- 1二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:19:24
- 2二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:20:27
(右下の子か...)
- 3二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:22:22
本人的には重いから…
- 4二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:22:34
少なくとも上は除外されるな
- 5二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:23:48
右上が断トツであまりにも重すぎるし過去どころか現在まで重い
- 6二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:24:24
右下はどうしてここまでじっとりしてるのか
- 7二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:25:58
ひょんなことから仲良くなったミサキから軽く身の上を聞いてドン引きするカズサか…
- 8二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:28:53
思春期特有の重さって感じがする
- 9二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:29:49
待て、左上の過去はまだ重いかどうかは確定してないぜ
- 10二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:33:33
右上
虐待、やばい
左上
得体が知れない、未知数、やばそう
左下
まあ重い、死ネタ
右下
元ヤン、ぶっちゃけ青春 - 11二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:34:32
するつもりは無かったのに愛の告白が口をついて出てしまって返事を聞くのも先生の顔を見るのも涙をこらえることも出来ずに走り去って薄暗い路地の壁に背をもたれかけながら声を殺して泣く女のこと?
- 12二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:43:24
この4人で集まったらカズサがムードメーカー()になるんか?
- 13二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:45:14
またしても何も知らない宇沢レイサさん
- 14二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:55:16
「――ここまで来れば一安心、かな。大丈夫?」
周囲を警戒するように、猫の耳をピクピクさせるトリニティの学生が振り向いた。
「……何ともない。巻き込んでごめん」
「や、気にしないで。アレには昔、私も散々追いかけ回されたしさ。困ってそうだったから」
アレ――ヴァルキューレに見つかって追われている最中、突然「こっち!」と手を引かれて路地裏に飛び込んだ。迷路のような細い路地を彼女は何の迷いもなく縫うように駆け回り、あっという間に白い制服と防弾ジャケットの集団を煙に巻いたのだった。
……こんな昼間に、シャーレへ出向こうとしたのはやはり間違いだったか。
「うわ、ホコリまみれじゃん……やっぱり路地裏きったない――ぎゃあああクモー!!」
パーカーに付いた汚れを叩いて落とそうとするも、クモの巣やらが絡んで暴れている。……私の格好も似たようなものだった。
とりあえずクモを捕まえてあげる。
「あ、ありがと……。素手でいけるのすごくない?」
「慣れてるから。基本的に廃墟で寝泊まりしてる」
「……マジ?」
引かれるのも無理は無い。そういうわけで、稀に先生のところでシャワーと洗濯機を借りることもあるのだが、運悪く今日はアレに見つかってしまった。
「それじゃ先生んとこ行かない? 私、シャーレの部員でもあるからシャワー借りれると思うし」
「そうなんだ。……私も、半分はそうなのかもしれない」
「なんだ、そうなの? じゃあ行こっか――あ、私は杏山カズサ、です。あなたは?」
「……戒野ミサキ。別に覚えなくてもいい」
なにそれ、と笑う彼女。それが私とカズサの初めての出会いだった。
- 15二次元好きの匿名さん24/11/15(金) 23:55:41
ん、とりあえず出会いだけ書いた
- 16二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:01:21
まさかのSS!!感謝です!!
- 17二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:02:26
正直くっそ心沸き立つオープニングなんだが?
- 18二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:04:38
- 19二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:46:00
「――で、一緒に来た。初対面なのにお節介な人だね」
"優しい子なんだよ、カズサは。そっか、そんなことがあったんだね"
ふふふ、と先生は微笑みながらコーヒーを啜った。
当の杏山カズサは先にシャワーを浴びている。汚れたままで先生と直接対面するのは相当に嫌だったらしく、私に説明を押し付けてシャワールームへ駆け込んでしまった。
私はと言えば、汚れた上着を脱いだだけで先生とこうして会話している。
――こんな汚いカッコで先生と会うなんてぜっっったいムリ!
……なんだか私まで意識してしまう。こんなみすぼらしい格好で、先生は変に思わないだろうか。
"私からもヴァルキューレに何度か交渉はしているんだけどね……なかなか上手くいかなくて。ごめんねミサキ"
「先生は悪くない……身から出た錆、って言うでしょ」
"う、うーん……。気にしないでいいんだよ、本当に"
そんなふうに言われても、忘れるわけにはいかない。先生を傷つけ――殺そうとした事実は、消えないのだから。
忘れるな。目の前の恩人の、ジャケットの下の傷痕を想像しろ。
"……大丈夫だよ。もう全然痛くないんだから。ね?"
「…………」
……忘れてはいけない。自分にどんな過去があろうと、それだけは。
先生が優しいと評したあの子だって、きっと知っている。先生が凶弾に倒れたことを。
先生の前で容姿を気にするあの態度だ。少なからず先生を想っているのだろう。
私たちの凶行を知ったら、どんな行動に出るか手に取るように分かる。
むしろ知られて、侮蔑の眼差しを向けられた方が、よほど救いなのかもしれない。
- 20二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:46:22
ん、もうちょい書いた
なにこれ? - 21二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:49:21
- 22二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:56:03
ほっぽり出すのも性に合わんしなんとか頑張る
まったく着地点見えないけど - 23二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 00:56:48
お待ちしています!
- 24二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 02:10:01
「――せんせ、シャワーありがと。さっぱりした〜」
"やあ、おかえりカズサ"
髪の毛を丁寧にドライヤーで乾かして、せめてもの抵抗に化粧水だけでも肌に馴染ませてからすっぴんでオフィスに戻った。
緊張したけど先生はへらーっとした笑顔で出迎えてくれて、ほんの少しだけ恨めしく思った。とはいえこれが先生なんだから仕方ない。
先生は湯気の立つコーヒーを啜っていた。さっき鏡の前で奮闘していたら入れ替わりでシャワールームに入って行ったミサキさんが、新しく淹れてあげたんだろうか?
「いくら今日は寒いって言ってもさ、ほんと好きだよね。それ何杯目?」
"ん、えーっと……10からは数えてないな"
「……全身苦いコーヒー人間になるよ」
"あはは、ならないならない。前にカズサが持ってきてくれた甘いお菓子も、まだたくさんあるからね"
ほら、とデスクの引き出しをガラッと開けて戯ける先生。書類が溜まってるのにわりと元気だ。
見た目は、平気そうだけど。
「……先生。お腹……今日みたいに冷えると、痛むんじゃないの?」
"え、あぁ……いや。痛みはないんだ。少し引き攣る感じがするだけだから"
……あの事件の顛末は知っていたけど、それは知らなかった。先生の脇腹に大きな痕が残っていることを。
知ったのは偶然だった。今日以上に寒い日に、先生を驚かせようとこっそりオフィスに入った時。脇腹をさするように、庇うように働く先生の姿を見てしまった。
なんでもないよと誤魔化す先生に、何があったの、と強く問い詰めてしまった。
――誰のせいでもない。悪い大人のせいなんだ。これは私の、大人の責任だから……誰も恨んでいないよ。だから、大丈夫。
打ち明けてくれた先生の優しい笑顔と頭を撫でてくれる手とは裏腹に、私は恨んだ。……当然、私自身を。
先生が守ってくれた青春を、のうのうと過ごしていた自分を。大切な先生を守れなかった自分を。その場に居られなかった自分を。
悔やんでも悔やみ切れない。誰も恨むな、なんて……無理だ。
きっと……先生を傷つけた子も。同じように先生の笑顔に触れて、撫でられながら諭されたんだと思う。それでも、余計に自分を恨まずにはいられなかったんじゃないか。そう思えてならなかった。
- 25二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 02:11:45
ん、寝るかも
- 26二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 02:30:08
ん、おつかれ