ss オリキャラ 「初めまして、シャーレの先生。お会いできて光栄だ」

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:48:35

    「まずは、このような僻地まで足を運んで頂いた事に感謝を。私の名前は波和戸フィリ。この学区の………何でも屋兼顔役のような仕事をしている。この学区は他所と幾らか勝手が違うが、私と一緒に居れば問題はないから、出来る限り私の近くにいて欲しい。………何はともあれ、私は、そしてこの学区は、先生を歓迎しよう」


    「ようこそ、先生。我らが素晴らしき学び舎」




    「─────夢幻郷連合学院へ」

  • 2二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:50:52

    消し飛ばれても困るので保存

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:51:03

    保守

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:51:22

    保管

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:51:53

    期待

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:52:08

    いあ・いあ・くとぅる・ふたぐん!!
    ふんぐるい・むぐるうなう・くとぅる・ふたぐん!!

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:52:24

    >>5

    ありがとやで!!

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:52:53

    にゃる・しゅたん!にゃる・がしゃんな!!

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:55:19

    あい・あい・はすたぁ!!

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 13:57:15

    とりあえず10

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 00:18:37

    保守

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 01:50:21

    このレスは削除されています

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 01:54:42

    多分そいつ青春嫌いだぞ

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 05:01:19

    ”ふぅ………もうこんな時間か………”

    仕事に1区切りつけて時計を見ると、既に2時を回っていた。
    大きく背伸びして、椅子から立ち上がり、

    「シャーレの先生、だな?」

    背後からノイズの混じったような声を掛けられて振り向くと、真っ黒い影が其処にいた。
    思わず、距離を取り、

    「あぁ、失礼。一身上の都合により、このような姿を取らざるを得なくてな。驚かせてしまったか」
    ”………あなたは誰?”
    「ふむ………私はただの揺らぎ、使い走りのメッセンジャーだ。今日は、この手紙を届けに来た。………オデュッセイア海洋学校の領海より遥か北方、常冬の孤島に、夢幻郷連合学院はある。貴方には、そこである物の蒐集をお願いしたい。これは、貴方以外には不可能な仕事だ。………3日後、迎えを寄こそう。この頼みを聞くも聞かないも貴方の自由だが、判断はその時にしてくれ。では、さらばだ」
    ”ちょっと待って、話がよく見えな”
    「すまないが、この体は少々不安定でな。それと、その手紙は鍵だ。くれぐれも手放さないように」

     好き放題言った影がどろりと蕩け、そのまま消失する。
     後に残ったのは、黒く積もった灰と、赤い封蝋を捺された手紙だった。

    ”えぇ………”
    「先生、お手伝いに来ましたってこれどうしたんですか!?」

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 16:25:53

    ほす

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 00:00:05

    ガラガラと、馬のいない馬車が、私達を降ろして去っていく。
    長時間移動で凝り固まった体を伸ばして解し、
    ”………ここが、夢幻郷連合学院か”
    「へくちっ!………うぅ………着込んでるのに寒いよぉ~~………」
     辿り着いた先は、一面の銀世界だった。
     微かな水銀灯の光が、薄く靄のかかったような、北欧の、古い時代の息吹を遺した街並みを、優しく照らしていた。
     体の髄に染み入るような寒さに耐えかね、ヒリヒリする耳をニット帽に隠し、
    ”ゴメンね、ホシノ。こんなとこまでついてきてもらっちゃって”
    「うへっ、先生には一杯助けられちゃったからねぇ………それに、その、私も………」
    「ようこそおいで下さった、お客人」
     ぬるり、と、擬音のつきそうな動きで、水銀灯の明かりから影が這い出す。どことなくゲヘナの万魔殿の制服を思わせる衣装をまとった影が、口を開き、
    「お初にお目にかかる、案内人の庭駈メグルだ。シャーレの先生、それと、小鳥遊ホシノ………だったか?早速で悪いが、私についてきて欲しい。この学区の顔役のところへ案内する。温かい蜂蜜茶と砂糖菓子も出そう」
     言うだけ言った影が、意気揚々と歩き出す。
     ぐっ、と、ネックウォーマーを押し上げて、

    ”それじゃ、行こうか”
    「えっ、ついてくの?すっごく怪しいけど」
    ”だって、蜂蜜茶と砂糖菓子が出るって………”
    「………まぁ、良いけどさ。おじさんから離れないでよ?」
    ”うん”
    「何をしている!約束の時間まであと14分と32秒、急がなければ間に合わんぞ!」
    ”ごめん、今行くね!!”
     雪に覆われた道の向こう、ピョコピョコ飛び跳ねる影に手を振って、
    ”あっ………その、ホシノ、ちょっと、手、引っ張ってもらっていいかな?抜けなくなっちゃった”

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 01:19:12

    >>16

    「3時ジャスト────ヨシ、入れ!!」

    ”あ~………ありがとね”


     ピョンピョコ飛び跳ねる影に、室内に押し込まれた。

     少し暑いくらい暖房の良く効いた、古風な部屋だった。

     赤々と燃える暖炉の正面、安楽椅子に腰かけていた少女が立ち上がり、


    「顔役!!案内した!時間ぴったり!!」

    「ありがとう、メグル。後で飯を奢ってやろう」

    「やったーー!!」


     少女に頭を撫でられた影が、千切れそうなほど尻尾をブン回して部屋から出ていく。


    「迷惑をかけてすまない、アイツは時間狂いでな。まずは、このような僻地まで足を運んで頂いた事に感謝を。私の名前は波和戸フィリ。この学区の………何でも屋兼顔役のような仕事をしている。この学区は他所と幾らか勝手が違うが、私と一緒に居れば問題はないから、出来る限り私の近くにいて欲しい。………何はともあれ、私は、そしてこの学区は、先生を歓迎しよう」


    「ようこそ、先生。我らが素晴らしき学び舎、───夢幻郷連合学院へ」

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 08:04:12

    保守

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 19:56:55

    なんか元ネタありそうだけど思い出せねえ

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/25(月) 21:33:00

    >>19

    てぃんだろすのわんわんお

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 03:05:31

    保守

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 03:14:38

    >>19

    ハワードフィリップスラヴクラフト

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 14:43:41

    保守

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 00:58:16

    保守

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 02:28:24

    >>17

    パチパチと暖炉で薪の爆ぜる音を聞きながら、ほんのり甘いお茶を啜る。


    「早速だが、本題に移ろう。先生には、とある書物─────魔導書の回収をお願いしたい」

    ”魔導書?”

    「あぁ。今から1週間後、この自治区で【海神産み】─────まぁ、50年に一度の祭りが開かれるのだが、その祭りのメインイベントに必要な祭祀書が行方不明でな。先生には、3つの魔導書………『エーリッヒ・ツァンの大音楽符』、『ルルイエ異本』、『ナトコ写本』の3つを蒐集していただきたい」

    「………それ、そんな大事な物なのに無くしちゃったの?」

    「恥ずかしい話ではあるが、如何せん、50年に1度の祭りだからな。用意をしようと半世紀ぶりに倉を開けてみれば、祭祀書が盗まれていたわけだ」

    ”なるほど………心当たりはあるの?”

    「あぁ。夢幻郷連合学院唯一の漁業協同組合、【ディープ・ワンズ】。軽音楽部【けいおす!】、そして暖房器具研究委員会【バーニンガイ&ホットライン】。………この3つの組織が不穏な動きを見せていると連絡が入ってな。持っているとすれば彼らだろう」

    ”軽音楽部?”

    「うむ。そうだな、先生には、まずは軽音楽部へ行ってもらおうか。回収、よろしく頼むぞ?」

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 13:34:40

    保守

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:45:43

    おつおつ

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 07:57:14

    >>25

    「おねえちゃん、お仕事終わった?」

    「ちょっ、妹様、予定にはまだはや」

    「うっさい」

    「あだっ!?」


     部屋の外でガヤガヤと騒ぎ声がし、不思議な光沢を帯びた黒髪の子供が入ってきた。


    「あれ?………お客さん?」

    「紹介しよう、先生。壬生メア………私の妹だ。ほら、メア。先生に挨拶しなさい」

    「はい!えっと………夢幻郷連合学院中等部、壬生メアです、よろしくお願いします、せんせ」

    ”よろしくね、メアちゃん”

    「はい!!」

    「そうだ、先生。ついでにメアもつれて行ってやってくれないか?祭りまで、色々と見せてやって欲しい」

    ”わかったよ”

    「お願いします!せんせ!!」

  • 29二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 13:19:24

    保守

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 23:54:55

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 10:11:08

  • 32二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 21:52:36

    もうちょっとまっちくり

  • 33二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 02:25:58

  • 34二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 13:52:10

    もうちょっと待ちたい

  • 35二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:36:52

    >>28


    ”ここが音楽堂か………”

    「Late at night, all systems go You've come to see the show.We do our best, you're the rest.You make it real, you know.There's a feeling deep inside.That drives you fuckin' mad,A feeling of a hammerhead.You need it, oh, so bad.Adrenaline starts to flow.You're thrashing all around.Acting like a maniac,Whiplash!!」

    「うへっ!?」


    音楽堂の扉を開けると、鼓膜が潰れそうなレベルの爆音が耳に飛び込んできた。

    舞台の上、髪を振り乱して演奏する、奇怪な化粧の5人組がいた。

    脳裏に浮かんだDMCの文字を、振り払って、


    「ん?………お客さん!?ちょっ、お客さん来てんじゃん!!みんなー!演奏いったん中止!!」


    ギターを弾いていた子がこっちに気づいて、足早に駆け寄ってきた。

    風変わりなメイクをしたままギターを背負い直した子供が、にっぱりと笑い、


    「ようこそ、軽音楽部【けいおす!】へ!!まずはお茶でもどうですか?」

  • 36二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 02:27:54

オススメ

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