- 1二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:35:56
「BB〜チャンネル〜♡と言うことで♡センパイのことが大好きで大好きで仕方ない皆さんにはこれから1人ずつこの特異点で分身したセンパイとラブラブな学校生活を送っていただきまーす♡きゃー♡BBちゃん太っ腹〜♡」
「BBさん!今度は何を企んでいるのでしょうか!?」
「ひどいですマシュさん(泣)100%善意の私を疑うなんて…なんて冗談は置いておいて♡実はその学校には!もう1人だけセンパイのことが好きで好きで仕方がないモブの女の子がいらっしゃるのです!!皆さんには1ヶ月の間そのモブ女子さんとセンパイを取り合っていただきます!!全員がモブ女子さんとの恋愛バトルに勝利し、センパイと付き合うことができればこの特異点は解消されます♡ちなみに負けてもループしますので好きなだけ挑戦できますよ♡」
「えっ失礼ですがいくらなんでもそのモブ女子…?さんに私たちの強い絆と思い出が覆されるわけがありません。まさかBBさんは本当に私たちのためn…」
「ちなみにセンパイはカルデアでの記憶は全部になくなっていてモブ女子さんの女子力は食堂の赤い弓兵さん以上です♡頑張ってくださいね♡」
「え゛」 - 2二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:44:06
自分の酷吏かと思ったら裏切られるふーやーちゃん……?
- 3二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:45:03
マシュは運命だからいけるやろ
メルトも繋いだ心は離れないからいけるやろ - 4二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:45:26
- 5二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:46:26
エレシュキガルとかコルデーみたいなちょっとポンコツ入ってる子は、ほっとけなくて藤丸の方から絡んでくれるからちょい有利かな?
- 6二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 19:54:07
女子力ってか家事スキルとか料理の腕前とかもろもろ纏めた感じか
その辺のスキルがエミヤ超えてんのはもうモブじゃねえ - 7二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:21:58
「ごめんキリエライトさん。俺、好きな人がいるんだ」
油断はなかったはず、自分なりにアプローチはしたはず。その結果がこれだ
うまく行かない可能性は考慮していた。それでもなおかつてない痛みが心と脳を襲う
「あら〜。残念でしたねマシュさん。ですがご安心を♡何度でも何度でも挑戦できますから♡センパイのハートを射止めるため頑張ってくださいね❤️」
仕方ありません。特異点を解消するため、先輩の愛を手に入れるためです。何度でも挑戦しましょう
あれ?もしかして何度でも挑戦できるってことは…
何回も先輩に振られてしまうってことj…
最悪の事実に気づく直前に私の意識は消え、1ヶ月前に戻るのだった - 8二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:27:35
魔術的アプローチなのか医療的アプローチで脳みそいじくり回したのか分からないけど
カルデアでの記憶全消去は特異点解決しても脳に障害残ったりぐだに厄ネタ仕込まれる隙になりそう - 9二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:36:31
- 10二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:41:48
なんかこう、BBちゃんの何かしらのガバでとんでもないことになりそう
- 11二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:46:02
イベント配布で来そうな子だ……
- 12二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:46:56
- 13二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:47:09
モブ子ちゃんもループしてる
鯖も当然何人も、何度もループする
↓
他の鯖のモブ子ちゃんの意識もループの間に統合、積み重なる? - 14二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 20:50:11
みんな助けて、俺この娘の事助けたくなっちゃう
- 15二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:36:03
多分あれだろ
最近精神的な負荷がやばかったセンパイのメンタルケアとして一時的に辛い記憶を封じて学生生活させようとかそういう意図から始まって余計なことしたやつだろこれ
そこに聖杯とかユニヴァースとか何かしらの干渉があってモブ子に自我が芽生えたやつだろ
予備知識も、これまでの人生の蓄積もない。
ただギャルゲーのキャラクターとして「これから来る少年を愛せ」とだけしか情報を与えられていない。
別にいい、どうせ用が済んだら使い捨てられるキャラクターに仮で自我じみたものを持たせただけなんだから。相手がなんだろうと、例えば金髪で小太りで髭を生やした性格の悪そうなおっさんみたいな男でも精一杯媚びを売ればいいんでしょ。
そう思っていたらやってきたのは優しそうな笑みの青年で、立ち居振る舞いも好印象。正直「あ、悪くないな」なんて思っていたけどどうせ今限りの関係だなんて思っていたら、どこから気付いたのか私がゲームじみた世界で雑に作られたキャラクターだと知って、彼は。
憤ってくれたし、悔しがってくれたし、私の手を握ってくれた。こんな事のために使い捨てられるなんてと、君にも好きな人を好きになる自由があっていいのに相手が俺一択だなんてと。
そう言って、目の前の「わたし(キャラクター)」を「わたし(ニンゲン)」として扱ってくれたその瞬間から。
私の恋は役割じゃなくて、本物になったのです。
とかいうモノローグが終盤に来るやつだろふざけんな推すぞコラ - 16二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:48:05
- 17二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:50:14
ゴッフボロクソで草
- 18二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:54:31
- 19二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:56:26
たぶん第二ラウンドはゴッフ、カドック、その他有志がモブ子を攻略…もとい諭すフェーズになるんだろ
- 20二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:56:55
extra系は未プレイだから違ったらごめんだけどBBちゃんとか岸波白野に近いやつ?
- 21二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:20:57
恋心を知ってから。
それは正直に言って、地獄の日々だった。
今までの比じゃないくらい料理も頑張った。日々の途中に用意されたイベントのタイミングで彼に会えるようにして、ボタンが取れかけているのを直してあげると言いながらくっついてみたり、寝癖を直すと言って顔を近付けてみたり。
彼は面白いように照れて、次第にわたしのことを優しい目で見てくれるようになる。
この世界の神さま、BBとやらが決めたルールでは、タイムリミットはこの世界準拠で一ヶ月。
その終わりに待っているのは卒業式で、校庭の片隅にある桜の木の下で彼が好きになった子を呼び出して告白する、というありきたりなイベントがこの世界の最後になっている。これが私には耐え難いものだった。
何よりも、誰よりも、耐え難いものだった。
百度繰り返した。そのうち三十回まではただの役割で、告白されたらとりあえず泣きながら頷いとけばいっか、なんて思って、そこでおしまい。彼は全てを忘れてまた最初から。ただそれだけの単なる作業だった。
残りの七十回、全身全霊で愛を表現して、彼に好きになってもらって、木の下で頬を染めながら思いを伝えてくれる彼の顔に胸がいっぱいになって。
打算なんか無しに涙が出てきて、抱きつこうとする私の上から声が響くのだ。残念でしたと。また頑張って下さいと。
それが我慢ならなかった。
腸が煮えくり返るかと思った。
まるでわたしが選ばれることが残念みたいに。それが間違い(バグ)みたいに。
それどころか途中から神さま曰く「救済措置」だなんて言いながら他の女にばかり有利になるような仕掛けを増やして。わたしのアピールも、努力も、何もかも踏みにじるように。
そうして今、目の前で彼は、あの木の下にわたしじゃない女の子を呼んでいる。眼鏡でショートカットの見た目に反してわりとぶっ飛んだ思考のあの子。
いい子だよ確かに。優しいし可愛いし気配りもできるし。でもその子は、そいつは、その女はわたしじゃない。わたしと違って神さまに「残念でした」なんて言われない。それどころか「おめでとうございます」だなんて。
どうしてもどうしても許せなくて。
絶対に絶対に譲りたくなくて。
だから胸の内にずっと抱えていたものにわたしは呼びかける。わたしに自我をくれた、神さまもきっと気付いていないわたしの心の源泉。
ーー聖杯の向こう側の、宇宙に。
- 22二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:39:55
うおっ、唐突な熱量
素晴らしいかと - 23二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 00:13:05
フォーリナー案件になってない?
- 24二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 07:08:18
なんか本当にイベントで存在してもいい話な気がしてきたな
- 25二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 07:38:01
これ知ってる、トゥルー行けなきゃ配布鯖として貰えないやつだ
- 26二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 08:02:55
対溶岩水泳部委員会会長とか名乗りだしそう
- 27二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 08:49:03
特異点攻略と同時に、マシュのエゴを問うシナリオになりそう。まっすぐな愛を持ってマスターを離そうとしないモブ子に、「それでも!」と引かないマシュが見たいわ!
- 28二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 09:46:30
結構好きだぞこの概念も、このモブ子も
- 29二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 09:50:38
「どうせアンタの気持ちなんてその程度のくせに! 今までずっと、わたしが泣くほど羨ましくなるくらいあの人と一緒にいながら告白のひとつもしないような、そんな気持ちのくせに!」
って自分の恋心とマシュの気持ちを比べて否定してしまった事が唯一にして絶対の敗因で、後にカルデアに召喚されてからもそのことをずっとマシュに対して申し訳なく思っているとかだと個人的にとても良いですはい
- 30二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 10:46:47
まってほんとこのモブ子ちゃん好きになっちゃうだろどうすんだよ!!
- 31二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 11:35:01
意図せず大好きな先輩と自分みたいなAIできちゃったぞどうすんだこれ
- 32二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 11:38:53
野生のライター現れたな
- 33二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 11:42:32
こんなんなっちゃったらBBちゃんもさすがに自分がやった事とはいえ大変に大変なことになっちゃうんじゃないか……?
- 34二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 12:00:42
自分が発生した経緯思い出してモブ子ちゃんのためにめちゃくちゃ頑張りそう
- 35二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 12:31:43
多くの女性が、彼と付き合おうとしていました。
色々な工夫を凝らして、色々な遊び方で、彼との時間を過ごしていました
たまに頓珍漢なことをして彼に引かれている方もいましたけど…
それでも多くの方が彼との絆を深めようと必死に頑張っていました
きっと 慕われるだけの理由と過程があったのでしょう
この世界に来る前に、多くのことがあって、彼のことを好きになっていったのでしょう
恋心を植え付けられた私と違ってそれは正しく、綺麗で、美しい理由なのでしょう
ああ、でも…それでも…
「初めて好きになれた人を…手放したくないなぁ」 - 36二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 13:53:57
終盤全てを思い出したぐだが「ありがとう、でもごめん」って言ってカルデアのみんなのところへ戻っていき「…あ〜あ、フラれちゃったな」て泣きそうなモブ子のスチルが入るんだろ?
- 37二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 14:38:08
聖杯を使い始めたモブ子は、BBもかくやという全能性を発揮していくんだよね。
あらゆるフラグは私のために。私だけが光れば良い。この世の全ては私を輝かせるためにあれ。
((ねえ、聞いていい?))
((『役割』でしかない私を、どうして好きになってくれたの?))
ーーああ、でも。
あのとき彼、なんて言ってくれたんだっけーー - 38二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:13:49
エミヤ以上の女子力だと…?!
- 39二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:24:17
——ついに、ここまできた。
あとは彼に「君が一番だ」と認めてもらうだけだ。
『あの桜の木の下で』そんなチープなイベントじゃ物足りない。全校生徒の目の前で、全世界の注目の中で、私という一番星の存在をカルデアに観測(みとめ)させる。
人類最後の主人公が目指すべき星は、私だけ——!!
『ごめん』
『俺が好きになったのは「君」じゃない』 - 40二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:29:43
このモブ女子が感情に目覚めたのがこの状況を利用したい黒幕(フォーリナー案件?)の介入によるもので、そもそもBBにとって完全な想定外。
本来は規定の位置で規定の挙動をするだけの、単なるホログラムの様な物だったモブ女子が、ある周回から微妙に違う挙動を初めた事で少しずつ異常を察知。
(こんなシンプルな、それこそセンパイの時代の人類が作れるようなプログラムにバグが発生するはずが…)
と想いながらもメンテナンスをしようとしたら、ループの始動以外の操作を一切受け付けなくなってる…みたいな感じを妄想した - 41二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:58:40
最後に藤丸が思い出してみんなの告白大成功→BB登場、これで日常にかえれる→モブ子ちゃんがBBを刺しちゃう→謎のフォーリナー登場し、修羅場→モブ子ちゃんのモノローグ→謎のフォーリナーを倒すけど、モブ子ちゃんと自身と重ねちゃったBBはなんとか変えようとする…みたいな?
うわ、すごく長くなりそうだけどめっちゃ面白そう - 42二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 16:17:24
あくまで『カルデアでの記憶を失い、脳内穴だらけになってる人類最後のマスター』を狙おうとしてるだけで、モブ女子はその為の中継地点にすぎない。本来は一度告白を成功させたタイミングで、藤丸からの好意的な感情を辿って乗っ取るつもりだった。
が、彼女には、更に状況を悪化させ人類最後のマスターにより大きな隙を作り出すだけの素質があったので、自我と感情を増幅、暴走させ利用する方向にシフトした。
結果は大成功。
度重なる暴走の末に藤丸に拒絶された女は、完全に正気を失い藤丸への強烈な精神的干渉を始め、結果的に黒幕は当初思い描いた以上に藤丸立香を侵食、支配することに成功した… - 43二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 16:31:35
- 44二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 19:02:59
- 45二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 19:14:45
- 46二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 19:48:42
このレスは削除されています
- 47二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 19:49:46
BBが私が作ったNPCですけど
さすがに可哀想なので鯖として
召喚できるようにしました!とか言いそう
本当はオリジナルの自分と似てるからとか
召喚されたモブ子はカルデアで
クソ気まずいだろうけど - 48二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 19:59:18
- 49二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 20:06:09
>>48悲しいけどめちゃくちゃ良い終わりだ
- 50二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 21:18:32
BB「心置き無く泣ける場所を用意するだけでは私の罪悪感がおさまらなかったのでアフターサービスって事で、やっちゃいました☆」
モブ子「ふざけんな!! わたしどんな顔してあの人に会えばいいの!? 実質失恋から始まってるんだけど!?」
- 51二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 21:20:32
最後の別れの時に「やっぱ初恋って実らないものなんだね」とか言うモブ子
「受け入れることはできないけれど、少なくともこの世界に来た俺にとっても、君が初恋だったよ」とか別れ際に言うぐだ男
その言葉を聞いて満たされた顔で消えるモブ子 - 52二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:16:56
スパダリぐだ男がみれるかもしれん
- 53二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:31:29
感謝です!あなたのおかげで妄想が捗ります
- 54二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:40:03
- 55二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 04:10:01
Tick Tack、Tick Tack……
――――時計の音だけが響く其処で『ソレ』は箱庭を観ていた。
箱庭は細かく区切られ、其処には人理の記憶した影法師の女達がやいのやいのと騒ぎながら、ああでもないこうでもないと忙しなく動き回っていた。
何時ぞやかに『ソレ』がほんの少し手を貸してやった『お人形』がまたろくすっぽ考えもしないまま刹那的にやったのか、それとも何かしらの深謀があったのかは知らないが新しい思い付きを始めたらしい。
どうもその『お人形』はただの小娘の形をしたモノを用意し、影法師の女共とマスターなる男を微笑ましい女の争いで競わせている。
―――まあ暇なよりかはマシか、と『ソレ』は箱庭の鑑賞を始めた。一騎当千、万夫不等のツワモノの影法師達が小娘の形をしたモノに女として敗北し、時を戻される姿はいささか笑いを誘った。
だがそのような状況がそこそこに続けば『お人形』も少し考えたのだろう、つまらないテコ入れが入り小娘の形をしたモノは負け始めた。
そのような展開になれば『ソレ』もつまらなそうに興味を失っていく、その時に『ソレ』は見た。
小娘の形をしたモノの表情は辛そうな、泣きそうな表情になっていた。少し前まではマスターが影法師を選んだ時も寂しそうな笑顔であった筈だ。
ふむ、と顎に指を当て確かめるべく『ソレ』は指の爪先を箱庭に押し当てる。 - 56二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 04:10:15
その瞬間に思わず嗤ってしまった。
『お人形』はバカバカしい事にその空間の些細な不備に気付いていなかったのだ!
簡単な事である、時を戻す度に箱庭そのものと小娘には僅かに戻す前の記憶と記録が残る。ソレだけの些細なミス。だがソレを幾つも、千度、万度と幾度も繰り返せばそれは大きな歪みとなる。
『お人形』も分かってはいたのだろう、モノには忘れさせる為の機構が付いていたが一部の影法師の為のテコ入れに奔走し、尚且つ見落としていた箱庭そのものの記録がモノに影響を与えたのだろう。
――――コレは使える。
『ソレ』はすぐに算段を立てる。
お人形や向こうの理、向こうの影法師達に紛れた同類にバレない為の仕込みは出来ている、お人形にハワイで手を貸した時の手口の変則型で干渉出来るだろう。
小娘への唆しも万全だ、小娘の側に現れる極小の歪みなどお人形には気にしている暇等無いだろう。
さあ、舞台は整えた。
小娘(キミ)の恋(ユメ)を叶えてあげよう。
望むなら肉と形を与えて本当に彼(マスター)と居られる様にしてあげよう。
ただし、その代わりに―――――――
『私の野望(ユメ)を、叶えておくれ』
Tick Tack、Tick Tack……
『ソレ』は時計の音を響かせて、箱庭に侵入した。 - 57二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:12:35
ニャル案件になっちまった……このイベント終わったあとBBがマジで正座させられて多方面から叱られてそう
- 58二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:13:48
まさかのニャル案☆件
- 59二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:17:12
なんとなしに「BB絡みで生み出された子だしこの子アルターエゴだろうな」とか思ってたけどこれカルデアに来たらクラスはフォーリナーだな
- 60二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:20:01
いやでも敵として出てくる時はフォーリナーでも全てを解決して邪神との繋がりを本人がしっかりと拒絶した上でアルターエゴとしてやってくる、ってのも良いな
- 61二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:38:02
あ、ほら見て。
あのカフェって前から一度入ってみたかったんだ。
でもほら、外から見ても分かるでしょ? 完全にカップル御用達のデートスポットって感じでさ、一人だとちょっと入りづらかったんだ。
……今なら一緒に入れるなぁって。どうかなぁって。
えへへ、やった!
じゃあ今日のデートの予定追加ね! ちょっとお洒落なランチ食べて、映画見て、電車で二駅先のフラワーパークに行って。
それから帰りにここに入って、楽しかったね、また行こうねって次のデートの話をするの。
カップル用のメニューなんかも頼んじゃおうよ。
何度でも、いつまででも。巻き戻した回数の百倍なんかじゃ足りないくらい付き合ってもらうから覚悟してよね!
───これは夢想の逢瀬。
決してたどり着くことの無い、用意されていなかった結末の、その後日譚。
それでも君は思い描く。
ちょっと大きめの、二人用のパフェ越しに、世界で一番輝くメインヒロインの笑顔を。 - 62二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:38:14
ニャルの残滓というか、残り香で戦う感じのフォーリナーかなぁと妄想
別に何かの別側面な訳でもないから、アルターエゴは微妙にしっくりこない - 63二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:45:18
水着でアルターエゴ来るか?
- 64二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 08:46:36
- 65二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 09:02:08
イベント内での戦闘は、
炎の精霊みたいなエネミーに『放課後デート』とか『手作りお弁当』とかみたいな名前と凄まじい特殊耐性付いてるやつ
↓
BBちゃんのお情けにより特殊耐性打ち消すバフGETも、何故かさらなる特殊耐性を手にするエネミー(モブ女子恋の目覚め)
↓
BBちゃん本気の救済措置、さらなるバフで上の敵を粉砕
↓
微覚醒モブ女子ちゃん(遂にキレた)
↓
覚醒モブ女子ちゃん(世界の改変開始)
↓
狂気に堕ちたモブ女子ちゃん(藤丸に拒絶され暴走)
↓
乗っ取られた藤丸(ニャルパワーで滅茶苦茶強いので負けイベ)
って感じを妄想した - 66二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 15:35:55
ニャルの依代になってしまった藤丸が、自分の好きになった彼とは余りにも乖離していて、でも今の自分にはどうしようもなくて、
「彼がもとに戻るならなんだってする!貴女達の為に、この恋を諦めろと言うなら従う!!こんな事態を引き起こした罰として、氏ねと言うなら喜んで氏ぬ!!だから、お願い…彼を助けて…」
と泣きながらカルデアに縋るモブ女子… - 67二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 21:49:51
- 68二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 22:22:26
前半の概念イメージをエネミー化するのすげえわかる
炎の精霊→愛情MAXお弁当
魔本系→放課後デートプラン
ドール系→休日の勝負服
とかになるイメージ
聖杯起動して改編能力を手に入れたらイメージとかじゃなくて「朝校門前でぐだ男に会うイベントを起こそうと通学路を急ぐマシュの道を塞ぐように湧いてくるキマイラとかケルベロスとかのガチ魔獣」とかに邪魔されるのをイメージした
エネミー名が「嫉妬」「警戒」「悪意」とかで倒しはするけどそのあとのストーリー部分では結局魔獣に阻まれて校門に近付けないマシュと、そんなマシュのことも魔獣のことも存在しないかのように気づかない他の一般モブ生徒、それらの向こう側でぐだ男に朝の挨拶をして幸せそうに振る舞うモブ子
そして場面切り替わりと共に「BBさん! さすがに今朝の妨害はやり過ぎです!」と怒るマシュと「えぇ……? いやさすがにそんな空気を読まないギミックなんてしかけてないんですけど……」ってなるBB
どうだろうか
- 69二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 23:13:40
良いですねそれ…最高です
後半のニャルぐだ戦の時はニャル本人が直接改変してる分凄まじい威力で、サクラファイブとか大英雄とかサラッと召喚して、クリプターの時みたいに敵マスターとして出てくる→其の辺倒したら本人との戦闘
見たいな展開もあったりするかなと妄想しました。
- 70二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 07:38:44
BBちゃんの恋愛力に対して滅茶苦茶辛辣なレビューしてほしい
- 71二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 07:47:07
メルトリリスとかモブ子ちゃんを召喚したこと嬉しく思うけどBBのエゴじゃ…って思いそう
なんとなくだけどメルトはBBの被害者で頑張っているモブ子ちゃんに甘そう - 72二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 08:56:01
- 73二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 09:07:19
- 74二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 10:17:01
なんかこのモブ女子はメルトと仲良くなりそうな気がするんだよな…
- 75二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 17:56:50
このレスは削除されています
- 76二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 17:59:12
- 77二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 19:54:04
モブ子[サマーストーリー]
それは毎年恒例の夏の大暴走。
何度繰り返されたか分からない夏の乱癡気……もといトンデモ騒ぎをアーカイブで閲覧していた彼女の中に燻る野望があった。
「わたしだって夏を楽しみたい! あの人と過ごす海! 森! お化け屋敷にテーマパーク! ……だいたい全部誰かやってる? ぐぬぬ」
そんなふうに諦めモードに入っていた彼女が出会ったのはとあるカルデア職員が「今世紀最高の泣きゲー」と大絶賛する恋愛シミュレーションゲーム。すなわち彼女のホームグラウンドであり、そしてその中でも特に人気のヒロインと結ばれたその後の物語。いわゆる「〇〇ちゃんアフター」である。
「わたしがあの人と結ばれたアフターストーリーってことにすればこの夏は彼とわたしの独壇場では?」
そうと気付けば迅速果断、恋と戦は先手必勝。元神さまとしてなんだかんだ仲の良い彼女の罪悪感を再び煽り、城化生にして恋愛師匠の助言を鵜呑みに、データ改竄もとい追加コンテンツを盛りに盛って掴み取った水着枠。
いざゆかん、今度こそあの告白の向こう側。リミッターなぞ全てぶち抜け! 今年のわたしは恋に狂った狂戦士!
そんなわけでモブ子[水着]、クラスはバーサーカーで爆誕である。
……わたし初登場の時もそうやって独壇場にしようとして大失敗したじゃん、などという冷静な声が夏に勝てる道理などなかったのである。
ーーーー
などという気の早すぎる夏イベ妄想なマテリアル1を置いていく - 78二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 20:12:38
- 79二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:02:05
メルトの妹分になるのかな?
- 80二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:44:00
ギルガメッシュ「だから言っているであろうが、道具に心を持たせるなと」
- 81二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 01:05:23
- 82二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:50:42
幕間で恋バナとか女子会してて欲しいな
- 83二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:57:31
モブ子ちゃんには胸元に大きいリボン付けていて欲しい
- 84二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:13:54
凄まじい破壊音と共に盾を構えたあの子が私の横まで吹き飛ばされるとき、わたしは目を向けもせずにその場で俯いていた。
キャラクターとして言うならそれは完全にエラーによるフリーズ。
ニンゲンとして言うなら、心が折れた。
だって目の前の全てはもう取り返しがつかなくて、太刀打ちできるレベルをとうに越えていて。
彼の姿に彼じゃないナニカが入ったあいつは、わたしがやっていたように建物を、周りの一般生徒を、データ改竄しては強大な化け物や、真っ黒な人型のものを生み出してくる。
これ全部、わたしのせい。
怪しいとは思いながら、姿の見えない何かに縋ったせい。縋るほどに揺らぐ心を持ったせい。彼を好きになってしまったせい。
ーーそうとも、小娘が浅はかだから。役割を貰っただけのまがい物が立場を弁えないからこうなるんだよ。
悪意の塊みたいなあいつが声じゃない何かでそう言葉を発して。
「いいえ、決してそんなことはありません」
静かに、けれど強く否定したのはあの子だった。
「モブ子さんに責任を負うべきことなど、何一つ。なぜなら彼女は、好きになりたい人を好きになった。ただ恋をしただけなのですから」
君にも好きになりたい人を好きになる自由がある。そう言われた時のことを、思い出した。あの子はーーマシュちゃんは私の方を見て、微笑む。
「BBさんが言っていました。後から想定しうるあらゆる要素を検証しても、本来あなたに自我は生まれるはずがなかったと。たとえ聖杯を使ったとしてもです。恋心による奇跡と、そう言っていました。わたしはそれをとても、尊いことだと思います。恥じることでも、責任を感じることでもありません」
……胸が、熱い。
あの時と似た。もう一度生まれ直したみたいなこの感覚。この気持ちのためならなんでも出来るって感覚。
足に力が入る。顔が前を向く。けど手段は? 武器なんかない。出せるのはせいぜい料理用の包丁くらい。こんなもの武器とは呼べない……いや待って、呼べばいい。
「ごめん、マシュちゃん」
今に限らずあらゆる色々を。
そうしてわたしは、自分の内側に呼びかける。
あいつとの繋がりは切れた。けど残り香みたいな、切れ端みたいなものはまだある。それに切り札だって一つ。立ち上がってようやく気付いた。
ーーこの世界の改編権限はまだ、わたしの内側に。