拷問官「甘い卵焼きだけで白米を完食しろ」俺「……！！」

1二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 08:45:21

俺「……あんたは何食うんだよ？
卵も米も一食分しか残ってなかったはずだろ」
拷問官「私は…もう済ませた」

俺「…嘘だね、それが飯食ってる奴の顔かよ。
ゾンビの方がまだ血色がいいだろうぜ。」
拷問官「…ダイエット中なんだ。
いいからさっさと食え。」

俺「……ケッ。ダイエット、ね。
あんたのジョークの切れも落ちたもんだ。」
拷問官「それは…お互い様だろう。」

俺「………なあ。」
拷問官「……なんだ。」
ﾁﾘﾝﾁﾘ〜ﾝ
蛭子能収「あ、すいませぇん
ローカル路線バス乗り継ぎの旅なんですけどぉ」

俺「この戦争は…いつ終わるのかな」
拷問官「………さぁ、な」
蛭子能収「あれ、聞こえてないのかな？
お〜い、ごはん食べさせてほしいんだけど」

俺「…俺さ、戦争終わったら…
やりたい事があるんだよ。」
拷問官「………やりたい、こと？」
蛭子能収「あれっテーブルにごはんあるけど
勝手に食べていいのかな」

2二次元好きの匿名さん24/11/22(金) 08:47:41

俺「俺…学校の先生になりたかったんだ。
今は文字とか、書けないけど…
でも、人の役に立ちたいんだ。」
拷問官「………フッ。」
蛭子能収「うわ、よく見たら上に乗ってるの卵焼きだよぉ　これどけていいのかなぁ」

俺「……やっぱ、おかしいか？」
拷問官「…いや、おかしくなんてないよ。」
蛭子能収「これ卵焼きだけ食べていいですか？」

拷問官「いい夢だ。いつか…きっと叶うさ。」
蛭子能収「あっ、甘い…
なんで甘い卵焼きを米の上に乗せるかなぁ」

……それきり、拷問官は一言も喋らなかった。
蛭子能収「お味噌汁はないんですか？」

俺「…何が拷問官だ。
いなくなってからの方が俺を苦しめるなんて…
拷問官、失格じゃねぇか」
蛭子能収「お冷もないの？ねえ？」