- 1二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:36:05
- 2二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 18:38:03
「……汚いからやめた方がいいよ」
- 3二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 19:06:12
しゅるしゅる、という包帯がほどけて擦れる音。私と先生の静かな息遣いが重なる音。月明かりが差し込む薄暗い廃屋の片隅に、2人きり。
"随分、綺麗になったね"
「……うん。もう自分を傷つけてないから」
"うん。よかった"
先生は私の手首から腕にいくつも走る微かな線を、ひとつずつ指先でなぞる。
くすぐったさを感じると共に少しずつ心を満たしていくのは……先生への思慕。
私は、先生に包帯を替えてもらうこの時間が好きになっていた。
「今日も、するの」
"するよ。おまじないだからね"
先生の低くて優しい声音に、とくんと心臓が鳴った。暗くてよかったと思う。顔が熱い、という自覚があったから。
どうか先生には見えていませんように。まあ、先生の視線は私の自傷の跡に向いていたけど。
「…………んっ」
"――、ミサキ"
何の迷いもなく、先生の唇が私の傷へ落ちる。湿った感触から、熱が広がる感覚。先生からもたらされる熱が全身へ駆け抜けて、満たされる錯覚。
ああ、やっぱり私はこの時間が好きだ。
ここは虚しい世界から切り離された、私と先生だけの世界。 - 4二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 19:07:18
、、、、、
- 5二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 19:11:28
ん、こういうの?
- 6二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 20:32:11
- 7二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:07:12
「こっちにはしないの?」って真っ白な首筋晒すミサキ高校はありますか?
- 8二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 23:03:08
- 9二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 23:04:35
もしもし文部科学省?
- 10二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 23:37:30
縄の痕があっても良いじゃないか分校が欲しい
- 11二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 00:00:16
「私が自分を傷つける。先生がその傷にキスをする。その感触が忘れられなくてまた傷つける。永久機関が完成したね」