「先生!おはようございます!」

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 11:23:22

    先生!おはようございます!」
    "おはよう、アリス。今は何時ぐらいかな?"
    「そうですね…日の高さを見るにお昼ご飯には少し早いぐらいの時間だと思います」
    "そっか、結構、寝すぎちゃった、みたい、だね。"
    「はい!先生はお寝坊さんです!寝坊したペナルティとして今日はアリスと一緒に遊んで下さい!」
    "ははは、ペナルティなんか、じゃなくたって、いつも一緒に、遊んでる、じゃないか"
    「ええ!アリスも先生は同じパーティの仲間ですからね!もちろんずっと一緒です!」
    "…そうだね、じゃあ今日は、どこに行こうか"

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 11:27:34

    まずは昼食…先生から朝食かもしれませんが、とにかくご飯を食べに行きましょう!」
    「実は先生が寝てる間に付近を探索していたのですが、そこでいい場所を見つけたんですよ」
    "いいね、じゃあ今日は、アリスに、エスコートして、もらおうかな"
    「任せてください!アリスはメイド勇者の経験があるので華麗に先生をエスコートします!それでは先生アリスが目的地まで案内するので、手をつなぎましょう!」






    「…あれ、先生?手の布がまた剥がれてしまってますね。もう解けてしまったんでしょうか?出発する前に綺麗なものと交換しちゃいましょう」
    "…ごめんね"
    「先生が謝ることではありません。先生が起きる前にアリスが気づいていれば…」
    「…その仮面もだいぶ傷んでしまいましたね。先生の顔が見れないのは少し辛いですが、先生のことを守ってくれてる装備アイテムを外すわけにもいきませんからね」
    "………"
    「………」

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 11:28:50

    明滅する液晶が、彼女の悲しそうな顔を映す。
    不安がる彼女の頭を撫で、励ましてやりたい。
    昼間に遊んだホラーゲームの衝撃が強すぎて、眠れなかったあの日のように震える体を抱きしめ、安心させてやりたい。
    何度そう思ったか、数えたことはないし、どうせ数えようとしても数えきれないだろう。
    だがしかし、一歩も歩けず、指の一つも自分で動かせず、車いすに引かれるだけの今の私にそれは叶わない。
    再び霞んだ液晶を見る。
    今度はアリスではなく、画面の右端。
    デジタル文字が象る暦は、生徒達が過ごしていたあの青春から数百年余りの年月が経過していることを表していた。

    文明の痕跡だけが残り、草木が蔓延るこの無人の都市で、私達二人だけが亡霊のように取り残されていた。

  • 4124/11/14(木) 11:30:01

    こんな感じで、時間の流れに置いて行かれるであろうアリスを一人にしないためにプレナパテスの時と同じような生命維持装置で生き永らえて、アリスと一緒に終末世界を過ごす概念が欲しいんですけど
    どこで見れるか知ってる方はいませんか?

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 11:30:48

    もう1が書いてるじゃんね

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 11:39:41

    そういうならお前が書…もう書いてる!?

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 12:12:05

    生憎と当店はセルフサービスとなっておりまして……

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 12:16:50

    スナック感覚で入った店が料亭だったんだけど!!

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 12:24:33

    ないものを見たいなら供給する側に行くしかない…
    しかし良い概念、良いSSだなぁ
    アリスの終末ものは私も書きたいと思ったことあるが、先生と一緒にするとなお哀愁がすごい

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 13:00:39

    ほのぼのスレと思ったら激重ぶつけられたんスけど…

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 13:06:34

    プレナパテスとはまた違う別世界線の先生って感じですごく好き
    セリフに読点が多くて、先生が限界近そうなのも悲しいな

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 14:10:00

    「先生、見てください!あの巨大な木!」
    "あの、御神木が、見えてきた、ってことは…"
    「百鬼夜行自治区に到着です!40年振りぐらいに来ましたね!」
    "懐かしいね、前にここへ来たときは、桜が咲いてたね"
    「しかし今は暦だと大体10月か11月ぐらいなので、流石に花は咲いてませんね…」
    "11月なら、そんなに待たない内に、満開の桜、見れると、思うよ"
    「そうですね!雪が積もるまでに冒険の拠点も準備しなければいけませんし、冬になってからも忙しくしてたらまたあっという間に春になってるかもしれません!」
    "楽しみだね、今年のアリスは、どんな雪像を、作るのかな"
    「ふふふ、実はアリス、今年は何を作るのかもう決めているんです!先生も完成した雪像を見たら喜ぶと思いますよ!」
    "ははは、そうか、本当に、楽しみだ"

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 14:31:16

    「アリスと先生の活動拠点、完成です!!!」
    "ありがとう、アリス、お疲れ様"
    「前回も使ってた拠点が原型を保ってたお陰で素早く修復できてよかったです!」
    "百鬼夜行の、建築様式は、長持ちしやすい、からね"
    「先生が和風建築に詳しかったお陰でもあります!アリスだけだったら内部の構造なんて分からずに壊してたかもしれませんし…」
    "この建物、たまに私も、修理を手伝ってた、から、詳しかったんだ"
    「この建物は…確か百花繚乱の皆さんが使ってたんですよね?皆さんとのお話、またアリスに聞かせてください!」
    "いいよ、じゃあ今日は、ナグサが焼き鳥を、買いすぎて、キキョウに、怒られたときの、話をしようか"

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 14:39:40

    凄い寂しい話だけど、それでも二人がなんだかんだ楽しんでそうでよかった
    数年単位でいろんな自治区をめぐってる感じなのかな

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:31:56

    ゲーム開発部の遺品とかはどうなってるんだろうか…もう壊れてるのかな…

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