- 1店主24/11/16(土) 22:23:44
- 2店主24/11/16(土) 22:24:51
- 3店主24/11/16(土) 22:25:35
- 4二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:34:14
怪談テーマの回か、たのしみ
- 5店主24/11/16(土) 22:38:38
- 6二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:39:33
支援
- 7店主24/11/16(土) 22:52:54
- 8二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:53:13
新作ヤッター!
でも怖いのか……ちょっと不安 - 9二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 22:54:43
新作だ!……キャラが怖い話するのか新しいな
さすがと言うか凄いないろんなお店出せて - 10二次元好きの匿名さん24/11/16(土) 23:02:27
なるほど
語り手はキャラだから怪談集めか - 11店主24/11/16(土) 23:12:32
- 12店主24/11/16(土) 23:38:47
(>>11 モネGO)
モネ「街に来るのは久しぶりね…次はもうしばらく島から出られないから、今のうちにたくさん買い物しておかなきゃ」
モネ「ん?あら、本の…屋台?」
―おや、いらっしゃいませ
モネ「こんにちは ここは古本屋かしら」
―いいえ、ここはお客様から噺の買い取りをする店です
モネ「噺の買い取り?」
―俗に言う怪談噺ですね
―怖いものに限らず、不思議な話などでも結構です
―何かお話ししてくだされば、心許のお礼をさせていただきます
モネ「ふうん?怪談、ねえ…」
モネ「あ…でも、そうね」
モネ「じゃあ、こんなのはどう?」
- 13店主24/11/17(日) 00:41:01
私はね、今ある施設で子どもたちの世話をしているの。大きな子も小さな子もいるわ。
基本的な身の回りのことから勉強、遊ぶこと…体調管理とかもね。
でも最近変なことがあったのよ。
子どもたちに着替えを持っていくと一着足りない。食事やおやつを用意すると1人分足りない。ベッドに入れない子がいる。何かをする時に1人分足りない、ということが続いたの。変よね、私ちゃんと人数分用意しているのに。
どこで間違えたのか、もしくはなくなったのか調べたわ。
あの子達が悪戯で隠したってことはないと思ったけど、でも私の知らないところで一人、誰か侵入してる可能性はある。
そんなの一大事じゃない。子どもたちに危害を加えないとも限らないし。
そして無くなったものを検証していて気付いたの。最初は一番小さな子のおやつ、次に1つ大きな子のシャツ、2つ大きな子のご飯、3つ大きな子のベッド…。
ね、なんだかちょっとずつ大きくなってるでしょう?
数はずっと1つだから、増えてるわけじゃない。大きくなっているのよ。まるで成長してるみたいに。でもマス…上司に言っても相手にしてくれないし、ひとまず子どもたちの警備を強化したわ。それでも侵入者らしき者は見つからなかった。
そうしているうちになくなる物は成人相当量になった。特に食事が。
どうしたものかと思って、私は一人で散歩しながら対策を考えたわ。私の職場、ずっと雪が降っているのよ。冬島?そうね、冬島。深く深く雪が積もって、なかなかいいところよ。
その雪の中を歩いていたら、目の前に雪の小山ができたの。
文字通り目の前で雪が盛り上がったのよ。土の下からモグラが出てくるみたいに。どんどん大きくなって、ついには人の形になった。
それは私だったわ。雪でできた私。雪の塊なのに動くの。
唖然としてる私に雪の私は覆いかぶさって首を絞めてきたわ。冷えた手じゃない、雪の塊だった。首を絞めて、その上口に雪を詰め込んできて、窒息させようと。
普通ならここで殺されてしまうんでしょうけど、実はね――そう、私悪魔の実の能力者なの。だからむざむざと殺されてなんかやらなかった。能力で、逆に相手を…取り込んでやったの。
それ以来、物や食事が1人分足りなくなることはなくなったわ。やっぱりあれのせいだったみたい。
あれが何だったのかはわからないけど、子どもたちへの被害がなくなったから、もういいわ。 - 14店主24/11/17(日) 00:48:38
モネ「…というところなんだけど、どう?お気に召した?」
―ええ、ありがとうございます
―実に興味深いお噺でした
―では、お約束通りこちらをどうぞ
モネ「あら、エクレア?美味しそう…それにカラフルね」
―バニラ、バナナ、ストロベリー、抹茶、ブルーベリー、チョコ、オレンジ、モカと…色々作っていたら増えてしまいまして
モネ「いいの?話しただけなのに、こんなに」
―どうぞどうぞ
―お子様達の数に足りているといいのですが
モネ「十分よ ありがとう」
―こちらこそ、よいお噺をいただきました
・
・
モネ「エクレアか…」
モネ「そうね、たまには違うお菓子もいいわよね」
モネ「せっかくだから他にも買っていこうかしら」
モネ「♪」 - 15店主24/11/17(日) 00:55:28
・
・
―さてさて…
―この部分、気になりますね
『それは私だったわ。雪でできた私。雪の塊なのに動くの。
唖然としてる私に雪の私は覆いかぶさって首を絞めてきたわ。冷えた手じゃない、雪の塊だった。首を絞めて、その上口に雪を詰め込んできて、窒息させようと。
普通ならここで殺されてしまうんでしょうけど、実はね――そう、私悪魔の実の能力者なの。だからむざむざと殺されてなんかやらなかった。能力で、逆に相手を…取り込んでやったの。』
―あの人の形を成した雪があの人の口に詰め込まれ…それは口から侵入しようとしたともとれる
―そして逆に取り込まれた
―けれど、もしもそれの狙いが、始めからあの人の一部になることだったら?
―取り込まれたのか、それとも侵入されたのか…今のあの人は、どちらなんでしょうね
(±1) - 16店主24/11/17(日) 01:19:01
- 17二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 01:25:12
dice1d205=177 (177)
- 18二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 01:26:10
たしぎ
- 19二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 01:26:29
ミホーク
- 20二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 01:26:35
カク
- 21二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 01:26:46
- 22二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 01:26:47
ガイモンさん
- 23店主24/11/17(日) 03:07:16
(>>21 クイーンOK)
クイーン「怪談だァ〜〜?」
―ええ
クイーン「ったく…お汁粉の代金が怪談噺なんざ、聞いたことねェぜ」
クイーン「(だがおれの鼻と直感が告げている…このお汁粉は逃しちゃならねェと!)」
クイーン「しかし怪談かァ〜…実験中に部下の腕が吹っ飛んだとか作ったはずの薬が無くなったとか実験生物を入れてたガラスケースが割れてたとか防護服に穴が空いてて皮膚に斑点ができたりとかちっとばかしやらかした話ならいくらでもあるが…」
―(それも十分怖い…)
クイーン「ンン〜〜〜…」
クイーン「…おッ!そうだ、あれがある!」