メソポタミア神話のエンリル神って神話中で優しさを見せる場面とかある?

  • 1二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:01:50

    人間がうるさいという理由だけで人間滅ぼそうとしたり、イシュタルに言われてエンキドゥ殺したり(ちなみにエンキドゥはエンリルの守護獣でもあります)特に何かあった訳でも無いのに父親から実権と妃(自身の母でもある)を奪ったり、ニンリル女神(妹説あり)を強、姦したり(なんかニンリルは惚れてエンリルの嫁になったけど)と出てるエピソードでは善神要素が全く見つからないけど彼には良い神エピソードとかはあるの?

    ゼウスやイシュタルにすらあるけど


    Wikiも貼っときます

    エンリル - Wikipediaja.m.wikipedia.org
  • 2二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:08:06

    イシュタルはともかくゼウスは善寄りだろ女癖悪いのも人間視点だと神の血を入れられてwin-winだし

  • 3二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:12:50

    随獣のアンズーさんにトゥプシマティ(主神の証)を奪われるというお茶目エピソードならあるぞ!

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:25:33

    もしかして近所の四文字神の方がマシ?

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:37:32

    あそこの神はそもそも人間に親身な奴なんていなくて人間はみな神の召使みたいなものって聞いた

  • 6二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:43:01

    >>5

    それでもエンキとかは人間にかなり親切だしイシュタルもエンリルが人類滅亡を決めた際には泣いて止めようとしたからな

  • 7二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:44:49

    >>5

    神が労働しなくていいように人間を代わりに作った

    奴隷と翻訳されることのほうが多いと思う

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:46:26

    >>5

    エンリルは神に言うほど親切か?

    父親の嫁(自身の母でもある)寝取ったり、女神をレイプしたりしてるけど

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 20:46:36

    女神ニンガルの懇願を無視してウルを破壊したこともあったりする


    ウル滅亡哀歌 - Wikipediaja.m.wikipedia.org
  • 10二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 21:19:42

    >>9

    ニンガルって息子の嫁じゃん…(長男シンの妻がニンガル)

  • 11二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 22:22:12

    >>7

    そういや人類創造の神話は世界各地にあるけど何故人類を作ったかについての理由付けがあるのはメソポタミア以外だと北欧(ラグナロクに備えて神の味方を増やす為)ぐらいか

  • 12二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 22:57:52

    古代エジプト人「死んでも命は永遠! 身体さえ残っていれば生き返れるし供物があれば飲み食いだってできる!」
    古代ギリシア人「ハデス様に裁かれるけど生前に正しい行いをしていればエリュシオンという楽園に行ける!」
    古代メソポタミア人「善人も悪人も死後は陰鬱で暗い冥界でゴミや粘土を食べ光を浴びることもできない非力な幽霊に陥る」

  • 13二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 23:07:06

    >>4

    四文字神はマシどころか世界トップクラスで人間に都合の良い神様だからキリスト教やイスラムは大勢力築いたんだぜ

    具体的に言えば、旧約・新約聖書と別れているようにイエスが人間有利な再契約したキリスト教、ユダヤもキリスト教も人間の勘違いでホントはこんな契約ですと主張したのがイスラム教


    一方で、新旧つかず最初の「聖書」を経典とする、つまり荒ぶる神を祀るユダヤ教は今でもマイナーより宗派だ

  • 14二次元好きの匿名さん24/11/28(木) 23:33:30

    まず前提として、シュメール人自身を神に仕える事が目的の存在と自認していたと言われる

    そして創造主でもあり主神でもあるエンリル神がつるはし、鍬、斧など発明し、その後も優しく見守ってくれているからこそ人類文明が成立した

    その前置きあっての暴虐キャラなんだろう

    ちなみに紀元前1200年頃にはバビロニアの国神マルドゥクにシュメールの主神の座を奪われた


    例えば紀元前3000年頃(文字ができて数世紀ぐらい?)の粘土板の記述では、夏と冬の神の兄弟喧嘩を仲裁する役で登場する

    ちなみにギルガメッシュ叙事詩の最古の版は紀元前2000年頃で、3000年頃には原型ができていたとも考えられてる時代


    Debate between Winter and Summer - Wikipediaen.m.wikipedia.org
  • 15二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 09:34:08

    メソポタミアって神は神像に宿るって割と本気で考えられてたんだよな
    だから戦争の勝利条件の中に敵の神を捕虜にする=敵の神像を奪うってのもあったりするくらい(持ち帰った像は天罰が怖いのでちゃんと大事に扱う)

    この辺のアレコレが聖四文字系の偶像崇拝禁止に繋がるって考えるとある意味今でも影響を与えている宗教観だと言えなくもない

  • 16二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 09:42:51

    >>5

    でも、エンキかエンリルのどっちか忘れたけど、障がい者雇用もちゃんと考えてるからなあ

  • 17二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 09:46:56

    >>14

    メソポタミアは洪水が多発する地帯らしいからね

    その洪水がないと土壌が荒れ果てるんだから世の中ままならないね

  • 18二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 16:45:29

    日本語wikiにも書いてあるとおりに風や嵐など天候を象徴する名前とされ、またその他にも嵐など特定の象徴ではなく空間そのものに普遍的に存在する神だったという説もある

    詳細も分からない少ない史料からでも、人間の生殺与奪を握る重要な神という事は分かるので、洪水などいかしてもらった上で恩恵を与えられたとかシュメール人は考えてたんだろうな

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:22:57

    >>18

    日本の祟り神信仰みたいだなぁ

    本当に主神か…?

  • 20二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:51:46

    >>19

    自然や災害を擬人化したまさにアニミズムらしさ全開の神だよね

    そしてそれが主神として崇められたというのはそれだけメソポタミアの人々が荒らしや洪水……ひいては雨や川などの「水」を重視していたっていう証左でもあるし

  • 21二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 09:24:13

    >>15

    旧約聖書に出てくるマルドゥクは、エンリルの後に主神となったほうだな

    といってもシュメール人の宗教観が変わったとかではなく、単にエンリルを都市神としていたニップルという街がエラム人(毎度の詳細不明な古代文明)に滅ぼされたから


    日本語Wikiではマルドゥクを太陽神かつ呪術(魔法)神とするSommerfieldの主張を書いているが、他にも嵐や水の神という説もあるなど、毎度のことながらよくわかってない

    そもそもエンリルも天候の神ではない普遍的な神という説もある他、他の神でも嵐を起こせるからといって嵐の神様(擬人化)でないのもいるから、史料が見つからない限りは詳細不明のままだろう

  • 22二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:13:26

    シュメールの時代から既に神と人間との距離が広がっていて神の動向が人間に影響するのは非現実的という認識があったからな

  • 23二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:20:00

    人間にあたりがキツいのはまだわかる
    神同士でもここまでやらかすのはちょっとレベチ

  • 24二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:58:09

    >>12

    暗い…暗すぎる

  • 25二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:27:28

    >>24

    死者が出るレベルの洪水が何回も起きるのと砂漠気候なのが死後の暗さに関係してると言われてるけどね…

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 00:53:48

    洪水で一旦人類滅んだり神々が人間滅ぼしたり削減したりする神話は他神話にもあるな
    ゼウスは前世代の人類滅ぼしてるしトロイア戦争も人間多すぎて地母神ガイアの負担になったから
    人口削減のために神々が手引きしたとするバージョンもある
    インドでは人類の始祖としてマヌという人物が何人も出てくるけど洪水とかで人類は何度も滅んでて
    今の人類の始祖も洪水後に生き残った7番目のマヌだけど次のマヌももう用意されてて準備万端
    インド二大叙事詩マハーバーラタではクル・クシェートラの戦争で十二億人だかの犠牲が出るけど
    それも人間多すぎて大地の女神の負担になったから神々が手引きしたもの
    地理的にはどっちも中東に近く人の行き来もあるしギリシャ神話とインド神話(アーリア人は北西から侵入)は同起源ともされるから共通して影響を受けるような出来事か神話が古い時代にあったのかな

  • 27二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 00:57:34

    >>4

    滅ぼす前にめちゃくちゃ警告する人はだいぶレア特にわかりやすい解決策まで出すのはもうこの方ぐらいじゃないかな

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 10:27:53

    保守

  • 29二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:14:31

    >>23

    いうて人間には厳しいけど同族の神には優しい神とか居るか?

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 07:01:30

    >>29

    ギリシャ神話の神とか?

  • 31二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:02:39

    >>27

    エンリル「人間多すぎ滅ぼすわ」

    エンキ「方舟作らせなきゃ…折衷案出さなきゃ…」


    ノアの大洪水はこの二神が合体した話だからね

    厳しい要素がエンリル由来で優しい要素がエンキ由来になってる

    エンキも色々アレなエピソード多いけど

  • 32二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 21:11:13

    >>12

    いうて古代ギリシャも「死んだ後とか消えて無くなるだけだよ笑」みたいに色々な派閥あるんで…

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