[閲覧注意] 正義実現委員会に一人くらい

  • 1スレ主24/11/19(火) 17:54:27

    吸血鬼の子がいて、正実の皆から

    「お腹すいたの?しょうがないなあ」

    と血をもらってる概念2スレめです

  • 2スレ主24/11/19(火) 17:59:00

    キャラクター紹介


    火宮ムツ

    正義実現委員会所属の一年生。吸血鬼の神秘を持っており血を吸わないとステータスが下がる


    ステータス


    攻撃力 dice1d100=86 (86) 


    防御力 dice1d100=15 (15)


    神秘  dice1d100=40 (40) 


    知性  dice1d100=100 (100) 


    機動力 dice1d100=80 (80)


    (お腹が空いているとどんどん下がる)


    身長 151センチ 


    胸 余り他のモブと変わらない

  • 3スレ主24/11/19(火) 17:59:35
  • 4二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:04:08

    スレ立てありがとうございます
    ムツちゃんの続きが見れそうで嬉しい

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 18:07:47

    スレ立ておつです

  • 6スレ主24/11/19(火) 18:19:12

    ムツの神秘? 血を吸わないとデバフがかかる。吸った相手の快楽中枢を刺激して気持ちよくさせてしまう(本人無自覚)

    キャラクターとの関係性 (正義実現委員会)

    マシロ このスレでのやべー奴、ムツとは入学当初からの仲であり若干ヤンデレ気味、血を吸わせる時は太ももから吸わせる

    ハスミ 先輩で、よく血を吸わせてくれるいい人。ムツに吸われても何も起きてないように見えるが、実は快楽と母性がごちゃ混ぜになってるだけで感じてはいる

    イチカ ムツに少しイタズラをしようと血を吸わせたらあまりの快楽に絶頂(吸っている本人は気づいていない)、それからは恥ずかしさで顔をあまり合わせてくれなくなった

    ツルギ 名前だけで未登場

    正実モブ 血を吸わせてくれる子達、ちょこちょこ(スレ主のネタがなくなったとき)に出るが全員別人である

  • 7スレ主24/11/19(火) 18:42:20

    他キャラクターとの関連性

    補習授業部

    コハル 正義実現委員会にいた時にエロ本を隠していたのを見つけたムツが秘密にする代わりに血を吸った。その時からエッチな人として認識されている

    ハナコ コハルへのからかいと噂となっていたムツの吸血による快楽を確かめるために吸わせたら一瞬で腰砕けにされた。多分もう目も合わせてくれないでしょう

    ヒフミ 前スレの🎲だと仲が良いが何があったか全く考えていない。どうしよう⋯

    アズサ エロを全く知らない純粋な子、まだエデン条約締結前なのでちょこちょこバニタスしている、この子もヒフミと同じように好感度が高いが何したんだろう?

    ティーパーティー

    ナギサ・ミカ 関係ほぼ無し

    セイア 何したのムツ枠 好感度🎲めちゃ高とかいう謎、いやなんで?

    その他

    チナツ 苗字が同じだけどあまり関係はない。一度吸われたがその時に何を思っていたかは不明

    ウタハ ムツの神秘が吸血鬼だと気づいた恩人。吸血鬼のデバフを無くすために色々な機械を作っていたが、一度失敗しムツの神秘が暴走。その時に血を吸われると同時にとんでもない快楽をぶつけられそれから顔を合わせられなくなっている。

  • 8スレ主24/11/19(火) 18:43:34

    前スレでもらったファンアート


    もう一枚

  • 9スレ主24/11/19(火) 18:47:43

    忘れてた

    セリナ 血を吸われていた時に母性を感じ時々血を吸わせてもらっている

    先生 ムツの噂(吸った相手が気持ち良く⋯)を確かめるために血を吸ってもらおうと思ったが、不健康すぎて飲めないレベルの不味さだったため飲んでくれなかった。生活習慣は改善してしていないので多分一度も飲まないと思う

  • 10スレ主24/11/19(火) 18:49:13

    時系列はエデン条約前(正義実現委員会はもう出来てる)なのでミネ団長はいないしセイアは死亡疑惑がでてる

    よし、10まで完了

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:49:16

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:06:01

    ヒフミはモモフレンズ繋がりで行けるさ……

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 07:34:49

    スレ立てお疲れさまです
    そのうちムッちゃん画を追加したいですね

  • 14スレ主24/11/20(水) 16:40:05

    今日は正義実現委員会がお休みの日、こんな日は家でゴロゴロしたいけど、今日は⋯

    「来たよヒフミちゃん。ってその子は確か⋯アズサちゃんだっけ?」
    「お前はあの時の⋯ヒフミ、ヒフミはこの人とも仲がいいのか?」
    「よくモモフレンズのライブを一緒に見に行っているんですよ。あと、この人じゃなくてムツちゃんだよアズサちゃん。」
    「む⋯そうか、すまなかったなムツ」
    「いやいや、別にいいよ」

    今日はモモフレンズのフェスがある日、流石にヒフミちゃんのようにテストをすっぽかしてまでライブに行くほどのファンではないけど、それでも可愛いものには目が無いのでよくライブには一緒に行っている

    「そういえばヒフミちゃん、あれからハナコさんはどうなったの?」
    「ハナコちゃんですか?⋯最近コハルちゃんへのイタズラが減りましたね。あとは⋯よく何か話そうとして顔を赤くしていたような⋯」

    顔を赤く?この前初めてだったのに遠慮なく吸っちゃったから心配してたけど、貧血とかじゃないの?不思議に思いながら、私は2人と一緒にフェス会場のデパートを歩いていた。

    「そういえばムツ、ムツは吸血鬼だと聞いたが、いったいどういうものなんだ?」
    「どういうと言われましても⋯血を吸わないと身体が重くなったり体調が悪くなったり、いい事がないんですよね」
    「いい事がない?それは凄く虚しいな。だがそれだけ悪い事が多いなら、その分大きないい事もあるんじゃないか?」
    「大きないい事⋯」

    この子、何だかちょっと変わってるなぁ。白洲アズサ、あの立てこもりの時に名前だけは知ってたけど、こんな子だったんだ。それにしても、大きないい事か⋯本当にあるならいいなあ⋯

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:52:27

    (⁠≧⁠▽⁠≦⁠)保守

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 21:16:28

    保守
    でいいのかな?

  • 17スレ主24/11/21(木) 02:37:32

    >>14

    分からないことを考えても仕方ない。そう思った私は一旦考えるのをやめて、モモフレンズのフェスに集中することにした。そして少し時間が経ち、


    「それじゃあ、今からモモフレンズのフェスを始めまーす!!」

    『うおおおお!!』

    「きゃー♡ペロロ様ー♡」

    「何度来てもこの瞬間は驚くな⋯」

    「ひ、人混みが⋯」


    今回のモモフレンズフェスはモモフレンズの皆と握手が出来るという企画がある。なのでいつももの数倍ファンの熱気がすごいのだ、あっちょっと待って人混みに流される


    「ひ、ヒフミちゃん!」

    「ムツさん!フェスが終わったら合流しましょう!それでは!」


    人混みに流されていく私を無視して、ヒフミちゃんは握手の列に並んでいた。アズサちゃんもいつの間にかいなくくなってるし、これじゃあ一緒にフェスに来た意味が⋯


    「やっと、抜け出せ、たぁ!」


    人混みからなんとか抜け出し、一息ついたところで私はふと気づく。そういえば、フェスのときいつもヒフミちゃん一人でどこかに行っていたなと。どうやらアズサちゃんがいた事で変に緊張していたらしい。って


    「私も、並びたい所に並ばないと⋯」


    気づいたら気分は一気に軽くなった。晴れやかな気分で私が列に並んでいると、近くの列から黄色い聞き慣れた悲鳴が聞かれてきた。楽しんでるなぁ

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 07:17:52

    モモフレンズの可愛い枠……ペロロ様とアングリーアデリーは除外されるかな?

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 11:56:21

    アズサは迷子かヒフミより先にフェスに向かったのかな

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 12:51:17

    追いついたー
    ムツちゃんは....バニタスを無力化できるか....

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 21:45:37

    吸血による快楽でばにばに解消を

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 22:18:16

    ヤンデレマシロとの絡みがほしい!!

     

  • 23スレ主24/11/22(金) 04:45:01

    >>17

    モモフレンズフェスが終わり、私達は近くのカフェテラスで座って談笑していた


    「楽しかったですねモモフレンズフェス!」


    ヒフミちゃんが興奮がまだ冷めていないのか、買ったグッズを抱きしめながら、座っていた椅子に足を浮かせてバタバタと動かす


    「ああ、握手とはあんなにも嬉しいものなのだな。次は皆とも手を繋いでみるか」


    アズサちゃんも握手をしていた手をニギニギと握って嬉しそうにしている。まあそんな事を思ってる私もグッズたくさん買ったし、まだ握手した感覚が残ってるけど


    「なあムツ、私の血を吸ってみないか?」

    「えっ、そんな急に?」


    何の脈略もなく言われた言葉に、私は驚きで聞き返してしまう。


    「ああ、やっぱり二人の反応を見ると、座れるとはどんな感じなのか気になってな。それと、血を失った状態で動く訓練にもなる」

    「訓練って⋯まあ吸っていいなら遠慮なく吸うけど」


    椅子から立ち上がり、座っているアズサちゃんの所に歩くと、首筋にかぶりつく

  • 24スレ主24/11/22(金) 04:56:56

    「ぐっ」

    首筋に垂れた血を舐める。⋯何だかいつも飲んでる皆よりも薄く感じる、でも満足感があり、皆よりもすぐにお腹に溜まる気がする

    「⋯?何だか身体がムズムズするな、だが耐えられないほどではない」

    もっと吸っていたい、でももうお腹いっぱい⋯少し不満に思いながら首元から離れる。アズサちゃんの顔を見ると少し顔を赤くしている、それと⋯

    「何だか、周りの目が痛いような⋯」
    「むう、注目は視線を読むのに苦労するからやめてほしいのだが」
    「え、わかってなかったんですか二人共、二人が吸っている体制が遠くから見るとキスしているように見えるんですよ、なのでそれで」
    「え、キス?⋯ヒッ!?」

    急に寒気が⋯な、何もないよね?

  • 25スレ主24/11/22(金) 04:57:09

    翌日

    「ムツ、一つ聞きたいことがあるんだけど⋯」
    「え、何マシロちゃん?ヒッ!?」

    マシロちゃんの目が死んでる!?ちょ、ちょっと待っていったい何が⋯

    「ムツ、なんでか昨日ムツが誰かとキスをしていたって噂があるんだけど、これ何?」
    「えっ!あ、その噂は流した人の勘違いで、私はキスなんて一回もしたことが」
    「⋯それじゃあ、私が初めてのキスを奪いましょうか?」
    「ふぇ!?そ、そんな冗談言わないで!というか本当にキスなんてしたことが⋯」
    「はいはい、言い訳は別の場所で聞くからね」

    そう言うと、マシロちゃんは私の襟を持ってズルズルと引きずっていく

    「や、やめてマシロちゃん!た、助けて、みんな助けてぇ!」

    周りの正義実現委員会の子に声をかけたけど、全員が私の方を見ずに目線を逸らす。薄情者!って引っ張らないでー!
    そして私は、校舎の裏側でマシロちゃんから説教を受けた

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 13:09:50






     

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 18:40:19

    いんやぁ......好きですねぇ

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 20:40:26

    いい!!!

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 23:51:01

    アズサは可愛いな

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 08:22:06

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 14:42:59

  • 32スレ主24/11/23(土) 17:10:29

    あ、保守は残り2時間くらいまでしなくて大丈夫ですよ

  • 33スレ主24/11/23(土) 19:50:00

    いつもと変わらない一日、今日は少し人混みが少ない場所での警備をしている

    「ふふーん、ふふふーん♪」

    うーんやることがない、まあない方がいいんだけど、こうやることがないと暇だなぁ

    「救護のために!」
    「げふっ!?」

    な、なにが?とつぜん水色の影が視覚から高速で現れる。そして私の頭に拳が叩き込まれ、その衝撃で私の意識は一瞬で刈り取られた。そして水色の影は私を担ぐと、どこかへ消えていった


    「ん、んん⋯」

    目の前がチカチカする、目を開けると、見たことのない白い天井が見え、それと⋯

    「目が覚めましたか?こんな形で会うことになってしまいごめんなさい」

    私の目の前には私をさらったのであろう水色の髪の女性⋯ってこの人

    「救護騎士団の蒼森ミネ団長!?どうしてここに?貴方は少し前から行方不明になっていたはずじゃ」
    「行方不明⋯そうですね、少しくらいは何か言っておいたほうが、いえ、そんな事を言っている場合ではなかったですね。ついてきてくださいムツさん」
    「えっ?あ、はい!」

    扉を開けてミネ団長はどこかへ歩いていく。私は見失わないために、急いで寝かされていたベットから起き上がり、急いで追いかけていった。あれ?なんで私の名前を?

  • 34二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 01:49:02

  • 35二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 07:37:21

    ミネ団長からするとセリナを骨抜きにした存在に見られそうだけどどうなるか……
    ムッちゃんに吸血されたら「くっ……」とか言ってくれますかね

  • 36二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 07:51:36

    救護のためなら団長は吸わせてくれるだろうと言う信頼がある

  • 37二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 08:22:40

    セイアに頼まれたのかな?

  • 38二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:04:37

    依頼されたのかな?

  • 39二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 20:16:12

    そういえば、セイアからの好感度割と高かったな

  • 40スレ主24/11/25(月) 01:16:31

    >>33

    ミネ団長を追いかけて行くと、一つの扉の前で足を止める。


    「ここから先で見たことは、誰にも言ってはいけませんよ。それと、念の為持っている武器を全て置いてから入ってください」

    「あ、はい」


    扉の隣に置かれたテーブルに、ホルスターから取り出したデザートイーグルを起くと、ミネ団長は私の身体を一度確認してから、何も持っていないことを確認すると、扉を開ける。


    「セイアさん、入りますよ」


    え、セイアってもしかして⋯私が扉の中に入ると、そこにはベットで眠っている一人の女性、ティーパーティーのホストの一人、百合園セイア様が眠っていた⋯包帯でぐるぐる巻きにされた姿で


    「えっ、ちょっとええ?」


    こ、これいったいどういう状況?確かセイア様は病気で休んでいるはずじゃ


    「混乱しているでしょうが、一つ話を聞いて下さい。私がいなくなった理由と、セイアさんがなんでこんな事になっているかの理由です。⋯⋯」


    ミネ団長曰く、セイア様がボロボロになっているのは、襲撃を受けてある危険な爆弾を受けたかららしい。そして偶然近くにいたミネ団長が、セイア様の治療、そしてまだ生きていると知られないために匿っていたと言うことらしい。⋯いや


    「重い重い重いです!なんで私にそんな話をするんですか!私セイア様ともミネ団長とも関わりなんてないですよ!というか初対面ですし!」

    「そのことなんですが⋯」


    ミネ団長はすこし困った顔で、ベットの隣に置いてあった小さな紙を取り出す。そこには


    「えっと、[〇〇月✕✕日に、火宮ムツという生徒をに私の血を吸わせて欲しい]⋯?」

    「この紙があったので、あなたをさらったというわけです。強引な方法になってしまったことについては謝罪いたします。ただ、この紙がどうしても気になるのです。火宮ムツさん、どうか、セイアさんの血を、吸ってくれませんか?」


    ⋯⋯⋯ええ?

  • 41二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 01:38:06

    ムツちゃん困惑(それはそう)

  • 42スレ主24/11/25(月) 02:45:47

    「それ、吸っても大丈夫なんですか?重症な状態のセイア様の血を吸ったら、セイア様って身体が弱いはずじゃ」
    「そのことですが、実はセイアさんはもう重篤な状態ではないのです。ですが何故か目覚めない。なのでお願いします」

    よかった。それならうっかり血を吸いすぎて血がなくなったとかはないんだね、それなら⋯

    「それでは、失礼します」

    私はセイア様が寝ているベットに同じように寝転がると、首筋に慎重に噛みつく。ドクドクと流れる血を少しずつ飲んでいく。美味しい、そして何だか言い表せない神聖な感じの味が、でもなんで私に血を⋯あれ?なんだか、あたまが⋯

    「ムツさん?ムツさん!?」


    ⋯⋯⋯頭が痛い、身体がふわふわする、なんだか白い空間にいるような、それに誰かがいるような

    「ああ、予知した通り来たね火宮ムツ。こんな形で会うのは申し訳ないと思っているが、一つ伝言を頼みたい。[ミカへ、私は君がやった事について恨んではいない。気に病むのはやめてくれ]と、ミカに伝えてくれ」

    なぜだか、その言葉は私の頭にすっと入っていく。でも身体は重いし、視界はぼやけてよく見えない。でも、伝えたいことだけは全部覚えた

    「それでは、伝言をよろしく頼む。私はこれから先生に会わないといけないのでね」

    どんどん視界のぼやけが増していく。頭もうまくわらないし、もう⋯

    「さて、どうやって先生に私のことを不思議系カッコいいキャラとして見せようか。まずは⋯始め、に⋯」
    「⋯⋯」
    「⋯なんでまだ帰っていないんだ!?」

    あ、もう意識が耐えられない

  • 43スレ主24/11/25(月) 02:46:21

    「はっ!?」
    「目覚めましたかムツさん。急に意識を失ったので心配したのですよ」

    目を覚ますと、そこにはミネ団長が私の顔をのぞき込んでいて

    「それで、何があったのですか?」

    何が?⋯確か誰かに伝言を頼まれたような、狐耳の⋯あっ!?

    「セイア様から、ティーパーティーのミカさんに伝言が、[ミカへ、私は君がやった事について恨んではいない。気に病むのはやめてくれ]だそうです」
    「なるほど、しかし伝える方法が⋯」

    ミネ団長がウンウンと考え出してしまった。それにしても、あの人がセイア様、何というか⋯私は意識を失う寸前のことを思い出し、クスリと笑う。

    「モモトークは、いえそれでは匿っている意味が⋯」
    「あの、ミネ団長」
    「はい、何ですか?」
    「私、ここからどうやって戻ったらいいんですか?私ここまで連れ去られたようなものなので、帰り方が⋯」
    「⋯もう一度、救護しましょうか?」
    「やめてください!何がこう目隠しか何かでいいじゃないですか!」

    ミネ団長も、思ったより愉快な人かもしれない

  • 44スレ主24/11/25(月) 02:46:41

    オマケ

    「目隠ししましたよ」

    目の前が真っ暗で、何も見えなくなる。私は目隠しをして、ミネ団長を呼ぶ

    「ありがとうございます。それでは」
    「えっ、ちょ、ちょっと?」

    身体が持ち上げられる、というかこれ担がれてない?えっ、ちょっと待って

    「行きます」
    「きゃああああああ!!!!!!」

    早い無理怖い助けてぇ!マシロちゃーん!!

  • 45二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 06:43:38

    セイア、めっちゃかわいいやん

  • 46二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 07:59:50

    まさかの接触方法
    そして最後の言葉聞かれちゃっただろうな

  • 47二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 11:31:37

    セコムッ!!
    Byマシロ

  • 48二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:48:33

    ムツーー!!!

  • 49二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 22:00:47









     

  • 50スレ主24/11/26(火) 02:36:39

    ちょっと繋ぎが思いつかないので適当にキャラ募集します。ただせめて実装済みのキャラでお願いします⋯(エミュが足りないので)

  • 51二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 06:45:31

    >>50 ムッちゃんを不良と見間違えるトリニティ自警団とかいかがですか?

  • 52二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 07:23:46

    吸血鬼の存在を知った美食と言うかハルナに興味を持たれるムツ。吸血鬼にとって血液とはどのような美食なのか

  • 53二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 09:06:44

    吸ムツにただ会いたいだけのサクラコ様VS
    討伐に来たと勘違いした正実VS疑心暗鬼様

  • 54二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:08:00

    ムツちゃんに会いに来たマリーとか?

  • 55二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:52:46

    イタズラリベンジのイチカ

  • 56スレ主24/11/27(水) 02:29:26

    「よいしょ、よいしょ」
    「そのテーブルはあっちだよ!」
    「えっ、どっちなの?」
    「腕が痛いよー」

    ガヤガヤと、普段は静かな大聖堂に人々の声が響く、今日はエデン条約の準備の一環で、椅子を並べたり、カーペットを敷いたりと、会場のセッティングをしている

    「うう、重たい⋯」

    流石に一人でテーブルを運ぶのは辛いよ、というかこののテーブル上に物が乗って重さが増して⋯あっ!

    「大丈夫ですか?」

    バランスを崩して倒しそうになったテーブルが、誰かによって反対側から支えられる。私はその支えてくれた人の顔を見る

    「あ、貴方は⋯」
    「あれ?何処かでお会いしましたか?」

    コテンと首を傾げる女の子⋯私がデザートイーグルを使うきっかけとなったあのシスターさんを見かけて、思わず声が出てしまった。

    「あ、いえ何でもないです。とりあえず一緒にそこまで運んでくれませんか?」
    「はい。いいですよ」

    シスターさんは可愛い笑顔で頷いてくれた。そしてその後も、何個かテーブルを運んでいると、休憩の時間になる

  • 57スレ主24/11/27(水) 02:44:30

    「ふう、お疲れ様です」
    「お疲れ様です。あ、あのシスターさん!名前を教えてほしいのですが⋯」
    「名前ですか?マリー、伊落マリーと申します」
    「マリーさん。あの!私マリーさんの戦い方を見て、凄くカッコいいなって思いまして⋯」
    「戦い、方?⋯ちなみに、それはいつのことですか?」
    「いつ?⋯確か1カ月か2カ月前くらいだったと思いますけど」

    なんだかマリーさんの雰囲気が変わったような気がする。さっきまであんなに優しそうだったのに今はなんだか怖く
    「⋯付いて来てください」
    「えっ?あ、はい」

    マリーさんが教会の奥へ歩いていく。何だか嫌な予感を覚えながら、私はマリーさんについて行った。すると⋯

    「ここは、地下室ですか?」
    「はい。少し昔、シスターフッドの前任であるユスティナ聖教会が使っていたとされる部屋です。さて⋯」

    マリーさんが、こちらに振り向く。ただ、さっきまでと違い、笑顔がものすごく怖い⋯

    「私が戦っていた時、周りには誰もいませんでしたか?」
    「えっ、は、はい」
    「そうですか、それならよかったです。そういえば、名前を聞いていませんでしたね」
    「えっと、火宮ムツです」

    少しだけ、マリーさんの雰囲気がもとに戻る。でもまだ怖い雰囲気は残っている

  • 58スレ主24/11/27(水) 02:44:47

    「ムツさん、取引をしませんか?」
    「取引、ですか?」
    「ええ、私、昔は少しやんちゃしてまして、今はそんな自分を変えようとシスターフッドに入ったのですが、あの時は丁度喧嘩をふっかけられまして、思わずやっちゃったんですよ。私としては、そんな過去言われたらまずい。なのでその事を秘密にしてくれる代わりに、一つ、何かお願いを聞いてあげます」
    「なるほど⋯ちなみに拒否権は?」

    マリーさんは笑顔で腰のホルスターにあるデザートイーグルを触る

    「ないですよね⋯分かりました。その取引受けましょう」
    「ありがとうございます、ムツさん」

    マリーさんがいい笑顔で明るく感謝をしてくれる。ただ、今はその笑顔が少し怖い⋯

    「それじゃあ、私からのお願いは⋯血を、吸わせてくれませんか?」

  • 59スレ主24/11/27(水) 02:45:28

    吸血パートは明日で⋯何でマリーこうなったんでしょうね?

  • 60二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 07:18:36

    ん?マリーが血を吸うのか?

  • 61二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 07:43:23

    >>60

    マリーがお願い聞く側だからムツちゃんじゃないか?

  • 62二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 17:06:53

    >>60

    だとしたらシスターなのも相まってすごく背徳的な光景になるな

  • 63二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 00:07:46

    マリーはさ……先生を伊ダ落させたいのかい?
    ぐへへへへへ!!!マリーの体操服淫魔像に
    ビナー液ぶっかけるのが楽しみだぜ!!

  • 64二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 00:55:11

    >>63

    ヴァルキューレ!カモン!!

                                

  • 65スレ主24/11/28(木) 02:20:33

    >>58

    流石に大きすぎる願いはヤバそう、というか大きい願いしたら頭撃ち抜かれそうで怖い⋯


    「血?⋯ああ、あなたが噂の、いいですよ。取引通り吸わせてあげます。⋯あ、ちょっと待ってください」


    マリーさんがフードを脱いで、中からフサフサの猫耳が見える


    「すいませんが首を吸われると噛み跡が残ってしまうので耳から吸ってもらえませんか?」

    「ええ?み、耳ですか?」


    以外な場所に、私は思わず聞き返す。今まで太ももや腕とかは吸ったことあるけど、耳は初めて吸うなあ

    そんな事を思っていると、マリーさんが祈るように膝を付く


    「どうぞ、存分に吸ってください。契約ですからね」

    「は、はい⋯」


    やっぱり笑顔が怖い、でも吸っていいなら存分に⋯


    「いただきます」


    マリーさんのフサフサの右耳に噛み付くと、左耳がビクッと震える。口の中に甘い味が広がっていく、今まで飲んだ血の中で一番サラサラで、まるでカフェオレを飲んでいるかのような、ほんの少しの苦味もある


    「んんっ、これが例の⋯っ♡はあっ、はあっ♡」

    「んくっ、んぐっ」

    「神よ、快楽に溺れる私をお許しくださぃ♡あ゙っ♡これもう駄目っ⋯っ〜〜!♡♡」


    マリーさんの左耳がものすごくビクッっと大きく震えた、え、だ、大丈夫?

  • 66スレ主24/11/28(木) 02:20:50

    「あ、あのマリーさん」
    「はあっ、はあっ、何ですか?これで取引通り秘密にしてくれますよね?」
    「それはそうですけど、大丈夫ですか?耳が凄くビクッて震えてましたけど」
    「誰のせいですかもう!⋯もしかして、気づいていないんですか?」
    「なにがですか?」

    するとマリーさんは大きくため息を付き、フードをかぶり直す

    「はあっ⋯それではムツさん、休憩時間が終わりそうなので私はこれで、あと」

    さっきまでの怖い雰囲気から一変、今までの清楚な感じに戻ったマリーさんが、私の耳元で囁く

    「いい加減、自分のことくらいわかったほうがいいですよ?」
    「それはどういう?」

    マリーさんは何も言わずに、部屋を出ていった。自分のことって、一体?

  • 67スレ主24/11/28(木) 02:27:23

    ちなみに何でマリーがこんなのになったかというと⋯

    中学時代のマリー

    「その耳、お前がキャスパリーグだな!覚悟しろ!」
    「え?きゃ、きゃすぱりーぐ?いったい何のことで、何で急に襲ってくるんですか!?」

    「その耳、見つけたぞキャスパリーグ!」
    「だからキャスパリーグって誰なんですか!ひゃあ!」

    「キャスパリーグ!覚悟!」
    「⋯⋯⋯」

    「キャ⋯」

    バァン!

    「私は人違いです、次言ったら撃ちますよ?」
    「もう撃ってるだろ!」

    こんな事があって、マリーはあんなキャラになってるんですね。いやぁ人違いって怖いなぁ!

  • 68二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 13:08:22

    血を欲しがる生徒もいれば野生っぷりを発揮する生徒もいると……
    冤罪キャスパリーグがきっかけじゃ仕方ないですかね

  • 69二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 23:06:13

    保守  

  • 70二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 07:16:56

    マリーはこれ以降たまに悩み持つ側として懺悔室に通ってそうな気がする……

  • 71二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 14:55:09

    次の被害者は誰になるのか

  • 72スレ主24/11/29(金) 16:57:07

    「んぐっ、んぐっ」
    「んんっ♡んぃっ♡あっ♡」

    私は今日もいつものようにマシロちゃんの血を吸っている。やっぱりおいしいなぁ

    「ぷふぁ、いつもありがとうねマシロちゃん」

    太ももから牙を外す。それにしても今日もパンツ履いてないんだけどなんで?

    「これくらいいい、でもよかったの?買い物についてきてもらって」
    「いいよいいよ、というか血が飲みたくてついてきただけだし」

    今日は、正義実現委員会からの帰り道に、マシロちゃんが食材を買いたいと言っていたのでついて行って、今はマシロちゃんの家で血を吸っていた。それにしても⋯

    「マシロちゃんの家、ほんとに何もないよね」
    「そう?いらないものを買ってないだけだけど」
    「だからって少なすぎると思うけど⋯」

    見渡すが、ベットとテーブルくらいしかまともなものが見つからない。よくこれで生活できてるよね

    「そうだムツ、夜ご飯食べてく?」
    「夜ご飯?さっき食べたじゃん」
    「⋯?」

    あれ?話が噛み合ってないぞ?もしかして

    「ご飯って料理する方のご飯?」
    「それ以外に何が⋯ああ吸血か。それでそのご飯、どうする?」
    「うーん⋯いいか今日は、マシロちゃんの血を吸えて今日は満足だし」
    「そっか」

  • 73スレ主24/11/29(金) 16:59:09

    そそくさと帰りの準備をしていると、マシロちゃんが声をかけてくる

    「ねえムツ、最近ハロウィンの時だったり、ゲヘナに行っちゃった時だったりで、色々と私に迷惑をかけたよね」
    「ゔっ、な、なんで急にそんな話をするのさ!」

    気まずそうに振り返ってマシロちゃんの方を見ると、少し楽しそうな顔をしていた

    「だからムツ、これから3回ムツが私に迷惑をかけたら、私の言う事を一つ聞いてくれない?」
    「え⋯何でも急に」
    「ムツ注意力がないからすぐに色々と迷惑をかけるし、条件を付けたらまともになるかなって」
    「⋯⋯」

    正直、何も言い返せない⋯

    「しょうがないなあ、私が迷惑を3回だったよね?まあ3回も迷惑をかけるなんてないと思うんだけどね」
    「⋯言ったね?」

    マシロちゃんがニコッと笑う、うう⋯そんな顔されるくらい舐められてるの私?帰りの準備を終え、玄関の扉を開ける。

    「約束、忘れないでね」
    「わかってるよ、もう」

    少し悔しい気分になりながら、私は夕焼けがきれいな空を見上げた

  • 74スレ主24/11/29(金) 16:59:28

    オマケ

    「よし、これであとはムツがドジを踏むだけ、3回踏んだらムツをデートに誘って⋯」

    ニヨニヨと笑っているマシロは、ベットの下からアルバムを取り出す。それを開くと、そこにはムツの大量の写真が入っていて⋯

    「大好きだよ、ムツ⋯」

  • 75二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 22:09:45

    ムツちゃんが何かやらかすように誘導するマシロ?

  • 76二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 00:06:25

    壁中に貼ってないからセーフだなヨシ

  • 77二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 04:13:33

    いや~いいですな〜

                                

  • 78二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 14:45:23

    やはり重い

  • 79二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 23:49:48

    愛が重いキャラはいっぱい居ていい

  • 80二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 01:59:41

    愛は重ければ重いほどいいのだよ

  • 81二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 04:19:52

    あのクールな顔から繰り出される重い愛は効く

  • 82二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 14:53:58

    いつか料理するの方のご飯になにか盛られそう

  • 83スレ主24/12/01(日) 14:55:37

    今日は学園の中心である噴水の所を警備中。一人きりで少し暇だが、何もないのが一番⋯あれ

    「魔女だ!魔女がいるぞ!」
    「え?本当?あの裏切り者の魔女?」

    クスクスと、笑い声が聞こえる。魔女とは恐らく、少し前に判決が下ったミカ様のことだろう。⋯心底気持ち悪い
    噴水の反対側を見ると、掃除をしているのかゴミ袋を片手に持ったミカ様、そしてそれを取り囲むようにしている、ティーパーティーの様々な分派の人達

    「ねえ魔女、失脚した気分ってどんな気分なの?」
    「もう魔女ってティーパーティーじゃないのよね、それじゃあ私たちより下よね!」
    「⋯⋯」

    色々なことを言われているが、ミカ様はすべて無視して、落ちているゴミを拾ったりしている。⋯元々派閥のトップだった人に対してその発言って、性格が悪すぎるでしょこの人たち。って!

    「っ!」

    パァンと、ミカ様の頭に向かって銃が撃たれる。ミカ様は何とも思っていないかのようにしていると、更に何発も弾が撃たれる。⋯この人達、さすがにそれは看破できない!

  • 84スレ主24/12/01(日) 14:56:44

    「ねぇ魔女どう?痛いかしら?でもあんたがなんかしても無駄よ、私達の方が地位が高いんだもの!」
    「⋯⋯」

    止めようと思ったが、地位という言葉で、足が止まる。ただの一般生徒な私が何しても⋯いやそんなの関係ない!
    私はポケットからスマホを取り出すと、マシロちゃんに電話をかける

    [もしもし?ムツからかけるの、珍しいね?]
    [ごめんマシロちゃん、今すぐツルギ先輩かハスミ先輩に声をかけてけてくれない?貸し1でいいから]
    [え?一体どういう]
    [今からちょっと権力と戦ってくるから、2人に会ったら、噴水の所の後始末を頼んで欲しいの。それじゃあ]
    [ちょっと?まっ⋯]

    ⋯ふぅ。私は銃を構え、噴水の反対側に歩いていく

    「正義実現委員会です!学生に対する暴力行為、そして発砲したとしてあなた達を拘束します!」
    「はあ?一人で何が出来るのよ?それに私達は、魔女を正当に断罪してるだけよ、何も悪いことなんてヒッ!」

    私は話している生徒の足元の近くに、威嚇射撃をする。それだけで、ミカ様をいじめていた生徒は、私を睨みつけながらどこかに去っていった

    「ふぅ、大丈夫ですか?ミカ様」
    「⋯なんで私を助けたの?自分に危害が加わるかもしれないのに」

    ミカ様が、少し疲れた様子で、私に聞いてくる。なんでって、さすがにあれは見逃せないからに決まって⋯いや

    「さっきも言いましたが、正義実現委員会の規律に反していので、助けただけです」
    「ムツっ!いったい何が⋯なるほど」

    ハスミ先輩が、こっちに向かって走ってきて、すぐに状況を把握した。

  • 85スレ主24/12/01(日) 14:57:03

    「ひとまず、よくやりましたムツ、後のことは任してください。それと⋯」

    ハスミ先輩は膝立ちになると、私に向かって首筋を見せつける

    「ご褒美です。私の血を吸ってもいいですよ?」
    「えっ、本当ですか!」

    私はすぐに近づくと、ハスミ先輩の首に牙を突きつける

    「んぐっ、んぐっ⋯」
    「そう、そうですよムツ。よくやりましたね」

    ハスミ先輩が、血を吸っている私を、優しく抱きしめる。そして全身に温かさと、上半身に柔らかい感触が起きる。ああ、何だかあったかくて落ち着く⋯

    「ぷふぁ、美味しかったです」
    「⋯もういいのですか?もう少し私に甘えても⋯いえ、何でもありません」
    「??」

    ハスミ先輩は私を離すと、ミカ様の方に歩いていく

    「ねぇ、あの子が例の⋯⋯⋯って⋯」
    「ええ、それで一体⋯⋯⋯⋯恐らく⋯⋯⋯」
    「別に私⋯⋯⋯⋯⋯そもそも⋯⋯」

    うーん何言ってるか聞こえないなあ、まあ、私の仕事は終わったと思うし、もう帰ってもいいか。私はすすっと、その場を去っていった。
    ちなみに、私にも嫌がらせが来ると思っていたけど、何も嫌がらせは来なかった。いったい何があったんだろう?

    「私の恩人の為だ、権力だって遠慮なく使おう」

  • 86二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 15:01:25

    何だかあったかくて落ち着く……つまりハスミママってこと?

  • 87二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 16:41:31

    ミカとも関わって各方面に有名になっていくムッちゃんの明日はどっちだ

    正義を重視するマシロはムツを正義の味方として見てるのかな……と思いつつそれとは関係ないSSを提供します >>88

  • 88冷静なマシロ24/12/01(日) 16:43:09

    皆さんご存知の通り、私は冷静沈着です。
    今朝もムツの生写真を眺めながらお手洗いで煩悩滅却したので、思考は冴え渡っています。今は、街の不良へ注意をしているムツを高台から見守っているんですが……何だか不良が暴れ出しそうですね。60、59……
    数え終わるまでは様子見です、冤罪で銃撃しては正義が揺らいてしまいますので……46、45……あ、銃弾がムツの愛らしいほっぺたを掠めました、39、0。
    万死に値するので鎮圧しましょう、狙撃体勢に移行します。ええ、ムツは私が守護しないと……

  • 89二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 20:17:29

    すごい、冷水ぶっかけたみたいに冷静だな。

  • 90スレ主24/12/02(月) 03:06:56

    マシロの食事情

    「今日は⋯シジミにしよう」

    静山マシロはムツに毎日と言っていいほど血を吸わせている。だか普通はそんな頻度で飲ませていては、すぐに貧血になってしまう。他が事実として、マシロが貧血になった所を、ムツは見たことがない。それは何故か、理由は簡単である

    「よし、いい出来」

    テーブルにのっているのはレバーにシジミといった、鉄分がよく取れる食事。そう、鉄分で頑張って血を作っていたのだ
    テーブルの上に乗っているおいしそうな食事、マシロの料理の才能は、気づかないうちにプロレベルにまでなっていたのだ

    「んぐっ、はむっ」

    パクパクと、そんなプロレベルの食事を食べていく。ただ味のことは頭に無い。何故なら

    (ムツは今度どんな反応するのかな、沢山血を飲んでくれるかな⋯1つ目の借りは全く想定していないまま出来たけど、あと2つどうしようかな)

    マシロの頭の中は、常にムツのことで一杯なのだから

  • 91スレ主24/12/02(月) 03:08:36

    え?鉄分だけでそんなに血が回復するわけ無いって?
    ⋯ムツのまだ出してない設定の一つに答えがあるので、少し待っていてください

  • 92二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 09:58:26

    了解

  • 93二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 20:19:45

    ヤンデレマシロ最高‼️

  • 94二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:44:05

    他にもヤンデレになるのが居るのか………いや、ヤンデレじゃなく普通にスキンシップが多めになる生徒とか居るのかな?

  • 95スレ主24/12/03(火) 02:36:10

    今日は正義実現委員会がお休みの日。そして久しぶりにウタハさんに呼ばれて、私はミレニアムに来ていた

    「お久しぶりですウタハさん」
    「忙しい時に呼び出して悪かったねムツ君」
    「いえいえ」

    今日はいつもと違って大きな装置に入ったりはしないらしい。確かに、いつもは何かしら大きな機械が置いてあるけど、今日は小さい機械がノートパソコンの隣においてあるだけだ

    「さてムツ君、まずは着替えてきてくれないか?私はその間に色々と準備をしておくから」
    「はい」

    隣の部屋に移動し、用意されていた服を着る。あれ?最近寒くなってきたのに、何で半袖なんだろう?まあエアコンがついているからいいけど

    「着替え終わりましたよ。ってなんですかそれ?」

    私が部屋に戻ると、ウタハさんの隣に大きなロボがいた

    「これかい?これは私が作ったロボット[雷ちゃん]私の助手のようなものだね」
    「なるほど。それで、今日は何をするんですか?」
    「今日かい?今日は⋯」

    ウタハさんが、懐から棒状のものを取り出す。嫌な予感がする。え、まさか、あの形は⋯

    「ムツ君の血を貰うために、注射をしようと⋯」

    私は全力で、その場から逃げ出した!

  • 96二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 06:43:38

    注射嫌なのかな?

  • 97二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 08:00:43

    血液不足で捕まるのかな

  • 98二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 10:23:19

    しかし回り込まれてしまったってなりそう

  • 99スレ主24/12/03(火) 16:26:49

    その場から離れるために扉を開けようとドアノブを捻る。⋯捻る、あれ?いつの間に鍵がかかって

    「無駄だよムツ君、その鍵はオートロックだから、私が鍵を使わなければ開かない。それに」
    「うわっ!?」

    私の身体が、雷ちゃんから出てきたワイヤーで固定される

    「ちょっ!ちょっとウタハさん!このワイヤー離してくださいよ!」
    「すまないなムツ君、これも研究のためだ。それと、そのワイヤーと伸ばしている雷ちゃんは、下手な事をすると自爆するから気をつけたほうがいい」
    「なんでそんな機能つけたんですか!」

    というかワイヤーも自爆するってなに?あっちょっと待って近づかないで、嫌、嫌⋯

    「無理です無理です勘弁してください!私注射は無理なんです、というか採血って吸血と真逆のことじゃないですか!嫌ですやめっ、近づかないでやめろぉ!」
    「いつになくしゃべるな君は⋯」

    チクリと、腕に痛みが走り、私の中から何かが抜けていくような感覚に陥る。ああ、ああ⋯

    「よし、これで欲しい量は集まった。ってなんだその顔は!」
    「もう動けない⋯力が入らない⋯」
    「体内の0.1%も採っていないんだが⋯少し待っていてくれ」

    ウタハさんは私の血を機械にいれると、私の拘束を解く

    「すまなかったねムツ君、君が逃げてしまいそうだったから、何も伝えなかったんだか」
    「ひどいですよウタハさん⋯」

    私の拘束が解けると同時に、さっき私の血を入れた機械がピピピと音を鳴らす

  • 100二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 00:43:10

    一体血を何に使うんだか

  • 101二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 01:29:24

    拘束だなんて!!
    え駄死ィィィイイイ!!!

  • 102スレ主24/12/04(水) 03:15:17

    「お、もう結果が出たようだね、どれどれ⋯」

    ウタハさんが、地面でぐてーとしている私を無視して、パソコンをいじっている

    「⋯なるほど、やはりそうだったのか」
    「やはりって、私の血に何かあるんですか?」

    私は起き上がり、ウタハさんの後ろからパソコンの画面を見る。⋯うーん何書いてあるか分かんない

    「この結果から、君の体液、特に血には細胞を活性化させ治癒力を大幅に高める。つまり強力な回復薬であることが分かった」
    「回復薬、ですか?」
    「ああ。君も疑問に思ったことはないか?例えば⋯自分が噛んだ相手の噛み跡が、翌日には消えているだとか」
    「それは確かに⋯」

    確かに、マシロちゃんは太ももだから分かりづらいけど、首筋に噛みついた子の傷跡がなくて、あれ?って思ったことがあるかも

    「それは君が血を吸う際に、傷口に体液⋯つまり唾液が付くだろう?その唾液の回復効果で傷が消えているんだ」
    「なるほど」

    私の体液にそんな効果が⋯あれ?

    「それじゃあ、なんで私は血を吸わないと身体が弱くなるんですか?血が回復薬なら身体が弱くはならないと思うんですけど」
    「そのことなんだが⋯あまり私も詳しくはないが、私たちの身体は薬を過剰に取りすぎると逆に体調が悪くなってしまうんだ」
    「はえー⋯ってもしかして!」
    「気づいたようだね、君の血は強力な回復薬だ、健康な君のその体に、過剰と言っていいほどの回復薬が回っている。だから身体が弱くなるんだ。そして、他人の血を飲むことで自分の血の濃度を下げる事で、自分の体調を回復していたんだ」
    「な、なるほど?」

    うーん⋯言われてもよくわからないような⋯

  • 103スレ主24/12/04(水) 03:16:53

    「ひとまず、分かった事を纏めたいから少し待っていて?」
    「ウタハさん、血」

    私、まだ血を飲んでいない

    「す、少し待っていてくれムツ君、私は先に」
    「ウタハさん、私の血採りましたよね。そのせいでいまとんでもなくお腹が空いているんです。どうせ回復するんですから、今か遠慮なく吸いますね」

    そう言って、私はウタハさんを押し倒す

    「なっ!ま、待ってくれムツく⋯」
    「待ちません。んぐっ⋯」

    ウタハさんを押し倒したまま、血をゴクゴクと一気に吸っていく

    「あ゙っ!?今までよりっ♡激しくぅ♡あ゙あ゙っ♡⋯っ〜〜♡♡♡ま、待ってくれムツくぁっ♡お゙お゙っ♡」

    ウタハさんが何か言っているけど気にしない!私が満足するまで吸ってやる!

    「あ゙っ♡あ゙〜〜♡♡⋯〜〜〜!!♡♡♡」

  • 104スレ主24/12/04(水) 03:17:15

    「んぐっ、ぷふぅ」

    私が牙を外すと、ウタハさんは何かに負けてしまったかのような顔で、身体をビクビクさせていて

    「それじゃあウタハさん、これに懲りたら私の血を吸うなんてことは⋯ってあれ?ウタハさん?ウタハさーん!?」

    ウタハさんの意識がない!?えっちょっと待ってどうしたら、あ、あわわわ⋯

    「だ、誰かぁ!」

    結局、近くを通ったミレニアムの子に助けてもらったが、ウタハさんは私が帰るまで目覚めることはなかった

  • 105スレ主24/12/04(水) 03:18:22

    そういえば、私事ですがやっとマシロのメボロビ解放しました。⋯長くない?絆12って

  • 106二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 08:07:34

    >>105

    そんなにいるのか

  • 107二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 17:42:27

    ウタハ……良いやつだったよ そして計測器が爆発しなくて良かった


    >>105 >>106 マシロのメモロビは絆8で解放可能でしたね 絆ストーリーを読まない限り解放されないから推し以外のメモロビは溜まりがちかも

  • 108二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 01:25:46

    ウタハが大変なことにムツちゃんは責任取って

  • 109二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 07:30:38

    ムツ「おいしい血がわるい あたしじゃない しらない すんだこと」

  • 110二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 11:41:11

    吸血を受ける相手は変えの下着を持ち歩いとかないといけないのか

  • 111二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 21:50:10

    ほしゅ

  • 112二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 07:31:31

    保守

  • 113スレ主24/12/06(金) 15:57:01

    今日は本当に珍しく、シャーレの当番になれた。

    「先生、この書類あっちに置いておきますね」
    〝うん、ありがとうムツ〝

    書類を整理して、必要なものを先生に渡す。今日はこの作業を2時間くらいやっているけど、一向に書類が終わらない。⋯そういえば

    「今日の当番は珍しく私一人なんですね。大体二人でやっているのに」
    〝いつもはそうなんだけどね、今日はヒナ⋯ゲヘナの風紀委員長が忙しいみたいで、もう少ししたら来るとは言っていたけど⋯〝

    すると、先生のスマホから通知の音が鳴る

    〝ヒナからだ、噂をすれば何とやらだね。えっと、色々と問題は起こってて行けなさそうです。⋯そっかぁ〝

    どうやら話を聞く限り、来るはずだったもう一人の人が来れなくなったらしい。まああのゲヘナの風紀委員長らしいから、忙しいのは当然だと思うけど⋯あれ?

    「先生、もしかしてこの書類の山を、私と先生だけで片付けないといけないのでは?」
    〝⋯⋯⋯頑張ろう〝

    え、ええ⋯

  • 114スレ主24/12/06(金) 15:57:22

    そしてお昼ごろ

    〝よし!これで一段落ついたね〝
    「お疲れ様です先生、仕事も少しは減っ⋯減ってますかこれ?」
    〝あはは⋯〝

    仕事に一段落が着いた私と先生は、少し休憩する。

    〝よし、エンジェル24で何かお弁当買ってくるね。ムツは何がいい?〝
    「お弁当?⋯いえ、私は大丈夫ですよ?」
    〝え?お弁当用意してるの?〝
    「いえ、そもそも食べないのですが」
    〝え?〝
    「え?」

    あれ?話が噛み合ってないような

    〝もしかしてムツ、ご飯食べないの?〝
    「はい。私の主食は血なのでご飯は基本的に食べないのですね」
    〝そうなんだ⋯それじゃあ、今お腹は空いてないの?〝
    「確かにお腹は空いてますが⋯」

    改めて、先生の顔を見る。やっぱり、前に会ったときから目の隈とかが何も変わってない。というか悪化してるし!

    「先生のあの美味しくない血を飲むくらいだったら、我慢できますし」
    〝酷くない!?〝

  • 115二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 17:22:05

    酷いと思うなら健康になれ先生

  • 116二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 23:12:26

    不味いものはのみたくないもんな

  • 117スレ主24/12/07(土) 05:27:39

    >>114 結局先生だけがご飯を食べ、私達は仕事を再開したが、少しすると


    〝ムツ、大丈夫?〝

    「だ、大丈夫、です」


    お腹空いた⋯でも先生の血は吸いたくないし、そうだ!


    「先生、確かシャーレって下の階にコンビニありましたよね」

    〝うん、エンジェル24があるね〝

    「ちょっとそこまで行って定員さんから血をもらってきます」


    私は立ち上がると、部屋の扉を開け、エンジェル24に向かって歩いていく


    「ちょ、ちょっと待ってムツ!ソラはさすがに⋯」


    少し歩き、エンジェル24の扉が見えてきた。たまにシャーレには来るけど、ここには入ったこと無いなぁ、店員さんすぐに状況を分かってくれる人だといいけど。そんな事を思いながらエンジェル24に入ると


    「暇だなぁ⋯あっ!いらっしゃいませ!何かお求めですか?」

    「⋯⋯⋯」


    そこには、私より小さい女の子が一人だけいて


    「⋯ねえ、店員さん高校何年生?」

    「はい?私はまだ中学生ですけど」

    「⋯そっか」


    私はエンジェル24を出て、元の部屋に戻り、膝から崩れ落ちる


    〝あ、ムツお帰り、早かったねぇっ!?どうしたの!〝

    「吸える訳無いじゃないですか!無理です!私には中学生の女の子は吸えません!」

  • 118二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 14:03:24

    まだ諦めるには早い…ユズがシフト勤務してくるかもしれない 別店舗と連携する可能性はあるはず

  • 119二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 14:04:51

    マシロに助けてってモモトークを送るんだ駆けつけてくれるぞ

  • 120二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 00:21:20

    ムツ勇気を出してみるんだ、絵面はまだ大丈夫なはず...

  • 121スレ主24/12/08(日) 03:34:01

    >>117

    「う、うう、うう⋯」

    〝本当に大丈夫ムツ、やっぱり私の血を〝

    「嫌です!」


    体が重い、頭もなんだが回らないし、このままじゃシャーレの仕事を手伝うどころじゃない⋯でも先生の血だけは、先生の血だけは!


    〝⋯やっぱり、生活習慣見直そうかなぁ。ねえムツ、私の血が駄目なら、モモトークで他の人を呼んだら?〝

    「そう、ですね⋯」


    そういえばモモトークがあったっけ、スマホを開き、マシロちゃんに連絡する。少しすると


    [借り2つ目]


    という返信が来た。そっかぁこれも借りに⋯まあしょうがない、あと一つ迷惑をかけなきゃいいだけだし

  • 122スレ主24/12/08(日) 03:35:19

    「来たよムツ、先生、お疲れ様です」
    〝あっ!久しぶりマシロ〝
    「待ってたよ〜マシロちゃ〜ん。ありがと〜」

    私は来てくれたマシロちゃんにソファに寝転がりながらお礼を言う

    「相当きつそうだねムツ、それでは先生、ちょっと隣の部屋借りますね。ほらムツ」
    「はーい」

    私はマシロちゃんに引っ張られながら、隣の部屋に入る

    「本当にありがとうねマシロちゃん」
    「これくらいいいよ、はい」

    床に座ったままマシロちゃんが膝を伸ばし、私はその伸ばした脚に床に寝そべりながらかぶりつく。ああ久しぶりの血⋯美味しいよお

    「んんっ♡ふー♡ふー♡あひっ♡ハアっ♡ハアっ⋯⋯っ!!♡♡」

    ああ体が軽くなる⋯

    「ああ、美味しかった⋯」
    「ハアっ♡満足した?ムツ」
    「うん、ありがとうマシロちゃん」

    血を吸い終わった私とマシロちゃんは、先生のいる元の部屋に戻る

    〝あっ、お帰り二人とも〝
    「もう元気ですので、まだまだお手伝い出来ますよ先生」
    「私はこれで、ムツ、頑張ってね」

  • 123スレ主24/12/08(日) 03:36:37

    少し顔を赤くしたマシロちゃんが、部屋を出る。そして私と先生は、書類の山に取り掛かるのだった


    ーーーーーーーーーーーーーーー

    さて、私はやり忘れた合同火力演習やってきます

  • 124二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 14:05:35

    保守
    俺も合火演やらなきゃなぁ…テスト前日だけど…

  • 125二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 21:20:21

    ほしゅ

  • 126二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 07:20:21

    残る貸しは1つだけ……その後のムツはどうなってしまうのか

  • 127二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 13:43:06

    マシロ……すっげぇ役得感じてそ

  • 128二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 21:54:35

    あと1回                                                   

  • 129スレ主24/12/10(火) 01:39:58

    今ストーリーの為にエデン条約編改めて読み終わったので、明日から書き上げます

  • 130二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 10:21:30

    がんばれー

  • 131二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:14:49

    応援します

  • 132スレ主24/12/11(水) 03:17:14

    遂にエデン条約締結の日、私達正義実現委員会は警備の為に大聖堂に集められ、ハスミ先輩から警備場所の人員を分けられていた

    「では、大聖堂の周りにはーーとーーとーー、それとーーを、それとムツ、そしてマシロは、個々の警備を二人でお願いします」
    「はい!⋯二人で?」

    ハスミ先輩に指定たれたのは、大聖堂の少し隣にある小さな聖堂、確かに警備は楽だけどなんでマシロちゃんと二人で?
    不思議に思いつつ、私とマシロちゃんは聖堂に向かう

    「ねえマシロちゃん、なんで私とマシロちゃんだけで警備なんだろう?他にも人を呼べばいいのに」
    「⋯配慮とか?いやまさかね」
    「配慮?いったい何の?」
    「ムツが分からないならそれでいいよ」
    「???」

    困惑しながらも聖堂に着いた私は、扉を開けて、中には入った

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    「ハスミ先輩、なんでムツとマシロ、あの2人だけ別の場所に分けたっすか?」
    「イチカ、簡単なことですよ。最近のあの2人か、恋仲になりそうだという噂を聞き、母として配慮したまでです」
    「なるほど⋯っていつからハスミ先輩はあの2人の母親になったんすか」

  • 133スレ主24/12/11(水) 03:19:26

    警備を初めて2時間ほど、調印式自体はお昼すぎから始まるので、朝から警備している私たちにとってはまだ暇な時間帯。ただ⋯

    「朝、ご飯食べ忘れた⋯」
    「え、今言うの?」

    今日は学園に来てすぐ集合がかかったので、誰かから血を吸うことができておらず、今私は凄いお腹が空いている。そして今目の前にはマシロちゃんがいる

    「ね、ねえマシロちゃん⋯」
    「今警備中だよ」
    「わかってるけど⋯ね?お願い」
    「⋯しょうがないなあ」

    マシロちゃんが足を差し出し、私は膝立ちになって、その太ももに牙を突きつける。⋯なんでこんな日までパンツ履いてないんだろう

    「んぐっ、んぐっ⋯」
    「ハアっ♡ハアっ♡今は警備中だから、そんなに強くはあ゙あ゙っ♡⋯んんっ♡んきゃあ!!」
    「ふえっ!?」

    マシロちゃんが今までで聞いたことのないような悲鳴をあげ、私は驚いて牙を抜く。何事かとマシロちゃんの顔を見ると、私の後ろを向いて顔を真っ赤にした染めていて⋯い、一体何が

    〝えっと、その、⋯⋯⋯お邪魔だったかな?私はこれで〝
    「え?先生!?」
    「ちょっと待ってください先生!これには訳が⋯」

  • 134スレ主24/12/11(水) 03:20:04

    マシロちゃんが先生を引き止めて、色々と話し合っています。話を聞くと、先生からは私とマシロちゃんがその⋯いかがわしい事をしていたように見えたらしい

    「いや何言っているんですか先生、いかがわしいことなんてしてるわけ無いじゃないですか」
    〝そうだと思ってるんだけど、それじゃあ何で太ももから血を?〝
    「さあ?マシロちゃんが、太ももから血を吸ってほしいって」

    マシロちゃんの方を見ると、今まで聞いたことがないようなか細い声で先生に質問をしていて

    「あの先生⋯見ました?」
    〝見た?⋯っ!いやいや見てない見てない!丁度ムツに隠れてて下着なんで見えてないよ!〝
    「えっ?今マシロちゃんノーパムグッ!」
    「先生そろそろ戻る時間ですよね!ほら、早く戻ってください!」
    「ムグッ、ムームー!」

    私がマシロちゃんに口を塞がれ羽交い締めにされている間に、先生が聖堂を出ていく。そして

    「⋯貸し3」
    「えっ!な、なんで?」
    「そもそも血を飲ましてほしいって言ったのはムツだし、それに⋯恥ずかしかったら」
    「そんなあ⋯それじゃあ、何か命令はある?」
    「⋯⋯エデン条約締結の後で言うね」

    そうだよね仕事中だし。
    そして、時間が少し経ち、お昼ごろ、エデン条約の調印式が始まろうとしていた。

    「いやぁそろそろだね、って何か変な音しない?ゴーッて」
    「確かにそうだね。⋯ムツっ!!」

    急に、マシロちゃんに私の体が抱き寄せられ、そして⋯とんでもない爆風で、私と、マシロちゃんは吹き飛ばされた

  • 135二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 07:24:19

    いよいよマシムツが周知の間柄に……がんばれ2人とも

  • 136二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 18:50:43

    襲撃か

  • 137二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 00:36:36

  • 138二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 07:29:29

    襲撃時の正実の指示系統はどうなってたか……二人はどう動くかな

  • 139スレ主24/12/12(木) 18:21:58

    >>134

    「うっ、あぐっ⋯」


    体が痛い、い、一体何が起きて、私はマシロちゃんと一緒に警備をしていて、それで⋯私が目を開けると、そこにはボロボロになって崩れた聖堂の跡と、崩れ落ちた瓦礫、そして下半身を瓦礫に潰されているマシロちゃん


    「⋯っ!?マシロちゃぐっ!」


    急いで助けようと体を起こすと、頭に鈍い痛みが走る。何事かと頭を触ると


    「え、血が⋯」


    どうやら吹き飛んだ拍子に頭を怪我したらしい。でもそんな事はどうでもいい、今はそれよりマシロちゃんを!


    「マシロちゃん!大丈⋯ぶ⋯⋯そんな!」


    マシロちゃんに駆け寄ると、近くに来たことでマシロちゃんのケガが鮮明に分かった。下半身が瓦礫につぶされているだけじゃない、上半身もケガまみれで、血溜まりがだんだんできてきていた

    このままじゃマシロちゃんが、まずはあの瓦礫をどかさないと!

  • 140スレ主24/12/12(木) 18:22:39

    「うぐっ、ううーぐぅ!」
    「あぐっ⋯あれ、ムツ?」
    「マシロちゃん!」

    頑張って瓦礫をどかしていると、マシロちゃんが目を覚ます

    「ムツ、一体何が⋯そっか、私ムツを守れたんだ」
    「守れたって⋯何で私のことを守ったのさ!」

    あの時、マシロちゃんが私を守ってくれなかったら、私は確かに今よりも大怪我をしていたと思う。でもだからって!

    「ねえムツ、そういえばムツに一つ、約束する権利、持ってたよね」
    「なんで、今そんな事を」
    「ムツ⋯」

    血が止まらない、瓦礫も重すぎてどかせない、でもまだ、 まだ私にもやれることが⋯

    「好きだよ」
    「えっ」

  • 141二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 20:34:51

    死亡フラグやん…

                       

  • 142二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 21:06:31

    やめろぉ…やめてくれぇ…

  • 143二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 01:47:27

    このレスは削除されています

  • 144スレ主24/12/13(金) 02:49:27

    >>140

    「え?じゃないよムツ、せっかく勇気を出して言ったのに、そんな反応しないでよ」


    「いやだって、なんでこんな時に⋯」


    「だって、私は多分もう助からないよ。自分の体のことは、自分が一番よくわかってる」


    「そんな事⋯やめてよ、言わないでよ、そんなの絶対に、このっ、あぅぁぁああ゙あ゙!」


    全力で腕に力を込め、なんとか瓦礫をマシロちゃんの足からどかす。でもどかしたはいいけど、マシロちゃんの足は変なふうに曲がってはいないけど折れていそうで


    「ほら、これで分かった?私はもう動けない、このままじゃムツまで出血多量で死んじゃうよ?だから早く救護騎士団に⋯こんなにムツから、血が出ちゃってるんだから」

    「そんなの、そんなの!」


    私にマシロちゃんを見捨ててって?そんなの出来るわけ無いじゃん!絶対に、絶対に見捨てるなんて出来ないよ!


    「そうだムツ、最後に一つだけ。⋯私と、付き合ってくれない?」

    「付き合う?それってどういう」

    「最後くらい、好きな人と恋人になれたって思いたいから、それだけだよ」


    っ!いつもの私なら、顔を赤くしているかもしれないけど、今言われると悲壮感しか感じない

    最後なんて、最後なんで絶対に嫌だ!何か、何かないの?何か⋯そうだ、ウタハさんが言っていた、私の、私の血は!

  • 145二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 07:31:45

    いざ献血のとき……
    ムッちゃんの血を取り込み過ぎると吸血種の同胞とか親の眷属になる?

  • 146二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 16:09:48

    これで一蓮托生……
    片方のヘイローの秘が消える時……
    両者のヘイローもまた消えるのだ……
    これで……一生一緒だね★

  • 147二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 17:19:39

    血を吸えば回復薬でなんとかなると思ったけど出血多量なんだったわ
    どーしよ

  • 148二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 01:56:14

    愛の力で……こーなんとか

  • 149二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 02:50:10

    このレスは削除されています

  • 150スレ主24/12/14(土) 03:20:03

    >>144

    「絶対に、絶対に私がマシロちゃんを助けるから」


    そう言うと、ムツは自分で腕に急にがぶりと噛みつく。当然、ムツの腕から血がダラダラと零れ落ちていく。ちょ、ちょっと!?


    「む、ムツ?何をしムグッ!」


    私の口を、ムツが噛んで作った腕の傷口で塞がれる。


    「むふ!ふひ、ふひのふぁふぁにひふぁ!(ムツ!口、口の中に血が!)」


    「マシロちゃん、聞いて?私の血は、ものすごい強力な回復薬らしいの」


    強力な、回復薬?⋯まさか!


    「今からマシロちゃんに、私の血を飲ませる」


    やっぱり、でも、そんな事したらただでさえ血を流してるムツが!私は首をなんとかフルフルと振って、拒否する


    「お願い、飲んで」


    首を振る、もっと強く


    「お願いだから!」


    出来ない、そんな事は絶対に!


    「飲め!」

    「っ!」

  • 151スレ主24/12/14(土) 03:20:48

    ムツが、見たことのない裂帛の表情で叫ぶ、こんなムツ、見た事がない!驚きとその表情から、動かしていた首の動きが止まる

    「私の事は気にしなくていいから!と言うか人の心配をする前にまず自分の心配をしてよ!なんで最後とか言うのさ!自分が死んじゃうのが確定してるみたいな言い方はやめてよ!」

    一度思ったことを吐き出し始めたら、もう止まらない

    「そもそもなにが付き合ってほしいよ!こんな時に言わないでよ、もっとちゃんとした場所で、万全の状態で言ってよ!私はマシロちゃんを見捨てるなんて出来ない、絶対に出来ない!だから⋯」
    「ムグッ!」

    さらに強く、口の中に傷口と流れてきた血がねじ込まれる

    「飲んで!そして助かってよ!」
    「っ!」

    ムツの言葉に押し負け、私はムツの血を飲み始める。口の中では鉄っぽい味しか感じなかったが、のどを通るとすごく甘く、それでいて、今までの吸われている時の身体から何かが抜けていく感覚ではなく、温かい、優しい感じがして

    「そう、いい感じだよ、少なくとも私が目を開けているうちは、飲み続けないと行けないからね」

    そんな事を言っているが、もうムツもボロボロで今にも倒れそうだ、そんな中、少しづつ痛くて動かなかった体の感覚が戻ってきた

    「その調子、あと、少しだけ⋯」

    倒れそうになったムツの体を、痛みがほぼなくなった体を起こし支える

    「よかった⋯マシロちゃん、私も大好きだよ⋯」
    「っ!!」

  • 152スレ主24/12/14(土) 03:21:18

    そう言うと、ムツは気絶してしまった。私は気絶したムツを抱える。急いで、救護騎士団に!
    だが急に、どこからともなく変なシスター服を来た、水色の髪奴らが現れる。そいつらは私に銃口を向けていて

    「私は、ムツを急いで救護騎士団に運ばなきゃいけないの、だから⋯」

    私はもうすっかり動くようになった足で立ち上がる。その間にも、ゾロゾロと変な奴らは増えていっていて

    「そこを、どけぇ!!!」

    私はムツを抱え、全力で駆け出した。絶対にムツは死なせない!

  • 153二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 14:43:39

    頑張れマシロ!

  • 154二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:34:08

    ムツもマシロも辿り着けますように

  • 155二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 12:59:50

    どうなるか

  • 156スレ主24/12/15(日) 14:55:02

    >>152

    走る、ただひたすらに、ムツを抱えて、よくわからない奴らの銃弾を避け、避けきれない弾はムツに当たらないように自分の体で受け止めながら

    パァンという音とともに、肩に鈍い痛みが走る


    「っ!せっかくムツが直してくれたのに⋯よくも!」


    愛銃を抜きたいが、生憎両腕がふさがっているので抜けず、とにかく走る。そして


    「やっと⋯着いた⋯」


    走り続け、トリニティの校舎までたどり着いた。でもここも混乱だらけ、校舎も少し崩れている、でも視界の端に、見慣れたピンク色の制服を見つけた


    「皆さん!怪我をした人はここに集まってください!重傷の人がいたら、私に知らせてください!」

    「セリナさん!」

    「マシロさんってどうしたんですかそのケガ!出血もひどいし何で立っていられてっ!ムツさん!」


    セリナさんが私が背負っていたムツに気付き、驚きながら応援を呼ぶ


    「ムツさんをそこに寝かしてください!マシロさんも、相当なケガをしているんですから治療を受けてください」

    「いや、私は⋯」

    「駄目です、ムツさんが目覚めた時のためにも、一緒に治療を受けてください」

    「⋯分かった」


    渋々、セリナさんに連れられて、私は治療室に向かった

    だが少しして⋯


    「はい!?血が足りない?あれだけ輸血液があったんですよ!」


    急に、隣の部屋からセリナさんの大声が聞こえる。血が足りない?確か隣の部屋にはムツがいたはず。⋯っ!

  • 157二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 00:32:43

  • 158スレ主24/12/16(月) 02:27:25

    >>156

    こっそりとベットから抜け出して、隣の部屋を盗み聞きすると、セリナさんともう一人の生徒が言い争っていた


    「あの量の血がすべてなくなったとでも言うんですか!それに緊急用の血もあったはずです。その血も使ってください」

    「もう使っています、それでいて言いますねセリナさん。ムツさん1人に使える量は、もうとっくに超えています」

    「っ!」

    「それって、どういうこと?」


    思わず、扉を開けて中に入る。ムツ1人って、どういうことなの!


    「マシロさん!?ベットで休んでいてくださいと言ったじゃないですか!」

    「それはごめんなさい。それでムツのことなんだけど」

    「この混沌とした状況では、一人に使える血は限られているんです」


    セリナさんと言い争っていた生徒が理由を言う。でも、そんな事言われても!というか血が足りないって


    「ムツの容態は?」

    「ムツさんは、現在治療をしていますが、何故かケガの治りが遅く、更に出血多量で悪い状態です」

    「そんな⋯それなら私の血を!」

    「駄目です」


    セリナさんに言い切られる。それでもムツがこんな状況なのに⋯


    「⋯分かりました。私の血を、ムツさんに輸血します」

    「本当!?ありがとう」


    ひとまず、セリナさんが自分の血を輸血してくれることになった。でもムツの危険な状態は続き、次の日になってしまった

  • 159スレ主24/12/16(月) 03:35:00

    「セリナさん、ムツは⋯」
    「昨日よりは、傷も治っていていい状態です。ですがやはり傷の治りが遅く⋯本当に何でこんなに傷が⋯」
    「それは、ムツ君の体質のせいだ」

    扉の方から、誰かの声がする。振り向くと、そこにはミレニアムの制服をいた生徒が立っていて

    「誰?ミレニアム生が何の用?」
    「そんなに警戒しないでほしい。私はウタハ、ミレニアムでムツ君の体質の研究をしていた者だ」

    ムツの体質の?⋯そういえば、ムツがミレニアムに私を研究している人がいるって言っていたような、それじゃあこの人がその

    「事情はわかりました。それで、ムツさんの体質とは一体何なんですか?」
    「詳しいことはまた後で話すが、ムツ君は体質で血が強力な回復薬になっていて、今のムツ君その回復薬を作るために、体の中の血を作る能力が阻害されている状態だ。だからこそ、輸血は一番いい手段と言えるだろう。そして⋯」

    ウタハさんは、自分の腕をまくる

    「ムツ君に血をあげるために、私はここに来たというわけだ」
    「なるほど、血の提供、感謝しますね。それと、血をとりながらムツさんの詳しい体質の話をしてもらっても」
    「ああ、かまわない」

    そして、ウタハさんとセリナさんは、何やら難しい話を始めた。正直、何を言っているのかは分からなかった。でも、この人がムツの事を私より知っていると思うと、少しだけ、何だか悔しい気がした

  • 160二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 13:23:59

    とりあえず……輸血受けてムツ復活しそーかな
    マシロよ……緊急時だから嫉妬心は心に閉まっときましょーね

  • 161二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 23:28:12

    調印式を控えてたなら一部のゲヘナ生徒も近くにいる可能性があるのかな

  • 162スレ主24/12/17(火) 02:26:44

    >>159 あれからまた1日経った。その間にも、補習授業部の浦和ハナコさんや下江コハルさんなどが、ムツのために血を提供してくれた。そのたびに私も血を上げようとしたが、毎回のようにセリナさんに止められた。そして


    「おはようございます。何しているんですか?」

    「おはようございますマシロさん。時間があったのでムツさんに血をあげようかと」

    「それなら私も⋯」

    「駄目です」


    やっぱり、マシロさんに断られる。でも、でも今日は!


    「なんでなんですかマシロさん、昨日私の傷はもう大丈夫だって、あなたが言ったんじゃないですか」


    そう、私の傷はもう昨日のうちに治っている。だからこそ、もう私の血を飲ましても大丈夫なはずなのに⋯


    「⋯マシロさんって、ムツさんと付き合ってるんですか?」

    「どうして急に?⋯まだ返事待ちです」

    「そうだったんですね。⋯正直、医療従事者としては今すぐムツさんにマシロさんの血を与えるべきです。ですが」


    セリナさんが私の方を向く


    「今、トリニティでは2人が付き合っているのではという噂がありまして、マシロさんの答えを聞くに、噂はある程度本当なんでしょう。でしたら、私個人としてはマシロさんには、ムツさんが目覚めてから初めて血を飲ませる人になって欲しいんですよ」

    「初めて血を飲ませる人、ですか」

    「はい、ただの私からの恋の応援です。なのでマシロさんは、ムツさんが目覚めて初めて血を飲ませる人として、いっぱい血をためて、ムツさんを満足させてほしいんです。その間は、私達がムツさんに血をあげていますので」

    「マシロさん⋯分かりました。ムツが満足できるよう、貯めることにします」


    そんな事を話していると、部屋の扉が開けられ、正義実現委員会の生徒が入ってくる


    「えっとマシロさん、正義実現委員会の集まりがあって」

    「分かった、すぐ行くよ。それじゃあムツ、行ってくるね」


    ムツに挨拶をして、私は部屋を出た

  • 163二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 02:40:25

    このレスは削除されています

  • 164スレ主24/12/17(火) 02:44:47

    指定された部屋に向かい、説明を受ける。つまり、今から戦う相手はミサイルを撃ち込み、ムツをあんな目に合わせた奴らだと⋯


    「絶対に許さない、絶対に!」


    愛銃を握りしめる。許すわけにはいかない。ムツのために、正義のために!
    配置について、スコープをのぞく。ターゲットの2人が見える。あの2人が、ムツを、あんな目に⋯私は、ムツのために、正義を実現する!

  • 165スレ主24/12/17(火) 02:49:40

    今までのただの正義のためから、ムツのための正義に⋯ふふふ、気づかないうちに自分の行動理念さえ変わってるのって、いいですよね!

  • 166二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 04:11:42

    >>162

    途中ちょいちょいセリナさんじゃなくてマシロさんになってる?

  • 167スレ主24/12/17(火) 14:25:34

    >>166

    えっ?あー、あああああ!!!

    すいませんそれ誤字ですぅ!

  • 168二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 00:05:27

    あるある

  • 169二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 07:24:38

    どんな風に決着するか……がんばれマシロ

  • 170二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:40:03

    マシロ…応援する

  • 171二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 02:41:19

    このレスは削除されています

  • 172スレ主24/12/19(木) 03:31:13

    >>164

    「うっ、ぐうっ⋯」

    「リーダー、もう無理だよ」


    リーダーと呼ばれている人が、その体をよろめかせる。よし、あと少しって!逃げようとしてる⋯


    「逃さない」


    私が撃った弾は、リーダーと呼ばれていた人に当たりはしたが、そんな事は関係ないという感じで逃げていった

    に、逃げられた⋯悔しい、でもそれよりも


    「はあっ、はあっ!」


    肩で息をしている阿慈谷ヒフミさん、前戦車でトリニティの校舎を破壊していたとは思えないほど、いい宣言だった。ムツにも、聞かせたかったなあ⋯ってそうだ!

    先生に許可をもらい、私はムツが眠っている部屋に走る。すると⋯


    「あれ、マシロちゃん?」

    「ムツ!」


    目が覚めたムツが、不思議そうな顔で、私を見ていた。私はそんなムツに、思わず抱きついた。

  • 173スレ主24/12/19(木) 03:32:19

    「ん、んみゅぅ⋯」

    何だか頭が痛い、でも起きないと⋯重いまぶたを開け、体を起こす。ふと、隣を見ると

    「あれ、マシロちゃん?」
    「ムツ!」

    マシロちゃんに、思いっきり抱きつかれる。その衝撃で、少しづつ頭がクリアになっていく。そうだ、私、大怪我したマシロちゃんに血を⋯そうだ傷!

    「マシロちゃん、傷!傷はもう大丈夫なの?」
    「傷なんて、ムツの血でもうとっくに直してるよ。よかった⋯」

    マシロちゃんが、普段は見せない涙を流している。そ、そんなに泣くことかなぁ?

    「ムツが寝てる間に、色々な人が血をムツに分けてくれて、ムツ、目覚めてくれてよかった!」

    話を聞くと、私が寝てる間に補習授業部の皆や、セリナさん、来てくれたウタハさんに、今まで血を吸わしてくれた正義実現委員会の子達、更にチナツさんまで血をくれたらしい。ただ⋯

    「お腹、空いた⋯」

    今までとは比べものにならないような空腹が、私に襲いかかる。お腹が、お腹が空いた⋯

    「いいよ、ムツ。好きなだけ吸って。その為に、血をためてきたんだから」

    そう言って、マシロちゃんは太ももを差し出してくる。血、血!我慢なんて出来ない。満足するまで、一気に⋯

    「いただきます!」

  • 174スレ主24/12/19(木) 03:33:23

    ガブリと、マシロちゃんの太ももに噛みつく。甘美な血の味が、口の中をどんどん満たしていく。ずっと眠っていたからか、今までの血よりも何倍もおいしく感じる

    「あ゙っ、あ゙あ゙っ♡♡これ、これでこそムツぅ♡♡もっと、もっと吸ってぇ♡♡♡あ゙あ゙あ゙っ!!♡♡♡」

    美味しい、美味しい美味しい美味しい!喉を通るたびに、身体が軽くなっていく。飲むのが、飲むのがやめられない!

    「ムツ♡私だけを見て♡♡んあっ♡私がいる時は♡私だけの血を吸ってぇ♡♡ずっと♡大好きだよ♡♡〜〜っ!!♡♡♡」

    ただ飲む、それだけに集中して、周りの音が聞こえなくなる。マシロちゃんが、何か言っている気がするが、頭の中に入ってこない。ただ、ただ美味しい!そして、その後も5分ほど飲み続け

    「美味し、かった⋯」

    牙を外す。するとマシロちゃんが、私の寝ているベットにバタリと倒れ込む

    「ムツ、満足した?」
    「うん。最高だった⋯」
    「よかった。あと、私の言ってること、聞こえてた?」
    「え?何か言ってたの?」
    「⋯よかった」

    その後、私が目覚めたのを知って駆けつけたセリナさんが来るまで、私とマシロちゃんは同じベットで寝続けた

  • 175二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 07:35:22

    なんというクソボケムッちゃん……今回は仕方ないところだろうけど

  • 176二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 18:25:21

    倒れちゃったか

  • 177スレ主24/12/20(金) 03:24:12

    >>174

    数日が経ち、私は怪我もほぼ完治し、明日には退院出来るとセリナさんに言われた


    「ムツ、お見舞いに来たよ」

    「マシロちゃん!」


    最近はよく、マシロちゃんがお見舞いに来てくれる。学校は大丈夫なのかと思ったが、話を聞くとイチカ先輩達のようなミサイルにあ巻き込まれなかった正義実現委員会の生徒たちが積極的に警備活動などをしているので、やることがないらしい


    「そういえばムツ、明日退院できるんだね。おめでとう」

    「ありがとうマシロちゃん!」


    私とマシロちゃんはベットに座り足をブラブラとさせていた。すると急に


    「そういえばムツ、まだ私、返事をもらって無いんだけど」

    「返事?何の?」


    マシロちゃんに返事?何か約束してたことあったっけ?

    するとマシロちゃんは一度ため息をついたあと、私に何事もなかったかのように言う


    「だから、告白の返事はまだかなって」

    「へ?告白⋯⋯っ!!?」


    私の記憶に、あの時ボロボロのマシロちゃんに告白された記憶が、一気に蘇る。そして、思い出した瞬間に頬が熱くなる

  • 178スレ主24/12/20(金) 03:24:58

    「あの時は万全の状態でって言われたから、今改めて言うね。ムツ、大好きだよ。だから私と、付き合ってください」
    「あ、あうあ、うあいうぁ⋯⋯」

    頬が熱い、それにどんどんマシロちゃん以外のものが目に映らなくなっていく。耳を澄ましていないのに、心臓の音がバクバクとうるさい

    「優しいところも、おっちょこちょいなところも、私が見守らないと心配になるくらい弱ったりするところも、血を飲も終わったあとの声も、顔も、全部、全部大好きだよ」
    「あ、あえぁ⋯⋯きゅぅ」

    マシロちゃんが私の手を握る。それは、恋人繋ぎというやつで⋯その瞬間、私の心がオーバーヒートし、私は意識を失った

  • 179二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 07:40:48

    気ぶり勢「抱けっ 抱けーっ」

  • 180二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 18:29:31

    わーお

  • 181二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 21:41:38

    立派な百合が咲いたな

  • 182二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 07:31:57

    トリニティの一角に小さなエデンが生まれましたか

  • 183二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 14:34:15

    ...美しい

スレッドは12/22 02:34頃に落ちます

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