつでも力になるしなりたい…これだけではまだ不安?」
「でも仕事の邪魔してない?…先生を頼るのも同じか、どっちも多忙なのに」
「セミナーはミレニアムの為にある。その一員であるあなたの悩みを聞くのは…仕事の内とも言えるのかしら」
「でも…後輩を想う気持ちを仕事とは考えたくないわね。モモイは部活…仕事だから助けたいの?」
「…違う、ありがとユウカ。ノア先輩もマキも、先生も…他にも協力してくれる皆に感謝してる」
リオ会長が戻ってからセミナーの仕事はだいぶ楽になった。会長は仕事が早過ぎて意外と時間に余裕がある。
…モモイは会長が戻っていると知らない。だから会長は一旦通信を切ってここにはいないのだ。
何故教えていないかは、感謝状をいない事にして渡したからだが…これだけなら別にバレても軽くて済む。
ただ…会長が戻ってきた理由が問題だ。怪奇現象で混乱するミレニアムを救う為…これもモモイにとって爆弾。
【怪物】の実際の被害者はもっと多かったと知ればかなり堪えるに違いない。隠し事は一つではない、改めて危険だ。
気付かない事を祈りつつも…成り行き次第では最悪何か話す覚悟はした方がいいかもしれない。
それと…他にも協力者がいる?マキ、セミナー、先生とくれば…後はエンジニア部?発明品が目当て?
「モモ、さっきの方法で回復してくれるかな?心の治療には詳しくなくて…上手くいって欲しい…」
「一応調べてるよ、それと体験談も。私は入院中ゲームは一切してない、何もやる気が出ない日も結構多かったの」
「読書はしてたけど毎日じゃない。鬱々とした気分で気力を失って何も出来なくなるんだ。朝が辛くて食欲もない」
「ミドリやユズが来てくれても怠くて…話すのも億劫な日は自分が嫌だった。そもそも常に死にたかったし」
「見た限り…皆余裕はないけどある。何も出来ないって程でもないから。シナリオで寝込むのは…また別」
「私の為に一致団結してるから?気力はあるよ、段々振り絞ってるような気がして怪しいけど」
「他のゲームで遊んでも怠そうには感じない。私とは何か違う、急げば効果はある…と願ってる…」
経験者は語る…それが願望であっても、まだ間に合うのならモモイの慧眼を信じて試す価値はあるはずだ。 - 25二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:40:20
保守
- 26二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 16:16:17
早め保守
- 27二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 18:24:28
体験談がマジでメンタルやってる人の話で解像度高い
怪奇現象もあったなぁ…爆弾多過ぎじゃね?
ゲーム開発部が内緒話してるのは多分バレてる、薬の説明されてないのも不服そうで隠し事に敏感になってるように見えるんだよな - 28二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:48:20
念の為保守
- 29二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:17:19
モモイが【経験者】であることにそろそろ慣れてきた
けど悪ィ、やっぱ辛ぇわ - 30二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 07:39:28
⭐︎
- 31二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 13:30:16
ほーしゅっしゅっしゅ、完結まで落とさせないほしゅよ〜↑
- 32二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:20:29
ほっしゅ
- 33二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 08:41:59
⭐︎
- 34二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 12:55:52
守護り鯛
- 35二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:26:04
小鳥遊保守ノ
- 36二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 08:43:21
いっそ笛に移転したら?そうしたら時間に追われることはなくなるし
- 37二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 11:07:45
しかしここまで(15スレ)まで来て落としてしまうのも勿体無い気がする。
- 38二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 13:33:40
元は毎日更新してたのに何日も音沙汰がなくなるとマジで体調悪そうで心配になってきた…
別のSSスレだと一旦スレ完走して何ヶ月かしてから復活して続きってのがあったな
あれはスレ主=作者だから出来る事でこのスレの場合=ではないのがちょっと難しいか? - 39二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 14:16:02
スレ主です。
もしss主さんが笛への移行や、スレでの更新停止を提案した場合はss主さんの意向に応える所存です。それまではある程度スレの保守、管理に努めます。
ですがss主さんの復帰が困難と思われる(目安を知らないのですが1週間くらいでしょうか?)場合などもあると思われます。
その場合はスレを落とすも良しですし、皆様が初代スレでしてた様な考察や話し合いの場でも良しです。ssを書きたい方が他にもいらっしゃればその方の為にもスレ立てや管理を行います。 - 40二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:42:24
皆さんありがとうございます、ご心配お掛けしてます
完結させる気があっても中々身体が追い付かないのが実情でもどかしいです
笛は使った事がなく、ここの雰囲気が結構気に入ってるので…ですがあまり間が空くのも申し訳なく思っています
ここの概念を借りているので外部サイト使っていいのか?という疑問もあって今一結論が出ません
ただスレ主さんも言ってますが、一週間近く復帰できないのならそれはもうダメかなと…
その場合も未完だけは避けたいと考えており、どうにかして完結させたいのですが手段はよくわかりません
今日は少し書けるので、この後出せそうですが普段より短くなります - 41二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:10:17
- 42二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:19:29
- 43二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:37:49
応援してます
例え中断したとしても復活を待ちますからどうか無理せず…… - 44二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:53:53
「もしかして私達や先生以外にも連絡した?」と聞くと、モモイは申し訳なさそうに口を開いた。
「うん、エンジニア部にもお願いした。あまり巻き込む数を増やしたくなかったけど、私一人じゃ限界がね…」
「エンジニア部…頼りになりそうね」予想通りだ、協力者は多いに越した事はない。モモイは気になるようだが…。
「発明品の数が多過ぎてビックリするよね。見学で時間潰せるくらいだし何かあるかも」
「中には役に立ちそうなものがありそうですね。見て回るつもりですか?それとも製作依頼を?」
「本当は見て回って話もしたい。でも今日はだいぶ疲れちゃって多分無理かな…だけど既に当てはあるんだ」
「以前ゲーム開発部とエンジニア部で共同開発したのはいいものの、結局失敗した…アブソリュートスリープ君」
「ああ…寝心地が良かったのに貸してもらえなかった…理由を聞いて納得したわ、物騒な機能も多いのよ…」
「干渉者消滅ビームやコールドスリープ機能は流石にね…でも危険な要素を取り除けば有用だと思う、効果は私が保証するわ」
「睡眠に誘うあらゆる機能が備わってるもの。アロマは日常的に使えそう、リラックス効果に期待したいわね」
「睡眠時間の設定も最長10年はヤバかった…設定ミスで危うくユウカがコールドスリープしそうだったから…」
「アロマもいいけど温度や湿度、酸素や二酸化炭素濃度を調節する機能も使えるよね。部室にあればそこそこ変わるんじゃないかな」
「一部の機能だけを使わせてもらうか、思い切って部室のベッドを改造してもらうかは考え中。私も効果には期待してる」
「連絡したらどう利用するにせよ、危ない機能は全て無くしておくって言ってた。安全を徹底するんだって、ありがたいね」 - 45二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:17:27
- 46二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:37:13
干渉者消滅ビーム!?!??!?!!?
- 47二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 01:48:00
間が空きそうであれば我ら読者もSS書きますか。
- 48二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 08:44:41
- 49二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 08:49:53
- 50二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 15:17:01
だいぼうけんのやつかアブソリュートスリープ君
あのビーム床溶かす威力あるからマジで危険なんだわ - 51二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 21:51:20
とりあえず保守
- 52二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 00:55:23
「危険要素が無いのであれば安心して利用できるわね。後遺症もあって睡眠は不安なところがあるでしょう?」
「うん…身体が触れ合っていないとダメみたい、いつも手を握って寝てる。やっぱり幻覚が見えてるのかなぁ…」
「辛そうね…一部の機能だけでも睡眠導入には役立つはず。少しでも楽になってくれるといいのだけど…」
「もし余裕があれば今度こそ貸して欲しいわ。気持ちよく眠れて…ノアもあの素晴らしさを知るべきよ」
「報告だけなら受けましたが…ユウカちゃんがそこまで言う程、睡眠に関する出来は良いのですね」
「凄いわよ。短い時間でも深い眠りを体験出来て、寝覚めがかなり良かったの。私の為に作ってくれて感謝しているわ」
「失敗はしたけど…絶賛してくれて怒らなかったね。結果的には成功…だったのかな?喜んでもらえると嬉しいよ」
「それあたしも興味あるなぁ。ヴェリタスも皆が不眠症気味でさ…エナドリ中毒のハレ先輩は特に…」
私達だけでなくミレニアム全体に需要があるだろう。研究続きで不養生、寝不足な生徒は多いのだ。
エンジニア部の技術力はキヴォトス随一。今は安全を重視した発明を心掛けており、ウタハ先輩も少しずつ回復している。
ロマンは決して忘れていないが、しっかりと安全を確認した上で機能を搭載している。二度と失敗を繰り返さない決意は本物だ。
先日も様子を見に行った。辛いであろう挑戦をしていて…大丈夫か心配だったが、ウタハ先輩はいいんだと手を休める事はなかった。
案が一通り出尽くし、とりあえずはこれらを試しながら様子を見るという方針である程度決まった。
医師や先生の意見も聞き、更なる改善も可能だ。ミドリ達の調子が良くなればモモイの心も落ち着いてくれると願いたい。
「ありがとう、本当に助かったよ。一先ずはこれでやってみよう。それと…ちょっと聞きたい事があるんだけどいい?」
「…勿論いいわよ。何かしら?」…ゆ、油断していた…またドキドキしてきた。今度は一体何の話…? - 53二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 09:00:02
ユウカ達がやってることに気づいたか?
それとも別件? - 54二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 20:04:59
とりまほしゅ
- 55二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:30:49
頼むから皆一度ゆっくり寝ろ…
- 56二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 08:50:06
保守
- 57二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 15:37:35
冷酷な算術使いさんはもうちょい冷酷さを見せてください心臓バックバクだとバレるので…もうバレてる可能性もあるけど
- 58二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 17:51:31
異名だけで......本人はゲロ甘のチョロかわだからなぁ
- 59二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 21:06:53
もしかしてミレニアムって他学園と比べても過労度というか、不健康さの平均値がずば抜けてたりしない?
- 60二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 00:13:28
知らないのかい?
職の時点で終わってるぞ
エナドリ、デリバリ - 61二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 01:14:28
少し嬉しそうに案を出し合っていたモモイ。方針も決まって気が緩んでいた…何を聞かれるのかは毎回怖い。
目が合うだけで勝手に鼓動が早くなってしまう。私はもっと冷静になるべきなのに…自分が情けない。
今も目が合っているが、視線が辛くて何とかグッと堪えている。見透かされてはいないか不安…。
ずっと心臓が脈打って大変よろしくない。疾しいところがあると目を逸らしたくなる…真実だと知りたくなかった。
「そんなに変な話はしないよ?まあ私は変な粗大ゴミだけどね」…自虐も酷いがモモイに配慮されてしまった…。
「私の知らないミドリ、ユズ、アリスの様子を教えてくれない?入院中なんかは色々あったはずでしょ?」
「一番気になるのは退院後なんだよね。ほぼ一緒にいる、でもいない時も…交互に部室を出てどこかに行ってた時があった」
「私以外の人だからこそ気付く事があるはず。心の傷は積み重なってるから、普段と異なる反応があったかもしれないの」
「と言っても具合が悪くは見えてなかったんだっけ?でもミドリは兎も角、ユズとアリスは隠し事は苦手だよ」
「ずっと隠し通せるものじゃない。私だって完璧に振舞ってたつもりだったのに一週間で破綻したし…」
「きっと些細な事でも何かがあると思うんだ。もう一度思い出してみてくれないかな?どこか緊迫した様子とかさ…」
モモイの知らない事は様々…しっかりと関係があってわかっている。爆弾だけは回避したい…慎重に考えないと。
話を素直に受け取れば、モモイには見せない一面から察せられる不調がありそうだと言いたいのだろう。
仲間を案じているのは本心、モモイならば絶対にそうだと断言出来る。だが…質問の理由はそれだけだとは思えない。
恐怖とは異なるが…背筋を伸ばして礼儀正しく向き合わなければならないような…厳粛な雰囲気が目の前から放たれている。
チラリとノアを見ると、表面上は変わりないものの、さっきよりも身体も表情も強張っている。親友だ、その程度わかる。
遠回しに知っていることを洗い浚い話せと言われて…いや落ち着けまだそうと決まっては…独特の緊張感で頭の回転が鈍くなってきた。 - 62二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 01:17:09
うおう…まるでモモイが厳粛な裁判官のように見えてくるぜ……
- 63二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:02:28
しゅ
- 64二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:48:42
ほーしゅ
- 65二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:56:32
がんばれユウカ!なんとか地雷を回避しながらタップダンスon地雷原を完遂するんだ!
- 66二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 01:13:58
謎の空気に圧倒され、思わず身体が固くなる。話す前に心を鎮めていると、それより先にノアがモモイに答えた。
動揺して頭が回らなくなってきていたところだ。ノアは表情が崩れる事がなく、私には真似し難い。
どこまで話すのか…いっそノアに任せてしまおう。今の私とは比較にならない程頼りになるはずだから。
「そうですね…順番に振り返ってみましょうか。私もいつも見ている訳ではないので情報に限界はありますが」
「それは当然だから気にしないで。ノア先輩の記憶力なら、内容に間違いはないって信頼出来る。助かるよ」
「まずモモイちゃんが突然倒れて病院に運ばれたと聞き…ミレニアムには止まない雨が降り始めました。大袈裟ではありませんよ」
「私達もですが、ゲーム開発部の皆さんは最も近かっただけに、何故気付かなかったのか…特に激しい後悔を感じました」
「皆面会に来ると即謝罪して泣いちゃってた。罪悪感がそのまま自己嫌悪になって苦しかったと思う、気持ちはよくわかる」
「モモイちゃんが目覚めない間は絶望的に空気が重かったのですが、二週間後にモモイちゃんは目覚めて…」
「その日からミドリちゃんはどこか吹っ切れた様子で行動的になりました。これはモモイちゃんの方が詳しいのではありませんか?」
「うん、悪くないよって首振ってたら通じた。これからは絶対に私を守るって…今思えば呪いだったかもね。ユズとアリスは?」
「面会の日までずっと沈み切って…完全に機能停止していました。ユズちゃんは常に身体が震えていて…」
「アリスちゃんは自分の名前を言い淀んでいましたね…あの頃まともに動けていたのはミドリちゃんだけです」
ノアはスラスラと話を進めている。モモイは小さく頷きながら聞いているが、放つ雰囲気はそのままでノアも内心不安だろう。
その証拠にノアは座り方が少し変わった。背筋を伸ばし足を真っ直ぐ揃え、両手を重ねて膝上に置いている。やはり厳かだと感じている?
私もいつの間にかそうなっているのだが…動揺が表に出ないか不安だ。ノアは頑張っているのに私は黙り込んでしまって申し訳ない…。 - 67二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 01:17:20
長期スレだし振り返りとしても丁度よいな
- 68二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 11:24:32
⭐︎
- 69二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 14:02:10
今話してるモモイが倒れてすぐの辺りは全体から見ると序盤だった事に気付いてビビってる
- 70二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:46:35
- 71二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 08:33:50
ほ
- 72二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 18:08:11
装置が切れてなお、自己嫌悪が終わらなかったあの頃か…あれ、今もだな…?(遠い目)
- 73二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 23:31:53
・・・この「ゲーム」、きっとキヴォトス全体を阿鼻叫喚に堕とす・・・WWW
- 74二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 23:35:28
笑えぬ…
- 75二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 00:59:55
別世界線よろしく大福量産されそう
うわぁぁぁあああん!もうおしまいです! - 76二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 01:11:59
「あー…やっぱりユズとアリスは来てくれるまでずっとそんな感じだったんだ…滅茶苦茶辛いじゃん…」
「面会が許されるまで時間がかかりましたからね…その間は先生が励ましに来て何とか持ち堪えていましたよ」
「馬鹿じゃないのってくらい回復力が終わってたせいで…えーっと、何日かかったの…?目覚めるまでが二週間…」
「ユズちゃんが会いに行った日は、モモイちゃんが倒れた日から数えて39日目です」
「…改めて凄い日数だね。確かに一ヶ月以上も何やってんだ無能って思った記憶がある…ミドリは毎日来てくれてたし…」
「倒れた事は最初は隠そうとしたのですが無理でした。モモイちゃんは顔が広いのですぐに知られてしまって…」
「迷惑かけてる規模が尋常じゃなさそうだとは目が覚めてすぐに考えたよ…ちなみにゲーム開発部以外の様子って聞いてもいい…?」
話していいのか迷ったノアだったが、曖昧な反応は許されない…なるべく誠実に答えなければならない雰囲気なのだ。
それにモモイの目はショックを受ける覚悟を決めているように見える。正直な方が良いと判断して話した。
「まずセミナーですが、私はかなりショックでした…出会ったその日の晩に倒れたので…ユウカちゃんはどうでしたか?」
「…え、あ、そうね…あれ程激しく後悔した事はないわ…異変を感じたのに、気のせいで片付けたのは痛恨のミスだった…」
「それは二人が退院後に部室に来てくれた時に話したけど、何にも悪くないよ。隠した私が悪い、それだけ」
「……次にエンジニア部は…ウタハ先輩が錯乱して部屋に閉じ籠り、自傷行為を続けて…危険な精神状態にありました」
「知ってる…ミドリから聞いてた。コトリもヒビキも大変だったよね…奇跡的に今の状態まで回復してくれたけど…」
「もしかして…私と会ってた人って結構落ち込んでた…?それならネル先輩も遊びに来て、私ヴェリタスにも行ったよね?」
「ネル先輩は自分に怒って落ち込んでを繰り返して不安定だったわ。任務はネル先輩以外の四人で上手く回してた」
「ヴェリタスは…皆ショックだったけどあたしが全然ダメで毎日泣いてた…モモは気にしなくていいから…」
「……ごめんなさい…」モモイの顔色が更に悪くなっていく。心苦しいがこれで間違っていないとノアは信じたかった。 - 77二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 06:33:47
死ぬほど楽観的な解釈をすれば
モモイに自分がどれだけ愛されてるかを知ってもらえるチャンスじゃないか? - 78二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 09:45:38
しかしそれは……同時にそんなに愛してくれる人たちに迷惑をかけたんだ……
って認識にもなる諸刃の剣なんやで - 79二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:53:57
ほしゅ?
- 80二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:32:43
このssにおいては個人的にはミドリと話して倒れた辺りから本番みたいなところあったな…
- 81二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 09:59:46
⭐︎
- 82二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:31:50
- 83二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:45:09
マジでその通り「生きてるだけで偉い」で困る…本人にあまり通じてないのが一番困る…
- 84二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 01:10:21
暫しの重苦しい沈黙の後にモモイは口を開いた。顔が真っ青で呼吸も荒く…痛ましくて見ていられない。
「退院後の当時は何で皆謝りに来るんだろう?私が悪いだけなのにって不思議だった。信じられない大馬鹿だね」
「廊下で誰かとすれ違うと、殆どの人が心配そうに振り向くの。ミレニアムの皆に罪悪感を植え付けた屑め」
「この最低最悪クソ馬鹿無能の存在価値を誰か教えてくれない?こいつの価値の証明なんて千年難題より難しいんじゃないの?」
「はぁ……でもこれは愚図だからこそ知るべきだったし…私は全部受け止めないといけない。…話してくれてありがとう」
ミレニアムが深い悲しみに包まれた事実はモモイが愛されている証拠であり、唯一無二の価値なのだと気付いて欲しいのだが…。
迷惑をかけたとしか思えないのだろう。今は言葉を尽くしても受け入れてくれそうになく、下手な慰めは恐らく逆効果。
自罰思考が強過ぎて如何ともし難い。何とかならないかと相談もされていたし、この様子を見れば一目瞭然だ。
全て自分が悪いと受け止めるつもりでも、いつまで耐えられる…?もう止めた方が…しかしまだ厳粛な雰囲気は続いている。
最近は自虐も自罰も比較的落ち着いていた。それは自分が認められて嬉しかったからで、間違いなく有効だった。
シナリオが切っ掛けでぶり返してしまったものの、一連の問題がどうにか解決に向かえば…自分を受け入れる機会がまた訪れるはず。
その為にも失敗は許されない。誰かの体か心が限界を迎えたら終わり。ゲーム開発部の崩壊はミレニアムの崩壊と同義と心得ねば。
空気や視線に怯まず、情報の開示は様子を見ながら慎重に慎重を重ねよう。少し大きく構えるくらいの気持ちで。
雰囲気が変わらない…つまり話を続けろという意味。途中で倒れないか不安で堪らないが、続きを促す意志の固さも困りもの…。
この手の探り合いはユウカの苦手分野だ。理解している、現状は何をどう話せばいいか任せられていることも。
決して気を緩められない正念場。密かに自身を鼓舞し、ノアは言葉や内容に細心の注意を払いながら覚悟して臨んだ。 - 85二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:41:50
ノア頑張れマジで頑張れ…
- 86二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 15:10:58
この場にいたくねぇ〜…胃が痛くなりそう
でもモモイは胃が痛いどころか大きな穴が空いてたんだよな… - 87二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 22:58:35
ウタハさん、モモイの自分に対する好感度を反転させることって……ああっウタハさん!工具で自分の頭殴らないでください!!
- 88二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 23:09:57
もうアレ壊しちゃったから…
- 89二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 00:45:49
進行を任せられるのは別に構わない。しかしモモイが求めているのは、自分以外の視点でどう見えていたのか。
一人で当時を振り返ってもそれは生塩ノアから見た話でしかなく、ユウカやマキしか知らない事も知りたいはずだ。
ならば適度に二人にも話を振る方が自然。ユウカちゃんごめんなさい、程々でいいので頑張って下さいとノアは心の中で謝った。
「続けていいですか?ここまでは殆ど私視点での話でしたが…ユウカちゃんとマキちゃんは他に何かありますか?」
「…特にノアと変わらないわね。基本的にノアと同じ場所にいるし、全然余裕が無かったから…あったとしても見逃しているかも」
「あたしも…自分の感情で一杯一杯で、周りを気にしていられる状態じゃなかった。モモに会えない、何も出来なくて…」
「マキ…そういや面会は結局三人だけ、お医者さんの判断?マキにも会いたかったな…来る時点で迷惑かけてるとも思ってたけど…」
「いえ…あなたの体調を考慮して私が人数を絞ったの。ゲーム開発部で三人、関係も深くこれで十分だと思って…でも…」
「マキだってモモイが友達だと明言してよく一緒に遊ぶ間柄だった。マキ、あなたが毎日部屋で泣いていたのは知っているわ…」
「モモイへの贈り物も私が…私のせいで必要以上に悲しませてしまったわね…本当にごめんなさい…」
「謝らないで…モモを最優先に考えたら間違ってなかったよ。現にモモは会いたいけど迷惑が…って複雑な心境だったんでしょ?」
「ミド達だけで丁度良かったんだと思う。あたしが気持ちを整理出来なかっただけ…もう過ぎた事だよ、気にしないで」
ユウカはマキがずっと泣き続けていると知り、配慮不足だったと後悔していた。ユウカとしては謝るいい機会なのだろう。
ただ…モモイは苦虫を噛み潰したような表情をしているのだ。ユウカもハッと気付き、まだまだ冷静さが足りないと反省している。
「マキもユウカもごめんね。私が倒れたばっかりに…暗くなって欲しくないんだけど無理があるのかなぁ…」
「一旦落ち着きましょう。何か飲みたい物があれば言って下さい、すぐに淹れてきます」とノアは仕切り直した。
普段飲まないからという理由でモモイは紅茶を頼み、マキも折角だとモモイに合わせた。セミナーはいつもの。
紅茶の香りの良さに驚いたようで「詳しくないけど多分淹れ方が上手なんだろうね」と褒められ少し嬉しいノアだった。 - 90二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 00:49:10
どうしてもゲーム開発部に目が行きがちだけど、マキも大事な友達だもんな…
- 91二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 07:41:31
⭐︎
- 92二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 12:51:24
ゆ
- 93二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 22:38:59
め
- 94二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 07:17:51
せ
- 95二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 17:49:09
ん
- 96二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:25:37
π
- 97二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 01:07:45
咄嗟の思い付きで紅茶を淹れたのだが、とりあえず全員落ち着いてくれて助かった。
モモイは勿論、ユウカも本調子ではない。普段ならもっと知識や観察力に長けた頼れる友人なのだが…。
審査でゲームの展開にショックを受けて寝込んでいたのもあるが、一番はモモイに対する後ろめたさ。
裏表がなく誰にでも誠実なユウカにとって、無理にでも隠し通さなければならないのはとても辛いのだろう。
誰が好き好んで弱った後輩に隠し事などしたいものか…事情を知る全員がどこかに罪悪感を持っている。
「慣れないものに挑戦するのも悪くないね。こんな思い掛けない発見があるなんて」
「うちはエナドリばかりだから新鮮…セミナーっていつもこんな美味しいお茶飲んでるの?ずるくない?」
「ずるい…んでしょうか?コーヒーも飲みますよ。大体決まっていますが、気分で変わる時もあります」
マキが「コーヒーは一度飲んだけど苦過ぎてダメ」と言い出して、ノアは「コーヒーも良いものですよ」と語り始めた。
コーヒーと言っても様々。豆の種類や淹れ方で大きく味や香りが変わり、砂糖やミルクで更に味を細かく調整出来る。
色々と試してみて自分好みの味を探す楽しみがある、コーヒーに限らずどんな事にも当て嵌まるのではないかと。
モモイは紅茶を飲みながら、マキとノアのやり取りを静かに聞いていた。ユウカも一息ついて少し冷静になったようだ。
「確かに今も案を出し合って色々試してみようって結論だった。ノア先輩の言う通り…試行錯誤が重要なんだろうね」
「…そろそろ再開していい?うん、じゃあゲーム開発部の話に戻ろう。ミドリしかまともに動けなくて皆大変だった…その後は?」
「ミドリちゃんはよくセミナーに相談に来るようになりました。当時モモイちゃんと会えたのはミドリちゃんだけでしたから」
「最初に訪ねてきた時は、装置の話をしたらモモイちゃんが一度も見た事もない高笑いをして不安になったと…」
「…あの時か。そりゃ気になるよね、私も絶対怪しまれるってミドリが帰ってから冷静になった。当然の行動で返す言葉がない」
「モモイちゃんは今どんな状態にあるのか…三人で真剣に話し合って推測を立て、本格的に動き始めたのもその時です」
「やっぱり?計画性ありそうだと思ってたよ。個人の意思だけじゃない、多数の人の意思を感じたもの」 - 98二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 07:49:54
それを明かせばなんか良い感じに収束してくれるって信じてた頃ですね
ガチで辛いときって判断力鈍るし思考が負の方向にしか行かないからそのまま良い感じになっていくわけがなかったんだ…… - 99二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 19:23:33
まだまだ大団円には遠いか……
- 100二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:51:42
⭐︎
- 101二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 08:35:33
ノ
- 102二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 16:23:37
❤
- 103二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 22:41:47
ホルシュ
- 104二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 01:45:04
「推測ってどこまで?もしかしてその時点で私が死にたいって思ってることにまで気付いた感じ?」
「…そうね。徹底的な自己否定によって、装置の影響による悪感情を表に出さなかったと私は考えていたわ」
「ミドリも自己肯定感が低過ぎると感じていたみたい。それで…ミドリだけが聞いていた医師の説明を私達にも詳しく話したの」
「当時のユズとアリスちゃんには秘密。異様に回復が遅いのは何故なのか…患者の精神状態が大きく関係するという話」
「生きようとする意志がない、死にたいと思っている場合…極端に回復力が低くなり傷が治らないって…」
「自分の価値が極限まで落ちた結果、死にたがっているのではないかとミドリは思い至ったの。納得してしまって愕然としたわ…」
「ミドリは最初の方から何となく勘付いてたっぽいけど、他の誰かと情報を共有したのはその時が初めてか」
「じゃあその後は何とかして思い直すように対策を練ってたの?ユズとアリスに内緒にしたのはショックを受けちゃうから?」
「はい…ユズちゃんもアリスちゃんもかなり危なかったので…どうしても避けられない話題ですが、面会後がいいとの事で」
「ミドリちゃんは何か方法はないかと必死に情報を集めて…少しでも発見があるとすぐに私達と共有していました」
「…成程。私の前では必死さは見せず慈愛に満ち溢れてたよ。まあ私が馬鹿過ぎて気付かなかったのもありそうだね」
「然程大きな成果もなかったのですが、暫くしてから面会が許可されて、大きく動きそうな予感がしました」
「それとミドリちゃんはモモイちゃんが読書に夢中だと知り、読んでいる本の内容を調べ始めたんです」
「タイトルで尻込みしながらも…手掛かりを得たくて読み進め、案の定と言うべきか話が辛過ぎて本を閉じていましたね…」
「私は聞いた瞬間ピンときました。私も読書を嗜んでおり、文学も多少は知っているつもりですから」
「面会の許可と読書趣味を知られたのって同時期だったのかな?記憶が曖昧…あの頃何読んでたっけ…?」
モモイはうっかり【地獄変】を読んでいると話し、ミドリは真っ先にそれを調べていた。結果はノアの言った通りである。 - 105二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 01:49:24
いつも深夜に更新お疲れ様やでss主…
寝不足や負担にならない範囲で頑張りや…応援してるで… - 106二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 11:16:28
- 107二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 17:42:07
- 108二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:27:26
まぁもしこのss主が違う着地してもここのスレ主もss書きだからなんとかなると信じよう
- 109二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 09:07:27
⭐️
- 110二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 19:21:48
保守
- 111二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:30:23
保守やで
- 112二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 23:57:18
「ミドリちゃんは【地獄変】を読んでいたと言っていましたよ。そして書店で本を買って渡したとも」
「ああ…思い出した。【アルジャーノンに花束を】だ、あれも良い作品だったなぁ…それで調べられたのか」
「怪しまれる要素しかないな、仕方ない。バレちゃって変人扱いされるか不安だったけどカッコいいって褒められて許された」
「許されたって…本を読んでるだけで変人だなんて事ないでしょ…?いや、過去に突っ込んでも意味はないわね…」
「だって私今までそんなのと無縁じゃん?モモイが文学?気でも狂った?って思われて普通じゃない?実際頭はおかしいし」
自分を卑下し過ぎで黙って話を聞いているだけで辛い。入院中は更に酷かったのだからミドリはもっと辛かっただろう。
姉がこの有様でどれ程悲しんだのか…それでも態度に出さず優しく接して…改めてミドリも忍耐力のある凄い子だと実感した。
モモイは頑張り過ぎた反動でとんでもない事になったが…過ぎた結果疲れ切っているのはミドリも同じだ。
「まあ読書は今はどうでもいいや。ユズが面会に来てくれて…私を怖がってたんだよね。何やかんやで最後は笑ってくれた」
「起き上がってはいけないのにベッドから飛び降りたと聞いていますが…それ程大切な友達だから無茶をしたんですね」
「当然。ノア先輩もユウカも、お互いに何か辛く苦しい出来事があって落ち込んでたら無視出来る?絶対助けたいでしょ」
二人とも同時に頷いた。あらゆる手を駆使してでも助けると断言出来るし、モモイの気持ちはよくわかる。
だが…モモイは自分の身を一切顧みない。助ける為に自分の犠牲が最善だと判断すれば、迷わず犠牲になる道を選ぶ覚悟の決まり方。
自分はそれでよくても相手はどう思うのか…その視点が抜けている。自分の価値が低過ぎて正常な判断が出来ているとは言い難い。
ユズはモモイにとんだ無茶をさせてしまったと後悔していたが、モモイに無茶はさせられないと苦手を克服する決意に繋がった。
決意は良かったが、急に努力し始めた所で心の傷も負ったのが今…心と体のバランスは難しく、運も悪かったとしか言いようがない…。 - 113二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:05:34
…ふぅ……わりぃ、やっぱ辛えわ…(大福)
- 114二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 08:24:52
モモイは自分を大切にして。。。
- 115二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 12:08:31
互いが互いを想い合う前に自分を大事にしてくれ…
- 116二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:09:42
保守
- 117二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 08:18:22
ゅしほ
- 118二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 16:47:19
早めに保守
- 119二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 16:48:28
- 120二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 21:30:03
しかしモモイ自身が「私なんかにそんな風に思ってくれて皆優しいな…なんでこんなに優しい人達に自分は迷惑を((
みたいな感じだからやっぱ少し自分はちゃんと愛されて然るべきな自覚は必要かもしれない…
- 121二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 23:57:34
「ユズもそれからよく来てくれるようになって…ミドリとユズと三人で過ごしてた時期があったね」
「すっごく優しくていっぱい褒めてくれた。でも…悪いけど好意を受け入れちゃいけないと思ってたの」
「私は人の振りをして騙す化け物だから。大好きな皆を傷付ける…この世に存在してはならない許されざる怪物」
「…今も傷付けてるし当時と変わんなくない?まるで成長していない…やっぱダメだこいつ許されねぇわ」
本物の【怪物】とは別にモモイ本人も自己認識が怪物だった…それもミドリ達から報告は受けている。
それにユウカはモモイが殺人をしようとした時も、人を殺そうとする自分はやはり人間ではなく怪物だと話すのを聞いていた。
知ってはいるのだが本人の口から直接聞くと全く違う。わかっていたはずなのに、それでも心が痛い。
今に至るまで知らなかったマキはショックを隠し切れていない。マキもマキの周辺も大変だったから仕方がないのだが。
「…アリスだけは来なかったんだよね。時間の無駄だし来なくていいんだけどさ…心の準備が出来てなかったんだって」
「その間はどんな感じだった?ユズは部室から出てかなり頑張ってたみたいだけど何か知ってる?」
「部長会議が一度あったんです。ユズちゃんが出席して…会話もですが他人と同じ空間にいる事自体が苦痛だったように見えました」
「それでも言うべき事は言って会議は問題もなく終わりましたよ。ユズちゃんを知る人は皆驚いていましたね」
「聞いてた通りだ。苦手意識の強い何かに挑戦するのは相当な勇気がいるのに。ユズは凄いなぁ…本当に凄いよ」
「元々ユズは肝心な時の勇気が一番ある子なの。私は勢いで突っ込んでた癖に、危険だと思ったら即引こうとしてた臆病者だし」
こうなる前からモモイは意外と慎重である。殆どは感情的な理由で動き始め、ゲーム開発部やマキがよく一緒だった。
しかし勢いだけかと思いきや、計画は即興な割にはしっかりしており、失敗した場合のプランまで考えている事もある。
だがどんな計画でも一貫しているのは、仲間に危害が及ぶかどうか。一線を越えそうなら即座に撤退を選ぶ。
臆病者と言うが、仲間が他の何よりも大切だからこそであり欠点ではない。自己認識がどうであろうと今もモモイはモモイなのだ。 - 122二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 06:48:15
そういえば最終編も
「宇宙勇者!かっこいいじゃん!!」
↓
「えっ、危険なの?みんな乗るのやめよ!」
だったもんね - 123二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 15:57:16
本当に大事な決定はユズ達が「やる」と思ってるかどうかで、自分は乗り気じゃなくても自分以外が行くと言うなら「守る為に行く」のがモモイよね
- 124二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 22:24:02
⭐︎
- 125二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 07:50:14
保守
- 126二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 18:56:51
保守
- 127二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 22:06:04
そろそろ保守るか…♦︎
- 128二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 01:09:12
大きく変わってしまったが心根は変わらない…モモイはやはりモモイなのだと再確認出来て嬉しく思う。
苦しくてもモモイがモモイである限り望みはある。ポジティブに、期待を持って改善していこう。
とはいえ今は精神状態が最悪で、いつ折れてしまうかわからない。上手く見極めないと…。
自虐が多く時々口も悪くなる。危うさは伝わるが、本人は話を続ける気で限界がどこなのかがわかりにくい。
徹底的に隠し通せる才能があると判明し、見た目だけでは判断が難しいのは現在もそのままだ。正直とても困る。
「ユズは偉いね…ミドリもだけど自分の時間を削って毎日会いに来てくれてたんだよ?ヤバくない?」
「時間を奪ってる罪悪感で悩んでたのに、優し過ぎて絆されそう…というか絆されてた。なんか涙腺壊れてたし」
「それなのに…優しい二人を無視して、必ず来るであろうアリスも無視して私は毎日死にたいと思ってた」
「怪物はどんな物語でも害悪で、最後は討伐される存在が許されない生き物。生きてていいはずがない」
「モモ…本物の怪物がいたんじゃないの?なんで?なんでモモが怪物なの?わかんないよ…」
「怪物ってのはね、元々はある日突然皆を嫌いになった私の心をそう呼んでたんだ。信じられない程の屑でさ」
「誰かを見かけるとすぐ罵倒する…それも他人の死を望むような強烈なもの。そんな奴は怪物なんだよ」
「自分の中が黒くなるのがわかるの、自分が二つに分かれてる奇妙な感覚。漆黒の怪物とか黒い心の怪物とか呼んでたな」
「なんだけど…その怪物とやり合ってる内に私自身もアレの返り血浴びるじゃん?戦争だもの、当たり前」
「心が真っ黒なのに理性が黒い血を浴びたらどうなる?全てが黒くなるね。気付いたんだ、私も真っ黒な怪物に堕ちたって」
「私は二匹目の怪物、ミレニアムに大迷惑をかけた無能の怪物。隠しても結局耐え切れなくて自分でぶっ壊したから」
「漆黒の怪物と無能の怪物の二匹が同居してる!凄い!今すぐくたばれクソ共!って感じ?一刻も早くこの世から消えたかったよ」
さっきからずっとそうなのだが、詳細を本人から聞くと知っているはずなのにショックが大きい。マキも泣きそうな表情だ。
ボロボロなモモイが死ぬ最悪を回避してくれたゲーム開発部、表彰して思い切り褒めたくても出来ないのも悲しい…。 - 129二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 11:56:48
⭐︎
- 130二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:06:59
まぁとりあえずウチなる汚泥を吐き出す様になっただけマシ……これで回復している方ってマジですか?
- 131二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 08:11:12
「これ、救いは来るんですか?」
- 132二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 17:37:29
……さぁ?(目逸らし)
- 133二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 17:45:59
脳が!! 震えるゥゥゥゥゥゥ!!!
・・・とまァ、下らん戯言は投げ捨てて・・・ ・・・先生は何処?WWW - 134二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:49:43
一応ゴールは見えたから…また悪化して遠のいたが
こんだけ長編で救いがなかったら泣く、ss主さんは好きに書いていいですけどね
マジで体調最優先でお願いします続いてくれるだけで嬉しいし休み休みでも気にしなくていいですよ - 135二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 07:25:26
🍑
- 136二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 16:41:32
保守ー
- 137二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 22:58:23
⭐︎
- 138二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 01:21:12
「装置は解除されたからもう怪物は消えた?違う、私自身が最後の怪物として残ってる」
「あいつが消えたところで私も消えるべきだと思ってた。でさ、真面目に死ぬ方法を考えたんだ」
「色々考えたけど海に身投げするのが良くない?これだ!って。冷静になると外出させてもらえる訳ないじゃん馬鹿か?」
「当時は気付かなかったの、今以上に狂ってたからね。何としても死ぬ為に今だけはちゃんと生きようと決めた」
「そしたらなんか身体の治りが急に良くなってきた。理由はどうあれ生きようとしてるからか回復が早まったみたい」
既に過去の話、しかし未だに苦しんでいる以上は地続きの話。自決の計画を真面目にするだなんて…涙が出そうだ。
アリスが面会する少し前…それはミレニアムに怪奇現象が起こり大パニックだった頃。誰一人余裕などなかった。
ユウカは倒れ、ノアは一人でミレニアムの全てを回す事になった。ヴェリタスもマキ以外全滅、暗澹ここに極まれり。
前々からモモイを救う計画はしていた為にゲーム開発部の行動に支障はなかったが…リオがいなければ全てが終わっていた。
そしてゲーム開発部は元凶の【怪物】を討伐したのだ。もしゲーム開発部が【怪物】に負けていたら…滅亡は不可避だったはず。
人生最大の危機だったとそれぞれ嫌な思い出がある。苦い過去を振り返っていると、モモイは少しだけ険しい顔でこちらを見ていた。
…嘘でしょう…?まさか思い出していただけで何か違和感を…?マズい…怪奇現象の被害は絶対に知られてはいけない。
今のモモイが聞いたらどうなってしまうのか…怖くて想像したくない。余りにも危険な事実だ。
「どうしたの?渋い顔して…いやどうしたじゃねぇよ単純に話が不快か。ごめん、皆の話が聞きたいのに何で自分語りしてんだボケが」
「……ユズの頑張りは聞いたけど、それ以外はまだ聞いてないね。アリスが来るちょっと前はどうだったの?」
「…ミドリちゃんとはずっと相談し合っていました。死にたがっている可能性が高いといつユズちゃん達に話すべきか悩んでいましたね」
「アリスちゃんは…そのままです。モモイちゃんと会わない限りどうにもならないとミドリちゃんが…先生も同じ意見でした」
嘘ではなくこの話は実際にしていた、しかし怪奇現象が起こる前だ。本当に僅かだが空気が変化した…恐るべき勘の良さ…。 - 139二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 09:53:21
ほんっとクソ怪物のやつ……とんでもねぇ
起きみあげ残して逝きやがって……
あの怪物ってさ……お前も怪物になったんだってモモイ唆したってことは……
怪物増やしに来たん?
今まで……生徒たちを苦しめるための
舞台装置的テクスチャを持った存在だと思ってたけど……
どっかでモモイほど宿るに値する生徒は
居なかったって怪物が言ってた記憶あるし
……より強力な個体を増やすために……
モモイに寄生した…とかなんかな
的外れかもですが……個人の予想をここに - 140二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 12:58:02
モモイ嘘発見器として仕事すれば部員のおやつ代賄えるね
- 141二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 21:22:01
本人の性質が本人が幸せになるのを阻止してくるのほんとひどい
初期中期はモモイの隠し性能が高すぎて状況が負の方向に振り切れてたし、今は勘と頭が良すぎて必要な隠し事が難しくなってるし - 142二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 08:28:26
保守
- 143二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 16:22:03
ほ
- 144二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 22:47:38
このテンションで喋るモモイとスレ画のモモイの温度差で風邪ひきそうだよ……毛布被ろう…(大福化)
- 145二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 22:49:42
スレ画のモモイ>>1は無邪気ないい笑顔だよね、可愛い
今のモモイは……なんというかタバコが似合いそうなくらいには大人びてるし荒んでる