ここだけモモイが実は病弱だけどそれを隠してる概念 4.5

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:26:25

    病弱モモイスレ、落ちてしまったので立て直しです
    スレ主は歴代スレのスレ主や3スレ目から続く長編SSの方とは別人です

    長編SSのあらすじ
    ミレニアムの技術を結集した治療やミドリとの対話を経て精神的回復の兆しが見えたモモイ。ユウカはそんなモモイの現状に対して責任を感じているというヒマリの真意を問うことにした。

  • 2124/11/26(火) 21:26:50
  • 3124/11/26(火) 21:27:09
  • 4124/11/26(火) 21:27:34
  • 5124/11/26(火) 21:27:54
  • 6二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:28:19

    復活建て乙

  • 7124/11/26(火) 21:28:25
  • 8二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:33:27

    とりあえず10まで埋めた方がいいよ

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:33:38

    9

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:33:50

    10

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 21:34:04

    このレスは削除されています

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 22:47:03

    ヒマリ先輩がいる部室、特異現象調査部の部室へ入った

    「ヒマリ先輩、いますか?」
    「ユウカ、来ましたか」

    ヒマリ一人だけがそこに座っていた

    「ほかの皆は?」
    「今日は帰りました、それでユウカは話を聞きに来たのですよね?」

    ユウカは顔を縦に振る

    「……では話しましょう」

    それは今から数年前、まだヒマリがミレニアムサイエンススクールに入る前
    ヒマリ曰く既に病弱でとても可憐で清楚な超天才美少女な頃の話だ

    ……最後の一言余計ね

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/26(火) 23:12:48

    ――――――

    病弱であったため私は入退院を少し繰り返していた
    既に超天才であったため、そして入院中はとっても暇だったため持ち込んだPCで色々と何かをしていた

    そんなある日、一人の小さな女の子が私と同じ部屋に入院してきた
    今と変わりない亜麻色のセミロングの髪をした女の子だ
    その女の子の名前は「才羽モモイ」

    正直言えば入院当初は私より状態が悪いようにも見えたが、この病院で治療をして一応回復はしているようだ
    ヒマリは声を掛けてみる

    「初めまして、私は明星ヒマリと申します、貴方の名前は?」
    「…………」

    点滴が刺された腕で自身のネームプレートを指さした

    「才羽モモイ、ですか……」
    「……うん」
    「では、モモイちゃんでいいですよね」

    それが初めて才羽モモイとの出会いである
    よくモモイちゃんの妹、つまりミドリもお見舞いに来ていたようで、その時はお二人の邪魔をしてはいけないと思いカーテンの向こうで大人しくPCを触っていた

    さて、なぜ今のモモイちゃんのようになった原因は私、ヒマリなのかというと、モモイちゃんと同じ病室で親交を深めていた時に私が余計な事を教えちゃったから

    そう、偽装である

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 06:48:44

    今度こそ忘れないよう保守

  • 15二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 15:29:23

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 22:33:58

    教えたのはたまたまだった、気まぐれだった、
    私と同じぐらいのいい子だと思ったのでまさかやるとは思わなかった

    「ここをこうして、こうすると……ほら、ここに侵入できますので」
    「うん……」
    「ここをこうすると……ほら、出来ました」
    「うん……」

    モモイちゃんは薄い返事をしなかったのでこの事についてはあまり興味が無いのかなと思った

    それから、私から偽装のやり方は教えなかった、それ以外のおしゃべりに夢中だった
    モモイちゃんも偽装のやり方をもう一度教えてとは言ってこなかったので、そのことについてはすっかり忘れていたのだろうと思っていました
    だた、それは忘れたふりだった……モモイちゃんはずっと覚えていた
    私は偽装方法を教えてからしばらくして先に病院から退院しました
    以降再びモモイちゃんと会うのはミレニアムに入るまでです……

    そのモモイちゃんが偽装してたという事を知りすぐさま私も調べました
    その偽装の痕跡を見てすぐにわかりました
    私が昔知っていたやり方だと

    診断結果をよく見せるための、今でもなかなかばれないようなやり方
    それをモモイちゃんに教えてしまったから今の状態になっている
    あの時、偽装方法を教えずに確りと自身の身体と向き合わせて治療をしていたら、今がもっといい状態に変わっていたはず

    私が教えたから

    ――――――

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/27(水) 23:09:04

    「これが、私の最大のやらかしです」

    嘘はついていないように思える
    が、念のためにヒマリ先輩にその入院した病院と時期を聞きだしヴェリタスに調べてもらうように指示をした

    「本当にそれが事実なのであれば……」
    「……」

    ヒマリはシュンとしてしまっている
    ただ正直言えば、どういった経緯でヒマリ先輩とモモイとの接点があったのがあの時に凄く気になっていた
    だからヒマリ先輩を過去の出来事で今更攻めるつもりはない

    「……事実なのであっても、もう過ぎたことです」
    「……」
    「過去の事はどうやっても変えられません、だから私は責めはしません、ただこれから先、モモイが元の元気な状態になるように見守ってください」
    「……ふふっ、優しいのですねユウカは」
    「あと、絶対にそういう事は他人に教えてはいけませんからね!」
    「私もその1回きりですよ」

    そういい、いつものヒマリ先輩に戻った
    一通り吐き出して気が楽になったのだろう

    私としてもこれ以上湿っぽいミレニアムは嫌だ
    ガヤガヤと明るくうるさいいつものミレニアムになって欲しい
    だから今はモモイがもとの元気な姿に戻ることを祈る
    正直に言えば「早く」元気になって欲しい
    でも焦りは禁物、慎重に、焦らずに
    慌ててしまうと以前の二の舞になってしまう

    私は特異現象調査部の部室を後にする

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 06:49:10

    保守

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 13:20:19

    早めに保守るか

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 21:19:42

    今日のやることは終えた
    さて何をしようか、と考え自然に治療室へと足を運ぶ
    その治療室に入る、モモイはいつもと変わらずぼーっとベットに横になっている
    実に詰まらなさそうだ
    そんなモモイに声をかける

    「モモイ、こんばんは」
    「……」

    相変わらずの無反応、というか無言の反応というべきか……
    私がモモイの頭に手を伸ばし頭をなでる

    「ひっ……」

    少しびくっとしたような反応を見せた

    (そこまで驚くことないじゃん)

    そう思いモモイの頭を優しくなでる
    目があまり見えていない、とはいう物のどこまで見えていないのだろうか……
    目の前で手をブンブンと振ってみる
    また同じようにびくっとした

    (完全な失明ではなく、ストレス性の急性なものだからそれはある意味安心ね)

    そしてユウカはモモイの耳元に顔を近づけ耳元で囁いた

    「これで聞こえるかしら、モモイ」

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 06:50:19

    保守

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 18:16:59

    ほしゅ

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 22:38:00

    「私ね、モモイには自分の心に正直に生きて欲しいの」
    「モモイは何かなりたいことある?……って聞くまでも無いわね、健康になりたいよね」
    「ねえモモイ、私はね……」
    モモイに届くかどうかは分からない、正直響かなくてもいい
    これは私の我儘でもあり、辛みを少しでも軽減するための行為

    「……私はね、モモイはモモイの心に従うままに生きて欲しいの」
    同じような事を再び言う
    これは私の嘘、必死に自分自身に言い聞かせている、自己暗示のようなものだ
    モモイには是非とも前のモモイに戻って欲しい

    「一度きりの人生だからね、モモイがどうしたいのか、モモイ自身が決めること」
    「だから……まずは薬を飲まずに体を自由に動かせれるように、また一杯……」
    これではダメ、今度は私がモモイに呪いという名の縛りを与えてしまう

    「違う……モモイ、お願い、貴方の声を聞かせて……」
    「貴方の心の声を聞かせて、今すぐでなくてもいいから……ね」

    モモイが今どう思っているのか、心がどう揺れ動いているのか
    それはミドリにしかそれがわからない
    直接聞いて、受け止めて、感じて、考えて……
    それができるのが一番いい
    私はモモイの味方、ただしダメなものはダメだとも言う、味方という物はそういう物でしょ?
    今すぐが一番うれしいが、無理をさせてはいけない

    「それだけよ、聞いてくれてありがとう」
    私はモモイから離れ治療室から出た

    「……ありがと、ユウカ」

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:23:38

    それから数日
    ミドリは相変わらず毎日治療室に向かいモモイと話したりゲームをしている
    そもそもとしてモモイはゲームが大好き、それを今までできていなかったから当然ストレスは溜まるのは容易に想像できる
    ウタハからの治療室内の映像を共有してもらった
    なんだかプレイ中少し表情が出てきたようにも見える
    勿論と言えば悲しくなるが、プレイをやめた後はいつもの表情に戻る

    何かが足りないの?
    ミドリでもない何かが足りない?
    あと少しの一押しする何かが足りない?
    それは単純な物?人?何?
    悩めどいい案が出てこない
    今のモモイはミドリ以外に心を閉じている状態
    何が足りないのか直接モモイに聞いてみたいが肝心な事には答えないだろう

    「あら、悩み事ですか?」
    ノアが顔をのぞかせてきた

    「モモイの事ですか?」
    「まあね」
    「なかなか元気になりませんね」
    「でもあと一押しなのよ~」
    「一押しとは?」
    「なんというか……こう、一押しなのよ」
    「ドツボに入っていますね」

    確かにドツボと言えばドツボだ
    こういうドツボな状態の場合、その解決方法が意外と近くにあったりする場合がよくある

    「あっ」

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:01:02

    保守

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 19:12:57

    ほし…

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:12:55

    他の刺激が足りない?
    最近はモモイとミドリだけの交流ばかりだ
    だからさらに新たな刺激が、ミドリ以外の誰か必要と思われる
    その最適な人材と言えばユズとアリスか?

    そろそろ他の人とも一言二言話せるようになって欲しい
    モモイのミドリ以外の身近な人と言えばゲーム開発部だ

    「ごめん、ちょっと行ってくるわ」
    「いってらしゃい」

    早速ゲーム開発部に行く

    「ユズとアリスいるかしら?」
    「は、はい……なんでしょうか?」
    「ユウカが現れました!」
    「二人とも、そろそろさらに次のステップに行こうと思うの」
    「あの、もしかしてモモイについてですか?」
    「ええ、そうよ」
    「モモイがついによくなったのですか!?」
    「落ち着きなさいアリス、今はミドリが心の治療をしている所、正直言えばゆっくりとは進んでいるがあと一押し足りない感じなのよ」
    「はい……」

    アリスが明らかに落胆した
    転院前の病院でアリスが言ったように、アリスにとってモモイはある意味親みたいなものだ
    だからずっと心配で心配でたまらないと思う

    「そこで次のステップよ、二人とも、またモモイに会いたいよね?」

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 06:49:18

  • 29二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 17:27:40

    ちょっと危険なかけかな

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:42:11

    「会いたいです!!」

    アリスが前のめりになる
    ただここはひとつ落ち着いて欲しい

    「とは言うものの、ミドリにモモイの状態を聞いてからだから、これは私の思い付きだから……」
    「そうですか……」

    再び落胆するアリス
    感情の起伏が激しい、がアリスがそうなるのも仕方がない

    「とりわけアリスは会ってみたいという事よね、ユズは?」
    「私は……」

    ユズは少し考えた上で答えた

    「あの、い、いきなりぞろぞろと入るのは逆にモモイへの負担になるのではないのでしょうか……?」

    確かにそうだ
    性格にもよるが健常者にとって一人や二人は大した差ではない
    だが相手は病気、特に心に問題がある
    慣れ親しんでいるとはいえ大きな差だ

    「そうね……ユズには申し訳ないけどアリスと少しずつ慣れさせるという事でいい?」
    「私は構いません」
    「アリス、問題ないです!」

    よし!あとはミドリに確認しなきゃね!

  • 31二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 06:43:58

    ほす

  • 32二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 16:03:20

    ほーしゅ

  • 33二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 22:20:36

    今ミドリは治療室でモモイと居る
    とりあえずミドリが出るまで外で待機しよう
    それからしばらくするとミドリが治療室から出てきた
    すぐ様私は声を掛けた

    「ミドリ、ちょっといい?」
    「あっ、ユウカ、なんでしょうか?」
    次に実施しようとする事を伝えモモイの現状を聞いた

    「なるほど……確かに私も行き詰っているような感じは否めません……お姉ちゃんの状態も悪くも安定はしているのでやってみる価値はありそうです」
    「ただし無理はしないでよ、何異変があったら素早く中止してモモイの安全の確保を優先するようにお願いね」
    「はい、分かりました……それでいつしますか?」
    「まだ医療部員に何も言ってないから……早くても明後日ぐらいかな……?」
    「分りました、この事はお姉ちゃんにも伝えた方が良いですか?」
    「そうね……突然来るより事前に周知して精神的負担を軽減、と思うけど……う~ん……」

    意外な悩みどころね
    事前に言えば心の準備により精神的負担を軽減させれると思うが……
    考えたくもない想定だが、アリスに会うのが今は嫌な状態の場合、それを言う事でプレッシャーとなってかえって負担がかかるかもしれない
    そうであれば突然の訪問も過大な精神的負担にもなる
    ただ、こう考えていると「やる理由」より「やらない理由」を探し出してしまうのがいけない

    「よし!じゃあモモイにも伝えてもいいわ」
    「はい!わかりました!」

    私は医療系部員にも確認を取った
    やれることはやってみようとの事ですんなりと了承してくれた
    明日は急すぎる、明後日も少し急だ、だからアリスも面会は明々後日にする

    油断しちゃだめよ、私

  • 34二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 07:58:26

  • 35二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:10:23

    しゅ

  • 36二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 21:51:58

    3日後……
    急であったったため以前の様なC&Cに協力といった万が一の事態が発生した時の対応も含めた対策は一部で出来ていないが、そこそこな対応は取れた

    「じゃあミドリ、アリス、頼んだわ」
    「はい」
    「アリスに任せてください!」

    ミドリはいつもの調子、アリスは久しぶりにモモイに会いたくてわくわくしているのだろう

    「ミドリ、アリス……モモイの様子がおかしくなったらすぐに確保体制に移行するのよ……こう言うのもつらいけど」
    「うん、私も分るよ……」
    「ですが、これは全てモモイを救うことに必要なのです」
    「そうねアリス、じゃあお願いね」

    改めて言い、ミドリとアリスは治療室へと入る

    (さて、私は治療室外で中の様子を見てみようかしら)

    ユウカはタブレットを取り出し中の様子を観察する
    アリスは凄い溌剌としてモモイに話しかけているように見える
    モモイの状態は……流石に変化は無いようには見える
    まあ今さっき来たばっかりで突然変化が起きても想定外過ぎて私もこまるわ

    とにかく今日も無事に終えますように……

  • 37二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:30:01

    一時間、二時間と時間が経つ
    問題なく事は進んでいるようだ

    (……ん?)

    一瞬だが、気のせいか?
    モモイが、一瞬アリスに反応してたように見えた
    顔を振るといった事すらしない状態だったのだが、少しだけ、顔を振った気がした
    確か録画機能はあったはずだからあとからウタハ先輩にデータを抜き取って後ほど確認しよう

    変化はあるのか?
    私としては変化があった方が嬉しい
    勿論良い方にだ

    『また元のモモイに戻って欲しい』

    これを心にして行動をしている
    だから焦らず、石橋を叩いて渡る化の如く慎重に……
    とは思う物のこのステップアップは慎重に欠いている事を、今更だが反省しないといけない
    ちょっと気を焦り過ぎた
    だが石橋をたたき過ぎて壊してしまう様な事、つまり慎重にしすぎて期を逃してしまう事もあってはならない
    丁度いいタイミング、これはミドリにモモイの状態を細かく聞かないといけない
    それを以って新たな試みをするかどうかの判断
    今回のはそのタイミングについての確認把握をすべき順序がダメ

    ……まあ反省は後にするとして

  • 38二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 06:53:14

    ほしゅ

  • 39二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 18:04:50

    保守

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:39:20

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:48:29

    更に1時間経った
    モモイ、ミドリ、アリスは治療室でゲームをしている
    今の所大人しい、普段、ここ最近の普段のモモイの様子とは目立って変わっていないように見える
    ただし、変化はある可能性がある
    それからしばらくするとミドリとアリスが治療室から出てきた

    「二人とも、お疲れ」
    「お姉ちゃんと一緒にいから疲れないよ」
    「久しぶりにモモイと話せて楽しかったです!」
    「そう、ならよかったわ」

    一緒にさっきの反応らしきした箇所を確認しようか……
    私だけでもいいが、特にここにいるミドリとアリスには変化をより感じさせたい

    「ねえ、二人とも、中の様子をここで見ていたのだけどちょっと気になる所があったの、一緒に確認しない?」
    「はい」
    「分かりました!」
    2人の了解を得られた後、早速ウタハ先輩の所へと足を運んだ

    エンジニア部の部室の部屋に入る
    相変わらず室内にはよくわからない物が多量にある
    その奥部屋にある作業机の傍らウタハ先輩がいた

    「ウタハ先輩」
    「ユウカ、どうしたの?モモイの事?」

    察しが良い、ここ4時間の治療室の映像データを抜いて欲しいと言うと二つ返事で了解をしてくれて直ぐに作業に取り掛かってくれた
    そのデータを受け取り早速ミドリとアリスとで映像の問題の箇所を確認する

    あの反応、私の見間違いではないように……

  • 42二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 06:58:41

  • 43二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 18:12:31

  • 44二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:27:24

    アリスに反応…回復の兆しが?

  • 45二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:34:35

    (この箇所じゃない、もう少し前?……違う、もう少し後だったかしら)
    動画のシークバーを微妙に調整して該当箇所の時間帯にたどり着いた

    アリスがモモイに話しかけている個所を確認する
    ……やはりそうだ、見間違いではない!

    「……ミドリ、アリス、私が何を確認したのかわかった?」
    「……ごめんなさい、分からないです」
    「……」

    ミドリは分からなかったようだがアリスはじーっと映像と繰り返し見る
    よく観察し、そしてようやく気付いたようだ

    「もしかして……モモイがアリスの言葉に反応している、ということでしょうか……?」
    「ええ、僅かにだけど、反応しているわ」
    「私にも、もう一度見せて!」

    ミドリがそのシーンを確認する

    「ほんとう……本当だ……」

    ミドリは若干感情が高まって涙で潤んだように見える
    3人で確認し合った小さな前進
    だが、その小さな前進は大きな一歩でもある
    ようやく体感できたその前進、それを継続させる

    モモイが回復するその時まで、止めないわ

  • 46二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 06:48:06

  • 47二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 17:50:07

  • 48二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 18:57:23

    このやり方、正解の可能性が高いいう事が確認できた
    だが、正解だからと言って油断は大敵
    この考え方はあまりしたくはないが「そう思わせるように誘導している」という可能性もあるからだ、隙あれば再び……

    ただし、この事はミドリやアリスには決して言わない
    彼女たちには余計な心配、不安を抱かせずに目の前の事、モモイの心の治療に集中してほしい
    そういった不安などについては背負わせるべきではない、私が背負うべきだ
    心の治療に対し疑心暗鬼になってしまったら進めるものも進まなくなる

    「ミドリ、アリス、明日もいいかしら?」
    「はい!」
    「はい!勿論です!」

    ミドリとアリスの元気な返事が返ってきた

    (こうあるべきよね、ゲーム開発部は)

    悪い意味でもあるし、いい意味でもあるゲーム開発部の明るさ
    後は迷惑を掛けなく成果も安定してきっちりと出せれば一番いいのだが……
    そこは今は不問としよう

    とにかく状況が前進したこと、これだけでも十分だ

  • 49二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 20:10:24

    その後、ミドリとアリスは連日治療室に赴きモモイと話したりゲームをしたりしている
    モモイの状態も良好と思われる
    繋がれている管は今は、というかようやく点滴数本ぐらいになっている
    これに関しては医療系部員にも大きく貢献している
    彼女たちにとってはモモイは重要なサンプルかもしれないが、それでも今まで見捨てずに治療に付き合ってくれた
    これは感謝してもしきれない

    さて、最も重要な「モモイの反応」についてだが……
    おおよそ良くはなっているのだろうが目を凝らさないと分からないほどわずかな差である
    劇的ではない、が確実に前に進んでいる、これは自信を持って言える

    改めてこの治療についての大目的を再確認する
    『ミドリが与えたモモイへの呪いという名の縛りを解く、心を貫いている棘を抜く』
    これが目的だ
    決して仲良くゲームをさせてニコニコでお終いではない

    ここにはあと一つ足りないものがある、欠けているものがある
    それがユズだ
    噂によるとモモイがゲーム開発部に入部したきっかけがユズであるとの事
    だからユズも当然重要である
    モモイの目的が健康であるること、そしてもう一つの目的ががユズである

    モモイ、ミドリ、アリス、ユズの4人集まってこそのゲーム開発部でしょ?

  • 50二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 20:41:25

    ミドリにアリスが心の治療に加わって数日経ったある日……
    治療室前で待つユウカ、しばらくするともはや治療室常連と言っても過言ではないミドリとアリスがやってきた

    「二人とも、ちょっといいかしら?」
    「はいなんでしょうか?」
    「モモイの状態はどう?」
    「少しずつですか、よくなっています」

    それは映像で中を確認しているから知っている
    特にアリスに対する反応は映像でわかる位は大きくなっている
    しかしあえて聞く、それは認識の違いがあるかもしれないからだ
    そのすり合わせの結果、「よくなっている」という認識で一致した事、これが次へのステップに進むために重要である

    「よし、じゃあそろそろユズも来させましょう」
    「お姉ちゃんもきっと喜びます!」
    「久しぶりのゲーム開発部大集合、ですね!」

    アリスの言う通り久しぶりである
    特にモモイに目に見える範囲での異常が無い状態、つまり落ち着いている状態で4人が集まるのはいつぶりだろうか
    モモイが目が覚めた時は、モモイが生きていることに絶望していたしノーカンだとして、最初にモモイが裏路地にいたという報告された日以来だろうか
    そう考えると本当に数か月ぶりである

    「じゃあミドリとアリスはユズを呼んでもいいって事ね」

    更に医療系部員にもユズを追加してもいいか確認する
    勿論、と言えば驕りのように聞こえるが即OKをもらった

    後はユズの意思ね

  • 51二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 21:36:17

    このレスは削除されています

  • 52二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 21:46:53

    ミドリとアリスが治療室でモモイといる間、私はゲーム開発部へ向かう
    目的はもちろんユズだ

    「失礼するわよ、ユズ、いるかしら」
    「ぴっ!?は、はい、なんでしょう」

    いい加減慣れなさいよ、と思いつつここに来た目的をユズに話す

    「私ですか?」
    「そろそろユズも来てもいい時期かと思ってね」
    「私も行きたいです」

    少し悩むかと思ったが意外な即決である

    「モモイは大切な部員ですから……だから私も力になりたいです」

    弱弱しくはあるか力強い気持ちが込められた一言だ

    「じゃあ日時とか詳細が決定したら追って連絡するわね」
    「は、はい!」

    ようやく4人が揃う
    これでモモイもいい方向に向かえば最高だ
    ただし油断は厳禁、私も可能な限りのバックアップはするし万が一の備えもする

    何度目の決意だろう、だが何度目の決意でもいいの、皆でモモイを救うのよ

  • 53二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 22:40:36

    明日は会社の都合上更新できません、おのれ…

  • 54二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 22:51:27

    おっけー
    スレ主の為に…保守るね

  • 55二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 06:17:39

    保守

  • 56二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 16:42:09

    ほす

  • 57二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 22:20:46

    ようやくか…4人集合

  • 58二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 07:38:34

    保守

  • 59二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 18:38:35

  • 60二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 19:25:09

    それから二日後、治療室の前には私のほかにミドリ、アリス、ユズが揃った

    「皆勢ぞろいです!」
    「確かにここに集まったのは久しぶりですね」
    「そうですね……」

    ミドリ、アリス、ユズがそれそれ言う

    「今日も何も生きなければいいがね」

    モモイが万が一逃げた時のためにウタハ先輩も同行させた
    冷静に考えてC&Cに任せたら力の限り捕まえるかもしれない
    そこでウタハ先輩の技術の出番という訳

    「それが理想だけど、『万が一があって無策でした』というのも恰好つかないからね」
    「まあその時は任せてよ、この『絶対ふんわり捕らえる君Mk2-2nd』にね」
    「ネーミングについては……無視してもいいわよね?」
    「ちゃんと突っ込んで、悲しくなるよ」
    「……」

    めんどくさいような絡みかたをされたが、とりあえず万が一のは準備はできている
    ゲーム開発部の三人が治療室に入るのを確認し、私たちは外から監視カメラにて内部の様子を観察する

    ゲーム開発部3人によるモモイの心の治療の開始よ、とはいう物のいつもの通りゲームをする感じかしら……?

  • 61二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 06:24:36

    この概念すき

  • 62二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 18:05:04

  • 63二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 21:56:38

    ――――――

    「はぁ……」、とため息をつくのは才羽モモイ
    一人寂しく(つきっきりで治療してくれる部員もいるので厳密に言うと一人ではないが)天井のパネルの継ぎ目をぼーっと見ている
    そんな中突然いつもの訪問者が現れた

    「モモイ!アリス、再び参りました!」
    「お姉ちゃん、調子どう?」
    「お邪魔します……」

    妹のミドリ、アリス、そしてユズ
    いつもはミドリが来て、最近はアリスも来て……という事はそろそろユズも来るのかなと思っていたけど、ようやく、ついにやってきたんだね

    「……」

    何も言えない、色々言いたくても口が重たい、なぜか何も言いたくない
    何だろう……心の表側が話したい、そうしたいけど内側が引っ張るようなそんな感覚に陥る

    「あのお姉ちゃん、突然ごめんね、今日からユズが来ることになったんだよ」
    「久しぶりのゲーム開発部勢ぞろいです!」
    「モモイ、その……あの、辛かったら……いつでも言ってね……その、私、出ていくから」

    そんな事はない、そんな事言わないでよ、そんな事を思うもうまく否定できない……

    「と、とりあえず今日ははこれをしようよ!お姉ちゃん!」
    ミドリが気を利かせたのか、話を進めた

    「……うん」

    ミドリにだけ一応意思を伝えられる、本当にこれは何なの……?

  • 64二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 06:57:02

  • 65二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 17:57:38

  • 66二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 23:23:02

    私にもわからない枷のようなもの
    ミドリは言った、「ミドリのせいで私を縛った、呪った」と……
    イヤダ、認めたくない、これはミドリのせいではない
    これは私がの身体が弱いからなった事
    だからミドリには関係ない事
    全部私のせいなんだよ
    だけどそれは言えない
    ミドリに余計な心配をさせないように……絶対に……

    「お姉ちゃん?」
    「……うん?」
    「今日は何したい?」

    正直どれでもいい
    つまらないという意味ではない、そう思う位楽しいという意味
    ここちょっと前に数か月ぶりに、久しぶりにゲームに触れて以降ミドリが毎日いろいろなゲームを持ち込む
    よくあの人たち(医療系部員)は許すよね
    ……許すという事はこれも治療?
    まさかね

    「……なんでも」
    「分かった、じゃあ今日はこれをするね」
    「アリス、それは大好きです!」
    「……」

    ユズはこちらをチラチラ見ている……
    遠慮せずに話しかけてもいいんだよ?

    反応はきっと薄くなるけど……ごめんなさい、ユズ……

  • 67二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 08:31:44

    ほしゅ

  • 68二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 19:03:46

    ⭐︎

  • 69二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 22:41:08

    このレスは削除されています

  • 70二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 22:43:10

    とにかく今はこのゲームの時間を楽しもう
    ミドリが選んだのはパーティーゲーム、その名もモモジロウ電鉄
    別名「友情破壊ゲーム」
    えっと……私は良いけど、ミドリこれ選ぶの?
    とりあえずプレイする……

    ――――――
    ――――

    「あっミドリ!それはズルいです!」
    「やったもん勝ちだよ、アリス」
    「むむ~……」
    「ミドリも手加減しよ?」
    「ユズ、全力で立ちはだかる強敵を倒してこその勇者です!今の私は社長勇者です!」
    「いいよアリス、受けて立つ」
    「……」

    わちゃわちゃと皆でゲームをする、賑やかだ
    相変わらずユズはちらちらとこちらを見ているように思うが……やっぱり楽しいよ

    皆でやるゲーム、本当に久しぶりで……本当に楽しいよ

  • 71二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 06:46:56

    保守

  • 72二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 17:23:24

    ⭐︎

  • 73二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 20:01:50

    ――――――
    ――――

    久しぶり4人でのゲームを満喫した
    本当に楽しかった、これで思い残すことも無いよ

    「久しぶりに皆でするゲームは楽しかったですよね!モモイ!」

    顔を縦に振る、それは完全に同意だ

    「お姉ちゃん、明日も来るからね!」

    うん、明日もね……

    「……」

    その中で顔をじっと見るユズ
    私の顔に何かついているのかな……?

    「モモイ、正直に答えて欲しいの……」
    「……?」

    なんだろう、真面目な顔のユズが私に問う
    正直って……私嘘つく様な事はしていないはずだけど……?

    「モモイ、近々こっそりまた死のうと思ってないよね?」

    ……そんな事聞いちゃうんだ

  • 74二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 06:46:32

    保守

  • 75二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 15:38:14

    ほす

  • 76二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 20:59:39

    当然私は首を横に振る
    しかしユズはその動作、一挙手一投足を、まさに観察しているかのように見ている

    「さっきまでワイワイとゲームをしていたけど……ごめんね、モモイ、でもこれはしっかりと決着を付けないといけない事なんだよ」

    私の目を真っすぐに見るユズ
    こんなユズ……初めて見るよ
    でもね……これは隠しておかないといけないの
    だってミドリが心配するよね
    アリスも、ユズも、よく来てくれるユウカも、先生も、皆が心配してしまうよね
    だからもう誰にも分からないように、と思っているの

    「モモイ、もう一度言うね……こっそりと死のうなんて思っていない?」

    顔を横に振る
    ユズがそんな事言うからミドリもアリスも固まっちゃってるじゃん
    私の事なんていいから、はやくミドリとアリスの相手をするべきだよ、ユズ

    「ミドリやアリスちゃんの事は今はいいの、私はモモイの本当の事を聞きたいんだよ」

    あれ?声に出ちゃっていたかな……?
    言っちゃってたのかな……?
    でもミドリやアリスは大切で……

    「モモイ、確かにミドリやアリスの事は気になるのは分かるよ、でも私を見てしっかりと話してほしいな」

    なんでミドリとアリスの事考えているのわかっちゃうの?

  • 77二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 21:13:27

    う~ん……考えても分らない……
    じゃあ私が考えている事も分かってるの……?
    ……嫌だなぁ……

    「モモイ、現状が嫌なのは私もすごくわかるよ、逃げたいのも分るよ、でも……逃げてばっかりじゃダメだと思うの……」

    嫌なの分かるでしょ?
    やめてよ……それ以上私の中に入ろうとしないでよ……

    「これはね、モモイもちゃんと見ないとダメだと思うの」

    分かってるよ……
    でももう見るのは嫌だよ
    受け入れたくないよ……
    だって受け入れたらミドリに嫌われちゃう……
    ようやくごまかせれる程度になったのに
    嫌だよ……

    「モモイ、聞いてる?えっと……きつい言葉になるけど、その……聞いてるなら返事をして」

    顔を縦に振る

    「よかった、聞こえているんだね」

    勿論だよ、いやなほど聞こえちゃってるよ
    早くもノックダウンしそうだね……

    「改めて言うね、モモイ、嘘をついて安心させようとしても……その、嘘なら大体わかるから」

    いやいや、人力嘘発見器ってすごいよ

  • 78二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 07:26:17

  • 79二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 18:46:27

  • 80二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 22:55:46

    「私はモモイを傷つけるために来たんじゃないよ、モモイを救いたいから、心から救いたいからここにいるんだよ、モモイも真剣にお願い」

    今のユズは本当に見たことない目を見てくるね……
    嘘も何も……隠さなきゃ皆に心配かけるよね?
    ダメ……見ないで……


    「モモイ、モモイの心を一番見ないといけないのは私でも、ミドリでも、アリスでもないんだよ、モモイ自身だよ」

    いつも見ているよ、私の気持ち、私の本心
    だからそれを隠すことすらできないダメな姉とミドリは心のんかで思っているし、そんな私はいらない姉なんだよ

    「まずは私をちゃんと見て」

    見たくない、俯かせて、見透かさないで

    「モモイ、その本心と思っている死にたい気持ち、それもそうしないといけなと演じているんじゃないの?」

    演じてる……?
    この気持ちが……?
    ……何を言ってるの……

    「……し……でよ……」
    「?」

    「知ったふうに言わないでよ!」

  • 81二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:34:35

    「ごほっ、ゴホ、ゲホッ」

    久しぶりに大きな声を出した
    本当に久しぶりだからちょっとせき込んじゃった
    でも大丈夫

    「……そうだよ、私にはお姉ちゃんの本当の気持ちは何も分からない」

    ミドリ、その言い方はないでしょ?
    なんなのよ、ミドリまで……

    「だからさ言ってよ、お姉ちゃんの本当の気持ち、本当の想い、辛さ、悲しさ、苦しみ、私にも言ってよ!」

    何を言ってるの、そんな事言っても意味がないよね

    「そうです、モモイ!アリスにも、いえ、皆にも言ってください!モモイの事を!私達にも背負わせてください!」

    背負うって何を?
    これは私の気持ちで、私が処理しないといけなく……

    「お姉ちゃん!私とお姉ちゃんは姉妹でしょ?そして私達はゲーム開発部の仲間でしょ?」

    こう言われてしまったら黙るしかない
    喋ろうとすると、多分思ってもいない事が溢れてしまいそうになる

    「だからね、モモイ……モモイの本当の気持ち、教えて欲しいな」

    ……ユズ、やめてよ……それ反則だよ……

  • 82二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 00:55:53

    「お姉ちゃん、そんなに私たちならできるよ、きっとお姉ちゃんも背負えるよ」
    「そうです!モモイだけで気負う事はありません!出会った頃よりレベルアップした私達なんですよ!」
    「モモイのおかげで私達がいると言っても過言じゃない、だから今度は私たちがその恩返しをする番だよ」

    大きく揺らぐ、私の中で
    大きく緩む、私の中で
    大きく落ちる、私の中で

    「……」

    何を言えばいいのか分からない
    この場合どういえば切り抜けられるのかが分からない
    そもそも、これは私の問題で……

    「モモイ、皆で協力しよ」

    またユズが私の心を見透かすような目で見てくる
    本当にやめてよ……
    胸が痛いよ……

    そうだ、逃げよう

  • 83二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 01:02:43

    私は直ぐに点滴の管を引き抜きそのままベットから飛び降りその勢いのままこの下手の出入り口へ走った
    皆が突然の素早い動きに当然驚くだろうね
    勿論イメージトレーニングはしてきたからね

    やっと出られる
    やっと終われる
    やっと私の次のステップへ……

    「モモイ!」

    外へ出た瞬間横からタックル(?)された
    滅茶苦茶痛いよ
    突然誰なの
    邪魔しないでほしいよ

    「モモイ、落ち着いて!」

    ユウカ……?

  • 84二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 07:44:44

    保守

  • 85二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 15:31:35

    え?なんでユウカが居るの?
    たまたまなの?

    「んん~っ!!」
    「モモイ、お願い!落ち着いて……お願いっ……」

    ユウカの声を聴くとなんだか力が抜けていく……
    なんだかよくわからないけど、安心するというか……
    よくわかんないや

    「お姉ちゃん!」
    「モモイ!」

    中からミドリ、ユズ、アリスが出てきた
    そうなるよね……
    素直にしておこう……うん、その方が良いね

    「モモイ、落ち着いて……」
    「……うん」
    「!?」

    え?何……?
    返事しただけだけど、驚いているの?
    流石にそれはリアクションしすぎでしょ

    「……も、モモイ、歩ける?」
    「うん」

    だから何で一々ざわめくの?ただ返事しただけだよね?

  • 86二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 20:40:29

    「治療室に戻ろうか」

    それに私は頷きユウカの身体に少しもたれながら歩き治療室のベットに戻ることになった
    それにつられるかのようにミドリ、ユズ、アリスも……そしてウタハ先輩も?いつからいたの?これもたまたまなの?なにやら機械をぞろぞろと連れてブツブツと言っている
    戻ると勿論引きちぎった点滴の管は新たなものに交換された

    「何があったの?言える?」

    ユウカが私に問う
    そりゃちょっといやなことがね……

    「うん……」
    「安心してモモイ、絶対に他に言わないから……」

    周りを見る、見れる範囲ではさっきのユウカ、ミドリ、アリス、ユズ、ウタハ先輩と医療部員一人がいる
    ユウカが真剣にそう言うのだから……甘えてもいいのかな……?

    「うん……じゃあ……ユズの……」
    「私の?」
    「……」
    「ユズがどうしたの?」
    「えっと……さっき言った事……」
    「もしかして、『まだ死にたいの』と聞いたこと?」

    私は顔を縦に振った
    ここで隠していてももうしっかたが無い、というかユズはなぜか見抜いてくるから多分隠せない

    「……正直死のうと思っている」

  • 87二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 22:12:16

    「これは本当に思っている事なの」

    そう、これは本当に思っている事
    紛れもない、心の底から……

    「モモイ、何度も言うけどそれは『自分は死なないといけないんだ』と思い込んでいることだと思うの」

    ユズは何を言っているの?
    そんな事はない、これは私の意思なの

    「……お姉ちゃん、私もそう思う、本当のお姉ちゃんの気持ち、心のさらに奥底に隠している本当の気持ちを知りたいの」
    「だから私は本当にそう思ってるって言ってるじゃん!!死にたいって言ってるじゃん!!ごほっ!ゴホッ!」

    またせき込んだ
    う~ん……本当に大声は控えようかな

    「……嘘、それは嘘だよ」
    「なんで嘘って言えるの!!ユズ!!ゴホッ!」
    「お姉ちゃん!?大丈夫!?」

    あぁ、またミドリに心配をかけてしまった……こんなお姉ちゃんなんて失格だよね……

  • 88二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 06:56:52

  • 89二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 17:14:00

    保守

  • 90二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 22:54:29

    「モモイ……それは確実に嘘なの……」
    「……」

    何を言っても嘘と言われる
    どうすればいいの?私は?

    「ねえ、モモイ」
    「……何、ユウカ」
    「今すぐ死にたいって言うたびに、なんでその度に辛そうな顔をしているの?」

    勿論辛いよ
    だって死ぬんだよ、私は辛いよ、生きたいよ……
    じゃない、死にたいんだよ
    でもね……不健康な私はいらないんだよ……
    ミドリからただ嫌われちゃうんだよ
    だから死ぬべきなんだよ……

    「……モモイ、ミドリと確りと話した?」
    「うん……」

    勿論話したよ、ミドリの一言が原因だって事よね?
    でも違うの、私が悪いだけなんだ
    私の問題なんだ
    私が不健康だからいけないんだ
    そんな私だからミドリに嫌われるの
    そんな私はもういらないの

    全部、全部、全部、全部、全部、全部、全部……私のせいなんだ……

  • 91二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 06:49:44

    ほしゅ

  • 92二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 18:01:51

  • 93二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:44:26

    「モモイ、勝手に自分を追い込まないで」

    ユウカ、これは自分のせいで……

    「えっと……モモイ、私からもいい……かな?」
    「……」

    私はユズに対し顔を縦に振る

    「モモイのその死にたいという気持ち……自己暗示だと思うの……」
    「……?」

    自己暗示……ってあれよね?
    自身で思い込ませる奴よね?私の気持ちが……?
    ……そんなわけないよ

    「モモイは今まで……その、強烈に自己暗示をかけることで『ミドリの姉として、嫌われないように元気に振舞う』事ができちゃったよね……」
    「……」

    それは自己暗示じゃない、私は……

    「だから『死にたい』という気持ちも……その一種の自己暗示だと……」

    ……そんなわけ
    そんなものではない、私は……私は……それじゃ私は……

    「自己暗示で固められた外側じゃなく……その……心の中は、どう思っているのかな?」
    「……」

    何故か涙が流れる

  • 94二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 08:42:26

  • 95二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 12:46:04

    今までミドリに嫌われないようにして必死に……でもそれは徒労に終わった……
    そして今死にたいという気持ちも自己暗示と皆から言われちゃう……

    「死にたい」と思い行動する事自体が自己暗示だとしたら……
    どのような事を思おうが、それは無意識の自己暗示による可能性すらある……

    それを排除したら……私の中は空っぽだよ……心の中が何も無いよ
    何をして生きたらいいの……
    何で生きたらいいの……分からないよ

    何のために今治療しているの?
    私ってなんの為に生かされているの?
    何のために皆からこうも言われているの?
    なんで私はゲーム開発部に所属しているの?
    なんでミドリの姉なの?

    私って何?

    分からない分からない分からない分からない分からない!
    何も分からないよ……何も分からなくなっちゃったよ……

    「……分かんないよ……ぐすっ」

  • 96二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 22:29:46

    頭をぐしゃぐしゃとかきむしる
    分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない分かんない
    自分が何なのか分からない
    もうわからない
    自分が誰なのかもわからない

    「モモイ!」

    アリスの一声にちょっとびっくりした
    な、何よアリス

    「ユウカのいう事の繰り返しになると思うのですがモモイは何になりたいですか?」
    「……」
    「今のモモイは何もわからない、つまり真っ白な紙です」
    「……」
    「それにモモイはどのようものを描きたいのでしょうか?」
    「……」
    「そこに描くものこそモモイのなりたいものだと思います!」
    「……うん」
    「今のモモイはどのジョブにもなれるという事です!」
    「そうだよ!アリスのいう事通りだと私も思うよ、お姉ちゃん」
    「うん、モモイなら……なんでもなれる……」
    「お姉ちゃん、体大丈夫になったら一緒に色んなところに行こ!お姉ちゃんななりたい事、そこで探そうようよ!」

    何もなければ新たに作る
    確かにそうだ……
    一から作り直すという物はちょっとめんどくさいけど……でも……

    「ミドリ……こんな私に幻滅していない……?」

  • 97二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 06:34:13

  • 98二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 18:34:17

  • 99二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:10:26

    「お姉ちゃんは私の誇りだよ!いつも皆を引っ張ってくれるし、皆を明るくしてくれる自慢のお姉ちゃんだよ!」

    気休めの言葉かもしれないけど……
    ううん、気休めの言葉だとしても……なんだろう……
    今、その言葉が色々しみてくるよ

    「いいの……こんな私でも……ミドリは不健康な私でも許してくれるの……?」
    「許すも何も、どんなお姉ちゃんでもお姉ちゃんだよ……私の自慢のお姉ちゃんだよ」
    「ミドリぃ……うぅ……うわぁあああああああ!!」

    久しぶりに本気で泣いた
    ユズやアリス、ユウカ、ウタハ先輩が見ていてもお構いなしに久しぶりに泣いた
    何年ぶりだろう、ミドリの胸で泣くのは……
    おかげでなんだかすっきりした、いつものすっきりではなく……心の靄が晴れたというかなんというか、そんな感じだ

    なんで皆もちょっと泣いてるのよ

  • 100二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 07:00:57

  • 101二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 18:33:03

    保つ

  • 102二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 22:56:17

    ――――――

    ありきたりだけど、何とかなったわね、とユウカは胸をなでおろす
    これで終わりではない、ある意味ようやくスタートラインだ
    そう思い潤んだ目を拭く

    「さってと……」

    私はウタハ先輩を引き連れ治療室から出る
    ゲーム開発部の皆が泣いているからそっとしておこう、つまり外で待機という事

    「これからどうするの?」

    これからね……ここ数か月ずっとモモイと付きっきりでいたわね
    その合間にもセミナーとしての仕事は待ったとはいかない、やることは確りとやらないといけない
    ただ……

    「モモイが治療室から出るまでは私も今まで通りモモイの様子を見に来るわよ」
    「なるほど」

    要はモモイが心配だ
    今までの心配とは比べ物にならないほど軽いが、心配なものは心配なのである
    いいように身体が良くなってきたら以前みたいにまた馬鹿をしだすかもしれない
    また、万が一でもあるが、無理して元気を演じるかもしれない
    その機微を見逃すわけにはならないのである

    そう思いつつ、とりあえず張っていた気を緩めることにした

  • 103二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 07:04:28

    保守

  • 104二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 18:20:14

  • 105二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 23:15:47

    私は特異現象調査部の部室に赴いた
    勿論ヒマリ先輩にもモモイの状態の報告である

    「そうですか、モモイちゃんにある程度の目星がついたのですか……」
    「はい、ヒマリ先輩も自分を責めないでください」
    「あの、お見舞いに行かないのですか?」
    「……え、行ってももいいのですか」
    「もちろん大丈夫です、モモイもヒマリ先輩が言っていた過去と確り」
    「いえそうではなく、血を吐いてしまうほどの状態だったのであまりみだりに行くのはよくないと思って」

    ゲーム開発部、医療系部員の他最低限の関係者しか情報出していないのでヒマリ先輩にまでは知られてしまう事はなかったのか、
    それとも単に自責の念で調べることはできなかっただけなのか……
    それは私には分からないけど、とりあえず今は面会はある程度は自由、今から行けば十分にその場で面会の許可をもらえると伝えた

    「そうですか……有難う御座います」
    「い、いえいえ」

    ヒマリ先輩にお礼を言われるとちょっと心がむず痒くなるわ
    とにもかくにもいつ面会するのか気になる所ね

    「所でいつ面会に……」
    「それでは、今日行きましょうか」

    明日かと思いきや今日、まあ大丈夫だとは思うわ

  • 106二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 10:55:28

    保守

  • 107二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:19:07

  • 108二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 00:12:10

    再び治療室に戻ってきた
    扉をくぐるとモモイは大人しくベットに横になっていた
    今日は色々とあったのでちょっと疲れているのかな?

    「失礼しますね、モモイちゃん」
    「ヒマリ先輩……?」
    「ベットの上で合うのは久しぶりですかね」
    「……?」
    「……あの?」
    「えっと……ベットの上では久しぶりって……どういうこと?」
    「えっ!?忘れちゃったのですか……?」
    「ごめんなさい」
    「え~っと……昔、モモイちゃんがまだミレニアムに入学前に一緒に入院してちょっとした色々な改ざん方法を教えた……」
    「……えっ、あれヒマリ先輩だったのですか?」
    「はいそうです、当時は私の事ヒマちゃんと呼んでくれましたよ」
    「ヒマリ先輩、調子にのらないでください」

    私はヒマリ先輩を制止した

    「う~ん……」

    モモイは一生懸命当時の事を思い出そうとしているのかな?

  • 109二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 10:38:46

  • 110二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 20:28:41

    追いついた。保守

  • 111二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:12:45

  • 112二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:13:18

    ごめんね、思い出せない……えっと、ヒマちゃん?」
    「はい、私はヒマちゃんです♪」

    再び制止しようと思ったがこれはヒマリ先輩にしか分からないことだ
    ……本当に、ヒマちゃん呼びが事実なのかわからないのが悪いところだ
    にしてもよくしゃべるようになったわね、昨日まではミドリ以外には一言もしゃべらないというのは当たり前だったのに……これも心の縛りが解けたことによる影響なのかしら?

    「はいはいそこまで、ヒマリ先輩は『ヒマちゃん』呼びしてくれるようにお願いしに来ただけではないでしょ?」
    「はい、そうでしたね」
    「?」
    「そうですね……この度は私が言い元の起点発端となった要因と作ってしまい、誠に申し訳ありませんでした」

    ヒマリ先輩がモモイに頭を下げる
    これはまず見ることが出来ない光景だ
    中々に違和感を覚えるようなものだが、ただ、こうでもしなければヒマリ先輩の心のつっかえも取れないのだろう

    「あ、頭を上げてくださいヒマちゃん!」
    「あら♪ヒマちゃん呼び敷いてくれるのですね」

    本当に、「ヒマちゃん」と呼ばれていたのは本当かどうか疑わしくなるわね……

    「で、モモイはどうするの?」

    とにかく話を進めるためにモモイの返事を促した

  • 113二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:14:15

    「えっと……その……当時の事あまり覚えてないから……いいも悪いも……」
    「あの事を教えさえなければ今のモモイは少なくとも検診などで正しい数値が出て、医者にも相談してもっと健康だったはず……そのような今より健康になれるはずの未来を奪ってしまった私が……」
    「う~ん……でも最終的にそれを実行したのは私だよ……だからヒマちゃんだけが悪いという事じゃないと思うの」
    「ですが……」
    「じゃあさ、どっちも悪いって事にしよ?教えたヒマちゃんも悪いし、それを実際に実行した私も悪い」
    「それでは私のケジメが……」
    「私もそのことは覚えていないし、けじめをつけてと言われても正直言えばちょっと困惑しちゃうかな……あっそうだ!」
    「どうしました?」
    「じゃあヒマちゃんは私が健康になるようにもっとサポートしてくれないかな?……それぐらいしか思い浮かばないけど」
    「……それでいいのでしたら、やってやりましょう、ふふっ、この超天才清楚系病弱美少女ハッカーにお任せください」
    「うん!よろしくね、ヒマちゃん」

    こうしてモモイとヒマリ先輩の面会は問題なく、いえ、問題を解消しつつ終わることが出来た
    ヒマリの気持ちの問題でもあるが……

    ただ……本当にヒマちゃんと呼ばれていたのかしら

  • 114二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:29:56

    それからのモモイは順当に回復力をしていった
    病は気から、とはいうものだろうか
    毎日ミドリがお見舞いにきてゲームをして、まるでこの治療室がゲーム開発部の一室かの様だ

    ただ、完治までは行っていない……
    これからずっと、おそらく一生病院に付き合わないといけない、薬も手放せない
    何かあればすぐに体調を崩すだろう
    しかし、今のモモイにとってはそれは容易に受け入れれる現実となった
    これは非常に大きな事である
    モモイ専用の治療室も現在は治療で集まったデータを医療系部員が一生懸命解析している

    「モモイはいるの!」
    「げっ!?ユ、ユウカ!?」
    「また貴方は他の部に迷惑をかけて!」
    「またなのお姉ちゃん」

    今のモモイは今の元気を満喫している
    満喫しすぎて以前の状態に戻っているが
    それでも入院中のような周りまで心配を刺せてしまう様な事は無い
    寧ろそっちの方が私も安心するという物だ

    このゲーム開発部の日常を取り戻したのはモモイの身体や心だけでない、ミドリ、アリス、ユズの強力あってのもの
    今の日常を目一杯満喫する、大いに結構

    私もようやく戻った日常を満喫しよう

  • 115二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:31:25

    とりあえず終わり!
    書きたいこと全部書いて、考えていたら思った以上にレス食って思った以上にひねり出すのに時間かかった部分もあった

  • 116二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:37:45

    何とか保守できた97と98も実質12時間以上(たった数秒だが)空いたけど落ちていなかったのはスレ落ちの仕様は分で見ているのかな?

  • 117二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 23:04:05

    完結お疲れ様です。とても面白かったです!

  • 118二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 03:27:59

    う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っ"モ"モ"イ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"い"い"い"い"い"い"ぃ"ぃ"い"い"い"!!!!!(号泣)

    追いついた

  • 119二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 06:45:10

    完結おつです!

  • 120二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 16:43:17

    完結お疲れ様です。毎日更新を楽しみにしてました。

  • 121二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 16:44:04

    良い作品だった

  • 122二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 21:55:24

    お疲れ様やで

オススメ

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