- 1124/11/23(土) 11:10:51
- 2124/11/23(土) 11:29:40
とある日、潔、凪、冴の三人はSERa医科学研究所にやってきた
潔「結構遠かったな」
凪「こんな郊外にあるんだ。もう帰りたいんだけど」
潔「いやいや、ほら、今日は研究の協力をしに来たんだろ? スポーツ選手の身体能力のデータを提供するためにさ。俺らはブルーロックの代表で来たわけだし、帰ったらまずいだろ」
潔「な、冴?」
冴「あ?」
凪「……なんでいるの?」
凪「ブルーロックの中からランダムで選ばれた俺と潔はまだわかるけど、こっちのモンスターの兄は違うじゃん」
潔「あ、そっか、確かに」
冴「……」
冴「スポンサー契約の関係だ。お前らにはわからないだろうがな」
潔「そうなのか。よろしくな!」
凪「よろしくー」
冴「いいからさっさと歩けノロマども。ちんたらしてんじゃねえよ」
潔「……」
凪「モンスターの兄も大概だね」
潔「しっ、聞こえるぞ凪」 - 3124/11/23(土) 11:39:01
そんな会話をしながら三人は研究所入口へ向かう
受付「研究所内では機密保持のため、携帯電話などは預からせていただきます」
凪「げっ、まじか……ゲームできないじゃん」
潔「あっ、はい、お願いします」
冴「……」
それぞれスマホを受付に渡すと、こんどはプラスチック製の腕輪が配られた
潔「これは?」
受付「こちらは中にICチップが内蔵してあります。所内の扉はこちらのタグをかざしていただくと開きますよ」
冴「鍵代わりか」
受付「はい、皆様にお配りした来客者用はクラス1と記載されています。クラス2以上の扉は機密情報保持のため開けられませんので、ご注意ください」
凪「……?」
凪「クラスの他に、進度ってあるけど、これは?」
受付「そちらは所内を歩く分には使用しない機能ですので、お気になさらないでください」
凪「ふうん」
受付「特に何もなければ、皆さまは会議室にて待機してくださるようお願いします。所内のマップもお渡ししておきますね」
潔「ありがとうございます」
凪「……このディスプレイにタグかざすと開くんだ」
潔「すげえ、ニュースとか天気予報とか流れてる」
冴「……」
冴(窓と扉にシャッター? 隔離されそうで物騒じゃねえか) - 4124/11/23(土) 11:40:38
- 5124/11/23(土) 11:49:44
受付から会議室に向かった三人
凪「スマホないと暇……」
潔「まあまあ。そんなに時間かからないって言ってたし大丈夫だろ」
潔「なんか飲むか? お茶……たぶん飲んでいいよな?」
凪「いいんじゃない」
潔「冴は? お茶でいい?」
冴「ああ」
潔「……」
潔(俺らの他に誰か作業してる)
潔(綺麗な女の人だな。日本人……っぽくない。外国の人か?)
潔「はい、熱いから気を付けて飲めよ」
凪「……」
凪「潔、めっちゃあの女の人見るじゃん」
潔「え? ああ、いや……」
潔「何してんだろうって」
冴「……ふん」
潔「なんで鼻で笑うんだよ。他意はねえって」
凪「話しかければ?」
冴「暇つぶしになるな。行け」
潔「何でだよ……」
会議室には三人の他に一人、女性がパソコンで作業しています
話しかけますか?
- 6二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:57:14
待ってましたー!
じゃあ来館者向けの研究所の施設説明みたいなの聞いてみよう - 7二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:58:37
ちなみにこの潔と冴は前のシナリオの続行?
別世界線? - 8124/11/23(土) 12:13:08
世界線はどうでしょう……
現シナリオの前に起きたかもしれませんし、後に起きたことかもしれませんし、行き当たりばったりでスレ主が使うかもしれないですね
潔「あの、こんにちは」
女性「はい?」
潔(日本語だ……よかった)
潔「あの、俺たち今日、スポーツ選手のデータ提供のためにきたんですけど」
女性「……? ああ、なるほどね」
女性「私はここの正規の職員じゃないのよ。ごめんなさいね」
ユーリ「私はユーリ・ミカミ。母は日本人だけど、父がドイツ人なの。ここではバイトで資料の翻訳をしているのよ」
潔「ドイツか……そうなんですね」
凪「ここって何の研究してんの」
潔「うお、凪、いつの間に」
ユーリ「うーん、詳しくは知らないけど、老化に伴う筋組織の低下を研究しているって聞いてるわ」
冴「筋組織の老化……」
潔「あれ、冴のスポンサーなんだろ?」
冴「まだスポンサーじゃねえよ。契約前だ」
と、話をしていると慌ただしく職員らしき人が入ってきた
職員「申し訳ありません。今しばらくこちらで待機していただけますか」
潔「?」
職員「決して外には出ないようお願いします」
そう言って職員は会議室を出ていく。部屋の外からは慌ただしく職員が駆け回る音が聞こえてくるだろう
凪「何?」
潔「トラブルか?」
冴「さあな」 - 9二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:16:11
進度って嫌な予感マシマシの言葉で今からドキドキする
- 10124/11/23(土) 12:21:10
潔「何なんだろ……ってあれ?」
潔「外に出れなくなってる」
冴「あ?」
冴「……扉の鍵がクラス2になってやがる」
凪「監禁じゃん。やば」
凪「あんたのタグで出れないの?」
ユーリ「私のタグもクラス1なので……」
凪「閉じ込められた?」
冴「最悪、窓から出れるだろ」
潔「いやいや、何があったかわからないし、大人しくしていよう」
潔「!」
凪「……」
冴「……何だ今の音」
ユーリ「下の方から、何かが爆発したみたいな音が……」
その音を四人が聞いたすぐ後、扉の外からは廊下を走りまわる足音、怒号、悲鳴などが聞こえてくる
潔「な、なんだよ」
凪「……」
冴「そこにある内線電話、つながんねえのか」
ユーリ「えっと今……」
ユーリ「……どこにもつながらないです」
冴「ちっ」 - 11二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:21:56
腕に刻まれる死を提案したものです
1ありがとう!スレ立て乙!
このシナリオをこのメンツで見られるのすごく嬉しい! - 12124/11/23(土) 12:27:12
そうして閉じ込められた状況から一時間ほどが経過した
凪「扉はロックされてるし」
凪「窓はシャッターが下りて開けらんない」
潔「……」
冴「携帯も没収されて連絡手段がねえ」
冴「詰みだな」
ユーリ「……」
潔「だ、大丈夫ですかユーリさん」
ユーリ「ええ……ちょっとこわいだけ……」
潔「……」
潔dice1d3=2 (2)
凪dice1d3=2 (2)
冴dice1d3=1 (1)
①テレビ
②内線電話
③扉の外
- 13124/11/23(土) 12:35:11
では冴は何か情報を得ようと会議室に設置されていたテレビをつける
冴「……」
冴「……?」
そこに、奇妙なものがうつりこんだ
くだらないバラエティー番組の映像の真ん中が、徐々に侵食されるように黒になっていく。いや、よく見たらそれは火山である。テレビ画面を埋め尽くした火山から目を離せずにいると、突然地震のような揺れと地響きが聞こえてくる
冴「……は?」
そして潔と凪は二人で内線電話がつながらないか試していたところだったのだろう
受話器を持ち上げると、そこから何か奇妙な音が聞こえてくる。それは唸り声だ。どこにもつながっていないはずの受話器から、誰かの、いや人であるかもわからない声が二人の耳に届いていた
潔「ひっ……」
凪「……」
<SAN値>
潔(75)dice1d100=44 (44) 失敗時dice1d4=4 (4)
凪(75)dice1d100=82 (82) 失敗時dice1d4=2 (2)
冴(75)dice1d100=53 (53) 失敗時dice1d4=2 (2)
<アイデア>
潔(65)dice1d100=69 (69)
凪(80)dice1d100=60 (60)
冴(60)dice1d100=75 (75)
- 14124/11/23(土) 12:42:17
凪のみ−2 →73
アイデアは凪だけ成功
奇妙な体験に戸惑っていると、ハッと我に返る。冴はテレビが先ほどのバラエティー番組に戻っていることに気づき、潔と凪は受話器から何の音も聞こえていないことに気づくだろう
潔「な、凪、さっきのって」
凪「……」
潔「凪? 大丈夫か?」
凪「ん、ああ、別に……」
凪「……」
凪はふと視線を下げて気づくだろう。手首に巻かれたタグの数字の変化に
先ほどまで0と表示されていた進度
それが1に変化していた
凪「タグが変わってる」
潔「え? ……あれ、進度が1になってる」
冴「……俺もだ」
ユーリ「……わ、私は0のままです」
凪「なんで俺らの進度が変わったんだろ」
潔「さあ……」
冴「……」
そう疑問に思っていると、何の前触れもなく、開かなかったその扉が開いた - 15124/11/23(土) 12:50:39
潔「!」
潔「大丈夫ですか?」
受付「はあ……はあ……」
冴(こいつは俺たちを案内した受付の……)
凪(動きがおかしい。ぎこちないし、それに肌が灰色っぽい? さっきは違ったのに)
受付「逃げて……」
潔「え?」
受付「G……ウイルス……が……」
そう呻いた後、受付は受け身も取らずに床に倒れ込む
普通なら鈍い音がするはずが、倒れた音は随分と硬い質感をもっていた
そして、近くにあった机に頭を強打し……
受付の首はまるで石像のようにぽっきりと折れた
しかし石像と違い断面からは血が流れ、一番近くにいた潔のつま先までそれが流れてくるだろう。咄嗟に後退りした潔は、受付の無残な死体にゆっくり視線をやった
潔「は?」
<SAN値>
潔(75)dice1d100=61 (61) 失敗時dice1d4=1 (1)
凪(73)dice1d100=95 (95) 失敗時dice1d4=4 (4)
冴(75)dice1d100=42 (42) 失敗時dice1d4=1 (1)
- 16二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:55:50
わぁ…わぁ…
さっきから凪が危ない - 17124/11/23(土) 13:01:57
成功は1減少です
潔→74
凪→69
冴→74
ユーリ「きゃああ!!」
凪「……」
冴「首が折れた?」
潔「この人、死んじゃったのか? そんな簡単に……?」
潔「……」
冴「何が起こってる……」
凪「……」
潔「と、とにかくここから出ないと。凪、平気か?」
凪「……」
凪「この人、身体が石みたいに硬くなってるように見える」
潔「え?」
凪「なのに、血管とか、多分食道は柔らかいままだ。首の断面からそうみえる」
凪「それにGウイルスって」
潔「……」
潔「凪、とりあえず落ち着け。大丈夫だ」
潔「ここは危ない。研究所から逃げよう」
冴「この受付のタグ、クラスが2だな」
冴「……もう使わねえだろ」
冴「借りるぞ」
冴「……」
冴「進度が……7?」
冴(まさか、進度ってのは) - 18124/11/23(土) 13:09:50
潔「受付の人の進度が7になってる?」
潔「……」
潔「7になったら、俺らもこうなるってこと?」
凪「……あんたは何か知らないの」
凪「研究資料、翻訳してたって言ってたよね」
ユーリ「知るわけないじゃない!!」
ユーリ「何よこれ!! どうして、人が、石みたいになって死ぬのよ!! Gウイルスって……まさかこの研究所でつくってたウイルスなの!?」
冴「騒ぐな」
冴「とりあえず扉の外に出てみてからだ」
潔「ユーリさん、あの、落ち着いて……」
凪「ほっときなよ。行くよ潔」
潔「……」
冴「……最悪だな」
潔「……みんな、石になってる……」
凪「誰か無事な人はいないの」
潔「! あの人はまだ無事だ……!」
潔「大丈夫ですか?」
職員「……あ……う……」
潔「……」
潔「動かなくなった……」
<SAN値>
潔(74)dice1d100=49 (49) 失敗時dice1d3=2 (2)
凪(69)dice1d100=87 (87) 失敗時dice1d3=2 (2)
冴(74)dice1d100=68 (68) 失敗時dice1d3=1 (1)
- 19124/11/23(土) 13:20:26
凪だけ減少
凪→67
廊下や部屋には多数の石化した職員が見える。血の気を失った皮膚は灰色に近い白に変色している
潔「……冷たい。本当に石みたいだ」
冴「……無理に動かすと折れるな」
凪「……」
ユーリ「……ひっ……」
ユーリ「……出口が、開かなくなってる……」
受付に通じる扉、裏口、窓、ダクトはシャッターで塞がれ、外の様子はわからない。普通の研究所とは思えない厳重さで、バイオハザードを警戒する施設のようだ
潔「……」
凪「連絡手段……外につながる何かがあれば」
凪「携帯は?」
ユーリ「だめです。外部との接続が遮断されていて……」
ユーリ「でも、きっと遮断された原因があるはずです」
ユーリ「研究所内に誰かがいれば、外と連絡をとれるかも……」
冴「……なら探すか」
潔「……正直、あんまうろつきたくないけど」
凪「……潔に同感」
冴「この死体の数々からクラスの高いタグを探すか?」
凪「この数から……? そんな悠長にしてる暇、あんの?」
潔「今の俺らが入れるのはクラス2までか……」
石になった職員の腕を確認してクラスの高いタグを探してみますか?
- 20二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:25:42
探す
- 21124/11/23(土) 15:47:21
潔「うう……」
潔「きついなこれ……」
潔「本当に皆石になったのか?」
冴「さっさと探せ」
冴「何が原因でこうなっているかわからねえ以上、急いだほうがいい」
凪「仮に時間経過で進度が上がるとしたら、俺らに残された時間はどれだけなんだろ」
凪「……」
凪(時間経過だとしたら、あの女の人の進度が上がってないのはおかしい。あいつは俺らより先にここにいたはずだし)
潔(綺麗にそのまま石になっている人もいれば)
潔(……砕けてぐちゃぐちゃになってる人もいる……)
潔(この人の手首は……あっちまで転がってる……)
冴(……)
凪「全部見て回ったけど、3までしかなかった」
潔「こっちもだ。冴は?」
冴「3が最高だな」
潔「……ふう、きつい……」
凪「……」
冴「…………」
<SAN値>
潔(74)dice1d100=89 (89) 失敗時dice1d3=3 (3)
凪(67)dice1d100=4 (4) 失敗時dice1d3=2 (2)
冴(74)dice1d100=11 (11) 失敗時dice1d3=2 (2)
<??>
潔(75)dice1d100=89 (89)
凪(80)dice1d100=22 (22)
冴(80)dice1d100=56 (56)
- 22124/11/23(土) 15:55:09
潔→71です
潔「……」
潔「進度が」
潔「上がってる……」
凪「え?」
冴「……」
潔のタグは進度2を示している。凪と冴は1のままだ
さらに潔は自身の皮膚が硬くなり、触るとパサパサと剥げて、そこから血が滲んでくることに気づくだろう
潔「いたっ……」
潔「……」
凪「……」
凪(何で潔だけ?)
冴「先を急ぐぞ」
冴「歩けんのか潔」
潔「……大丈夫」
潔「そうだ、ユーリさんも一緒に行きませんか」
ユーリ「……ええ、一緒にお願いするわ」 - 23124/11/23(土) 15:59:21
- 24二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:14:21
所長室いきたい
- 25二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:15:50
凪が順調に削られてて声出た
なんで潔だけ進んでるんだろう - 26二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:17:32
〈??〉のダイスに失敗したのが潔だけだから進んだのかな
- 27124/11/23(土) 16:21:27
では所長室に向かいます
潔「……この部屋、クラス4?」
冴「持ってるのはクラス3のタグが限界だ。開かねえな。誰かいる気配もねえ」
凪「……」
ユーリ「クラス4となれば持っているのは副所長くらいにならないと……」
と、四人が部屋の前で話をしていた時
潔「……」
潔「何か聞こえないか?」
冴「……なんだ?」
凪「何かを叩き割る音がする」
潔「誰かが叫んでる? 少し遠くから聞こえる」
冴「正気とは思えねえ声だな」
凪「どうする? 見に行く?」
見に行きますか?
他の部屋を探索しますか?
- 28二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:23:11
見に行く
- 29二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:26:42
戦闘……?
まあ皆元気な時にやっといた方が良かっかのかな
図書館から行ったほうが良かったかな - 30124/11/23(土) 16:33:12
それでは音の元へ向かう途中、四人はとあるものを目にする
潔「うっ……」
潔「この辺りの廊下、身体が砕けた職員が多い……」
冴「……」
冴(辺りは血だらけ、内臓は飛び出てやがる……気分が悪いな)
凪「……妙な感じがする」
ユーリ「おぞましい死体ね……」
<目星>
潔(45)dice1d100=51 (51)
凪(50)dice1d100=54 (54)
冴(70)dice1d100=4 (4)
- 31124/11/23(土) 16:39:38
おっとクリティカル、あとで情報を追加します
冴「……」
冴「倒れ込んだにしては不自然な位置が割れている」
冴「誰かが意図的に破壊しねえとこうはならねえ」
潔「え? ……誰かが、壊してるってこと」
凪「だとしたら、この狂気的な声の主がそうなんじゃない」
冴「気をつけろよ」
凪「アンタは後ろにいて。邪魔だから」
潔「ユーリさん、危険かもしれないので下がってください」
ユーリ「……はい」
そうして音の元にたどり着くと、そこには一人の男が涙を流しながら所員の身体を執拗に叩き壊している光景があった
男性「すまない!! 許してくれ!! これしかないんだ!!」
ユーリ「あれは……」
ユーリ「副社長の金久保さん……?」
異様な光景にSAN値チェック
<SAN値>
潔(71)dice1d100=1 (1) 失敗時dice1d3=1 (1)
凪(67)dice1d100=4 (4) 失敗時dice1d3=2 (2)
冴(74)dice1d100=66 (66) 失敗時dice1d3=3 (3)
- 32二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:43:14
この状況において3分の2至極冷静な男子高校生笑う
目がスンッってしてそう - 33124/11/23(土) 16:49:04
うわー誰もまったく動揺してないです
潔「一体何をしてるんだ?」
冴「……正気じゃないのは確かだろうな。職員の死体を壊すような真似をして……イカレちまったのか」
凪「あの人に外に出れるように頼めないの」
冴「近づいて殴られるようなマヌケなことにならねえならいいが」
凪「見てほら、潔が行ったよ」
冴「は? おい待て馬鹿」
潔「あの……」
金久保「すまない! すまないみんな!」
潔「すみません……」
金久保「みんな! みんなこの姿のまま生きているんだ!!」
潔「え? 生きてる……?」
金久保「けれど、こうなっては治す手段はない!! 殺してやるしかないんだ!!」
金久保「石のまま生き続けるなんてあんまりじゃないか!!」
金久保「楽になってくれ!!」
潔「石のまま……生きてる? ってうお!」
潔「何だよ冴。いきなり引っ張るなよびっくりしたじゃん」
冴「不用意に近づくな馬鹿」
凪「あいつから話を聞くには殴るか落ち着けるかしかないんじゃない」
潔「……」
潔「いや、多分もう……」 - 34二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:57:19
「一体何をしてるんだ?」が好きすぎる
本当に何をしているんだろう?というただ純粋な疑問
人間が叩き壊されてるんですけど…… - 35124/11/23(土) 16:59:03
冴「!」
冴「お前、進度が7に……」
金久保「なっ……」
金久保「違う!! これは違うんだ!! 私だけは助かるはずだ!!」
金久保「ああ!! いやだ!! いやだあ!!」
凪「うおっと、あぶな」
凪「振り回さないでよ、バール」
潔「ユーリさん離れて」
ユーリ「副所長さん……」
金久保「ああ……から、だが……」
金久保「所長……」
金久保「奥様は手遅れなんです……だから、こんな研究は反対だったのです……」
金久保「……」
冴「石になったか」
冴「……研究……この騒ぎもその研究が発端なのか」
冴「きな臭くなってきたな」
ユーリ「所長、一体ここで何を……?」
潔「金久保さんすみません、タグもらいます」
凪「お、クラス4じゃん。さすが副所長」
潔「壊れないように横たえておこう。蹴らないように……」
凪「……この状態でも生きてるんでしょ。確かに、結構苦痛だね」
冴「……次行くぞ」 - 36124/11/23(土) 17:05:22
- 37二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 17:07:08
コンピューター室
- 38124/11/23(土) 17:19:32
凪「コンピュータールームなら外部との連絡をとる手段がわかるんじゃない」
潔「そうだな、行ってみよう」
冴「コンピューター室……この部屋か。クラスは2。入れるな」
凪「……」
凪「これ、不正アクセスしないと使えないね」
潔「え?」
冴「どういうことだ」
凪「そもそも俺らは外部の人間だからってのもあるけど」
凪「こんな事態だからか使えないようになってる」
潔「……」
冴「……お前は出来ねえのか?」
ユーリ「え?」
ユーリ「いえ……その、やってみなければわからないです」
ユーリ「けど、こんな状況とはいえ、不正にアクセスするのは……」
凪(……俺も出来ないことはないけれど)
凪(この女の人にやってもらう方が楽なんだよね)
選択です
①凪がコンピューター20+補正20でアクセスするか
②ユーリをどうにかして(潔の信用か冴のAPPロールかその他の思いつく方法)説得してアクセスするか
片方失敗したらもう片方を試して良いことにします
②の場合、どうやって説得するかまでお願いします
- 39二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 17:32:38
②のユーリさんで
研究所で被害が出てる以上、このまま解決しても今まで通りの運営は難しいから、それなら被害を最小限に抑えたほうが研究所のためだ
って説得したい
脅すというよりは説明して頼み込む
言うのは誰でもいいけど、潔のが人当たりいいから潔がいい
(異常な肌見せてもう取り返しがつかない、って言うのもありだけど、潔がそうするかがわからない。もし説得する情報として不十分だったら入れ込んでほしい) - 40124/11/23(土) 17:44:52
では行きましょう
潔「ユーリさん」
潔「……こんな状況ですし、今はとにかく研究所の被害を抑えるのが優先だと思うんです」
潔「もし外部にこのことが伝わってなかったら、今より被害が広まるかもしれませんし……」
潔「お願いします、アクセスしてもらえないですか……?」
ユーリ「……」
冴「やるかどうかはさっさと決めろ」
冴「こいつの皮膚を見ろ、進度が進んでるだろうが。皮膚が石に近づいてる」
潔「……」
冴「時間がない」
凪「……」
凪(ずっと疑問なんだけど、この女の人、なんで進度0のままなんだろ)
<信用>ロールプレイの補正+10
潔(80)dice1d100=75 (75)
- 41二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 17:46:32
なるほど冴惚れたナイス補正
- 42124/11/23(土) 17:58:34
ユーリ「……わかりました」
ユーリ「私のノートパソコンからやってみます」
潔「ありがとうございます!」
冴「……」
先ほど冴がクリティカルだったので、多めに情報を提示します
ユーリ「メインコンピューターへアクセスしてみます」
ユーリ「……ハッキングは無理ですね。……瀬良正馬……所長の権限で外部の操作がシャットアウトされています」
ユーリ「こちらは研究員の個人データです。所長はクラス5、副所長がクラス4……あとは3の所員がほとんどです」
冴「……」
冴(この女、ユーリ・ミカミだったか?)
冴(データの中にこの女の名前がない……)
凪「……クラス5のタグ、もう一人持ってるよね」
凪「でも名前の記載がない」
ユーリ「ほんとだ……一体誰なんですかね」
ユーリ「これは……デジタル化されていない資料があります。sahime sample#2……?」
ユーリ「これが最新の研究内容です。筋肉の硬化を起こす病についての研究ですね」
ユーリ「……どのように筋肉硬化を起こした実験動物を用意したか、記載されていません」
ユーリ「これは奇妙です……」
<アイデア>
潔(65)dice1d100=41 (41)
凪(80)dice1d100=93 (93)
冴(60)dice1d100=27 (27)
- 43二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:01:41
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- 44124/11/23(土) 18:06:25
潔と冴が成功
潔「Gって、ずっと資料に出てくるけど」
冴「……あの受付もそんなことを言っていたな」
潔「これって多分隠語だよな」
冴「ああ、おそらく筋肉硬化を引き起こす原因だ」
凪「Gウイルスについて調べられない?」
ユーリ「はい、今……」
Gについて調べようとした、その時だった
コンピューター室にあるすべてのディスプレイが突然電源が付き、奇妙な映像が映し出される
それは真っ暗な闇の中で胎動するように蠢く黒くて細長い楕円形の板だ。その裂け目の奥には、赤黒くマグマが見える
やがてその中央が膨れ上がり、腫物のように裂けて、血肉のような真っ赤なマグマが溢れ出す。しかも、炎をあげる溶けた石の中には、血走った無数の目が蛇の卵のように紛れ込んでおり、一緒に流れ出してきた
ユーリ「ひっ……」
<SAN値>
潔(71)dice1d100=28 (28) 失敗時dice1d4=4 (4)
凪(67)dice1d100=28 (28) 失敗時dice1d4=3 (3)
冴(74)dice1d100=80 (80) 失敗時dice1d4=2 (2)
<??>
潔(30)dice1d100=33 (33)
凪(32)dice1d100=22 (22)
冴(32)dice1d100=47 (47)
- 45124/11/23(土) 18:14:45
成功は1減少
潔→70 凪→68 冴→72
冴「……なんだ、いったい」
凪「ずっとこの映像が流れ続けてるね」
凪「もう操作は無理そうだ」
潔「あーびっくりした……」
潔「……?」
潔はふと身体に違和感をおぼえた。全身がこわばるような感覚がしている。そうして進度を確認する。3,と表示されていた
潔「……」
冴「ちっ」
冴「進みやがった」
冴も肌に違和感をおぼえてみれば、潔と同じように皮膚が硬くなっているのに気づくだろう。進度は2,と表示されている
潔「凪は?」
凪「1のまま、進んでない」
潔「……どういう違いなんだろ」
冴「わからねえが、さっさと解決しねえとまずいのは確かだな」
※潔は進度が上がったことにより、以後失う正気度すべてに+1となります
冴「次の部屋に……?」
凪「どうしたのアンタ」
潔「ユーリさん?」
ユーリ「あ、ああ……」 - 46二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:20:16
潔キツイなこれ…
この三人なんか謎にバランス良くて好きだ - 47124/11/23(土) 18:22:40
ユーリ「パソコン、壊れて……」
ユーリ「わたし、進度が……」
潔「!」
潔(ユーリさんの進度が1に上がってる)
凪(何で今? ……パソコンが壊れたから?)
冴(まずい。あの女、冷静じゃなくなってやがる)
ユーリ「やだ……やだ!! 死にたくない!!」
ユーリ「何で!! さっきは大丈夫だったのに!!」
ユーリ「いやあ!!」
潔「ユーリさん落ち着いて!」
冴「……」
凪「ちょっと休ませた方がいいんじゃない」
潔「大丈夫です。7までまだ時間があります」
潔(……つっても、俺はもう3なんだけど)
潔(体が強張ってきた……)
潔「一緒に助かる方法を探しましょう」
凪「……ねえ冴」
冴「あ?」
凪「何であの人、今まで上がらなかったと思う?」
冴「……」
冴「知らねえが、俺もあいつについて気になることがある」
冴「所員の個人データにあいつの名前はなかった」
凪「……」 - 48124/11/23(土) 18:30:04
凪「心当たりないの」
ユーリ「あるわけないじゃないですか……こんなこと……」
冴「所員データにお前の名前がなかったのは何でだ?」
ユーリ「……」
ユーリ「私、瀬良所長に個人的に雇われてるんです」
凪「個人的に? じゃあ何の仕事してんの」
ユーリ「……」
凪「……アンタだけ進度が上がらなかったことと関係あるんじゃないの」
凪「パソコンが壊れた途端に進度が上がった。てことは、パソコンに何か入ってたとか」
ユーリ「……」
ユーリ「私がやっていた仕事は気味の悪い宗教儀式の書かれた本の翻訳です」
ユーリ「内容までは理解してないです……」
凪「どうする」
冴「その本、今あるのか」
ユーリ「私のデスクにあります。図書館に……」
潔「……」
ユーリ「うう……ぐすっ……そんなの、今はどうでもいいじゃないですか……」
凪「関係あるかもしれないじゃん。その謎儀式で、人間を石化させてるのかも」
ユーリ「非科学的じゃないですか……!」
潔「とにかく、次に行こう」
冴「そうだな」 - 49124/11/23(土) 18:36:30
- 50二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:41:29
図書館
- 51二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:48:22
地図の右上にいる潔と冴が進行度上がったからか表情が険しい
なんとか頑張って生還してくれ - 52二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:50:23
謎ダイスの数値が最初と違うんだよな…
進度進行ポイントを避けながら情報集めしないといけないのか - 53二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 20:49:45
別行動で後から情報共有すれば進行抑えられそうだね
この状況で別行動を選ぶってなかなかだけど - 54124/11/23(土) 21:06:57
図書館行きますか、別行動もありっすね
冴「図書館はクラス3か」
凪「なんかわかればいいけど」
潔「……」
ユーリ「こちらに……」
ユーリ「この金庫に、翻訳を頼まれた本が入っています」
ユーリ「確か……無名祭祀書、と言ったはずです」
ユーリ「金庫の番号を入力しますね……」
ユーリ「……番号が変更されてる……!」
潔「タグで開いたりしない?」
凪「副所長クラスなら開きそうだけど」
冴「貸せ…………クラス4で開いたぞ」
金庫の中には真っ黒い革で装丁された大きな本がある
また、1/3ほど翻訳を終えたユーリのメモ書きなどもある
凪「これを読むとなれば、時間かかるね」
凪「何かわかるかもしれないけど。ユーリさんの進度が0のままだった理由とか」
冴「そうだな」
冴「……もっとも、これを読む暇が俺たちにあるのかわからねえが」
<母国語>ロールに成功することで、呪文について知ることができます。時間は1d3時間かかります
読んでもいいし、読まずに進んでも構いません
一人が読んで、もう二人が探索に行くのもありです
ちなみに母国語が高いのは凪(85)です
どうしますか?
- 55二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:11:10
凪が読んで、他二人は別の場所を探索で
- 56124/11/23(土) 21:17:47
凪「じゃあ、俺が読んでおくから」
凪「潔たちは他を見てきていいよ」
ユーリ「私もここにいていいですか……」
潔「なら冴、他を見に行こう」
冴「ああ」
<母国語>
凪(85)dice1d100=98 (98)
dice1d3=1 (1) 時間
どこへ行きますか?>>57
警備室
実験室
研究執務室
図書館
所長室
コンピューター室
仮眠室
サーバー室
生体実験室
倉庫
地下への階段
- 57二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:23:21
やばそうではあるけど生体実験室
- 58124/11/23(土) 21:29:34
凪さんファンぶってますね
冴「生体実験室はクラス3か」
潔「窓ガラスのおかげで廊下からも中が見えるな」
潔「入ってみよう」
潔「……うわ」
潔「石化したネズミに……ウサギ? 実験動物か」
冴「……このラベルはつい最近だが、こっちは数年前だ」
冴「この状態で……5年近く生きてんのか、この動物は」
潔「……」
潔「副所長の言う通り、あの石化した人達、やっぱり生きてたんだ」
<SAN値>
潔(70)dice1d100=70 (70) 失敗時dice1d4=3 (3)
冴(72)dice1d100=48 (48) 失敗時dice1d4=2 (2)
<幸運>
潔(75)dice1d100=50 (50)
冴(75)dice1d100=69 (69)
- 59124/11/23(土) 21:34:51
- 60124/11/23(土) 21:35:11
あちゃ、下レスにどうぞ
- 61二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:44:35
もどって凪さんのファンブルを助けるで!
- 62124/11/23(土) 21:55:25
では助けましょう
潔「いったん凪のところに戻ろう」
潔「ユーリさんと二人じゃ心配だし……」
冴「ああ、戻るか」
凪「……」
ユーリ「うう……ぐすっ……ひぐっ……」
潔「……凪?」
冴「おいてめえ、何やってんだ」
潔「なんでユーリさんが凪の膝元で泣いてんの?」
潔「頬も赤いし……」
凪「所長が、今回の一件の犯人じゃないかって話をしたんだけど」
凪「そしたら泣いた」
凪「ビンタされた」
凪「全然翻訳進んでない」
潔「ユーリさん?」
ユーリ「あの人はそんなんじゃないの!!」
ユーリ「正馬さんは優しくて完璧で……いつも余裕があってえ……」
ユーリ「うう……」
潔「……」
凪「……これ、読んだ方がいい?」
冴「読め」
凪「……いえっさー……」
凪HP−1→16
<母国語>
凪(85)dice1d100=100 (100)
dice1d3=3 (3) 時間
二人はどこを探索しますか>>63
- 63二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:03:48
またなんかユーリさんの地雷踏んでて草
社長室たしかクラス4で今いけるよね?
所長室いこう - 64二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:10:51
母国語ファンブルとかどんだけだよ凪
- 65124/11/23(土) 22:11:58
意地でも読ませないつもりやん
冴「丁度いい」
冴「瀬良正馬とやらについて調べるか」
潔「所長室だっけ、行ってみよう」
潔「結構整理されてるな」
潔「これが瀬良正馬の写真? 隣には……奥さんかな。美人だ」
冴「引き出しの中に何かあるか?」
冴「ちっ、鍵がかかってやがる」
冴「……」
冴「壊せば開くか……」
潔「おい待て冴」
潔「何する気だ……?」
潔「待て待て待て!!」
<芸術(サッカー)>キック代わり
冴(85)dice1d100=94 (94)
ダメージdice1d6=3 (3)
ダメボ dice1d4=3 (3)
<幸運>
冴(75)dice1d100=56 (56)
- 66二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:12:27
ただのバイトじゃなくて個人的な繋がりがあるっての
もしかして重要? - 67124/11/23(土) 22:15:43
冴の蹴りは引き出しを外し、潔の鼻先を掠めた
冴「……」
潔「バカ! 何してんだよ!」
冴「重要な情報があるかもしれねえだろ」
潔「だからって蹴るか普通!?」
冴「お前がやってみろ」
潔「……」
潔「後で訴えられないか?」
冴「こんな状況、逆に俺らが訴えたいくらいだが?」
潔「……」
<芸術(サッカー)>キック代わり
潔(80)dice1d100=75 (75)
ダメージdice1d6=4 (4)
ダメボ dice1d4=3 (3)
<幸運>
潔(75)dice1d100=28 (28)
- 68124/11/23(土) 22:27:17
潔「……」
冴「ふん、まあまあだな」
潔「中身、無事だよな」
冴「ああ、中には……日記と、なんだこの木箱」
潔「開けてみようぜ」
冴「……」
冴「試験管? 昆虫みてえな何かが入ってんな」
潔「琥珀に閉じ込めたみたいだ」
潔「……sahime sample#11930.5.18……」
潔「なんだろこれ」
冴「日記もなげえな……」
潔「……」
潔「俺、こっちの棚見るから……」
冴「……読め」
潔「無理無理、絶対長いじゃん!」
潔「国語の要約とか、別に得意じゃないし……」
冴「はあ……」
<母国語>
冴(65)dice1d100=59 (59)
- 69124/11/23(土) 22:31:44
潔「本棚には……」
潔「変わった本ばっかりだな……ジャンルは、オカルトか?」
潔「錬金術の根源、ギリシア神話、銅鏡の美? あ、これは」
潔「アルバムだ」
潔「……勝手に見るのはあれだけど」
潔「すみません……」
潔「うわ、これって……多分瀬良正馬の奥さんだよな」
潔「年代ごとに丁寧に整理されてる。仲がいいんだな」
潔「……これは、最近の」
潔「……なんか、この瀬良正馬の奥さん、顔に違和感がある」
<アイデア>
潔(65)dice1d100=51 (51)
- 70124/11/23(土) 22:39:48
潔「いやこれ」
潔「石像に化粧をしてるだけか」
潔「瀬良正馬の奥さん……」
潔「石像……」
潔「うーん……わかりそうで、わからないな」
冴「何かあったか」
潔「え? いや、瀬良正馬の奥さんのアルバムくらいで」
潔「冴は? 読み終わった?」
冴「ああ」
日記(抜粋)
5年前
あのようなものが本当に存在していたとは。しかし、彼女の身に起きたことを思えば、信じることができる。むしろ、あれの存在こそが我々の常識を超える事象があると証明しているのではないか
四年前
研究内容の転換は順調である。彼女にも研究所に来てもらった。いよいよだ
3年前
あれを使用することで、彼女の症状を再現することができた。研究本番だ。本社には新薬研究として許可が取れている
2年前
研究は進まず。金久保は知りすぎたので黙らせねば。賄賂か、次の所長の座か。どちらでも私には関係ない
1年前
完全に行き詰った。すべてが不可逆性を結論付けている。人間の手に余るものなのか。似た症状について書かれたドイツの書物を手に入れる。しかし翻訳に時間がかかりそうだ
一か月前
本社から査察が来る。急がねば
昨日
エウレカ! 我々の手に余るなら、われわれ以外のものの手を借りればよいではないか!! - 71124/11/23(土) 22:48:05
潔「彼女って……」
冴「瀬良の妻だ。名前は瀬良琴里」
潔「……」
潔「つまり」
潔「どういうこと?」
冴「……」
冴「瀬良正馬がこの件を引き起こした可能性は高い」
冴「が、それ以外についてわかることはねえ」
冴「戻るぞ。あとは向こうで何かしらわかってるのを期待するしかねえ」
凪「ごめん」
凪「ほんとに、いや、言い訳する気はないけど」
潔「……凪、今度は何言ったんだ?」
冴「ビンタに加えてひっかき傷も増えてんじゃねえか」
凪「瀬良正馬はしょうもないとか」
凪「所長として責任とらないととか」
凪「この状況で出てこないのはもう死んでるからじゃ……いた
っ……ちょっと、本投げないでよ」
ユーリ「ぐすっ……ぐすっ……」
ユーリ「誰だって……好きな男のこと悪く言われたら怒るでしょ!!」
ユーリ「ねえ!!」
潔「……」
冴「……くだらねえ」
潔「瀬良正馬って、結婚してるし……」
ユーリ「関係ないわよ!!」
潔「あ、そうですよね……」 - 72124/11/23(土) 22:50:16
凪HP−1→15
冴「本はとりあえず持っていくか」
潔「そうだな」
凪「……」
本を所持するのは
dice1d4=4 (4)
①潔 ②凪 ③冴 ④ユーリ
<??>
潔(75)dice1d100=48 (48)
凪(80)dice1d100=29 (29)
冴(80)dice1d100=99 (99)
- 73二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:50:26
恋する女に気圧される男子高校生3人
こんな状況で申し訳ないけど面白すぎる - 74二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:51:43
冴ー?!?!
- 75二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:53:32
無名祭祀書の情報拾えてないの痛いな
- 76124/11/23(土) 22:56:46
冴「……」
冴(進度が3になったか)
冴(他の連中は……変わりねえ)
冴(……くそ)
冴(急がねえと)
※冴も潔と同じく、今後のSAN値チェックは+1となります
ユーリ「本は私が持つわ!」
ユーリ「正馬さんか預かった大切なものだもの!」
凪「じゃあ金庫に置いてた方が安心じゃないの」
潔「凪、ちょっと静かにしててくれ」
潔「次はどこに行く?」
凪「いるなら所長に会いたいけど」 - 77124/11/23(土) 22:59:06
- 78二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 23:05:52
倉庫
- 79二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 23:12:53
ユーリさんて無名祭祀書の翻訳を頼まれてたんだよね?
移動中に知ってる事聞けないかな - 80124/11/23(土) 23:16:17
冴「クラス2か」
凪「ほんとにただの倉庫だ」
潔「何か持っていけそうなものがあれば持っていこうぜ」
潔「多分、やばいのが脱走してるから……」
凪「何それ」
冴「……」
潔「お、見てみて」
潔「空気入れだ」
凪「それサッカーボールに空気入れるやつ?」
潔「多分そう。ボールあんのかな?」
冴「……」
潔「……待て」
潔「なんか、外から音がする」
冴「……」
ユーリ「な、何? 何なの?」
凪「……」
ユーリを下げ、三人がゆっくりと倉庫の外に出る
がん、がん……と石となった所員を破壊する何かがいた
それは真っ黒い体毛に覆われ、筋肉質な長い腕を持つ
それはゆっくりと三人の方を向いた
潔「……あれは」
凪「あれだね」
冴「サルじゃねえか」
そのチンパンジーは三人に襲いかかってくるだろう
戦闘開始です - 81124/11/23(土) 23:19:42
>>79 戦闘終わったら聞きますね
冴「こいつかよ。檻から脱走したのは」
潔「狂暴化してる……気をつけろ」
凪「愛護団体に怒られなきゃいいけど」
<ひっかき>
チンパンジー(30)dice1d100=18 (18)
ダメージ dice2d4=3 3 (6)
対象dice1d3=3 (3)
①潔 ②凪 ③冴
- 82124/11/23(土) 23:21:15
冴「ちっ」
潔「冴、危ない!」
冴(当たったらまずいな。ただでさえこっちは石になりかけてんだ)
<回避>
冴(85)dice1d100=60 (60)
- 83124/11/23(土) 23:23:31
冴「ぬりいな」
凪「こいつ、弱ってるね」
凪「反撃するか」
<芸術(サッカー)>キック代わり
凪(80)dice1d100=61 (61)
ダメージdice1d6=6 (6)
ダメボ dice1d6=2 (2)
<回避>
チンパンジー(40)dice1d100=66 (66)
- 84124/11/23(土) 23:29:56
凪の放った蹴りをまともに食らったチンパンジーは、壁にぶつかり、ピクリとも動かなくなった
潔「おお……」
冴「よくやった」
凪「何だったの」
潔「……多分だけど、ここ、動物を実験的に石化させてたんだと思う」
潔「その実験用としていたチンパンジーが、脱走したのかな」
凪「ふーん」
冴「雑魚で助かったな」
冴「次、行くぞ」
凪「……翻訳頼まれたって言ってたけど」
凪「内容、何かわかったりしないの。その本」
ユーリ「……」
ユーリ「すべて翻訳したわけじゃありませんし、それに……」
ユーリ「気色悪い儀式についてしか書かれていませんでしたよ」
ユーリ「こんなの信じるなんて、どうかしてる……」
潔「その内容とか……」
ユーリ「見たところで何もなりませんよ」
潔「あ、そうですか……」 - 85124/11/23(土) 23:31:36
- 86二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 23:47:40
サーバー室で
- 87二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 00:13:21
全部は流石にユーリさんから聞き出せないか
何らかの儀式の情報が記載されている事が知れただけでも収穫かな - 88二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 06:34:40
ユーリさんの地雷踏み続けてる凪笑うんだよね
- 89124/11/24(日) 09:53:41
冴「サーバー室か」
潔「とはいえ、コンピューターで調べられそうなものは大方調べ終わったし……」
凪「にしても、他の所員全然いないじゃん」
凪「進度が7になると石化するのは確定。けどどうやって進度が進むかはわからないまま」
冴「……」
潔「時間かと思ったけど、凪は進んでないしな……」
ユーリ「……」
<聞き耳>
潔(80)dice1d100=78 (78)
凪(25)dice1d100=49 (49)
冴(25)dice1d100=8 (8)
- 90124/11/24(日) 10:04:00
潔「ん?」
冴「何か聞こえる」
凪「またサル?」
潔「いやこれは……」
冴「いびきだ。隣の仮眠室からだな」
冴「この状況で呑気に寝てんのか」
凪「行ってみる?」
潔「ああ」 - 91124/11/24(日) 10:04:12
仮眠室
潔「誰かいる」
凪「お、ゲームある。パソコンもこれ、自作したやつじゃん」
冴「きたねえな。ゴミがそこら中に散らばってやがる」
ユーリ「……この人」
冴「知り合いか?」
ユーリ「いえ……糸数さんはここの所員で……」
ユーリ「……」
凪「?」
潔「すみません、あの」
糸数「……ん?」
糸数「誰だ?」
糸数「……!」
糸数「ユーリちゃん♡ 俺に会いに来たの? 何かあった?」
ユーリ「……」
潔「いやそれどころじゃないんですよ」
糸数「は? 何言ってんだ。つか誰だよこのガキども」
冴「部屋の外に出て廊下を見てこい」
糸数「なんで」
冴「いいから行け豚が」
糸数「な、なんだよおまっ、離せっ、おいっ、どこに連れてくっ」
凪「ショックで気絶すんなよー」 - 92124/11/24(日) 10:13:38
糸数「あー、はいはい」
糸数「なるほどな」
糸数「ま、Gウイルスとやらが蔓延してこうなったってことだろ」
冴「知ってたのか」
糸数「そういう研究をしてるってのはな。一応所員だし」
潔「あの、どうにかして止める方法とか……知らないですか?」
糸数「さーな。その内救助が来るだろ。俺は感染しないようにここに閉じこもるね。俺は進度1だし、まだ死なないだろ」
潔「いや、あの」
潔「何か知ってることあったら教えて……」
糸数「……」
凪「俺らを無視してパソコン始めたし」
潔「……」
冴「……」
ユーリ「……」
糸数「んー……」
潔「ユーリさんが聞いたら、何か答えてくれたりしないですかね……」
ユーリ「な、なんで私」
潔「いや、その」
凪「明らかに好かれてるじゃん」
冴「時間が惜しい。情報を引き出せ」
ユーリ「……」
ユーリ「……私、この人のこと、なんとも」
凪「わかってるからさっさとして」
糸数から聞きたいこと、コンピューター関連でやってほしい事があれば>>93 思いつかなければ何でもいいので教えてほしいで大丈夫
- 93二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 10:20:50
無名祭祀書について何か知ってないか聞く
- 94二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 10:23:34
所長の居場所と奥さんについても知りたい!
- 95124/11/24(日) 10:34:32
糸数「無名祭祀書?」
ユーリ「私が翻訳を頼まれていた本なんですが……」
ユーリ「これです」
糸数「どれどれ……」
ユーリ「ひっ……」
糸数「ごめんごめん、うっかり手が触れちゃって。可愛いおててだね♡」
潔「……あの、ユーリさん嫌がって……」
凪「駄目だよ潔、情報が手に入らなくなっちゃうじゃん」
潔「でも我慢させるのも……」
冴「気色悪い」
糸数「ドイツ語か……この本をあのクソ所長が探していたのは知ってるけど、内容までは知らないな」
ユーリ「……」
冴「ちっ……瀬良正馬の居場所について教えろ」
潔「あ、あと奥さんについても」
糸数「……」
ユーリ「……糸数さん、あの、教えてください……」
糸数「えーとね、所長? メインコンピューターからちょいちょい俺の邪魔してるから、多分地下のメインコンピューター室じゃないかな」
糸数「奥さん? いたの? もう別れたんじゃない、あんなクソ所長。だってほとんどこっちにいて、家に帰ってるところなんて見ないし」
糸数「あークソ。また邪魔された。このクソシステム、俺のノストラダムスでぶっ飛ばしてやる」
<目星>
潔(45)dice1d100=41 (41)
凪(50)dice1d100=87 (87)
冴(70)dice1d100=96 (96)
- 96二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 10:36:22
これシャッター開けて出れたとしても
治療法見つけないとロストだよね… - 97124/11/24(日) 10:55:28
冴が荒ぶってるな
潔「……?」
潔(机の上にUSBが置いてある……遺言状・俺を愛してくれたみんなへ……何のデータだろ)
ユーリ「メインコンピューター室は確かクラス5ですよね」
ユーリ「……」
糸数「そうだね。クソ所長くらいしか入れない」
糸数「が、俺が何とかしてあげよう」
ユーリ「!」
糸数「さっきからユーリちゃんとお話ししながらいくつかハッキングをしていたんだ」
糸数「この研究所の地下にはとんでもない秘密のサンプルがあるらしい」
糸数「所長が赴任してきて、個人的に大きな荷物を運びこんでいた。それが何なのかは知らないが、きっと所長の弱みだ」
糸数「俺はこれが何なのか暴いてやりたいのさ」
糸数「あと少しでメインコンピューターにアクセスでき」
糸数「あ……れ……」
糸数「……から、だが、」 - 98124/11/24(日) 10:56:35
ユーリ「あ……」
ユーリ「糸数さん……進度が……」
凪「……いつの間に7に?」
凪(この人だけ進みが明らかに早い……なんで?)
潔「糸数さん!」
潔「待って、このUSB……ノストラダムスって……!」
糸数「そ……れ……」
糸数「メイン……コンピューター……」
糸数「破壊……」
糸数「俺の、不細工な顔……残したくねえな……」
糸数「お前らで、叩き壊して、くれ……」
冴「何言って……あっ」
冴は部屋に散らかったゴミに足を滑らせて、石となった糸数を叩き壊してしまった
冴「……」
<SAN値>
冴(72)dice1d100=5 (5) 失敗時dice1d4=1 (1)
- 99124/11/24(日) 11:02:35
成功時1減少+進度3のため1減少→70
潔「糸数さん!」
潔「ああ……粉々に……」
凪「あちゃー」
冴「……」
潔「これ以上バラバラにならないように避けておこう……」
ユーリ「……糸数さん」
冴「……潔、そのUSBとかいうのは」
潔「え? ああ……これ、多分糸数さんの」
凪「……ユーリさん、これ何かわかる?」
ユーリ「いえ……見てみますか」
凪「……」
ユーリ「ノストラダムスというプログラムが入っています」
<コンピューター×2>
凪(40)dice1d100=32 (32)
- 100124/11/24(日) 11:08:22
凪「待って」
凪「開かないで」
ユーリ「え?」
凪「これ、コンピューターウイルスだよ」
凪「起動するだけでクラッシュする」
潔「すげえ、よくわかるな」
冴「……こいつは、これでメインコンピューターをどうたらって言ってたな」
潔「……」
潔「メインコンピューターを破壊すれば、外に出られるのか?」
冴「……だとしたら、地下に行く必要がある」
凪「地下にあるらしいサンプルって言うのも気になるけど」
冴「……」
凪「メインコンピューターを破壊したいなら、このUSBを差し込めばいいだけ」
<??>
潔(75)dice1d100=60 (60)
凪(80)dice1d100=91 (91)
冴(80)dice1d100=85 (85)
- 101二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 11:10:45
全体的に出目が高いな
遂に凪も進行しちゃったか - 102124/11/24(日) 11:16:15
潔「……冴、凪」
潔「お前ら、進度が」
冴「……」
凪「あちゃ、2になってる。皮膚が痛いと思った」
凪「で、アンタは4か」
冴はアイデア成功で<クトゥルフ神話>が5%増加します
<アイデア>
冴(60)dice1d100=65 (65)
潔「平気か冴」
冴「問題ない」
冴「……」
冴(あの男のように急激に進行しないとは限らねえが……)
冴(だが、何もわからない以上どうしようもねえ)
冴(焦っても仕方ない。切り替えろ)
潔「次、どこに行く?」
凪「まだ見てない部屋はあるけど、メインコンピューターを壊すのが優先?」
冴「念のため他も見るべきだろ」
ユーリ「……どうしますか?」
- 103124/11/24(日) 11:24:04
- 104二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 11:25:51
研究執務室
- 105二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 11:27:29
読み返してたら気づいたけど所長の日記に「似た症状について書かれたドイツの書物を手に入れる。しかし翻訳に時間がかかりそうだ」てあったからやっぱり祭祀書の中身ちゃんと読みたいね
パソコン使ってうまく翻訳出来ないかな - 106124/11/24(日) 11:36:31
そうですね、本読むなら2回ファンブルした凪以外になりますかね……
冴「パソコンが多いな」
凪「一台くらい持っていっても平気そう」
潔「……?」
潔「金久保さんのパソコンだ」
潔「メールとか読めるようになってる」
ユーリ「おそらく、糸数さんがそう言う風にいじったんだと思います」
冴「……」
冴「その良くわからねえ本」
冴「何か重要なことが書いてあるかもしれねえ」
凪「……俺はもう読みたくないよ。頭こんがらがるし」
潔「なら、俺か冴が読もうか」
ユーリ「私の途中までの翻訳も、メモ書きですがどうぞ……」
凪「じゃ、俺はこの人のメール読んでるから」
<母国語>
潔(60)dice1d100=94 (94)
冴(65)dice1d100=23 (23)
dice1d3=3 (3) 時間
<母国語>メール
凪(85)dice1d100=63 (63)
- 107二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 11:44:04
危ない!けどようやく成功できた!
- 108124/11/24(日) 11:46:15
冴「トヨグの巻物……」
ムー大陸のヤディス=ゴー山に、ガタノソアという恐るべき火山の神がいる
その姿を見れば、石とかした肉体の器に魂を永遠に閉じ込められるというのだ
シュブ=二グラスの大神官トヨグは、それに対抗すべく魔術的言葉を記した巻物を作成した
この巻物を所持したものは、ガタノソアの呪いから身を守ることができるという
冴「……」
冴「おい」
ユーリ「はい?」
冴「お前、壊れたノートパソコンにこのデータを入れてたか?」
ユーリ「……ええ。翻訳のために元の原文はいれていました」
<アイデア>
冴(60)dice1d100=92 (92)
凪「あれ潔、本読んでたんじゃないの」
潔「集中力が……」
潔「凪は何かわかったか?」
凪「うーん、瀬良正馬の不正を告発していたことと、金久保が次期所長に内定してたことくらい」
潔「不正?」
凪「瀬良が資金とかいろいろいじってたらしい。そこまでして何を研究したかったかは知らないけど」
- 109二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 11:49:42
PLのリアルアイデアには成功したのに
PCのアイデアが失敗するこのもどかしい感じ
クトゥルフの醍醐味を味わっている - 110124/11/24(日) 11:54:00
情報共有したとして……
<アイデア>
潔(65)dice1d100=28 (28)
凪(80)dice1d100=100 (100)
- 111二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 11:58:14
荒ぶっとるな
- 112二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 12:00:27
凪さん2度目の100ファン!?
- 113124/11/24(日) 12:01:42
凪さんしっかり
潔「そのガタノソアって呪い、なんか今の状況みたいだな……」
凪「こんなオカルトみたいな話、信じるの?」
冴「……」
潔「これのデータ、もうありませんか?」
ユーリ「いえ、USBに保存してあります」
潔「データをPCに入れて持ち運べば、進度が止まったりしない?」
凪「仮にも呪文なのにそんなデジタルでいいの?」
潔「そ、そっか……」
冴「……この該当ページを書き写せばいいだろ」
凪「えーむりー、絶対時間かかるじゃん」
潔「この呪文のページだけコピーするとかは?」
凪「……俺はこれやるよりかは、外からの助けを待ってた方がいいと思うけど。それかコンピューター壊しちゃって外に出るか」
凪「気休めじゃない? こんなの」
冴「気休めだろうが頼りてえ状況なんだよ」
凪「……」
凪「まあ、そうだよね」
ユーリ「皆さん、よかったらお茶でも……きゃっ!」
凪「おわっ」
ユーリ「……」
凪「アンタ何? 俺に恨みでもある?」
熱いお茶がかかって火傷したため凪HP-1→14 - 114124/11/24(日) 12:05:28
呪文を持ち歩く方法
①ユーリのUSBからコピーしてパソコンで持ち歩く
→幸運に成功したら持ち歩けることにします
②該当ページを印刷機でコピー
→幸運に成功したら持ち歩けることにします
③手書きで書き写す
→MPを4消費し、SAN値1d3を消費
加えてシークレットダイスに成功したらOK
好きな方法をどうぞ
- 115二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 12:06:07
ユーリさんとのトラブルでHP-3なってる凪草
- 116二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 12:06:49
安価踏んでた
USBコピーで - 117二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 12:07:14
ごめん凪めっちゃ笑った
そういえばユーリさんの進行が進んだのってパソコンが壊れた直後だよね?
データでも大丈夫そうだね
アイデア100ファンでクトゥルフ的解決とは逆方向に向かうのエミュが本当うまい - 118124/11/24(日) 12:13:12
潔「じゃあ、そのUSBをここにあるノートパソコン内にコピーして」
潔「持ち歩いてみる?」
冴「……本当に気休めだがな」
凪「地味に荷物……重いし……」
<幸運>コピーが正常にできたか
潔(75)dice1d100=50 (50)
凪(75)dice1d100=30 (30)
冴(75)dice1d100=21 (21)
- 119124/11/24(日) 12:16:25
凪「で、次は?」
冴「どうするか」
潔「……じゃあここに行こう」
どこに行きますか? >>120
(行ってない)
地下への階段
警備室
実験室
(行った)
研究執務室
図書館
所長室
コンピューター室
仮眠室
サーバー室
生体実験室
倉庫
- 120二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 12:21:33
距離的に警備室遠いから先に警備室行きたい
- 121124/11/24(日) 12:54:54
ユーリ「この施設の警備室は、ひとり交代でやっていたはずです」
冴「で、案の定石化してやがんな」
潔「壊さないよう、そっと移動させるか……すみません」
凪「研究所内の監視カメラじゃん」
凪「……」
凪「冷凍室? これ地下の部屋?」
凪「このカメラだけ作動してない」
潔「本当だ。何でだ?」
<コンピューター>糸数のハッキング補正20
凪(40)dice1d100=84 (84)
- 122124/11/24(日) 12:57:07
- 123二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 13:05:28
実験室
- 124124/11/24(日) 13:58:24
冴「いくつか部屋があるな」
潔「とりあえずここからでいいんじゃないか」
凪「……」
潔「大きな理科室って感じだな」
冴「研究資料のファイルか」
凪「あーそういえば」
凪「ひとつだけ、データ化されてないのがあったとかどうとか、言ってなかったっけ」
ユーリ「はい、たしかsahime sample#2について……」
<図書館>
潔(25)dice1d100=70 (70)
凪(65)dice1d100=99 (99)
冴(30)dice1d100=17 (17)
- 125二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 14:05:55
凪さんしっかり…!
- 126124/11/24(日) 14:09:14
冴「あった」
潔「sahime って……あ、これか? さっき見つけたし喧嘩に入ってる昆虫みたいな……」
冴「……古いな。初代の所長が残したデータだ」
sahime sample#2
結論としてこのsampleは菌類に酷似しているが、動物に近いものと判明した
驚くべきことにその知性は人間を■■するものであり、実験器具についても素晴らしい早さで構造を■■した。
このsampleが野生動物などではなく、われわれと別の■■を遂げた■■、もしくは■■■という可能性も考えられる
しかしながら、この生物の■■は非常に危険である。この接触は倫理の混乱を招き、■■の破壊を引き起こすことが確認された
残念ながら、現時点で、この生物を国家の益と為すことは困難である
潔「……」
冴「つまり」
冴「どういうことだ」
潔「さあ……」
潔「……?」
潔「凪は?」
ユーリ「あの人なら、隣の部屋に……」
凪「こっちは……測定する部屋?」
凪「薬品とかいっぱいあるじゃん」
凪「……!」
隣の部屋を探索しようとした凪に、突如測定器のアームが作動し襲いかかる
<回避>ファンブルのため−20
凪(62)dice1d100=29 (29)
- 127124/11/24(日) 14:13:41
凪「あっぶな……」
凪「何で勝手に……」
凪「誰かが遠隔操作してる?」
凪「全部の測定器のアームと、カメラが俺を向いてるし」
凪「気味悪い」
<SAN値>
凪(68)dice1d100=84 (84)
凪「してるとしたら、所長……くらいか」
凪「うっかり入ってきたら危ないかも。さっさと調べて戻って伝えるか」
<目星>
凪(50)dice1d100=35 (35)
<アイデア>
凪(80)dice1d100=29 (29)
- 128二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 14:15:19
今さらだけどsahimeってなんだろね
- 129124/11/24(日) 14:20:36
減少は−1→67
凪「アルコール発見」
凪「こっちは劇薬か」dice1d3=1 (1) 個の瓶に入った劇薬
凪「襲われても嫌だし持っていこ」
凪「……」すん
凪「変なにおいがする」
凪「有毒ガス……?」
凪「わかんないなら逃げた方がいいか」
潔「凪、どこ行ってたんだよ」
冴「何だそれ」
凪「劇薬とアルコール」
潔「……どうするつもりだ?」
凪「何かあった時用に」
冴「……」
凪「火と殺虫スプレーがあれば火炎放射器つくれんじゃん。アルコールぶっかけとけば、一撃で仕留められる」
潔「こ、こえー」
冴「物騒な発想だな」
凪「こんな状況だし」
- 130124/11/24(日) 14:22:38
- 131二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 14:32:53
通りがかりだし倉庫を覗いていく
さっきあまり見ないで外に出たから - 132124/11/24(日) 14:40:46
- 133二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 14:43:42
殺虫剤
- 134二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 14:59:48
ライター持ってくか
- 135二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 15:07:45
小型の置き時計とか簡単に蹴ったり投げたりできそうな物
- 136二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 15:20:20
進度低い凪にUSB持たせるかな
- 137124/11/24(日) 15:33:16
では、USBは凪が所持していますね
潔「殺虫スプレー? 何に使うんだよ……」
凪「知らないの? 着火するから簡易火炎放射器になる。ほら、ライターも」
潔「所長を燃やす気か?」
凪「アルコールもあるし」
冴「……」
潔「冴、それどうするつもりだ? そんな重そうな置時計……」
冴「当てれば痛えだろうな」
潔「おいおい……持っていくのか?」
冴「丁度鞄に入るサイズだ」
ユーリ「……正馬さん」
潔「……大丈夫ですよユーリさん。きっと所長は無事です」
ユーリ「……ええ、そうですよね」
凪「あー簡易火炎放射器、うまく当たんないかも。劇薬投げた方が効果あるかな。潔、投げるの得意? 劇薬は潔が持ったら?」
冴「練習するか。あの置物が丁度人間サイズだ」
潔「あっちの物騒なのは気にしないでください。ほんと、冗談なので……」
ユーリ「……」 - 138124/11/24(日) 15:38:42
潔「……ここが地下につながる階段か」
冴「やけに石化した所員が多いな」
凪「ほんとだ。えっと、このディスプレイで開けれんの」
潔「……ひっ」
冴「!」
凪「おっ」
三人がディスプレイを操作しようとしたとき、おぞましく開かれた牙だらけの口が見えたような気がするが、すぐにそれは色あせて消えていく
潔「な、なんだ今の」
冴「……」
凪「気のせい、ってことで、開けるよ」
凪「開いた」
潔「降りよう」
冴「なんだ?」
冴「あちこちから音がするな」
潔「気味が悪い……機械の音?」
凪「人間の声じゃないの」
冴「…………」
<アイデア>
冴(60)dice1d100=60 (60)
- 139124/11/24(日) 15:43:43
地下ではあらゆるディスプレイ、スピーカーから奇妙な音が流れている。その音は人の声のようでもあり、機械の音ともとれるが、込められた感情は全く理解できず、不気味である
冴(これは)
冴(さっきの本で読んだ、あの翻訳のメモに書かれていた……)
冴(ガタノソアを呼び出す呪文……)
冴(あんなのを呼び出そうってか)
冴(こんな地下で、スピーカーで呪文を流し続けて)
冴(……ああ、身体が石みてえに動かしにくい)
冴(クソみてえに気味が悪い……)
<SAN値>
冴(70)dice1d100=76 (76) 失敗時dice1d3=2 (2)
- 140124/11/24(日) 15:56:01
進度3以上なので+1減少します→67
潔「冴? どうかしたか」
冴「いや、なんでもない」
凪「この音、すごい耳障り」
ユーリ「うう……気味が悪い……」
潔「……順番に見ていくか」
潔「ここは……機械室?」
凪「配電盤に、ボイラー……なんか、焦げ臭いにおいがする」
凪「ん? ……ここ、ケーブルが焦げてる」
潔「え? 火事とか起きないよな……?」
冴「切断するために、意図的に焼いたんじゃねえのか」
凪「俺もそう思う」
ユーリ「……」
潔「どうかしました?」
ユーリ「……メッセージディスプレイに、正馬さんからメッセージが来てる」
凪「なんて?」
ユーリ「…………電源ケーブルの修理をするようにって」
凪「んなこと言われても、俺らそんなことできないし」
潔「それだけですか?」
ユーリ「ええ」
ユーリ「私、このケーブル直せないか頑張ってみます」
潔「え? でも」
ユーリ「皆さんは先に行っていてください」
<アイデア>
潔(65)dice1d100=34 (34)
凪(80)dice1d100=49 (49)
冴(60)dice1d100=57 (57)
- 141124/11/24(日) 16:07:43
潔「……あのユーリさん」
ユーリ「ん?」
潔「俺、ずっと考えてたんですけど」
潔「なんで所員の人や糸数さんの進度は早く進むのかって」
凪「……」
潔「糸数さんは特に早かったんですけど」
潔「皆の共通点って」
潔「コンピューターに接していることじゃないですか?」
潔「あのへんな呪文をパソコンで持ち歩いてから、俺らの進度は全く上がらなくなりましたけど……」
潔「コンピューターに接すると進度が上がりやすいとしたら、そのケーブルを直すって結構リスクだと思うんです」
冴「そのケーブルが直れば、おそらく外部とも連絡がとれるようになるんだろ」
凪「逆に言えば」
凪「外部でもこの石化が起きる可能性があるんじゃない」
凪「この研究所内の機器にだけ感染した、コンピューターウイルスみたいなものだとして」
凪「それが外に漏洩すれば、パニックが起きる」
凪「だから直さない方がいい」
ユーリ「……」
ユーリ「……さい」
潔「?」
ユーリ「うるさいうるさい!!」 - 142124/11/24(日) 16:11:37
ユーリ「アンタ達がこの事件を引き起こしたんでしょ!!」
潔「え?」
ユーリ「正馬さんからメッセージが来たの!! 早く外部から助けを呼んでって!!」
ユーリ「邪魔するなら……」
ユーリ「容赦しない……!」
凪「あちゃー」
冴「ちっ、面倒くせえな」
潔「お、落ち着いてユーリさん!」
<こぶし>
ユーリ(50)dice1d3=2 (2)
対象①潔 ②凪 ③冴
dice1d3=3 (3)
- 143124/11/24(日) 16:12:23
こぶしのダイス間違ったからそこだけもう一回
ユーリ(50)dice1d100=32 (32)
ダメージdice1d3=3 (3)
- 144124/11/24(日) 16:13:39
冴「こっちかよ」
凪「おわ」
潔「さ、冴……」
<回避>
冴(85)dice1d100=90 (90)
- 145124/11/24(日) 16:18:36
不意をつかれたのか、あるいはうまく体が動かせなかったのか、冴はユーリの拳を食らってしまった
HP-3→13
潔「さ、冴……平気か?」
冴「くそっ」
凪「取り押さえて気絶させる?」
潔「んなっ……」
潔「話し合えばどうにか……」
ユーリ「ふー……ふー……」
潔「……」
凪「無理でしょ」
冴「さっさと捕まえんぞ」
<組み付き>二人成功したら自動気絶で
潔(60)dice1d100=6 (6)
凪(50)dice1d100=79 (79)
冴(60)dice1d100=33 (33)
- 146124/11/24(日) 16:24:35
潔「ユーリさん……」
凪「これならしばらく起きないでしょ」
冴「さっさと次に行くぞ」
潔「ま、待って冴。怪我、手当した方がいいんじゃ」
冴「あ?」
凪「そうだよ。俺みたいになってるし」
冴「……いい、自分でやる」
<応急手当> 冴(70)dice1d100=95 (95) 回復dice1d3=1 (1)
冴「次は地下冷凍保管室か」
潔「さむっ……」
凪「奥に扉がある。赤いのと青いの」
<目星>
潔(45)dice1d100=76 (76)
凪(50)dice1d100=78 (78)
冴(70)dice1d100=81 (81)
- 147124/11/24(日) 16:31:50
だれもなにも成功しなかったですね
凪「とりあえず、こっちの青い方に行ってみる?」
潔「いや、開かないぞこっち」
冴「なら赤い方は」
凪「最初から少し開いてる」
凪「何これ、ゴーグル? が挟まってて、扉が閉まりきってなかった」
潔「入ってみよう」
潔「手術室みたいだな」
冴「奥の方にあるあれはなんだ」
凪「……銅鏡?」
<幸運>
潔(75)dice1d100=2 (2)
凪(75)dice1d100=93 (93)
冴(75)dice1d100=82 (82)
<アイデア>
潔(65)dice1d100=60 (60)
凪(80)dice1d100=32 (32)
冴(60)dice1d100=16 (16)
- 148124/11/24(日) 16:38:39
では潔だけが以下のことに気が付きます(クリティカルは後で処理)
その銅鏡はただの金属の板ではなく、その奥には深い穴が開いていて、まるで谷底を覗き込んで吸い込まれそうな奇妙な感覚がした。そしてその銅鏡がまるで獲物を待ち構えている怪物の口のように思えた
潔「うわ……」
凪「なに」
潔「あの銅鏡、嫌な感じがする……」
<SAN値>
潔(69)dice1d100=32 (32) 失敗時dice1d4=4 (4)
冴「銅鏡の前、誰か座ってるな」
凪「ほんとだ」
潔「行ってみるか」
そうして三人が一歩踏み出した瞬間
トヨグの呪文のコピーが入ったパソコンが火花を散らして故障した
- 149124/11/24(日) 16:43:52
潔→68
潔「うわっ!」
凪「……いきなり?」
冴「……」
潔「……あ」
凪「……」
冴「進度が増えたか」
潔(クソ、もう4まで……)
※アイデア成功で<クトゥルフ神話>5%ゲット
潔(65)dice1d100=39 (39)
凪(3ってこんな感じか……体が強張る……)以降SAN値減少+1
冴(5……)
冴(少し動かすだけで関節がいてえ)
冴(……あと2)
冴(あと2で、終わりか)
※STRをdice1d3=1 (1) 一時的に失う(回復までdice1d3=2 (2) カ月かかる)
- 150二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 16:47:07
冴がやばい耐え切れるのか
- 151124/11/24(日) 16:53:48
鏡の前に座っていたのは、瀬良正馬の妻である瀬良琴里だ
潔「この人が……」
凪「化粧されてるけど、やっぱ石像だね」
冴「……」
潔「この人にもタグがついてる」
冴「……クラス5か」
凪「さっきの青い扉の部屋に入れるじゃん」
潔「……」
潔「この人を治すために実験してたのかな」
凪「瀬良正馬?」
潔「日記の内容とか、アルバムとか見てると、そんなきがするんだよ」
凪「なるほどね、うっかり石化した奥さんを助けたかったわけか」
冴「……巻き込まれた俺たちには迷惑でしかねえが」
冴「多少は同情する」
潔「治せないのかな」
凪「さあ」
冴「あの本に何か書いてあるかもしれねえが、そこまで読む余裕はねえな」
潔「……」 - 152124/11/24(日) 16:59:51
青い扉の向こうは大きな冷凍庫だ
中央にはステンレス製の棺桶のようなケースが置かれており、「sahime sample#21934.7」と刻印されたプレートがある
潔「何のケースだろ」
凪「開いてる」
冴「……!」
潔「……死体」
ケースの中にはスーツ姿の男性の死体が入っている。しかしそこには首と右手首だけがない
凪「何この断面……ハサミで切ったみたいじゃん」
冴「右手首はこっちにあるが……」
冴「首はどこにもねえな」
<SAN値>
潔(68)dice1d100=60 (60) 失敗時dice1d3=2 (2)
凪(67)dice1d100=89 (89) 失敗時dice1d3=2 (2)
冴(67)dice1d100=65 (65) 失敗時dice1d3=3 (3)
- 153124/11/24(日) 17:06:40
潔→67 凪→64 冴→66
潔「……ポケットに財布が入ってる」
潔「免許証は瀬良正馬か」
冴「瀬良の死体で間違いだろうな」
凪「……」
凪「このケース、随分と拘束具が入ってる」
潔「……」
潔「!」
潔「ここについてる変な組織みたいなの……所長室で見つけた試験管に入ってたのと似てる……」
潔「何なんだ、sahimeって……」
冴「……瀬良が殺されていたとして」
冴「あの女にメッセージを送ったのは誰だ?」
潔「……」
潔「……他に誰かいるってことか?」
凪「……瀬良は別に石化してるわけじゃないし」
凪「けど……こんなハサミで首切ったみたいな死体」
凪「人間業じゃない」
潔「……」
冴「行くぞ」
冴「メインコンピューター室、そこにいるんだろ」 - 154124/11/24(日) 17:13:51
そうして三人はメインコンピューター室へと向かう
クラス5のタグを掲げ、足を踏み入れた時、三人は奇妙なものを目にした
天井を覆い尽くすのは、最初ピンクのロープが絡まったものに見えた
しかしよく見ればそれはエビのような硬い殻に覆われ、一部分はチカチカと黄色い光を発する楕円形の器官をもっていた
ピンクのロープはたくさんのケーブルが絡み合い融合し、それが脈動するたびにメインコンピューターのディスクがカチカチと音を立てた
それはこの部屋と一体になっているようにも思えた
そしてその中心、大量の点滴チューブに絡まった瀬良正馬の頭部がぶら下がっている。見間違いと信じたいところだが、それはうつろな目を開き、三人に向かって口をパクパク動かし、何を訴えかけている
そう、いかなる悪魔的医術の成果か、その生首は生きているのである
潔「うそだ……」
凪「……」
冴「……」
<SAN値>
潔(67)dice1d100=42 (42) 失敗時dice1d10=9 (9)
凪(64)dice1d100=62 (62) 失敗時dice1d10=2 (2)
冴(66)dice1d100=44 (44) 失敗時dice1d10=10 (10)
- 155124/11/24(日) 17:21:16
もう少し動揺してくれ……
潔→65 冴→64 凪→62
潔「なんだよこれ」
凪「よく生きてるね、生首だけで」
冴「どうする……」
凪「人間かコンピューターかわかんないけど」
凪「どうせシステム破壊するつもりだったし」
凪「俺はこのUSBを繋げに行く」
冴「あれが大人しくそうさせてくれるとは思えねえが」
潔「……」
潔「こっちが動き出せば、襲ってくるかも」
凪「てか、どこにUSB差し込めばいいんだろ」
<目星>
潔(45)dice1d100=7 (7)
凪(50)dice1d100=93 (93)
冴(70)dice1d100=19 (19)
- 156二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 17:24:20
いよいよ決戦やん楽しみ
- 157124/11/24(日) 17:26:43
潔「あそこだ凪」
凪「どこ」
冴「しっかり見ろ」
凪「おーけー……じゃあ、行くよ」
USBを差し込むため、凪は走り出す。それと同時に、大人しくこちらを見ていた瀬良が動き出す
それは天井から何か液体を垂れ流した。凪の行く手を妨害するようにその液体が天井から落ちてくる
凪「げっ」
凪「まずい」
潔「うわっ!」
冴「ちっ……」
<回避>
凪(82)dice1d100=64 (64)
<幸運>
潔(75)dice1d100=6 (6)
冴(75)dice1d100=64 (64)
- 158二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 17:27:05
今回の凪出目が高すぎる
せっかく高スペックなのに活かせてなくて草 - 159124/11/24(日) 17:32:09
凪「あぶな……」
凪「よし、あとはこれで差し込めば……」
潔「凪!」
冴「……!」
危なげなくその液体を躱し、USBの差込口までたどり着いた凪
しかしその凪には、見たこともないような、大きな化け物のハサミが迫っていた
潔と冴が、同時に凪の元へと駆け出す
凪「……っ」
<DEX×5>先にUSBを差し込めるか
凪(80)dice1d100=11 (11)
- 160二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 17:32:30
SAN値チェックを潜り抜けていく猛者たち
進度的にギリギリの戦いめっちゃワクワクする - 161二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 17:33:26
決めたー⁉︎行った⁉︎
- 162124/11/24(日) 17:36:20
USBが、メインコンピューターの本体に接続された
同時にそのハサミが凪の首にかかる
しかし飛び込んできた潔と冴に引っ張られ、凪は間一髪でそれを避けた
潔「はあ、はあ」
冴「間一髪だったな……」
凪「うへー、死ぬかと思った……」
ウィン、とコンピューターの音がする
その音はどんどん激しくなり、アラーム音がけたたましく鳴り響く
凪「クラッシュしたか……」
潔「何!? どうなってんの!?」
冴「さっさと立て」
メインコンピューターへのダメージ
dice1d100=37 (37)
- 163124/11/24(日) 17:43:50
コンピューターの音はパタリと消え、不気味なほどの静寂が訪れた
唖然とする三人の前に、ぼとっ、何かが落ちる
それは瀬良の首だ
潔「え?」
冴「近づくな」
凪「……」
瀬良は大きく目を見開き、三人を見てくるだろう
瀬良「琴里を……琴里を治してやってくれ……彼がその方法を教えてくれるはずだ……」
潔「瀬良さん……?」
凪「……死んだね」
冴「生きてる方が不思議なくらいだったが」
潔「……」
瀬良は安らかに目を閉じ、もう動くことはないようだ
冴「……何だったんだ、結局」
凪「どうしてこの状態で生きてられたんだろ」
潔「……ああ」
潔「でも、最期にはやっぱり、琴里さんのこと……」
潔「治す方法、見つけてやりたいけど……」
<聞き耳>
潔(80)dice1d100=5 (5)
凪(25)dice1d100=67 (67)
冴(25)dice1d100=20 (20)
- 164124/11/24(日) 17:51:51
ボンっ、と小さく音がした
潔と冴はその音に気付き、潔は音の出何処までわかっただろう
そこには、大きなハサミを持ち、昆虫のような、昆虫にしては大きすぎる、奇妙な生き物がいた
それはぼろぼろの身体で、コンピューターの配線をショートさせ、辺りを燃やそうとしている
いずれそれは火事となり、辺りを燃やし尽くしてしまうだろう
潔「まずい……!」
潔(今なら火が消せるかもしれない)
潔(けどあの化け物に勝てるか……?)
潔(あのハサミで切られたら、多分腕は切断される……)
ミゴと戦いますか?
逃げますか?
- 165二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 17:57:02
自分たちの治療法もまだ見つかってない!
止めよう - 166124/11/24(日) 18:03:17
凪「何、どうしたの」
冴「また生きてやがったか」
潔「このっ……」
潔「さっさとくたばれ!」
<投擲>劇薬
潔(73)dice1d100=23 (23)
dice1d4=3 (3)
ミゴ不意打ちのため回避なし
- 167124/11/24(日) 18:05:40
潔「当たった……!」
凪「やるじゃん」
冴「ならこいつももらっとけ」
<投擲>置時計
冴(50)dice1d100=97 (97)
<回避>
ミゴ(12)dice1d100=75 (75)
- 168二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:06:50
アカーーーン‼︎
- 169二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:06:51
ファンブル多くない?
- 170124/11/24(日) 18:11:38
んーと……
冴の投げた時計は化け物を外れ、床に落ちる
すると、落ち処が悪かったのか、徐々に時計から黙々と煙が上がり、火が出た
冴「……」
凪「あちゃー、ショートした?」
潔「これ、まずいんじゃ……」
その火は化け物が起こしていた火より随分と大きくなり、もはや消すことは不可能だろう
化け物は火に包まれながら潔にかけられた劇薬にもだえ苦しみ、やがて動かなくなった
潔「……」
凪「……」
冴「……」
冴「一件落着だな」
凪「悪化してない?」
潔「言ってる場合か! 早く逃げよう!」
こうして三人は火を避け、ユーリを回収し、外へと脱出したのだった - 171二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:12:48
ツッコミ草
- 172124/11/24(日) 18:19:35
潔たちは完全装備の救助隊に保護され、隔離病棟に入院することとなるだろう
厳重な検査を受け、怪我をしていた二人が完璧な治療が施された
凪「いや、これビンタされたやつで」
冴「イかれた女に殴られた傷だ。ウイルス関係ねえよ」
三人は医者や警察に研究所で起きたことを聞かれ、何度も同じ返答を繰り返す日々を送った
研究所の事件は、その犠牲者に比べあまりにも小さな扱いで、それもボヤ騒ぎという形でニュースになるだけだ
数週間して三人が退院するころには、あらゆる出来事は隠滅されてしまったかのようだった
潔「……」
潔「この本に、石化した人達を治す手立てがあるかもしれないです」
ユーリ「……」
ユーリ「……正馬さんは……」
ユーリ「うう……」
ユーリ「……わかったわ……」
ユーリ「探してみる……治す方法」
潔「……はい、お願いします」 - 173二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:24:07
SAN値が1番削れたのは凪だけど進行度は1番低かったの面白いな
- 174二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:27:40
うっかりでファイヤーされちったハサミお化け(ミ=ゴ)さんホンマ面白い
なんか気づいたらボロボロだったし - 175124/11/24(日) 18:27:45
潔「何だったんだろうな」
凪「あれから進度が進むことはないし、とりあえず、大丈夫ってことでいいんだよね」
冴「……」
潔「……冴、大丈夫か?」
冴「あ?」
潔「冴は、進度が5だったから」
冴「……」
冴「多少関節に違和感があるが、その内治んだろ」
潔「よかった」
冴「……お前、やけに俺と行動をとりたがったな」
潔「え?」
冴「あっちの白いのより、俺と行動する時間の方が多かったじゃねえか」
潔「……」
潔「いやー、なんかさ」
潔「冴がいないと、妙に不安で」
潔「……勝手に、自分の一部がどっかいっちゃうみたいな、いつ死ぬかわからないみたいな不安が……」
冴「……」
冴「そうか」 - 176124/11/24(日) 18:28:18
シナリオクリアです
おめでとうございます
お付き合いいただきありがとうございました - 177二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:29:03
お疲れさまでした!
めっちゃ楽しかったです! - 178二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:31:04
最後の潔と冴の会話での一部がどっか行っちゃう云々は後遺症か何か?ちょっと不穏さを残してクリアなのがクトゥルフっぽくて好き
- 179二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:33:54
なんとか生きて返ってこられてよかったわ!
面白かった
前のシナリオの影響がまだ残ってるんだな - 180二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:35:46
ロスト率高めシナリオ特有のヒリヒリする感じと
ファンブル時(主に凪)のギャグシーン?の描写好き
凪は女難だったね…ほとんど凪のせいだけど - 181二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:36:53
今回出目が荒ぶっててハラハラしたけど無事に生還できてよかった
- 182124/11/24(日) 18:44:04
今週も楽しかったで
けどだれも発狂してないのが残念やで
今度は発狂するとええなあ - 183二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 18:52:17
お疲れ様でした!面白かった〜!けどなかなか発狂しないな強すぎる
- 184二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 19:46:23
エンディングで過去作の冴と潔と繋がってるのが判明して嬉しい
シナリオクリアおつ! - 185二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 20:00:45
1さん乙です!腕に刻まれる死のリクエストした奴です!めちゃくちゃ楽しかった!キーパリングありがとうございました!
出目はかなり荒ぶっていた上に結構ハラハラしたけどなんやかんやでクリアするあたりはさすがSAN値高い組だなーと思った
本当に楽しい時間を過ごせました!
凪の進度にはちょっと笑った
エンディングにもにっこり - 186二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 20:04:28
発狂しないのはさすがSAN値高い組…
- 187二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 20:47:14
冷静だけどボケ寄りの冴、女難だけどマイペースの凪、ツッコミの潔、3人のやり取り面白かったし無事に帰還出来てよかった
前のスレあるの?見たいから知ってる人いたら教えてくれると嬉しい - 188二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:00:41
- 189二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:05:14
冴と潔の後遺症ができたシナリオ
【閲注TRPG】ブルロキャラでクトゥルフ|あにまん掲示板このスレはクトゥルフ神話TRPGを用いて、PC、KPCを安価で選んだキャラで回していきますリプレイに近い形で進めていき、初心者への説明はほとんどありません今回のシナリオは【童懐屋ぐりこ】さまからの「廻…bbs.animanch.com他にも複数あるからスレ主さんのは【閲注TRPG】で検索して探してみて
- 190124/11/24(日) 22:15:13
おお、貼ってくれて感謝やで
よかったら前スレの方も楽しんでくれ - 191二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 23:45:10
戻ってくるの遅くなっちゃった貼ってくれてありがとう!