- 1二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:26:31
- 2二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:27:29
カルデア史上類をみないほどの超大規模レイシフトが行われている…
- 3二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:29:56
というわけで特にやることもない彼は自室にて呆けていた。
そんな時、カルデアの全体放送にてカルデア技術顧問、レオナルドダ・ヴィンチの声が響き渡った。
「バーサーカーのランスロット、至急管制室に来てくれ」
自身の名前が呼ばれ、少し困惑しつつも彼は管制室へと向かった。 - 4二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:37:31
「よく来てくれたね、待っていたよ」
到着した彼を出迎えたのは、一旦落ち着いたのだろう、大規模特異点攻略中とは思えないほどに静かな管制室だった。
「Aurrrrr」
彼は早速自身を呼んだ訳をダ・ヴィンチに身振り手振りで尋ねた。それを見て頷いたダ・ヴィンチは、ランスロットを呼んだ理由を話し始めた。
「実は君に頼みたいことがあってね。と言っても、大したことじゃあないんだけどね」
それなのに至急と言ったのか。そう思いつつもランスロットは話に耳を傾ける。
「君も知っていると思うが、今我々は大規模特異点攻略の真っ最中だ。そして普段カルデアの業務を担っている職員はほぼ全員それに集中していなくてはならない。」 - 5二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:43:40
「つまるところ現在我々は人員不足気味な状態でね。そこで君にカルデアの業務を一部手伝って欲しいんだ」
とうとう疲労でおかしくなったのか。騎士である自分、しかもバーサーカー。
とてもじゃないが、カルデアの複雑な仕事は自分には難しいだろう。
そう思っていると、ダ・ヴィンチも察したのだろう、ため息をついて言った。
「もちろん、私も君の言いたいことは分かる。だが、君に頼まなくてはいけないほど職員は忙しいし、サーヴァントも少ないんだ。…なぁに、そこまで複雑なことは頼まないとも。君には普段サーヴァント達の当番制で行っている掃除などをやって欲しい」 - 6二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:48:19
なるほど、それならば。確かに自分にも当番は回ってきたことがある。
「Aurrrrr」
ランスロットが首を縦に振った姿を見て、ダ・ヴィンチはニッコリと笑みを浮かべた。
「じゃあこれがやるべきリストね。少々多いが頑張ってくれ。それに、サーヴァントも少しはカルデアに残ってくれている。もし一人で厳しいようなら彼らに手伝ってもらってね」
そう言ってダ・ヴィンチは急いで管制室を出て行った。他にやるべき仕事があるのだろう。
気にすることなく、ランスロットは手渡されたリストに目を通した。 - 7二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 20:49:43
- 8二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:30:13
ksk
- 9二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:35:06
固有時制御・二重加速
- 10二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:46:54
ksk
- 11二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 21:48:48
ksk
- 12二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:21:17
トイレ掃除
- 13二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:22:13
シミュレーターの不具合の解消(ダストデータとの戦闘)
- 14二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:37:28
保管庫の整理
- 15二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 22:37:47
廊下の拭き掃除
- 16二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:03:10
「Aurrrrr」
まずは廊下の拭き掃除だ。用意した掃除用具を手に取る。あいも変わらず手に馴染む。
「Aurrrrr…」
箒とちり取りを使い、大まかなゴミを取り除く。ある程度取れたら水に濡らした雑巾で拭いていこう。 - 17二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:10:01
「Aurrrrrrrrrrrrr!!!」
雄叫びをあげ、ランスロットは勢いよく雑巾掛けを始めた!普通の小学生だったりしたら微笑ましく見えたかもしれないが、そこはサーヴァント。
黒い残像を残しながらランスロットはカルデアの廊下全てを雑巾掛けしながら駆け抜けた。幸いにも特異点攻略中のため、他に人がいなかったおかげで事故は起きなかった。
最後に軽く乾拭きをして、拭き掃除を終えるのだった。 - 18二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:11:07
次は>>23を済ませよう。掃除用具を片付けつつ、ランスロットは次の場所へと向かった。
- 19二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:29:05
ksk
- 20二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:30:53
ksk
- 21二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:31:10
疲れた職員に肩たたき
- 22二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:31:38
- 23二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:32:53
食堂での皿洗い
- 24二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:33:08
風呂場の掃除
- 25二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:36:03
- 26二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:40:55
紅閻魔
- 27二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:41:12
イバラキン
- 28二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:42:06
清姫
- 29二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:43:39
ハイド
- 30二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:44:30
シエル先輩
- 31二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:46:36
「おや、アナタは…」
「バーサーカーのランスロットさんですね。ダ・ヴィンチさんからお話は聞いていますよ」
キッチンにベーカリーと一緒にいたのは最近カルデアに召喚されたシエルというサーヴァントだった。 - 32二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:49:35
「Aurrrrr」
早速キッチンに入り、リストに書いてあった皿洗いを始める。割らないように一枚一枚丁寧に…
「……なんだかシュールな光景ですね。」
そうシエルが呟く。そんな彼女の手にはカレーがあった。 - 33二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:53:28
「美味しいですね♪」
「それは良かったです。ただ…皆さんの分も残しておいてくださいね?もう十杯目ですよ?」
食べ過ぎだ。ランスロットは呆れた視線をシエルに向ける。シエルもそれに気づいたのか、少しだけばつの悪そうな顔をしつつ、残っていたカレーを一気に食べるのだった。 - 34二次元好きの匿名さん24/11/12(火) 23:57:59
「Aurrrrr」
「はい、ひとまず洗い終わりましたね。ありがとうございます、ランスロットさん。」
ベーカリーに感謝されながら、ランスロットは次の仕事の場所へと向かおうとしたその時、シエルが突然提案してきた。
「よければ次の仕事決めさせてもらってもいいですか?」
何故だ。……といってもまぁ、なんとなく理由もわかる。暇なのだろう。聞くところによれば彼女も適性がなかったらしい。知り合いの真祖の姫はあったらしいが。そんな彼女が指定してきた次の仕事は>>40であった。
- 35二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 06:53:50
ksk
- 36二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 11:28:00
- 37二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 11:39:33
図書館での書庫整理
- 38二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 11:40:08
- 39二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 11:40:55
職員の制服の洗濯
- 40二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 11:56:14
- 41二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 12:38:41
次にランスロットがやってきたのは洗濯場だ。
何故かというと、シエルに指定された仕事が職員たちの服の洗濯だったからである。ついでにと彼女が着ていた服についたカレーの染み抜きも頼まれた。子供か、彼女は? - 42二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 12:52:13
「Aurrrrr…」
洗濯機に服を入れ、時間をセットしスタートボタンを押す。便利なものである。惜しむらくは鎧などは洗えないことか。 - 43二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 12:56:41
次にカレーのしみ抜きを始める。ぬるま湯を出し、つまむようにもみ洗いする。ここで使うのは食器用洗剤だ。カレーのしみ抜きにはこれがいいらしい。食堂の弓兵がしみ抜きしている時に言っていた。
「Aurrrrr」
しばらく洗っていると…ふと、後ろから視線を感じた。
が、振り返ってみても誰もいない。気の所為だったか?そう思いつつ、ランスロットは洗濯を続けた。 - 44二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 12:59:31
- 45二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 14:21:49
加速
- 46二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 15:45:05
- 47二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 17:41:17
ksk
- 48二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 17:41:42
- 49二次元好きの匿名さん24/11/13(水) 19:53:15
- 50二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 01:43:13
「Aurrrrr…」
ランスロットはパラケルススの工房前に立っていた。
パラケルススは、変人の多いカルデアでも群をきっての変人なのである。できればランスロットもあまり近づきたくない場所であるが、リストに
『パラケルススの工房の整理(ついでにガサ入れ)』
と書かれていてはやるしかない。ランスロットは意を決して工房の扉を開いた。