- 1二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:03:35
- 2二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:04:44
今書くって言った?
- 3二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:10:38
馬乗りトリニティ生と最終的に和解するハッピーエンドだよな?
- 4二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:12:27
PTSDならあの世で許してくれてる
- 5二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:13:27
ちょっと待ってちょうだい!?懺悔のつもりで吐き出したのであってそんなつもりは無かったのだけど!?
- 6二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:27:51
ふむ、続けてくれ
- 7二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:35:46
……やってやろうじゃねぇかよコノヤロウ!書いてくるからちょっと待ってろ!
- 8二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:51:45
期待
- 9二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:52:18
ならばさらなる愛で包み込むまで
愛じゃよ - 10二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 17:52:30
とりあえずうめ
- 11二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 18:28:31
戦争みたいな極限環境で受けた心的外傷ってほんと誰も幸せにしないからな……当たり前なんだけど
- 12二次元好きの匿名さん24/11/20(水) 18:37:42
取り敢えず初めをば。
全ては虚しい。彼処に生まれてから、ずっとそうだった。ひたすらに続く内戦、欠乏する物資、希望など見えない日々。生きるのに必死だった。雑草を食い、腐りかけた生ゴミを食い、時には動かなくなったばかりの体から肉を剥ぎ取って食った。死にたくはなかった。だが、希望など見出だせずにいた。本能で動いていたのだろう。
内戦が終わってからも、希望が無い日々は続いた。ひたすら訓練に励んだ。それ自体は好きだった。けど、私は知らなかったのだ。その日々が、同じような年齢の子達とひたすらに殺し合う日々が。
私を、蝕んでいたことを。
「ハッ!ハッ、ハッ、ハッ。」
また、悪い夢を見た。だが寝ていた場所はアリウスと比べると、比べ物にならない程に良い。此処まで綺麗なベッドを、見たことがなかった。アリウスでは大部屋の隅に丸まっていた。
あの戦い以降、私を含めたアリウスの者達は二つに別れた。一つは逃げ延びバラバラに離散した者達。もう一つは、私のようにトリニティに保護された者達。
息を吸う。四つ数える、息を吐く。教えられた事を繰り返してから、顔を洗う。それを終えるとシャワーを浴びて、朝食を食べる。規則正しい日々。けれど、アリウスとは比べ物にならない程に物に溢れている。
だが、
「クソッ…クソッ、クソッ…!」
手を洗う。なのに、消えない。消えないのだ。あの色が消えない。手に染み付いた、あの色が。血が、血が消えない。そして、水面には、私を引き込むように、私が自らの手で砕いた者の死に顔が、私が目の前で見たあの顔が映る。 - 13二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 00:53:49
保守
- 14二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 01:06:01
食ったのね…ベアおばめ子供にここまでさせるなんてどこまでも外道な女だ
- 15二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 07:57:16
続き!このアリウス生が持ってる大型ダガーを知りたい人はスマチェットで検索検索ぅ!
「うっ、あ…」
まただ。アリウスに居た頃は見なかったものだというのに。トリニティに保護されてから、此処に来てからずっと繰り返し見ている。何故だろう。彼処に居た頃より、遥かに良い環境だというのに。何故、あの頃は見なかったものが見えるのだろうか。
私は弱くなった。周りの奴らもそうだ、あの頃は何も感じなかった。私達は兵士として育てられた。ならば何も感じず人を殺すことこそが存在意義だというのに。今の私はこんなにも、弱い。
「ーーー?」
「!」
肩を叩かれる。声が聞こえる。誰だ?ノイズがかかって、分からない。けれど、後ろからいきなり声を掛けてくるような奴なんて、私は一種類しか知らない。そう、敵だ。敵が後ろにいる。敵がいる。
コロス、コロス、コロス!敵はコロス!
「ッ!」
咄嗟に右の肘を後ろへと突き出す。骨の無い肉に突き刺さった感覚がした瞬間に左向きに回転する形で振り向き、襟元と右の手首を掴む。そして、背負い投げを掛ける。
叩き付けられる音が鳴れば、腰に隠し持っていたものを抜く。アリウス生が一人一人に渡される、近接戦闘用のダガーだ。私のそれは背が高めなのもあり、ナイフというよりもマチェットに近いものだが。
馬乗りになり、切っ先を喉元に突き付ける。後はこのまま首を切り裂いてしまえばいい。敵に、容赦はいらな
「っ…大、丈夫?」
「あっ…」
敵、じゃない?敵じゃない。何度か、話したことがある人だ。無口な私にほぼ一方的に話し掛けているに近いが、それでも構わずに関わってくれた。トリニティの生徒なのに、だ。
最初は怖かった。不気味だった。分からなかった。トリニティ生は私達の先祖を迫害し、彼処まで追いやった忌むべき敵だという憎悪を教えられてきたから。だが、この人は違った。私に、アリウスに偏見や憎悪を持っていない人だ。それ、なのに。
「はっ、あ…」
どうして、私はこうしている?どうしてアリウスに、私に優しくしてくれる人にこんな事をしている?どうして。どうして。どうして。どうして?
考えが纏まらない。頭が痛い。身体が、バラバラになってしまいそうだ。痛い、痛い、痛い。
もう、分からなかった。ただ、その場から逃げるしかなかった。 - 16二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 09:14:01
調べてみたら厳つすぎて最早ナイフとは呼べないものなんですがそれは。てかフェアバーンさん開発なんだな
- 17二次元好きの匿名さん24/11/21(木) 09:21:05
声かけてくれたトリモブに心を開き始めてて良い方向に向かってるんだろうけど、それでもフラッシュバックが同時に起こってるの辛い