- 1◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:18:06
- 2◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:18:30
冬の雪山はオレの好きな場所だ。絶望をいつまでも滾らしてくれる
オレはここで修行を続ける
「もっと強く、もっと」
ドラゴンたちの強みと弱みを頭に叩き込んでいく
冷気の中でひたすら修行に打ち込む
世界中のドラゴンの情報を集め、有用そうなやつを手に入れていく
トレーナーには手当たり次第に勝負を挑んでいく
ジジイが何か言っていたけど無視した
「オレは、あの事件の元凶(しんじつ)を見つけてやる!」
「オレは、あの英雄(りそう)を超えてやる!」
そのために、もっと強く、もっと、もっと
寝る間も惜しい、飯もかったるい
立ってられなくなるまでひたすら修行をして、手っ取り早く食い物を胃に詰め込み、少し休んだらまた修行
りゅうせいの滝の攻略はもうすぐ終わる。とっととりゅうのあなに行こう
オレが弱いから二人目の英雄サマに叶わない
オレが弱いから身を隠したあの大男を見つけられない
もっと強く、もっと、もっと、もっと - 3◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:19:19
久々に街に戻って買い出しをしていたら、通りすがりたちが発した単語が耳についた
「キュレムが…」「ポケウッドの…」
オレにとっては憎い憎いその名前を聞いて、調べにいかずにはいられなかった
キュレムは確かにそこにいた。ポスターの中に、英竜の片割れを宿した姿をして
並び立つ大人気のムービースターは当然、二人目の英雄サマの顔をしていた
「こんな、こんな寄り道をしてるような奴に、オレが負けてたまるかよ…!もっと強く、もっと、もっと、もっと、もっと」
ありったけ出し切って終わりになっても構わない。アイツなんかより大きくなるんだ
『もっと高みに、もっと』
心の奥底で理想が叫んでる
――――
「そのマント、あんたドラゴン使いでしょ?うちの子と遊んでってくれない?」
こいつはオレを舐めてやがる。勝負は当然受けた
そのトレーナーが出してきたのはオレが見たことない奴
「フィア!」
イーブイ…の進化系だとは思うが、リボンに似たひらひらがあるやつだった - 4二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:19:20
カキツバタ!?
- 5◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:21:43
(ノーマルタイプか?まあいい。ぶっ放してやる)
「いけ、オノノクス!げきりん!」
オレのオノノクスのげきりんは正面から喰らってただで済むはずがない。だけどそいつはあっさりと無傷で受け流して見せて
「やっぱり!思った通りだった!ブイちゃんお返しよ!ハイパーボイス!」
(ノーマルタイプの技、ならそこまで効かねえはず…!)
そのはずだった。だけど、オノノクスはそいつの声に大きく体勢を崩されて…
「どうしてだよオノノクス!まだやれるはずだぞ!?」
「グァ…!!!」
逆鱗はまだ継続している。二発目もそいつは余裕の顔をしていて
「もう一発よ!」「フィア!」
何かがおかしい。あっさりと、オノノクスが沈んだ。それだけじゃない。オレのドラゴンたちはそいつ一匹に、ボロボロに打ち負かされた
「なん、で」
「ごめんねー?この子なんでかドラゴンに強いみたいなのよ。うわさに聞く新タイプなのかもね?」 - 6◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:24:15
しばらくして新タイプにフェアリーの名称がつけられた
相性の有利不利関係も修正された情報が広まりつつある。ドラゴンの弱点が増えた
「フェアリー、タイプ…!」
歯軋りをしてしまう。オレはまだ立ち止まるわけにはいかないのに!
(……落ち着け、フェアリータイプにも弱点がある)
毒と鋼、特に鋼は氷タイプにも強い。オレは叩き込んだ知識の中から、ジュラルドンの名前を引っ張り出す
ジュラルドンを組み込むのは確実だ。構築を練ろう
オレは生息地まで文字通り飛んで行った
「もっと強く、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと」
オレはずっと理想に突き動かされてる。動かないなら焼き捨ててしまえと声がする
……急に胃酸が湧き上がってきた
「ぐ、おえ、げぼ…」
オレはまだ、こんなところで立ち止まってられはしない - 7◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:25:16
今日もオレは修行を続ける
フェアリーには相変わらず苦戦させられたまま
二人目の英雄はイッシュに飽いたように次第に姿を見せなくなって
あの大男の話も、みんな飽きて忘れ去っていく。稀にあったとしても「もうとっくに死んでるんじゃないか?」だとか
「オレはまだ、叶えてなんかいないのに…!」
だからもっと修行を
「もっと強く、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと」
……もっと?
『そうだ。叶うほど強く、それが望みだ』
「オレは…」
休憩時間は終わりだ。立ち上がろうとした
したはずだ - 8二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:27:35
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- 9二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:29:15
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- 10◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:30:23
立ち上がろうとしたはずだ
……腰が重くて立ち上がれない
「オレは…」
➤修行を続ける
修行をやめる
……腰が重くて立ち上がれない
「オレは…」
➤修行を続ける
修行をやめる
……腰が重くて立ち上がれない
いくら意識が命じても、それ以外が動かない。噛み合わずに空回ってさらにすり減っていく
選択権なんて最初からなかった
気付きたくなんかなかった事実を直視するしかなかった
「オレは…」
オレは、主人公じゃなかった
修行を続ける
➤修行をやめる
気付いた時にはソウリュウへ向かっていた
こんなに腰が重くても、帰るためには立ち上がれるんだなってぼんやり思った - 11◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:31:56
『進み続けろ、なぜ止まるんだ』
『これではドラゴン使いの面汚しだ』
声がする。誰かが言っているのか言ってないのかもよくわからない
視線が痛い。下手に気遣うくらいならいっそ見ないでほしい
マントが重い。背負えそうにない
こんな重いものはどうせもう二度と背負えやしないんだから
早く早く、捨ててしまえばいい
「…………」
どうした、早く
「……………………」
後は手を放すだけなのに、腕が震えるし指は動かない
ここにあるのは理想に焼き尽くされた■体だけなはずなのに - 12二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:32:27
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- 13◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:32:43
多分ソウリュウじゃないならどこだって良かった
入学者募集を見かけてからびっくりするほど早く手続きをこなして、今はピカピカの校舎の中でピカピカの一年生だ
『お前はどこもピカピカじゃない』
……真実の声が頭の中に浮かぶ
夜にぐっすり眠れもしないしいろいろと忘れ物も多い
座学はひどいもんで意識を保っていることさえやっとだ。授業の内容も教科書の文字もロクに頭に入ってこない
今まで頭に叩き込んできた内容だけでやってくのもきっとすぐに無理になる
マントを結んだ腰が重たい
前に進もうにもそんな何もかもが邪魔になって、一切合切投げ捨てたくなってしまう
そうして軽くなったら、もうきっとそよ風に吹かれてどこかへ飛んで行っちまいそうだった
もう理想を諦めろ、真実を顧みるな、楽をすることを覚えろ。そうじゃねえときっと三度目の■が来る
(まあいっか。どうせもう全盛期は終わった。ちょっとくらい早めに余生を始めたっていいよな)
ただなぜか学園で主流のダブルバトルは無敗で、ランクもあっという間に1位になった
進化した部分があるとするならジュラルドンがブリジュラスになったくらい
(ほとんど今までの貯金だけでやってるようなもんなのになあ)
リーグ部に勧誘されたけど、こんなやつに部長は絶対無理だろうからチャンピオンは名乗りたくねえ
ただ四天王としてポーラスクエアを使えるんなら、滾った感じがして悪くねえ気がした
『少しも滾ってなんかいない』
あー何も聞こえねえ - 14◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:33:38
リーグ部のルールは守れそうにねえからほとんど廃止に持ってった。一位が守ってねーのにうるさく言われる部員たちがかわいそーだろ?
そんなふうに普段から考えんのやめるようにしてたらだんだん惰性だけなやつになっていってる
ここは都合が良すぎて困っちまう
これを続けちゃ駄目だって分かっちゃいるんだ
でも抜け出せそうにねえ - 15◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 21:36:45
「‐‐‐‐‐さん、一位なんだからチャンピオンになってくださいよ。五位の僕が四天王になれないじゃないですか」
「ってことは、クソ寒いポーラエリアで四天王やってくれるってことでいいのかい?」
「う…、でも‐‐‐‐‐さんも寒いはずですよね?」
「オイラは寒いの好きだからいーけどねえ」
「…やっぱいいです」
とっさに口からぽろっと出た言葉にちょーっと違和感があるな
でもなんか寒さの中にしかない滾りを求めちまうし、まあいいか
『好きじゃないだろうに』
何でだかわからないけどキュレムのことを思い出した
憎いと思ってたこともあったはずだったけど今から思えばキョーダイのようにすら思えてくる
(でもこういうこと考えんのもキュレムに失礼かもな) - 16二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:37:17
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- 17二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:41:31
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- 18二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:43:32
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- 19二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:46:11
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- 20二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:49:05
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- 21二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:53:48
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- 22二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 21:56:13
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- 23二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 22:07:22
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- 24二次元好きの匿名さん24/11/24(日) 22:09:42
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- 25◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:09:55
この学園はどうやらテラスタルとかいうのを研究してるらしい
ドームに放たれたポケモンたちの一部から、本来とは違うタイプとしての力を使うやつがちらほら現れているだとか
で、学生の中にヌケニンのテラスタルは強いんじゃないかと考えてツチニンを大量に広めたやつがいるようだ
その結果が学園中の話題で今オイラの目の前に張られている報道部の壁新聞
[ツチニン脱皮不全か?不調個体多数]
ツチニンがドーム内ではなぜか進化できずに体を悪くするらしい。放された奴らも姿を消したとか
原因は謎、生息地と環境が違いすぎるとかどうとかは言われてるそうだ
先生方もさすがに良くないと言い出してツチニン系列は連れ込み禁止になるんだとか
オイラはツチニンやテッカニンのことはわかんねえけどヌケニンにはそこそこ覚えがある。いっぺん詰まされたことがあるからな
ヌケニンは虫の抜け殻、虫でゴーストな実体も中身も薄いガワだけの存在だ
このドームにはテラスタルの力がある。タイプの形を書き換えてしまうような力だ
中身があるならばまだしもガワだけのやつが別の形に書き換えられてしまったら、一体のポケモンとしての存在が崩れちまう
で、たぶんツチニンが進化するためにはある程度ヌケニンの力が必要なんだろう。でもそのヌケニンが存在しなくなったからうまく進化できない
(いやいやこういうこと考えんのはツチニン研究したい奴に任せた方がいいって。オイラ詳しくないし)
軽く首振ったら並ぶニュースに書かれた[テラスタル 将来的には生徒に開放]の一文が目に入った
オイラが使えたとしてもドラゴンタイプの力しか使わねぇだろう
マントが解けそうだったから整えて腰に巻きなおした
『お前はドラゴンの形に依存するしかない抜け殻なんだな』 - 26◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:10:25
「‐‐‐‐‐さん、私ポーラエリアの四天王になりたいんです!チャンピオンになってください!」
「そうかいそうかい。オイラにバトルで勝てたら考えてもいいぜぃ?」
「考える気ないってことじゃないですか!」 - 27◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:11:09
楽をするのもだいぶ板についてきた。罪悪感はもう無いようなもんだ
『あるだろ』
同級生や元同級生たちからは雑に扱われてる気がすっけど、まあ雑なポジションな方が楽で良いからな
何度目になるんだかよく分かんねえけど新学期が来て、またかわいい後輩たちを迎えた。みんな目がキラキラ輝いてるねぃ
『かつてのお前とは大違いだ』
目の前ではその後輩たちがバトルをしている
(アカマツは強えぇな。すぐに上位になりそうだ)
そうは考えつつも、オイラの視線はアカマツの対戦相手、スグリに吸い寄せられていく
アカマツの一方的な展開はもうひっくり返ることはないだろう
それでもスグリはずっと楽しそうにやってる
バトルの腕も見た目も比較になんないのにどっかの竜の娘さんの顔が思い浮かんでくる
普段は喋んねえしオドオドして自信ねえしすぐ姉のゼイユの後ろに隠れる癖に、ポケモン戦わせんのだけは誰よりも楽しそうで…
(だから、ジジイはこういうの見たかったんだろーなって気持ちにさせられるし、ああじゃなかった誰かさんを思い出させられちまう)
でもまああんまり楽しそうにしてるもんだからオイラが育ててやれなかったミニリュウを押し付けといた - 28◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:11:40
別の地方の学校との共同で林間学校があるらしい。場所はスグリとゼイユの地元だそうだ
なんでもテラスタル現象が確認されているところだとかで、ブライア先生は二人を連れて行っちまった
(しばらく寂しくなるねえ) - 29◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:24:58
(…何があったんだよ、スグリ)
それが第一印象だ
目なんか全然輝かなくなってて、アカマツ飯にも手を付けずひたすら構成を練っているらしい
当然バトルは無敗、ランクも絶賛急上昇中。この学園のチャンピオンを目指しているらしいという噂も聞いた
誰に勝っても全然嬉しそうじゃねえ
ゼイユに話を聞きたかったけど、ゼイユはアイツを避けるようにブライア先生について回るようになった
…そもそもオイラじゃ話しちゃくれねえだろーけど
(せめて誰かがアイツを止めてやれれば。このままだと)
そんなことを考えているうちにアカマツがやられ、ネリネがやられ、タロまでやられた
あっという間にオイラの番が来た。目の前には昔の誰かさんそっくりの眼をしたアイツがいる
…早く止まってくれよ。ありったけ出し切ったら終わりになるような気がしてるだろ?でも終わりになんてなんねーんだ。だから
(オイラが立ちはだかってやらなきゃいけない。へし折ってでも止めなきゃいけない) - 30◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:26:47
向こうはこっちの対策を散々練っていて、こっちはもう歩みを止めてんだ
短期間で立派なカイリューを育て上げる奴相手にしたら劣勢に立たされて当然だ。オイラはもう切り札を切らされた
「なにそれ、そんなんでおれに勝てると思ってんの?」
思えるわけねえよ。でもおまえに勝たなきゃいけない
『そうだ、お前が止められないなら他に止められるやつはいない』
『そうだ、全力でアイツを止めるんだ』
ああクソ、ずっと聞き流してきたのに、こんなタイミングで真実と理想が喋りかけてきやがった。雑念抱えてバトルしたってうまくいかねえだろーに
もう運の力に頼らねえとあのカミッチュを落とせない
「ジュカイン、ドラゴンエールだ! ブリジュラス、りゅうのはどう!」
願いもむなしく軽傷で耐えきったカミッチュが、突然テラスタルとは違う光を放った
このタイミングで進化しやがった。あれはカミツオロチ
野生個体の記録は古いもんばかりでなんでいま進化したのかわかんねえし、何をしでかすのか予想もできねえ
「…えっと、ブリジュラスを倒せ!」
アイツの方も動揺してたことなんてこのバトルじゃ大した影響にはなってねえ
あのカミツオロチの目を見りゃわかる。あいつはオイラにだいぶ余力を残したまま勝ってみせた - 31◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:56:56
アイツが部長になってしばらく経った
強さを求めて何もかもかなぐり捨てて、見てるこっちが苦しくなってくる
自分のだろうと他人のだろうと弱さが大嫌いみたいだ
聞き流すのに慣れちまったオイラはある意味無敵だから部室に居座れっけど、前までオイラのようにゆるくやってた連中が少しづつ部から離れてってる
オイラに何言っても無駄だと知ってからアイツは部室に来なくなったけど、代わりに外で弱い部員に圧力をかけて回ってるらしい
……おかげでガチるやつが増えたのだけは良い事かも知んねーけど、そいつらもみんなどこか追い込まれていってんだ
タロは部員への対応で忙しくしてて、ネリネは心を痛めてて、アカマツは頭を抱えてる。そしてオイラは何も守れねえ
部室じゃ部長様に聞かれないからって言いたい放題するやつも出てきた
「ちょっと強いからって調子に乗りやがって!」
オイラは聞きたくなくて必死に寝たふりを続けてた。できればオイラのいるとこでアイツの悪口を言わないでくれ
(だって、アイツはオレなんだ。あのままだと、そのうちオイラと同じになっちまう)
終わんないし何も始まんないまま、思ったより長生きしちまってるような出涸らしみてーな奴なんかにアイツがなっていいわけねえんだ
……いろいろ考えてたって結局オイラには何も出来ねえ。タロが気付いて制止するまで寝たふりで聞き流してただけだった - 32◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:57:22
この学園に留学生が来るらしい。ゼイユの推薦だとか。きっとそいつはチャンピオン様が執着している相手だろう
腰が重てえけど、せめて白か黒かだけでも見ておかねえと - 33◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:57:45
……白でも黒でもねえ、あんまりにも眩しい光だ
まさかまた主人公が現れるなんて思っちゃいなかった。そのうえ実際にお目にかかることがあるなんて
もしかしたらオイラはこいつを巻き込むためにここにいたのかもな - 34◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 22:58:36
以上、終わり!
- 35◆aUXpkialsxvJ24/11/24(日) 23:23:39
後語り
1の時点で一人称違うのは意図的とはいえ読者目線でどうなんだと思ったらカキツバタの名前出せんかった