好きな俳句、短歌を書くスレ

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:33:39

    つゆと落ちつゆと消えにし我が身かななにわの事も夢のまた夢/羽柴秀吉

    秀吉の辞世の句
    学のなかった彼は短歌の専門家と話し合い、死の何年も前からこの句を用意していたらしい

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:36:15

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  • 3二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:36:36

    愛された記憶より愛したる記憶多しさびしくもあるか冬に入る日よ/馬場あき子

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:37:31

    >>2

    クズすぎて草

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:37:47

    あの虹を無視したら撃てあの虹に立ち止まったら撃つなゴジラを

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:38:54

    このレスは削除されています

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:38:58

    わたしはもう夕焼けだから、きみの血が世界へ流れでたって平気 /大森静佳

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:39:47

    >>6

    味があるよね……そんなに梅いらんだろ

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:39:47

    サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい(穂村弘)

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:40:11

    地図の上朝鮮国に黒々と墨をぬりつつ秋風を聞く/石川啄木

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:41:13

    天津風 雲の通い路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ
    坊さんの読む歌じゃねぇ

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:45:52

    もろともに あはれと思へ 山桜
    花より外に 知る人もなし

    前大僧正行尊

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:46:14

    恋衣 袖をかえばや 蔵まわり
    たへず涙の 流れものとて
    (蔵回りの商人)

    好きな人を想って泣いたら袖が濡れてしまった。
    新しい着物を着て会いに行きたいのだが、この身は卑しい蔵回りだし、持ってる着物も質流れした品なのだ

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:46:24

    炎天、かぜふく
    山頭火

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/14(木) 23:48:07

    大江山 いく野の道の 遠ければ
    まだふみもみず 天の橋立

    現代で言う「スカッと」に分類されるんやろうけど背景含めてめっちゃ好き

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:02:59

    唐衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる旅をしぞ思ふ

    バケモンみたいなギミック詩
    人間の思考領域超えてる

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:03:39

    >>10

    これの対比として出される

    小早川加藤小西が世にあらば今宵の月をいかにみるらむ

    もすき

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:09:27

    白鳥は かなしからずや 空の青 
    海のあをにも 染まずただよふ

    ──若山牧水

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:10:45

    細川忠興が妻のガラシャを置いて朝鮮出兵にいく際、浮気を心配して
    なびくなよ我がませ垣の女郎花男山より風は吹くとも(他の男から声かけられても浮気するなよ)
    という歌を送ったら
    なびくまじ我れませ垣の女郎花男山より風は吹くとも(分かりきったことを言うな)
    と返歌された話好き

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:12:18

    なかなかに 世をも人をも恨むまじ ときにあはぬを 身のとがにして 
    今川氏真
    昔から好きなやつ

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:12:40
  • 22二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:12:54

    現代の作品ならこの二作が好き

    南極に宇宙に渋谷駅前にわたしはきみをひとりにしない

    問十二 夜空の青を微分せよ 街の明りは無視してもよい

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:20:13

    体などくれてやるから君の持つ愛と名の付く全てをよこせ/岡崎裕美子

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:24:40

    いつでも死.ねる草が咲いたり実つたり
    あたたかい白い飯が在る
    どっちも種田山頭火

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:27:11
  • 26二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:36:45

    「梅の花 壱輪咲いても 梅は梅」
    土方歳三

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:39:11

    むこうでもいっしょだろうかぼくたちが間違い側の絵であるとして/斎藤君

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:41:04

    「生年と没年結ぶハイフンは短い誰のものも等しく」
    岡野大嗣

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:47:45

    哀しきかな齢我よりも夭くして友明朗と生くべかりしに 村上一郎
    同郷で一等水兵として出征し南溟に散った石塚房吉(「畳屋のチャーちゃん」と呼んでいた)に評論家として戦後民主主義の欺瞞を突き続けた村上が捧げた歌

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:53:39

    由良の門(と)を 渡る舟人(ふなびと) かぢをたえ
    ゆくへも知らぬ 恋(こひ)の道かな

    百人一首で一番好き
    作者も変な人だったらしい

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 00:59:51

    父母(ててはは)が
    頭掻き撫で幸くあれて
    言ひし言葉(けとば)ぜ
    忘れかねつる


    税として防人に向かった子供の歌ですね
    防人とは言ってしまえば警備員
    当時の治安では何があるかわかりません
    そんな親元を離れる息子に「無事でいてね」と願う両親の想いが忘れられないと言う内容です

  • 32二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:06:47

    >>1

    なら家康の辞世の句

    嬉やと再び醒めて一眠り浮世の夢は暁の空

    もあげたい

  • 33二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:07:14

    春秋の花も紅葉もとどまらず人も空しき関路なりけり(島津義弘)
    関路にはいわゆる島津の退き口が関係しているのかなーとしんみりしてしまう

  • 34二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:09:08

    このレスは削除されています

  • 35二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:11:48

    一度でも我に頭を下げさせし人みな死.ねといのりてしこと
    石川啄木

    季語ないから川柳か…?と思って一度消しちゃったけどまあいいかと思って
    だめだったら消してくれ

  • 36二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:19:49

    「東海道中膝栗毛」の十返舎一九先生の辞世の句

    この世をば どりゃお暇(いとま)に せん香の 煙とともに 灰さようなら


    あまりにもハイセンスすぎる……。皺くちゃになっても粋なおじいちゃんが笑顔で言ってそうな姿を想像して、聞くこっちはなんか生きる元気が湧いてくるような辞世の句

  • 37二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:23:22

    人みなを殺してみた気我が心 その心我に神を示せり
    中原中也(確か13歳とかそこらへん)

  • 38二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:23:25

    一休さんこと一休宗純が一休の僧号を貰った歌
    「有漏路より 無漏路へ帰る 一休み 雨ふらば降れ 風ふかば吹け」

  • 39二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:34:37

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 01:41:41

    月やあらぬ 春や昔の春ならぬ わが身ひとつは 元の身にして  在原業平

    なんか生きることそのものを詠んだような歌

  • 41二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 02:01:13

    恐ろしき物の食いたき雪の空
    江戸時代の川柳 恐ろしき物=フグちり(雪見鍋)

  • 42二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 04:09:46

    そ れ に つ け て も
    金 の 欲 し さ よ

  • 43二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 06:35:51

    敬老会
    呑んで食ったら
    けえろうかい

      林家木久扇

  • 44二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 07:11:16

    あたたかい電球を持つ
    (ひかってた ひかってました)わかっています
      笹井宏之

  • 45二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 07:36:56

    >>5 >>22

    どっちも素敵すぎる…よかったら作者を教えてください……

  • 46二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 07:42:03

    わけ入りし 栞たえたる麓路に
    流れもいでよ 谷川の桃

    南総里見八犬伝 あさけの

    馬琴先生って登場人物に詠ませるの好きなのね

  • 47二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:29:35

    「おもしろき こともなき世を おもしろく 住みなすものは 心なりけり」

  • 48二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:40:31

    >>11

    まあ…良家のお嬢さんたちの姿(舞)なんてこんな時にしか見られないし貴重な、特別なものを観たという感動なら

  • 49二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:43:22

    念力のゆるめば死ぬる大暑かな
    村上鬼城

    夏には必ず心で何度も唱える…しかも詠まれた時点より今の方が絶体暑いし期間も長いと我が境遇を恨みつつ…念力をゆるめず行くぜ鬼城さん、と呟きつつ

  • 50二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 08:57:14

    白河の清きに魚も住みかねて元の田沼の濁り恋しき

  • 51二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 09:01:37

    「昔より 主を内海の 野間なれば 報いを待てや 羽柴筑前」

    後世の仮託とされるけど織田信孝の激しい憎悪を歌ってて好きな辞世の句

  • 52二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 09:21:38

    垂乳根の母がつりたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども
    斎藤茂吉

    斎藤先生の母に送る詩は愛情に満ちてて本と好き

  • 53二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 10:26:28

    >>38

    一休宗純ならコッチも好き

    「死にはせぬ どこにも行かぬ 此処に居る 尋ねはするな物は言わぬぞ」

  • 54二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 10:30:06

    世の中にまじらぬとにはあらねども
    ひとりあそびぞわれはまされる
    良寛

  • 55二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 12:43:14

    春の闇瑪瑙をひとつ孕みけり(鳴戸奈菜)
    すげえエロい

  • 56二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 12:58:24
  • 57二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 14:42:00

    口実は なんでもよろし ビール飲む 吉川一竿

    新聞のコラムで見かけて気に入って調べたら俳人協会のカレンダーに載っていた作品らしい

  • 58二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 17:06:40

    父の背を 越して十五の 春一番

    おーいお茶の俳句の中で一番好きなやつ

  • 59二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 17:49:54

    >>15

    諸説ありだけど詩を詠んだ娘とからかった人は恋仲で自分が泥被っても恋人を自慢したかった

    (ただし恋仲は周りには秘密)



    てのがあった

  • 60二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 17:52:32

    花ぞ散る 思えば風の咎ならず 時至りぬる 春の夕暮(少弐政資)

    辞世の句だけど、どこか爽やかさすら感じる

  • 61二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 18:06:57

    >>15

    これ即興で掛詞2つに縁語まで重ねて入れてるからすごいよね



    君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな


    こんなことを詠んですごい嬉しかったのがわかるからこそなあ…

  • 62二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:24:17

    やっぱここは王道に
    願わくば 花の下にて 春死なん
    その如月の 望月の頃 (西行法師)

    東方繋がりで知った歌だけどいいよね
    お坊さんが仏陀が死んだ日(旧暦2月15日つまり如月の望月)に死にてえーっていう重めの内容を
    桜と絡めて美しく歌っている

  • 63二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:28:58

    と言ひて鼻かむ僧の夜寒かな

    字足らずなのに字足らずを感じさせないのが凄い

  • 64二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:31:04

    信濃なる 千曲の川の 細石も
    君し踏みてば 玉と拾わん

    万葉集に載ってる歌だけど
    これ詠ったやつのメンタリティはおそらく好きな人のゴミ捨て場漁ってるストーカーと同じ

  • 65二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:34:15
  • 66二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:38:25

    日本脱出したし皇帝ペンギンも皇帝ペンギン飼育係りも 塚本邦雄

    皇帝ペンギンは天皇の隠喩だとする解釈が一般的だけど文字通りのペンギンと捉えても面白い

  • 67二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:41:37

    >>35

    短歌だよ

  • 68二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:43:02

    桜花 散り交い曇れ 老いらくの
    来んと言うなる 道紛うがに (古今和歌集)

    意訳:老いたくないよ〜!桜吹雪さん助けて〜!

    「老いらく」は現代で使われてる老いる楽しみって意味での「老い楽」ではなく
    「老ゆ」の連体形「老ゆる」と上代日本語でこと・もの・ところの意味がある「あく」をくっつけた
    「老ゆるあく」から転じて「老いらく」
    意味は老いること

    「がに」は英語のto不定詞とほぼ同じ働きで
    「道紛うがに」は道を紛れさせるようにという意味

    この歌はお偉いさんが40だか50だかの節目の年齢になった時にお祝いに送られたやつなんだけど
    老いたことを祝う歌ってくくりなのに内容は「歳取りたくないよ〜」なのが面白いよね
    和歌集の賀歌(誕生日祝いに送る歌)ってこういうの多い

  • 69二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:45:19

    >>45

    5は木下龍也

    22の「南極に〜」は岡本真帆で「問十二〜」は川北天華

  • 70二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:46:05
  • 71二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:03:37

    現代短歌は好きなのが多すぎてなかなか絞りきれないので3つ!仄暗いやつも明るいやつも好き好き大好き

    雨だから迎えに来てって言ったのに傘も差さず裸足で来やがって/森田志保子

    虐待のギャクはヨだっけEだっけ二文字目なんで「待つ」なんだっけ/山田航

    詩はすべて「さみしい」という4文字のバリエーションに過ぎない、けれど/木下龍也

  • 72二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:28:03

    意味で覚えてるから肝心の本文忘れてるんだけど
    阿倍仲麻呂の「あぁ〜〜地元の月〜〜」と俵万智の「子育てって知らん間に最後になっとる……」が好き

  • 73二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:29:11

    えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい/笹井宏之

  • 74二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:32:09

    >>72

    阿倍仲麻呂の方はこれかな

    天の原 ふりさけ見れば 春日なる

    三笠の山に 出でし月かも

  • 75二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:41:11

    >>74

    それ

    おれ文学とか全然わかんないんだけど上京して初めて一人暮らししたときに見上げた月が地元一緒だなーってふと思い出したんだよな

  • 76二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:44:50

    >>22

    1こめの岡本さんの作品、「残された犬」という情報入れると泣きそうになるし

    そこ考えなくて単体でもめちゃくちゃ良い歌で好き

    いいよね…

  • 77二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:46:18

    いにしへの 奈良の都の 八重桜
    けふ九重に にほひぬるかな/伊勢大輔
    春らしい温かくて穏やかで透き通った感じがして百人一首で一番好き

  • 78二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:57:41

    しきしまの 大和の国は 言霊の
    さきはふ国ぞ まさきくありこそ
    柿本人麻呂

  • 79二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 02:13:37

    >>77

    推し和歌いっしょだ

    いいよね…音読したときの音の響き方が好き

    百人一首は小学校とかで覚えさせられてたけど今思うと声に出して読むって習慣すごく良かったな

  • 80二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 08:32:35

    石麻呂に 我もの申す 夏痩せに 良しといふものそ 鰻とり食せ 
    大伴家持

    ガリガリに痩せてた石麻呂(いわまろ)という人をからかう歌
    初めて読んだときは万葉集にはこんな歌も収録されてるんだとちょっとびっくりした

  • 81二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 09:41:09

    算術の少年しのび泣けり夏

    俺も夏休みの宿題には泣いていたからなぁ

  • 82二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 09:46:27

    なぜ離れ どこへ行くのか 君は今
    別れを詠ったその俳句が、二人を再び出会わせるとのこと

  • 83二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 09:48:44

    春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山

  • 84二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 09:55:09

    大波の磯もとどろに寄する波
    割れて砕けて裂けて散るかも
    源実朝
    後半のたたみかける下の句好き

  • 85二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 09:59:14

    忘らるる身をば思わずちかいてし人の命の惜しくもあるかな

    浮気野郎天罰喰らって死ぬがいいのきもちは今と変わらなくて好き

  • 86二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:08:05

    験なき物を思はずは一杯の濁れる酒を飲むべくあるらし/大伴旅人

    意:どうしようもないことで悩むくらいなら酒でも呑んでろ

  • 87二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:23:59

    酔うてこほろぎと寝ていたよ 山頭火

  • 88二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:26:16

    かささぎのわたせる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞふけにける

    学校の授業の大嫌いな百人一首暗記で唯一ちゃんと覚えられた奴

  • 89二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 10:43:25

    >>86

    六十過ぎてから大宰府に左遷されて、しかも赴任直後に長年連れ添った奥さんを亡くしてるから、そりゃ飲みたくもなる

    でも当時は大陸・半島と緊張関係にあったから、長官の旅人に飲んだくれてる暇なんてなかったはずなんだ

    酒に逃げたくても逃げられない、そういう状況で詠んだのが賛酒歌十三首

  • 90二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 11:02:24

    >>20

    これ凄く人柄が感じられて好き

    辞世とも北条の保護から外れたときに読んだ歌とも言われてるけど

    氏真主役のラノベで両方の要素持ってきた(北条居候時に腹切るつもりだったけどやめて逃げることにしたときの歌って設定)のには感心したなぁ

  • 91二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 12:37:23

    百人一首とかいう義務教育で和歌ジャンル布教するためのアンソロ大好き
    どこを切り取ってもすげえ歌ばかりなんだ

  • 92二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 13:11:21

    海にして 太古の民の 驚きを 我ふたたびす 大空のもと
    高村光太郎
    大空のもとっていうのがスケール大きくて好き
    太古の民の驚きも好き

  • 93二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 13:12:59

    >>11

    出家する前の作品だからセーフ

    >>48

    作者は天皇の孫、大納言の子なのでいくらでも見る機会はありますね

  • 94二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 15:17:02

    世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

    有名すぎてここに出していいか迷ったけど、何回読んでも千年以上前の人間にこれほど共感できる歌もないなと個人的に思ってるので

  • 95二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 01:55:32

    観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生
    栗木京子

  • 96二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 09:10:18

    ぼくゴリラ ウホホイウッホ ウホホホホ ウッホホウッホ ウホホホホーイ

    伊藤園のお茶に掲載されたことで一時期話題になった短歌
    これ送る方も採用するって決めた人たちも凄いな、って思ってたんだが…

    間違いがないように検索したらこれ市長賞取ってたってでてきてびっくりした
    本当にレベルの高い短歌だったのか?

  • 97二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 09:18:41

    咳をしても一人 尾崎放哉

  • 98二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 09:21:28

    世の中は 色と酒とが 敵(かたき)なり
    どうぞ敵にめぐりあいたい

    大田南畝(おおたなんぽ)

  • 99二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 10:01:12

    吉野山去年(こぞ)の枝折り(しおり)の道かへてまだ見ぬ方(かた)の花を尋ねん
    西行
    去年に枝折って道しるべ作った方面とは別の方面の桜を探しに行くぞってアグレッシブな感じがして好き

  • 100二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 11:57:25

    狂句こがらしの身は竹斎に似たる哉/芭蕉

    竹斎は当時の人気キャラらしい
    カ行とタ行のリズム感が好き

  • 101二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 11:59:00

    咳をしても一人

  • 102二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 11:59:41

    >>101

    レスバをしても一人

  • 103二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 18:17:24

    >>95

    書こうとしたら言われたわ


    印象に残ってる辞世の句だったら

    うつものも 討たるる者も 土器よ くだけて後は もとの土塊 (三浦義同)

  • 104二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 19:32:43

    >>80

    痩す痩すも生けらばあらむをはたやはた鰻を捕ると川に流るな


    二つ合わせて「痩せたる人を嗤笑へる歌二首」らしい

  • 105二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 21:21:46

    神ならば ゆららさららと降り給え
    いかなる神か 物怖じぞする 梁塵秘抄

    神ならさらっと降りてきてくんない?
    物怖じするってどんな神よ

  • 106二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 21:31:02

    石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ
    石川五右衛門

  • 107二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:08:50

    「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせし間に」小野小町

  • 108二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:17:45

    抜き取った指輪孔雀になげうって「お食べそいつがおまえの餌よ」
    金色の蝙蝠だけが知っているはずの秘密をどうして君が?
    目を覚ませ 遠くラグーンに傷ついた人魚にとどめを刺しに行くため

    穂村弘

  • 109二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:24:37

    固きカラーに擦れし咽喉輪のくれなゐのさらばとは永久に男のことば

    まだ塚本邦雄でてなかったので……

  • 110二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 00:06:16

    きみに会う までの道のり
    日を浴びて
    ガラス戸ぜんぶが 姿見になる

    お題「鏡」のNHK短歌なんだがすごく好きなんだ。そういうのダメだったら消すから教えてくれ

  • 111二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 09:25:22

    >>93

    こういう舞を観る機会は貴重なものだと100分de名著では解説されてたよ

  • 112二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 13:29:55

    白菜が 赤帯しめて 店先に うっふんうっふん 肩を並べる

    俵万智の「サラダ記念日」に収録されている歌の一つなんだが…
    この歌を見て以来青果コーナーの白菜が妙にエロく見えてしまう
    というか俵万智の歌ってストレートにしろぼかすにしろ
    結構エロい歌が多い気がする

  • 113二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 13:35:54

    現代短歌だと初谷むいさんが大好き

    お湯のことさゆってよべばおいしそう さゆ きみの中身を知りたいよ

    最初からお手もお座りもできたけどあなたに教えてもらいたかった

  • 114二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 13:51:12

    風中をゆくとき声は遠退きて ねえ歩くのが少し速いよ 野原亜莉子

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