【一応閲注】拝啓 荼毘くんへ

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:46:53

    木枯らしが吹き、日々早々と冬に近づいて参りましたね。
    最近は特にいきなり冷え込みましたから、お体の調子を崩されていないかが心配です。

    さて、早速ではありますが、ひとつ私の話をさせていただこうかと存じます。
    お話する内容は、勿論、察しの通りにきみのことです。
    先日はどうも、煌々と燃え上がる星のように光を纏っていらっしゃいましたね。
    無駄に装飾のない、きみ本来の美しさが間見えるお姿に、私は思わず感嘆の息を漏らしてしまうほどでした。
    全身から立ちのぼる焦げ付く匂いも、悲鳴によく似た笑い声も、あらゆる全てを薪とする在り方も、その全てが焼き付いたように私から離れてはくれないのです。
    この酷く熱い血を滾らせるように跳ねる心臓を、きっと人は愛と呼ぶのでしょうね。
    真っ黒に燃えてしまって、最早人とは思えないほどの様相に、私の心は今いっそうと力強く声を上げたものでした。
    私の世界は青く色付き、触れる全てが焼けるように熱く、けれどもそれら全部を愛おしく思うのです。
    焦げた肌も、青い熱も、瞬く紫も、いじらしく残った白の髪も、全てを愛と呼びたいのです。
    どんな姿よりも、その時のきみがきっと一番美しく輝いていました。
    きみには届かないかもしれませんが、いつかきっと、この愛が届くと信じて締めくくらせていただきます。
    どうかご自愛くださいませ。
    敬具

    荼毘くんの親愛なる俺より

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:47:53

    ……????

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:47:57

    追伸

    私の胸が一番高鳴ったのは黒焦げのときのきみです。
    けれども、私はきみの瞳が一等好きなので、救命装置内の荼毘くんでも十分にエロい目で見ることができるのでご安心ください。

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:48:16

    ………??????

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:49:07

    言葉は美しいのに脳が理解を拒む

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:49:49

    ……頭が良さそうな文体ですね

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:54:04

    荼毘へ劣情を向ける者は他とは群を抜いてヤバいと聞いていたが、ここまでとは‥‥

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:54:51

    また新たな怪文書が…

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:55:15

    >>7

    多分まだマシな方だよ…

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:55:21

    純愛すぎる…
    感動した

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 21:59:03

    騙されるな
    綺麗な文章で誤魔化してるけど「黒焦げの荼毘可愛い」って言ってるだけだぞ

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:02:37

    スレ主の文章はすごく好みだ
    その文才にいっそ嫉妬すら覚える
    だけど内容が燃える荼毘に対しての歪んだ劣情だから笑うしかない

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:04:46

    一応閲覧注意なのが笑う

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:06:39

    俺くんは荼毘の何なんだよ

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:07:54

    燃える荼毘を愛おしく美しいと思ったなら純愛でいいよ
    これがエロいだったらツッコみたくなるけどw

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:08:19
  • 17二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:09:29

    このレスは削除されています

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:11:06

    きみにはじめてあった日のことを、今でも昨日のことのように思い出せます。
    じんわりと、いまだ遠い夏のはじまりを予感させるような日でしたね。
    私は少しはしゃいでいて、ほんのりと汗が滲んでいたように思います。
    きみは今に比べると随分と細くて、まさに執念だけで命を繋いだのだとわかる様をしていました。
    興味がなさそうに、私を一瞥すらせずに通り過ぎていきました。
    当たり前ですが、きみの視界に私は居らず、しかし、その時に私の世界は鮮やかに色付いたのでした。
    まるで夢のような気分でした。
    今でもずっと、夢を見ているような気がするのです。
    それならばきっと、夢に見るほど私はきみが好きなのでしょう。
    生意気な言葉も、気だるげな表情も、変なところで真面目なのも、全部が全部、星のような輝きを放っているのです。
    私はそのひとつひとつを手にとり、見つめ、時には口に含んでみて、そっと握り、キスをして、愛を語らったのです。
    透けるような、目の眩むような、優しくて柔らかで暖かいそれを、愛とラベリングして、私はきみを静かに抱き締めてゆっくりと眠りにつくのです。
    きっと今日もきみの夢を見るのだと、そう夢想に浮かべて枕に顔を沈めるのです。

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:11:48

    >>16

    …やっぱりただの劣情レターなのでは?

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:13:38

    >>18

    すごくあなたの文章好きだよ…

    美しいよ…

    純愛レターな気がしてきたよ…

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:14:15

    無駄に文才あるのが怖いよこの黒焦げ荼毘愛好妖怪

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:17:20

    この文才‥‥某峰田性愛と肩を並べられるんじゃないか?

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:17:35

    訳:黒焦げ荼毘きゅん激シコきゃわわ☆
    ってことか

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:24:46

    比喩の言葉選びがほんま文学

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:29:00

    「愛とラベリングして」が絶妙にキモくて好き

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 22:33:24

    このレスは削除されています

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:16:01

    あーめっちゃわかる……ありがとう言語化してくれて

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:26:36

    あの艶やかな青紫の肌と、病的に色白な皮膚の境い目、そしてそれをつなぐリングピアス。
    それに指を這わせたいと、舌先を押し当てたいと、いくら願ったことでしょう。
    今にも剥がれ落ちそうな手首を握って、ダンスを誘うキスをしたいと、いくら夢想したことでしょう。
    全身が焦げ落ちた時の姿とは違ってしまうけれど、スレ主のあなたならもしかして、共感していただけるかも。

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:31:17

    文才あるね…

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/19(火) 23:39:06

    規制の時間が迫ってると思って>>1だけ読んで賞賛したけどやっぱ妖怪かよ

    焦げ荼毘はもう死んでもいいって捨て身感が伝わって来てわしも好き

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 03:01:36

    恋のように美しい文章ありがとう

  • 32二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 09:16:52

    痴人の愛かな?

  • 33二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 11:35:38

    >>32 あの本こんな感じなの?

    読んでみたくなってきた

  • 34二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 15:48:48

    >荼毘くんの親愛なる俺より

    親愛なる荼毘くんへ俺よりじゃなくて荼毘くんの親愛なる俺名乗ってるから荼毘が自分を愛してるの確信してるのが怖い

    しっかりしろそれは妄想と呼ばれる症状だぞ

  • 35二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 15:51:35

    >>33

    文体には似てるところもあるけれど全編を通して魔性の少女に狂っている年上の男視点の話だしかなり長いからむりせんでな

  • 36二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 20:35:05

    >>35

    それだけ聞くとあんまこのスレと変わらなそうなのウケる

    SMみがあるって情報だけは持ってるけど

  • 37二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 20:56:47

    イッチに置き換えると「黒焦げの男に狂っている妖怪視点の話」になるんだな…

  • 38二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 21:00:55

    スレ主≒文豪だった…?

  • 39二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 06:44:30

    保守

  • 40二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 17:18:58

    あの日見上げた空の色を、きみは覚えているでしょうか。
    鼻先にしみるような、寒々とした夜の匂いがしていました。
    私は両手を擦り合わせて、吐息を漏らし、かすかに震えた指先をそっと暖めようとしました。
    私には少し肌寒かったけれど、ある夜の下がきみにはちょうど良かったかもしれませんね。
    空を見上げると、溢れんばかりの光が散らばっていました。
    それは、核融合のエネルギーで自らを燃やして光っているものだそうです。
    自分勝手に光るそれに、はるか昔の私たちが星と名付けました。
    いずれ燃え尽き消えゆくそれを、願いをかけるに値するものと呼んだのです。
    私にとって、きっときみが星でした。
    迷いなく、一直線に、最期を飾るために踊るきみはとても眩しかったのです。
    暗がりの中で青々と燃えるきみは、まさに私の一番星だったのです。
    愛と呼ぶにはひとりよがりで、恋と言うには無垢たりえませんでした。
    信仰にしては盲目でなく、憧れにしては俯瞰的でした。
    私はこの心がしっかりと当てはめる言葉を思いつけず、とてもじゃないが言葉にできないと、そう言葉にしたものです。
    あくる日私は、流れ星の落ちた先で崩れた白を抱きます。
    ほどけた筋繊維と緩んだ顎関節から零れたきみのかけらを、これ以上ないほど柔らかく撫でました。
    まだまろい輪郭を描く、滑らかなその白い下顎にそっと口付けて、溶け落ちたあの日の温度を感じたものです。
    これはきみの一部ですから、私は今、きみとキスをしているのでした。
    ゆっくりと撫で、頬をくっつけ、両手で掬って、それから私たちは愛を知るのです。
    きみの知らないきみを知って、私の知らない私を知るのです。
    二人で踊り、二人で眠り、ゆるやかに愛を育みました。
    そうしてやっと、私はきみに手紙を綴ることにしたのです。
    この一方的な愛が、いつかはきっと実るのだと分かったからこそ、私はきみに愛を伝えに行くと決めたのです。

  • 41二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 18:21:23

    マジで綺麗な文書くなこの妖怪…思わず魅入っ…


    >滑らかなその白い下顎

    ちゃっかり下顎部の骨を拾うな

  • 42二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 18:46:59

    >この一方的な愛が、いつかはきっと実るのだと分かったからこそ

    !?

    どうして分かったの!?

  • 43二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 19:22:44

    >この一方的な愛

    自覚はあったんだね

    荼毘くんの親愛なる俺くん

  • 44二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 21:37:59

    いやまじで何なのこの文章の読みやすさは
    絶妙に真似できない妖怪が次々出てくるの面白すぎるんだが

オススメ

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