- 1二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:00:32
- 2二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:01:06
ついに30まで到達したのか....
祝え! - 3二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:01:30
- 4二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:02:00
祝30スレ目
- 5二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:02:59
30巻ってことは今は空島編か
- 6二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:03:21
普通の1000レス換算でもほぼ6スレ分潰してるのハッキリ言ってバカだよね(褒め言葉)
- 7二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:04:05
- 8二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:06:29
好きに語っていいんなら
ゴルシは金獅子海賊団所属が基本になってるけど、トレセン諸島編で不良ウマ娘のリーダーやってる記憶が好きだぞオレは - 9二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:06:54
扉絵リクエスト
「スーパークリークとでちゅね遊びをしながらかつての家族のことを思い出すセニョール・ピンク」 - 10二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:07:36
30スレも続けば若い海兵も中堅海兵レベルやろ
- 11二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:08:14
コラソンがお兄さまっていう前提のローライス主流だけど
ローをお兄さまと呼ぶ妹分ライスの幻覚もいいものだと思うんだ - 12二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:08:32
一軒バカみたいな絵面なのに二人の背景考えると無茶重い
- 13二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:09:51
エミュは適当
ウイスキーピークの歓迎の宴で一味は皆酔いつぶれて眠ってしまい、イガラッポイらが一味を捕まえる算段をしているときにゾロが登場して、相手になるぜ“バロックワークス”からの「フクのやつがここに来る前に不幸なことが起きるからって言ってたんで一応気には留めてたんだが、やっぱここは賞金稼ぎの巣だったってわけだな」って感じで一応占いで存在感出しつつその後の雑魚戦の時に「占いで凶が出ているのにおちおち眠ったりなんてしませんよ!(実は物音にウマ娘の聴力で驚いてで飛び起きた)」みたいな感じでゾロに加勢するとかどうよ - 14二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:10:03
ローライスとか言う不動
- 15二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:11:16
投げた存在しない記憶が拾われてより詳細な記憶やSSやらが出てきた時の嬉しさは新鮮だった……
オペラオーの無能力設定やムギムギの実の麦茶人間とか冗談半分だったけどありがたいことに盛り上がってくれたし - 16二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:13:17
妹ライス概念すこ
ローの事をお兄様って呼ぶのありだと思う、、、 - 17二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:13:43
- 18二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:14:33
だってミンゴがざまあwされてみんな救われるのが確定してるし…
- 19二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:14:54
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:15:38
ライスはドレスローザとの融合性が高かったのが悪い
- 21二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:15:49
ワンピース持ってないから所々違うと思うし、とびとびだけど許してくれ
クロッカスの背後に、ウマの耳を生やした少女がいた。
ルフィ以外が初めて見るウマ娘にゾロ以外は興奮を隠せない。
ルフィが言う。
「ウマ娘だ!仲間にしよう!」
「なんでよ!」
「海賊船にウマ娘はいるもんなんだぞ!」
「答えになってない!」
「お前!名前は!?夢はなんだ!?」
少女は答える。
「マチカネフクキタルです!夢は長生きすること!ただ今絶賛家出中です!」
「お前がメリーを守ってくれたのか!」
戦っているところを見てはいないが、ビビと野球王を捕縛しているフクキタルにルフィたちは感謝していた。
しかし何故メリーが狙われているのが分かったのか? それが気になりウソップはフクキタルに聞いた。
「なんでメリーが狙われてるって分かったんだ?」
「えっとですね…占いで見えたと言いますか…」
「ほぉ、占いも当たるもんなんだな」
ゾロは占いに対する見る目が少しだけ変わった。
ルフィたちと仲が良さげなフクキタルを見て、クロッカスは提案した。
「この近くにフクキタルの故郷がある。補給ついでにフクキタルを家に帰してやってくれんか。彼女はここに来て三ヶ月ほど経つ。両親も心配しているだろう」
「えっ…」
フクキタルは絶望したような表情をしているが、ルフィはそれを快諾した。
「いいぞ!フクキタルは船の恩人だからな!」
実は奴隷狩りから逃げてきたのだが、その事を言うことができなかったフクキタルはおぼつかない足取りでメリーに乗り込んだ。
彼女の本当の事情を知らないルフィたちは、彼女の様子を見て家出してたから帰るのが気まずいんだろうな、と考えていた。 - 22二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:17:03
ワンピはいくら曇らせてもルフィがどうにかしてくれるのでokよ
- 23二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:19:38
扉絵リクエスト
「ローとライスの結婚式を見て号泣するコラさん」 - 24二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:26:01
やはりssよ
- 25二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:28:03
ライスちゃんにじゅうななさいのローライスはライスがローとコラさんの旅につれていってもらえずドフラミンゴに散々イビられて曇りまくってからドレスローザ編でローと和解するイメージ。
ライスが年下で妹分のローライスはローライスコラさんの三人旅を経てふたりで海賊団を立ち上げるイメージ。多分シャボンディ諸島編くらいから登場する。 - 26二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:29:57
やっぱスレを動かすのはSSって感じなんだけどワンピ原作とウマのエピソード見てないとエミュの問題がなー敷居が高い
- 27二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:30:51
この後ウイスキーピーク向かう間にフクとビビMr9コンビでひと騒動あるんかなやっぱ
こっそり居るMr9に「ムーニーバレー!」「へばぁ!!」みたいな - 28二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:32:50
- 29二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:32:57
- 30二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:33:31
ワンピぐらい長期連載になると読んだ記憶はちゃんとあるけど手元にないから読み返せない事もあるからな
- 31二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:33:35
どうせ全部存在しない記憶なんだから気兼ねなくどんどん投げてけ
- 32二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:35:02
- 33二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:40:01
リスペクトの精神があれば問題なしよ
- 34二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:40:02
- 35二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:41:42
そう、交友何気ない一言からとんでもない設定が生まれたりするのじゃ
- 36二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:43:33
- 37二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:43:49
扉絵リクエストでカブトムシを採りにきたコラさんと子供のローとライスがあった気がした
- 38二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:44:05
ならジャスタウェイはどうでしょうか?!
- 39二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:48:52
前スレで出したフクキタル、ウイスキーピーク登場を書いてみた
「せっかく逃げてきたのに、捕まっちゃいましたね」
マチカネフクキタルという名のウマ娘は狭くて暗い檻の中で座り込み、絶望に打ちのめされていた
水晶玉があればと壁際に放られたにゃーさんバッグを見るも、三冠ウマ娘でもない自分には周りを囲む鉄の棒はどうしようもない
ここはサボテン島ウイスキーピーク、自分を捕まえた巨漢女が言うには住民全員が賞金稼ぎの島らしい
「で、裏では人攫いもやっていたというわけですか。いやぁ、悪い人ってのはどこにでもいるんですねぇ」
はぁ、とため息をつく。
(今、私はどこまで来てしまったんでしょうね)
密航していた船が海賊に襲われ、捕まえた海賊が賞金首に襲われ、賞金首が賞金稼ぎに襲われ久方ぶりの地面がこれだ。
肌寒さを感じる、外は夜なのだろう。少し前からなんだか騒がしい気がする。
(スズカさんやタイキさんが助けに来てくれたんでしょうか?)
頭に浮かんだ甘い考えを振り払う。占いが当たっていたらトレセン諸島はもっと大変なことになってる、私なんか助けにくる余裕はないはずだ
その時だ、ずん!という大きな音が頭上からしたのは。
見上げれば低くなった天井、いや檻の屋根になにかが落下し形を歪ませている
「ひいっ!?」
石の真下から離れたのと、刀を持った男が穴から檻の上に降ってきたのは同時だった
バンダナに腹巻、賞金稼ぎじゃない、いやもしも賞金稼ぎでもかまわない
両手で檻を掴み残った力を振り絞り懇願する
「そこの方、お願いします。ここから出してください。必ず役に立ちます」
ギロリとにらんだ男は、器用にも刀をつかんだまま少しだけ歪んだ檻に手をかけた
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
まさに大安吉日の好機に、私は一緒に檻に手をかけ、広げ、外に出た。
「チッ、女か」
(もしかして同性愛者の方!?)
助け人のまさかの事実にショックを受けながらにゃーさんを拾い上げ背負う。
重い衝撃音がし、扉が外から破られようとしていた。 - 40二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:49:04
「おい女、何ができる」
「う、うらない、ですかねぇ」
「それが今! なんの役にたつんだよなんの!」
三度目の衝撃で扉が内に倒れこむと、そこにいたのは私をここに閉じ込めた巨漢女
怒り、悲しみ、その他いっぱいの感情が沸きだして、足は前に進んでいた
「菊花掌!」
ドン!
手の平を相手に叩き込むウマ娘空手剛の技は、敵を遠くの家に叩き込む
「あとは闘うことです!」
(ごめんなさい嘘です、見捨てないで)
冷や汗をかいてないだろうかと思いつつ後ろを振り返る。
男はゆっくりと歩み寄ると
「じゃあ半分任せる」
「半分ですね。半分もですかぁ!」
これが私を助けたロロノア・ゾロさんと、ひいては麦わらの一味の方々との出会いなのでした。
本日の運勢、凶のち大大吉 - 41二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:53:19
30スレにもなってから1番最初のとこで存在しない記憶の殴り合いが勃発するの、いいね…
- 42二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:54:58
- 43二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 21:56:39
周りの設定を地固めした後に本編に入る感じ
- 44二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:01:14
フクキタルの話してる所ぶったぎる様でめちゃめちゃ申し訳ないんだけど、「皐月賞モチーフの技」が最も速いウマが勝つからスピード特化、「菊花賞モチーフの技」が最も強いウマが勝つからパワー特化、じゃあ「日本ダービー(東京優駿)モチーフの技」ってどんな感じなんだろう 運のあるウマが勝つ、だよね?
- 45二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:06:54
- 46二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:07:11
だってよ! ウマ娘は歌うんだぞ!
- 47二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:08:01
アカペラじゃあ味気ないので音楽家も探しているのね
- 48二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:10:08
個人的には重賞技は距離が長いほど溜めが大きいくらいのイメージ
委員長は出の早い大技が得意なのですぐ連打してガス欠する - 49二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:10:55
- 50二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:12:36
- 51二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:12:41
「ふぅ、やっと静かな夜になったぜ」
満ちかけた半月を見上げながら、胡坐を掻いたゾロは月見酒に洒落込んだ。
寛ぐ権利はある。座る建物の真下には、百人を超える町人達が倒れ伏す。
手厚い歓迎から一転、武器を手に取り賞金稼ぎと変じた町人達を、
ゾロは三刀を以てその全てを斬り捨て、やっと人心地が付けたところだった。
「ゾ、ゾロさん……。これは……」
甲高い声が震えている。振り向けば、顔を真っ青にしたフクキタルが立っていた。
ローグタウンから嵐の中での宣誓を終えた時、そのウマ娘は唐突に姿を現した。
あの時、一緒に旅をして欲しい、という懇願に対し、ゾロは眉を顰めていた。
グランドラインという未知の航路を前に、何者か解らない少女とは同行できない。
至って正論のはずが、船長の鶴の一声が響いた上で、仲間達は彼女を受け入れたのだ。
ゾロにとっては不服ではあったが、彼女の占いによって海軍からの窮地を脱したのは事実であり、
彼女の人好きのする気質もあって、ここに至るまで大きな問題は起こらなかったのだが。
「ああ、――――全員、ぶった切っちまった」
だから、ニヤリと笑ったゾロの言葉は、ちょっとした悪戯心の産物だった。
一味の悪名が轟いた今、賞金稼ぎ達は死に物狂いでゾロ達の首を狙って来る。
その凶刃から彼女を守り切れるとは限らない。今宵の孤軍奮闘が良い例だ。
「今宵の鬼徹は血に飢えている、……なんてな」
半月に照らされたゾロの表情は一層と迫力を増している。
勿論、これから事情を説明するが、その時にはフクキタルの冒険心など失せているだろう。
案の定、フクキタルは両脚を震えさせながら、それでも真っ直ぐにゾロを見ていた。 - 52二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:12:58
- 53二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:13:18
「そ、そうでしたか。――――ゾロさん、貴方は今、鬼徹に取り憑かれてるのですね!?」
「……は?」
だが、ゾロの思惑は外れた。フクキタルはわなわなと唇を震わせながら、
地面を蹴った。瞬間、ゾロの鼻先にまでフクキタルが迫っていた。
「そうでなければ、あんなに歓迎してくれた町の人達を、
楽しそうにお酒を飲んでたゾロさんが斬り捨てるなんて有り得ません!」
「間もなくゾロさんはその刃を仲間に向け、凶鳥の如き不吉が訪れる!
ふぬぬぬぬ……まさしく占いの通り、その刀が全部悪いんです!」
「おい、何を言ってやがる」
鬼徹に伸びるフクキタルの腕を避け、ゾロは反射的に二刀を引き抜いた。
それ見たことか、とフクキタルは姿勢を低く構え、開いた両掌を構えた。
「落ち着け、フクキタル。あの連中は」
「大丈夫です。その妖刀からゾロさんを解放しますから!」
逃げずさるゾロを追うフクキタル。蹴り脚の一歩はゾロの何倍も速い。
芝では最速と語られるウマ娘の俊足。ゾロが間近で見たのは初めてだった。
「ウマ娘流空手、一貫歩! からの、上がり三波浪(ハロン)!」
「コイツ、とぼけた面してもウマ娘か!」 - 54二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:13:44
掌底の三連撃をゾロは雪走の峰で捌き、突き出される腕を刀身に滑らせる。
その身を旋回させながらフクキタルを巻き込み、刀の柄にて腰部を打ち据える。
「一刀流・刀狼流し!」
「はぅわ、操られてても流石はゾロさん!」
流石と言うならば、その一撃を俊敏に避けたフクキタルも同じであった。
続く追撃をゾロは身を捩らせて避ける。石塊をも斬り割く鬼徹を振るうのは躊躇われた。
「本日の吉方位は南西、ラッキーアイテムは髪飾り。来てます、来てます!」
「ウマ娘流空手・真狩一気!」
距離を取るゾロへと目にも止まらぬ助走を乗せ、縦回転を乗せた浴びせ回し蹴り。
交差した二刀で蹴り脚を受け止めたゾロだが、刀身ごと押し切られると体感する。
加減をしているとはいえ、フクキタルの実力は先ほどの賞金稼ぎ達とは比べ物にならない。
もう一回転したフクキタルが放つ駄目押しの踵落としが、ゾロを建物から吹っ飛ばした。
「丁度いい。どいつもこいつも罠にハマって、イライラしてたところだ」
「ウマ娘流空手、存分に味わってやろうじゃねぇか」
皮肉にも、落下したゾロを助けたのは、パンパンの腹で爆睡しているルフィだった。
その腹がクッションとなって撃墜を免れたゾロは、抜刀した和道一文字を歯噛みした。
「すぅぅぅ~~~~~ ウマ娘流空手・鉄砲駆け!」
建物から飛び降りたフクキタルは、滞空時間を利用して呼吸を整える。
落下の衝撃を浴びるよりも早く、飛び跳ねた先はゾロの真正面だ。 - 55二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:13:46
大事なのは技の要訣なので個人のアレンジで六式並に派生がある
- 56二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:14:08
「三刀流・虎狩!」
振り下ろした三対の峰筋がフクキタルと真っ向から衝突する。
鉄の擦れ合う鈍い音が響き渡り、両の足を地に着け、フクキタルは重圧に耐える。
「ふぎぎぎぎ、今日は万分の一のスーパーラッキー……。
その縁を、妖刀なんかにジャマされたくないです……」
「皆さんと一緒にハッピーを掴むため、ゾロさんは解放してもらいます!」
必死の形相で刀の峰群を左腕で抑え込みながら、フクキタルは執拗に鬼徹を狙う。
ゾロは薙ぎ払った三刀でフクキタルを引き剝がし、敢えて距離を引き離した。
助走からの打撃を武器とするウマ娘空手、その渾身の一撃を真っ向から受けるために。
「長生きしたいってなら、もっとやり方があるんじゃねぇか?」
「ハッピーな長生きです。妖刀に打ち勝った時のゾロさんや、
処刑台から逃れたルフィさんとなら、私……きっと幸運になれます!」
「そうかよ。――――ちっとはマシな面になってきたじゃねぇか」
地に低く構えたフクキタルが両掌を合わせ、一気に疾走する。
ゾロもまた同じく。和道一文字は月光を照らして、艶めかしく輝いた。
「ウマ娘流空手・冠一番、菊花掌!」
「三刀流・鬼切!」
交差する二人。互いが制止し、倒れこんだのはフクキタルだった。
ゾロは納刀し、フクキタルの傍へと歩み寄ると、その顔を思いっきり掴んだ。 - 57二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:14:52
ローはそんなライスを妹と重ねたり、コラさんも「兄上」って呼んで兄の後ろをチョコチョコついていってた自分を思い出したりするのよな
- 58二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:15:28
「これでちっとは目が覚めたか?」
「はぎぎぎぎぎぎ!! ゾ、ゾロさん!?
正気に戻ったんですか? 鬼徹の魔力から解放されたんですね!」
「元から正気だ。いいか、この町はな――――」
ウィスキーピークの正体を説明する中、ゾロは先程までの戦いを思い返していた。
スピードに後れを取る中、フクキタルの瞬撃を捌き切れていたのは、
彼女がずっと、鬼徹のみを狙い続けていたからではないか。
不運に項垂れてばかりの少女に見える一方、自分が信じた幸福のためなら、
自分の信念として貫けられる、そんな頑固な一面が垣間見えた。
「ひえええぇぇぇぇ~~~~~!! そ、そんなぁー……。
今日のハッピーは、手厚い歓迎だと納得してましたのにー!」
「そうウマい話があるわけねぇだろ。とにかく、ルフィ達を叩き起こすぞ」
彼女の占いは当たる。
実際、ゾロはアンラッキーズを通じてバロックワークスに存在を知られ、
成り行き任せとはいえ、起き上がったルフィと小競り合いを生じさせる。
もしも、今日のフクキタルに幸運が訪れたのだとしたら、
誤解から生じたぶつかり合いの末、少しは骨のあるやつだと認められたことか。
---------------
ウィスキーピークの時、ルフィみたいにフクキタルとゾロが闘ったら妄想
この闘いでゾロはフクキタルを仲間として認めたというわけではないが、
旅に同行しても問題ないだろう、とちょっとはフクキタルを見直すきっかけに。 - 59二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:17:43
- 60二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:19:53
過去編では妹を思い出すからと強く拒絶されたけど、ドレスローザ編を最後でその呼び方を認めてくれて昔のように手を繋いで閉幕となるローライス概念いいよね…ここら辺はまだ設定あやふやだったから触れてなかったけどまた存在しない記憶が沸いてきた…
- 61二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:32:58
ええやん
- 62二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:35:15
ライス「ウマムスメは毒が効きにくいからアルコールも効きにくいの。だからライスもお酒飲んで大丈夫なんだよ!」
ロー「わかったわかった、勝手にしろ」
3分後
ライス「ふにゃああ〜〜…えへへ、ローくんがいっぱいだ〜〜〜」キャッキャッ
ロー「一口で泥酔してるんじゃねェよ……!」 - 63二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:38:04
かわいい……
- 64二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:41:51
すげぇ、ウイスキーピークでゾロと初対面したSSとウイスキーピークでゾロと初戦闘するSSが殴り合ってやがるぜ……!
ああ、俺達にはどっちもスゲぇって事しか分かんねェよ……! - 65二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:41:53
ローグタウン出会い妄想
トレセン諸島から船を乗り継いだり、海軍の船に密航したりで気づけば東の海まで来てしまいました。
グランドラインを越えれば流石にもう大丈夫でしょう。
とりあえず働き口を探さないと…
大きな町みたいですしとまあ何か見つかりますよね。見つからなかったら占い師でもやりましょ。
そんなことを考えながら路地を歩いていた私は、目の前の一人の男の人に目を奪われました。いえ、正確に言えば、彼の「未来」に。
見えちゃった。未来。最近は落ち着いてたのに。
いや、そんなことよりもあの人!なんて無謀なことを!投げた刀の下に腕を出すなんて!結果は見えませんでしたがでも、あんなのうまくいきっこないです!
そう思った私は思わず彼に声をかけてしまいました。
「ちょっとそこの人!」
「あ?」
「ひゃっ」
顔怖〜。じゃなかった止めないと。
「う、占い!して、いきませんか!」
よし!この後大凶ですって言って…
「占い?わりぃが他あたってくれ。いま無駄なことに使う金は持っちゃいねぇ。」
「無駄なことってなんですか!これはですねあなたのためでして…」
「そりゃありがてぇ。じゃあな。」
「ああ!!無視しないでください!」
とスタスタと歩いていってしまう彼。
私は思わず追いかけて行ってしまいました。
〜中略 ゾロ運試し開始〜
ストンと床に落ちる刀。
繋がってる彼の腕。
「かった。」
とだけ言って刀を拾っている。
私はと言えばたしぎさんと二人仲良く腰を抜かしていた。
なんて人なんでしょう…
あの見るからに大凶な妖刀。それに、打ち勝っちゃいました…。 - 66二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:42:09
こ、この人は、きっとものすごい豪運の持ち主です!この人について行けばもしかして、なにかもっとすごいもの、見れちゃうかも。
「…おい。」
「ひゃい!」
「何着いてきてやがる。」
「え!あ、いや〜。あはは。…あ、あなたは!ものすごい豪運の持ち主です!!」
「そうかい。」
「ですので!その…一緒にいれば、ちょっとでもご利益にあやかれるかなぁ〜なんて、あっ!ちょっと置いてかないでくださいよー!」
〜中略 ルフィ処刑場にて〜
なんて、なんてすごい…。雷が!あの人を生かすなんて!しかもあの方ゾロさんの船の方?ですか!
なんて豪運の海賊なんでしょう!
あっ!逃げてる!追いかけなきゃ!
あれ?なんで私追いかけて…
いや、でも多分!ここで追いかけなきゃ後悔します!絶対に!
やりたいことなんてない私ですけど、とりあえず今は!あの人達の船に忍び込んでから考えましょう!
この後にフクが皆んなに受け入れられるまでのエピソードを頑張って書きます
多分ラブーン絡めて - 67二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:51:22
- 68二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:56:49
ディアマンテ、ピーカ、トレーボルに並んでライスいたら遠近感バグりそう
- 69二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:58:47
前スレでローグタウンでフクキタルが仲間になるSSの話したものだけど、
あほみたいに長くなっちゃったけど、貼らせて頂いてもよろしいでしょうか…(弱気
過去に出た設定とかなるべく拾えないか試行錯誤したら時間かかった… - 70二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:59:28
ドフラミンゴからローだけ逃げられてライスが捕まった理由ってもう出てたっけ?まだだったらnovel LAWの内容も交えて
「あの日」のミニオン島にて
トリカゴ発動後、ローは偶然シャンブルズを発動してライスだけ逃がすことに成功するも、それで体力を使い切った上に他の能力も使い方がまだ分からなくて逃げられず、ローとコラさんはそのまま本編の流れに。
その後トリカゴが解除されたのを見て、ライスは隣町に行くはずが心配になって引き返してしまいファミリーに捕まってしまう。
ローは隣町「プレジャータウン」にライスが来てないと知り探そうとした。しかし自分がファミリーに追われていることを伝えていたヴォルフに「今ローが町の外に出ればファミリーに見つかる恐れがある」と止められる。代わりにベポ・シャチ・ペンギンが探してくれたものの結局ライスは見つからなかった。
海軍に保護されてるのを祈りながら過ごし続けた数年後、ローはドレスローザがドフラミンゴの手に落ちたことを報じる新聞で、同時にライスが最高幹部になっていると知り、ライスを取り戻す決意を固めた。
みたいな感じかなと妄想してる - 71二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:59:37
>69
はよ
- 72二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 22:59:40
うるせえ!貼ろう! ド ン!
- 73二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:00:03
いっそのことローグタウンで出会ってて船に忍び込もうとしたけど間に合わず、慌てて小舟で追いかけた結果宣誓の後ルフィたちの船に合流するというのはどうだろうか。嵐の中自分たちの船を小舟で追いかけてきたっていう肝の据わった面(+ウマ娘である事から)を認められた結果仲間ではないにしてもとりあえず船においてもらえるってことで。
その後ウイスキーピークでの活躍とかで段々他の一味にも認められて行ってトレセン諸島で改めて仲間になるって感じで。 - 74二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:02:48
- 75二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:03:06
では、貼りますー。フクキタルエミュどころか、麦わらの一味エミュもちょっと怪しいけど、
そのへんは脳内で変換していただけると嬉しい…。
たしぎに出会った後、ローグタウンを歩くゾロ。
フク「――見えました!」
大声にそちらを向くゾロ。そこでは帽子をかぶったフクキタルが
水晶を片手に男に対して占いをしていた。
ゾロ(なんだ、占い師か)
フク「あなたは今日、この先の広場で歴史的瞬間を目にします!」
男「広場って…あそこは処刑台しかないぞ? なんだよ歴史的瞬間って
『白ひげ』でも処刑されるってのか?」
フク「い、いやぁそこまでは…わかんない、です、けど…」
男「なんだよ分かんないのかよ。お試しでいいから占わせてくれって言うから
占われてやったのに…時間の無駄だったぜ」
男悪態をつきながら去っていく。落ち込むフクキタル。
それを横目で見ながらゾロが通り過ぎようとすると、フクキタルと目が合う。
嫌な予感がするゾロ。
フク「そこのお兄さん!」
ゾロ「けっこうだ」
フク「まだ何も言ってませんよ!?」
ゾロ「占おうっていうんだろ? あいにくとそういうのは信じてないんだ」
フク「そ、そんなこと言わずに! お兄さんの顔を見た時、ビビビッと感じたんです。この人を占わないとって!」
ゾロ「知るかそんなこと!」
さっさと去りたいゾロに食い下がるフク。
フク「ちょ、ちょっとだけでいいですから! お試しで、お試しでいいですから!」
ゾロ「あーもーうっとおしい! やりたいなら勝手にやれ!」
あんまりにもしつこいので、根負けして面倒そうにそういういゾロ。
フクキタルはありがとうございます!と笑顔で言って占い始める。そして
フク「――えっ」
占いの結果に青ざめる。(ここで場面転換) - 76二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:03:57
フク「いっちゃだめですよ!」
ゾロ「うるせぇ! しつこいなてめぇも!」
ゾロにつきまとうフクキタルとうっとおしそうなゾロ。
フク「このまま行くと、大切なものを失うっていう
占いの結果がでたんですよ! あと、女難の相!」
ゾロ「だから占いは信じてねぇって言ってんだろうが!
あと、女難の相があるとしたら、今お前に絡まれてるのがそれだよ!」
フク「ひどい!?」
ショックを受けるフクキタル。そんな様子に呆れながら、
ゾロ「だいたい、いくら占い結果が悪かったからって、見ず知らずのおれにどうしてそこまで付きまとうんだよ」
問いかけると、フクキタルはすっと顔に影を落とし
フク「当たるからです…」
ゾロ「あ?」
フク「私の占いの『悪い結果』は…当たるからです」
苦悶にもにた表情でそう絞り出すフクキタル。
その様子に、ゾロも何かを感じ取ったのか黙りこくった後、
ゾロ「だとしても、おれには関係ない。…が、ついてきたきゃ勝手についてくりゃいいさ」
そう言って、フクキタルを置いて歩きだす。
フク「はい…って、ついていくんじゃなくて、そっちに行ってほしくないんですってばー!」
その後を慌ててついていくフクキタル。
- 77二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:05:38
(場面転換)武器屋にて
たしぎに会うゾロ。すると、たしぎがフクキタルに気付き声をかける。
ゾロ「知り合いか?」
たしぎ「この前、77支部の応援に本部から来た船に乗ってきてた子なんです。
遭難しているところを保護したそうで、なんでもこちらにお友達がいて、会いに来たらしいんです」
ゾロ「へぇ…」
話半分で樽の中の刀をあさるゾロ。そして、たしぎが鬼徹に気が付く。
たしぎが取り出した鬼徹をみてフクが騒ぎ始める。
フク「あー! あー! だめです、それはだめ! すっごい悪いオーラが漂ってます!」
たしぎ「ど、どうしたんですか急に、立派な業物ですよ…?」
ゾロ鬼徹を手にし妖刀と気がつく。いっぽんマツから鬼徹について話を聞く。
謝るたしぎの横でアワアワしているフクキタル。
そんな二人をよそに、鬼徹を貰うと宣言するゾロ。
フク「だ、ダメですよお兄さん! 言ったじゃないですか、大切なものを失うって!
それなのに妖刀を買っちゃうなんて…」
いっぽんマツと共にゾロに止めるようにいうフクキタル。
しかし、ゾロはフクキタルを一瞥し、ニヤリと笑うと
ゾロ「じゃあこうしよう。おれの『運』とコイツの『呪い』とお前の『占い』…どれが強いか試してみようか…」
運試しの結果、ゾロは鬼徹を手にする。
腰が抜けてへたり込むたしぎの横で、唖然としているフクキタル。
フク「占いが…外れた…?」
信じられない(それと一握りの安堵)という表情でつぶやくフクキタル。
フラッシュバックする過去の記憶。
店を出ていくゾロに気づき、ハッと我に返ってその後を慌てて追う。
- 78二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:07:45
(場面転換)処刑台広場前
ゾロ「…まだついてくるのか」
先ほどよりも静かにゾロの後をついていくフクキタル。
ビクッと身を震わせた後、パッと笑顔を作るフクキタル。
フク「は、はい! その…私の占いよりも強いお兄さんの運にあやかろうと思いまして…」
ゾロ「ふぅん…」
取って付けたような理由にゾロは一瞥を向けたあと無言で歩く。
そんな背中を追いながら、フクキタルはバツの悪そうにきょろきょろした後、
フク「そ、そうだ! また占ってもいいですか。さっきの占いはお店での事でしょうし、
また新しい結果が出るかも!」
そう言うとゾロの返事も待たずに占い始めるフクキタル。
すると、水晶にはさっきと同じ凶報が。そして、見える麦わら帽子と振り下ろされる剣。
ゾロ「麦わら…まさか、な」
その事を話すと、ゾロは心当たりがあるようにつぶやく。
ここで一味とバッタリ会う。
ゾロがかわいい娘を連れている事に騒ぐ(特にサンジ)一味の前で、バギーによるルフィ処刑宣言がされる。
ゾロは最初の占いとさっきの占いの事を思い出し、まさかと驚愕する。
その横で、フクキタルは青ざめる。
- 79二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:07:58
ルフィを助けに走るゾロとサンジ。その場にたちつくすフクキタル。
必死で処刑台へと向かおうとする二人の姿に、かつての記憶がダブる。
フク「お姉ちゃん…私、また…」
小さく呟き、フクキタルは自分の肩を抱き震える。
(ルフィに剣が振り下ろされ、そこへ雷が落ちた後)
ルフィと共に逃げていくゾロとサンジ。
フク「笑った…」
ルフィの見せた笑顔に、フクキタルは大きく目を見開いていた。
フク(どうして…絶体絶命なのに笑えるんですか…?)
フラッシュバックする記憶。
血まみれの笑顔を思い出す。泣きじゃくる自分の姿を思い出す。
唇を噛む。
ゾロ「占い師!」
すれ違いざま、自分の事をゾロが呼んでフクキタルはハッ彼を見る。
ゾロ「よかったじゃねーか、今度は完璧に外れたぞ、占い」
その言葉に、フクキタルは大きく目を見開いた後、ボロボロと涙を流した。
- 80二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:10:05
(進水式後、次の話の冒頭)
ナミ「で」
メリー号の船室で正座して汗をだらだらかいているフクキタル。
椅子に座ったり立ったりして、包囲する麦わら一味。
尋問するのはあきれ顔のナミ。
ナミ「なんであなたがメリー号に乗ってるのかしら」
フク「しょ、しょれは…」
スモーカーがやってきてバギー一味を一網打尽にしルフィ達を追った後、
街の人がフクキタルがゾロと親しげ?に一緒にいた事を海兵に証言し、
海兵たちがアイツらの仲間か!と捕まえようとしてきたのでとっさに逃げてしまった。
そして、その後の突風でたまたまメリー号の近くまでふっとばされ、ほとぼりが覚めるまで隠れてようとしたら、
いつの間にか出港(嵐の揺れかと思って気付かなかった)していたため。
しかも、帆を畳んでいたから海賊船だとは思わなかったため、出るに出られなかった。
ウソップ「けど驚いたぜ、樽を割ったら悲鳴あげて船室から転がり出てくるんだから。
おれはてっきり、あのヘンなの(モージ)の仲間がいやがったのかと…」
ナミ「事情は分かったけど…どうするの、いまさら戻れないわよ」
フクキタルはしばらく考え込むように視線を動かした後、深々と頭を下げる。
フク「この船にしばらく置いてください! 雑用でも何でもしますから!」
ウソップ「おいおい、おれたちは海賊だぜ? そんな事言っていいのかよ」
フク「そ、その…そちらの方がいらっしゃるのでしたら、悪い人達ではないかな~と…
う、占いでも悪い結果は出てませんでしたし…」
ゾロの方をそろ~と見上げるフクキタル。めんどくさそうにフクキタルを見るゾロ
(あの子と何があった!?とつっかかるサンジ)
ナミ「はぁ…あのね、私たちはこれからグランドラインへ行くの。
あなたをどこかへ送り届けたりする余裕なんて――」
フク「ぐ、ぐぐぐ、グランドラインへー!?」
- 81二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:10:59
げげぇっとフクキタルが顔をあげた瞬間、帽子が落ち、中の耳が顕わになる。
驚く一同。フクキタル本人も、悲鳴をあげながら耳を手で隠しつつ壁際へ後ずさる。
ヒトの物ではない耳にどよめく中、
ルフィ「その耳…お前、ウマムスメ族か?」
思いもよらない人物の思いもよらない一言にバッと一味の視線が集まる。
フクキタルはこの世の終わりのような顔になって青ざめる。
ナミ「る、ルフィ…あんた、あの子の事なにか知ってるの?」
ルフィ「ああ、あんな耳した知り合いが昔いてさ…ウマムスメ族ってのは…」
フクキタルがさらに青ざめ震え出す。
ルフィ「ウマみたいなオンナの種族なんだよ」
ウソップ「そんなもん、名前の時点でわかるわいっ!」(ビシッ
盛大にズッコケるフクキタル。
サンジ「――ウマムスメ族」
サンジがスッと語り始める。
サンジ「グランドラインのとある場所にある『トレセン島』にすむ種族。
脅威的な身体能力と馬に似た耳としっぽを持っている。が、そんな事は重要なことじゃねぇ…重要なのは…」
ゴクリ、と息を飲む一味。
サンジ「そこにいるウマムスメ達は、全員見目麗しい美女ばかりってことだ!!」ドーン
ゾロ「お前の事だからそんなこったろうと思ったよ」
サンジ「海軍本部中将『皇帝』ルドルフ! 少将ハヤヒデにチケット、タイシン!
写真でしか見た事ないが、どのレディも素敵な――」
ナミ「す、ストップ! 今ちょっとすごい重要な話が出たと思うんだけど」
ウソップ「どうした、ナミ? 知り合いの名前でもあったのか?」
ナミ「そうじゃなくて…サンジくん、そのトレセン島ってどこにあるって言った?」
サンジ「どこって、グランドラ――」
ハッとなるサンジ。そして、
一味「グランドライン!?」
驚愕する一味。一番フクキタルと交流していたゾロは一番驚いている。
- 82二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:11:53
ルフィ「お、おまえ、グランドラインから来たのか!?」
フク「は、はいぃ…というか、私がウマムスメ族だっていうのはいいんですか…?」
ウソップ「いいもなにも、こっちとしてはお前がグランドラインから来たって事の方が
大ニュースだよ」
ルフィ達の態度に、フクキタルはとりあえず安堵の表情を見せる。
その後もいくつか質問責めにあうフクキタル。
そんな中で、得意が占いって言う事にルフィがくいつく。
ルフィ「占い師なのか!? えーと…」
フク「あ…そういえば名乗ってませんでしたね。私はマチカネフクキタルって言います」
ルフィ「よし! フクキタル、今日からお前はおれたちの船の見習い占い師だ!」
ウソップ「まてまてまてーい! そんなに簡単に決めちまって良いのかよ! しかも占い師って」
ルフィ「いいじゃねーか、面白そうじゃん、占い師」
サンジ「フクキタルちゃんが仲間になるなら大歓迎さ~♡」
ウソップ「問題はそこじゃねーよ! 昨日の今日で会った相手を信用していいのかって話だ」
ナミ「私はウソップに賛成…けど、グランドラインの事は色々知りたいから、
しばらくは乗せてあげても良いと思うわ」
ウソップ「おいおい、ナミ…」
ナミ「けど…聞かせて、どうして海賊である私たちに頭を下げてまで船に乗ろうとするのか」
しゃがみこみ、フクキタルと視線を合わせるナミ。
フクキタルはその視線からサッと目をそらしうつむくと、ポツポツと語り始める。
- 83二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:12:57
フク「わ、私が占って出た『悪い結果』はいつも当たってて…
今日もそちらのお兄さんを占ったら、良くない結果が出て…
お兄さんが運試しをして成功したから、はずれたのかもって期待して、
そしたら、船長さんが海賊に捕まって殺されそうになって…。
もうダメだって、やっぱり悪い結果は当たるんだって…けど……」
ちらりとルフィ、そしてゾロを見るフクキタル。
フク「…見事に結果は覆りました。私、それを見て思ったんです、私もそうなりたいって。
皆さんみたいに、どんなに悪い結果でも覆せる『何か』を掴みたいって。
だから、その『何か』が見えるまで、そばにいさせてほしいんです」
そういうフクキタルの顔は、すがるような、それでいて決意を持った顔だった。
それの表情を見て、ナミはなにも言えなくなる。
ナミは少し目を伏せた後、静かに口を開いた。
ナミ「…ありがと。なら、その『何か』が見つかるまでいたらいいわ。
そのかわり、グランドラインについては落ち着いたら色々話してもらうけど」
ウソップ「いいのかよナミ、そんな曖昧な理由で。ゾロからも何か言ってやってくれよ」
ゾロ「…いいじゃねーか、乗せてやれば」
ウソップ「そうそう、ゾロだってはんた――なにぃー!?」
ナミ「驚いた…いの一番に反対しそうなのに」
ゾロ「船長のルフィが乗せるって言ったんだ、それに従うさ。
それに…ひとに話せねぇ事の一つや二つ腹に抱えてるやつなんていくらでもいるんだ、
そいつがおれたちに害をなさなきゃ、それでいいだろ」
ウソップ「そ、そりゃ、そうだけどよ…
…ま、いいか。そんなに根ほり葉ほり他人の事聞くもんじゃないしな」
ルフィ「ししし、決まりだな! よろしくなフクキタル!」
フク「は、はいっ! よろしくお願いします!」
- 84二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:14:17
ついに明かされる世紀末海賊団の目的
それはレヴェリー中のマリージョアに突貫して天竜門破壊してオペラやって帰宅する事
その為に日夜
練習(オペラと戦闘)と
リハーサル(四皇に攻め入る)と
スカウト(戦力確保)
を行っている
知っているのはドトウ、アドマイヤベガ、ハルウララ、傘下の船長周りのみ - 85二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:14:19
ここでようやくフクキタルはぱぁと明るい笑顔を見せる。
そうしてフクキタルがメリー号に乗る事となる。
そして、せっかくなのだから、と先ほど進水式で開けた樽の中身をカップに入れて渡す。
フク「これ、さっきの…」
ルフィ「おう! グランドラインに行く前の景気づけだ!」
サンジ「そうだ、せっかくだからフクキタルちゃんも『何か』を見つけた後、
したい事があったら言ってみたらどうだい?」
フク「したい事…ですか?」
ウソップ「そりゃいいや! 見習いとはいえメリー号のクルーになったんだ、
ここはいっちょパーッと景気づけに言っちまえよ」
フクキタル、ウソップの言葉にカップの中をしばらく見つめ、
フク「長生き…長生き、したいなぁ…なんてっ」
ちょっと困ったように笑いながらそう言って、カップの中身をグイッと飲んだ。
ウソップ「長生きかぁ…おれの知り合いに150年以上生きてる爺さんがいるんだが、
これがもう元気バリバリでな。フクキタルもそれくらい生きられると良いな!」
フク「ひゃ、150年!? すっごい長生きなおじいさんですね!?」
ルフィ「すっげぇー! めちゃくちゃ長生きじいさんだな!」
ウソップ「ふっふっふ…驚くのはまだ早いぜ…なんと! その爺さんの飼ってる亀はな、
なんとなんと1000年以上生きてるうえに…しゃべるんだぜ?」
フク&ルフィ「「しゃべるの!? すっげー!(すごいです!)」」
ナミ「あっという間に馴染んだわね…」
ウソップの話をキラキラ目を輝かせて聞くルフィとフクキタルの姿に、
ナミやサンジ、ゾロまでもちょっと表情を和らげる。
ルフィ「そういえば、フクキタルは占いができるんだよな。いっちょやってみてくれよ!」
フク「まっかせてください! ムムムム~!」
占うフクキタル。そして、
フク「見えました! 『快晴』と『巨影に注意』です!」
ウソップ「おいおい、いきなり外れてるじゃねーか。外は大嵐だぜ? 快晴なんて…」
そこで一同、外が異様に静かである事に気づく。(カームベルトへ)
- 86二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:17:39
とんでもない天才ss作家きたな
- 87二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:19:14
尊い……無理、こんなの出されたら存在しない記憶に染められちゃう。
- 88二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:20:39
以上になります、長々と失礼しました。
最初の方にあった
「フクキタルが占いをして人さらいが来ることを予言。姉だけが信じるが、
人さらいの襲撃の中で姉はフクキタルを必死で逃がした」
という設定を拝借しつつ、書かれていたトレセン島での本加入までの
フローチャートに添えるような導入でやってみました。
多分、一味はフクキタルがデカい物抱えてる事に気づくし、
ルフィも直感で何か感じ取ってる(だから『見習い』占い師)という感じ。
進水式に最初は参加させるつもりだったけど、
本加入でないなら外した方が美しいかなと思い、今の形にしてみました。
一応、この後ウイスキーピークくらいまでの流れは考えてるけど、そっちもなげぇから割愛。
- 89二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:21:19
- 90二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:21:37
天才はいる、くやしいが
- 913921/09/11(土) 23:22:48
素晴らしいの一言
- 92二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:22:55
- 93二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:24:01
書いてくだせえよ旦那ァ
- 94二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:24:41
俺は存在しない記憶に餓えている……
- 95二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:25:08
神はいる。そう思った
- 96二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:28:20
エアシャカール、ファインのとこにもドトウのとこにもタキオンのとこにもいてほしい問題
- 97二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:29:51
突然のほぼ100点満点のフクキタル仮加入の記憶を見せつけられて皆んな放心してない?
私はしているぞ。 - 98二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:30:36
こんな神ss見せられたら飛ぶわ普通
- 99二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:32:12
- 100二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:32:22
めっちゃすごいし面白かった
もっと読みたいと思った(小並感)
65を書いた者だけど自分が面倒ではしょったところも丁寧だったし、フクの過去も拾ってるし、その後も説得力あるまま続いてるしで素晴らしいです
今後の妄想の参考にします
- 101二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:33:04
始まりはいつも突然だぜ?
- 102二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:33:04
- 103二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:34:05
皆様ありがとうございます。予想以上に受け入れて頂けて感謝感激雨霰です。
割と勢い任せな部分も多く、投稿する前は心臓破裂しそうなくらいバクバクだったので…
その後の流れについては、これまでのスレに有ったものを繋げている感じなので、
目新しいものは無いかと思います。
例えば…
リヴァースマウンテンをのぼる前にフクキタルが占いをする
フク「ムムム…見えました!」
ウソップ「ど、どうなんだ…無事グランドラインへいけるのかぁ、おれたちは…」
フク「運勢は大吉! 『登頂完了』『羊の首』『もげる』」
サンジ「つ、つまり…?」
フク「山をのぼりきってこの船の船首が吹っ飛びます! …なんで!?」
一同「こっちが聞きたいわ!!」
その後、リヴァースマウンテンに激突しそうになったのを回避し、
占いが外れたかと思ったら、ラブーンにぶつかってメリーの首が飛ぶ。 - 104二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:34:06
(今回のスレは文量すごいな)
- 105二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:37:34
いろんなシーンにフクの台詞が混ざってる感じのやつ見たい
- 106二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:39:14
- 107二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:40:30
目新しい物が無くても書いてくれ……
- 108二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:41:32
凄い場違いかも知れないが
タマが土中に潜る能力を持ってたら面白いなぁと思いました
埋められる奴の連想でしかないが実装ネタからなんこ作れないか - 109二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:46:33
- 110二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:48:16
- 111二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:48:18
ゾロ「俺の頭をよぎった『ライオネル親方』より…いいな」
ロビン「私の『暗黒丸』より…」
サンジ「おれの『ムッシュひまわりより』より…」
フク「私の『大安吉日万倍日』より…」
ウソップ「気は確かかおめーら!!!」
こういう記憶みんなにもあるはずだ
- 112二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:48:22
面白かったです。次待ってる!
- 113二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:50:17
出会いで自分の立場と夢を話し、船を守るシーンで戦えることと信頼を獲得して、家に帰ることを理由にする事でそれまでの旅路が長くても大丈夫にしてる。
シャンクスがスペを連れてるから、海賊にはウマ娘がいるっていう価値観があるのもいい
- 114二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:53:28
領域の演出が電気だったからこれのイメージ
- 115二次元好きの匿名さん21/09/11(土) 23:55:24
割とふわっと考えてただけの物を形にするって楽しいけどやっぱムズイねぃ。
双子岬にて。クロッカスさんとの会話
フク「…ラブーンさん…」
クロッカスの話を聞き、ラブーンを悲しい目で見つめるフクキタル
泣きながら泳ぐ自分の姿を思い出す。と、
フク「――っ」
ピクリ、とフクキタルの耳が動く。
フクキタルは顔をあげ、遙かかなたグランドラインの水平線を見つめる。
フク「…クロッカスさん」
クロ「…なにかね?」
フク「ラブーンさんの仲間は…生きてます」
ウソップ「そりゃそうだろ! てめぇの命惜しさに逃げ出してんだから!
話聞いてなかったのかよ!」
フク「そうじゃない、そうじゃあないんです…!」
ナミ「フクキタル…?」
フク「何というか…今もまだここ(グランドライン)にいるというか、
いないというか…その…ごめんなさい、変な事言いました」
自分でも自分の感覚に説明がつけられず、フクキタルはクロッカスに謝る。
クロッカスはそんなフクキタルをしばらく見下ろした後、
少しだけ優しく笑って、その頭を無言で優しく撫でた。
…そんな二人の後ろをルフィが全力でマストを担いでルフィがラブーンめがけて走っていく。 - 116二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:04:59
いいセンスだ
- 117二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:07:28
ラブーンとルフィの喧嘩も終わり、
ルフィ達を見送った後。
クロ「それにしても…ひょっとしたら、
待ち続けた『かい』があるかもしれんな…のう、ラブーンよ…」
そう言って笑うクロッカスの瞳には懐かしい時代の色が浮かぶ。
クロ「ウマムスメ…あいつらも、あの子も…不思議な連中ばかりだ…」
そのころ麦わら一味
ルフィ「できた!!空からふって来た男、雪だるさんだぁ!」
フク「できましたぁ! まさしくこれが雪『だるま』です!」(雪でつくったダルマ)
ルフィ「おおっ、やるなぁフクキタル!」
ウソップ「はっはっは…確かになかなかやる…が!
このおれ様の魂の雪の芸術!スノークイーンにはかなうまいっ!」ドーン
ルフィ&フク「うおおっすっげぇー!(すごい!)」
ルフィ「よし! 雪だるパーンチ!」
スノークイーン粉砕!
ウソップ「何してくれとんじゃおのれ!」
ルフィ「がー!雪だるさん!」
そして雪だるさんのふっとばされた鼻が雪『だるま』の目を入れてないところへ直撃する!
フク「ぎゃー!? 雪『だるま』に目が入っちゃいましたー!?
何てことするんですか、まだ何にも成し遂げてないのにぃー!」
ナミ「この寒いのに、なんであいつらあんなに元気なの…」
寒空の下で騒ぎまくる三人を窓越しに見てナミはそうつぶやくのだった。
- 118二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:09:07
フクの雪だるまに傷つけたらサンジに蹴られそう
- 119二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:10:25
そういう時はお前が自分の存在しない記憶を吐き出すんだ!
- 120二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:10:58
- 121二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:12:29
- 122二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:13:10
- 123二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:13:38
- 124二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:14:02
とりあえず密航してきたって事にすれば解決する
- 125二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:14:40
- 126二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:14:57
その通り、そして基本に立ち返って記憶で殴れに帰ってきた
- 127二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:15:29
- 128二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:16:03
それは原作でもまだ伏線状態でうにゃむにゃ
- 129二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:17:12
- 130二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:17:40
原作でやってないものを勝手に付け足す形にしたら原作に後ろから殴られる可能性があるからな
このスレでワノ国編が語られてないのも同じ理由から来てる - 131二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:17:55
- 132二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:18:09
何かあった未来
フク「あんた死ぬわよ、地獄に落ちるわよ」 - 133二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:18:58
- 134二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:19:35
正直、海賊じゃなけりゃ頼み込めば海軍は民間人を送ってくれたりするんじゃないかな
- 135二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:19:41
- 136二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:20:16
別に全てのウマ娘がトレセン諸島にいるわけでもなし本人がそうしたいと願わない限りはわざわざ送り届ける意味もないだろう
- 137二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:20:35
シービーとか映画で語るのにピッタリなウマ娘だけに実装が待たれるね
- 138二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:20:57
別にトレセン諸島にだけウマ娘がいるってわけでもないしどうとでもなるやろ
- 139二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:21:34
そういえば唐突なんだけど
スタンピード観てたら
ブエナフェスタとナカヤマフェスタって名前似てるなって思った - 140二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:22:43
- 141二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:22:44
ライスがローをお兄様って呼ぶ場合、ロシナンテのことはやっぱりコラさんって呼ぶんだろうか
ロシナンテってローに「コラさん」って呼ばれたとき凄い嬉しそうにしてたし、ライスがそう言うのもアリかもな - 142二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:22:57
マチカネタンホイザとマチカネフクキタルも似てるね
- 143二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:23:01
ワノ国編の先のオペラオーとfilmCBは記憶の殴り合いはちゃんと成立したけど結局空中分解したからな
存在しない記憶がダブルだとどうにもならん - 144二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:23:08
前スレでも言ったけど
グランドラインから戻るルートは絶対あるけど原作で方法がまだ謎だから戻れることだけ理解してそういうことで納得して - 145二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:25:11
- 146二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:25:51
- 147二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:26:01
シービーはマジで語りたいからはよ実装してほしい、せめてサポカだけでも…オペラオーは…まあ尊厳破壊はされるよね
- 148二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:26:06
ライス「ドンドンドン♪ドンッキー♪ドンキーホーテー…あっ」
ドフラミンゴ「フッフッフ」 - 149二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:26:09
生きているifだろう...流石にな...
- 150二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:27:01
- 151二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:27:57
カノープスはバギーの傘下でまとめられてたからね
- 152二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:28:06
マチタンはカノープス海賊団で2年後はみんなでバギー傘下なことぐらいしか決まってないな
- 153二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:28:28
- 154二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:28:31
グランドラインから戻る話は、イーストブルーとかに帰るssを書くときにでも考えればよいでしょう
冠名はメジロ以外はほぼ無関係っぽい
ただアグネス繋がりで同室だったり特に意味のない小ネタになりはする
苗字が同じ読みの人くらいの感覚なのかな
- 155二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:31:59
固定された設定なんてない
テイオーの親もローライスの愛の種類もゴルシの行方も妄想なら自由なんだ - 156二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:33:42
タマは元賞金稼ぎで稼ぎは全部故郷の貧しい村に献上してるから本人はあんなケチで貧相なんだ
- 157二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:34:36
シチーさんも一晩でガラッと変わったしふわっとした部分が気になったらドンドン存在しない記憶を思い出していけ
- 158二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:34:56
双子岬で太陽を浴びていたクロッカスは、海に不思議な樽が浮かんでいることに気づいた。
見た目は普通の樽なのだが、妙に光り輝いているのだ。
彼は『何となく』気になって近づいてきた樽を引っ張り上げると、少なくとも人一人分の重量を感じる。しかもその重さのかかり具合から、中には人が入っているようだ。
樽の中を覗いてみると、大きな水晶玉と一緒に少女がぐっすりと眠りながら、丸まって入っていた。
そしてクロッカスは、その少女に見覚えがあった。いや、その種族に見覚えがあるという方が正しいだろうか。
ウマの耳と尾を生やしたウマ娘という種族。それが樽の中で寝息を立てている。
クロッカスは彼女の頬を軽く叩く。
すると彼女は目を覚ました。
「うわぁ!?…えっと、あなたは?もしや…海賊ですか!?」
「私はクロッカス。海賊はとうの昔にやめた」
少女はほっと撫で下ろし、先程の少し怯えた様子から打って変わって明るく笑う。
「水晶玉を上に乗せて眠っていると吉!当たってくれて助かりました!」
温度差に面食らうクロッカスだったが、彼女が何者なのかを問う。
すると彼女はあっさりと答えた。
「マチカネフクキタルです!今はえっと…家出中なので少しの間泊めてください!」
フクキタルは勢いよく頭を下げ、そしてそのまま樽ごとひっくり返ってしまった。 - 159二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:37:52
これはこれでいいな!
- 160二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:38:22
自分のSS語りになって申し訳ないのだけれど…
自分の中では、海軍はウマ娘とか関係なく保護した人に目的地があって、
行き掛けの駄賃になるくらいのところなら、送ってくれるだろうなーっていうのと、
海軍将校にウマ娘が多数いる(特にルドルフ)がいるから、
ウマ娘に対しての理解がある(表側だけでなくて裏側も)から、
遭難しているウマ娘が友達のところに行きたい、と言ったら
気を効かせてくれる人もいるんじゃあないかなぁ、なんて考えてたりします。
ちなみにフクキタルは耳と尻尾を隠し、ウマ娘という事を隠して保護されましたが、
見る人が見たらバレバレで、見てみぬふりをしてくれた…という設定を今思いついた。
たしぎはフクキタルがウマ娘だとは気づいてないと思います
- 161二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:40:43
ローライスから一旦足を洗って他の明るいクロス概念考えようと思ったのにスレ見てたらいつの間にか更に書いちゃった…致命的な設定ミスが会ったら指摘お願いします。
ローライス過去編
ライスが住んで村はとても貧相で貧困に苦しんでいた。彼女はカリカリの実を食べたことで懸賞金が掛けられた。舞い込んだ金の話にに目が眩んだ村人達は暴走し、自身が住んでいた孤児院が襲われ「助けなければ良かった」「お前は家族なんかじゃない、不幸を呼ぶ呪いの子だ」と叫ばれながら目の前で育て親を殺される。
共に世界から見捨てられたローとライスは、ライスが窮地にあったとき知らず知らずにローが口八丁で助けた形で出会い迫害されながらも行動を共にする。ローは同じ境遇に同情心と能力の利用を、ライスは助けてくれたローに感謝を持つ。お兄様と呼ぼうとするがそれは激しく拒絶された。共に行動している内にこんな優しい奴ですら見捨てるんだという風にもローは世界に絶望し、自暴自棄になっていた。爆弾で死ぬならそれはそれでライスももうこれ以上傷つかなくなるからと一緒にドフラミンゴのもとへ行きファミリーに入る。
コラソンと出会う、最初は追い出すために酷いことをするが、喋れない(と思っている)相手にずっと優しくするライスに絆され何だかんだでロー共々仲良くなっていく。この何処かでコラソンとライスはローを守る約束をする。
しかしコラソンがローの病気を直すために旅に出ようとして、ライスも連れて行こうとするがローは「少なくとも今は自分を家族と呼んでくれる場所があって安心している」「ライスにファミリーの真実を何も知らせるな」「どうせおれを助けようとするやつは誰もいない」「その姿を見せてこれ以上ライスを絶望させるな」と言い彼女を置いていくことになる。
ライスとローを海軍逃がし助ける目処が立ちライスに何かしらの方法で集合場所を伝えるが原作通りそれは失敗した。集合場所には誰も来ず、何も知らずにライスは自らファミリーに戻りドフラミンゴから嘘を吹き込まれた。
「もしローを正せなかったらローを殺してお前も死ね」とライスに言ったのは始めて会ったときのローに対するドフラミンゴの意趣返しである。 - 162二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:41:11
- 163二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:44:40
- 164二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:45:08
158を書いたものだが、樽から出てくるのはルフィとコビーの出会いをオマージュしたかったのよ
ルフィとの出会いでコビーが変わる。
フクキタルはクロッカスと出会い、彼の手引きで変わっていく。
そんな事をイメージしてた。
実は21を書いたものでもある - 165二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:50:54
- 166二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 00:52:13
しかしこう序盤が充実してくるとアネキタルとの過去回想の曇らせ回も見たくなるな(強欲)
- 167二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:01:02
先ほど>>29で言ってた頂上戦争後のグラスSSができたので投下しようと思う
“偉大なる航路”後半の海 新世界 とある島
そこにひっそりと白ひげとエースの墓標が建立されている。
そこを訪れる二つの人影があった。
白ひげ海賊団の一番隊隊長マルコと、四番隊隊長グラスワンダーである。
「また来てたのかよい」
「はい。自分の気を引き締めるために」
「へぇ…そいつはどうして?」
「今回の戦争で二人を助けられなかったのは私の不徳の致すところ。だから_」
グラスの独白を聞き、マルコはため息をついた。
そして、諭すように語りだす。
「それは違うよい」
「いいえ!私のせいなんです!あの時私が動けていたら_」
「あの結末は多くの要因が重なった結果だ。誰か一人に責任を負わせるなんてできねェ」
「でも…!!」
「いい加減自分で抱え込むのはやめとけ。そんなお前を見ても二人は喜ばねぇだろうよい」
- 168二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:01:59
マルコの淡々とした諭しに、感情的になった気持ちが沈静化する。
でも、どうしても譲れないことがグラスにはあった。
「…駄目なんです。そう考えてしまったら、私は…自分が許せなくなりそうで…」
「まったく、頑固なのは変わらねぇな」
「…すいません」
やれやれとばかりに首を振ったマルコに、グラスはバツが悪そうに顔を下げた。
同じ海賊団に長年所属する中で、お互いの性格は熟知している。
マルコはグラスがこうなることをハナから分かっていたようだった。
「けど、そのままじゃあ駄目だ。そんな気持ち溜め込んでたら、いつまでも前に進まないよい」
「そんな気持ちとは?」
「お前の本音だよい、グラス。親父やエースが死んでから、皆の前で気持ちを押し殺してただろ?」
「何故…」
「何年付き合いがあると思ってんだ?話してみろよい。人払いは済ませてある」
- 169二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:02:44
初めて白ひげにあったのは、先頭の最中だった。
ロジャー船長と互角に渡り合う強い海賊。そのくらいの印象。
でも、殺し合いの中でその姿を知るにつれ、ある考えが浮かんだ。
私には『父親』がいなかった。生まれてから母との二人暮らしで、父親の記憶がない。
知っているのは、この海の何処かで航海していることと、母の目から見た人となりだけ。
ただ、私達家族への仕送りは頻繁に行われているらしかった。
幼い頃人攫いに捉えられ、同世代のウマ娘5人で奴隷船に乗せられたので、詳しくは聞けていなかったけれど。
その、母の語っていた父親と白ひげに、奇妙な共通点が多くあったのだ。
私の父親は白ひげなのではないか_そんな疑念を抱いていたある日、ロジャー船長が自首した。
海賊団は解散し、メンバーは散り散りになり、それぞれの道を歩いて行った。
年齢が近い兄妹分の6人は海賊団を立ち上げるなどしたが、私は疑念を確かめるため白ひげ海賊団を探した。
そして、知人の手を借りたりすること数か月、白ひげ海賊団との接触に成功した。
たった一人で頭を下げ、海賊団に入れてくれと懇願した私を、白ひげとクルー達はすんなりと受け入れた。
顔なじみではあったため、打ち解けるのもはやかったと思う。
クルーは白ひげを『親父』と慕い、白ひげはクルーを『息子』として愛す、家族に近しい関係。
そんなやり取りが不思議と嬉しかった。
よくよく考えれば、心のどこかでこの関係を羨んでいたのかもしれない。
白ひげ海賊団に入ってから1年。武功を挙げ、おでんさんが離脱した二番隊の隊長に推薦された頃、白ひげに呼び出された。
そして__
- 170二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:03:34
「そうだグラス。おれァお前の父親だ」
あまりにもあっさりと疑念の真相を口にした。
母を安全のためトレセン諸島に残したと言い、私達に苦労をかけたことを謝罪した。
頭を下げる父親に、顔を上げるように言った。
確かに大変なことはあったけど、母は幸せそうであったし、父親が素晴らしい人物であったことにほっとしたのだ。
「なぁ、グラス。おれが父親で良かったか?」
「はい…!」
ただ、一度でいいのでトレセン諸島に顔を出すよう意見した。
これ以降、私は白ひげを『お父さん』と呼ぶようになった。
それから数年。父はある海賊を迎え入れた。
名を、ポートガス・D・エースさん。最近頭角を現したルーキーだ。
最初は反抗的で、父の暗殺を何度も企てては返り討ちにあっていたが、時間が経つにつれ、船になじんでいった。
私とも関わることも多く、彼の人となりも見えてきた。
絶対に自分から逃げようとはせず、自分にとって大切な人を侮辱する発言には黙っていられず、衝動的な怒りに任せて相手を殴り飛ばす事もある。
その性格は、かつてのロジャー船長と瓜二つだった。
それが心に引っ掛かり、私はエースさんを気に掛けるようになった。
- 171二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:04:23
「何故、そこまで急ぐのですか?」
「おれは生きた証が欲しいんだ」
単に、その危なっかしさをほおっておけなかったのかもしれない。
その後のエースさんは活躍し、隊長を任せてもいいのではないかという声が挙がった。
実力的にも十分だろうとみこんでの推薦。
「エースさん、二番隊隊長をやってみる気はありませんか?」
「俺が?」
私自身も隊長という立場にこだわりはなかった為、エースさんに譲ることにした。
そんなある日、船内で仲間殺しが発生する。
加害者は古株のクルーだったマーシャル・D・ティーチさん。殺されたのは四番隊隊長のサッチさん。
その知らせを聞いたエースさんはケジメをつけさせるといって船を飛び出した。
その背中にロジャー船長の姿が重なり、凄く嫌な予感がした。
本音を言えばすぐに追いかけたかったが、臨時で四番隊隊長に就任したのもあり船に残った。
- 172二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:05:04
結果として、嫌な予感は的中。
エースさんは敗北して投獄され、公開処刑が発表。
白ひげ海賊団と傘下の海賊の皆さんで海軍本部に乗り込んだ。
エースさんの弟ルフィさんの一団との共闘もあり、エースさんの救出に成功する。
しかし、赤犬の挑発に対しエースさんはロジャー船長を思い出す行動にでて、最終的にルフィさんを庇い命を落とした。
父は、海軍本部と共に心中することを選び、激しい攻撃を受けた末、立ったまま絶命した。
そして今、私は生きている。
それが堪らなく悔しかった。
「私は…よかったのに…」
父にもエースさんにも、逃げてほしかった。
たとえ無様な姿をさらしたとしても。
一緒にいれればそれ以上は要らなかった。
「私はただ、大切な人と生きれれば良かったのに!!」
生き延びた者の気持ちは分かるはずなのに、自らの命を犠牲に他者を生かした二人に対し。
怒りを感じてしまっている。
それが二人の決意と覚悟だとわかっていても。
- 173二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:05:31
- 174二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:06:07
いい…とてもいい…
- 175二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:08:31
クロッカスは彼女を家に泊めることにした。
フクキタルの故郷であるトレセン諸島に帰そうにも船はない。
帰す手段がない以上、海軍の船か海賊船、もしくは客船が来るのを待つしかなかった。
とりあえず彼女を椅子に座らせ、ホットミルクでも出すことにした。ピンピンしているが、樽の中で過ごしていたのだ、心落ち着くものを出した方がいいだろうと彼は考えた。
フクキタルはホットミルクを受け取る。
「ありがとうございます」
クロッカスは向かいに腰掛け、何故家出したのかを聞いた。
「えっと…言える範囲で構いませんか?」
「もちろん」
彼女はゆっくりと語る。
「家出というよりは、故郷出?という方が正しいかもしれません。わたし、占いが好きなんです。得意でもあります。でも、わたしの故郷の人たちは誰も信じてくれませんでした。ですが、姉だけは違いました。いつだってわたしの味方でした」
こくりとホットミルクを飲んだ。
だんだん早口になってしまっていたが、これを飲むと心が落ち着いた。
「そして1週間ほど前、ついに故郷の人たちがわたしを追い出そうとしました。姉はわたしを庇って樽に入れ、わたしの占いを待ってから『フクキタルはきっと大丈夫。わたしの自慢の妹。すごい子なんだから』と言って、わたしを逃してくれました」
本当は故郷のみんなや姉が奴隷狩りから守ってくれたのだが、フクキタルはクロッカスに心配をかけまいと嘘をついた。
その嘘に気づいているのかいないのかは分からないが、クロッカスは深くは追求しなかった。
「もう一杯…飲むか?」
その言葉に、フクキタルはゆっくりと頷いた。 - 176二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:26:52
続き
クロッカスとフクキタルの奇妙な同居が始まって二ヶ月が経過した。
フクキタルは日課の占いのほか、意外と炊事洗濯も出来たのでクロッカスも騒がしい孫が出来たようで中々にこの関係を楽しんでいた。
ある日の朝、フクキタルは水晶玉に両手を翳し、何やら唱え始めた。
「フンニャカハンニャカムギムギワラワラ!」
そのあと暫く水晶玉を見つめたあと、叫んだ。
「出ました!えっと…?羊?麦わら?D?…え?」
彼女自身何なのかよく分かっていないようだ。
しかし、占いで出た以上、なんとか意味を見いだそうと頭を捻る。
腕を組んでひたすら唸る事1時間。ようやく答えは出たようだ。
「羊に乗った麦わらを持つディーさん!…自分で言ってて何言ってるのかわかりませんが、この人に会うのが吉!」
そう言ったあと、彼女は頭を抱えて蹲った。
「て言ったってこの二ヶ月クロッカスさんにしか会ってませんよ!?」
その日、リバースマウンテンの頂上から大きな、それはそれは大きな、まるで時代を変えるかのような笑い声が聞こえてくるのだった。
- 177二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:43:10
- 178二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:47:27
クロッカスの背後に立つフクキタルを見たサンジは、体をワナワナと震わせていた。
そして彼は思わず咥えていたタバコを落としてしまった。
「おいルフィ…お前今、ウマ娘族っていったか…?」
「ん?ああ、ウマ娘族だ!シャンクスのところにもスペって奴がいたけど、スッゲェ強えんだ!あとめちゃくちゃ食べる。もしかしたら俺以上だ!…ん?おいサンジ!」
サンジは途中の方から聞いていなかった。ただただウマ娘族に会うことが出来た己の強運に感謝していた。
「ウマ娘族…ウマの耳と尾を生やしたレディたちしかいない種族。その美しさは地上の人魚と形容されるも戦闘力は高く、名だたる海賊団や海軍にも名を連ねるという強く美しいレディたち…!そんなウマ娘に出会えるなんて俺ぁ幸せだぁ!」
ルフィはサンジを無視し、フクキタルを見た。海賊は歌う。だからこそ、コックと音楽家、そして歌うウマ娘は是非とも欲しかった。
「オレはモンキー・D・ルフィ!お前、名前は!?夢はあるか!?」
「マチカネフクキタルです!夢は長生きすること!ただ今絶賛家出中です!」
羊に乗り、麦わらを持つディーの人物。
フクキタルの運命を変えるのは、彼だ。 - 179二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 01:49:37
すこよ
- 180二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 02:06:58
そういやサンジはウマ娘族を見たの初めてじゃなさそう。
ジェルマ66で働くウマ娘も何人かいると思うし。
というか著名な王族って一人二人ウマ娘囲ってそう。 - 181二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 02:09:17
ブルボンがジェルマにいる怪文書もあったな
- 182二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 02:11:06
うーんローグタウン派が優勢かな?
元々夢の宣誓させたいって人多かったからねえ - 183二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 02:23:03
- 184二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 02:26:22
- 185二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 02:27:48
元々多数派だったのもあるし、無意識にローグタウンから参加の方がいいと思ってたんだろうね
- 186二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 06:44:44
俺はフクキタルエピソードいる派だったけどこうやって形にされてお出しされるとこれはこれでよし!
フクキタル編書いてくれる人がいるならそれもまたよし! - 187二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 07:20:54
頂上決戦後のカノープスとテイオーの存在しない記憶を文章化してたら、筆がのりすぎて、ワードで13000字とか行っちゃった。
投稿して大丈夫でしょうか? - 188二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 07:25:08
- 189二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 07:31:49
- 190二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 07:39:17
幻覚が効きすぎてライスのキャラソンのささやかな祈りがコラさんに捧ぐ曲のような気がしてきた
- 191二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 07:51:02
ネタ出しの一環にターボがお尋ね者になる流れ色々考えたんだが、侵入禁止のエリアに入って見てはいけない物を見てしまった、とかどうだろう?
ターボ自身は大したものじゃないと思っているが、政府側からしたら知られている可能性すら摘んでおきたいみたいな
で、適当な理由で捕縛しようするんだが、それにネイチャ達が反発して皆で逃げ出し海賊へ
まあ見てはいけない物が何なのかイマイチ思いつかんけど - 1923921/09/12(日) 08:37:33
- 193二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 08:40:53
寝てる間に良SSが量産されてる…
- 194二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 08:42:14
ワンピ世界だと、空気を蹴って空を走れるわけで。
さらに言えば、空気より海水の方が密度があるから、蹴りやすい訳で。
そのへん考えてくと、昔は、脚力を鍛えて月歩の域に達した、ウマ娘が、海流に乗って、海面を走る事で「渡り」とかをやってたのかもしれないなぁって思った。現実でも、鹿やイノシシが、泳いで海を渡ったりしてるし。
トレセン諸島の島同士の交通は、船じゃなくて、ウマ娘が走ってそう。 - 195二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 09:04:51
人魚と魚みたく、ウマ娘は馬と会話が可能という設定はどうかな。
シェリーとか、キャベツの愛馬と会話するシーン絶対にあると思うの。 - 196二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 09:10:23
何スレか前にアイネスフウジンがそんな感じで配送のバイトしてる設定あったな
- 197二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 09:34:37
一晩というか夜に一気に消費されるよね
- 198二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 09:41:41
ただやっぱり自分の設定が人口に膾炙するのはうれしいもんだな
- 199二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 09:42:13
一般的に昼間はみんな別のことやってるだろうしね
- 200二次元好きの匿名さん21/09/12(日) 09:44:20
200ならSS書ける人が増える