【クロス・閲覧注意】なぎ1/2 2日目

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:56:45

    呪泉郷に湧く泉の一つに落ちてしまった凪!
    パートナーにバレずに/パートナーにバレても、元の体に戻ることはできるのか!?

    注意!
    この二人は凪玲になる可能性があります

  • 2124/11/17(日) 23:57:03
  • 3二次元好きの匿名さん24/11/17(日) 23:57:58

    待ってた!!!ありがとう!!!

  • 4124/11/18(月) 00:00:31

    なぎが目を覚ますと、そこは水中だった。

    その状況はまったくなぎの理解を超えていたのだが、ありのまま今起こっていることを話すと、そのように何を言ってるのかわからないと思われそうな表現しかすることができなかった。

    なぎは面食らいつつも、ひとまず水面から顔を出すことにした。一日活動して、犬の体の動かし方はすっかり身に付いていた。

    玲王「あ、えっ…なぎ!?」
    なぎ「わん!(玲王!)」

    水面から顔を出してまず目に入ったのは、驚いた表情でこちらを見つめる玲王であった。
    相変わらずかわいいなぁとのんきに考えていると、玲王は焦った様子で目を更に見開いた。

    玲王「もしかして…溺れてるのか!?待ってろなぎ!今助けに行」
    なぎ「わん!(あーーーそれダメ!)」

    勘違いした玲王がなりふり構わず泉に飛び込もうとしたので、なぎは慌てて陸へ上がった。

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 00:13:03

    わーい待ってました!また読めるの嬉しい!!!

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 00:17:14

    待ってましたスレ主〜!!!
    今回も全力で保守らせて頂きます!
    可愛い凪わんとレオの物語に今からワクワクが止まりません!!

  • 7124/11/18(月) 00:20:01

    玲王「よしよしなぎ、大丈夫か?寒くない?」
    なぎ「わん(俺は大丈夫だよ)」

    なぎは玲王に水滴が当たってしまわないよう細心の注意を払ってブルブルし、体中の水滴を振り払った。
    とはいえその長毛にはまだまだ水滴が付いている。にも関わらず、不思議と寒さは感じなかった。

    ?「あいやーお客さん、やはり白くてデカい犬になてしまたね」
    玲王「うわぁっなんだよ!?」

    玲王の背後から現れたのは、現地の案内人と思わしき人物だった。
    だんだんと何か思い出してきたような気がする。

    案内人「お客さんの落ちた白犬溺泉、そこで溺れた者皆白くてデカい犬になてしまう呪い的泉ね」
    玲王「白犬溺泉…?呪い…?」
    案内人「ここに湧いてる百以上の泉の一つ一つに、同じよな悲劇的伝説があるのよ。例えば娘溺泉で溺れた者皆若い娘に、熊猫溺泉で溺れた者皆パンダに、黒豚溺泉で溺れた者皆黒い子ブタになてしまう」
    玲王「悲劇的伝説…?」
    案内人「そんな訳で大変危険なのでもう誰も使てないのよ、この修行場。お客さん物好きね」
    玲王「…???」

    玲王はさっきから何を言っているのかわからない、と言いたげな表情をしている。
    一方でなぎには心当たりがありまくりだった。案内人の言葉は正しいと判断し、絶対に玲王をどの泉にも落とす訳にはいかないと決心する。
    例え玲王が子ブタになったとしたら、間違いなくこの世のどの子ブタよりもかわいい子ブタになるに違いないし玲王である以上その存在ごと愛せるのはわかりきっているのだが、それとこれとは話が少し別である。かわいいあまりに誰か他の奴に食べられそうになったらどうする?なぎはもしそうなったら自分が何をするかわからなかった。

  • 8124/11/18(月) 00:23:20

    待っていてくださってありがとうございます!1日目から時間が経ってしまい申し訳ない!
    引き続きよろしくお願いします〜♡

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 00:35:41

    待ってました!凪わんと玲王ほんとうに癒しだったから続き嬉しい

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 00:36:33

    続きワクワク保守

  • 11124/11/18(月) 04:52:08

    なぎと玲王は、どういう訳か、凪がなぎになってしまう原因となったあの夢と同じ場所にいる。
    しかもなぎには、今回の夢と地続きになっている前回の夢の記憶が残っていた。一方で、玲王にはその記憶がないらしい。前回の夢から目覚めた時の反応から、ここでの出来事は夢から覚めるたびに綺麗に忘れてしまっていると考えた方が良いのだろうか。
    とにかく、今はなるべく早く夢から覚め、玲王をこの危険地帯から連れ出すべきだとなぎは考えた。

    玲王「うーん?なるほど!」
    なぎ「わん(玲王?)」

    玲王はさっきとうってかわって、すっきりした表情でぱんと手を打った。
    嫌な予感がする。

    玲王「つまりこれは…夢だ!俺もどこかに入ってみよう!」
    なぎ「わん!(玲王ー!)」

    嫌な予感が的中してしまった。
    玲王の優秀な脳は現実では起こりえないことだと判断し、これが夢だと結論づけてしまった。

    案内人「あいやーお客さん危ないよ!」
    玲王「大丈夫、夢の中だってわかりゃ何が起こっても怖くねえよ!自分の脳みそがどんな状況を作り出すのか気になるしな!」

    確かに夢ではあるのだが、ただの夢ではない。ここで起こったことが現実にも影響を与えてしまう、恐ろしい夢なのである。
    とはいえ、犬の姿ではそれを玲王に伝える方法がない。今持っているホワイトボードに書いて伝えるか…いや、そんな時間はない。なぜなら玲王は今にもふらふらとそこらの泉に近づいていってしまいそうだからである。

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 11:29:49

    待ってましたー
    このスレ大好き!

  • 13124/11/18(月) 22:03:35

    なぎ「わん(玲王…!)」
    玲王「ん?どしたなぎ?もしかして…」

    玲王の着ている服の裾をなるべく優しく噛み、そっと引っ張った。
    玲王は歩みを止めてくれたが、果たして。

    玲王「お前も一緒に水遊びしたい?いいよ!」

    ダメだった。
    まずい、このままでは玲王が世界一かわいい(任意の動物)ちゃんになってしまう!

    なぎは必死で玲王を止めようとした。
    そしてやむをえず、その大きな体で正面から玲王の体にもたれかかった。

    玲王「わぁっ、なぎ?」
    なぎ「わん(玲王〜そっちいかないで〜)」
    玲王「……!」

    玲王は足を前に踏み出すのをやめた。その目はぱっと見開かれ、輝いている。
    どうやら興味をひくことに成功したようである。なぎは内心ほっとした。

    玲王「な…なぎ〜!なんだそれかわいい!抱っこしてほしいのか?もぉ、しょうがねーな♪よいしょ、」

    そう言って玲王が少しかがみ、なぎの体に抱きついた瞬間、なぎは頭から温かい何かを被ったような感覚を覚えた。

    ばしゃっ

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 22:05:10

    あっ、、

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 02:41:21

    このレスは削除されています

  • 16124/11/19(火) 04:20:45

    凪「!」
    玲王「えっ」

    あまりに突然のことだったので、一瞬、何が起こったかわからなかった。
    急に増加した凪の体重を受けとめきれずバランスを崩しかけた玲王の背に咄嗟に正面から腕を回し、倒れてしまわないように支える。

    そうしてはじめて、凪は、自分が人間の姿に戻っていることを悟った。

    案内人「あいやーお客さん申し訳ない!落ち着かせようと思て持てきた大量の白湯を頭から被せてしまた!」

    凪の背後で何やらそのような声が聞こえたのは認識していたが、凪も玲王も自分の直面している状況を理解するのに必死で、頭に全く入ってこなかった。

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 10:47:39

    めっちゃドキドキする…

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 19:39:07

    この夢覚めたらレオは覚えてないんだっけ、なら大丈夫か…?どきどき

  • 19124/11/19(火) 19:51:47

    凪「……」
    玲王「……」

    思いがけず玲王を抱きしめる形になってしまっていることに気付いた凪は、体を離して恐る恐る玲王の様子をうかがう。
    目の前にいたはずの白い犬の体が一瞬にして人間の体に変化するのを目の当たりにした玲王は、信じられないものを見たと言いたげな表情で凪の顔を見つめていた。

    凪「あの…玲王?」
    玲王「……」

    玲王の視線は、目の前にいるのが凪であること、目の前にあるのが人間の体であること、何も服を着ていない状態の凪に先程までしっかり抱きしめられていたのだということを確認するように動いていた。
    視線が凪の顔からだんだんと下がって体を辿っていることに気付いた凪は、慌ててある箇所を手で隠した。

    無言のまま状況を確認し終えた玲王の視線は、またゆっくりと再び凪の顔に戻ってきた。
    そして。

    玲王「…………ばたんきゅ〜」
    凪「玲王!」

    脳がオーバーヒートしてしまったのか、玲王はくるくると目を回してしまった。
    凪はその場に倒れそうになった玲王を慌てて抱きとめたが、玲王がそれを認識することはなかった。

    「れ…玲王ーーっ」
    「あ〜〜っ気絶してしまた」
    「誰だお前、いやそんなことどうでもいい、玲王ーーっ」
    「まあ急な変化に驚いてしまうのはよくあるこ」
    「玲王ーーっ」

    悲痛な叫び声をあげて玲王の名前を呼んでも、玲王に反応は見られなかった。表情をよく観察したところ苦しそうな様子がないのが幸いであった。というか…ちょっと口角が上がって、幸せそうな表情をしているようにも見える。なんでだろ。
    凪が諦めずに玲王に呼びかけを続けていると、突然、急激な眠気に襲われた。いや、眠気なのだろうかこれは。いつか感じた感覚に似ているものの、それが何だったかは思い出せなかった。
    体のぐらつきを感じた瞬間、咄嗟に凪は玲王を優しく地面に横たえた。それを確認してすぐに、凪は意識が遠のくのを感じた。

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 01:07:24

    自分はバタンと倒れていいけどレオは意識途切れかけな時でも優しく横たえる凪マジでいい…

    今回もドタバタ可愛い凪レオを摂取出来ることにクソ感謝ー!!

スレッドは11/20 13:07頃に落ちます

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