- 1124/11/17(日) 21:59:01
- 2124/11/17(日) 21:59:16
前スレ
【クロス注意】ここだけ|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>個性は dice1d3=@2 (2)@1. 二人とも使えない2. かっち…bbs.animanch.com【クロス注意】幼馴染みinNRC|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>トリップしたのは最終決戦後の二人>個性はかっちゃんだけ使える(反動…bbs.animanch.com【クロス注意】幼馴染inNRC Part2|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>トリップしたのは最終決戦後の二人>個性はかっちゃんだけ使える(反動…bbs.animanch.com【クロス注意】幼馴染inNRC Part3|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>トリップしたのは最終決戦後の二人>個性はかっちゃんだけ使える(反動…bbs.animanch.com【クロス注意】幼馴染inNRC Part4|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>トリップしたのは最終決戦後の二人>個性はかっちゃんだけ使える(反動…bbs.animanch.com幼馴染inNRC Part5|あにまん掲示板ここだけデクとかっちゃんがツイステのNRCにトリップしちゃった世界【以下前提条件】>トリップ地点は入学式の棺桶の中>トリップしたのは最終決戦後の二人>個性はかっちゃんだけ使える(反動…bbs.animanch.com - 3124/11/17(日) 22:00:27
- 4124/11/17(日) 22:00:41
- 5124/11/17(日) 22:01:16
現在好感度まとめ
【出久→相手/相手→出久、 爆豪→相手/相手→爆豪】
*グリム 91/92、 67/46
*エース 74/98、 35/80
*デュース 100/100、 88/88
*リドル 61/70、 57/94
*ケイト 99/100、 85/87
*トレイ 30/27、 60/40
*レオナ 2/65、 36/16
*ラギー 14/59、 72/21
*ジャック 66/100、 17/67
*アズール 56/69、 73/21
*ジェイド 26/65、 21/43
*フロイド 8/33、 28/69
*カリム 50/79、 28/81
*ジャミル 84/66、 47/62
*クルーウェル 56/-、 13/-
*トレイン 78/-、 36/-
*バルガス 16/-、 6/ - 6124/11/17(日) 22:03:38
前回までのざっくりあらすじ
期末テストで色々あって、225人の学生を助けるためにアズールと契約を交わした出久。
3日後までに指定された写真を持ってこないと、出久はイソギンチャクになってしまうのだが……。 - 7124/11/17(日) 22:23:32
慣れない寝床での浅い眠りの中、出久はまた夢を見た。
――お入り、かわいい王女さま
二匹のウツボに案内され、真っ暗な海底洞窟に人魚姫が訪れる。
洞窟の入口に群生する悲愴な表情の海藻が人魚姫を引き留めようと絡みついたが、すぐに振り払われてしまう。
――ここに来たのは人間を好きになったからだね
暗闇の奥から低くハスキーな声が響いたかと思うと、蛸の足をドレスのように靡かせて、豊満な体をもつ魔女が現れた。
――さぁ取引だよ
蛸足の魔女は、人魚姫を3日だけ人間の姿に変える代わりに、担保として彼女の美しい声をもらい受ける契約をもちかけた。
3日のうちに人魚姫が意中の人間と恋に落ち、真実の愛のキスを交わせば人間となれる。それができなければ、はい、おしまい。
声がなくても大丈夫。お喋りな女は嫌われるわ、良い女は黙っているものよ。
蛸足の魔女が甘言でもって人魚姫を誘惑する。
――さぁ、この契約書にサインするのよ!
人魚姫の前に黄金色に輝く魔法の契約書が現れる。人魚姫は真っ白な魚骨のペンで、そこに同意のサインをした。
――悩める魂を私が救ってあげる!
黄金の契約書を握りしめて高らかに笑う蛸足の魔女を、二匹のウツボが恍惚と見つめていた。
*出久 夢への違和感 dice1d10=9 (9) +42
- 8124/11/17(日) 22:29:05
夢の数値がようやく50超えたので、かっちゃん側もロール解禁します
*爆豪 出久への違和感 dice1d100=49 (49)
初回は100面で振って、以降はチマチマ足していきます。デクの数値に追いついたらデクが不思議な夢を見ていることに勘づきます。
- 9二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:35:47
立て乙です!かっちゃんの数値秒で追いつきそうでさすが勘が良い
- 10二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:38:16
さすがかっちゃん
- 11二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 22:40:30
さすっちゃん
- 12二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 04:50:02
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 13:22:01
野生の勘が鋭すぎるっちゃん
- 14二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 19:58:17
前スレの不良債権イソギンチャクのかっちゃんのコメ笑ってしまった
有り余る才能を性格だけで帳消しにしていくの流石すぎる
丸くなってるから信頼に足る大人には素直になるだろうけど、NRC勢の前だと普通に下水煮込みが出るよな - 15二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 20:34:36
デクもイソギンチャクにしたところで絶対屈服しないので正論マジレスで口答えしてくるうるさいイソギンチャクになりそうだな
真面目なので仕事はちゃんとやるけど、残念ながらかっちゃんよりクオリティ低そう - 16二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 21:42:47
かっちゃんは筋通してキッチンに放り込んでおけばデクより戦力になるから…………
- 17二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 21:44:23
- 18二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 21:52:01
- 19124/11/18(月) 22:05:55
新しいスレに移ったばかりなのにアレですが、諸事情で木曜日まで更新できなさそうです
それまでの間ゆるっとヒロアカ×ツイステの話題を話してもらえるとスレを覗いたスレ主が喜びます - 20二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 22:10:20
そもそも始めて黒鞭発動したときに「痺れて痛い」ってデクは感じてたから、平気な顔で黒鞭使ってるときすら毎回激痛走ってた可能性ある
途中からは危機感知とかいう戦闘中は常時心臓が痛む状態になる個性もオート発動してるし…
- 21二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 22:16:49
他のA組生徒とツイステキャラの絡みとかも見てみたいなとか色々考えてたけど、無重力!とか炎!とかの個性がある中で尾白くんって向こうでも獣人にも探せばギリいそうな……まぁ確かにすごいけど爆発する奴とかと比べると普通だな……みたいな扱いになったりしてたらちょっとらしいなって思ってた
- 22二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 22:20:32
エペルは性格的には切島と気が合いそうだが憧れは障子か砂藤になりそう
- 23二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:00:54
トレイ先輩にお菓子作り教わってる砂糖くんの幻覚が見えた…!砂糖くんもお菓子作り上級者なんだろうけど、ケーキ屋の息子のガチっぷりは勉強になるだろうなあ。
逆に辛いもの好き同士でおでかけしてるかっちゃんとけーくんはいますか?かっちゃんの性格的に微妙か…? - 24二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:07:44
- 25二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:07:59
峰田「どう?何点?(ヴィル様のポーズを真似ている)」
ヴィル「100点満点中5点」
レオナ「留年」
瀬呂「停学」
エース「退学」
ルーク「ボーテ100点!」 - 26二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:53:46
5点くれてるだけでも優しいよヴィル様
- 27二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:59:28
常闇くんと黒影はオバブロってる?!って騒ぎになりそう
- 28二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 08:22:25
爆豪「ニラ切ったやつ誰だ!」
轟「俺だ!」
爆豪「姉ちゃん泣くぞ!!!」
爆豪「これ作ったの誰だ!」
リリア「わしじゃ♥」
爆豪「人類死ぬぞ!!!」
マスターシェフ~地獄のニラ~ - 29二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 14:17:27
ハッピービーンズデーで別々のチームとなり、ジャック説得時のケンカ以上に熾烈な闘いとなるデク&かっちゃん
プロポーズ第二陣として行くも、生来の性格を隠せず『野蛮!!』とビンタされるかっちゃん… - 30二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 19:41:22
- 31二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 19:53:42
先に幼馴染だけ行ってて後からA組のみんなが来た世界線見てみたいね
オンボロ寮で二人が共同生活してたと知ったら「あの二人が!!共同生活!!??」ってビックリされそう
デクと仲良さそうに話すエペル見つけて「緑谷がかわい子ちゃんと話してる〜!!??」って羨ましがる峰田上鳴となんかモヤモヤするお茶子とか
強面なジャックが見るからにデクに懐いてるので「轟のときみたくなんかあったのかなぁ」と深読みされたりとか(なお初対面で好印象カンストしただけ)
オバブロのときの話聞いて「相変わらず無茶苦茶しやがって…!!」って心配されたりとか
魔法使えないので悲惨なことになってるマジフト大会のエキシビションマッチの映像を皆で観て大爆笑からのかっちゃん吐血気絶で阿鼻叫喚になったりとか - 32二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:01:33
- 33二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:09:35
- 34二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:39:12
死柄木とイデア氏で仲良くLoLしてほしいね
- 35二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:44:52
- 36二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:48:17
- 37二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:31:25
普通思い出したが、トレイ先輩という“自称”普通の男と尾白くんという他人からの評価がどうしても普通になっちゃう男で「普通だな」「普通ですね」って二人笑い合って平和空間を作っててほしい。
- 38二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:50:45
フロイドはA組のみんなのことなんで呼ぶかな
梅雨ちゃんはそのまんまカエルちゃんって呼びそう
轟くんは……ニシキゴイちゃんとかかな(某お笑い芸人が頭をよぎるけど) - 39二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:52:57
まあ、やらかしたらNRCは総じて相澤先生の捕縛を受けそうだが
- 40二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 02:43:13
轟くん、見た目だけならまあまあ合格ラインなのに…
- 41二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 08:59:10
願い星回収を手伝うことになったオンボロ寮
元ヤンのデュースと現役ヤンキーのかっちゃんに詰め寄られるNRC生かわいそ…
ひとえにテメェが提出拒否するからだが… - 42二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 09:01:47
- 43二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 18:04:00
- 44二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 19:57:03
相澤先生の個性が魔法にも通用したら学園長を締め上げてほしくはある
自分が受け持つ生徒が二人も連れてかれてた挙げ句食費や情報収集を盾に雑用押し付けてたのって先生普通にキレるし
そんで『やっぱりこの人が先生でよかった』となる幼馴染
- 45二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 19:58:45
- 46二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 20:10:38
そういえば所属クラスはどっちもA組だなーと気付いた
1年A組(雄英高校/NRC)の爆豪勝己、緑谷出久
なんかここから認識が食い違ったままマブとA組の皆が会話しないかな
「ウチの問題児共ですからねHAHAHA」
「オレ達のマブだが…?」
ってならないかな
- 47二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 22:07:40
穏やか・真面目・高青年の三拍子揃った飯田と轟の登場で「うわ~~~ミドリヤの同類だ~~~!!」ってなってほしい
ミドリヤ属性の男はNRCでは絶滅危惧種なので
好感度高い勢は親友二人と話してるときの緩みきった感じのデクに「ぐぬぬ…」ってなってほしさある
NRCでは世話焼く側のデクだけど飯田・轟とはお互いに気にかけあう仲だからな
逆に他のA組みて「やっぱバクゴーって元の世界でも異常者だったんだな!」ってなる
バクゴー属性の男はNRCにもヒロアカ世界にも類を見ないので
A組のクラスメイトは苗字で呼ぶので「なんで俺らはずっとあだ名なんだよ!」ってマブに突っ込んでほしい
マブと切島・上鳴は相性よさそうなので秒で意気投合してほしいな - 48二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 22:28:18
- 49二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 22:30:17
緑谷・飯田・轟が揃うとRSAの空気感出るだろうからゾワムカしちゃうNRC生多そう
- 50二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 22:34:43
デク達雄英1-AとネームドNRC生が本気で戦ったらどっちが強いんだろう(どういう状況かは考えないものとする)
自分的には魔法や個性使用禁止のフィジカル勝負なら男子オンリーで高身長が多いNRC生が、魔法個性道具なんでもありなら戦闘経験豊富な雄英が有利なイメージ - 51二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 22:51:31
- 52二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 23:26:03
- 53二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 23:44:46
- 54二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 01:27:23
お茶子ちゃん、しまってるけど…隠しきれてないから、そこそこ鋭い奴なら気付くよな
緑谷は結構なクソボケだから、内心(はよ気付けや)って思われるんだよね(主にエース) - 55二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 08:05:14
無重力とかいうジェイドリーチ特攻の個性
7章の夢渡りでアレだったから無重力は特にダメそう - 56二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 11:02:36
夢渡りダメだった組全員に特攻かけれそう
- 57二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 19:03:46
B組のキノコの子に大喜びするジェイドリーチはいると思うし数時間後消滅していくキノコにこの世の終わりか?ってくらいの絶望顔するジェイドリーチもいるとおもう
- 58二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 21:23:05
- 59二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:00:55
丸太の中にジェイドもヴィル様もいるんですよ!?(夢渡りで体調崩した組)
- 60二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:07:04
- 61二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:30:18
同じ女子として思ったことを口に出しちゃう梅雨ちゃんが容赦なく姫のわがままでみんな迷惑してるの言いそう
葉隠ちゃんもはっきり言いそうだし
というか、姫が止まらなかったら人を殺した悪霊として追い詰められる恐れがあるくらい家臣はわかってたはずだと思うから誰かそこツッコミ入れそう - 62二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 01:33:13
- 63二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 08:06:33
お、頑張って阻止しろよ黒色くん
- 64二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 09:15:00
- 65二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 10:11:15
ヴィル様、峰田のことエペルに対する小ジャガみたいな感覚でブドウって呼びそう
多分デクはブロッコリーでかっちゃんはイガグリ - 66二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 11:30:42
まぁ、どっちにしろキラキラ(意味深)は飛ばしてもらう
- 67二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 11:36:08
- 68二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 19:10:33
でもネーミングセンスは小2だよ?
- 69二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 23:52:47
口田くんとシルバーが動物園開演してるほのぼの空間が見たい
- 70二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 00:01:27
- 71二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 09:03:08
ハーツのフラミンゴとハリネズミ?
- 72二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 09:07:37
馬術部の馬も忘れてはいけない
- 73二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 10:14:09
ルチウス…は使い魔か
- 74二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 19:09:11
スカラの絨毯も意志があるっぽいしワンチャン動物枠…
絨毯に話しかける口田くん面白すぎるな - 75二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 19:17:03
7章で夢見せられたら一番キレそうな雄英生は誰だと思う?
A組だとかっちゃん
B組は物間
その他だとミリオとかどうかな…と思っている
「ユーモアじゃないよね!」とパワー!してほしいだけなんだが、意外にキレそうだなと - 76二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 19:26:22
7章の夢、エペル枠は絶対峰田
8頭身で女子にモッテモテのイケメンってことになってるけど顔はイマジネーション不足で元のまんまだから
下手したらエペルより酷いクソコラ加減になりそう
ジェイドみたいに本人の信じ込む力強すぎてイマジネーション力関係なしに夢の自覚なさそうなの誰だろ - 77二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:00:39
出久は監督生枠だから望んだ夢は見えなさそうだから、イマジネーション能力高すぎて、綻びなさそうなヒーローになった夢見てそう
ただかっちゃんへの解像度があんまり高くなくて、自分に対して普段より塩対応しているかっちゃんになりそう…あとランキングは絶対に自分より上に設定している - 78124/11/23(土) 21:17:16
結構期間開いちゃいましたが、ゆるっと続き再開しようと思います
色んなネタみてるともっとヒロアカキャラ召喚してツイステキャラと絡ませてぇ~と思うのですが、スレ主のキャパ的に本編で2人以上動かせなさそうなので無念……
パラレル時空ってことで色んな妄想をSSにして出力していただいても良いんですヨ
イベントネタとかも書いていただいても良いんですヨ - 79二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:20:51
続き楽しみ
- 80124/11/23(土) 21:24:45
本編前にダイス
*二人の普段の起床時間
爆豪 dice1d3=2 (2)
1. 5:00
2. 5:30
3. 6:00
出久 dice1d3=2 (2)
↑の
1. 10分後
2. 20分後
3. 30分後
- 81124/11/23(土) 21:53:24
「ぅぅ…ん……、とりひき……」
隣の布団の出久の苦しそうな寝言で、勝己は目を覚ました。
(夢の中でも取引しとるんかコイツ)
一夜明けて思い返すと、いくらこちら側も条件をつけたとはいえ無茶苦茶な契約をしたものだと思う。
まさか無策のまま契約したということはないだろうが。
勝手を知らないレオナの部屋でいつものルーチンをこなすわけにもいかず、思考に耽っているうちに、騒がしい声が部屋に入ってきた。
「ウィーッス!はよッス!レオナさーん、起きてください」
時刻は朝の6時。ラギーがレオナの布団をひっぺがすと、獅子の尻尾が不愉快そうにベッドの上でぺそ、と跳ねた。
「ミドリヤくんとバクゴーくんとグリムくんも、さっさと起きて顔洗うッス」
「むがっ、もう朝?」
先に起きたのはグリムだった。出久は少し魘されたような寝顔を浮かべたままだ。
「起きろや!!契約の履行期限、あと三日切ってンだ!!時間ねぇんだぞクソボケ!!」
「あ”ぁ”ーー……朝から耳元で怒鳴らないで……」
「テメェが寝汚ぇのが悪ィ」
「ミドリヤくんなんて可愛いもんッスよ。レオナさんなんてここまでやっても起きないんだから」
「ラギー君、おはよう」と眠そうな声で朝の挨拶をする出久の後ろで、ラギーが二度寝しようとするレオナの足を掴んでベッドから雑に引きずり降ろしている。
「まだ登校するには早い時間なんじゃない?」
「この前のマジフト大会以降、サバナクロー寮はマジフトの朝練始めたんスよ。君たちもこの寮に来たからには参加してもらうッス」
「丁度いい、朝のトレーニング代わりに体動かしてやんよ!!」
*朝練の満足度
出久 dice1d100=38 (38)
爆豪 dice1d100=39 (39)
- 82二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:54:25
満足度まで似通ってるのさすが幼馴染
- 83124/11/23(土) 22:09:26
マジフトは魔法を使うことを前提としているスポーツなので、あまり有意義な鍛錬にはならず、朝からやや不完全燃焼感が残った。
「サバナクロー寮はもう来年の寮対抗マジフト大会に向けて特訓を始めてるんだね!さすが“不屈”の精神の寮だ」
「むむむ、強力なライバルになりそうなんだゾ」
「言っとくが、来年にはもう俺らはこの学校にいねぇからな」
「ふなっ!?ヤダヤダ!オマエらも一緒に大会出るんだゾ!」
勝己のマジレスにグリムが短い手足をジタバタとさせる。
「ああ、そっか。アンタらはまだ知らないんスね。寮対抗マジフト大会よりも、もっと大規模なヤツが例年5月にあるんスよ」
ラギーの話では、5月には別の魔法士養成学校と対戦する「学校対抗マジフト大会」があるらしい。
寮対抗マジフト大会よりも視聴率や注目度が高い、相当大規模な大会のようだが、その頃には流石に雄英に戻れていないと困る。
自分には関係のない話だとして、勝己は話を聞き流した。 - 84124/11/23(土) 23:15:06
朝練後、サバナクロー寮生が集団で食堂に行く流れにのって、勝己たちも食堂を訪れた。
流石にサバナクロー寮のキッチンで勝手に料理を作る気にはなれない。
「そういえばお前ら……なんであのタコ野郎と取引なんて馬鹿な真似しようと思ったんだ。おかげで俺の部屋が狭くなっただろうが」
料理を取り終えたレオナが勝己たちの席に座る。肉しかのっていないプレートから美しい仕草で料理を取るレオナの表情は非常に不機嫌そうだった。
「それは……かくかくしかじかで……」
「ッハ!期末テストでアイツと契約したバカ共を自由にするために取引しただと!?ハハハ!コイツはいいな、背筋が寒くなるぜ」
出久から事情を聞いたレオナは、心底愉快だとでもいうように大口を開けて笑った。
「そういえば、2人とも今回の試験でアズールとは取引しなかったんスね。レオナ先輩とか、一番楽したがりそうなのに……」
「ばーか。誰が好き好んであんなインチキ野郎と何度も取引するか。背に腹は変えられなくて取引したことはあるが……毎度ロクな条件じゃなかった。」
「確かに、進んで力を借りたい相手じゃないッスよねぇ」
アズールの実力は確かだが、を前置きをした上で、レオナもラギーもウンザリしたような様子で語った。
「そもそも取引ってのは、欲しいものがあるほうが不利に決まってる。バカが手を出すモンじゃねぇ」
「ほお、よく分かってるじゃねぇかバカ犬。……それが分かってて、そこの兎がタコ野郎と契約するのを止めなかったのか?」
「止めてもコイツが止まらないのが分かりきっとるからだわクソが」
「本当にごめんかっちゃん……。でも、ちゃんと条件は達成するつもりだから……」
出久が肩身を竦めて謝罪するが、今更小心者ぶった仕草をされてもムカつくだけなので、もういちどそばかすをちぎる勢いで頬をつねっておいた。
「……話のタネに聞いてやるが、どんな条件で契約したんだ?」
「テメェ……他人事だと思ってニヤけた面しやがって」
「まあ他人事だからな。で、条件は」
出久がアズールとの契約条件を打ち明けると、ニヤニヤしていたラギーとレオナの眉間に皺が寄っていく。
二人は少しの間目を見合わせ、無言になった。
「…………なんか……ご愁傷さまッス」
「縁起でもねぇこと言うなや!!」 - 85二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 03:41:20
ド深夜の保守ついでにSS投げますね…
>>37で言われていた平和空間が見たかったのでパラレル時空でほのぼのしてもらいました
キャラの解像度を、上げたい(切実)
なんてことない普通の日 | WriteningパソストではなくSSです、ご注意を。 登場人物 トレイ・クローバー 尾白猿夫 砂藤力道(名前のみ) 個人的に尾白くんとトレイ先輩は仲良しであってほしいなぁと思う今日この頃。 アリアーブ・ナーリヤとかいっ…writening.netやりたいですね…といってもイベントほぼ未履修だからな…ハロウィンイベントで各寮の衣装着させてもらってキャッキャッするA組とか、フェアリーガラでブレイキンするアシミナと尾白くんくらいしか思いつかねぇや
- 86二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 12:00:18
>>85の人です
ちょっと早いけどほしゅです
- 87二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 14:05:51
やっと現行追いついた!
全部楽しく読ませてもらってます、大好きです!
ありがとうございます - 88124/11/24(日) 21:22:45
- 89124/11/24(日) 21:42:33
「とりあえず、今日早速アトランティカ記念博物館に行ってみようと思うんだ。期限は三日しかないんだし」
「そもそもアトランティカ記念博物館って海の中じゃないスか。どうやって行くつもりなんスか?」
「アズール君が『水中呼吸薬』って魔法薬を渡してくれた。効き目がどんな感じかは正直分からないけど……」
出久が巻貝の形の小瓶を取り出してラギーに見せる。中の毒々しい液体の色にラギーはオェ、と舌を出した。
「アズールくんがくれたなら、効き目は間違いないと思うッスけどね。あの人のプライド的に、せこい魔法薬を掴ませてくるとは思えないし」
「そうじゃなかったら、どっかでスマホ調達して詐欺眼鏡の店を炎上させて潰したるわ」
「うわ~…、バクゴーくんみみっちいッスね。そこは派手に爆破するとこじゃないんスか?」
「そんなことしたらこっちが訴えられンだろうが!」
会話をしているうちに皿の上が空になった。
時は金なり。行動は手早く起こすべきだ。
「モタモタしてる暇は無ェ。速攻で下見終わらすぞ!」
「うん!!」
「エースとデュースも道連れだ。いざ出発!」
勝己と出久とグリムは鏡舎に向けて歩き出した。
授業は知らん。これが公欠にならなかったらクソ烏のとんが○コーンみたいな指先を爆破しコロしてやる、と勝己はひとり殺意を胸に秘めた。 - 90124/11/24(日) 21:54:55
鏡舎にて、勝己と出久とグリム、それからジャックとエースとデュースが『水中呼吸薬』の小瓶を手に大鏡の前に並ぶ。
見るからに飲める色をしていない魔法薬を本能が飲みたくないと訴えるので、誰もまだ口をつけていない。
「ことの発端はテメェらだイソギンチャクども。テメェらが先に飲め」
「無理無理!得体が知れなさ過ぎて絶対ヤダ!魔法薬もらってきたのはミドリヤなんだし、ミドリヤから飲むべきじゃねぇ?」
「えっ、僕!?」
「おいエース!ミドリヤはテメェらのためにあのアズールと契約してきたんだぞ。それなのに魔法薬の一口も飲めないなんて、漢らしくねぇぞ!」
「じゃあジャックから飲めよ!」
「うっ、それは……」
醜い争いは一分ほど続いたが、その間に魔法薬への忌避感よりも勝己のイライラ度が上回った。
「クソ時間の無駄だわ。同時に飲むぞ」
「分かった。じゃあいくよ、せーのっ!」
そのままでは埒が明かないので、出久が取った音頭に合わせて面々は一斉に魔法薬を一口飲んだ。
*魔法薬の味 (1で嫌いな味の飲み物を口にしたような感覚、100でドブ水飲んでるような忌避感)
出久 dice1d100=30 (30)
爆豪 dice1d100=88 (88)
グリム dice1d100=3 (3)
ジャック dice1d100=57 (57)
エース dice1d100=7 (7)
デュース dice1d100=90 (90)
- 91二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:58:34
大丈夫?かっちゃんの心臓ビックリしない?
- 92124/11/24(日) 22:10:28
ごくごく。
「ウッ……こ、これはっ……」
「ウッ、ぐっ!?ゴキュッ。クッッッッッッッッソ不味いな畜生!!!!!」
勝己とデュースはおもわず逆流しそうになった胃液ごと無理矢理魔法薬を飲み下した。
「うげぇぇ~~干しガエルと腐ったキノコを混ぜたみたいな味がするんだゾ」
「どんな例えだ。食ったことあんのか、それ。ゲホツ……確かにすごい味だが……」
「魔法薬のマズさってわりと深刻な問題だと思うんだけど、なんで大人はみんな放っとくんだろうね……うっぷ」
あまりの不味さに全員えづきかけている。エースの言う課題を解決できる者がいたら、おそらくノーベル賞的なものが受賞できるだろう。
「ゲホっ、ゴホっ……。味より効き目の方が大切なんだろうけど……。ん……なんだか、息苦しくなってきたかも」
「肺が水中呼吸に対応してきたってことか?」
出久が眉をひそめる。エースとデュースは酸欠による苦悶の表情を浮かべた。
「はぁ、はぁ……やべ、ホントに苦しくなってきた。早く海ん中行こーよ!」
「大丈夫、エース君!?……闇の鏡よ、僕たちを珊瑚の海へ導きたまえ!」
魔法の鏡を使っての移動も慣れたものだ。
出久が闇の鏡に行き先を告げると、鏡面が水のように波打つ。勝己たちは水を求めて大急ぎで鏡に飛び込んだ。 - 93124/11/24(日) 22:46:31
鏡を抜けた先は、色とりどりの珊瑚礁が美しい、透き通った海の中だった。
思わず目を奪われそうになるが、勝己たちは観光に来たわけではない。今はとにかく博物館だ。
抵抗が強く移動しにくい水の中をかき分けながら、勝己たちはアトランティカ記念博物館を目指した。
「……あれがアトランティカ記念博物館かな?」
事前に調べたとおりに進むと、やがてホネガイのような螺旋の装飾が美しい建造物に辿り着いた。
「ふなっ!足が魚みてぇになってるヤツらがいっぱいいるんだゾ」
「人魚……か?マジで水の中で生活してる奴らがいるなんて」
ジャックの口ぶりからして、珊瑚の海自体が陸に住む人間からすると秘境のような場所であり、人魚は実在するか確認するのも難しい秘境の民であるようだ。
「……詐欺眼鏡はなんでこんな場所の、美術品でも無ェ写真のことなんか知っとんだ……?」
勝己の脳裏に浮かんだ疑問は、すぐに解消されることになった。
「あ~~~♡きたきた、モズクちゃんたち」
「ごきげんよう、みなさん。いかがです?海底の世界は」
水中独特の響きで、毒めいた甘ったるい声と、凛と通る慇懃な声が勝己たちの耳に届いた。
「この声は……クソピアス共!」
「正解で~す」
4mはあろうかという長大な影が二つ分、勝己たちの上でくるくると旋回した。
現れたジェイドとフロイドは海に溶け込むような緑青色の肌をしており、耳が鰭のような形に変化していた。二人がクスクス笑うと、肋骨に沿うような切れ込み状の鰓がパクパクと開いて水を吐き出す。
その下半身は周囲の人魚たちと比較しても異様に長い。
*アイデアロール (1で成功、2で失敗)
出久 dice1d2=1 (1)
爆豪 dice1d2=1 (1)
- 94二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 22:56:00
どっちも気付いてる!流石!
- 95124/11/24(日) 23:03:21
「あ、あんたらなんだその姿は!?」
「なにって、“いつもの姿”だけど?だってオレたち、人魚だもん」
毛を逆立てて威嚇するジャックに、フロイドがニコニコと話しかける。
「人魚……!?」
「地上にいる時は魔法薬で姿を変えているんです。この尾ビレでは陸を歩けませんからね」
「ってか、めちゃくちゃ長っ!身長……いや、全長何メートル!?」
「ウミヘビかなにかか!?」
とぐろを巻くような不気味な姿にエースとデュースが後ずさる。
「ありゃウツボだろ。節穴かよ」
「尾びれに鱗がないからウツボだと思うよ」
「モズクちゃんとシャチちゃん、大正解!ウツボでぇす」
「そんなことより、テメェら何しに来やがった!」
叫ぶ勝己を見下ろして、ジェイドとフロイドがにんまりと口の端を吊り上げた。
「あはは、そんなの、オマエらの邪魔しにきたに決まってんじゃん」
「そう簡単に条件をクリアされては困りますから」
二人の口から鋭い歯がぞろりと覗く。
重たい水の抵抗などものともせず、二人は勝己たちめがけて襲い掛かってきた。
*対抗ロール (水中なので大幅デバフ)
出久 dice1d50=21 (21) (ダメージ dice1d20=)
爆豪 dice1d50=6 (6) (ダメージ dice1d20=)
グリム dice1d50=1 (1) (ダメージ dice1d20=)
ジャック dice1d100=39 (39) (ダメージ dice1d20=)
エース dice1d100=77 (77) (ダメージ dice1d20=)
デュース dice1d100=7 (7) (ダメージ dice1d20=)
フロイド dice1d500=103 (103)
ジェイド dice1d500=363 (363)
- 96124/11/24(日) 23:06:46
ダメージロール失敗したので振り直します
かっちゃんは水中で爆破使えない+片手しか使えないので水中で動きにくいの二重苦、グリムは手が小さくて水をかき分けられなくて身動きとれなさそうなので打倒な数値ですね
デュースはもっと頑張れ
*ダメージ
出久 dice1d20=20 (20)
爆豪 dice1d20=8 (8)
グリム dice1d20=3 (3)
ジャック dice1d20=2 (2)
エース dice1d20=8 (8)
デュース dice1d20=2 (2)
- 97二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:08:52
デクくん最大値!
- 98二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:09:28
出久だけ2桁…しかも最大値…
- 99二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:10:04
デクを集中で狙ったかデクが皆を庇ったか
- 100124/11/24(日) 23:33:41
「モズクちゃん、あ~そぼ♡」
「フロイド君、……ぐっ!」
深海の水の抵抗はとてつもなく重く、出久の蹴りもパンチも普段の威力の半分も出せない。
フロイドが長い尾びれをヒラヒラさせて出久に近づいて巻き付いたが、振りほどけない。じゃれるような仕草とは裏腹に、重い筋肉の塊である鰭は出久の内臓を押しつぶすような力で締め付けた。
「あはっ。小せぇと思ってたけど、結構力あるじゃん」
「クソッ……抜けない……!離せよ!!」
「ヤダ。モズクちゃん、がんばれ~」
「出久っ!畜生……動けねェ、クソッタレ!!」
水中では勝己のニトロの汗は希釈され、爆破する性質を失ってしまう。動かない右腕は水中の抵抗を増すだけの荷物となり、思うように動くことすらままならない。
「ミドリヤ!――いでよ、氷よ!せやっ!」
「そんな魔法じゃ、全然当たんないよ~」
「このノーコン!1発くらい当てろっての!せやっ!」
「ふふふ。どこを狙っているんです?」
デュースとエースが出久を助けようと魔法を放つが、どれも当たらない。
「嘘っ。オレがあんなハズしかたするなんて……」
「チッ、どいてろ。俺がやる!オラァ!!」
ジャックが攻撃魔法を放つが、その軌道は途中で変曲点を通ったかのように逸れてしまった。
「なにッ!?アイツらに魔法が当たる直前で、勝手に軌道が変わってる!?これは……」
「右ピアス野郎!テメェ今なにか妙な魔法使いやがったな!?」
「へぇ、ウニちゃんとシャチちゃんは良くみてんじゃん」
「やはり、陸の獣は目がいいんですねぇ」
興味深そうに双子が話を交わす間も、出久がフロイドの尾びれから逃れようと藻掻いている。
勝己は左腕だけでなんとかバランスを取り、全力でバタ脚を蹴って飛び出した。 - 101二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:36:04
OFA無しで良かったな双子
- 102二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:36:48
このレスは削除されています
- 103124/11/25(月) 00:12:17
「なんでオレらに魔法が当たらないか教えてあげる」
余裕綽々といった様子で、フロイドが自身のユニーク魔法について解説した。フロイドのユニーク魔法『巻きつく尾(バインド・ザ・ハート)』は、他人の魔法が失敗するように横から干渉して邪魔できる魔法であるらしい。
「はぁ……フロイド。ユニーク魔法をペラペラと他人に教えてしまうのはあまり関心しませんよ」
「いいじゃん。分かってたってコイツらには止められねーし」
「はいはい。今日は魔法の調子が良いみたいでなによりです。いつもこうだと、僕も嬉しいんですがね」
「テメェら、戦いの最中におしゃべりたァ余裕だな!!」
「なぁに、シャチちゃん。お前も絞められたいの?いいよぉ、モズクちゃんと一緒にギューってしてあげる」
敵が油断しきっているときは絶好のチャンスだ。
魔法が使えず右手も不自由な勝己のことをフロイドは見くびっている。
(今コイツらにダメージ通すには、ゼロ距離爆破しかねェ……!)
ニトロのような汗は水に溶けにくい。勝己は左手を握った状態で、手の平の中に僅かな量のニトロを溜めてフロイドに近づいた。勝己がパンチを繰り出そうとして思っているのだろうフロイドは、スピードのない勝己の拳を受け止めようと手を伸ばした。
「油断したな!!食らいやがれ、“水中爆雷(トルピード)”!!」
BOOOOOOM!!
ひとたび爆発すれば、空気中より衝撃波の圧縮率の低い水中では地上よりも大きな威力を発揮する。
鼓膜が破れるような衝撃に、フロイドの尾びれの力が緩む。水の浮力の中でプカリと浮かんだ出久の腕を掴み、勝己は再び死ぬ気でバタ脚を蹴った。
「テメェら、一時退却だ!!」
「ゴホッ……!ごめんかっちゃん、……油断した」
「反省は後にしろ!今は死ぬ気でバタ脚しコロせや!!」
動けるようになった出久は、腕を繋いだまま身動きが取りにくい勝己の分までバランスを取って水を蹴った。
「チッ……、なんだよ今の爆発……。ま、何度来たって、そんな貧相な尾ビレで、海の中のオレらに勝てるわけないじゃん」
「またのお越しをお待ちしております」
*爆豪 反動ダメージ dice1d10=1 (1)
- 104二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 00:12:52
OFAあったらスマッシュで海の中に竜巻?渦潮?起こせたりするんだろうか
- 105二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 00:28:08
某名探偵で言ってたけど、水中の衝撃って空中より減衰しづらい(らしい)ので、たぶん陸よりダメージもダメージ範囲も広くなるから威力調整難しなりそう
反動最低値も納得 - 106二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 00:29:53
- 107二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 00:42:38
ダークシャドウって呼吸必要なのかな?
ないなら水中でもある程度戦えるかも - 108二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 01:10:24
USJの水害訓練とかで梅雨ちゃん頼りになっちゃう展開をどう避けるかな会議はやってそうだけどね
水中向き個性がいないからこそどう切り抜けるかの課題を相澤先生が出さないわけないし
出久の個性考察が光るとは思うけど
- 109二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 08:49:10
やっぱヤオモモの万能性すげぇ
落ち着いてさえいればどんな環境でもいつものパフォーマンスできるのは強い
オバブロ戦でもジャミルにはサングラス、ヴィル様にはマスタード戦でも活躍したガスマスクとかメタも張れる
- 110二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 16:43:35
青山君は光の速度は水中だと遅くはなるけど対人戦なら誤差の範囲かなって気がする
葉隠ちゃんは水中だとどうなるんだろう…?屈折率の関係で微妙に見えたりとかしない?
原作でその辺触れてたっけ?それ以前に息が続かないかもだけど - 111二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 16:59:01
- 112二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 18:19:01
- 113二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:08:36
OFAあったらボコボコにできるのに…
- 114二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:18:38
- 115二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 22:18:17
出久が最大ダメージ出しちゃったからフロイドが原作よりもドSになってる……(原作だと絞められる前に監督生たちは撤退してる)
野生の本能で小エビよりも絞め甲斐のある相手って分かっちゃったんだろうか - 116二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 23:19:35
海坊主と気づかれたか………
- 117二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 07:47:10
このレスは削除されています
- 118二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 15:45:46
⭐︎
- 119124/11/26(火) 21:45:21
来た道を急いで戻り、勝己たちは闇の鏡を潜った。
全力で泳いできたから、その場のいる者全員が肩で息をしている。
「まさかフロイド君たちが人魚だったなんて……」
「まるでサメに追いかけられてるみてーだったんだゾ!あんなに泳ぐの速いなんて卑怯なんだゾ~!」
「海の中で人魚相手じゃ分が悪すぎる。正攻法だけじゃ無理だろうな」
「悔しいけど、そうだろうね」
動きを大幅に制限される水中という場において、ただでさえ勝己の個性は水と相性が良くないというのに、相手が水に適した体をもつ人魚となれば勝ち目は薄い。
「でも、早く写真を取ってこないと、オンボロ寮が取り上げられちまう……オレ様たちが折角がんばって掃除したのに、アイツらに取られちまうなんて嫌なんだゾ!」
「とにかく、作戦を練り直さないと
「そーね。自称情報通のケイト先輩とかにも話聞いてみよーぜ」
「俺もサバナクロー寮に戻ってラギー先輩たちに相談してみる」
共通の敵がいると人は団結するとはよくいったもので、いつも喧嘩ばかりしている三馬鹿とジャックがこのときばかりは迷いなく協力し合っていた。
「お前たちはどうするんだ、ミドリヤ、バクゴー」
「えっと、僕たちは……」
*行動ロール dice1d2=2 (2)
1.「そういえばオンボロ寮の二階を掃除しないと……」
2.「調べものしに図書館に行こうかな」
- 120124/11/26(火) 21:56:13
「少し調べたいことがあるから、図書館に行こうと思ってる」
計画的な行動を起こすためには情報が肝要だ。
出久の行動計画に、勝己も異論はない。
「……って、お前たち今夜の宿はどうすんの?今から図書館行くなら、オンボロ寮の二階の掃除できなくね?」
「そういえば、今夜の寝床のこと忘れてた……」
闇の鏡からアトランティカ記念博物へ往復するだけでもかなり時間を取られてしまったため、すでに放課後になる時間だ。
契約の期限を考えると時間は無駄にできないが、かといって掃除をしないことにはオンボロ寮の二階はいつまで経ってもカビまみれのままだ。
「……それなら、契約までウチの寮に泊ればいい。レオナさんの部屋、なんだかんだ余裕がありそうだったしな」
困った顔の出久を見て、ジャックが宿無しになりかけているオンボロ寮組に助け舟を出した。
*二人の反応 (1.肯定的、2.遠慮気味)
出久 dice1d2=2 (2)
爆豪 dice1d2=2 (2)
- 121124/11/26(火) 22:27:20
「二日連続だなんて、レオナ先輩に申し訳ないよ」
「俺ァ他人がいるところだとよく寝れねぇンだよ」
二人はジャックの提案に遠慮したが、かといってすぐに寝床ができる場所は他には無く。
「数日くらい寝不足になっちまうだろうが野宿よりはマジだろうし、体調崩して条件達成できなくてミドリヤがイソギンチャクになるよりは良いだろ。それに、レオナ先輩にはそこまで気を使わなくても大丈夫だと思う。あの人のことだから、部屋に誰がいても気にせず寝てそうだし」
「確かに、レオナ先輩は3秒で入眠してたけど……」
ジャックの提案は善意かつ合理的なので、勝己たちは断りきれるだけの理由をもたず、結局あと二日間サバナクロー寮で世話になることにした。
「それじゃあ、また夜にお世話になるね。よろしくジャック君」
「ああ」
一旦その場で解散し、勝己と出久は図書室を訪れた。一応グリムも連れてきているが、調べものの戦力としては期待できない。
「情報がダブると時間が無駄になる。テーブルでこまめに情報共有しながら進めンぞ」
「分かった」
*図書館ロール
出久 dice1d5=1 (1)
爆豪 dice1d5=3 (3)
グリム dice1d7=7 (7) (6と7が出たらスカ)
1.『アトランティカ記念博物館のパンフレット』
2.『珊瑚の海の文化』
3.『写真から読み解く“海の魔女”の伝説』
4.『魔法基礎概論』
5.『大魔法士ユニーク魔法大全』
(↑の本の内容はここだけの捏造設定です)
- 122二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:38:22
グリムがスカで二人がちゃんと情報手に入れられているの解釈一致だな
- 123二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:52:56
相変わらずダイス神が絶妙なスレ
- 124二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:55:02
アトランティカ記念博物館引けてるのなかなか
- 125二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:17:25
このスレのヒロアカ世界だとディズニーは存在しないらしいから海の魔女の伝説を見つけてるのも良いね
- 126二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 07:00:25
グリムは珊瑚の海の美味しいもの図鑑とか見つけちゃったんだろうな
- 127二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:35:01
ほ
- 128二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 19:08:01
G7の伝説調べたらデジャヴに出くわす気がするな
というかかっちゃんは夢見なくても違和感覚えそう - 129124/11/27(水) 21:40:07
異世界の図書館には二人が慣れ親しんだ十進分類法の図書コードがなかったことから、参考図書1冊を探し出すのに想定よりも時間がかかってしまった。
「旅行雑誌の特設コーナーに博物館のパンフレットがあったよ!」
出久が見つけてきたのは、やや年季が入った小冊子だった。頁にはアトランティカ記念博物館の収蔵品の写真や間取りが収められている。
“銀の髪すき”や“人魚姫のコルクオープナー”とやらの写真が写されているが、勝己にはただのフォークと栓抜きにしか見えなかった。
「流石に来館記念写真の情報は無ェな」
「本当にただの写真みたいだね。あっ、電話番号が載ってる」
「海ン中で電話なんか使えんのかよ」
「そこは魔法の力でなんとかしてるのかなぁ。海底でもケーブルなら引けるだろうし」
*アトランティカ記念博物館の電話番号を入手しました - 130124/11/27(水) 22:32:50
「かっちゃんはどんな本見つけたの?」
「これだ。この本もアトランティカ記念博物館の収蔵品を中心に扱っとる」
勝己が見つけてきた本は、“海の魔女”の伝説について実際に遺されている文化財から考察する、歴史学や考古学に属する書籍だった。
海の魔女が使ったとされる大釜や巻貝のペンダントなど、取り上げられている文化財の多くはアトランティカ記念博物館に収蔵されているもので、博物館の内装の写真もあるが、流石に件の写真の情報は無かった。
序文には“海の魔女”の伝説が掲載されており、“海の魔女”の肖像画が挿絵として入っている。
*アイデアロール①(1.成功、2.失敗)
出久 dice1d2=2 (2)
爆豪 dice1d2=2 (2)
*アイデアロール②
出久 dice1d100=56 (56) (51以下で成功)
- 131124/11/27(水) 22:57:29
その書籍によれば、“海の魔女”はかつて不幸せな人々に慈悲の手を差し伸べて、悩める魂を救ったのだという。
タダではなく対価を払う必要があったようだが、対価さえ払えればどんな悩みでも分け隔てなく解決へ導いたという彼女は、不幸せな人々にとっては救いの手そのものだったという。
「”慈悲”に”対価”……。ハッ、あの詐欺眼鏡、海の魔女気取りだったってことかよ」
「アズール君もそうだけど、この学園の人はみんなグレート・セブンをすごくリスペクトしてるよね」
挿絵の肖像画を見た時、出久は銅像ではないどこかでこの顔を見たことが見たことがある気がしたが、頭に靄がかかったように思い出すことができなかった。
「チッ。こっちにゃめぼしい情報は無ェか……」
「……そろそろ図書館閉まっちゃうね。グリムはどうしたかな」
「お~い、見ろ!スッゲー本見つけたんだゾ!」
二人が二冊の本に目を通し終えたとき、グリムが一冊の本を持ってきた。
表紙には『おいしい おさかな ずかん』と書かれている。
「返してこい」
「グリム、この本は今度にしようか」
「えー!なんでだよ、絶対面白いんだゾ!」
「面白い本じゃなくて、契約条件を達成する情報探しに来てンだよこっちは!」
「条件達成していつものオンボロ寮が戻ってきたら、一緒にゆっくり読もうね」
「ふな~……」
今は一分一秒が惜しいので、グリムの読書に付き合っている時間はない。二人に言いくるめられて、グリムはトボトボと本を返しにいった。
図書カウンターの司書が迷惑そうな咳払いをした。掛け時計を見れば、丁度閉館時間だった。
「とりあえずサバナクロー寮に戻って、作戦を練り直そう」
「チッ。……クソピアス共の妨害が入るとなると、想定より状況が悪ィな」
嫌な状況に頭を悩ませながら、2人と1匹はサバナクロー寮行きの鏡を潜った。 - 132二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 01:12:00
うーんアイデア失敗しちゃったか……
- 133二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:38:40
アイデア成功した場合どうだったのか気になる
- 134二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 18:12:40
ほ
- 135124/11/28(木) 21:47:10
アイデアロール①に成功した場合、海の魔女の伝承の不明確さや大事なところがぼかされているような部分に違和感を感じることができました
アイデアロール②に成功した場合、デクが既視感を感じて「夢への違和感」ロールが発生し、それに伴ってかっちゃんの「出久への違和感」ロールが発生してました
海中での戦闘後なので、流石の二人も疲れて頭回ってないみたいですね
- 136124/11/28(木) 22:17:30
「ジャックくんから聞いたッスよ。君ら何の対策もしないでノコノコと珊瑚の海に行ったんですって?」
「バカすぎんだろ」
「誰がバカだ、ぐうたらのクソライオン!!!」
サバナクロー寮に戻ると談話室にいたラギーとレオナに開口一番に罵倒され、一秒で機嫌が悪くなった勝己にジャックが呆れたような目を向けた。
「水中で人魚と真っ向勝負するなんざ、どう足掻いても勝ち目がねぇ、わざわざ食われにいくようなもんだ」
「あのクソピアス共が人魚だとか俺たちが知るワケ無ェだろうが!!先に教えとけやクソボケ!!」
「――レオナ先輩はあの二人が人魚だって知ってたんですか?」
「ふん。事前の情報収集なしに勝手に飛び込んでいったのはお前らだろ?聞かれりゃ、懇切丁寧に教えてやってたさ」
「そうそう。行動を起こす前はもっと用心深くならなきゃ、シシシッ!向こう見ずなヤツは、サバンナじゃすぐ飢えちゃうッスよ」
意地悪く笑うラギーとレオナには心底腹が立つが、言っていることには一理あるのが更に腹が立つ。隣の出久は「ぐぬぬ」と顔に描いてある。
「アズールのヤツ、最初から邪魔するつもりで契約をもちかけたってことか?」
ジャックが前のめりになって問いかける。
「当たり前だろーが」
「リーチ兄弟はアズールくんの手下で、契約者から担保と代償をきっちり取り立てることで有名ッス。契約の達成条件をクリア出来ないよう、邪魔をしてくるって噂もね」
「ううっ……。イズクが負けたら、オレ様ずっとアズールにこき使われちまうのか?」
「そんなことにはさせないよ。大丈夫、今夜しっかり作戦を練ろう」
「言っとくが、あの詐欺眼鏡の契約にいっちゃん先に『乗った』っつったのはテメェだからなクソ狸」
「ふな”~……」 - 137124/11/28(木) 22:30:54
「…………」
「レオナさん?」
レオナがめそめそするグリムを宥める出久をじっと観察したかと思うと、おもむろに口を開いた。
「アズールのユニーク魔法は『黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)』。特別な契約書にサインを取り付ければ、その対象から能力を1つ取り上げられる。しかも、契約違反が生じた場合、違反者はアズールに絶対服従状態にされちまうって話だ」
「発動条件が難しい魔法ほど、効果は大きいって言うけど……タチ悪いッスよね~」
「取り上げた能力は契約書に封印されていて、アズール本人はいつでも使えるらしい」
レオナが前触れなくアズールの情報を二人に語って聞かせた。どれも有用な情報ばかりだ。
「!!じゃあ、アズールが難易度の高い魔法を何種類も使いこなしてたのは、まさか……」
「十中八九、契約書から担保として奪った能力でしょーね」
「なんて奴だ!なにからなにまでインチキってことじゃねぇか!」
話を聞いたジャックが尻尾の毛を逆立てて怒りを露わにした。
*出久の長考 dice1d100=91 (91)
*爆豪の勘 dice1d100=28 (28)
- 138二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 01:53:22
結構極端な出目だ
- 139二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 08:29:28
デクには与一の記憶とナガンのこともあるからな・・・
- 140二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 11:21:07
二人とも魔王を思い出してるんじゃない
このタイミング - 141二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 20:13:28
このレスは削除されています
- 142二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 00:53:28
ダイス神、章ごとに極端な数値だしてくるのおもろいわ
- 143二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 00:55:00
連想するかしないかで言えばするだろうな…
- 144124/11/30(土) 09:42:42
「――……契約書がアズール君の魔法の一部だとして……、―――……でもどうしてわざわざ――……ブツブツブツブツブツブツブツ」
レオナの説明を聞いた出久から絶え間ないブツブツ音が発せられる。完全に思考の海に沈んでいて、黒々とした目の焦点がどこにもあっていない。
勝己は出久のブツブツ癖が本当にマジで気持ち悪くて嫌なのだが、放っておくと有益な考察を出すことも多いので鳥肌が立つのを我慢して見守った。
「……本当にアズール君のユニーク魔法は『契約書にサインした相手の能力を奪う魔法』なのかな」
出久の中である程度疑問がまとまってきたのか、ブツブツ音が止まって明確な言葉に切り変わった。
「僕、この世界のユニーク魔法って、『個性』とすごく近いものだと思ってるんだ。魔法と身体能力って違いはあるけど――」
「お前は話が長ェ。前置きはいいから結論から離せ。まずお前が一番疑問に思っとることが何なのか、言ってみろ」
「僕が一番疑問に思うのは――」
*出久の疑問 dice1d2=2 (2)
1.『黄金の契約書』の発動条件について
2.『黄金の契約書』の万能性について
- 145二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 11:31:00
AFOが奪えるのは個性だけだけどアズールはもっといろんなもの担保にできるもんね
そう考えるとやばいな - 146二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 17:48:52
和解後もかっちゃんがデクのブツブツ嫌いなのじわじわくるw
- 147124/11/30(土) 22:26:21
「さっきラギー君が『発動条件が難しい魔法ほど効果は大きい』って言ってたけど、いくらなんでも万能過ぎると思うんだ」
「……ほぉ?」
出久の考察に聞くレオナが興味深そうに目を細め、片眉を持ち上げた。
「だって、契約書にサインさえさせたら、アズール君は相手の能力を奪って、さらに契約違反を起こした相手を絶対服従状態にできるなんて効果ができすぎてる。しかもその契約書は一度サインしたら絶対に破れないだなんて都合が良すぎる。何か裏がある気がするんだ」
「……俺たちは魔法に関しちゃ門外漢だ。テメェらはコイツの考えをどう思う」
勝己は話の進行権を握り、レオナに振った。
「まあ、そうだな……。俺も能力を担保に取引したことがないから、あのタコ野郎の魔法がどういう理屈かはよく知らねぇが……どんな魔法にだって弱点はある。魔法を封じる赤い坊ちゃんのユニーク魔法だって、一見無敵だが、穴はあっただろ」
「やっぱりそうなんだ!その弱点を突き止められたら、今の不利な状況を打開できそうだけど……アズール君の魔法の弱点を突いて契約を反故にするなんて真似はできないよねぇ」
「そうだな。下手打って契約違反扱いされて、お前にイソギンチャクが生えるなんて事態になりゃ最悪だ」
結局正攻法で写真を手に入れるのが一番リスクが低い、と判断した二人に、レオナとラギーが目を丸くした。
「嘘でしょ……?地上での勝負を捨てて、わざわざ向こうが得意な水中で勝負する気ッスか?」
「卑怯だろうが、場外乱闘だろうが、契約が無効になりゃこっちの勝ちだろうが」
「卑怯モンのテメェらと一緒にすんな!!」
「レオナ先輩……前回の反省を全くしてない……」
互いの考えを理解できず、四人は呆れたため息をついた。
「ったく、ヒーローってやつは皆そんなに馬鹿正直なのか?付き合ってらんねぇな」
「テメェの順法精神が低すぎンだよ。後、俺らもテメェの部屋にもう引っ込むつもりだ」
「フン。俺はもう寝るから、うるさくして起こしやがったら食ってやるからな。お前ら、契約条件を達成できようができまいが、期限を過ぎたら出ていけよ」
「いつまでのテメェの部屋だなんてこっちから願い下げだわ」
もう月が高くなってきている。眠気を感じて頭の回転が鈍くなる前に、2人は今日も3秒で入眠したレオナの傍で条件達成のための作戦を立てた。 - 148124/11/30(土) 22:36:11
ちょっとダイスタイム
二日目の内容はカットしますが、原作とは違う行動を取ります。二人がVIPルームに侵入して契約書を破ろうとするビジョンが浮かばなかったので……。
*作戦① dice1d100=77 (77) (51以上で成功)
・エースは協力してくれるか? dice1d100=47 (47) (出久への好感度98以下で成功)
・エースが協力する場合 ↑の出目+dice1d50=29 (29)
*作戦② 財政対抗ロール
二人の財布の残高 dice1d9999=9255 (9255) マドル
ミステリーショップの価格 dice1d9999 マドル
(残高次第では複数個購入します)
- 149124/11/30(土) 22:37:07
- 150124/11/30(土) 22:47:00
*デクとかっちゃんの図書館ロール dice1d3=3 (3)
1.『珊瑚の海の文化』
2.『魔法基礎概論』
3.『大魔法士ユニーク魔法大全』
*三馬鹿たちの行動ロール dice1d2=1 (1)
1.契約書の破棄を思いつく
2.イソギンチャク生活でそれどころじゃない
- 151二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:47:43
お、三馬鹿が
- 152124/11/30(土) 23:13:02
アズールとの契約満了まで残り2日。
昼休みを過ぎた時刻、勝己と出久が図書館の談話スペースで作戦の下準備を進めていると、妙にボロボロになった三馬鹿がやってきた。
「イズク~~!!オレ様たち、ひどい目に合ったんだゾ!!」
「グリム、どうしたの!?毛がチリチリになっちゃってるけど……」
「いや、実はさ……」
ふなぁ~、と涙になって上手く話せないグリムの代わりに、エースが言いづらそうにことのあらましを説明した。
「オレ達、アズールの契約書を破れば契約が無効になるんじゃね?って思って、昼休みにVIPルームに契約書探しに行ったんだよね」
「えっ!?そんなことしたの!?」
「でさ、そしたらアズールが金庫に契約書しまうところを見れたし、一枚だけ残された契約書にも触れたんだけど―――」
エースの話によれば、契約書は攻撃しても破れないだけでなく、触れると電流が流れる仕組みになっているらしい。
電流にやられて体が痺れているうちにアズールたちに見つかってボコボコにされそうになった三馬鹿は、咄嗟に抵抗してなんとか逃げてきたそうだ。
なんでも、エースが召喚した大釜がフロイドの『巻きつく尾』によって軌道が逸れて金庫にぶつかったところ、アズールが烈火のようにフロイド相手に怒り出したらしい。
「話してくれてありがとう。情報はありがたいんだけど……」
「オイ、クソ共。そこに直れや」
*出久のお説教 dice1d100=27 (27)
*爆豪のお説教 dice1d100=50 (50)
(出目が高い方がお説教します)
- 153124/11/30(土) 23:30:28
「罪に罪の上塗りする真似しやがって。ただでさえテメェらはテメェの甘さが招いたやらかしの尻ぬぐいを他人にしてもらってるっつー自覚はあんのか?ちったァ頭使えや」
「いや、僕達はミドリヤがイソギンチャクにならないように……」
「そうそう!もっと確実にあいつらに勝てる方法ないかな~って思ってさ!」
「出久のせいにすんなボケ!!出久も俺も、詐欺眼鏡どもにこれ以上餌をやらないようにしながらなんとかする方法を考えとンだわ!!アイツらに付け入らせる好き与えるような真似するんじゃねェ!!」
勝己の爆発的なお説教で、三馬鹿は小さく縮こまった。
*反省レベル
グリム dice1d100=40 (40)
エース dice1d100=54 (54)
デュース dice1d100=51 (51)
- 154二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 23:34:52
エースが一番反省してる…
- 155124/11/30(土) 23:58:52
作戦の決行は明日。下準備を終えてサバナクロー寮に戻る際、出久はどうしても気になって今夜読みたい本があったので、図書館へと引き返して勝己と離れた。
その後、気が付くといつもの癖でオンボロ寮に戻ってきてしまっていた。
ジェイドとフロイドに占拠されて、1階部分だけ明かりが灯っているオンボロ寮を柵越しに眺めていると、ふいに蛍のような光が出久の周りに集まってきた。
「わあ……綺麗だなぁ」
「…………ん?お前は……」
蛍のような光の中心に、角が生えた青年が現れる。
「あなたは、――ツノ太郎!」
「ツノ太郎?ツノ太郎とは……まさか、僕のことか?」
出久の口から咄嗟に出た単語に、角の青年が目を丸くする。
(しまった!!)
以前あったときに「好きに呼べ」と言われたものの、出久にあだ名をつけるセンスはなく。
出久の周りにで他者によくあだ名をつける人物と言えば勝己なのだが、出久の心の中の勝己が「ツノ」と呼んでいるのをそのまま使うのは失礼な気がした。そこで心の中の瀬呂が「後ろに太郎とか付けるのはどーよ」と言ってマイルド化させたので、それから出久は心の中で青年を勝手に「ツノ太郎」と呼んでいた。
「あの、ごめんなさい!僕、失礼な呼び方を……」
「ふっ……ふふ、ははは!この僕をツノ太郎とは!本当に恐れを知らないとみえる。まあいい。好きに呼べと言ったのは僕だ。その珍妙なあだ名で僕を呼ぶことをお前に許す」
青年が愉快そうに笑う。
「えっ。……本当にこの呼び方でいいんですか?」 - 156124/12/01(日) 00:20:57
「……ところで、ここ数日この寮の中が騒がしいようだ。お前たち以外にも寮生が?」
廃墟マニアのツノ太郎は、オンボロ寮の内部がざわついているのをよく思っていないらしく、不服そうな表情を浮かべている。
出久はツノ太郎に事情を話した。
「なに?アーシェングロットと取引を?なるほど……そうか。では、きっと明日の日没後にここはあいつの所有物となり騒がしい生徒たちの社交場となるだろう。……ふ、なにやら異議がありそうな顔だ」
「僕たちは勝ってみせます。負ける前提で話をしないでください」
「…………ところで、この寮の壁には、見事な彫刻のガーゴイルがあるな」
「へっ、ガーゴイル?」
ツノ太郎が急に話題転換をして、ガーゴイルについて熱く語り始めた。
一見禍々しい姿をした怪物の彫刻に見えるガーゴイルだが、その実態は雨水が壁面を汚さないように作られた雨どいの一種なのだという。
「目に見えるものとその実態は、時として真逆なこともある。……この場所が毎夜騒がしくなるのは、僕も遠慮願いたい。せいぜい足掻いて、寮を守ってみせるがいい」
「はあ……」
言いたいことだけ言い終えると、ツノ太郎は再び蛍のような光に包まれてどこかへ消えてしまった。
(分かりにくい例え話だったけど……ツノ太郎なりに何かヒントを出してくれてたのかな?)
出久は今一度気合を入れ直し、今度こどサバナクロー寮に向かった。
*初対面好感度ロール(前章で振るの忘れたので今振ります)
出久→マレウス dice1d100=75 (75)
マレウス→出久 dice1d100=19 (19) (最低保証30)
- 157二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 10:36:19
- 158124/12/01(日) 11:48:38
「今日は君たちにレオナさんの部屋を掃除してもらうッスよ」
「宿代分、きっちり働けよ草食動物ども」
サバナクロー寮に戻ると、2人と1匹は早速雑用を言いつけられた。
ラギーがテキパキと片付けと掃除の手順を説明していく。
「子どもじゃねぇんだから、掃除くらい自分でやれってんだゾ」
「まあまあ。タダで泊めてもらうのは申し訳ないし、これくらいはやらせてもらおうよ」
*掃除のクオリティ
出久 dice1d100=49 (49)
爆豪 dice1d100=89 (89) +50(才能マン補正)
グリム dice1d50=19 (19)
レオナの部屋はいかにも高価そうなアクセサリーや財布が無造作に置いてある。なんとも防犯意識の低いことだ。
「こ、こんだけあれば、1つくらいもらっちまってもわかんねーよな?無防備すぎるのが悪いんだゾ。グヒヒ……」
*グリムを叩くのは dice1d3=1 (1)
1.出久
2.爆豪
3.ラギー
- 159124/12/01(日) 11:58:37
こそこそと財布に手を伸ばそうとしたグリムに気づいた出久がポカリとグリムの頭を叩いた。
「こら!悪いことしたらダメだよグリム!!」
「そうそう。それはオレが狙って……じゃなかった。無くなったら、すぐバレるんスからね。レオナさんも、貴重品を出しっ放しにするのやめろっていつも言ってんのに」
「るっせぇな。俺のおふくろか、テメェは。別に盗まれたって大したもんじゃねぇし。どうだっていいだろ。俺から盗む度胸があるヤツは、盗めばいい」
「大したもんだから言ってんスよ!」
*アイデアロール
出久 dice1d100=93 (93)
爆豪 dice1d100=67 (67)
(出目が高い方が気づきます)
- 160124/12/01(日) 12:13:32
「そうか!アズール君の契約書は、やっぱり無敵じゃないから金庫に入れてるんだ」
レオナとラギーの話を聞いていた出久が、急になにかを閃いたらしい。
「……ハッ!ハハハ!そうか、なるほどなァ!テメェ、面白いこと考えるじゃねぇか」
出久のアイデアを聞いたレオナが大口を開けて笑った。
「……言っとくが、俺たちは金庫破りなんてする気は毛頭無ェからな」
卑怯上等のレオナが何を考えたのか勝己はなんとなく分かったが、同類だと思われるのは腹が立つので訂正を入れた。
「ハァ?お前ら、折角見つけたチャンスを逃して、頑なに向こうのホームで戦おうってのか?救いようのないバカだな」
「うるっせぇ!!!こっちはもう写真を手に入れる算段は付いてンだよ!!」
昨晩のうちに出久と作戦は建て終わり、下準備も済ませてある。成功率は100%とはいえないが、十分に戦えるレベルだろう。
「でも、いくら算段が整ってたって、海の中でリーチ兄弟の妨害されたら危ないんじゃないんスか?」
「ラギー君の言う通り、一番の懸念事項はそこなんだ。できるかぎりの対策はしたけど、あの二人に水中で本気で襲われると逃げるのも難しいからなぁ……」
*アイデアロール
出久 dice1d100=70 (70)
爆豪 dice1d100=64 (64)
- 161二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 13:03:20
デクのアイデアロールすごいな
やっぱり相手をよく見て分析してるからこそ思いつけることも多いんだろうな - 162124/12/01(日) 13:14:10
「――――…………」
「えっ、なんスかミドリヤくん。急に黙っちゃって。目が怖いんスけど。……えっ、本当に何なんスか?」
じ、と座った目に、ラギーが怯えたように耳を垂れさせた。
「……レオナ先輩。さっき、お財布のこと『大したもんじゃない』って言いましたよね」
「……確かに言ったが。グルル……おい兎野郎、何考えてる」
「ちょっと協力してほしいことがあるんですけど……」
「嫌だと言ったら?」
色々な経験を経て人間として大きく成長した勝己だが、未だに出久の感性で分かりえない部分は多い。
例えば、出久が救うべき他者と認識した相手に過剰なほどに心を傾けて、なりふり構わず助けようとするところだとか。プロヒーローならば当然助ける相手を選ぶべきではないが、出久のそれは真性のものだ。
今回もイソギンチャクたちを心の底から助けたいと思っているから、法は犯さないが、確実に助けられる方法があるなら手段は選ばずにそちらを取る。
出久は座った目をレオナとラギーに向ける。
「ところで僕、ゴーストカメラのデータ、消し方が分からないんですよね」
それは、ひどく迂遠な脅し文句だった。 - 163二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 13:32:17
救けるためにルールの穴を探すし、穴が無かったらお咎め覚悟で行動するからなあデクくん
- 164124/12/01(日) 13:43:34
レオナの部屋でひと悶着あったその日の夜、出久は再び夢を見た。
月明りが照らす湖の上で、脚を得た人魚姫と人間の王子が仲睦まじい様子で一緒にボートに乗っている。湖に棲まう生き物たちは、二人の恋路を応援しようと歌を歌った。
互いを愛おしげに見つめる二人のまぶたが閉じ、唇が近付く。真実の愛のキスが交わされる。
その直前、ボートは突如転覆し、二人は水の中に投げ出されてしまった。金色の目のウツボの不審な影がボートの傍から離れ、深海へと去っていく。
暗い海の底。ウツボたちから報告を受けた蛸足の魔女は、確実に二人の恋路を邪魔せんと立ち上がった。
――それにしてもあの娘、思ったよりしぶとい。今こそ私の魔力を見せてやる!
魔女の謀略は人魚姫と王子を引き裂き、契約条件を満たせなかった人魚姫は醜い海藻の姿に変えられてしまう。
愛しい娘を助けんと人魚の王が魔女のもとへ乗り込むが、正式な契約書は王の力をもってしても破棄できない。
――正式な契約は、たとえ王でも破れない。でもね、アタシは喜んで交換に応じるよ。
魔女は、金色に輝く契約書を人魚の王に突きつけた。
――もっと価値のある「誰かさん」とね!さあ、トリトン王、観念してこの契約書にサインを!
王は娘のために、契約書にサインをしてしまう。
暗い海の底に、全てを得た魔女の高笑いが響き渡った。
(最初から、全部奪う気だったんだ)
*出久 夢への違和感 dice1d10=2 (2) +51
*爆豪 出久への違和感 dice1d10=4 (4) +49
- 165124/12/01(日) 13:45:11
- 166二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 13:51:15
かっちゃん追い付くの早すぎて草
さすがだな - 167124/12/01(日) 13:58:59
「――……だめ、――……サインしたらダメだ……」
今日も勝己は出久の苦しそうな寝言で目が覚めた。
今度は誰かが契約させられそうになっている夢を見ているらしい。なんとも疲れそうな夢だ。
「――――王様!!ハッ!?」
数分ほど見守っていると、出久が叫び声のような大きな寝言を発し、飛び起きた。
「朝からうるせぇよ」
「……はぁ、はぁ。……夢か。おはよう、かっちゃん」
「……はよ。お前、寝ぼけてしくじったらタダじゃおかねぇからな」
「大丈夫だよ。全力でいく」
二人が会話をしていると、部屋の主が大きな欠伸とともに体を起こした。
「……なんだ、もう起きてやがんのか。今日が約束の3日目だからな。結果がどうあれ、日没後はここからテメェらを叩き出す」
「テメェに言われんでも出ていくわ!クソが!」
「二泊も泊めてくれてありがとうございました」
朝の支度を整えて、2人と1匹は動きだす。
「それじゃあかっちゃん、また後で」
「おう」
アズールとの契約満了まで、あと一日。 - 168二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 20:43:40
この映像、映ってるのが主犯のレオナじゃなくて実行犯のラギーってのが厄介ポイント高いよな
映ってるのがレオナだったら仮に出久がリークしたとしても王族の立場とか色々あって揉み消されそうだけど、スラム育ちで後ろ盾のないラギーだからメディアが食いつけばニュースになるだろうし、捜査始まっちゃってからレオナに足がついて最悪なことに……みたいなことがあり得る
- 169二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 06:13:04
ほ
- 170二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 08:58:09
- 171二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:37:51
ほ
- 172二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:49:28
次くらいにイベ来そうだな
- 173124/12/02(月) 19:09:51
- 174二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:12:26
テトラ(苗字)
- 175二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:18:47
- 176二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:45:43
- 177二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:42:45
朝気づいたら消えていたら怖いのでほしゅ
- 178二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 07:16:55
たのしみほっしゅ
- 179二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 18:18:47
ほしゅです
- 180二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 18:21:20
ポラロイドってゆうことを隠して脅すためにデータの消し方わかりません(すっとぼけ)って言ってんのかと思ってた
- 181124/12/03(火) 22:22:55
勝己がオクタヴィネル寮行きの鏡を潜るのを見届け、出久たちは闇の鏡を潜った。
ひどい味の水中呼吸薬を飲み干し、二度目のアトランティカ博物館を訪れる。
「「って、休館日!!??」」
博物館の入口にかけられた札を見て、グリムとデュースが絶叫した。
「おいおい……、間が悪すぎるだろ」
「大丈夫だって。なっ、ミドリヤ!」
「うん。思った通り、休館日だからかフロイド君たちの妨害もないし。……油断はできないけど」
パンフレットを読んだ出久は今日が曜日上の休館日であることをあらかじめ知っていたが、それでも昨日ではなく今日を決行日とした。
「本当に大丈夫かよ……警備員が何人も見張ってるぞ」
「大丈夫。……エース君、君が頼りだ。打合せの通りにお願い」
「オッケー、任せとけって!」
出久の目配せに綺麗なウインクで返したエースに、残りの面々がやや訝しむような視線を向けた。
出久とエースは警備員の一人に近づき、声をかけた。
「あの~。ここの博物館で働いてるヤニック・コカールさんって、今日は来てますか?」
「ああ、来てるよ。君たちは?」
にこやかに声をかけたエースに、警備員の一人が反応する。
「実はオレたちヤニックさんに用があって。ヤニックさんから何か聞いてませんか?」
「そういえば、朝礼のときに身内が来るって言ってたが……キミたちがそうなのかい?随分変わった尾ひれをしているし、陸の人間みたいだけど」
「そうなんですよ!実は本当にヤニックさんに用があるのは人魚のクラスメイトなんスけど、体調を崩しちゃったので代理で来ました!」
エースのセリフは全て台本上の嘘なのだが、堂々としたエース話術により、警備員は疑うことなくヤニックへと取り次ぎ、館内へと通してくれた。
「……どうなってんだ?」
「後で話すよ、グリム。今は静かに博物館に入ろうか」 - 182124/12/03(火) 23:02:46
「キミがエース君?待ってたよ」
博物館の中で一行を出迎えたのは、鮮やかな黄色の尾びれが眩しい、小柄な人魚だった。
「ええっと、貸してほしいのはリエーレ王子の来館記念写真だっけ?」
「そうッス!重い病気に罹った人魚のクラスメイトが珊瑚の海のロイヤルファミリーの大ファンだっていうんで、見舞いに写真を持って見せに行きたくって!」
「そうかぁ。昔よりは随分楽になったとはいえ、人魚が陸に上がるのは大変だからなぁ。その子も慣れない陸の世界で病気に罹るなんて、不安で仕方なかっただろう。写真の一枚くらい、同族の子どものためには安いもんさ。いい友達がいてその子は幸せ者だな」
「そんな~、トモダチのためならこれくらいなんてことないッスよ!あっ、この写真は一週間以内には返却しますんで」
「そうしてくれると助かるよ。すぐには気づかれないだろうけど、私の独断で館長の許可は下りてないからね。あんまり長い間なくなっていて気づかれると私もキミたちもマズいからさ」
ペラペラとエースが嘘八百を並びたてる。病気になった人魚のクラスメイトなんて大嘘だ。
パンフレットで博物館の番号を入手した後、出久と勝己が選んだ方法がこの「泣き落とし作戦」だ。
勝己が見つけてきた本の著者あとがきには、珊瑚の海の王家の人気ぶりや人魚が陸上がることの難しさは綴られていた。そのあたりの事情を加味して台本を書き、演技力に長けたエースに喋らせ、博物館のスタッフの同情心を誘って写真をこっそり借り受ける。
電話に出たヤニックの警戒心が緩いのか、エースの演技力がすごいのか。とにかく、泣き落とし作戦は成功し、写真を休館日にこっそり借り受ける約束を取り付けることができたのだった。
「ヤニックさん、ありがとうございました~!」
「友だちのために海の底まで来てくれて、こちらこそありがとう!」
にこにこと人の良い笑顔で一行を送り出すヤニックの姿を見ると、騙しているという罪悪感で出久の胸が痛んだが、とりあえずこれで目的は達成した。
「……ふぅ。よっしゃー、写真ゲット!!」
「ありがとう、エース君!君がいなかったらこんなに上手くいかなかったよ!」
「それほどでも~、って言いたいところだけど、お前ら全員嘘つくの下手そうだもんな」 - 183124/12/03(火) 23:41:26
「……エレメンタリースクールの遠足の記念撮影みたいだな」
「ちっせー人魚がいっぱい映ってるんだゾ」
「アイツ、なんでこんなものを取ってこいと指定したんだ?」
デュースとグリムとジャックが写真を覗き込んだ。
「……とにかく、この写真をアズール君のもとに持って行けばこっちの条件は達成だ。油断せずに戻ろう」
順調に写真を手に入れた出久たちだったが、まだ警戒は解けない。それぞれが全力で泳いで帰りを急いだが、博物館から少し離れたところで、長い影が4人と1匹に下りた。
「ちょーっと嫌な予感……」
「あ~~~~~~いたぁ♡モズクちゃん」
「ごきげんよう、みなさん。また性懲りもなく海の底へいらっしゃったのですね」
長い尾びれをゆらめかせ、リーチ兄弟が出久たちの前に現れる。
「やっぱり近くで見てたのか……」
「出たな、ウツボ兄弟!」
「どうやら写真を手に入れられたご様子」
「偉いねぇ。いい子、いい子。でも……それ、持って帰られると困るから、オレたちと日没まで追いかけっこしよっか♡」
リーチ兄弟は出久たちを日没まで追いかけまわしてタイムアウトさせたあと、ボコボコにして写真も奪おうという魂胆のようだ。
「フフフ……最小限の手間で、最大限の利益を得る。それが賢いビジネスというものですから」
「なっ……本当にあくどいな、てめーら!」
ジャックが牙を剥きだしにして怒りを露わにする。
「で、ミドリヤ。こっからどうする気だったわけ?」
「お前のことだから、考えナシに来たわけじゃないんだろ?」
「うん。――とにかく、写真を奪われないように逃げ回って、しばらく時間を稼いでほしい」
海の中でリーチ兄弟に正面切って勝利を収めるのは難しい。作戦が上手くいくかの残りの部分は、オクタヴィネル寮に向かった勝己にかかっている。
「ここまできたら、やるしかない!かっちゃんを信じよう!」
4人と1匹は海に適さない体で、それでもリーチ兄弟に向かい合った。 - 184124/12/03(火) 23:41:54
*戦闘ダメージ
出久 dice1d50=29 (29)
グリム dice1d50=13 (13)
ジャック dice1d50=13 (13)
エース dice1d50=20 (20)
デュース dice1d50=30 (30)
ジェイド dice1d20=4 (4)
フロイド dice1d20=8 (8)
- 185二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 23:45:50
デュースとデク大活躍
頑張ってるって感じの二人 - 186二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 07:31:02
いい人が本当にツイステのいい人っぽくてすごい
- 187124/12/04(水) 07:56:31
42巻を読んできたのですが、描き下ろしがあまりに良すぎて逆に深刻なダメージを受けてきました
ちょっと解釈変わった部分もありますが、ここではあくまで学生時代の延長の、濃い経験をして達観してるけど青さの残る二人ということで今まで通りの感じで続けていきますね
それはそれとして大人になったかっちゃんが買ったベイマックス的な素材のアレは何だったのか困惑が抜けない - 188二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 14:30:19
楽しみにしてます!
- 189124/12/04(水) 16:52:38
同刻、モストロ・ラウンジの店内は混乱を極めていた。
開店直後にも関わらず満席になり、そこかしこから大量の注文が飛んでいる。
「オラァ!早く飲み物もってこいよォ!」
「肉!肉!ひゃははは!」
「テメーそれはオレが頼んだ肉だぞ!」
店内を跋扈するのはサバナクロー寮生たちだ。肉体派のサバナクロー生たちは食欲旺盛で、態度が粗暴な者も多い。店員たちは対応しきれず、店の回転が止まっている。
混迷極まる店内で、勝己もまた通された席にふんぞり返っていた。その手には(出久が脅して)レオナが貸してくれた財布が握られている。
「これで好きなだけ食え」とのありがたい寮長のお言葉に、サバナクロー生たちは喜々として店にやってきた。
(店内の混乱ぶりは上々……。モブ店員が支配人に泣きつきに行った)
モストロ・ラウンジは学生が経営するカフェとは思えないほどに洗練された店だ。あくどい契約のやり口とは裏腹に、ラウンジの運営にかけるアズールの熱意と誇りが本物であることは間違いなく、彼がこの状況を放っておくはずはない。
しばらくすると、目論見通りに報告を受けて血相を変えたアズールがVIPルームから出てきた。
(このままいけば、ショートした店の回転を戻すためにアイツは必ずクソピアス共を呼び戻す)
前回ラウンジを訪れた際、最も洗練された働きぶりだったのはリーチ兄弟だった。
アズールが二人を呼び戻さざるを得ない状況を作り出せれば、出久たちから妨害の手が離れて条件を達成することができる。
今のところ順調だが、決して油断はできない。
注意深く勝己が店内を見渡していると、ここに一緒に来なかったはずのラギーがコソコソとラウンジ内を移動していくのが見えた。
(……あのハイエナ、何考えてやがる) - 190二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 20:14:46
作戦内容わりと脱法だけど、原作の監督生が不法侵入・窃盗のヴィランコンボ決めてるのでそれに比べたら大分マイルドな感じになってて良かった
- 191二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 21:34:41
42巻凄かったよね分かるよ…
モブ店員かわいそ… - 192二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:38:20
2人よりアズール達を把握しているレオナが双子を呼び戻さないだろうなって読んで、原作作戦実行している感じかな?
- 193二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:51:42
- 194二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 10:50:03
ほ
- 195二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 13:21:05
魔力増幅薬とは別口で契約者してるんじゃないかな
増幅薬に関してはラギーが契約内容知ってるけど、盗んだ契約書は「見とけばよかった」て言ってるし内容なんも知らんっぽいから
読解力不足で違ったらごめんね
- 196二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 21:16:31
まあ、どの道件の写真はアズールの消したい過去ではあるから、是が非でも入手したいから絶対双子を呼び戻すなんてしなさそうだからレオナの暗躍がうまくいきそうだもんね
- 197124/12/05(木) 22:15:33
- 198二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:27:11
うめ
- 199二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:30:57
たておつ
- 200二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:31:00
うめ