- 1二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:19:49
- 2二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:22:02
- 3二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:22:35
- 4二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:23:44
- 5二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:25:07
遠征レースのために授業を欠席するとかそういうのはトゥインクルシリーズにデビューしたウマ娘ならよくあることだろうし…
- 6二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:26:57
デュランダルは良い子だから留守番出来るよね?
- 7二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:27:43
- 8二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:31:19
- 9二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:32:10
ぞん゙な゙ごどい゙っ゙だら゙づれ゙でい゙ぎだぐな゙る゙だろ゙(号泣)
- 10二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:34:59
- 11二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:36:23
帰ってきたら死ぬほど褒めてあげるから…許して…
- 12二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:37:44
- 13二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:39:17
そのときは甦るくらい褒めるよ
- 14二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:39:38
- 15二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:40:59
- 16二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:46:32
- 17二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:47:52
イヤァァァァァァァ‼︎‼︎!
- 18二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:48:13
- 19二次元好きの匿名さん24/11/18(月) 23:49:10
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 08:05:16
- 21二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 08:18:44
- 22二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 08:20:48
- 23二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 10:33:40
よしよし、今のうちにこれでもかと言うほど頭を撫でながら褒め殺してあげようね
- 24二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 10:34:56
ライトオは引っ込んでて
- 25二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 10:35:49
- 26二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 10:38:30
短距離三人組って在学中に婚約してそうだよな
- 27二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 11:01:02
(意地でもついてこようとしてるなこの娘…)
- 28二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 11:05:00
実際デュランダルは我が君が1ヶ月出張に行ったら耐えられるのか。
も、もう電話越しに褒めるしかないのか…? - 29二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 11:20:30
- 30二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 12:36:05
死んだ魚の目をしながら虚空を見つめるデュランダル…
- 31二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 12:36:47
(まさか…浮気!?)
- 32二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 13:22:40
真相を確かめるべくデュランダルは単独で我が君の出張した場所へ赴いた
- 33二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 14:04:31
(勝負服着てバレバレの尾行してるからファンがめっちゃ付いてきちゃってるよ…後剣はしまったほうがいいよ…)
- 34二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 14:42:48
学園のロビーのど真ん中で「私を捨てるんですか!?!?!?」と叫ぶのはいろいろ誤解されるからやめてね
- 35二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 14:46:27
すみません、この
粘るデュランダルを「毎日電話するから」と無理やり説得して出張に出てきたトレーナー。日常から開放されるべく滝の見える和室の宿を取り、リラックスするあまり約束である毎晩の電話をつい1日すっぽかしてしまう。翌晩平謝りするトレーナーに意外なほど優しい態度で「いえ、気にしておりません。我が君のお取り計らいに感謝します」と返すデュランダル。電話に雑音が混ざっている気がするが木にせず電話を続けた。普段より甘えた態度で「我が君、やはり今からでもお側に参ってはなりませんか」と聞いてくるデュランダル。流石にそれは…とやんわりと断るが、なかなか引き下がらない。そこへたづなさんからのLANEが。『デュランダルさんが寮からいなくなりました。連絡も取れません』
驚いて本人に聞いてみると「我が君がご心配になるようにことはございませんよ?すべて予定通りです」と朗らかな声音に水音が混じっている。おかしいな、と思い「今どこにいるんだ」と尋ねると「私の心は常に我が君とともにあります」と意味深な返しが。電話越しのはずのデュランダルの声がなぜか窓の外から聞こえる。
という話が読みたいんですがありますか。まだですか。ええいまだるっこしい。私が書く。 - 36二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 15:24:31
- 37二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 17:52:00
- 38二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 17:59:10
- 39二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:00:41
- 40二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:02:49
もしや、いつぞやのデュランダルをなでなでしまくるの書いた人!?
- 41二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:04:23
見たことあるぞこの流れ…(期待)
- 42二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:10:17
なんか見たことあるなこの流れ…
- 43二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:53:02
このスレを絶やすな!保守しろ!
- 44二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 19:49:54
我が君。デュランダルです。今我が君の後ろにいます。
- 45二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:06:36
- 46二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:54:52
アドマイヤジャパンが2番目に狂っていたスタッドで一番狂ってた馬がモチーフだからじゃないかな…
- 47二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 20:58:56
突如現れたカルストンブンゴウが強すぎるスレ
- 48二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:21:14
騎士の君に命ずる……トレーナー室の守りを頼むぞ
- 49二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:15:12
「はぁ~っ……」
ビールの喉越しに思わず声が漏れた。
育成に関する会議、模擬レースの観戦とスカウティング、チームトレーナーのアシスタント。一日働いた疲れた体にアルコールがほどよく回り、入ったばかりの温泉の効果と相まって心地よくぽかぽかとさせる。
旅館の広縁からは自慢の庭を見渡すことができ、小さいながら存在感のある滝が水音を響かせている。滝のあたりから急斜面になっていて、時々鹿や猪が入ってくるんですよ、と宿の人が冗談で言っていたのを思い出す。
自然豊かで静かな宿だ。経費から多少足が出る分を自腹にしてでも、麓の安ホテルより少し奮発した甲斐があるというものだ。
思わず広縁の椅子でうとうとしかけるが、卓上のスマホのバイブが鳴って、意識が覚醒する。
「おっと」
俺はもはや日課になりつつあるスマホの通話ボタンを押した。
- 50二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:15:58
「王の御身をお守りできないなどと、騎士の名折れです!」
地方トレセンに滞在しての一カ月ほどの長期出張。なんのかのと理由をつけて旅支度をしたがるデュランダルに、銃後の守りを委ねて出てきたのが一週間前。
「俺も君を連れていけないことを心苦しく思っているよ」
「では是非!私の寝所は牛小屋でも構いませんので!」
「むしろこっちが構ってしまうよ…」
わかってくれ、と肩に手をやって諭すように告げる。
渋々といった様子のデュランダルに、「なんでも埋め合わせはするから」と言うと、彼女はもじもじと躊躇ったあと、顔を上げてあるお願いをしてきたのだった。 - 51二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:16:54
「我が君っ!お変わりありませんか!?」
通話ボタンを押した途端、前のめりな声が鼓膜を刺す。
「う、うん。変わらず元気だよ」
「息災で何よりです」
「デュランダルも変わりない?」
そう尋ねると、彼女はまるで堰を切ったように話しだした。
今日消化したトレーニングの話。
ライトオが前を横切った黒猫と競争した話。
ファインが無許可で屋台を引いて怒られた話。
ビリーヴのドミノ並べに付き合った話。
「……では、せめて、王のお声をお聞かせ願えませんか」
デュランダルが要求してきたのは、毎晩自分と電話すること。碧い瞳に涙を浮かべて懇願するデュランダルのささやかなお願いを無下にするわけにもいかず、「約束するよ」と指切りをしたのだった。
「ところで我が君」
暫く談笑していたら、改まってデュランダルが尋ねてきた。
「今からでもお側にお仕えできないでしょうか」
またか、と思いつつやんわりと断る。
「デュランダル、それはダメだよ」
「しかし、私はどうしても心配でなりません…!我が君の身に何かあれば…」
「大丈夫だよ。同じ日本なんだし」
毎回行かせてくれと懇願するデュランダルを押し留めるのが定番になっていた。
「されど王の身に変事があれば、この身はいつでも駆けつけますので」
断固たる決意を秘めた声色に気圧されつつも、「わかった。その時はお願いするよ」
と答える。そして寂しがりな騎士にいっぱいお土産を買ってあげなくちゃな、と思うのだった。 - 52二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:17:47
「うぅ~ん……」
出張期間も残り数日となったある日の夜、地方トレセンの関係者や、地元のスポンサーたちと飲む機会があった。
俺はけして強い方ではないが、うまい地酒と地元の新鮮な食材を使った肴についつい杯を重ねてしまい、千鳥足でなんとか宿の自室にたどり着く。
つけたテレビが流していた映画も酔った頭に入るわけがなく、幸い敷いてもらっていた布団に頭からダイブする。そして心地よい酔いのままに意識を手放した。手からスマホが転げ落ちた際、鳴ったバイブには気づかなかった。
─────⏰️─────
『……関東地方は全域で晴天に恵まれ、秋晴れの外出日和になるでしょう。東海地方は晴れのち曇り、夜は雨がぱらつくところも』
つけっぱなしのテレビから流れる天気予報に導かれるように瞼を開く。
テレビの画面右上に表示された時刻は、朝の8時半を示していた。とたんに心臓がぎゅっと締めつけられるような焦燥。
「しまった!」
同時に充電もせずに放りっぱなしのスマホを見る。通知画面に無数の着信とメッセが表示された。 - 53二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:17:50
このレスは削除されています
- 54二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:18:26
21:00 不在着信
21:05 不在着信
21:10 不在着信
21:15 お忙しいのでしょうか
21:18 我が君
21:20 不在着信
21:20 どうか一言だけでも
21:22 不在着信
21:24 なにかあだたのですか
21:30 わがきみ
21:33 不在着信
21:35 わがきみ
21:39 とれーなーどの
21:40不在着信
「あぁ…なんてこった……」
完全にやらかした。約束の電話もできずに心配をかけてしまった。しかし、朝イチの会議に遅れまいと身支度を整えるのが優先だ。
そして昼休み、デュランダルに「昨日はすまなかった。今夜電話するよ」と送ったが、返事はなかった。窓から眺める空模様は、トレセン学園のそれとは対照的にどんよりと曇っていて、今にも降り出しそうだった。まるで自分の心持ちを表しているようで、さらに気分が沈んだ。 - 55二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:19:15
夜。いつもより少し早い時間にデュランダルに電話をかけると、数コール後につながった。
窓の外は大粒の雨がふり、時折雷の音も聞こえる。
「すまなかった!」
開口一番、まだ彼女が何も話さないうちに謝罪の言葉を投げかける。なんならスマホに向けて頭を下げていた。
「申し訳ない。デュランダル、許してくれ…!」
「ふふ」
押し殺したような笑い声に、思わず言葉を止めてしまう。
「我が君、感謝いたします。それほどにご心痛とは」
落ち着き払った言葉と前後して、ふっ、ふっ、とリズミカルな息遣いが聞こえる。外周でもしながら電話しているのだろうか。
「しかしトレーナー殿、何があったのですか」
「いや、実は……」
少し恥ずかしいが、起こったことを素直に伝える。それでも彼女はあくまで冷静な口調で返してきた。
「左様でしたか。きっと慣れない旅の土地のこと、お疲れでいらっしゃるのでしょう」
「そう、かもな」
「はい、間違いありません。それほどまでに疲労困憊とは、まさに王の一大事」
「いやいや、一大事だなんて」
そんな大袈裟な、と思った途端、外でゴロゴロと雷が鳴った。それと同時に、デュランダルの側からも、雷鳴が微かに聞こえる。 - 56二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:19:50
おや、と思う。関東地方は今日秋晴れと言われていなかったか?
「いえ、紛れもなく一大事です。とても捨て置けません」
「そ、そうかい?」
そう言うデュランダルの息遣いが益々荒くなった。
草をガサガサと押し抜けるような音も聞こえる。まるで、道なき坂路を駆けているような。
ヴッ、と手元でスマホが鳴る。LANEの通知だ。
見ると、デュランダルの同室、カルストンライトオからだった。
『デュランダルが寮に戻りません。連絡もつきません。何か知りませんか』 - 57二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:20:49
さっ、と自分の顔が青ざめたのがわかった。
「ね、ねえデュランダル。い、今どこにいるんだ」
俺の震える言葉にも、あくまで冷酷なまでの冷静さで電話越しの彼女が答える。
「私ですか?ご安心を。私の心は常に我が君とともにあります」
「こ、答えになっていない。冗談はよすんだ」
しかし、そう断じるにはあまりに異様な雰囲気を今日の彼女は纏っていた。
何ともなく、窓の外を眺める。ますます雨音が強くなり、水量の増した滝の音がうるさいくらいだ。
「大丈夫です、王よ」
デュランダルの言葉に、喧しい水の音が混じる。横殴りの雨と、叩きつける水音はまるで滝のような……
そこまで考えたとき、ハッと気づく。
今日のデュランダルは、側仕えさせてくれと一言も言わなかったのだ。
反射的に窓の外を見る。真っ暗で一寸先も見えない。いや、一瞬光ったあの金色の閃きはなんだ?雷だ。雷に違いない。旅館に段々と近づいてくる、その黄金の瞬きは、なんだ…!?
「ぁ…、あぁ……」
口が乾いて、声が出ない。スマホのデュランダルが続ける。
「お側におりますゆえ」
スマホ越しの声が、なぜか窓の外からシンクロして聞こえた。 - 58二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:22:06
- 59二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:24:00
あなたに心の底から感謝を
- 60二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 00:42:14
ちょっとホラーっぽく見えた
- 61二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 08:28:03
普通にデュランダルのスレかと思ったらこんな文豪に出会えるとは思わなんだ
- 62二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 10:53:46
- 63二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 11:27:46
- 64二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 12:20:28
「お側におりますゆえ」
電話越しの声が、なぜか窓の外からシンクロして聞こえた。
「ギャーーーー!!!!」
「キャーーー!!!!!」
「デュランダル!?」
「うぅっ……わがきみぃ……!ふたたび…いきておめにかかりぇようとは…っ…うぅ……」
窓の外には、綺麗な金髪も制服も泥に塗れ、顔を涙と雨でぐしゅぐしゅにした騎士が立っていた。
- 65二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 12:21:34
デュランダルは、トレセン学園からここまで昼夜を問わず走ってきて濡れ鼠のようになっていた。
ちなみに登場シーンがホラーのようになっていたのは、なんとか騎士としての体面を保とうとした結果の副産物である。実際には彼女も雷雨と闇の中をおっかなびっくり駆けてきたというのがほんとのところであった。
「お茶を入れたよ」
「あ、ありがとう、ございます」
服も汚れて顔も泥だらけだった彼女に、とりあえず熱い風呂に勧めてやり、人心地ついたところでちゃぶ台に向かい合って座る。
「どうしてこんなことをしたのか、聞かせてくれるか」
浴衣姿の彼女も流石にやりすぎたと感じているのか、座布団の上でちいさく正座している。
「申し訳ありません、我が君」
しばしの沈黙のあと、彼女が口を開いた。
「はじめは、電話でお声を聞けるだけで満足でした。私の我儘を受け止めてくださって、お忙しい中でもお時間を賜って、幸せでした」
ぽつぽつと言葉を探りながら続ける。
「けれど、そうして言葉を重ねるほど、電話を切ったあと寂しくて仕方がなくなってしまいました。そして昨日トレーナー殿と電話が繋がらず、どうしても心配で、ひとめお目にかかりたく、直接言葉を交わしたく…」
「それで、居ても立ってもいられなくなった、と」
「如何様な罰も受けます。ですからどうか、またお側に仕えることをお許しいただけませんか」
デュランダルの独白は、途中からかすれた涙声になっていった。 - 66二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 12:22:21
答えないまま立ち上がって、彼女の隣に腰を下ろす。驚いた様子のデュランダルが二の句を継ぐ前に、彼女の頭を軽く撫でてやる。
「わがきみ…!?」
彼女は一瞬びくりと身体を震わせたが、すぐに撫でられるに任せ始めた。風呂上がりのしっとりとした金髪に指を通しながら、続ける。
「俺の方こそ、すまない。酒に飲まれて君との大事な約束を違えてしまった」
「いえ、そのような…」
「君が寂しがっているとわかっていたのに、浮かれ気分で反故にしてしまった。どうか愚かな俺を許してほしい」
「そんな…勿体ないお言葉です…」
「俺の方からお願いしたい。また君のトレーナーで、君だけの王でいていいかな」
「っ、はい…っ。うぅっ、うっ…」
静かに涙を流しこちらに抱きついてくるデュランダルを抱き留めて、泣き止むまで待ってやった。いつの間にか、外の雨が上がっていた。 - 67二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 12:23:30
─────⏰️─────
「えへへぇ……わがきみ……」
「ね、ねえちょっと離れて……ダメだ聞いてない」
その後、デュランダルは走り疲れと泣き疲れで、ふとんが敷かれるやコテンと眠ってしまった。
俺も少し離した所に布団を敷き直して床に就いたのだが、なぜかデュランダルが寝返りを打ちながらこちらにやってきて、俺の布団にもぐりこんでしがみついて来て今に至る。
「そういう本能?」
問いかけても答えはなく、代わりに太ももでぎゅっと俺の身体を挟み込んできた。
風呂上がりの水気を孕んだシャンプーの匂いと、ウマ娘の高い体温に、浴衣一枚隔てただけの柔らかい肌の感触。
「やっぱりいろいろと刺激が強いんだよなあ……」
「でも、今日ばかりは仕方ないか」
そう観念して、赤ちゃんのようにしがみつく彼女の頭をさっきしたように撫でてやる。
「んふふ、とれぇなぁどのぉ…」
くすぐったいのか、寝言まじりにもぞもぞと身動ぎするデュランダル。普段の凛とした騎士の面影はなく、可愛らしい女の子にしか見えない。
こんなあどけない表情をする彼女に、俺はもう一度ひどい仕打ちをしないといけない。
「……ごめんな」
そうつぶやいて、俺はスマホである人物に連絡を取った。連絡が済むと、俺も睡魔に襲われるにまかせて、デュランダルを抱き締めながら眠ったのだった。 - 68二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 12:25:52
─────⏰️─────
「会ってほしい方が?」
朝、彼女にそう伝えると、もともと大きな目をさらに見開いて驚いた顔をした。
「うん」
「もしや、トレーナー殿のご両親ですか?」
「違うよ?」
なぜかウキウキしたデュランダルとの会話に、3人目が割って入った。
「デュランダルさん、お身体は障りありませんか?」
「はい、今のところ異常はな……あ、たづなさ…」
「門限破り。無断外出。無断外泊。連絡不通。『ウマ娘が新幹線と並走してる』というウマッター投稿への対応…」
俺の連絡を受けて始発電車でやってきたたづなさんが指折り数えるうちに、もとから白いデュランダルの肌が血色を失い、青ざめている。
「我が君……!まさか、わ、私を捨てるのですか!?」
「人聞きが悪い!」
「何よりいけないのは脚の酷使ですよ?」
「うっ…」
そう言うたづなさんの目の下には大きなクマが出来ていて、きっと心配してほうぼう手を尽くしていたのだろう。それが分かっているからか、おとなしくデュランダルは連行されていった。
「さぁ、帰ったらすぐメディカルチェックですよー」
「注射は?注射はありませんよね!?」
「すまないデュランダル。俺も監督不行き届きだ。帰ってからお説教を食らうから…」
予期せぬ同居人が去って静かになった部屋で、何ともなしにつぶやいた。
「次はプライベートで来たいな」
叶うなら、寂しがり屋な騎士を伴って。 - 69二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 12:26:12
お わ り
- 70二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 13:02:59
素晴らしい…
最高でしたありがとうございます - 71二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 16:02:41
感謝感激雨あられ
- 72二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 16:07:18
めっちゃ良かった…すばら
- 73二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 19:02:22
私メリーさん通話いいよね
- 74二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 19:04:15
- 75二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 19:43:18
なんで途中ちょっとホラーなんだよ
- 76二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 23:30:04
- 77二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 08:43:47
他のゴルゴがやってみるスレをこっそり教えてほしい
- 78二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 20:24:35
すみません、
我が君にい〜〜〜〜〜っぱい褒められたあとで予防接種に行くと告げられたデュランダル
入荷してますか? - 79二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 23:41:16
自分ゴルゴなんですけど、だいたいスレをうろちょろしてたまに良概念を見つけては辻書きするのであんまり覚えてないんですよね…
すぐお出しできるのは↓の77くらい
えぇ...これ着るんですか〜?|あにまん掲示板お姫様体験!?そんなぁ似合いませんよ私なんか...え?絶対に似合う?かわいい??そ、そんな〜えへへっ..おだてても何も出ませんからね〜ちょっとだけですよhttps://trepo.jp/trip/pu…bbs.animanch.com - 80二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 10:07:59
これめちゃくちゃ怖い
- 81二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 13:00:07
- 82二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 13:03:56
すみません、自分デュランダルエアプなのですが彼女は分離不安症の犬かなにかでいらっしゃる…?
- 83二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 17:22:53
いや、そこまでじゃない。ただちょっと騎士に憧れていて、情緒が男子小学生で、トレーナーの浮気を絶対に許さなくて、王と選んだトレーナーに褒められたがりで、トレーナーを人力車で運ぶレベルの尽くしたがりで、暗いところが怖いだけだよ
- 84二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 17:26:33
過労のせいか、いっぱい舐めてあげたいって読み違えた
王失格だ、聖剣で介錯を頼む - 85二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 17:44:12
- 86二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 19:15:51
- 87二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 21:13:30
- 88二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 08:52:27
腕のいいトレーナーは需要あるからな
- 89二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 08:54:56
出社に気付いた犬が袖か裾を思いっきり噛んで引っ張るパターンか
会社に持っていく鞄の上か、履く靴の上に無言で座り込む猫のパターンか - 90二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:14:59
- 91二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:22:55
ちょうどトレーナーが自分を留守番させた出かけ先で通り魔に遭う夢を見たのかもしれない
- 92二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:26:17
- 93二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 20:39:42
帰る日駅まで出迎えに来そう