- 1124/11/23(土) 11:10:51
- 2124/11/23(土) 11:29:40
とある日、潔、凪、冴の三人はSERa医科学研究所にやってきた
潔「結構遠かったな」
凪「こんな郊外にあるんだ。もう帰りたいんだけど」
潔「いやいや、ほら、今日は研究の協力をしに来たんだろ? スポーツ選手の身体能力のデータを提供するためにさ。俺らはブルーロックの代表で来たわけだし、帰ったらまずいだろ」
潔「な、冴?」
冴「あ?」
凪「……なんでいるの?」
凪「ブルーロックの中からランダムで選ばれた俺と潔はまだわかるけど、こっちのモンスターの兄は違うじゃん」
潔「あ、そっか、確かに」
冴「……」
冴「スポンサー契約の関係だ。お前らにはわからないだろうがな」
潔「そうなのか。よろしくな!」
凪「よろしくー」
冴「いいからさっさと歩けノロマども。ちんたらしてんじゃねえよ」
潔「……」
凪「モンスターの兄も大概だね」
潔「しっ、聞こえるぞ凪」 - 3124/11/23(土) 11:39:01
そんな会話をしながら三人は研究所入口へ向かう
受付「研究所内では機密保持のため、携帯電話などは預からせていただきます」
凪「げっ、まじか……ゲームできないじゃん」
潔「あっ、はい、お願いします」
冴「……」
それぞれスマホを受付に渡すと、こんどはプラスチック製の腕輪が配られた
潔「これは?」
受付「こちらは中にICチップが内蔵してあります。所内の扉はこちらのタグをかざしていただくと開きますよ」
冴「鍵代わりか」
受付「はい、皆様にお配りした来客者用はクラス1と記載されています。クラス2以上の扉は機密情報保持のため開けられませんので、ご注意ください」
凪「……?」
凪「クラスの他に、進度ってあるけど、これは?」
受付「そちらは所内を歩く分には使用しない機能ですので、お気になさらないでください」
凪「ふうん」
受付「特に何もなければ、皆さまは会議室にて待機してくださるようお願いします。所内のマップもお渡ししておきますね」
潔「ありがとうございます」
凪「……このディスプレイにタグかざすと開くんだ」
潔「すげえ、ニュースとか天気予報とか流れてる」
冴「……」
冴(窓と扉にシャッター? 隔離されそうで物騒じゃねえか) - 4124/11/23(土) 11:40:38
- 5124/11/23(土) 11:49:44
受付から会議室に向かった三人
凪「スマホないと暇……」
潔「まあまあ。そんなに時間かからないって言ってたし大丈夫だろ」
潔「なんか飲むか? お茶……たぶん飲んでいいよな?」
凪「いいんじゃない」
潔「冴は? お茶でいい?」
冴「ああ」
潔「……」
潔(俺らの他に誰か作業してる)
潔(綺麗な女の人だな。日本人……っぽくない。外国の人か?)
潔「はい、熱いから気を付けて飲めよ」
凪「……」
凪「潔、めっちゃあの女の人見るじゃん」
潔「え? ああ、いや……」
潔「何してんだろうって」
冴「……ふん」
潔「なんで鼻で笑うんだよ。他意はねえって」
凪「話しかければ?」
冴「暇つぶしになるな。行け」
潔「何でだよ……」
会議室には三人の他に一人、女性がパソコンで作業しています
話しかけますか?
- 6二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:57:14
待ってましたー!
じゃあ来館者向けの研究所の施設説明みたいなの聞いてみよう - 7二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 11:58:37
ちなみにこの潔と冴は前のシナリオの続行?
別世界線? - 8124/11/23(土) 12:13:08
世界線はどうでしょう……
現シナリオの前に起きたかもしれませんし、後に起きたことかもしれませんし、行き当たりばったりでスレ主が使うかもしれないですね
潔「あの、こんにちは」
女性「はい?」
潔(日本語だ……よかった)
潔「あの、俺たち今日、スポーツ選手のデータ提供のためにきたんですけど」
女性「……? ああ、なるほどね」
女性「私はここの正規の職員じゃないのよ。ごめんなさいね」
ユーリ「私はユーリ・ミカミ。母は日本人だけど、父がドイツ人なの。ここではバイトで資料の翻訳をしているのよ」
潔「ドイツか……そうなんですね」
凪「ここって何の研究してんの」
潔「うお、凪、いつの間に」
ユーリ「うーん、詳しくは知らないけど、老化に伴う筋組織の低下を研究しているって聞いてるわ」
冴「筋組織の老化……」
潔「あれ、冴のスポンサーなんだろ?」
冴「まだスポンサーじゃねえよ。契約前だ」
と、話をしていると慌ただしく職員らしき人が入ってきた
職員「申し訳ありません。今しばらくこちらで待機していただけますか」
潔「?」
職員「決して外には出ないようお願いします」
そう言って職員は会議室を出ていく。部屋の外からは慌ただしく職員が駆け回る音が聞こえてくるだろう
凪「何?」
潔「トラブルか?」
冴「さあな」 - 9二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:16:11
進度って嫌な予感マシマシの言葉で今からドキドキする
- 10124/11/23(土) 12:21:10
潔「何なんだろ……ってあれ?」
潔「外に出れなくなってる」
冴「あ?」
冴「……扉の鍵がクラス2になってやがる」
凪「監禁じゃん。やば」
凪「あんたのタグで出れないの?」
ユーリ「私のタグもクラス1なので……」
凪「閉じ込められた?」
冴「最悪、窓から出れるだろ」
潔「いやいや、何があったかわからないし、大人しくしていよう」
潔「!」
凪「……」
冴「……何だ今の音」
ユーリ「下の方から、何かが爆発したみたいな音が……」
その音を四人が聞いたすぐ後、扉の外からは廊下を走りまわる足音、怒号、悲鳴などが聞こえてくる
潔「な、なんだよ」
凪「……」
冴「そこにある内線電話、つながんねえのか」
ユーリ「えっと今……」
ユーリ「……どこにもつながらないです」
冴「ちっ」 - 11二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:21:56
腕に刻まれる死を提案したものです
1ありがとう!スレ立て乙!
このシナリオをこのメンツで見られるのすごく嬉しい! - 12124/11/23(土) 12:27:12
そうして閉じ込められた状況から一時間ほどが経過した
凪「扉はロックされてるし」
凪「窓はシャッターが下りて開けらんない」
潔「……」
冴「携帯も没収されて連絡手段がねえ」
冴「詰みだな」
ユーリ「……」
潔「だ、大丈夫ですかユーリさん」
ユーリ「ええ……ちょっとこわいだけ……」
潔「……」
潔dice1d3=2 (2)
凪dice1d3=2 (2)
冴dice1d3=1 (1)
①テレビ
②内線電話
③扉の外
- 13124/11/23(土) 12:35:11
では冴は何か情報を得ようと会議室に設置されていたテレビをつける
冴「……」
冴「……?」
そこに、奇妙なものがうつりこんだ
くだらないバラエティー番組の映像の真ん中が、徐々に侵食されるように黒になっていく。いや、よく見たらそれは火山である。テレビ画面を埋め尽くした火山から目を離せずにいると、突然地震のような揺れと地響きが聞こえてくる
冴「……は?」
そして潔と凪は二人で内線電話がつながらないか試していたところだったのだろう
受話器を持ち上げると、そこから何か奇妙な音が聞こえてくる。それは唸り声だ。どこにもつながっていないはずの受話器から、誰かの、いや人であるかもわからない声が二人の耳に届いていた
潔「ひっ……」
凪「……」
<SAN値>
潔(75)dice1d100=44 (44) 失敗時dice1d4=4 (4)
凪(75)dice1d100=82 (82) 失敗時dice1d4=2 (2)
冴(75)dice1d100=53 (53) 失敗時dice1d4=2 (2)
<アイデア>
潔(65)dice1d100=69 (69)
凪(80)dice1d100=60 (60)
冴(60)dice1d100=75 (75)
- 14124/11/23(土) 12:42:17
凪のみ−2 →73
アイデアは凪だけ成功
奇妙な体験に戸惑っていると、ハッと我に返る。冴はテレビが先ほどのバラエティー番組に戻っていることに気づき、潔と凪は受話器から何の音も聞こえていないことに気づくだろう
潔「な、凪、さっきのって」
凪「……」
潔「凪? 大丈夫か?」
凪「ん、ああ、別に……」
凪「……」
凪はふと視線を下げて気づくだろう。手首に巻かれたタグの数字の変化に
先ほどまで0と表示されていた進度
それが1に変化していた
凪「タグが変わってる」
潔「え? ……あれ、進度が1になってる」
冴「……俺もだ」
ユーリ「……わ、私は0のままです」
凪「なんで俺らの進度が変わったんだろ」
潔「さあ……」
冴「……」
そう疑問に思っていると、何の前触れもなく、開かなかったその扉が開いた - 15124/11/23(土) 12:50:39
潔「!」
潔「大丈夫ですか?」
受付「はあ……はあ……」
冴(こいつは俺たちを案内した受付の……)
凪(動きがおかしい。ぎこちないし、それに肌が灰色っぽい? さっきは違ったのに)
受付「逃げて……」
潔「え?」
受付「G……ウイルス……が……」
そう呻いた後、受付は受け身も取らずに床に倒れ込む
普通なら鈍い音がするはずが、倒れた音は随分と硬い質感をもっていた
そして、近くにあった机に頭を強打し……
受付の首はまるで石像のようにぽっきりと折れた
しかし石像と違い断面からは血が流れ、一番近くにいた潔のつま先までそれが流れてくるだろう。咄嗟に後退りした潔は、受付の無残な死体にゆっくり視線をやった
潔「は?」
<SAN値>
潔(75)dice1d100=61 (61) 失敗時dice1d4=1 (1)
凪(73)dice1d100=95 (95) 失敗時dice1d4=4 (4)
冴(75)dice1d100=42 (42) 失敗時dice1d4=1 (1)
- 16二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 12:55:50
わぁ…わぁ…
さっきから凪が危ない - 17124/11/23(土) 13:01:57
成功は1減少です
潔→74
凪→69
冴→74
ユーリ「きゃああ!!」
凪「……」
冴「首が折れた?」
潔「この人、死んじゃったのか? そんな簡単に……?」
潔「……」
冴「何が起こってる……」
凪「……」
潔「と、とにかくここから出ないと。凪、平気か?」
凪「……」
凪「この人、身体が石みたいに硬くなってるように見える」
潔「え?」
凪「なのに、血管とか、多分食道は柔らかいままだ。首の断面からそうみえる」
凪「それにGウイルスって」
潔「……」
潔「凪、とりあえず落ち着け。大丈夫だ」
潔「ここは危ない。研究所から逃げよう」
冴「この受付のタグ、クラスが2だな」
冴「……もう使わねえだろ」
冴「借りるぞ」
冴「……」
冴「進度が……7?」
冴(まさか、進度ってのは) - 18124/11/23(土) 13:09:50
潔「受付の人の進度が7になってる?」
潔「……」
潔「7になったら、俺らもこうなるってこと?」
凪「……あんたは何か知らないの」
凪「研究資料、翻訳してたって言ってたよね」
ユーリ「知るわけないじゃない!!」
ユーリ「何よこれ!! どうして、人が、石みたいになって死ぬのよ!! Gウイルスって……まさかこの研究所でつくってたウイルスなの!?」
冴「騒ぐな」
冴「とりあえず扉の外に出てみてからだ」
潔「ユーリさん、あの、落ち着いて……」
凪「ほっときなよ。行くよ潔」
潔「……」
冴「……最悪だな」
潔「……みんな、石になってる……」
凪「誰か無事な人はいないの」
潔「! あの人はまだ無事だ……!」
潔「大丈夫ですか?」
職員「……あ……う……」
潔「……」
潔「動かなくなった……」
<SAN値>
潔(74)dice1d100=49 (49) 失敗時dice1d3=2 (2)
凪(69)dice1d100=87 (87) 失敗時dice1d3=2 (2)
冴(74)dice1d100=68 (68) 失敗時dice1d3=1 (1)
- 19124/11/23(土) 13:20:26
凪だけ減少
凪→67
廊下や部屋には多数の石化した職員が見える。血の気を失った皮膚は灰色に近い白に変色している
潔「……冷たい。本当に石みたいだ」
冴「……無理に動かすと折れるな」
凪「……」
ユーリ「……ひっ……」
ユーリ「……出口が、開かなくなってる……」
受付に通じる扉、裏口、窓、ダクトはシャッターで塞がれ、外の様子はわからない。普通の研究所とは思えない厳重さで、バイオハザードを警戒する施設のようだ
潔「……」
凪「連絡手段……外につながる何かがあれば」
凪「携帯は?」
ユーリ「だめです。外部との接続が遮断されていて……」
ユーリ「でも、きっと遮断された原因があるはずです」
ユーリ「研究所内に誰かがいれば、外と連絡をとれるかも……」
冴「……なら探すか」
潔「……正直、あんまうろつきたくないけど」
凪「……潔に同感」
冴「この死体の数々からクラスの高いタグを探すか?」
凪「この数から……? そんな悠長にしてる暇、あんの?」
潔「今の俺らが入れるのはクラス2までか……」
石になった職員の腕を確認してクラスの高いタグを探してみますか?
- 20二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:25:42
探す
- 21124/11/23(土) 15:47:21
潔「うう……」
潔「きついなこれ……」
潔「本当に皆石になったのか?」
冴「さっさと探せ」
冴「何が原因でこうなっているかわからねえ以上、急いだほうがいい」
凪「仮に時間経過で進度が上がるとしたら、俺らに残された時間はどれだけなんだろ」
凪「……」
凪(時間経過だとしたら、あの女の人の進度が上がってないのはおかしい。あいつは俺らより先にここにいたはずだし)
潔(綺麗にそのまま石になっている人もいれば)
潔(……砕けてぐちゃぐちゃになってる人もいる……)
潔(この人の手首は……あっちまで転がってる……)
冴(……)
凪「全部見て回ったけど、3までしかなかった」
潔「こっちもだ。冴は?」
冴「3が最高だな」
潔「……ふう、きつい……」
凪「……」
冴「…………」
<SAN値>
潔(74)dice1d100=89 (89) 失敗時dice1d3=3 (3)
凪(67)dice1d100=4 (4) 失敗時dice1d3=2 (2)
冴(74)dice1d100=11 (11) 失敗時dice1d3=2 (2)
<??>
潔(75)dice1d100=89 (89)
凪(80)dice1d100=22 (22)
冴(80)dice1d100=56 (56)
- 22124/11/23(土) 15:55:09
潔→71です
潔「……」
潔「進度が」
潔「上がってる……」
凪「え?」
冴「……」
潔のタグは進度2を示している。凪と冴は1のままだ
さらに潔は自身の皮膚が硬くなり、触るとパサパサと剥げて、そこから血が滲んでくることに気づくだろう
潔「いたっ……」
潔「……」
凪「……」
凪(何で潔だけ?)
冴「先を急ぐぞ」
冴「歩けんのか潔」
潔「……大丈夫」
潔「そうだ、ユーリさんも一緒に行きませんか」
ユーリ「……ええ、一緒にお願いするわ」 - 23124/11/23(土) 15:59:21
- 24二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:14:21
所長室いきたい
- 25二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:15:50
凪が順調に削られてて声出た
なんで潔だけ進んでるんだろう - 26二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:17:32
〈??〉のダイスに失敗したのが潔だけだから進んだのかな
- 27124/11/23(土) 16:21:27
では所長室に向かいます
潔「……この部屋、クラス4?」
冴「持ってるのはクラス3のタグが限界だ。開かねえな。誰かいる気配もねえ」
凪「……」
ユーリ「クラス4となれば持っているのは副所長くらいにならないと……」
と、四人が部屋の前で話をしていた時
潔「……」
潔「何か聞こえないか?」
冴「……なんだ?」
凪「何かを叩き割る音がする」
潔「誰かが叫んでる? 少し遠くから聞こえる」
冴「正気とは思えねえ声だな」
凪「どうする? 見に行く?」
見に行きますか?
他の部屋を探索しますか?
- 28二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:23:11
見に行く
- 29二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:26:42
戦闘……?
まあ皆元気な時にやっといた方が良かっかのかな
図書館から行ったほうが良かったかな - 30124/11/23(土) 16:33:12
それでは音の元へ向かう途中、四人はとあるものを目にする
潔「うっ……」
潔「この辺りの廊下、身体が砕けた職員が多い……」
冴「……」
冴(辺りは血だらけ、内臓は飛び出てやがる……気分が悪いな)
凪「……妙な感じがする」
ユーリ「おぞましい死体ね……」
<目星>
潔(45)dice1d100=51 (51)
凪(50)dice1d100=54 (54)
冴(70)dice1d100=4 (4)
- 31124/11/23(土) 16:39:38
おっとクリティカル、あとで情報を追加します
冴「……」
冴「倒れ込んだにしては不自然な位置が割れている」
冴「誰かが意図的に破壊しねえとこうはならねえ」
潔「え? ……誰かが、壊してるってこと」
凪「だとしたら、この狂気的な声の主がそうなんじゃない」
冴「気をつけろよ」
凪「アンタは後ろにいて。邪魔だから」
潔「ユーリさん、危険かもしれないので下がってください」
ユーリ「……はい」
そうして音の元にたどり着くと、そこには一人の男が涙を流しながら所員の身体を執拗に叩き壊している光景があった
男性「すまない!! 許してくれ!! これしかないんだ!!」
ユーリ「あれは……」
ユーリ「副社長の金久保さん……?」
異様な光景にSAN値チェック
<SAN値>
潔(71)dice1d100=1 (1) 失敗時dice1d3=1 (1)
凪(67)dice1d100=4 (4) 失敗時dice1d3=2 (2)
冴(74)dice1d100=66 (66) 失敗時dice1d3=3 (3)
- 32二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:43:14
この状況において3分の2至極冷静な男子高校生笑う
目がスンッってしてそう - 33124/11/23(土) 16:49:04
うわー誰もまったく動揺してないです
潔「一体何をしてるんだ?」
冴「……正気じゃないのは確かだろうな。職員の死体を壊すような真似をして……イカレちまったのか」
凪「あの人に外に出れるように頼めないの」
冴「近づいて殴られるようなマヌケなことにならねえならいいが」
凪「見てほら、潔が行ったよ」
冴「は? おい待て馬鹿」
潔「あの……」
金久保「すまない! すまないみんな!」
潔「すみません……」
金久保「みんな! みんなこの姿のまま生きているんだ!!」
潔「え? 生きてる……?」
金久保「けれど、こうなっては治す手段はない!! 殺してやるしかないんだ!!」
金久保「石のまま生き続けるなんてあんまりじゃないか!!」
金久保「楽になってくれ!!」
潔「石のまま……生きてる? ってうお!」
潔「何だよ冴。いきなり引っ張るなよびっくりしたじゃん」
冴「不用意に近づくな馬鹿」
凪「あいつから話を聞くには殴るか落ち着けるかしかないんじゃない」
潔「……」
潔「いや、多分もう……」 - 34二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 16:57:19
「一体何をしてるんだ?」が好きすぎる
本当に何をしているんだろう?というただ純粋な疑問
人間が叩き壊されてるんですけど…… - 35124/11/23(土) 16:59:03
冴「!」
冴「お前、進度が7に……」
金久保「なっ……」
金久保「違う!! これは違うんだ!! 私だけは助かるはずだ!!」
金久保「ああ!! いやだ!! いやだあ!!」
凪「うおっと、あぶな」
凪「振り回さないでよ、バール」
潔「ユーリさん離れて」
ユーリ「副所長さん……」
金久保「ああ……から、だが……」
金久保「所長……」
金久保「奥様は手遅れなんです……だから、こんな研究は反対だったのです……」
金久保「……」
冴「石になったか」
冴「……研究……この騒ぎもその研究が発端なのか」
冴「きな臭くなってきたな」
ユーリ「所長、一体ここで何を……?」
潔「金久保さんすみません、タグもらいます」
凪「お、クラス4じゃん。さすが副所長」
潔「壊れないように横たえておこう。蹴らないように……」
凪「……この状態でも生きてるんでしょ。確かに、結構苦痛だね」
冴「……次行くぞ」 - 36124/11/23(土) 17:05:22
- 37二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 17:07:08
コンピューター室
- 38124/11/23(土) 17:19:32
凪「コンピュータールームなら外部との連絡をとる手段がわかるんじゃない」
潔「そうだな、行ってみよう」
冴「コンピューター室……この部屋か。クラスは2。入れるな」
凪「……」
凪「これ、不正アクセスしないと使えないね」
潔「え?」
冴「どういうことだ」
凪「そもそも俺らは外部の人間だからってのもあるけど」
凪「こんな事態だからか使えないようになってる」
潔「……」
冴「……お前は出来ねえのか?」
ユーリ「え?」
ユーリ「いえ……その、やってみなければわからないです」
ユーリ「けど、こんな状況とはいえ、不正にアクセスするのは……」
凪(……俺も出来ないことはないけれど)
凪(この女の人にやってもらう方が楽なんだよね)
選択です
①凪がコンピューター20+補正20でアクセスするか
②ユーリをどうにかして(潔の信用か冴のAPPロールかその他の思いつく方法)説得してアクセスするか
片方失敗したらもう片方を試して良いことにします
②の場合、どうやって説得するかまでお願いします
- 39二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 17:32:38
②のユーリさんで
研究所で被害が出てる以上、このまま解決しても今まで通りの運営は難しいから、それなら被害を最小限に抑えたほうが研究所のためだ
って説得したい
脅すというよりは説明して頼み込む
言うのは誰でもいいけど、潔のが人当たりいいから潔がいい
(異常な肌見せてもう取り返しがつかない、って言うのもありだけど、潔がそうするかがわからない。もし説得する情報として不十分だったら入れ込んでほしい) - 40124/11/23(土) 17:44:52
では行きましょう
潔「ユーリさん」
潔「……こんな状況ですし、今はとにかく研究所の被害を抑えるのが優先だと思うんです」
潔「もし外部にこのことが伝わってなかったら、今より被害が広まるかもしれませんし……」
潔「お願いします、アクセスしてもらえないですか……?」
ユーリ「……」
冴「やるかどうかはさっさと決めろ」
冴「こいつの皮膚を見ろ、進度が進んでるだろうが。皮膚が石に近づいてる」
潔「……」
冴「時間がない」
凪「……」
凪(ずっと疑問なんだけど、この女の人、なんで進度0のままなんだろ)
<信用>ロールプレイの補正+10
潔(80)dice1d100=75 (75)
- 41二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 17:46:32
なるほど冴惚れたナイス補正
- 42124/11/23(土) 17:58:34
ユーリ「……わかりました」
ユーリ「私のノートパソコンからやってみます」
潔「ありがとうございます!」
冴「……」
先ほど冴がクリティカルだったので、多めに情報を提示します
ユーリ「メインコンピューターへアクセスしてみます」
ユーリ「……ハッキングは無理ですね。……瀬良正馬……所長の権限で外部の操作がシャットアウトされています」
ユーリ「こちらは研究員の個人データです。所長はクラス5、副所長がクラス4……あとは3の所員がほとんどです」
冴「……」
冴(この女、ユーリ・ミカミだったか?)
冴(データの中にこの女の名前がない……)
凪「……クラス5のタグ、もう一人持ってるよね」
凪「でも名前の記載がない」
ユーリ「ほんとだ……一体誰なんですかね」
ユーリ「これは……デジタル化されていない資料があります。sahime sample#2……?」
ユーリ「これが最新の研究内容です。筋肉の硬化を起こす病についての研究ですね」
ユーリ「……どのように筋肉硬化を起こした実験動物を用意したか、記載されていません」
ユーリ「これは奇妙です……」
<アイデア>
潔(65)dice1d100=41 (41)
凪(80)dice1d100=93 (93)
冴(60)dice1d100=27 (27)
- 43二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:01:41
潔が41だ笑
三人ともハイスペ強メンタルなの好き - 44124/11/23(土) 18:06:25
潔と冴が成功
潔「Gって、ずっと資料に出てくるけど」
冴「……あの受付もそんなことを言っていたな」
潔「これって多分隠語だよな」
冴「ああ、おそらく筋肉硬化を引き起こす原因だ」
凪「Gウイルスについて調べられない?」
ユーリ「はい、今……」
Gについて調べようとした、その時だった
コンピューター室にあるすべてのディスプレイが突然電源が付き、奇妙な映像が映し出される
それは真っ暗な闇の中で胎動するように蠢く黒くて細長い楕円形の板だ。その裂け目の奥には、赤黒くマグマが見える
やがてその中央が膨れ上がり、腫物のように裂けて、血肉のような真っ赤なマグマが溢れ出す。しかも、炎をあげる溶けた石の中には、血走った無数の目が蛇の卵のように紛れ込んでおり、一緒に流れ出してきた
ユーリ「ひっ……」
<SAN値>
潔(71)dice1d100=28 (28) 失敗時dice1d4=4 (4)
凪(67)dice1d100=28 (28) 失敗時dice1d4=3 (3)
冴(74)dice1d100=80 (80) 失敗時dice1d4=2 (2)
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潔(30)dice1d100=33 (33)
凪(32)dice1d100=22 (22)
冴(32)dice1d100=47 (47)