- 1二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:23:59
- 2二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:24:15
- 3二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:25:36
既に宇沢を受け入れてるんだからヒヨリの一人や二人なんてことないな
哲学問答で迷える子羊なアリウスの子とは相性がいい - 4二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:25:37
牛乳飲んでる子
乳牛みたいな子 - 5二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 21:51:47
「うわぁん…もうダメです、おしまいです…」
私…槌永ヒヨリは、もうおしまいです。トリニティ近くで運悪くヴァルキューレに追い回されて、どさくさでスクワッドのみんなともはぐれてしまってから一週間…
食料どころか携帯のバッテリーすら尽きて…頼みの綱の先生にすら連絡が取れません…もうおしまいです。
ああ、お腹がすきました。喉がカラカラで干からびそう…意識もぼんやりとしてきて…もう、目も開けられません…
ごめんなさい、サオリ姉さん…どうやら私は、ここまでみたいです…
『ダメだよ! あなたはまだこっちに来たら! 最後まで希望を捨てちゃダメ!』
うわぁん、なんだか知らない人の声まで聞こえてきました…いよいよ私も、年貢の納め時ってやつなんですね…
…命令に従っただけとはいえ、さんざん悪いことをしてきた報いを受ける時が来たのかも、しれません。
せっかく先生に頂いたロスタイムも…もう、終わりなんですね…あはは。
『ここにいたんですね…ユメ先輩』
──ああ、誰かが私の名前を呼んでいます。死神の方でしょうか? とうとう私にもお迎えが来てしまったんでしょうか…『ユメ先輩』?
いいえ、私はヒヨリです。…もしかして、死神の方は人違いをされているのでしょうか? もしそうだったら大変です…
重いまぶたを開けると、ぼんやりとした視界の中で、ピンク色の髪をした小柄な誰かが私を見下ろしているのが見えました。
「ゆ、ユメ先輩って、誰…なんですか…?」
目の前にいる誰かに、かすれた声でそう問いかけます。…最後の言葉がそんな素っ頓狂な質問だなんて、ああ、本当に私って、救いようのない人生、でした…
「…さあ? 私にも何がなにやら。…とりあえず牛乳、飲む? 私の飲みかけで申し訳ないけど…」
目をぱちくりと瞬かせます。さっきより少しだけクリアになった視界には、私に向かって飲みかけの牛乳パックを差し出す、眠たそうな目をした女の子の姿が映っていました。
…うわぁん。地獄に仏とは、こういう人のことを言うのでしょうか。ありがとうございます。でもどうせだったら牛乳だけじゃなくて、何か甘いお菓子も一緒に食べたかったです…
差し出された牛乳をぐびぐびと飲みながら、最後に思ったのはそんなことで…私の意識は一旦、そこで途絶えました。
- 6二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:04:43
文豪だ囲め
- 7二次元好きの匿名さん24/11/23(土) 22:18:06
ぎうにうのじかん…