【🎲オリ時々SS】星空見ない系一番隊席官:RELOAD【PART3】

  • 1124/11/28(㜍) 11:44:30

    指先を伸ばし、浮き足立つ
    あなたの望む役になる為に
    曲に遅れないように
    素顔を見せないように
    息を乱さないように
    声を漏らさないように
    飛び立つ姿は鳥のように
    貞淑な姿は奴隷のように
    伸ばした指先で空を切りながら
    首輪を引かれ、浮き足立つ

  • 2124/11/28(㜍) 11:51:43

    こちらは「星空見ない系一番隊席官」スレを途中から再構築しているスレとなります

    現在破面編後のオリジナルストーリー中


    パート1

    【🎲オリ】星空見ない系一番隊席官:RELOAD|あにまん掲示板拝啓紫陽花が綺麗な紫になって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。現世も初夏に入り、次第に風が雨の匂いを帯びてきました。家の整頓も終え少し落ち着いてきたので、遅くなりましたがこうして筆を取らせて頂き…bbs.animanch.com

    パート2

    【🎲オリ時々SS】星空見ない系一番隊席官:RELOAD【PART2】|あにまん掲示板前回までのあらすじ現世に旅行して美男美女(どっちもトップ完現術者)とコミュ開拓イメチェンイベに乱入する檜佐木とローン組んだバイクで走り出すモノローグが闇属性の雀部こちらは「星空見ない系一番隊席官」スレ…bbs.animanch.com

    前回までのあらすじ

    黒い影襲来、正規ルートは一体誰のどのルートなんだ

    エンチャントして物理で殴った方が強い拳聖爆誕

    四大貴族特殊判定ゲキ連打、鐘は鳴っているか?

  • 3124/11/28(㜍) 11:53:50

    RELOAD前、オリジナルストーリーに入る前の話

    ややダイジェストで流される尸魂界篇~破面篇

    オサレな死神を作ってみたくて🎲|あにまん掲示板今流行ってるらしいね、死神作るのというわけでソウルソサエティに死神を作りまーすというか皆のアイデアで作ってもらいまーす性別dice1d2=@1 (1)@男/女所属部隊dice1d13=@1 (1)@階…bbs.animanch.com
    【🎲時々⚓】星空見ない系一番隊席官 尸魂界篇|あにまん掲示板ダイスを振れば振るほどヤバいことになることに定評がある一番隊第十六席、刈薙剣司(かんなけんじ)中央四十六室に単身突撃して真相RTAしたり藍染一派の悪事の証拠集めに奔走してたりしたら、何故か末期愉悦部の…bbs.animanch.com
    【🎲時々⚓️】星空見ない系一番隊席官3|あにまん掲示板こちら死神、滅却師、完現術師の全ての素養を持ったら綱彌代にぐちゃぐちゃにされ、零番隊に斬魄刀突っ込まれたり改名されたりして人の形を取り戻した一番隊十一席、刈薙剣司の世界です全てがおかしくなった元凶ht…bbs.animanch.com

    斬魄刀異聞篇?護廷十三隊侵軍篇?

    そんな物、うちにはないよ…

  • 4124/11/28(㜍) 11:55:48

    主人公である刈薙剣司についての情報

    刈薙剣司について | Writening所属:護廷十三隊一番隊(十六席→十一席→五席) 身長:175cm 長い黒髪を赤と黄色の髪紐で束ね、オオツルボの髪留めをつけた男の死神。 雀部以外の死神とろくに親交がなく、一番隊の隊舎の奥で雀部に剣の…writening.net

    現在の各能力

    完現術 109/100(身体の霧化が可能)


    静血装 93/100

    動血装 99/100

    霊子操作 46/100(霊子兵装を作れない)

    飛簾脚 53/100


    斬 77 ※卍解(?)可能

    拳 120

    走 25(瞬間的に加速することは可能)

    鏟 118

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/28(㜍) 11:57:00

    このレスは削除されています

  • 6124/11/28(㜍) 11:58:43

    霊子兵装の数値は46→49でした
    現在解放されているコミュと好感度(現世)
    剣司→アウラ 47
    アウラ→剣司 62

    剣司→銀城 32
    銀城→剣司 99

  • 7124/11/28(㜍) 12:00:10

    好感度(尸魂界内)
    剣司→檜佐木 76
    檜佐木→剣司 59

    剣司→砕蜂 13
    砕蜂→剣司 70

    剣司→勇音 77
    勇音→剣司 15

    剣司→白哉 92(???:6)
    白哉→剣司 62(???:78)

    剣司→恋次58
    恋次→剣司6

    剣司→夜一 25(???:93)
    夜一→剣司 14(???:45)

    剣司→雛森 92
    雛森→剣司 50

    剣司→日番谷 7
    日番谷→剣司 59
    ※現在コミュは息をしていない

    剣司→雀部 92
    雀部→剣司 93
    ※話の根幹の為、雀部コミュのみ初期から続投

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/28(㜍) 12:47:48

    保守

  • 9124/11/28(㜍) 13:03:39

    前回のスレが良い感じに埋まってきたあたりで仕事が立て込んだ為、そのまま落としていました
    大変お待たせいたしました
    …待ってる人いんのか?このスレ

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/28(㜍) 13:16:08

    ここにいます
    待ってた

  • 11124/11/28(㜍) 13:21:41

    >>8

    保守ありがとうございます


    兄様と外道がレスバしかけている辺りの時系列からリスタートしていきます(確か現在三日目)

    あいつ狂人の自覚ねーわと外道に言われるレベルの副隊長はというと、沖牙さんら一番隊のベテラン達に部下の監督不行き届きに関して苦言を呈されていました

    顔を見れない呪いにかかってて、一日目には黒い何かに襲われて剣司と一瞬目が合ったことすら忘れ、剣司が自宅の鍵とは別にどっかの家の鍵を持っていることを知って暗黒面が顔を覗かせてくるこの野郎、会いに行く覚悟は決めたのに話に行くタイミングがないのである!!


    ベテラン共的にはdice1d100=6 (6)

    普通風紀を乱した部下を叱るのは上司だろ!?という単純な正論で言っている←50→(あれ、雀部副隊長に構ってもらいたくてわざとグレてるんじゃ…)と察して言っている


    雀部さんのところまで服を着崩して風紀がどうのこうのな噂って広まってる?dice1d100=55 (55)

    いや?全然。元箱入り席官のぼっちレベルなめちゃいけない←50→ロックな美形のハジケリストがいること自体は割と聞く人は聞くレベルで広まっていた。そらあんだけ大暴れしたらな

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/28(㜍) 13:32:39

    たておつ

  • 13124/11/28(㜍) 13:38:46

    もしかして一番隊の上位陣ってクソボケと頑固ジジイしかいないんですか?

    隊の予算で特攻服を作る元九番隊隊長、←に憧れておソロの隅を顔に入れた挙句ゼッツーを瀞霊廷内で乗り回す九番隊副隊長に続く、死覇装は着ても草履は脱いで明治維新した挙句バイク乗って絶叫した期待の新人(一番隊五席)です、通してください

    ……これで一番隊って詐欺では?書生ぶってるけどピアスし始めるし感性が九番隊に寄ってきている


    意識不明の剣司を顔を見ないまま家まで担いでそのまま朝まで顔も見ずに側にいた記憶しかない雀部さん、だめだ字に起こすとやってることの犯罪臭がひでえ

    風紀警察が騒ぎ立てる今日この頃、SAN減少の自覚もないまま思うのは

    …もしやアイツ、心機一転とかではなくわざと騒ぎ起こしてる?(IQ53万)dice1d100=26 (26)

    …本人としては檜佐木や砕蜂隊長らと騒いでいる方が楽しいし、私の指示を聞く気がなくなったからそんな恰好をしているのでは?dice1d100=37 (37)

  • 14124/11/28(㜍) 13:53:41

    クソボケしかいねえ…

    最終的にこの問題はdice1d3=1 (1)

    1=悪評広がる前にはよ指導しろっつってんだろ、というわけで雀部が剣司を探しに行く羽目になった

    2=はよ指導しろ派とでもでもだっての拮抗の末、剣司の伝令神機に届く『生活指導やるから終業後隊舎』の業務メール

    3=変に頑固な爺はせっつくと余計殻に籠る、最終的に「私は知らん」で決着した。お前本当にそういうところだぞ


    レスバを鋼の理性で事前に回避した兄様はdice1d2=2 (2)

    1=雀部に会うのは一度止め、もう一度現場を見に行った

    2=目的は果たしたので捜査班に戻って剣司達と合流する

  • 15124/11/28(㜍) 14:15:34

    大勝利が近い…?

    剣司と合流を目指す雀部はdice1d3=1 (1)

    1=伝令神機で呼び出してみる

    2=現場でも見てるのかな…というわけで六番隊管内の現場に行ってみる

    3=会ったら離せなくなるって分かっててアクセル踏んだんだよなぁ。霊絡を探って居場所を特定する


    伝令神機で呼び出す場合、剣司はdice1d100=76 (76)

    ~40=硬い表情のまま、コール音が止まるまで結局出なかった(この後結局霊絡を辿られる)

    41~80=おろおろしている間に他の人が代わりに出た。剣司?ああ、奴なら隣で寝てるよ(寝てない)

    81~=コール音に冷や汗を出しながら、頑張ってなんとか出た


    では兄様も合流を目指しているようなので、浮いている檜佐木を処理しましょう

    現場に行った檜佐木はまず血の飛び散り方などに対しての考察dice1d2=2 (2)

    1=血の飛び方が派手過ぎる。…わざと、派手な殺し方を選んでる?

    2=……こんなに血が飛んでるのに、なんで綺麗な遺体があったんだ?


    また現場の匂いなどから何かわかるかな?

    現場の空気への既視感dice1d100=6 (6) (71~で何かを思い出す)

  • 16124/11/28(㜍) 14:35:17

    ヌル雑魚がよ

    この場にいるのは夜一さん、砕蜂、大前田、恋次か…今までの絡みからして砕蜂ネキだろうなあ代理応答すんの、低SAN値顔の剣司を見かねてか割と本気で二番隊に誘ってるし

    ちなみに雀部が剣司の顔を見れなくなったせいでここまで話がこじれていることは、実は誰も知らなかったりする(京楽と砕蜂は剣司が焦っていることしか知らないし、檜佐木と勇音はイメチェンしたかったことしか知らない)

    砕蜂「奴なら隣で寝ているぞ(笑)」

    雀部dice1d2=2 (2)

    1=それはそれは、ウチのがとんだ迷惑を。こちらで連れ帰ってから言っていかせます。で、今どこに?

    2=御冗談を。アレが酒もないのに他人の前で寝るとでも?剣司、私は何か間違ったことを言っているか?


    話を聞いていた周り

    夜一dice1d100=35 (35)

    恋次dice1d100=93 (93)

    大前田dice1d100=18 (18)

    え、なにこれ修羅場?←50→ルキアの身柄を寄越せと言っていた藍染よりヤベエ、いかんでしょ

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/28(㜍) 14:40:28

    藍染超え判定を下せた恋次、感覚鋭いね

  • 18124/11/28(㜍) 15:34:51

    気付いたら老紳士ではなくDVしてそうなヤンデレみたいなセリフ言っててびっくらこいた

    これが育成ゲーで愛着持った子を運営に取り上げられたガチ勢の姿ですか…

    そんでもって善意で窓口から押し退けられて、向こうから声が聞こえて

    こういう時ってどうするのが正解なんだっけ?

    出なかったら嫌われる?dice1d100=68 (68)

    出た先で言われることなんて何も聞きたくないdice1d100=47 (47)

    まず砕蜂隊長にこれ以上迷惑かけちゃ駄目じゃない?dice1d100=2 (2)

    いや善意で代わってくれたのを無碍にしたらそれこそ失礼じゃ…??dice1d100=39 (39)


    電話口の砕蜂的には

    ああ、そういう話だったのか。コイツが消耗していたのはdice1d100=71 (71)

    即座に電話に出なかった時点で代わらせられない。だが話さないで事態は好転するのか?dice1d100=20 (20)

  • 19124/11/28(㜍) 17:00:44

    『剣司。私は何か、間違ったことを言っているか?』

    伝令神機のスピーカー越しにその声で名前を呼ばれた途端、体温が反転し全身の血流が逆行したような心地がした
    一気に心臓へ血が流れ込んで、膨らんだ胸が苦しいくらい大きな音で拍動する
    息が上手く吸うことも吐くことも出来なくなって、鉛のようにまた質量を増しながら籠っていく熱
    なのに底から炙られて煮崩れを起こしそうになるくらい熱くなった頭と背筋は、上から被った冷や水で芯が凍死寸前になるくらい冷めきっていく
    男である俺が女の心なんて知る由もないが、きっとこの熱は彼女達が若くして覚えるものに似ていると予感する
    だが同時に親の顔も名前も知らないまま、その熱を根こそぎ鎮圧していく寒気は、きっと子供が親に頬を打たれた際に覚えるものに似ていると予見する
    総じて幼くて見るに堪えない激情と衝動の嵐に見舞われた正気の思考は月より遠い遥か彼方に吹っ飛んで、頭が回らなくなってくる
    こんな自分みっともなさすぎて、あの人に見せられない
    だってあの人が多少好きな私は、こんなだらしのない顔しない
    だけど俺が滅茶苦茶になるのは金輪際あの人しかいないし、滅茶苦茶になっているものは紛れもない本当だらけで
    だらしのない今を取り繕うより先に答えて、来るとわかりきっていた叱責を甘んじて受けるのが正解の誠実さなんじゃない?という気もしてくる
    融解して理も路もない滅茶苦茶になっていく思考
    そんな頭の中で、「だって」を言い訳がましく幾つも並べたてた
    だって、ずっとその声を待っていたんだ
    だって、ずっとその声を聞いて生きてきたんだ
    だって、急にその声が聞こえなくなったんだ
    だって、その声に満ちた日常への帰り道が分からなかったんだ
    だって、だって、だって、だって
    帰りたくて、帰れなくて、焦って、焦れて、飢えて、だからこんなにおかしくなったんじゃないか
    並べた筈の言い訳が出した側から崩れて渦を巻く頭の中を整理出来なくて、ただ膝が震える
    言いたいことも言わなくちゃいけないことも山のようにある筈なのに、意味のある言葉を何も言えなくなる
    …だけどどうせ有意義なことを言えないなら、せめて返事だけは一丁前にしなきゃ本当に嫌われてしまう
    それだけは本当に嫌だから

  • 20124/11/28(㜍) 17:53:27

    元々長かった犬歯はいつの間にかさらに伸びて、変に動かすとすぐに他の歯と当たってカチカチ音を立てるようになっていた
    口内から震える骨を伝って鼓膜に届いたその音を聞きながら、舌を縺れさせそうになりながら俺に優しさをかけてくれた彼女に目を向けた

    「砕蜂隊、長…か、返して、ください…」

    彼女なら、俺を無碍にはしない
    だって彼女は優しい人で、強い人で、聡い人で、正しさを忘れない人だから
    彼女はきっともう、俺とあの人の間にあるものが何色なのかを理解している
    耳元から眼前にぶちまけられる前から薄々察していながら、それでも動けずにいた俺から代わってくれた
    それくらい優しくて正しい人だから、きっと俺が正しい選択をすれば頷いてすぐに伝令神機も返してくれる
    そう思っていたのに

    「…断る」
    「———な、んで…?」

    思っていたのと正反対の答えを打ち返されて、思考はヒビが入った鏡面のように余計ぐちゃぐちゃになった
    …俺はもしかして、間違えたのだろうか?
    五割の確率で正解出来るのに?せっかく機会が向こうから来てくれたのに?
    愛想を尽かされ賞味期限を間近に迎えた俺に現れた、たった一度の休息だったのに
    俺はそれを自分でダメにして、格好もつかない一歩で蹴倒してしまったんだ
    クラクラするくらい傾いた視界の中、まるで足場を失った死刑囚のように一層首は締まっていく
    どうしよう、どうしたら良いんだろう

    『剣司』
    「ぁ、も、申し訳ありませ…」

    漏れ聞こえる声のトーンの中に潜んだ呆れや侮蔑を幻視して、背筋が震えた
    砕蜂隊長は私が電話に出ることを正しいと思わないらしい
    けどこうやって出ないままでいる俺の態度に、あの人はもう痺れを切らしている
    だったら俺がするべき正しい行動って、何なんだろう

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/28(㜍) 20:08:28

    剣司、乱心中dice1d100=77 (77)

    今までの努力が灰になるレベルの乱心。やだぁ…良い子にするから…←50→怯えてはいるが、根っこに疑問がまだ残ってる。この人の好きな俺は、本当に良い子なのか?


    色々脳死気味になりながら考えた結果dice1d3=1 (1)

    1=砕蜂から伝令神機を奪い取るべく、兄様が戻ってくるまで大乱闘が始まった

    2=奪い取ろうとしたところ、やめとけやめとけ!と言わんばかりに恋次さん渾身のハンマーロック。気付けってお前今明らかに普通じゃねーよ!

    3=動けないままでいた結果、スピーカーから聞こえるクソデカ溜め息。もう良いや、退勤前に隊首室へ来るように。

  • 22124/11/28(㜍) 20:19:28

    いっけね、名前取れてた

    少し理性は残ってるのに大乱闘になった一同

    見れば分かるレベルの低SAN値顔の剣司が電話を取り返そうとしたのはdice1d2=1 (1)

    1=やっぱり今の「良い子」じゃない自分のまま会うわけにはいかないことを伝える為

    2=色んな人の力を借りてでも元の自分から変わろうと決めたことを、自分で伝える為


    なお大乱闘は紆余曲折を経て

    夜一dice1d100=29 (29)

    砕蜂dice1d100=11 (11)

    大前田dice1d100=16 (16)

    恋次dice1d100=6 (6)

    剣司dice1d100=86 (86)

    白哉dice1d100=32 (32)

    ※一番数値が高い奴が勝った

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/28(㜍) 21:51:55

    剣司vs他全員でも起きたの?っていうような数値

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/28(㜍) 22:38:30

    全員の合計値は94っぽいのでもし全員でかかれーっしてたら負けてたな…だとしても接戦なので剣司本当にお前ってやつは

  • 25124/11/29(金) 07:34:00

    ぅゎ拳聖っょぃ

    剣司の言う「良い子」じゃない要素とは

    ・多くの人の優しさに甘えたことdice1d100=72 (72)

    ・その上で彼等の優しさを無碍にする弱さを克服出来なかったことdice1d100=28 (28)

    ・今までの盲目な自分に戻る為に、彼等との思い出を投げ捨てられないことdice1d100=90 (90)

    ・教えられてない強さに手を出したことdice1d100=29 (29)

    ・雀部に追いつく為に努力する以外にも、生きていて楽しいと思える理由を作ったことdice1d100=97 (97)

    ・友達…ではないと思うけど、元気でいられる場所を守れるように頑張ろうって気持ちになる人が出来たdice1d100=34 (34)

  • 26二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 08:08:33

    ……剣司の言う所の良い子って、意思がある上であえて操縦される以外には動かない人形か……?

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 15:57:08

    >>26

    言うて確か剣司視点って整理すると「学生時代に憧れた人を忘れられなかったので一番隊に押しかけました。無理言って側に置いてもらってるので迷惑掛けないよう良い子にします。我儘も言いません。だから捨てないで」なので…

    自分が勢いに任せて一番隊に突っ込んだ自覚があって(これは事実)、かつ雀部が自分のこと好きだとは微塵も思ってないから、「指導を受けて育ってる自分」以外に捨てられない自分が分からないのでは?

    そして雀部自身も拗らせたのは半グレ学生だった剣司の育成にどハマりしたことがきっかけなので、「自分の言うこと全部聞く剣司」が大好きなのは間違っていないのである

  • 28二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 22:08:48

    つまりどっちもめんどくさいってことか

  • 29124/11/30(土) 06:12:20

    仕事中故お昼くらいまであんま書き込めないです、許してヒヤシンス

    なおリロード版の雀部はダークサイドがわかりやすい代わりにクソ強固で、リロード版の剣司はヒロイン力と拳の力の対価に面倒臭いし女々しい精神年齢小学生並となっています


    剣司の返事はdice1d2=2 (2)

    1=…怒られるって分かってて、悪い子が大人しく帰るわけないじゃないですか。言いたいことがあるなら、そっちから来てください

    2=色々片付けて、前より良い子になりますから。…やっぱり今の私じゃ、会うわけにいかないんです


    まだ帰れません、と木綿のハンカチーフみたいなこと言われた雀部さんdice1d100=64 (64)

    あ?←50→…まあ、言うだろうな、というか言えるだろうな、とは思っていた

    その上でdice1d2=2 (2)

    1=………。好きにしなさい

    2=聞けない話だな。お前が悪さを働いたなら、躾け直すのが私の仕事だ

  • 30二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 11:49:59

    木綿のハンカチーフって何?とググったらすごい古いのが出てきた
    まだ生まれてない

  • 31二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 20:20:52

    そ

  • 32124/11/30(土) 21:14:17

    あの人が目を背けない自分であろうと思った
    俺の人生は、いつだって脚本の上にある
    常に遠く高い頭上で瞬く憧れへ、飛び立つ瞬間の鳥のように脚を伸ばし、手を愚直に伸ばし続ける生き様
    それを求められていると、それを望まれていると、気付いたのは師事してすぐの頃だったと思う
    褒められるより叱られることが多く、認められるより遙かに多い否定に、鬼才の去ったあの学院で木から削り出すように作ってきた自分を粉々に砕かれてきた
    小さく砕け散って、その破片を糸で繋いで、爪先から指先まで全部やり直し
    ボロボロでグラつく爪先には力なんて入らなくて、立っているのも難しくて、こんな生き方自分には向いてないとすぐに分かった
    それでも膝を折れなかったのは、生来の負けず嫌いと情景への確かな飢え、そして背後に絶えず忍んで首を絞め続ける絶望があったからに過ぎない
    負けたくない
    諦めたくない
    …あの人に、嫌われたくない
    俺を覆う何もなかった日々の中に、たった一つの光を灯した人
    その光を見失ったら、もう立てなくなる予感がしたから
    突き放されないように、膝を立てた
    見失わないように、顎を上げた
    スポットライトが照らす壇上から外れてしまわないように、その光の円の中央に立ち続けた
    それこそが、俺の過ごしてきた日々の正体

  • 33124/11/30(土) 22:01:06

    力の入れ方がなっていないと言われ、鬼道を一から組み直した
    もっと効率良くやれと言われ、性にも身体にも合わない剣道をやり続けた
    歩く姿勢が悪いと言われ、数ヶ月服の下に定規を入れて矯正した
    髪は綺麗だと珍しく言われたから、煩わしかったが髪は伸ばした
    初めて貰った給料で買った髪留めについては何も言われなかったから、使うことにした
    不快そうな顔を直視したくなかったから、興味もないマナー講座の本を何度も読んだ
    好みに合っていなさそうだったから、話す時は未だに落ち着かないような一人称に意識して変えた
    つまらないと言われるのを聞きたくなかったから、飲めないと分かっている酒で何度も記憶を消し飛ばした
    味覚の好みは治せなかったから、代わりに庭の片隅で栽培の研究をした
    ボロボロの爪先を何度だって砕いて、作り直して、首に掛かった糸に吊るされるように立ち上がって
    それでも、苦労はあっても苦痛ではなかった
    だってこれは、俺がやって当たり前のことをやっているだけだから
    あの人の背中を追いかけることを決めたのは自分で、合わないと分かっていながら無理して一番隊に突っ込んだのも自分の判断
    だからあの人が飽きないような、手放す気を起こされないような自分になることは、当然の責務でしかなかった
    だからずっと、努力と呼ぶことも烏滸がましい何かを積み続けたのだ
    言われるまま、望まれるまま、俺は《私》を何度も壊して造り直す
    それこそが、俺の普通
    そうやって嫌われない自分を検討し続けるやり方でしか、俺は生きていけない
    そこから外れて見捨てられてしまったら、俺には何をすれば良いかが分からない

  • 34124/11/30(土) 22:03:02

    だから、呼ばれたのなら直ぐに返事を
    叱責を受けると分かったなら大人しく正座を
    好まれない自分になってしまったと分かったのなら直ぐに再構築を
    そして直ぐに、あの人の好きな私になる
    それこそが俺の知る、たった一つの正しい生き方だった

  • 35124/11/30(土) 22:14:22

    『剣司。最近のお前の素行に対して、隊内からも指導すべきと苦言が出ている。一番隊の醜聞が服を着て闊歩しているなどと言われたくはないだろう、分かったら一度隊舎に来なさい』

    鼓膜を揺らす声は、ずっと聞こえなくなっていたあの人のもの
    変わらないトーンで名前を呼ばれる度に、胸の中で何がキリキリと込み上げた
    何も言えなくなった俺の耳元で、また名前を呼ぶ声がする
    早く、答えないと
    刈薙剣司はここに居ますと、きちんと声で示さないと
    それで戻って、叱られに行けば良い
    ……あの人の望む刈薙剣司にとって、暇の日々は不要な出会いに満ちていた
    この服装だって、新しく覚えた戦い方だって、多分あの人の好みじゃない
    今の俺は、あの人の齎さなかった余計なものだらけだ
    こんなの、あの人が欲しがっている刈薙剣司には要らない
    だから今まで通り、すぐに謝って修正しないと
    というかそうやって呼ばれる為に、こんな風に羽目を外すって決めたんじゃないか
    こうして名前を呼ばれた時点で、もう目的なんて全て果たされているじゃないか
    だからもっと、喜ばなきゃ
    名前を呼んでくれるだけでも十分嬉しいって、態度で分かってもらわなきゃ
    満足して、叱られて、そうする為に今まで散々あの人達の善意に甘えてきたんだから
    目的が果たされたのなら、もう全部終わらせてしまえば良い
    それでさっさとまた全部造り直して、俺はまた今まで通りに見てもらえる刈薙剣司になるのだ
    その為の日々だった筈だ
    いつか捨てることなんて見え透いていた筈だ
    だから踏み躙ると分かっていながら甘えたことへの罪悪感で、こんなにも胸は苦しくなっていた筈だ

  • 36124/11/30(土) 22:15:16

    ——無理してでも常に『良い子』でいる必要はねえんじゃねえかな

    ——お前が不器用なくらいクソ真面目で良い奴なのは、俺でももう分かったから

    …なのに、それを分かっていて尚、どうして
    他の隊長格を押し除けて取り戻した伝令神機
    その画面に浮かび上がる名前を見て喉が渇いていくのを感じながらも、脳裏に過ぎるのは別の人の声だった
    ……こんな記憶、もう要らないのに

  • 37二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 08:57:50

    保守

  • 38二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 20:02:57

    保守

  • 39二次元好きの匿名さん24/12/02(㜈) 05:00:59

    保守

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/02(㜈) 15:36:58

    保守

  • 411(保守感謝!)24/12/02(㜈) 20:25:32

    この人に嫌われたくない
    この人が好きな自分でいなきゃいけない
    そう頭では、理解している筈なのに

    「…わ、私は…まだ、戻りません」
    『……』

    気付けば、そんな返事をしていた

  • 42124/12/02(㜈) 20:26:17

    「風紀を乱しているとか、一番隊に合ってないとか、色々言われているのは分かっています。今の私を、副隊長はお気に召さないと思います。だけど…」

    一言喋る毎に、首に絡まった糸がきつく食い込んで気道が締まる
    それでも、言葉は止まらない
    海底から浮かんでくる泡のような言葉を口にする度に、胸につかえた苦しさの姿が見えてくる
    何も聞かずに、ただ俺の求めた休息と指導を恵んでくれた人がいた
    顔の疵を薄める為に、化粧を覚えれば良いと言ってくれた人がいた
    飽きられてしまう前に、装いを変えれば良いと言ってくれた人がいた
    理由を聞かないで、やったことのない戦い方を教えてくれた人がいた
    どれもこれも、本来の刈薙剣司には要らなかったし、出会うこともない縁だ
    この胸に詰まった苦しさは、それをうち捨てる未来を分かっていて甘えたことへの罪悪感ではない
    この縁を余分だと断じること、彼等との出会いを経た今の自分を使い捨ててしまうことへの、苦渋に満ちた躊躇い
    俺の知っていたただ一つの在り方だけが正解で、他の全てが不要な間違いだと言い切るのを惜しんでしまうほどに、

    「私は、存外、気に入ったみたい、なので」

    余りにも——余りにも、俺は今の《私》に愛着が湧いてしまったらしかった

  • 43124/12/02(㜈) 20:27:20

    あの人の望む俺でありたい、それは依然として変わらない
    だけど、まだもう少しだけ、この《私》でいたいとも思うのだ
    だって今の自分を、俺は悪いものだとは思えない
    これまでに経た出会いや会話を、捨てるべきだとは言いたくない
    あの人の好みから外れた自分がどうなるかも分からないのに、この自分は失くしたくないと——恐れるより前に、思ってしまっていた
    何度もあの人の為に造り直した《私》ではなく、自分が好きで捨てられない俺でいたい
    ただ望むその姿はあの人の側に居て良い俺じゃなくて、二つ欲張る真似は出来ないから

    「まだ暫く…私は、好きにします」

    俺は自分の意思で元の自分の迅速な復旧を後回しにし
    自分の意思で、今の自分の存続を選んだのだ

  • 44124/12/02(㜈) 21:31:55

    進捗が…進捗が終わってる…!

    それもこれも忘年会シーズンってやつのせいなんだ…

    それなりに予想はしていた返事を聞いて、尚雀部が蹴ったのはdice1d100=6 (6)

    周りに内心責任転嫁しつつアクセルベタ踏みで生きているので、剣司が何を言っても最初から逃す気がない←50→剣司がたかが負けん気程度で生涯を決めた時点で危惧していた、誠実故に移り気な気質に本気で焦っている


    Q.今どこ?

    A.dice1d100=99 (99)

    一番隊舎近く←50→剣司ー!後ろ後ろ!

  • 45二次元好きの匿名さん24/12/03(灍) 08:15:06

    ほぼ真後ろにいても可笑しくない数値すぎる

  • 46124/12/03(灍) 09:22:37

    思ったより近くにアクセル全開で迫ってるホラー

    これは多分半径10m以内にはいますね…せめて上と数値が逆であればまだ表向き健全に出来ましたが、ここから外面をフォローする方法は私には分からん

    剣司は迫っている雀部に気付ける?dice1d100=64 (64) (60〜で気付いて反応)

    対抗ロール

    剣司dice1d100=80 (80)

    雀部dice1d100=64 (64)

    気付かず奇襲された場合、また対抗ロールで負けた場合は一番隊舎行き

    気付いて対抗ロールに勝った場合はこの場から逃げます

  • 47124/12/03(灍) 12:59:49

    避けたァ!?んで逃げたァ!?

    逃げる剣司の内心としてはdice1d100=71 (71)

    ヤバいヤバいヤバいヤバい今捕まったら本当に死刑宣告される!!←50→言ってしまった…じ、自分で好きにするって、言えてしまった…!


    逃げる剣司、追う雀部

    この逃亡劇はdice1d3=2 (2)

    1=その場から逃げたは良いが、結局この後割とすぐ捕まった

    2=ちょくちょく捕まりそうになる度応戦した結果大騒ぎになった。山爺、キレる

    3=本気で逃げ隠れしまくった結果、今日中に決着がつかなかった

  • 48124/12/03(灍) 13:17:45

    グレた部下を諫めてこいとベテラン勢が言ったら何故か暴走問題児が二人になった、そのうち一人は総隊長の側近やってる副隊長だった

    沖牙さん達(そうはならんやろ)

    山爺「お前らちょっと来なさい」


    騒ぎの被害状況

    各隊dice10d3=2 1 3 1 3 1 3 2 1 2 (19)

    dice3d3=2 3 2 (7)

    1=めっちゃ白打と鬼道の応酬してた…

    2=なんか緑色の光を帯びたダッシュと瞬歩してるのは見た。何あれレース?

    3=知らん…何それ…コワ~…

  • 49124/12/03(灍) 13:31:05

    二番隊、四番隊、六番隊、九番隊にはガッツリとバレ、一番隊、八番隊、十番隊、十一番隊、十三番隊にも何か風が騒がしいことは気付かれたらしい

    そして何も知らない三番隊、五番隊、七番隊、十二番隊

    被害デカすぎない?

    追いかけっこの規模dice1d2=2 (2)

    1=路地裏や人通りの少ない通路で繰り出される誉0の殴り合い掴み合い

    2=街中で被害を抑えながら殺意の高すぎるかくれんぼ。絵面がサカモトデイズ

  • 50124/12/03(灍) 15:18:27

    誉0のサカモトデイズ式かくれんぼはdice1d100=29 (29)

    割かし雀部が追い詰めていたし剣司は冷や汗をかきながら応戦していた←50→全能力を駆使して調子こいたクソガキムーブしている剣司がいた

    サカモトデイズ式かくれんぼのSSはまたホスト規制で乙って時間がある時にでもガッと書いておきます

    今は話を進めましょう、最近アクションの構想練るのどんどん遅くなってるわ

    二人のクソガキを捕まえた山爺、クソガキ①への説教dice1d3=3 (3)

    1=廷内を逃げ回るくらい嫌ならもう異動しろよ…という話に。違うそうじゃない

    2=お主綱彌代家に行くのが嫌で問題行動起こしてんの?という話に。本人その話今まで知らなかったんですが…

    3=一番隊の自覚ある?ないですよ、副隊長が守ろうとしているものを守れるためなら凍死くらい上等ってだけで。…儂は今何を聞かされておるんかのぅ


    クソガキ②への説教dice1d3=3 (3)

    1=本人嫌がってんじゃん…監督せよとは言ったが絞め殺すほど首輪を絞れとは言っておらんじゃろ…

    2=あれって綱彌代家を追っ払う為の指示か?え、違う??ただの阿呆とうつけじゃったか

    3=お主あの小僧どう育てたいの?隊士はお主の小姓でも倅でもないんだが?…小姓や倅だったらここまで過保護にせん?…儂は今何を聞かされておるんかのぅ

  • 51124/12/03(灍) 16:32:39

    クソガキ共叱ってたら別ベクトルの惚気を個別に聞かされた山爺かわいそ…

    多分この後胃もたれ起こして「もう良い」した山爺に二人共拳骨された

    なおこの騒動、目の前で突然班員が脱走した絵面しか分からない捜査班達は

    砕蜂、大前田dice2d2=1 1 (2)

    白哉、恋次dice2d2=2 1 (3)

    夜一dice1d2=1 (1)

    1=剣司が明らかにSAN値の下限突き抜けてる顔してる原因も分かったので放置することにした。知らんのか?他人の修羅場に首突っ込むと大体BAD ENDだ

    2=気になったので今も部屋の外で聞き耳立てているが、一部は耳からの砂糖過剰摂取で胃もたれを起こし灰になった。なにこれ俺等何聞かされてんの??


    クソガキ①②はdice2d3=2 2 (4)

    1=拳骨のダメージで暫くのたうち回っていたが復帰

    2=拳骨のダメージが重すぎてまだ床を転がっていた

    3=拳骨を耐える以前に惚気被弾してK.O.済み。し、死んでる…

  • 52124/12/03(灍) 16:41:14

    兄様また一人で動いた結果いらん被弾してる…

    理性の人ぶっこいてるが割と愛に生きた狂人側みたいな生き様してる兄様的にはdice1d2=1 (1)

    1=剣司が低SAN値なのは気付いていても、抜き打ちで他人×2の怪文書聞かされたら兄様だって宇宙猫になる

    2=朽木白哉は狼狽えない。「…そうか」で済ませてクールに去った


    そして仲良く床でゴロゴロしていた二人dice1d3=2 (2)

    1=剣司が先に復帰して逃げた。二番隊と六番隊に詫びの菓子折りを入れた後ダッシュで退勤

    2=復帰はほぼ同時。かくれんぼ、夜戦に突入す!

    3=雀部が先に復帰して刈薙剣司捕らえたりした。山爺はこれ以上砂糖を摂取しないよう退避していた

  • 53124/12/03(灍) 17:20:25

    えぇ…

    というわけでなし崩し的に夜パートへ移行します、こいつら懲りねえのかな

    なおギャルゲーの様相だから夜戦()に見えるけど、これ主人公も相手も男だから夜戦(ガチ)なのよね

    つかまえてごらんなさ~いってか?現在本気で逃走中!

    なお夜になったため夜戦中の二人は確定で、現場行ってたけど何の成果も挙げられなかった檜佐木は判定によっては例の黒い影とのエンカウントダイスがあります

    夜遅くに出歩いたら危ないから早く家に帰りなさいってママに習わなかったか?

    まず檜佐木はdice1d3=2 (2)

    1=大人しく家に帰った

    2=何か他に調べられることはないかと管内で調査中(判定発生)

    3=六番隊と九番隊の管内がどっちもかくれんぼで騒ぎになっていたので剣司の様子を探りに一番隊管内に来ていた(判定発生)


    夜戦の方は

    剣司dice1d100=20 (20)

    雀部dice1d100=8 (8)

    雀部の方が高ければ剣司を捕まえて会話イベントに派生、剣司が勝った場合は会話なしでエンカウント判定

    剣司が雀部に20以上の差をつけて勝った場合大きく引き離したとして、剣司と雀部のどっちかのみ判定とします

  • 54124/12/03(灍) 17:26:55

    ざっっっこ(困惑)

    ではエンカウントダイスです

    剣司、雀部dice1d100=2 (2)

    檜佐木dice1d100=39 (39)

    どちらも51~でエンカウントします

    どちらもエンカウントした場合、檜佐木達はdice1d2=1 (1) (何故か合流した/別個に襲われている)

    剣司達がエンカウントしなかった場合、普通に雀部を振り切って夜戦は終了となります

  • 55124/12/03(灍) 17:42:47

    ではどちらもエンカウント無しですね、運の良い奴等め

    なおアクセルベタ踏みにして追い回すだけの胆力が証明されてしまった為、翌日(四日目)からは朝の出勤同伴候補に雀部も入って来ます

    つーか日中から夜までぶっ通しで本気のかくれんぼ(鬼ごっこ)してるけど、この間も恐らく剣司はずっと全身に夢で覚えた違和感が全身駆け巡ってるんだよね怖くない?

    砕蜂との地稽古では熱中して忘れてたけど、かくれんぼ中はdice1d100=20 (20)

    微塵も違和感が消えていないまま本気で応戦してた←50→かくれんぼして山爺にぶん殴られたら消えていた


    帰った後の剣司はdice1d3=3 (3)

    1=あの人が総隊長に言ってたの、どういう意味なんだろう…とか考えながらさっさと寝た。悪夢を見ながら翌朝までぐっすり

    2=今の自分をもう少し続けるって決めたけど、この身体がなぁ…。寝たり起きたりを繰り返し、夏の長い夜を過ごす。

    3=…なんだかあの言葉への邪推が止まらなくて落ち着かないし、今日は夢を見たくなかったので起きっぱなし。…夢と言えば…

  • 56124/12/03(灍) 18:12:36

    この前あげた小説は我ながら内容がかなりアレなので、剣司が悪夢を見始めて以来起きた後も引き摺っている違和感についてざっくり箇条書きしときます

    能登さんの攻撃食らった兄様の絵面に耐えられた読者ニキネキなら多分大丈夫、私は大丈夫ではなかった

    ・一歩歩く度に足の裏から虫の群れが這い上がってくるような感覚がある

    ・朝起きてからずっと腹が重い感じがする

    ・何か口に入れる度、他人に指を口腔内で好き勝手動かされてるような感覚がフラッシュバックする


    徹夜を敢行する剣司さん的に気になることdice1d3=3 (3)

    1=最初と二回目に見た夢には、小さな子供の姿があった。あの子、男と女どっちだったんだ…?

    2=……そういえば俺、なんでこんな感覚になってるんだ?餌食になっていたのはあの子だったのに

    3=あの黒い影に襲われた時、この感覚が悪化したような気がする。…あの影と夢に、何か関係があるのか?

  • 57124/12/03(灍) 18:28:42

    あの影と自分が見る悪夢との間に何らかの関係があるのでは?

    せっかく襲撃時の記憶がほぼ完全にあるわけだし、少しあの時のことを思い返してみましょうか

    まず襲撃してきた影について

    分かっていることは

    ・黒くて、人型の彫像に黒い布を被せたような感じの外見

    ・光で照らしても影が出来ない

    ・足元(足?)から影を伸ばして攻撃。影を踏むと護廷隊士でも気絶するレベルの激痛等に襲われる

    ・突然現れ、突然消える

    ・出現が確認されたのは夜のみ

    ・人によっては影の存在を全く記憶出来ない

    ・何故か剣司を優先して襲っている?

    うーん…?

    解像度上げたいし高さあたり決めとくか110+dice1d60=4 (4) cm


    最近の違和感

    夢の中で聞き続ける呪詛が少し聞き取れるようになったような気がするdice1d100=48 (48)

    …回数を重ねているせいか、どんどん全身の幻覚が重くなっているdice1d100=90 (90)

    寝る時、特に夢の中だと精神が女々しくなっている自覚があるdice1d100=9 (9)

    世話になったし当然ではあるけど、なんか檜佐木副隊長とかのお願いを叶えてあげたくなったような…?dice1d100=95 (95)

  • 58124/12/03(灍) 19:06:36

    114cmってちっさ!剣司が175だから丁度腰っていうか肋骨の一番下ぐらいの高さか?

    日増しに酷くなる幻覚に24時間寝ても覚めても晒されているのに復帰三日目(最初に夢を見てから四日目)の朝時点で特に発狂の予兆もなく平然としてるの、ハッキリ言って既に狂人では?dice1d2=2 (2)

    1=初めに見た悪夢を無意識のうちに「日常」へ組み込んだ時点で、この件にのみ関して言うならとっくに気が触れている。今後も現在のこの常識を崩すような余程のことがなければ、悪夢と幻覚程度で発狂することはない

    2=元々剣司が内側に抱えたものを全部覆い隠す才能を併せ持ったタイプの奉仕気質(人形志望のラジコン体質)なので平然としてる。常人なら日常生活を送れなくなるような幻覚に苛まれようが「まあ幻覚だし」で片付けられる、ある意味初手で狂人


    そして昼に檜佐木と会うと途端にギャルゲ攻略対象ムーブをおっぱじめることに関してはdice1d3=2 (2)

    1=今の《私》にとっては恩人だし、お礼したい…けど正直、言われたことを聞く以上の相手への尽くし方ってよく分かんないし…

    2=だって、嫌いじゃないし…ああいう人は、叶えられる範疇でも良い目を見せてあげたいっていうか…(床に描かれるのの字)

    3=泥に触って時間を浪費したら、その分以上の幸せがなきゃ不幸だし…あの人に不幸になってほしいわけじゃないっていうか…

  • 59124/12/03(灍) 19:46:54

    かーっ卑しか主人公ばい!!

    雀部には飽きられたくないよう好みから外れず指示にも従う良い子でいたい

    檜佐木に対しては嫌いじゃない人だから幸せを実現可能な限りであげたい

    コイツ野放しにすると暴走特急と化す魔猪なのにサービス精神特盛過ぎて卑しくなってやがる…


    色々考えた結果、剣司が現時点で考える影と夢の関係性についてはdice1d3=3 (3)

    1=先に見た夢の影響力を、影が後から増幅させている?うーん…?

    2=関係性はまだよく分からないけど、どっちも内外から《私》が変質しようとしている…気がする

    3=夢の中の呪詛と同じものが、影を踏んだ時に流れ込んでる?


    そして夢を見ないよう徹夜で大人しくしていたわけですが、幻覚はdice1d2=2 (2)

    1=特段変わらなかった

    2=重くなってる。なんで…?

  • 60二次元好きの匿名さん24/12/03(灍) 19:51:01

    夢を見なければ幻覚読み込みゲージが一時停止するわけじゃないんだ

  • 61二次元好きの匿名さん24/12/04(ć°´) 02:48:53

    どうして砕蜂との稽古では忘れられてたのにかくれんぼ中は忘れられてないのか

  • 62124/12/04(ć°´) 10:17:49

    >>60

    私も寝なければセーフだと思ってたんだけどねぇ!

    寝たら悪夢で汚染、起きても幻覚、寝なくても増悪ってどうしようもねえな

    そしてよくよく考えたら夢の内容すげ替えて自己嫌悪してるあたり、やっぱこいつSAN値飛んでるんだよなあ


    >>61

    稽古中は大丈夫だったのに今日はダメだった理由について、剣司の予想

    幻覚が増悪しているせいdice1d100=59 (59)

    逃げ切ってこそいるが、雀部の霊圧を浴びっぱなしな上に何度か接触しているせいdice1d100=14 (14)

    …頭が切り替わらないまま、人に触られたせい?dice1d100=40 (40)

  • 63124/12/04(ć°´) 11:12:11

    では夢も見ないまま朝が来ます

    徹夜明けの体調は如何ですかー?dice1d3=3 (3)

    1=眠い……全身重いし…立てない…(欠勤)

    2=眠い、けどまだいける…仕事行って…昨日の詫びして…

    3……普通


    幻覚の重さ30+dice1d30=13 (13)

    まだ微塵も表に出さず無視出来る←50→他人に言わずに抱え込めはするが、表立って変調をきたす

  • 64124/12/04(ć°´) 12:07:18

    こいつ普通に出勤する気でいる…鉄人かな

    身体に変調はある?dice1d4=4 (4)

    1〜3=ない

    4=ある


    なお本日通勤の際、誰かに会った?dice1d3=2 (2)

    1.2=会った

    3=会わなかった


    会った場合、遭遇したのはdice1d3=2 (2)

    1=恋次、大前田

    2=檜佐木

    3=雀部


    昨夜事件はdice1d5=3 (3)

    1〜4=発生

    5=発生しなかった

  • 65124/12/04(ć°´) 12:38:40

    わーーーー

    異変dice1d3=2 (2)

    1=…顔つきが変わった、ような…?

    2=なんか声、変じゃね…?

    3=服のサイズが少しずつ合わなくなっている。…体格が、変わってる?

  • 66二次元好きの匿名さん24/12/04(ć°´) 14:33:27

    謎の114cmさんに近づいて行ってるなら声は女声ではなく子供声の方に変わっていってるのか?

  • 67124/12/04(ć°´) 17:48:19

    剣司の元の声はdice1d100=24 (24)

    〜15…藍染ばりのド低音

    16〜50…檜佐木、グリムジョーくらいの低音

    51〜80…一護、バズビーくらいの低めな青年声

    81〜…石田くらいの高めな青年声

    ※大体の目安です。出ている人らはその範囲の真ん中くらいにいる


    現在の声dice1d3=2 (2)

    1=元より喉から若返った気がする…

    2=変声期前くらいまで戻った気がする。いや変声期前の声知らないけど

    3=男か女かも分からん知らない声になった

  • 68124/12/04(ć°´) 19:31:47

    元々かなり低かった声が変声期前の少年レベルに若返っていたらしい

    そしてそこにやって来る昼の攻略王

    剣司は普通に話す?dice1d2=2 (2)

    1=違和感を覚えながらも普通に話す

    2=風邪気味で喉が痛いと押し通して黙っていた


    檜佐木の話とはdice1d3=1 (1)

    1=狩儺家について調べてみないか?

    2=お前昨日の騒ぎなんだけどさ

    3=…昨日の夜、何ともなかったか?

  • 69124/12/05(㜍) 00:35:36

    きたわね

    なおインナー等でマイナス補正がかかりますが、檜佐木はここ数日よく会ってるし目星振っていいよ

    檜佐木dice1d100=65 (65) (71〜で何かに気付きます)


    なお事件発生しているので捜査班は今日も忙しい(?)

    剣司はdice1d2=2 (2)

    1=檜佐木と狩儺家について調べに行く

    2=現場について詳しく調べる


    今回の被害はdice1d3=2 (2)

    1=六番隊管内の家

    2=六番隊

    3=おや…?

  • 70二次元好きの匿名さん24/12/05(㜍) 10:36:02

    隊士に被害が出たのか

  • 71124/12/05(㜍) 12:04:48

    お前せっかく立てたフラグが…

    では捜査班は現場に向かいましょう、今回の被害は六番隊隊士です

    現場は廷内の片隅の路地、相変わらず凄惨な絵面になっています

    既に3件目ですし、そろそろ一度捜査班は全員判定を振りましょうか

    砕蜂dice1d100=73 (73)

    大前田dice1d100=43 (43)

    白哉dice1d100=41 (41)

    恋次dice1d100=23 (23)

    剣司dice1d100=68 (68)

    〜20を引いた場合、何かが起こるかもしれません

    また剣司、白哉は別個の判定です

    ??①

    白哉dice1d100=67 (67)

    ??②

    剣司dice1d100=16 (16) (51〜で成功)


    剣司が同行を断った為、檜佐木は一人で狩儺家の調査を行います

    檜佐木の調査dice1d100=90 (90) (71〜で成功)

    調査中誰かに会った?dice1d2=2 (2) (会った/会わなかった)

    会った場合、対象はdice1d5=5 (5)

    1=京楽、2=七緒、3=狛村、4=浮竹、5=吉良

  • 72124/12/05(㜍) 12:26:01

    一部ギリギリでしたが全員セーフ

    そして一人要らないダメージを受けまくる兄様、お労しや…剣司は働け

    一方で前回調査パート空振りした檜佐木がヒットと

    高い数値だしこれは情報をサービスしてあげたいところですね

    掴んだ情報dice1d4=1 (1)

    1=吸血慣習についての詳細

    2=狩儺家の呪いと狂気

    3=狩儺家相伝技術

    4=謎の神剣の噂

    ついでに何か追加情報振っていいよ

    調べるものdice1d2=2 (2)

    1=狩儺家の屋敷

    2=狩儺家の末路

    調査判定dice1d100=2 (2) (目標値75)

  • 73124/12/05(㜍) 16:56:59

    これがクトゥルフ(逆)なら死んでたぞお前…

    そして貴重なヒットで一番今お前がそれ知ってどうすんねんなの引きやがって…

    檜佐木が掴んだ情報dice1d2=2 (2)

    1=狩儺家は、発達した牙を使って対象から噛みつき傷口から直接血液を摂取する。狩儺の牙に噛まれた傷は基本すぐさま消えるが、例外もある

    2=血液を取り込むことで対象の力を一部取り込むことが出来るが、取り込める力の量は個人差がある。この限界を伸ばす為に、狩儺家は狂気に手を染めた

  • 74124/12/05(㜍) 22:55:21

    おっとぉ

    狩儺家に関して現時点で調査出来る情報は「吸血慣習」「呪いと狂気」「相伝技術」「謎の神剣」がありますが、中でも吸血慣習の核部分をぶっこ抜いた上で「呪いと狂気」の一部分まで明かしに来てる感じですね

    良いペースです、ぶっちゃけ現場組がダイス外しまくるせいで現在足踏み状態だからね

    バッド直行みたいなフラグだけ即日でぶち上げといてあとは足踏みとか教えはどうなってんだ教えは!

    他人から継承可能な力の上限を克服する為に、狩儺家が手を染めた狂気とは?dice1d3=1 (1)

    1=霊力の高い伴侶との間に世継ぎを作り、子供が生まれたら子供の「器」を拡張する為に親は食われ糧になる

    2=後継者候補を複数人作るが、狩儺を名乗るのは一人だけ。落第者は文字通り、候補者の糧になる

    3=先代の狩儺も落ちこぼれもなく、三界に狩儺は一人だけ。他の狩儺は全て、未来の為の糧になる


    檜佐木のSAN値dice1d100=2 (2)

    生理的に無理←50→………


    ここまで調べた、かつ前の事件の際に遺体の状況について何か違和感を抱いていたので追加判定です

    dice1d100=48 (48) (81~で成功)

  • 75二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 08:43:03

    糧になる、ががっつりカニバでも血液霊力ちゅーちゅーでもどっちみち生理的に無理ですね
    生臭聖隷しないで

  • 76124/12/06(金) 10:15:38

    あ~~~……という気持ちとまあコイツならそう思えるだろうなって気持ちがある~~……

    現状出来ることはかなり少ないので、このまま檜佐木視点でもう少し話を進めます

    狩儺家の吸血慣習について調べていたところで誰かと遭遇しましょう(捜査班含む)

    檜佐木が遭うのはdice1d2=1 (1) (捜査班/捜査班以外の人)

    捜査班の場合dice5d2=2 2 2 2 2 (10) (会った/会わなかった)

    1=砕蜂 2=大前田 3=白哉 4=恋次 5=剣司

    捜査班以外だとdice1d4=1 (1)

    1=京楽 2=七緒 3=浮竹 4=ルキア

  • 77124/12/06(金) 10:19:14

    会った(会わなかった)は嘘やん

    流石に振り直しますdice5d2=1 1 2 2 1 (7)

    ついでに京楽さんも出すか…

  • 78124/12/06(金) 11:20:10

    六番隊のみ綺麗に欠席か、現場残ってんのかなこれ

    剣司はというとdice1d2=1 (1)

    1=風邪設定を引っ張るべくマスクまで完備していた

    2=特に何もしていないが、無口属性は続投中だった


    檜佐木はアイデアロールですdice1d100=7 (7) (剣司がマスクをしていた場合81~、していなければ71~で何か派生)


    二番隊と狩儺は何してる?dice1d3=1 (1)

    1=現場にてやっぱこれ狩儺家絡んでない?という話になり、狩儺家の調査に来た

    2=被害者達の経歴を追っている最中

    3=過去に類似した事件が起きていないかを掘り起こしている真っ最中


    京楽は何をしているのかというとdice1d2=1 (1)

    1=同級生だった奴が最近やたら廷内うろちょろしているもんだからさぁ…その辺の調査?

    2=最近ちょっと七緒ちゃんが妙な事言うもんだからさあ。サボりも兼ねてその辺ちょっと調べてんのよ

  • 79124/12/06(金) 12:23:10

    揺り戻しなのか檜佐木の出目がずっと腐ってやがる、そしてどうやら狩儺家のことを知っている奴等が集まってきたらしいな…

    一同の調べることは似ているようで少し違うので箇条書きにしますか

    ・二番隊、剣司→現場の様子から狩儺家の関与を疑っている。狩儺家の慣習について知りたい

    ・檜佐木→以前剣司から頼まれていた狩儺家について調査。現在慣習のことと狂気の一部を知る

    ・京楽→綱彌代家が一番隊へ干渉していることから、綱彌代家と刈薙剣司の関係を調査中

    京楽は時灘(というか綱彌代)が剣司を引き入れようと一番隊へちょっかい出していることを言う?dice1d2=1 (1)

    1=本人も知っていて蹴っていると思っているので言及する

    2=何となく事情を伏せてこの場では言わないでおく

    言及した場合、剣司の動揺40+dice1d60=21 (21)


    檜佐木は砕蜂達に狩儺家の情報をどれくらい伝える?dice1d2=1 (1)

    1=牙から吸血行為をして力の一部を取り込むことのみ伝える

    2=自分が掴んだ狩儺家の狂気についても伝える


    京楽さんは狩儺家についてdice1d3=2 (2)

    1=京楽は全く知らない

    2=京楽自身元々そこまで知らなかったが、前に知る機会があった

    3=知ってるよそりゃ、これでも貴族の端くれだよ?その狂気も、呪いも

  • 80124/12/06(金) 12:51:28

    動揺した理由は

    綱彌代家(というか時灘)に目を付けられているのが生理的に無理dice1d100=41 (41)

    対話を拒んだのが悪いんだろうけど、そんなの今まで全く聞かされてない…dice1d100=59 (59)

    ここで雀部が愛想を尽かしたら自分を綱彌代家に売る可能性があるのに気付いたdice1d100=22 (22)

  • 81124/12/06(金) 15:29:04

    この期に及んでその数値なのは単純に頭が足りてないのか、昨日の様子を見て雀部が自分をすぐ手放すことはないと高括ってんのか、そもそも捨てられることをずっと危惧していたから捨てるも売られるも大差ないとして考慮してないのか

    まあ山爺までずっと黙ってたってなるとちょっとガチ感あるよね(バイク爆走事件、サカモトデイズ式かくれんぼ事件の時と二度も話す機会があったのに黙ってる)

    周囲の反応としては

    砕蜂dice1d100=11 (11)

    大前田dice1d100=72 (72)

    檜佐木dice1d100=25 (25)

    え、言っちゃなんだけどコイツがなんで?何かしたんか隠しとんのかお前…?←50→四大貴族筆頭の家に迎えられるって超絶名誉じゃん、なんでそんな嫌なの?


    京楽さんが狩儺家について知ってること

    呪いについてdice1d3=1 (1) (全貌を把握している/詳細は知らないが概要なら/ほぼ知らない)

    狂気についてdice1d3=1 (1)

    神剣についてdice1d3=1 (1)

  • 82124/12/06(金) 17:08:50

    大前田よ、世間一般的にはその感性が普通なんだ…ルッキャさんや緋真さんが朽木家に入る時に散々大反対してた綱彌代家が自分も流魂街上がりの死神を迎えようとしてる時点で超ダブスタでもあるんだが

    そして京楽さん???

    ・時灘が綱彌代家代表として護廷十三隊(一番隊)にちょっかい出してる

    ・ほぼ同時期に白哉の管轄で事件が発生し、狩儺家の関与が疑われ出している

    ・狩儺家と似た名前を持っている剣司が捜査班に組み込まれている

    ・そして時灘の悪辣さは霊圧までキモくなるレベルで捩じ切れている

    この辺の状況を踏まえた上で導き出される、京楽の現在の選択は…dice1d3=2 (2)

    1=山爺そんな鬼じゃないから真意聞いてみなよと剣司を退席させた上で、残った連中に狩儺家に関する情報を伝える

    2=…今はまだ踏み込む時じゃない、かといって無知のままでもいられない。綱彌代家のこと調べるの、手伝ってくれないかな

    3=剣司君…君は、本当は。自分の中の疑惑の真相へ踏み込む。

  • 83124/12/06(金) 18:25:10

    綱彌代家が何故今になって剣司を一番隊から引き抜こうとしているのか

    この話に違和感を抱いている人にとっても剣司自身にとっても無視出来ない疑問の答えを出す為にも綱彌代家について調べてみようよ、という京楽

    砕蜂も檜佐木もこの話を不審がってますし、ここは蹴らないかな…問題はそこで真っ白になってそうなご本人だが

    剣司もまあ、隊長に言われてNOと言える感じではなさそうなので協力はしますが…dice1d100=53 (53)

    暫く沈黙して漸く頷いた←50→無知なままではいられないとして、即断で協力を了承した

    なおここまで終始無言だとして、剣司以外の全員は一旦目星(71~で何かに気付く)です

    砕蜂、大前田、檜佐木、京楽dice4d100=9 58 34 40 (141)


    そして綱彌代家について調べるとして、頭数がいるので特殊処理

    手分けして調査を行ない、メンバーの出目の合計値によってゲット出来る情報が変わる方式でいきます

    パーティは2/2/1の三班構成です

    砕蜂、大前田、剣司、檜佐木、京楽dice5d3=3 1 1 2 2 (9) (同じ数値のメンバーで一緒になる)

  • 84124/12/06(金) 18:59:26

    良い感じに出目が一発で別れましたね

    ①大前田&剣司グループ、②京楽&檜佐木グループ、③砕蜂と

    では早速、調査を行っていきましょう

    ①グループdice2d100=64 86 (150)

    ②グループdice2d100=83 61 (144)

    ③グループdice1d200=120 (120)


    合計数値

    ~40…何の成果も得られませんでした…

    41~80…最近綱彌代家の使者が、怪我をしたわけでもないのに真央施薬院へ足繁く通っている

    81~120…真央施薬院は貴族御用達の最高医療施設だが、数世紀前に綱彌代家に指名され医師団を送り込む大手術をしたらしい

    121~150…今から二世紀以上前、綱彌代家は狩儺家に何度か使者を送り込んでいる

    151~175…かつて綱彌代家の本家に養子がいたことが分かる。尚、その時期とほぼ時を同じくして…

    176~…綱彌代家に迎えられた養子は今は居ない。病で若くして亡くなったらしいが、神隠しとの噂もある


    なお②グループは折角なので追加ダイスありとします

    京楽と檜佐木が話すことdice1d2=1 (1)

    1=京楽の知る、狩儺家の狂気と呪いの真相について

    2=剣司のことについて

  • 85124/12/06(金) 19:07:31

    全体的に1足りねえ!!

    京楽が檜佐木にこの情報を話すことにしたのはdice1d100=96 (96)

    檜佐木が京楽に何か知っているんじゃないかと問い詰めた結果←50→京楽自身が事態の真相についてある程度予想した上で、檜佐木に話をすることにした


    ちなみに京楽は狩儺家の情報を把握していますが、狩儺家の慣習などについてはdice1d100=50 (50)

    理解出来ないって顔してるね檜佐木君…それが正解だよ。世の中には理解しちゃいけないものもあるんだよ←50→…悍ましいのは否定しないよ。ただ、哀れだと思うことも否定は出来ないかな

  • 86124/12/06(金) 22:27:45

    亏漽昼水
    「檜佐木君はさ、最近刈薙君と結構仲良い感じだったりする?」

    檜佐木修兵
    「え、何すか急に」

    亏漽昼水
    「まだ休暇中だった彼や雀部さんとそれぞれ個人的に話す機会があってね。その時よりも最近の刈薙君、なんだか顔色が良い感じがしたからさぁ。何て言うの、青春を取り戻してる感じ?
    あのイメチェンもさぁ、ぶっちゃけ8割くらい君の趣味じゃない?少なくとも雀部さんの趣味じゃないし」

    檜佐木修兵
    「…そんな分かりやすかったですかね…」

    亏漽昼水
    「割と露骨なくらいには?とはいっても別にそれにどうこう言いたいわけじゃなくてさ。
    冬が終わればまた春は来るなんて言うけど、長い一生の中で青臭い春なんて来るのは一度きりなんだよね。時と共に樹は少しずつ齢を重ね、同じ花は二度咲かない。その桜が咲くよりも短い時間を、ただ与えられた籠の中で寝て過ごすってのは単純に勿体ない。だからこれでも君には感謝してるんだよ。彼等のように若い芽を見守る、一人の年長者としてね」

    檜佐木修兵
    「……」

    亏漽昼水
    「歳を重ねていけば、自ずと酸いも甘いも噛み分けられるようになるなんていうのは若いうちに見る幻想さ。
    酸いも甘いも知り尽くすことこそ長生きの特権ではあるけど、知った全部を上手く飲めるかってのはまた別の話だ。特に男ってのはどうにも年を取ると頑固になっちゃうもんでさぁ…勢いで言ったことの引っ込みはつかなくなるし、張った維持は何と戦ってるのか張り続けたくなる。そんで好き嫌いも激しくなって、終いには受け付けないものばっかり増えていくんだ。その辺上手く併せ飲める男になろうって思っていた子供が、気付けばすっかり真逆の頑固親父ってね」

    檜佐木修兵
    「それ、なんか特定の個人をディスってません?」

    亏漽昼水
    「えぇ~?」

  • 87124/12/06(金) 23:07:23

    亏漽昼水
    「…だからかなあ。君には話しておこうって判断したのは」

    檜佐木修兵
    「…?」

    亏漽昼水
    「君。今回の事件について調べる中で、既に狩儺家についてある程度情報を集めてるだろう。
    僕の予想と君の人となりへの理解が正しければ、今、君が顔も知らない彼等に対し覚えているのは——恐怖じゃないか?」

    檜佐木修兵
    「———!」

    亏漽昼水
    「安心しなよ、その恐怖は間違っちゃいない。それは君が真っ当な感性と理観を持って、状況を正しく認識していることの証拠だ。
    僕は彼等、今は無き狩儺家のことを知っている。彼等が今回の一件についてどう関わっていようが、関わってなかろうが、彼等を知る者として僕は君に確実に言えることがある。
    世の中には理解出来ない、理解出来てしまった時点で良識から逸脱したこっちの負けって類のものがある。それが狂気だ。真っ当な倫理観にそぐわない在り方を是とすることを悪と呼ぶなら——彼等は確かに僕らの良識と共存出来ないし理解しようと努めること自体間違っている、狂っていると言うべき一族だよ」

    檜佐木修兵
    「……」

    亏漽昼水
    「けどそれを誰に言われずとも理解出来ている君には、伝えない方が公平じゃない。
    瀞霊廷通信編集長に偏向報道なんてさせるわけにもいかないしね…特別に教えてあげるよ、狩儺家の狂気ってヤツの正体を。
    知ったところで——君がまだ正気なら、絶対記事には出来ないだろうけどさ」

  • 88二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 09:39:48

    保守

  • 89124/12/07(土) 09:48:11

    亏漽昼水
    「既に知ってるかもしれないけど、狩儺の血筋の者は血を飲むことで相手の力を取り入れ、自身の一部とする一族だ。採血しやすいように犬歯が発達した牙を持っているのも特徴かな」

    檜佐木修兵
    「…知っています。けど、無限に他人の力を取り込めるわけじゃない。力を蓄えられる量には上限があるし、その上限にも個人差がある。だからその限界量を更新し、より大きな容量を持った次世代を作っていく為に……」

    亏漽昼水
    「狩儺の当主の血は、次期当主の糧となる」

    檜佐木修兵
    「………」

    亏漽昼水
    「優秀な両親の間に産まれ高い霊力を持った狩儺の子供は、自分の両親を喰らって当主の座すら奪い、初めて一人の狩儺になれる。親すら文字通り己の血肉にする捕食者である一方で、生まれた子へ己の全てを捧げる為に生きる非捕食者でもある…その矛盾を抱えた生き方を慣習として続けてきたのか狩儺家だ」

    檜佐木修兵
    「…けど、こんなのやっぱおかしいですよ。
    親は子供を守るもんでしょ。なのにこんな、途中で絶対に子供を一人にするようなやり方…力を強めることなんかの為に、親を殺して子供に自分を殺させるなんて、絶対に…」

    亏漽昼水
    「正気じゃないって?」

    檜佐木修兵
    「……俺は、そう思います」

  • 90124/12/07(土) 10:42:01

    亏漽昼水
    「なるほど。そこまで知っているなら、その狂気の背景を話すとしようか」

    檜佐木修兵
    「…背景?」

    亏漽昼水
    「檜佐木君が言ったように、子供が親を食い殺すのも、親が子に自身を喰わせるのも普通じゃない。
    そう思うのが普通だ。…だけどね、彼等だって歴代全員が生まれながらにして狂っていたわけじゃないんだ。
    確かにいたんだよ、自分達がやっていることがどれだけ異端なのかを理解している狩儺は。
    …いや、あるいは。歴代全員、その座を受け継いだ彼等は全員分かっていたのかもしれないね」

    檜佐木修兵
    「…そんなわけ、ないですよ。だったら止めれば良いだけだ」

    亏漽昼水
    「そう。やろうとしていることが狂っていると気付いているなら止めれば良い。嫌なら出奔を狙ったって良い。普通ならそう考える。
    歴代の中にも、多分そう考えた当主や次期当主はいた筈さ。なにせかなり古い家だったからね。
    けど、それを実行出来た者は居ない。その反抗の意思、あるいは狂気から逃れる力を尽く奪ってきたのが、狩儺の呪いなのさ」

  • 91124/12/07(土) 10:44:24

    狩儺家の狂気、その背景の呪い

    それはdice1d4=1 (1)

    1=魔貌

    2=魔眼

    3=魔声

    4=上記全て

  • 92124/12/07(土) 19:52:29

    どうやら歴代の狩儺は容姿を媒体とする呪いを抱えていたらしいです

    魔貌の呪いの内容はdice1d3=2 (2)

    1=文字通りの魅了。誰よりも人の欲求を刺激するが、誰よりも逆らえない存在になる。優先順位への直接干渉に等しい、間接的な絶対命令権・誰よりも全てを貢がれるべき存在となる皇帝特権を持つ。

    2=魅了、というよりは誘惑に近い。彼等の姿にはあらゆる要素が潜み、それ故思考能力を多少なりとも持つ者は必ず彼等に堕落し、彼等の甘言に膝を折る。

    3=魅了や誘惑より凶悪な精神汚染能力。相手に己の印象を伝える全要素で精神を刺激して欲求・悪性を引きずり出した上で増幅させ、その上で自身を対象の欲望を満たす最上の神と錯覚させる。

  • 93124/12/07(土) 23:00:54

    亏漽昼水
    「檜佐木君、ウツボカズラって植物知ってるかな。現世で人気の観葉植物なんだけどさ」

    檜佐木修兵
    「急に何なんすか…知りませんよ」

    亏漽昼水
    「徳利みたいな形の食虫植物でさ、中から甘~い匂いがするんだって。けどそれは虫を誘き寄せる罠、匂いの元は徳利の中に溜まっている溶解液。匂いにまんまと釣られて飛び込んだ虫は這い上がって抜け出すことも出来ないまま溶解液の海に溺れ、甘い匂いに溺れながら全身を溶かされ養分にされていく。
    甘さに釣られた餌を溶かして食うのは怖い女の子の特権だと思ってたけど、狩儺の呪いってのは正にその溶解液みたいなもんでね…。
    その正体は、言ってしまえば『貌』。彼等の正気を斃したのは他でもない、自分達の美貌だったのさ」

    檜佐木修兵
    「………。
    ……は?」

    亏漽昼水
    「訳が分からないって顔してるね。そう、怖い話だろう?
    彼等の貌は僕らと同じ構成である筈なのに、どういうわけか総じて単純な美醜や好みの範疇で語れる域にない。
    見た目こそ変われど羊水と同じ温度を持ち、産まれる前の僕らが世界へ夢見た無限の可能性を内包する、肉体と思考能力を持つ全ての者が回帰を希う理想の全て宿した器。それが狩儺の魔貌ってヤツさ。
    好き嫌いを問わず、恋人や伴侶の有無を問わず、彼等を見た瞬間に人は過去の全てを押し流すほどの情動を覚える。それは生まれ落ちる前、母親の胎内で微睡んでいた頃にまだ見ぬ世界へ託していた原初の憧憬だ。
    その後どんな人生を歩もうとも、原初に抱いたその理想(ゆめ)は、現実では壊せない。壊しきれない夢の断片を大人になっていくにつれ思い出せなくなるのが人であり、時の歩みの恐ろしさだけど——彼等の魔貌は、忘れ去られようとしていたそれを強制的に思い起こす。どんな現実でも殺しきれなかった幻想と、いつだって同じ色をしている。
    だから皆、狩儺の魔貌には抗えない。彼等の陰に、かつて自分が抱いた最も強い理想が潜んでいるせいで。誰もが無自覚のうちに願っている、自分を傷付けない幻想の中で微睡み続けるだけの時間を、狩儺は目を合わせるだけで与えてくれるから。だから魔貌に抗う術はなく、皆彼等から差し伸べられるものを拒めない。
    例えそれがどれだけ狂気に染まっているものだとしても。そしてそれを向けてくるのが、実の親であり、実の子であったとしても」

  • 94124/12/08(日) 01:21:55

    檜佐木修兵
    「……まさか」

    亏漽昼水
    「狩儺家は、全員が全員最初から狂っているわけじゃない。ただ呪いを解く術を持たず、一つの家の中に起きる全ての感情が狂気に上塗りされ続けていただけで。
    親から子への愛は捩じ切れ、正気を手放しながら育った子はやがて同じように歪み、また自分の子へ歪みきった自身の全てを捧げることを是としてしまう…そういう家なのさ。
    今の話を聞いて、君はどう思う?やっぱり狩儺家は怪物の家だと思うかい?それとも、もっと別の何かに見えるかな?」

    檜佐木修兵
    「………」

    亏漽昼水
    「これを話したのは、最近起きてる色んな事を踏まえての僕なりの判断だ。
    狩儺家はとっくに滅んでるけど、無関係じゃない。そして刈薙君が捜査班に呼ばれたのも、綱彌代家が今になって一番隊へちょっかい掛けてきているのにも、起きていることには全て必ず意味がある。
    その上で、だ。君にはちょっとお願いしておきたいことがあってさ。
    君が嫌じゃなければ、刈薙君とは今後も仲良くしてあげてくんないかな。
    解けたら終いの舫は、一つあればそれで良いってもんでもないしね」

  • 95124/12/08(日) 10:18:30

    では話も終わり、各メンバーが戻ってきます

    ・①②グループ→今から二世紀以上前、綱彌代家は狩儺家に何度か使者を送り込んでいる

    ・砕蜂→真央施薬院は貴族御用達の最高医療施設だが、数世紀前に綱彌代家に指名され医師団を送り込む大手術をしたらしい

    この情報から明日の予定を考えて、この日の日中はターンエンドにしましょう

    捜査班トリオdice1d2=2 (2)

    檜佐木dice1d2=1 (1)

    1=狩儺家の屋敷ってまだ残ってたっけ?屋敷に行って情報を探してみよう

    2=狩儺家がないのは良いけど、使用人とかは?その辺の名家を探してみよう


    京楽さんはしばらく綱彌代家の動向を探ったりつつき回すのに忙しいので一旦フェードアウト

    この人メイン格かなってくらい喋ってたな…

  • 96124/12/08(日) 10:53:10

    では捜査班は狩儺家の使用人たちのその後を調べようという話になり、檜佐木は屋敷を探してもっと情報を集めようという方針で決まりました、この記者便利すぎない?

    というわけで夜パートの時間だオラァ!!

    今回の候補は捜査班全員と檜佐木です

    遭遇ダイスを振る前に、剣司と檜佐木の配置を決めようね

    剣司はdice1d3=1 (1)

    1=二番隊と一緒にいる

    2=六番隊と合流する

    3=一人でいる


    檜佐木はdice1d2=1 (1)

    1=一人でいる

    2=剣司を追いかけて合流する

  • 97124/12/08(日) 11:32:30

    では二番隊&剣司、六番隊、檜佐木の組み分けで判定を行っていきます

    二番隊&剣司dice1d100=42 (42)

    六番隊dice1d100=56 (56)

    檜佐木dice1d100=73 (73)

    61~の最も数値が高いグループがエンカウントします

    誰もエンカウントしなかった場合は全員無事です

  • 98124/12/08(日) 14:17:06

    あっ

    …救済措置ちょっとワンチャンで入れとくか

    剣司dice1d100=45 (45) (76~で異変を察知、81~で現場に向かう)


    ???dice1d100=95 (95)

    ???の攻撃dice1d3=2 (2)

    浸食する影/破道の六十三・雷吼炮/縛道の六十二・百歩欄干

    檜佐木dice1d100=35 (35)

  • 99124/12/08(日) 14:44:58

    ねえちょっとこいつ殺意高くない?

    ダメージdice1d100=37 (37)

    詠唱もなく出せても威力自体が低いのか、身体が多少ピリッとした程度←50→全身が痺れてまともに立てなくなる


    ???

    浸食する影dice1d100=26 (26)

    抵抗dice1d100=21 (21)

    ※ダメージの数値(一の位切り捨て)の分だけマイナス補正

  • 100124/12/08(日) 15:14:54

    はい(はい)

    ではダメージです

    運が良ければ新しいヒントが出るかもしれないし、運が悪ければ爆弾に転職かもね

    ダメージ内訳

    死の淵を覗き込んだ程度の経験では耐えがたいほどの痛みdice1d100=40 (40)

    身体を構築する霊子が腐り、魂が枯れるような悪寒dice1d100=25 (25)

    腹の底から煮え立つ、脳細胞まで死滅させそうなくらいの…dice1d100=100 (100)


    アイデアdice1d100=60 (60) (61~で成功)


    また追加でダイス

    影を撃ち込まれた檜佐木は、何か見た?dice1d4=1 (1)

    1=黒い濁流の向こうで、誰かが泣いている。その顔を、知っている気がした

    2=暗すぎて何も見えない。ただ鉄を鍛つ音と、鐘の音が聞こえた

    3=……親への愛が、押しつけられた願いに踏みにじられる夢を見た

    4=………ここには、何もない

  • 101二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 16:53:05

    このレスは削除されています

  • 102124/12/08(日) 16:58:30

    ちょっと待って本当に予想してないパターン入った気がする…

    濁流の中の声は聴き分けられる?dice1d100=78 (78)

    内容は聞き取れないが、陰鬱とした気分になる←50→ある程度内容を聞き取れる


    その濁流の中にいた「誰か」の顔について

    見覚えdice1d100=93 (93)

    知らない筈の顔なのに、何故か知っている←50→見覚えがあるどころの話じゃない。それは、知っている顔とそっくりだった

    印象dice1d100=63 (63)

    既に泥に汚れているのに、それだけは無垢に見えた←50→清廉そうで、同時に退廃的な…■?

    ???dice1d100=27 (27)

    何も感じない。…意識する前に、その全てをシャットアウトする。直視してはいけない、それはまやかしだ←50→目を逸らせないほど強烈な、肺か脳が腐りそうなほど甘い匂いがする


    その「誰か」に話しかける?dice1d2=1 (1)

    1=話しかける

    2=話せない

  • 103124/12/08(日) 19:13:44

    雷撃に痺れた足先が、音もなく伸びた影を踏む
    その途端に目の前の現実はぐるりと反転し、落ちた先の暗闇で覚えたのは途方もない衝動だった
    耳元を黒い洪水が過り、皆我先にと俺の前へ突き進んでいく
    ——……が欲しい
    ——先に望んだのはこちらなのに
    ——あれだけ目を掛けてやったのに
    ——こんなに願っているのに

    (何だ、これ)

    右に耳を傾けても、左に耳を傾けても、聞こえてくるのはそんな誰かの望みばかり
    そこにいる誰も彼もが我欲を垂れ流しながら、獣のように息を荒げ、別の誰かを押し退け前へ前へと行進していた
    向かう先に何か、欲しくてたまらないものがあるかのように
    その身勝手で理性とかけ離れた姿が溜まらなく醜悪に見えて、重なりすぎて蠅の群れの羽音のようになった呪詛に背筋が寒くなってくる
    醜悪で、身勝手で、嫌気が差す、その筈なのに
    誰かが俺の横を通り過ぎる度、思考に反して腹の底からは湧き水のように熱が水嵩を増していた
    腸壁を食い破り、血管を遡り、心臓も脳も茹ってしまいそうなほどの熱狂
    湧き上がるくせに吐き出すことは叶わないそれに浸食され、身体は瞬く間に鉛を飲んだように重くなる
    鼓動がいやに煩い心臓は痛いほど忙しなく、脳まで常温から遠のいた頭の中で、思考が正常に回らなくなっていく
    ぼんやり淀む頭の中に、水の中のように音の籠った臓腑に、通り過ぎていく呪詛ばかりが反響する
    同じ色に、染まっていく

    「………」

    この熱を、吐き出してしまいたい
    誰かに全部、受け止めてほしい
    そんなことを考えながら、独りでに足は動き出していた

  • 104124/12/08(日) 20:10:37

    一人を押し退け、別の一人を肩で突き飛ばし、力もろくに入らない足を動かし続ける
    らしくもなく乱雑に他人を退かして、熱を抱えて進んでいく
    前へ、前へ、前へ
    より深く
    より奥へ
    より底へ
    光など微塵も見えない、より暗い方へ
    帰ることなど考えもせず、亡者のように足を引き摺って、獣のようにわき目も振らず誰かを足蹴にして、どれだけ経ったのか

    「———………お前、は、」

    錆びた鉄と饐えた匂いが充満する暗闇の底で、俺はそれを見つけた

    「檜佐木、……?」

    俺の名前を呼ぶ声は、今まで聞いてきた低い声とは似ても似つかない
    瞼を押し上げこちらを見遣る目は、今朝会った時と全く違う色に見えた
    溶けて眦の下がった眼
    血でも塗ったように赤い唇から覗く犬歯
    隆起のない喉
    服の下でなだらかな線を描く四肢
    それは、誰かが食い尽くした夢の名残
    或いは、誰かの作り上げた欲望の花束
    違う筈なのに、同じなわけがない筈なのに
    虫を呼ぶような清廉さと、爛れきった退廃を同じ分だけ纏ったそれの名前を、俺は知っている

    「……刈薙」

    俺に掠れた声でそう呼ばれた“彼女”の濡れた眼から、一滴溢れ出る
    それが何を思ってのものなのか、それだけが分からなかった

  • 105124/12/08(日) 23:33:31

    檜佐木の前にいる「彼女」は

    容姿?dice1d100=5 (5)

    可憐←50→妖艶


    印象?dice1d100=12 (12)

    子供のように清廉←50→大人のように退廃的


    声?dice1d100=61 (61)

    少年のように低い←50→少女のように甘い


    「彼女」はdice1d100=42 (42)

    檜佐木がいること自体に絶望しているようだった←50→檜佐木の手に、自分の手を重ねた。…招かれている?

  • 106124/12/09(㜈) 09:02:22

    今日ちょっと仕事で書き込めなさそうです
    申し訳ねえ

  • 107二次元好きの匿名さん24/12/09(㜈) 20:17:50

    保守

  • 108二次元好きの匿名さん24/12/09(㜈) 20:18:50

    保守

  • 109二次元好きの匿名さん24/12/10(灍) 08:08:24

    ほしゅ

  • 110二次元好きの匿名さん24/12/10(灍) 19:20:11

    保守

  • 111二次元好きの匿名さん24/12/11(ć°´) 00:50:48

    保守

  • 112二次元好きの匿名さん24/12/11(ć°´) 10:28:23

    そ

  • 113二次元好きの匿名さん24/12/11(ć°´) 20:14:40

    保守

  • 114124/12/11(ć°´) 20:33:23

    暗闇の底で、泥のような誰かに貪られていた“彼女”
    赤と白に肌を汚し、重なりすぎて黒ずんだ泥に塗れた姿は、鉢の中を宛もなく泳ぐ金魚に似ている気がした
    元の色を少し残した肌から微かに立つ、花のような甘い香り
    それが飲み込まれてしまうのはどうにも許せなくて、気付けば纏わりつく何かを払いのけてその手を取っていた
    細い手首を掴めば、皮膚の下で小さな鼓動が無感動に穏やかなテンポで流れていく
    汚れが多い代わりに血の気のない顔を見てもう一度「刈薙」と名前を呼べば、もう一度同じように涙が溢れた

    「…なんで、泣くんだよ」
    「……こんなの、見られたくなかった」

    少年のようにも見えるし少女のようにも見える、この陰惨も淫蕩も極まった場所の底に染まりきっておきながら未だどこか清廉な姿
    そこから転がり出てくるいつもよりずっと甘い声に、とっくに沸騰している思考が原型すら忘れそうになる

    「じゃあ、他の奴の方が良かったのか」
    「………」

    ——裏切り者。誰も救わないくせに、自分だけ幸せになる気だ
    ——神のくせに女の顔をしている、恥知らずだ
    ——死神が救われようとしているぞ
    ——卑怯者。抜け駆けだ。何の取り柄もないくせに

    融解しそうな頭へ空を切った彼等の呪詛が逆流してくるが、今更何を言って謗られたとしても押し除けた奴に譲ってやる気もない
    何にも横取りされないように手を強く握りながら半ば非難がましく言ってやれば、そっと目を逸らされた

  • 115124/12/11(ć°´) 20:35:31

    「……誰でも、嫌に決まってる。
    私は、蟲は嫌い」

    形の良い口から溢れたのは、そんな拒絶の言葉
    ほとんど同時に橈骨から届いていた脈拍が聞こえなくなって、まるで人じゃない何かが告げているように見えた

    「人の言葉も喋らない、甘いものには頭を空っぽにして寄ってたかる。自分が溺れてるのにも気付かずに、死ぬまで泥の中でバタバタしてるだけの蟲。そんな馬鹿馬鹿しくて無意味なくせに、気持ち悪さだけは死んでも残すようなもの…誰が好きになるっていうの」

    人を悪し様に蟲と呼ぶ“彼女”の眼は涙に濡れすぎて、どんな温度なのかも分からない
    右の親指を這わせた眦が赤いのは、泣き腫らしたせいか
    ただ何かを諦めたような“彼女”の笑い方はどうにも温度を感じられない気がして、胸が痛くなるくらい寒々しくて、見ていられない

    「ねえ」

    比べ物にならないくらい赤さを含んだ小さな口から出た吐息が、手首に掛かる

    「あなただって、そうなんでしょう」
    「、違う」

    気付けばその顔を見なくて済むように口を押さえつけて塞いでいた
    氷点下の世界で、自分の体温を分け与えるように
    或いは、自分の中で未だ渦巻き続ける熱狂を押し付け塗り込むように
    若しくは、その水鏡のような眼に映った自分自身を見なくて済むように

  • 116124/12/11(ć°´) 20:36:47

    汚れた肌から立ち上る匂いに、頭が融解する
    暫くそうやってから、それを悲鳴を上げることも拒むこともなく飲み下した“彼女”の顔を再び覗き込んだ

    「………」
    「……俺は、虫じゃねえ」
    「…どうだか」
    「刈薙、」
    「じゃあ、ここにいるあなたは」

    桜色を残した形の良い爪を五つ並べた手を胸に当てられて、言葉を遮られる
    本気で拒むようなその手を、退けられない
    退かすには手が空いていない

    「何が欲しくて、そんなことするの」

    そう言われて初めて、視線をその顔からズラした
    血でも塗ったように赤い唇から覗く犬歯
    小さな弓を描く顎から伸びる隆起のない喉
    その下の袷に指をかける、骨ばった自分の手
    袷の下に覗く肌すら夥しい汚れと傷に塗れきっているのを見て、頭が揺れる

    「———」
    「自分が蟲じゃない、っていうなら。もう、私にこんな夢なんて見せないで」

    脈拍も体温も分からなくなった手に突き飛ばされて、匂いが遠のいた
    そこで我に返って再度手を伸ばしたところで間に合う筈もなく、少し前に俺自身がそうしたように、呪詛を喚き散らしていた奴等が俺を押し除け我先にと群がっていく
    列も成さない泥の洪水に飲み込まれて、白い小さな花束のような姿は瞬く間に見えなくなっていく

    「刈薙!」

  • 117124/12/11(ć°´) 20:37:09

    さっきまで触れていた肌が、見えなくなる
    確かに感じていた筈の温度を、奪われていく
    その虚しさが、中途半端に残った熱狂に巻き込まれて怒りへ転じていくのに、大した時間は掛からなかったような気がした

    だって、腹が立つに決まっているのだ
    我欲をぶちまける、こんな汚い連中に奪われるなんて
    気に入る訳がない
    納得出来る筈がない
    だって俺の方がマシに決まっている
    なのにコイツらは列を作る頭もないまま、独りよがりに食い尽くすことばかり
    そんな奴等ばかりが、腹を満たそうとしている

    (なんで、こんな奴等が)

    こんな、蟲みたいな奴等ばっかりが良い目を見ようとしやがって
    コイツらの熱狂が救われるんだとしたら
    コイツらが巣食うことを良しとするなら
    なんで俺だけが、同じだけ掬われない?
    同じ分だけ、或いはそれ以上に、俺は報われても良いんじゃないか?
    なのに“彼女”は、俺に何て言った

    ——自分が蟲じゃない、っていうなら
    ——もう、私にこんな夢なんて見せないで

    「………」

    裏切り者、恥知らず、卑怯者
    頭の中に、そんな単語が浮かんだ

  • 118124/12/11(ć°´) 22:07:40

    長らく空けてしまい申し訳ありません、保守ありがとうございました!


    朝が来て

    檜佐木dice1d2=1 (1)

    1=なぜか家の布団で寝ていた

    2=気付いたら四番隊舎のベッドだった

    夢の記憶dice1d100=72 (72) (高いほど覚えている)

    精神的にdice1d100=48 (48)

    刈薙に会って、見ておかないと…←50→俺は…何を…(自己嫌悪)


    剣司

    夢の記憶dice1d100=29 (29) (高いほど明確。余りに低い場合欠落が発生する)

    精神dice1d100=70 (70)

    …やめて。そんなの、要らない←50→お腹も胸も、何だかいっぱい

    体調dice1d100=33 (33)

    指を動かすだけでも精一杯で、とても立てない←50→何だか頗る良好です。良好過ぎて元気が溢れるっていうか

    異常dice1d3=2 (2)

    1.2=なし

    3=発生

  • 119124/12/11(ć°´) 23:13:32

    なんで君らの記憶ちょうど出したら100くらいなんですかね

    檜佐木が忘れているものdice1d2=1 (1)

    1=“彼女”の顔

    2=最後に思ったもの


    剣司が覚えているものdice1d3=1 (1)

    1=誰の声を聞いたのか

    2=誰かに何をされたか

    3=誰かに何を思ったか


    剣司は今日は出勤する?dice1d10=9 (9)

    1〜8=出勤

    9.10=休む


    出勤する場合、誰かと会う?dice1d2=1 (1) (会う/会わない)

    会った場合、相手はdice1d2=1 (1) (檜佐木/雀部)

  • 120124/12/11(ć°´) 23:29:07

    ついに休み入ります

    本来この日は捜査班は狩儺家の使用人達の経歴を調べ、檜佐木は狩儺邸を探る予定でした

    捜査班は剣司が休みのため他の人らで捜査を回しますが、檜佐木は単独なので頑張れ

    んで剣司お前さぁ…夢で見た相手は忘れてない(何したのかは忘れた)のにその数値は何だ

    部下が体調不良で欠勤した雀部はdice1d2=1 (1)

    1=この機を逃すようならバッハの心臓ブチ抜いてないし部下の家に忍び込む真似もしていないのだ。逃げ続けたクソガキを捕まえるべく迷わずGO

    2=いや、体調不良っつってる相手のところに押しかけちゃダメだろ社会人として。ダークサイドもあるが良識もある大人なので、会いに行くのは自重した


    檜佐木dice1d3=2 (2)

    1=特に何も知らないので予定通り調査に行く

    2=…なんか今日アイツいなくね?と思ったので電話したら体調不良らしい。お大事に、とだけ伝えて放っておくことにした

    3=体調不良だと聞いたが、ハイレベルぼっちのアイツ静かに乙ってそうで不安。などと言い訳を並べて結局調査前に訪ねてみる

  • 121二次元好きの匿名さん24/12/12(㜍) 10:35:48

    保守

  • 122124/12/12(㜍) 15:41:52

    (他の人のルートが本格化し始めた途端死角からぶっ刺しにくる上司に対して)どうして(電話猫)


    上司が不意打ちしに来た時、家主はdice1d2=1 (1)

    1=ダルいので布団に篭城していた。そもそも玄関まで動けるのなら気合いで出勤しているのだ。なお玄関は施錠すんの忘れてたし、来客はここで大人しく帰るほど利口でもなかった

    2=戸を叩く音が聞こえた途端に外面を取り繕う悪癖が発動した。根性で戸を開けたことを後悔しながら玄関先で攻防戦するまであと1分

  • 123124/12/12(㜍) 16:12:05

    寝込みに奇襲やめてもろて

    寝てたら上司が来たdice1d3=3 (3)

    1=……………?(フリーズ)

    2=や、やだ…なんで…

    3=…長次郎さんだあ(IQ1)


    なおこの魔猪dice1d3=1 (1)

    1=最近は怪我の入院の方が多かったので目立たなかったが、元々かなり病弱である。コフッ

    2=身体を鍛えたら丈夫な魔猪になったが、若い頃はもうちょい脆かった

    3=昔から流行病に負け知らずの快男児だった

  • 124124/12/12(㜍) 21:46:13

    まだ属性盛るんか…

    この病人はdice1d100=84 (84)

    冬も季節の変わり目も毎年死にかける。酔っ払うと布団に捩じ込むまで誰かが見てないと腹か身体を冷やして翌日乙るスペランカー←50→いやいや、別にそんな薄幸なわけでは。ただ無茶するとたまに噴火するだけでコフッッ


    IQゆるふわ剣司はdice1d100=39 (39)

    長次郎さんがいる=これは夢だ!の精神で夢を見ている時と同じような思考になっている←50→ただただ前後不覚。酔っ払った時レベルでキャラが崩壊している

  • 125二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 00:01:43

    足といい剣司ボディは実は割と死神やるにはポンコツだった……?

  • 126二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 10:27:59

    IQさがってらぁ

  • 127二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 14:28:20

    立てば挫けて走れば砕けるようなガラスの足に文字通り限界を超えたら一気に崩れる身体って脆すぎる…頭魔猪の奴に与えて良い身体じゃなさすぎる

  • 128124/12/13(金) 20:48:24

    (耐久値)ざぁこ♡ざぁこ♡な病人はdice1d2=1 (1)

    1=これ夢か…夢だと良いなぁ…今会うのは嫌だし…

    2=嫌になるなあ、都合の良い夢ばっかり。こんなの叶うわけ、もうないのに


    話すことdice1d3=3 (3)

    1=一番隊から離れて、何か見えたか?

    2=どうして逃げ続けたのか

    3=…誰が、倒れるような真似をしろと言った

  • 129124/12/13(金) 21:42:08

    出力がクソボケすぎる…!

    剣司起きろ…やっぱ起きなくて良いかもdice1d100=40 (40)

    ……やっぱり夢だ。こんな時に、こんな私のところにあの人が来るわけもなし←50→急激に頭が冷えて現実が見えて来る。え、あ、な、なんで……!?


    夢なら良い発言の意はdice1d3=3 (3)

    1=こんな私、見られたら幻滅される

    2=…あの時は反射で口答えして逃げたけど。今度会う時は、本当に愛想が尽きたって言われる時だろうし…

    3=…だって決めたんだ…次に前に立つ時はちゃんと、もっと良い子になるって…。全部は、そのために…


    Q.誰が倒れて良いっつった

    A.dice1d4=4 (4)

    1=申し訳ありません

    2=顔ももう見ないんだから、その辺も目を瞑ってくれたって良いのに

    3=…足先から全部、鍛ち直す気だったので

    4=やっぱり、許せませんか。こんな私は

  • 130124/12/13(金) 22:17:08

    雀部コミュになった途端魔猪の魂を取り戻すじゃん、ヒロイン顔と情緒どこ行った?

    っていうかマジでこのルートに関してはダイス何回振ってもキャラ像がブレねえな…

    丁度いいし掘り下げタイム

    ここまで剣司は「良い子」であることに固執してきたけど、逆に雀部はなんでここまで育成を拗らせてきたのかというと

    出会った頃から変わらない、自分の言う通りに育ってきた剣司に愛着があるから。一等可愛い推しの子には自分のセンターに居続けて欲しいdice1d100=15 (15)

    出会った頃はともかく、今は「良い子」だろうがクソガキだろうが剣司が大事だからこんな育て方しか出来なくなったんだぞdice1d100=73 (73)

    護廷隊士として生き抜くには心はともかく身体が不向き過ぎる剣司を殺さないよう、行儀の良いやり方を仕込んで縛るしか出来なかっただけdice1d100=28 (28)

  • 131二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 10:03:15

    保守

  • 132124/12/14(土) 21:11:16

    冷静に考えたらこれ千載一遇の大勝利チャンスなのでは?

    雀部は剣司の内面をどれくらい理解したのか

    ・嫌われたくないから「良い子」に固執していることdice1d4=3 (3)

    1=とっくに知っている

    2=何となく察してはいた

    3=今になって気付いた

    4=まだ気付いていない


    ・というか誰かに好かれることへ依存しやすくなるくらい自己評価が低いことdice1d4=4 (4)

    1=とっくに知っている

    2=何となく察してはいた

    3=今になって気付いた

    4=まだ気付いていない

  • 133二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 08:39:26

    保守

  • 134二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 19:06:54

    このレスは削除されています

  • 135124/12/15(日) 21:54:50

    熱の篭った身体で感じる世界は、まるで水面の向こうの景色のように濁っている
    全身の内外から浸食してくる幻覚に苛まれながら見る世界は夢も現すらもう分からない
    だから、なのか
    気付かないうちに微睡んで、夢に沈んでいたらしい
    ただ少しだけ違うのは、見える世界の色だけ
    ………
    普段眠った俺を待っているのは、どす黒い欲望達の洪水だけだった
    それに飲まれることも、溺れることも、何の感慨も抱けなくなるくらい慣れてしまった
    洪水に逆らう道理はないし、逆らわなければ痛い目を見ることなんて無かったから
    息苦しくても、首を絞める糸はないから楽だった
    光も射さない水底でどれだけ醜態を晒そうが、誰も俺を見てなんかいないから楽だった
    楽なだけで微塵も楽しいことなんてないそれが、例え悪夢と呼ぶほかないものだったとしても
    《私》を二度と造り直せなくなるくらい砕いてくる現実よりも、生暖かい沼の底の方がずっと居心地は良かったのだ
    だから俺は、悪夢に溺れる夜を選び続けたんだ
    なのに今日見る夢は、どうにも光が射していた
    ……嫌だな、こんな本物の夏空みたいな陽光
    こんな明るい夢を最後に見たのはいつだったか、そもそも俺は悪夢を見る前にはどんな夢を見たことがあったのか
    そんな簡単な事すら思い出せなくなっていた俺には、こんなきれいな光を見たってどうすれば良いのか分からない
    ただこんな俺を照らさないで欲しい、ずっと暗い水底に放っておいて欲しいとしか思えない
    そうじゃなければ、きっと俺は誰かを失望させてしまうから
    誰かに何かを与えたいと思うことはあっても、多分誰かを傷付けたいと思ったことなんてないのだ
    だから誰かがこんな俺を見つけてしまう前に、あの声が聞こえてしまう前に、早く暗闇に戻らなくてはいけない
    そう、焦燥が次第に鎌首をもたげ始めた頃
    枕元に座った誰かの影が伸びて、陽光を遮った
    俺に影を落とすように、或いは光から俺を隠すように

  • 136二次元好きの匿名さん24/12/16(㜈) 09:32:05

    保守

  • 137124/12/16(㜈) 11:43:32

    綺麗に脚を畳んで、服の下に物差しでも入れてるんじゃないかと思うくらい背筋をしゃんと伸ばした姿
    数字を背負っているわけではないけど、他の隊士よりも白が目を引く背中
    …その姿を、俺は知っている
    寧ろ知らないわけがない
    きっとこの背中を、俺は瀞霊廷で一番見てきた
    なんなら総隊長より見てきたと言っても良いかもしれない
    何せこの人は、総隊長より前に立つことなんてしないから
    初めて見た時から今まで何も変わらない、絶えず俺の理想のままで居続ける人
    だけどその人の背中が俺に影を落としているのだと知って、俺は同時にやっぱりこれは夢なんだと再認識した
    だってここは、光が射そうとも奈落の底で
    そこにいる彼が、本物なわけがないのだから
    本物であってはいけない
    本物のあの人がこんなところに来るわけがない
    だから、これは夢なんだ
    その証拠に、ほら

    「……長次郎、さん」
    「………」

    名前を呼んだところで、影を落とすその顔にどんな表情が浮かんでいるのかも分からないままだった

  • 138124/12/16(㜈) 13:11:54

    湿気を逃す為開けっ放しにしていた窓の向こうで、風に吹かれたどこかの木の葉が揺れている
    それが濁りきった耳でも分かるくらい、部屋の中は静かだった

    「……誰が、倒れるような真似をしろと言った」

    その沈黙を破ったのは、そんな叱責の声だった

    「お前自身よく分かっているだろう。それとも、一丁前に他の隊士と同じような入退院を繰り返していくうちに忘れたか。
    本来立つことすら奇跡に近く、少し無茶をする度に倒れるせいで鍛錬すらまともに出来ない。それ程までにお前の身体は脆い。どれだけ鬼道が上手かろうが、心を護廷に預けようが、死神として戦う才能は欠片も無い。お前は決して“他の死神と同等”ではない、決して“自分は他人より優れている”等と思える立場にはないのだと」

  • 139124/12/16(㜈) 13:41:11

    怒られた時、剣司は「やっぱり許せませんか」ってなるけど

    …やっぱり、間違えたのかな。好きな自分になろうって思ったのはdice1d100=43 (43)

    自分なりに何かやってみようって思って取った暇だったけど…全部、間違いだったのかなdice1d100=56 (56)

    ちゃんと謝ろう、これ以上不興を買わないうちに。嫌だけど、我慢すれば良いだけだし。我慢して、全部捨てるんだdice1d100=24 (24)

    低いと心の魔猪が目覚めます


    そして出力方法がかなりクソボケになる雀部さんは何なの?

    英国にかぶれすぎて語彙がモルガンさんになっちゃったの?

    剣司が「良い子」に固執してることに今更気付くわ、そもそも自己評価がおかしいことにはまだ気付かないわ…雀部さんは剣司のことなんだと思ってんの?dice1d100=44 (44)

    狭い世界しか知らないから自分(雀部)のことを全てだと思ってるだけの子供。外の世界を知ったら、自ずともっと好きなものを見つけてそっちに行くと思っている(ただし嫌なので妨害する)←50→自分の意思で道を選んで飛び込めるだけの気概を持った子だし、自分の後をついて回っているのも自前の負けん気や純粋な好意からだと思っている。ただ己の無事を毎度計算から外すので要監視とも思っている

  • 140124/12/16(㜈) 14:35:41

    咎めるように吐き出される言葉に、何も言い返せない
    それを今、ろくに頭も回らないような病人へ言わなければ駄目なのかとは少しだけ思うが
    言われていることは、全て事実だとも思ったから
    俺には、死神として戦う才能が全て欠落している
    腰から下は自分の意思では動かせず、鬼道を纏って操作したところで両脚だけで自重を支えることすら最初は至難の業だった
    そして脚が動かないだけならともかく、それを克服する為の努力をすることすら、この身体は耐えられない
    病に弱く、疲労にも弱く、無茶を少しでも重ねればすぐに立てなくなる
    前線で怪我をするよりも、稽古に耐え切れず床に臥せることの方がずっと多かった
    才能がない、努力すら出来ない
    剣を握る腕はあっても、戦場で踏ん張り続ける脚がない
    眩暈すら覚えるほどに、俺は初めから死神として欠陥が多すぎる存在だった
    長次郎さんの言うことを全て聞いてきた最大の理由は、彼に嫌われたくないから
    しかし同時に好き嫌いを抜きに語っても、実際に彼の言うことは大体正しく理にかなったものだったから、俺は彼の指導を愚直に聞き続けてきたのだ

  • 141124/12/16(㜈) 16:09:09

    「だから全て、お前に教えるべきものは私自らの手で教えてきた。
    お前の脚が砕けず立ち続けられるよう、歩き方を教えた。
    無茶をする道理を挟み込む余地も残さないよう、剣の振り方も全て教えた。
    お前が間違った生き方に時間を浪費することも心を割くこともないよう、護廷の精神を教えた。
    身の振り方を教えた。正しい生き方を仕込んだ。
    なのに」

    なのに俺はその教えに、初めて自分の意思で背いてしまった
    一時使う道具に過ぎなかった《私》に、想定外の愛着を覚えてしまったせいで
    求められた刈薙剣司には不要な日々を過ごし、そこに価値を見出してしまったせいで
    未だ捨てるべきと言えずにいる《私》を手放せずにいるせいで
    理に適った、否定するべき要素のない教育過程、それを何の事情も無しに自分の意思だけを優先して突っぱねること
    学生だった時期もあるのだから俺にだって分かる
    それはただの我儘であって褒められることではない悪いことだし、そういうことをする奴のことを世間一般では「悪い子」と呼ぶのだ
    そして「悪い子」を歓迎する同類はいても、思い通りにも育たず手を煩わせるだけの存在を尊ぶ「教師」も「親」もいないのだ
    仮に実の親子なのだとしたら、多少の悪事があっても血の繋がりに絆されたままでいられるのかもしれない
    だけど長次郎さんは俺の家族でも何でもない
    ただ一方的に追いかけているだけの俺に、情けを掛けてくれているだけの人だ

    「——一体何だ、この体たらくは」

    だからこう言われることは、当たり前の罰でしかなかった

  • 142124/12/16(㜈) 16:24:07

    俺のせいだ
    俺が焦って、勝手に空回って、何も言わずに勝手なことをしたせいだ
    そんな考えがぼちゃんと大きな音を立てて、奈落へ沈み続ける思考の側へ降ってきた
    ……やっぱりこんなこと、しない方が良かったのかもしれない
    自分があの時出した答えが悪だとは、今でも言えなかったけど
    それでも同じくらい、或いはそれより一回りだけの質量を伴って、後悔が胸の底からせり上がって満たそうとしていた
    何も出来ない自分、最も身近な醜い存在
    それを壊したい、捨てたい
    少しでも、何も出来ない自分から変わりたい
    その願いをずっと、それこそ流魂街で彷徨っていた頃から抱え続けてきた
    でもずっと一人で生きてきた俺には何も分からなくて、ただ路も見えないような暗闇の中に浮かんだ雷の残光を追いかけることしか出来なくて
    だから猶更、一度見えたその光がまた見えなくなることだけは耐えられなくて
    その光から逸れてしまわないよう、照らされた領域から足を踏み外してしまわないよう
    例え絞首台のような居心地しか感じなかったとしても、望まれた役としてその場に留まることしか選べなかった
    それしか知らないからそれしか選べない、そんな生き方は他人から見れば窮屈で勿体ない生き方なのかもしれない
    だけどそれが紛れもない「正解」なんだったとしたら…そこから外れてしまうことは、やっぱり悪いことなのだ
    我が子が悪いことをしたら親は叱るだろう、だけど実子でもない子が悪さをしたら?
    俺は今回、自分で光の当たる場所から降りてしまった
    そんな俺を、この人は決して許さないだろう
    才能がなく、努力も出来ない俺に唯一まともに出来ることは、言うことを聞く態度を取ることだけだったんだから
    それすら放棄してしまった俺を、この人が手元に置いておく理由なんてない
    だから納得出来る終わり方で今の《私》を終えてから、すぐに戻ろうなんて思っていたわけだけど

    「やっぱり、許せませんか」

    結局そんな考えは甘えに過ぎない
    本当に従順なら、「この後言うことを聞きます」なんて言うわけがない
    飼い主に懐いた犬は、命じられたらすぐに動く
    そもそも嫌われたくないのなら、今の在り方をすぐさま捨ててしまわない時点で間違っていたのだ

  • 143124/12/16(㜈) 16:59:54

    ——頑張ってる良い子なお前が好きで今まで一緒にいたんならさ。度を越して悪いことをしたり、サボってばっかで頑張らない奴になったとしたら、それこそ雀部副隊長はお前のこと見限る前に本気で叱るだろ

    窓の向こうで風に揺さぶられる葉が鳴らす騒めき
    それに微かに呪詛の幻聴を洗い流された耳の裏に、そんな言葉が再生されていく

    (…ごめんなさい)

    前に話したあの人は、帰り道をライトで照らしながらそう言っていた
    その声を、未だはっきりと覚えている
    初夏の煩わしい湿っぽさが少し鳴りを潜めた夕暮れ
    そのオレンジ色の混ざった空を背景に前を見ながら話していた横顔を、覚えている
    俺達とは違う花を掲げているけど、今の《私》を一緒に作ってくれた人
    今までも何度か顔を合わせてはいがみ合ったり、不思議な巡り合わせに流された結果たった二人で他の隊長格を相手取る羽目になったり、色々あったけど…だからか、それなりに俺は知っている
    彼は人を見る目は確かな方で、厳しいというより公正な人で、それでいてちょっと甘い
    平均的な善良さと平凡な優しさを持った、普通の良い人だ
    多分俺よりずっと世の中というものを知っていて、その上で真実の為に目を凝らし続けている
    そういう人だから、彼の言うことは長次郎さんとはまた別の意味で大体正しい
    そういう人だから、俺は夢でも現でも、彼に救われ続けているんだろう
    それは曲げようのない事実で、忘れてはいけないことで、感謝を尽かしてはいけない
    ……だけど

    (やっぱりこれに関してだけは、あなたは間違ってる)

    彼にどれだけ感謝していたとしても…その言葉だけは、信じられずにいた

  • 144124/12/16(㜈) 17:15:25

    人から何か疑問を呈された時、その人が返せるのは自分の経験をもとにした答えだけだ
    彼は自分の人生を全て自分の判断で生きていて、その上で人並みより数歩上を行く善人でいる
    善き隣人、善き部下、善き上司、善き死神
    彼はそういう人だ
    そして、所詮その程度の人でしかない
    何一つまともに出来ないまま、奈落に崩れ落ちそうになる身体を首に絡んだ糸で吊り上げ続けなくてはいけない俺とは違う
    彼の言葉は、俺のいる奈落には通用しない
    だって悪いことをして誰かに叱ってもらえるのは、断てない繋がりが残っているから見限られないものだけだ
    俺は誰にとっても、そういう人じゃない
    寧ろ、人ですらない
    だって人と名乗るには、人の出来るべきことが出来ていないままのだから
    かといって狗と呼ぼうにも、従順さも愛嬌も足りなさすぎる
    ならば懐刀なのかと考えても、使い勝手も見た目も悪すぎる
    では人形かと言われれば、この身勝手極まる我が邪魔すぎる
    人でなくて、愛玩動物でもなくて、道具でもなく、人形にもなりきれない「何か」
    それが俺なのだ
    なのに彼がくれた答えを、俺がそのまま適用して良いわけがない
    俺は彼が思っているような、誰かにとって価値のある何かではないのだ
    間違ったことをした俺は、不良品でしかない

    「私を、許してほしいとは言いません」

    不良品は、自ら間違いたくて悪いことをするわけではない
    ただ、正解が分からないのだ
    俺だってそうだ

    「だから、教えてください。
    私は、どうすれば良かったのですか」

  • 145124/12/16(㜈) 17:30:48

    キリが良いので解呪チャレンジ

    dice1d10=5 (5)

    8以下で解呪成功、顔を見られるようになります


    予言しておくとここから剣司の愚痴というか懺悔が始まるわけなんですが

    これ聞いた時の雀部さんはと言うとdice1d100=78 (78)

    違っ…そんなつもりじゃ…(自責の念で腹を斬りかねない)←50→…お前、一体何を言ってるんだ…(自責の念もあるけどまず今の剣司を見てられない)

  • 146124/12/16(㜈) 18:45:27

    偽空座町での思い出

    雀部の中で強烈な記憶として残っているのは

    日番谷と組んでハリベルと戦った結果、百花葬に巻き込まれてハリベル諸共凍死しかけていた姿dice1d100=66 (66)

    目の前で幻覚を破られながら剣司の顔を斬った時70+dice1d30=28 (28)

    護廷の為と叫びながら血塗れの身体で卍解を使い、藍染と打ち合った戦いdice1d100=32 (32)


    雀部が今一番感じた、剣司の壊れている箇所は

    どれだけ厳しい戦いの中にいた時の話も、常に剣司の勘定には剣司自身の命や意思が入っていないことdice1d100=8 (8)

    剣司が謝っているのが「悪いことをした」こと自体ではなく、「意思を持って行動したこと」な点dice1d100=51 (51)

  • 147124/12/16(㜈) 19:26:13

    「たくさん、罪(過ち)を重ねてきました」

    そう語る声は、知っている音ではなかった

    「はじまりは…あの偽物の町で、死にきることすら出来なかった時。
    護廷の為に大敵を討つあの戦いで、私は何も為せなかった。
    死ぬ覚悟を決めたのに、破面一匹道連れに出来なかったどころか、戦いに殉じることすら出来なかった。
    私を使ってもあの女破面を殺しきれなかった日番谷を、恨んだこともあります。けど結局のところそんなのお門違いで、私が弱いのが全ての元凶でした。
    私は一人では、あの場にいた誰にも勝てなかった。
    誰かを殺しきることも出来ないまま、かといって生ききることも出来ないまま、ただ藍染の駒にされた。
    何も出来ないまま、ただそこにいるせいで——そのせいで、あなたに余計な負い目まで背負わせた」
    「…………」

    その台詞で、脳裏にあの戦いの記憶が蘇ってくる
    忘れる筈がない、忘れられるわけがない
    未来を賭した戦いであり、多くの者にとって因縁の戦いであり
    ——私が最大の過ちを一度犯し、彼が死の淵へ二度沈み
    今の私達の中で渦巻く全てが始まった、忘れてはならない戦いの記憶
    一度目の死の淵は、氷の中
    結界の外の虚を斬り伏せ戻ってきた私が見たのは、粉雪の舞う空座町
    町の片隅で狂い咲いた百の氷の華、その透明な花弁の山に包まれ女の破面と共に眠る彼だった
    寒いのは嫌いだと、常々彼は言っていた
    「氷点下では斬魄刀の動きが鈍るから」、そして「冷気を吸うと、胸の中が空っぽなような気になるから」と
    そんな彼が氷の下で、死んだように息も忘れて眠っている
    その光景を見た時に私がどんな思いだったのか、彼には教えまいと思った
    教えるのだとしたら、彼を傷つけ得る全てを斬り殺した後で良いと
    そうやってらしくもなく怒りのままに剣を振るい、裂け目から溢れ続ける虚を殺し続け
    そうやって彼を傷つけたものを何一つ自分の手で斬れないまま…結局二度目の死の淵は、私が見せてしまったのだった

  • 148124/12/16(㜈) 19:27:07

    鏡花水月の完全催眠が斬られ、己の目が世界の正しい姿を取り戻していく
    その中心で私の剣を受けた彼の顔に、どんな表情が浮かんでいたのか
    私の心に最も色濃く影を落とす絶望の形を、どれだけ時間が経っても忘れられない
    私の罪、私の過ち、私が生んだ疵
    自分のせいだと彼は言うが、それは違う
    本当に一番弱かったのは
    一番何も守れていなかったのは
    弱さが悪だというなら、あの場にいた最大の元凶は

    「全ては」
    「———私のせいだ」

    己を責め続ける声を遮るように、そう言っていた

  • 149124/12/16(㜈) 19:43:18

    全部俺のせいなんだよ!された剣司dice1d100=8 (8)

    違う…あなたは間違ってない、悪くなんてない。だってその後もずっと間違ってきたのは私で…←50→なんでそんなこと言うの…?あなたに非があるってなったら、私、私は…

  • 150二次元好きの匿名さん24/12/17(灍) 07:25:14

    保守

  • 151124/12/17(灍) 07:32:07

    「…違う。あなたは、間違ってなんかいない」

    そう言う声には、険はない
    ただ男というより少年という言葉が似つかわしく、ともすれば声の低い少女のようにも聞こえる声が、私の言葉を柔らかく否定した
    絞り出して覆い被せた否定の言葉が、何の重みも持たないように流されていく
    その無力感に、首が重くなる

    「無力だったせいで余計な疵ばかり増やしたのも、生きていながら何の意味も持てなかったのも、全て事実です。
    だから私は変わることを望んだんですから。そしてその後も私は、自分の意思で過つ道を選び続けたのですから」

    慣れない甘さを孕んだ声は、私を咎めることをしない
    彼の顔を今まで私が見ようとしてこなかったのと同じように
    その声は私に向けられているようで、私に語りかけているわけではなかった
    その意識が向けられているのは、彼自身
    彼は私を肯定するわけでも、誰かに何かを擦り付けて詰るわけでもなく
    ただ淡々と、平然と自分の首だけを括っていた

    「…私は何も出来ないままあの戦いを終え、あなたにすら見向きもされなくなった。
    あなたに師事しておきながら、戦いで役に立って死ぬことすら満足にこなせない。そんな私に、いつまでも情けが掛けられているわけがない。
    そしてその程度で調子を崩しながら斬魄刀を振るい続ける私は、護廷隊士としてもまともではない。
    あなたに教わった心すら欠いてしまったら、私にはもう、あなたに見放されずにいる資格が何も残らない。
    だから一度剣を置き、死覇装を脱いで、仕切り直す時間を取ることを選びました。その為の暇でした。
    あなたの余分な負荷にしかならない疵を塞ぎ。
    教えられた姿からかけ離れていく自我を修正し。
    せめて多少は意味のある何かを為すだけの力を付け。
    己の価値を証明出来るだけの、何か(生きて良い理由)を得る為に」

  • 152二次元好きの匿名さん24/12/17(灍) 18:21:43

    保守

  • 153二次元好きの匿名さん24/12/18(ć°´) 02:12:21

    保守

  • 154二次元好きの匿名さん24/12/18(ć°´) 13:11:36

    保守

  • 155二次元好きの匿名さん24/12/19(㜍) 00:09:19

    保守

  • 156二次元好きの匿名さん24/12/19(㜍) 11:36:36

    保守

  • 1571(保守感謝!)24/12/19(㜍) 13:42:34

    白い寝巻きの袷から、隆起のない滑らかな首が伸びている
    私の視界の隅に映る汗に湿ったそこへ、形の良い爪が五つ並んで食い込み、声を文字通りに絞り出す
    そこに何かが掛かっているわけではない
    しかし自身の内から溢れた鎖が、彼自身を戒めているのだ
    それを理解せずにいられるほど、いい加減愚昧なままではいられなかった

    「だけど私は、一人で何かを遂げるには到底無知で、無力で。
    どうすれば失ったあなたの視線を取り戻せるか、考えても何も思い付かなくて。
    変わることも、一人じゃまともに出来なくて。
    ……だから、人を利用しました」

    だが同時に、愉しむことや、悦ぶことよりも前に理解する
    仄暗い悦楽ばかりに気を取られたせいで忘れていた
    罪悪感に託けて、顔を背け続けたせいで見逃していた
    元を糺せばやはり、彼を苛むそれは己のせいでしかないものだった

  • 158124/12/19(㜍) 13:43:18

    「人に頼らざるを得なかった私は、暇の中で多くの人と出会い、彼等の善性に助けられてきました。
    ずっと追いかけ続けていた声を見失って動けずにいた私に、彼等は優しくしてくれました。
    あなたが目を逸せなくなるような自分になれば良いと教わりました。
    疵の隠し方と、装いを教わりました。
    新しい力の使い方を教わりました。
    そうして使い捨ての自分を組み上げました。あなたが無視出来ないくらい、とびきりの悪い子で。それでも目を背けたまま直ぐには捨てられないくらい、使える価値を示せる良い子を。
    それが、あなたの捕まえ損ねた《私》です」

    懺悔とは、己の意思で選択し積み重ねてきた過去に見出していた意味や価値の否定だ
    己の手で疵を開き、膿を穿り返して風に晒す
    その痛みと直視に耐えない醜い傷口への嫌悪こそが、人が悔恨と呼ぶものの正体である
    故に人は過去を憶う度に垣間見るのだ
    「あの時ああしておけば」「もしあれをせずにおけば」と、どこを探したところで見つかりもしない理想の夢を

    「所詮は気を引く為の小道具。その目的を果たそうが果たせまいが、いずれそう遠くないうちに役目も意味も失くして、こんな自分は全て不要になる。どれだけ綺麗だとしても、『良い子の刈薙剣司』が持ち続ける必要はない。一時を彩って木から離れて落ちていく花弁…いや、剪定されるべき枝に過ぎない」

    だというのに、彼のそれは異なる
    彼は自分で自分の首を締め上げながら、言葉を一つ重ねる毎に自分自身を押し潰していく
    人が己の過去を想起し、痛みに耐えながらそれでも自身の手で疵へ刃を入れることを懺悔と呼ぶのなら、彼の告げ続けるこれは似て非なるものであり、決して同じものではなかった

  • 159124/12/19(㜍) 13:46:04

    「ねぇ、知っていますか?
    鉢に植えられた木は、育てば良いわけじゃないんです。他の花に栄養を回したり、他の葉がちゃんと光合成が出来るようにする為にも、余分な枝は切らないといけないんです。
    そうしないと、本当に綺麗な木にはなれないから。より価値のある姿になれないから」

    窓から射す日がよく当たる机、そこにちょこんと乗った小さな梅の鉢
    ふと視界に入ったそれを見ても、どれが剪定すべき枝なのか私には分からないし、どれ程手入れされているのかも、そもそもこの鉢がいつからあるのかも分からない
    そして…これだけ自分の側に置いておきながら、私は彼が好きな花の一つも知らなかったことを、今になって気付いた
    私ですら全貌を把握しきっていない《彼》を、彼自身がその手で絞め殺していく

    「——分かっていました。こんなもの、いつか要らなくなるって。分かっていて、そんなものの為に彼等の善意に甘え、彼等の善性を利用してきました。
    それだけでもう、私は一つ罪を重ねたのに。
    要らない枝は切らなきゃいけないって、分かっていたのに。今度はそれすら出来なくて、また余計に罪を重ねて…」

    舟と岸を繋ぐ舫
    それが解けてしまったら、舟は波と風に拐われてしまう
    行く宛も漕ぎ手もなく、何の意味も持たないまま、ただ誰もいないどこかへ流されていくだけ
    それがどれだけ虚しく、寂しいことなのか
    私が言い訳を重ね、逃げ続けたその時間の中でやってきたことは所詮たったそれだけのことで
    その間私が一人にしてきた彼は一方で、たくさんのことを積み上げていた
    己の意思で、外の世界へ目を向けた
    人と出会い、知らなかったものを知った
    自分の意思でなりたい自分を思い描き、人の助けを得ながらそれを織り上げた
    そして、その全てから絶望を知ったのだ

  • 160124/12/19(㜍) 13:47:28

    「今まで重ねてきたものには、何の意味もなくて。
    すべきことを、何一つまともに出来なくて。
    そのくせ自分の意思で、罪ばかり重ねて。
    ……最初も最初のところから、最後まで。
    私、全部間違えたんです」

    私と出会ったせいで、何も知らなかった頃に私に憧れなんかを抱いたせいで、一度入れば抜け出せない檻の中へ飛び込んできてしまった子供だった
    可哀想なくらい愚かだった、そんな彼が初めて持ったエゴ
    しかしそれを声も震わせたまま握り潰していくのを見ていても、心のうちに愉悦が湧き上がることはなかった
    懺悔の域を超え、疵を開く為の刃が過去を生み出した自分自身へ向けられる
    膿を出す為ではなく、ただ徒に傷付け、壊す為だけに
    その痛々しさ、歪さ
    そこから、目を逸せない

    「良い子になれないなら、過ちしか選べないなら。私は最初から、自分で何かしようなんて思っちゃいけなかった。
    ……私みたいな存在、最初から——」

    逸らすわけにはいかないと、そう思ったから

  • 161124/12/19(㜍) 14:45:35

    dice1d2=2 (2)

    1=お前の分まで、私がお前を許さないでいるから

    2=……自分の意思で間違えたって、良い

  • 162124/12/19(㜍) 15:03:28

    剣司は今dice1d3=2 (2)

    1=ぼんやりした顔をしている

    2=泣きそうな顔をしていた

    3=……泣いてる


    dice1d3=1 (1)

    1=……長次郎さん?

    2=おかしいな…。なんで…今までずっと、声だけだったのに…

    3=…こんなに覚めてほしくない夢は、初めて見た…

  • 163124/12/19(㜍) 17:12:58

    胸の底からどす黒いものが湧き上がるよりも速く、これまで彼へ向けてきたどんな感情よりも強い衝動に背中を押される
    決定的な一言が、彼を壊しきってしまうより前に
    致命的な否定が、彼を殺しきってしまうより先に
    何を言うかも考えないまま、それより早く背を向けたままだった身体が突き動かされていた
    誰よりも自分を戒めようとする手を縫い留めるように、或いは陽の光すら彼の視界から排斥するように
    振り向きざま、その首を絞め続ける手を強く握って引き剥がし、振り解かれる前に頭の横へ押さえ込んだ

    「——ぇ、」

    上から眺める瞳が水鏡のように私の顔を映しだす
    そこに見える酷く醜悪なものを、直視した

  • 164124/12/19(㜍) 18:37:37

    「————
    …………。
    ……うそだ」

    彼が息を呑む

    「だって、だって…違う、嘘だ。こんなの」
    「——嘘ではないし、夢でもない」

    熱に正気の輪郭を見失いかけていた水鏡が、揺れる

    「今までの全ても、今この時も、全て本物だとも。
    何一つとして、まやかしであるものか」

    その水面の中に、一つ小さな光が灯る

  • 165124/12/19(㜍) 19:04:53

    「…確かに始まりこそ、お前を育てることへの楽しみだった。
    世界の姿どころか歩き方すら知らなかったお前の無知に託けて、最も私に近く、最も外界から遠い場所へ閉じ込めた。そうしてお前の内面を構築する全てを、私自らの手で仕込むことに腐心してきた」

    夜の湖畔のような闇の中に、今までの全ての罪を論う

    「正しい歩き方。正しい心の在り方。正しい剣の握り方。教えることに関しては、手を抜いた覚えはない。だからお前に教え込んできたものは、確かに合理性や死神としての倫理観の面で言うのであれば事実正しいだろう。
    ……だがな」

    無知な子供であるのを良いことに、彼へ教えたいと思ったものを詰め込めるだけ詰め込んできた
    何も知らずにいる彼は私が何も言わなければ、私の背を追い続けることしか出来ない
    それを分かっていたから、教えたいと思わなかったものは何一つ教えてこなかった
    僅かな時間すら誰にもくれてやる気はなかったから、何の娯楽も教えなかった
    そんな彼が頼れるのは私だけで、その事実に愉悦を覚えておきながら
    逆に私がいなければ彼がどうなるのか、そのことは一切考えないまま
    ただ、彼の中を満たす全てが自分の送ったものであることだけを願った
    そうして私だけの手で、私の教え通りに生きる死神として彼を造り上げた

    「剣司」

    名前を呼ぶだけで光が逃げ惑うように揺れる、その動きで再度確信した
    私が剣司に向けていたあらゆる願いの根底
    仄暗い愉悦すら抱えた支配願望の根底にあるものは、大したものではない
    そこにあるものは誰しも大なり小なり自分用に抱えているもので、人を想う為のありきたりな大前提でしかない
    それを人は元々持ち合わせていたり、環境の中で育んでいったり、誰かから受け取ったりすることで抱えていく
    しかし彼には、それが欠落していると言ってもいいほどに足りていない
    だからまともに懺悔の一つも出来ず、過去ではなくその土台から全否定しようとする
    そのことに、今更気付いた

  • 166124/12/19(㜍) 19:53:04

    「私はお前に何かをしてほしくて、指示と違わず動く人形を作る為に側にいたわけではないんだよ。
    お前は自分の意思で私を追うことを選んだ。私を選んでくれた、心ある一人の存在なのだから。
    …私は、お前のことが大事だから、側に置いてきただけだ」

    教えなければならない
    これまで散々近くにいながら私が見落とし続けていた、刈薙剣司という存在の持つ最大の欠陥を
    この誤りこそ修正しなければ、私の思いは何一つ伝わらないままなのだから
    そしてそれを持たないままでは、彼は私の願う十分の一も幸せを知らないままだろうから

    「だからこれ以上、そんなものを罪と呼ぶな。何かを選ぼうとしてきた自分自身を否定するんじゃない。
    それではお前も私も、余りにも報われない。
    …お前はお前を、もっと人として愛してやれ」
    「………」
    「私がずっと手放さなかったのは、監視ではなく愛着のせいだ。
    お前の世界を全て自分の与えたもので埋めようとしたのは、管理ではなく独占の為だ。
    私がお前を直視出来なくなったのは、放棄ではなく逃避の為だ。
    一分の隙もなく独占したいくせに、同時に向けられるものへは酷く臆病にならざるを得なくなる。
    お前をここまで縛ってきた男は、そういう厄介な性分なのだ…つくづく、度し難いことにな」

    ……今にして思えば
    私は彼のその子供のような純粋さを信じていたせいか、もしくは人として信じていなかったせいか、心のどこかで恐れ続けていたのだ
    ただ一番初めに出会っただけで得られてしまった、彼から齎されるものの喪失を
    それ故に彼へ向ける全ての感情は加速と増殖を続け、妄執ばかりが拗れていったのだ

  • 167124/12/19(㜍) 19:55:05

    そのことを理解して、自覚して尚…私の中には、彼の手を離して距離を置く選択肢はなかった
    そんな選択が出来るなら、今ここに私はいない
    私がここへ来たのは、どこまで行っても自分だけの為
    偏に私が、散々傷つけてきた彼のことを未だ手放してやれないから

    「面倒なものを押し付けていることは百も承知だ。だがやはり、譲ってやれん。
    お前がこの先自分の意思で何を選んだとしても、例え私以外の誰かへ生きる理由を見出したとしても。私は同じことを願う。
    ——剣司。お前が望まないなら、無理に何かになろうとしなくて良い。誰かに言われたからといって、何かを果たそうとしなくても良い。お前はその為に生まれたわけではないのだ。
    …ただ、もし、叶うのならば。私の願いが叶う余地が、あるとすれば」

    燃え尽きることを未だ知らない妄執を、口に出して音にする
    彼に自己愛が欠落していることすら見抜けなくなるほど目を覆っていた、独りよがりな望み
    彼自身に譲れないまま押し付けてしまう他ない、私の願いは

    「——私は。お前自身の意思で…私の側にまだいることを、選んでほしい」

  • 168124/12/19(㜍) 20:07:05

    dice1d2=1 (1)

    1=…じゃあ、あなたにとって許せないことって何ですか。これから先、もし私がそんな許せないことをする子になったら…あなたはそれでも、今と同じことが言えますか

    2=…無理ですよ。だって貰ってきたものに対して何も返してこられなかった。そうやってあなたから何かを貰うだけの生き方を、何の罪悪感も抱かずにしていろって言うんですか

  • 169二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 07:36:51

    保守

  • 170124/12/20(金) 07:42:25

    隠し切るのにも限界が見えつつあった、思いの丈をぶちまけたつもりだった
    しかし今まで何も言わないでいた男が一度本音を吐いた程度で人を変えることが出来るのなら、誰も苦労はしていないだろう
    そんなこと、分かっている

    「………じゃあ。あなたにとって許せないことって、何ですか」

    私に握られたままの手が、何もない空を握り潰した

    「私はあなたが欲しがるほど、別に綺麗でも何でもないんですよ。
    だって今まで私が何の過ちも犯していないのだとしても、代わりに何かを成したことにはならない。
    善いことも悪いことも同等に、何も積み上げてこなかっただけなんだから」

    そう語る彼の瞳は水の膜が張られたまま、灯った光をゆらゆらと揺らしていた
    その光の向こうで、瞳が焦点を取り戻し始めていく——夢から現実へ、意識が浮上してくる
    その顔に浮かんだ、親と逸れて道に迷った子供のような、右も左も分からない世界への漠然とした不安を抱えた表情
    …きっとその表情通り、不安なのだろう
    自分で選んだものの意味を自分で信じられなくなり、今までのことを罪と見做すことを拒まれ、自分への価値観を否定された今、彼の中には確立されたものが何もない
    彼は今、何もない湖の奥へ迷い込んでしまった、舫の解けた小舟なのだ

    「私の今までを罪と呼ぶなと言うのなら。私のしてきたことが、過ちじゃないのだとしたら。
    あなたは何を、どれ程まで許せますか。
    そしてこれから先、もし私が許せないことをする子になったら。
    あなたはそれでも——今と同じことが、私に言えますか」
    「………」

  • 171124/12/20(金) 07:44:48

    たくさんの罪を重ねてきたと、彼は言った
    しかし彼は自分が思っているほど、悪いことなんて何もしていないのだ
    寧ろ許されなくても仕方のないことをしてきたのは、私の方だ
    どうしようもない激情のままに彼をここに縛り付けておいて、勝手な罪悪感で放り捨てて、どうしようもなく傷付け続けてきた
    私の選択は彼のことを思っているようで、その実で己が為のものしか選択されておらず
    私が彼の為に何かを為してきた過去など、何一つ存在してはいなかった
    善か悪かで言えば、紛れもなく悪に近い場所に立ち続けたのが私だった
    そして正誤を問えば、紛れもなく過ちを重ね続けてきたのが私だった
    もしも彼が言っていたことが罪で、何一つ正しく成せない彼が本当に悪なのだとしたら
    私は彼以上の巨悪であり、彼以上に己で何かを選択することを許されてはならない存在だった

    「……自分の意思で過ちを選んでも、良いのだ」
    「…え」

    故に、この言葉は
    彼が今までしてきたことの持つ意味を肯定する為の言葉であり
    私が今まで彼へきたことの罪の重さを、認める為の言葉だった

  • 172124/12/20(金) 07:45:46

    「必要なのは、常に決して道を誤らないことではない。だとすれば、最初から選択する意思を放棄することこそが真の倫理となる。だがそれは決して人道にはなり得ない。
    …選択を違えることが確かに悪だったとして、その過ち自体は誰でも取り得る選択肢に過ぎないのだ。ただしそこには必ず悪を清算するだけの罰がついて回る。人は罰を受け因果を清算することで、過去を消せずとも己の罪から救われる。だが罰の意味を理解出来なくては、罪はいつまで経っても消えはしない。
    故に真に人に必要なのは罪を罪足り得させるだけの戒めが、意味を持ってそこに存在していることだ」

    人は自分自身のしてきたことを悪と感じれば、誰に言われずとも罪悪感を覚える
    それは人が自分にだけ課すことの出来る重りだが…それを背負って生きることは、罰にはならない
    自分で勝手に背負った重りを自分で勝手に下ろしたところで、それは何の埋め合わせにもならないただの自己満足だ
    自己満足を終わらせるのは、ただ「疲れてきたしそろそろ終わろう」という自身への甘やかしでしかない
    自己満足の罪悪感を勝手に抱えようが捨てようが、赦しになんて代用出来ないのだ
    しかしそれでは罪の清算が終わらず、罰が完結せず、誰も何も許せなくなる
    それ故罪に見合った罰とは、常に自分以外のどこかから齎される
    私も彼も、心を持って何かを選べる力がある者であり、罪(過ち)を犯し得る者だ

    「——だからもしこれから先、私の側にお前がいて、そこで何か悪いことしたのなら。
    お前が罰せない分だけ、私がお前のことを許さない。
    そしてお前が許せない分だけ、お前のことを許すことにする。
    何かあった時にお前を叱る役も、お前を許す役も…側にいるなら、私がやるよ」

  • 173124/12/20(金) 12:50:12

    dice1d3=1 (1)

    1=そう、望んでくれるなら…私も、そうします

    2=……今の言葉。嘘だったら、刀の錆にしますからね

    3=…じゃあ私も。あなたに、お願いがあるんです

  • 174二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:20:44

    保守

  • 175二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 10:59:19

    保守

  • 176124/12/21(土) 21:08:28

    「……ずるい人ですね」
    「なんだ、漸く気付いたのか?
    お前をここまで散々良いようにしてきた張本人だぞ」

    自分の中に罪悪感を足掛かりにして作り出せるのは、いつだって自己満足の紛い物だけ
    罪に見合った本物の罰も許しも、誰かに与えられることしかないのなら
    彼を罰し、許す為に私が側にいるのなら
    私が重ねてきた罪もまた、同じだ
    それに気付いた彼の水鏡に、光が乱反射する

    「私の分まで、あなたが私を許さないって言うなら。私も一人の人として…あなたのことを、ちゃんと見ていないと駄目じゃないですか」
    「…そう、なるな」

    彼が自分を愛し、自分を傷つけたものに怒り、自分を許すことが出来ない「人」であるならば
    そんな彼を傷付け、それでも望みを捨てることすら未だ能わず、そんな自分を裁けずにいる私へ罰と許しを与える人もまた、彼なのだ

    「私も人だ、それもどうしようもない性根を抱えた類のな。幾らでも間違えるし、生きている限り罪だって重ねていく。それでも自分で自分を戒めることは出来ない」

    自己満足の戒めでは何の意味もないと、もう分かったから

    「だから私を許せないとお前が思った時は、許さなくて良い。いつか許せるようになる時まで、ちゃんと怒れる人であってほしい。
    そうやって罪も罰も、共に抱えていられる距離でいること。それが、捨てられない私の願いだ。
    自己満足の為にお前を余計に傷付けるのは…もう、御免だからな」

  • 177124/12/21(土) 21:35:22

    「…私を人だというあなたの言葉を無碍には出来ないし、一生勝手に苦しんでろとも言えない。分かってて言ってるでしょう。
    それでそうやって、私にも理由まで渡してきて…あなたのそういうところが、ずるいんですよ」
    「……………」
    「………だけど、良いです」

    観念したかのように、瞼を閉じられる
    その顔は何かを諦めたようにも、何かを受け入れたようにも見えた
    ただ分かるのは、拒絶ではないということ

    「あなたがそう、望んでくれるなら。……私も、そうします」
    「……そうか」

    聞こえてくる声はやはり聞き慣れた低さではなかったし、答えは望んでいるものとは少し違うものだった
    しかしそれでも…その答えを聞くことが出来た時点で、確かに胸の内に灯るものがあった
    だから、今はそれで充分だった
    人は舟であり、人生は旅である
    渓谷を下り、山を抜け、海へ向かっていく、その身を運んでいく流れが少しずつ変わっていくように…人もまた、突然別のものになることはない
    今はまだ、望まれた自分であろうとしても良い
    私と出会った時から、若しくは出会う前から彼の中に根付いてきた世界観だ
    私から逃げることすら覚えられなかった彼が、
    そこから急に変わることなんて、きっと出来ない
    それでも彼は今、私が望んだ「から」ではなく、私が望んだ「なら」良いのだと思って、自分で答えを選んだ
    見過ごしてしまいそうなほど些細な差異
    しかしそれだけで、今日の全ては報われている
    彼の中にあった致命的な欠落を今更ながらに知った後だから、そう思えた

  • 178124/12/22(日) 08:10:05

    今はまだ、願いへ応える為に変わろうとする彼
    しかし、いつか
    彼が本当に自分の意思で立ち、歩く道を選べるようになるまで
    それまで彼を見てこなかった時間を、彼を傷付けたことを償いながら埋めていこう
    知ろうとしてこなかったことを、少しずつ知っていきながら
    過ちを重ねてきた過去を贖う術は、これからの時間の中にしかないのだから
    それだけが、私に出来る償いなら

    「剣司」

    すっかり大人しくなった腕を離して、その顔に触れた
    汗の浮かんだ白い肌に走る、ざらりとした刀傷
    私が付けた、私の為した罪の痕
    私が彼へ償うべき罪は、確かにここにあるから

    「……今まで、済まなかった」

    言いたいのに言えないまま、もう何年も抱えていたような気すらするその言葉を、私は漸く口にしたのだった

  • 179124/12/22(日) 17:30:21

    イベント終わり

    剣司→雀部 92+dice1d5=2 (2)

    雀部→剣司 93+dice1d5=2 (2)


    この日の雀部の手番はdice1d2=1 (1)

    1=看病もあるので夜パートも側にいる

    2=また明日、と約束して夜に帰った


    そして同じ日にち、話は別パートへdice1d2=2 (2)

    1=狩儺家の使用人達の経歴を調べる、二番隊サイド

    2=狩儺邸を調べる、檜佐木サイド

  • 180124/12/22(日) 18:19:31

    剣司→雀部 94

    雀部→剣司 95

    あまりにもイベントが濃厚すぎた為、砕蜂達のイベントは次の日に持ち越します

    綱彌代が過去に狩儺家へ何度か使いを寄越していたことを調べた他、京楽から狩儺家の魔貌の呪いについて聞いた檜佐木は、狩儺家の屋敷を直接叩く方針に切り替えています

    狩儺邸は檜佐木の調べによると、dice1d2=1 (1)

    1=既に無人になって久しいし、殆ど取り壊されている。辛うじてというか、何故かある程度残ってはいるが…

    2=情報こそ少なかったが、何とか場所の特定に成功する。どうやらまだ残っているらしい、行ってみよう


    屋敷の規模dice1d100=44 (44)

    〜20…損傷が激しく、現時点で残っている箇所に関しては狭いと言わざるを得ない

    21〜50…中流貴族の屋敷くらいはあると思われるが、いかんせん埃だらけかつガタが来ているので…

    51〜70…四大貴族には遠く及ばないが、子綺麗かつそれなりに広い屋敷

    71〜90…うおでっか。もう屋敷っていうか、神社の敷地とかの規模じゃん

    91〜…広大な敷地に加え、非常に綺麗に保たれている

  • 181二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 18:22:27

    何故かある程度残ってはいるというなら謎の地下への入り口とかどこかにないかな

  • 182刈薙剣司の人24/12/23(㜈) 03:09:20

    狩儺邸は老朽化などもあって全貌を留めているわけではありませんが、それでも中流貴族並みの家ではあるようです

    向かうのはdice1d2=2 (2)

    1=檜佐木のみ

    2=何故か吉良が付いてきた(判定に少し補正をくれる。吉良が同行する場合、調査判定に+15)


    屋敷に着いたら、まずは目星でも振りましょう

    檜佐木dice1d100=72 (72) (+15)

    71〜で「離れ(?)」に気付きます

    気付かなかった場合スルーして邸内の調査になります

    邸内調査dice1d100=54 (54) (+15)

    〜31…一面にある黒いシミのような汚れから悪臭がする。この汚れのせいで、床もかなり傷んでいるようだ

    32〜66…物置のような部屋を発見する。埃っぽいし薄暗いが、部屋には色々なものが残っている

    67〜90…ここは、元々誰かの部屋だったのだろうか?幾らか私物らしきものが残された部屋に辿り着く

    91〜…取り敢えず奥の方に行けば当主の部屋があるだろ、と突き進んだところ、どうやら当たりを引いたらしい

  • 183124/12/23(㜈) 03:14:58

    名前変換し忘れ

    吉良がここに来たのは…dice1d2=1 (1)

    1=檜佐木さんだけじゃ限界があるでしょ

    2=一人にしておくとアクセルベタ踏みになるし…今の檜佐木さんは、あまり放っておけませんから


    「離れ(?)」についてdice1d3=1 (1)

    1=檜佐木と吉良で調査する

    2=吉良のみ戻って調査する

    3=一度後回しにして、本邸を調査する

  • 184二次元好きの匿名さん24/12/23(㜈) 13:54:38

    保守

  • 185二次元好きの匿名さん24/12/23(㜈) 13:58:40

    このレスは削除されています

  • 186124/12/23(㜈) 15:01:04

    では「離れ」について

    扉dice1d100=55 (55) (+15)

    61〜で中を調査出来ます

    〜60の場合鍵がかかってるのか、扉が開きません

    扉が開かなかった場合

    檜佐木dice1d100=34 (34)

    吉良dice1d100=53 (53)

    71〜で扉を強引に開けます

  • 187124/12/23(㜈) 19:25:33

    では扉は開きました

    「離れ(?)」の中の様子はというとdice1d2=1 (1)

    1=本当に離れというか、敷地内にある別の家といった風情。使用人の住まいだったのだろうか?

    2=大きさから勘違いしたが、上がり框のない土間を見て家ではないと察する。ここは…蔵か?


    中ぎ様子

    散らかり具合dice1d100=96 (96)

    ものの多さdice1d100=89 (89)

    損壊の程度dice1d100=41 (41)


    目星dice1d100=56 (56) (+15)

    (ものの多さ)×(散らかり具合)÷2を目標値として、超えたら成功です

  • 188124/12/23(㜈) 21:02:35

    ではあまりに雑然とし過ぎているし埃も酷い為、離れでは何も見つけられませんでした

    本邸の調査に戻ります

    当てもなく歩き回った末、2人が行きついたのは誰かの部屋です

    調査で見つけたもの

    檜佐木dice1d3=3 (3)

    吉良dice1d3=1 (1)

    1=埃を被った箱がいくつか詰まれているのを見つける。着物をしまう際に使っていた箱のようだ

    2=かなり慎重に扱う必要があるが、冊子が幾つか残っている。どうやら日記のようだ

    3=戸棚の中に、埃を被っていても高価と分かる箱を見つけた。振ってみると、軽い音がした

  • 189124/12/23(㜈) 21:36:19

    吉良が見つけた衣装箱についてdice1d3=3 (3)

    1=開けてみたが損傷が激しく、中身について詳細は不明

    2=判別しにくいが…残った絵柄等から察するに、女性用の着物と思われる

    3=箱が良質なお蔭か綺麗に保存されている。良い着物だけど、このサイズの振袖って…


    檜佐木が見つけた箱はdice1d2=2 (2)

    1=開けてみる

    2=開かない

  • 190124/12/24(灍) 09:22:51

    吉良が大当たりを引いたので更に判定

    部屋に対する目星dice1d100=35 (35) (+15)

    61〜で、部屋の構造に関して何か気付きます

    そこから更にアイデア(目標値71〜)

    檜佐木dice1d100=68 (68)

    吉良dice1d100=2 (2)

    ※部屋への目星に成功していた場合+15

  • 191124/12/24(灍) 13:42:08

    檜佐木修兵
    「そっちは何か見つかったか?」

    吉良イヅル
    「見つかったといえば見つかりましたね。まぁあるのは単なる着物ですけど。
    箱が良いものだったお陰か、保存状態は大分良好です」

    檜佐木修兵
    「……金持ちって、高いものを取っとくのにも金かけんのな…」

    吉良イヅル
    「中身にもよりますよ。檜佐木さんだって、貴重品は鍵のある棚とか金庫にしまうでしょ。
    ただこの箱の中に関して言えば、入れ物にも相当の金を掛けるだけの値打ちはあります。ほら」

    檜佐木修兵
    「女物だな。…これ、良いやつなのか?」

    吉良イヅル
    「…分かりません?」

    檜佐木修兵
    「俺にも分かるように言うと?」

    吉良イヅル
    「僕の目利きが合ってるなら、僕らの給料半年分くらいですね」

    檜佐木修兵
    「!!!?」

  • 192124/12/24(灍) 13:42:21

    吉良イヅル
    「というのはさておき、振袖か。柄が良いから紛らわしいけど、サイズから考えて子供用かな…」

    檜佐木修兵
    「え、この絵柄でか?」

    吉良イヅル
    「まあ派手だし、大人っぽすぎますよね。ただ、これはあるってことは…」

    檜佐木修兵
    「狩儺家には娘がいたと。ついでに言うとそいつが棚から出て来た、ってことは…この部屋がその娘の部屋だったってことか?」

    吉良イヅル
    「振袖はご婦人には着られませんし、恐らくは。ただ見つかる着物はどれも同じようなサイズで、大人でも着られそうなものは見当たりません。だからもっと大きな服を着られる背丈になる前に、多分その子は…」

    檜佐木修兵
    「……そうなるな」

    吉良イヅル
    「……。……今開けられるものは全て開けましたが、やっぱりどれも同じでしたね。
    檜佐木さんの方は、何か見つかりましたか?」

    檜佐木修兵
    「ん、ああ…こんなのが見つかったくらいか」

    吉良イヅル
    「…小箱ですか?ちょっと綺麗ですね」

    檜佐木修兵
    「何故かこの箱に目を引かれてな。中に何か入ってるみたいなんだが、どうにも開かねえんだ」

  • 193124/12/24(灍) 13:44:49

    檜佐木の見つけた箱はdice1d2=1 (1)

    1=仕掛け箱になっている。正しい手順で操作すれば開くだろう

    2=鍵が掛かっているようだ。一度鍵師辺りに見せなければ、どうにもならなさそうだ


    仕掛け箱になっていた場合、箱の難易度は30+dice1d70=36 (36)

    檜佐木dice1d100=87 (87)

    吉良dice1d100=41 (41)

    箱の難易度より大きい数値を出せば開けられます

  • 194124/12/24(灍) 14:45:51

    吉良イヅル
    「檜佐木さん、もしかしてそれ秘密箱じゃないですか?」

    檜佐木修兵
    「…秘密箱?」

    吉良イヅル
    「現世だと確か、箱根辺りの名物だったかな…。その箱の六面全体の中に、鍵の代わりにギミックが仕込まれています。鍵は要りませんが、正しい手順でギミックを動かさなければ蓋を開けて中のものを取り出せません。必要な手数や開け方は箱によりますが…秘密箱は綺麗なインテリアってだけではなく、『箱そのものが鍵でもある』箱なんです」

    檜佐木修兵
    「ふーん…?じゃあこれどう開けるんだ?」

    吉良イヅル
    「さぁ…?取り敢えず貸してください、ちょっと触ってみます」

    (間)

    吉良イヅル
    「無理でした」

    檜佐木修兵
    「無理だったかぁ…」

    吉良イヅル
    「檜佐木さんも触ってみますか?」

    檜佐木修兵
    「…そうだな、ちょっと貸してくれ」

  • 195124/12/24(灍) 15:17:51

    吉良イヅル
    「………」

    檜佐木修兵
    「………」

    吉良イヅル
    「…あの、檜佐木さん。作業しながらで構わないんですが、質問させてください。
    あなたは…どうして、この家を調べようと思ったんですか?」

    檜佐木修兵
    「…何だよ急に。なんで来たんだって点じゃお前もどっこいどっこいだろ」

    吉良イヅル
    「…僕は彼に、大きな借りがありますから。彼が頼んだことがあるなら、それを叶えるよう助力する理由があります」

    檜佐木修兵
    「……市丸ギンのことか」

    吉良イヅル
    「………。
    でも、あなたには彼の願いを聞く理由がないじゃないですか。ただでさえ隊長不在で激務なのに、更に彼の面倒まで見て。檜佐木さんはどうして、彼のお願いを聞いたんですか?」

    檜佐木修兵
    「なんでって……狩儺家が例の事件に関わってるんじゃないかって噂自体は結構二番隊から広まってきてるだろ。瀞霊廷通信としても今回の事件は追ってるし、捜査班に入ってるアイツから頼まれたのが渡りに船で…」

    吉良イヅル
    「——本当に、それだけですか?」

  • 196124/12/24(灍) 15:59:59

    檜佐木修兵
    「…何が言いてえ」

    吉良イヅル
    「瀞霊廷通信全体で追いかけるなら、もう少し調査に人員を割けば良いじゃないですか。なのに彼に個人的に頼まれたからって、あなたはずっと一人で調査を進めている。
    こんな廃墟にまで一人で行こうとして、そうやって自分で何かを得ようと躍起になる、その理由は何なんですか。
    檜佐木さん。あなたがこの件に関して調査を続けているのは…本当に、ただ記者として真実を追っているからですか?」

    檜佐木修兵
    「吉良」

    吉良イヅル
    「……すみません。出過ぎたことを言いました」

    檜佐木修兵
    「…確かに事件に関しては記者としても追ってるけど。俺がこの件を自分で進めているのは、単なる言い訳作りだよ」

    吉良イヅル
    「!」

    檜佐木修兵
    「日が暮れてからじゃ話せねえんだよ、アイツ。かといって日中仕事を抜け出せるようなキャラでもねえ。
    だからこうやって頼まれごとに託けて、日中話しに行く内容集めてんだ。
    こうでもしねえと、アイツすぐ壁作ろうとするし…それだけですぐシラけるには、もう距離を詰めすぎた」

    吉良イヅル
    「……檜佐木さん」

  • 197124/12/24(灍) 16:13:55

    檜佐木修兵
    「やっぱ、ちょっと女々しいか?俺」

    吉良イヅル
    「……いえ。ただ少し、意外だっただけです」

    檜佐木修兵
    「…そうか」

    檜佐木修兵
    「…ん、開いたみたいだ」

    吉良イヅル
    「……話の余韻、台無しなんですけど。なんであの箱を話の片手間に開けてるんだこの人…」

  • 198124/12/24(灍) 16:36:41
  • 199二次元好きの匿名さん24/12/24(灍) 16:44:03

    このレスは削除されています

  • 200二次元好きの匿名さん24/12/24(灍) 17:15:56

    うめ

オススメ

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