- 1二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:24:39
- 2二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:25:26
そうだな
よし書け - 3二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:26:26
利き手がガラ空きではないか
書け - 4二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:26:30
"NTRやんけ~"
- 5二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:26:59
書いてください_|\○_
- 6二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:48:21
ナギちゃんは柔らかい日差しが差し心地よい風が通り抜ける庭でティーテーブルに座り、楽しそうな子供達の笑い声が響き渡る様子を眺めながら旦那と「この穏やかな時が、本当に幸せです」と語り合い、紅茶を飲んでるとそこに「ママ〜来て〜!」とやってきた子供が待ちきれないとばかりに急かす小さな手に引かれて、それに「はいはい…」と楽しそうに紅茶を置いて立ち上がり、小さな子供の手を優しく握り返して庭へと一緒に歩き出し、幸せそうにしてるのが似合う
- 7二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:50:21
- 8二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:52:16
ナギサがトリニティのティーパーティーの一員であったのはもう昔のこと。
彼女は卒業後結婚し、穏やかな日々を過ごしていた。
ある晴れた昼下がり、向かいに座る彼女の旦那様と共に彼女達の家の庭園で遊ぶ子供達を見守る。
机の上には高そうな皿に乗ったスコーンにサンドイッチに紅茶。
いずれも彼女の愛する夫のセレクトだ。
“相変わらず元気だね。あの子達は…”
彼女の夫は元気に駆け回る子供達に優しい視線を向け、穏やかにそうこぼす。
「ええ。一体誰に似たのか…」
とんと、見当もつかないとしらばっくれるが、彼女の旦那様はお構いなしだ。
“ナギサも、結構なおてんばだからね”
「からかわないでください」
ナギサは心外と言わんばかりに自身の夫をむっと睨みつける。
“ごめん、ごめん”と返す夫はご機嫌取りに愛の言葉を囁く。
「まったくもう…」
ナギサは呆れがちに「分かりましたよ」とため息を一つつく。
「その代わり、子供達の遊び相手をお願いします」
ナギサに釣られる形でちらと庭を見やると、子供達が手を振っている。
遊んでほしいのだろうが、二人の邪魔をすまいと気を遣っているのだろう。
“誰かに似てよく出来た子達だ”
「ええ。誰かさんに似てとても優しい子達ですから」
彼は椅子から立ち上がると、小走りで子供達の方へと駆け寄るのだった。 - 9二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:54:13
ナギサの家柄的に考えたら嫁入りより婿入りの方じゃねえかな…
- 10二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:55:46
家を飛び出した可能性だってあるかもだぞ
- 11二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:57:21
ていうか旦那さんは誰なんだ…
- 12二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:07:57
ある日の夕べ。彼の書斎の扉がノックされる。
“どうぞ”
そう返すと、扉から断りの言葉と同時に満面の笑みを浮かべた彼の愛娘が入っていた。
「お父様〜お紅茶淹れたの!のんでのんでー!」
“うん。ありがとう。いただくね”
無邪気に差し出されるお盆の上のティーポットを受け取るとその中身をカップに注ぎ、口をつける。
“……っ!?”
口の中に広がるのは飲み慣れた紅茶では無く、土のような味。
彼は咄嗟に吐き出さなかった自分を褒めたい気分だ。
「どうどう?美味しい?」
“…ちなみに、何のお茶かな?”
無邪気に聞いてくる愛娘の頭を撫でつつ、彼は優しく問いかける。
そして、満面の笑みで彼女が言い放ったのは……
「綺麗な落ち葉があったから!お茶にしたら美味しいかと思って!」
その後、彼女は母親から雷が落とされたという。 - 13二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:21:34
幸せな世界だ…ずっとここに浸っていたい…
- 14二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:26:44
良い…ちゃんとお母さんしてる…
- 15二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:35:33
- 16二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:44:20
- 17二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:48:56
子供たちを寝かしつけた夜。
ここからは夫婦二人の時間だ。
「旦那様…」
昼は母親をしている分甘えられないナギサはこの時は自身の夫に存分に甘える。
寄りかかる妻の体温に、彼女の夫は優しく応える。
“ナギサ。いつもお疲れ様”
「いえ、好きでしていることですから」
そう言う彼女の声色もまた優しい。
“それでもだよ。ナギサはいつも大変なことをすすんでやってくれるけど…誰にも相談しないまま思い悩んでるのは君の悪い癖だから”
「本当に…結婚してからも私のことをよく見てくれているのですね」
“愛する妻のことだからね”
そう即答されて、ナギサは満更でもないようにくすりと笑う。
「では…今宵も甘えさせていただきます」
“うん。おいで”
その後、彼は一晩ナギサに甘えられたのだった。 - 18二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 11:11:39
ナギサが娘に雷を起こしてから少し、クラシックな雰囲気が漂うダイニングルームで、旦那がくつくつと笑いながら言った
"子供の発想って本当に面白いね、君も昔、同じように落ち葉で紅茶をとったことがあるようだし…親子だね?"
その言葉に、ナギサは思わず言葉を詰まらせる、そして顔を赤らめながらそっとカップを置き、視線を逸らしてぎこちなく応じた
「その……確かに、そんな話をしたこともありましたね」
照れ隠しでそっぽを向いたナギサの可愛らしい横顔に、旦那は優しく微笑むと、彼女が淹れてくれた紅茶を一口含み、穏やかに言った
"うん、美味しい"
すると、ナギサは少し拗ねた様子で唇を尖らせ
「それは…落ち葉の紅茶ではないから、という意味ですか?」
旦那はそれに首を横に振り、柔らかな笑顔で
"違うよ、娘もナギサも、愛情を込めて淹れてくれたから美味しいんだよ"
ナギサはその言葉にわずかに驚いたような表情をみせた後、目を伏せて、小さく微笑んだ