【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.4

  • 1ホットドリンク大好き24/11/29(金) 23:13:44

    【あらすじ】
    ゴズがミレニアムに出現。

  • 2ホットドリンク大好き24/11/29(金) 23:17:03
  • 3二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:27:00

    とりあえず保守

  • 4二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:36:30

    盾乙

  • 5二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:36:57

  • 6ホットドリンク大好き24/11/29(金) 23:38:49

    ヒマリ:
    「手応えが無くなった・・・。
    ・・・なるほど。
    勝ちを譲ったつもりですか、リオ。
    本当に腹立たしい。」

    チヒロ:
    「どうする? ヒマリ。」

    ヒマリ:
    「情報にあったゴズとやらが出現したのでしょう。
    AMASのネットワークは完全に隔離されていますし、こちらからは手出しが出来ません。
    いえ、そもそもリオと取っ組み合いをしている場合でもないのでしょうね。」

    コタマ:
    「部長?」

    ヒマリ:
    「・・・すみません、少し考え込んでしまいました。
    無論、我々もミレニアム防衛に参加します。
    折角セミナーの権限を奪えたというのに使わないのは勿体ないですからね。
    制御権を奪った警備ドローンを全て動かして下さい。」

  • 7ホットドリンク大好き24/11/29(金) 23:39:16

    ハレ:
    「了解。」

    ヒマリ:
    「それと・・・マキ。
    悪いのですが特異現象捜査部の部室まで ひとっ走り行って貰えませんか?
    先程からエイミに連絡を飛ばしているのですが、どうも応答がなく。
    恐らく部室で寝ているんだと思います。
    起こしてきて下さい。
    この盤面では彼女の力が必要です。」

    マキ:
    「わ、分かった!」

    ヒマリ:
    「さて・・・この英知の結晶たる私を無視したこと、リオに後悔させて差し上げましょう。」

    チヒロ:
    「ほどほどにね。」

    ────────────────────

  • 8二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:41:19

    このレスは削除されています

  • 9二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:44:32

    10まで

  • 10二次元好きの匿名さん24/11/29(金) 23:47:37

    続き待機

  • 11ホットドリンク大好き24/11/29(金) 23:48:44

    ミレニアムの防衛室スタッフ:
    「!!
    緊急アラート!
    ・・・。
    そう、やっと本番ってワケね!」

    アスナ:
    「ん?
    セミナーから緊急通知?」

    カリン:
    「ゴズの出現による作戦の開始・・・。
    なるほど、前座は終わったというワケだ。」

    アカネ:
    「残念です。
    もう少し おもてなしをして差し上げたかったのですが・・・。」

    ミレニアムの防衛室スタッフ:
    「じゃあ、そういうワケだから!
    楽しかったわ、またね!」

    ミレニアムの防衛室スタッフは、義理は果たしたと言わんばかりに本来の防衛室スタッフとしての任務に戻っていった。

    ────────────────────

  • 12ホットドリンク大好き24/11/30(土) 02:22:01

    アル:
    「───皆、目標が変わったわ。
    作戦に移りましょう。」

    ムツキ:
    「やっとかー。」

    カヨコ:
    「遅かったね。」

    モモイ:
    「え、なに?」

    ミドリ:
    「お姉ちゃん・・・ヒマリさんの話聞いて無かったの・・・?」

    モモイ:
    「う・・・。」

    ユズ:
    「あの猫ちゃん・・・また出たんだ・・・。」

  • 13ホットドリンク大好き24/11/30(土) 02:22:25

    ハルカ:
    「すみません、すみません・・・。
    第一目標を捕まえられなくて すみません・・・。」

    アル:
    「いいのよ、努力目標だし。
    一番大切なのはカヤさんに借りを返すことよ。
    さ、援護に向かいましょ。

    それじゃあね、先生。
    そしてミレニアムの精鋭の皆さん。(キリッ)」

    歩き去って行く便利屋68。

    モモイ:
    「か、カッコイイ・・・。」

    ミドリ:
    「バカなこと言ってないで・・・『鏡』を入手したら私達も戦うよ。」

    ユズ:
    「大きな被害が出ないといいけど・・・。」

    そしてゲーム開発部は押収品保管庫の扉を開け───

    モモイ:
    「え?」

    ────────────────────

  • 14ホットドリンク大好き24/11/30(土) 02:23:31

    カヨコ:
    「部長・・・ずっと勘違いしてたみたいだけど、あの子たちミレニアムの精鋭でも何でもないよ?」

    アル:
    「え? そうなの?
    それにしては動きが熟れてたけど・・・。」

    ムツキ:
    「くふふっ、やっぱりアルちゃん気付いてなかったかー。
    あれじゃない?
    廃部の危機が迫ってるって話だったし、火事場の馬鹿力ってヤツじゃない?」

    ハルカ:
    「た、大変ですね。
    やっぱり脅威になる前に私が排除してきましょうか?」

  • 15ホットドリンク大好き24/11/30(土) 02:23:48

    アル:
    「なんでそうなるのよ。
    ここは あの子達を応援してあげるところよ。
    次 会っても目標は切り替わってるんだから発砲しないこと。
    いいわね?」

    ハルカ:
    「は、はい!」

    アル:
    「・・・次 会ったとき、どんな顔して会えばいいのかしら・・・。」

    カヨコ:
    「笑えばいいと思うよ。」

    アル:
    「そうね、笑って誤魔化しましょう。」

    ────────────────────

  • 16ホットドリンク大好き24/11/30(土) 09:34:12

    ネル:
    「よう、思ったより元気そうじゃねぇか。」

    カヤ:
    「おや、ネル。
    貴方のほうも ご無事なようで何よりですよ。
    RABBIT小隊は お気に召して頂けました?」

    カヤはアミューズドールを踏み付けて消滅させながら言った。

    ネル:
    「まぁな。
    テメェの下に付かせるには勿体ねぇと思うくらいには。」

    カヤ:
    「正確には私にRABBIT小隊をどうこうする権限は無いのですよ、ネル。
    RABBIT小隊の指揮権はシャーレの先生が握っています。」

  • 17ホットドリンク大好き24/11/30(土) 09:35:10

    ネル:
    「あの大人か・・・。
    じゃあ良く分かんねぇな。」

    夜闇から湧き出したアミューズドールを蜂の巣にしながらネルは言った。

    カヤ:
    「ふむ、恐らく貴方は気に入るでしょう。
    かの大人は底なしのお人好しですから。」

    ネル:
    「テメェに言われると腹が立つ。
    先生って大人が信用できるかどうかは、アタシが自分の目で判断するもんだ。」

    カヤ:
    「是非、そうして下さい。
    どの道、”ジェリコの壁”を崩せぬ者に夜明けは訪れません。」

    ネル:
    「・・・なんの話をしてやがる。」

  • 18ホットドリンク大好き24/11/30(土) 09:36:01

    カヤ:

    「いえ、こちらの話です。

    それよりも こちらに いらしたということは・・・そういうことですよね?」


    ネル:

    「あぁ、そうだ。

    さっさと決着を付けちまおう。」


    カヤ:

    「では・・・現場の主導権を巡って───」


    ネル:

    「どっちが頭か───」




    カヤ&ネル:

    「「じゃんけん───」」


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    1.カヤの勝ち

    2.ネルの勝ち

    dice1d2=1 (1)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 19二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 15:07:55

    どっちが適任かって言われたらゴズとの交戦経験あるカヤだよな。ネルも過去戦ってそうだけど。

  • 20ホットドリンク大好き24/11/30(土) 15:24:23

    ネル:
    「チッ。」

    カヤ:
    「やりました。
    私の勝ちです。
    祝福して下さい。
    勝利には それが必要です。」

    ウタハ:
    「そ、そうかい。
    そういうところは変わってないんだね、君・・・。」

    近くに居たウタハが若干困惑したような表情で、ぎこちなく拍手を送る。

    ネル:
    「・・・悔しいがテメェの勝ちだ。 指示を頼む。」

    カヤ:
    「勿論です、ネル。」

    カヤはヘッドセットに手を当て、無線通信のオープン回線を開く。

  • 21ホットドリンク大好き24/11/30(土) 15:25:45

    カヤ:
    「こちら連邦生徒会、防衛室長 不知火カヤ。
    C&C の美甘ネルさんとの厳正なる協議の結果、私が現場で指揮を執ることになりました。
    HQ(指令本部)、応答願います。」

    ネル:
    「・・・厳正なる協議だぁ?」

    ユウカ:
    『こちらHQ。
    無駄な”協議”が長引かなくて良かったです。
    たった今から我々の指示に従って頂けますか?』

    カヤ:
    「勿論です、ユウカさん。
    私および”我々”は、セミナーの指揮下に入ります。
    何なりと お申し付けください。」

    ユウカ:
    『そうですか、それは良かったです。
    では───』

  • 22ホットドリンク大好き24/11/30(土) 15:27:03

    HQもといユウカからの指示を粛々と受け取るカヤ。

    カヤ:
    「───承知しました。
    詳細な現場の判断は私に一任して頂いても?」

    ユウカ:
    『ネル先輩が認めたのなら否応ありません。
    是非そうして下さい。
    C&C、AMAS、セミナーの警備ドローンは貴方の指揮に従うように調整しておきます。
    ・・・但し、一部 制御権を奪われた警備ドローンについては保証しかねます。』

    カヤ:
    「十分です、ユウカさん。
    それでは。」

    カヤは通信を切る。
    そしてそのままヴェリタスに通信を繋ぐ。

    カヤ:
    「こちら連邦生徒会(以下略)。

    単刀直入に申し上げます。
    現場の生徒およびドローンが私の指揮を受け付けるように調整して頂きたい。」

    ヒマリ:
    『・・・それを私が受け入れると お思いですか?』

  • 23ホットドリンク大好き24/11/30(土) 15:28:40

    カヤ:
    「おや、貴方が それほど愚かとは思いませんでした。
    どうやらミレニアムの全知の学位は相当軽いようですね。」

    ヒマリ:
    『・・・。』

    カヤ:
    「ヒマリ、貴方は私の提案を受け入れざるを得ません。
    さもなくば、”私”は あなた方を敵として排除しなくてはならないのですから。
    貴方もそれは理解しているのでは?」

    ヒマリ:
    『・・・失礼しました。
    ヴェリタスの手が及ぶ限りで、貴方の指揮が通るように調整しましょう。
    ・・・それで構いませんね?』

    カヤ:
    「えぇ勿論。
    貴方の譲歩に感謝しますよ、ヒマリ。」

    ヒマリ:
    『・・・本当に腹立たしい・・・。』

    カヤ:
    「誉め言葉と受け取っておきます。
    それでは。」

  • 24ホットドリンク大好き24/11/30(土) 15:29:39

    カヤは今度こそ通信を切る。

    ネル:
    「・・・で、どうすんだ?」

    カヤ:
    「どうやらゴズの姿は確認されていないようです。
    そうなると、暫くは湧いて出るアミューズドールの相手をすることになるでしょう。
    HQも、そのように判断したようです。」

    ネル:
    「無限組手か?」

    カヤ:
    「いえ、何等かのエネルギー供給でも受けない限り、さしものスランピアといえど無限にアミューズドールを繰り出すことは不可能です。
    先の戦いにおけるゴズのダメージを考えると、それほど多くのアミューズドールを繰り出せはしないでしょう。」

    ネル:
    「具体的な数は?」

  • 25ホットドリンク大好き24/11/30(土) 15:30:19

    カヤ:
    「アミューズドールの種類によってコストが異なるので明確な数を出すことは出来ませんが・・・そうですね。
    2~3時間程度でアミューズドールは打ち止めになるかと。
    それ以上はゴズ本体が全力で戦うに足るエネルギーを温存できません。」

    ネル:
    「なんだ、その程度か。」

    ヒビキ:
    (2~3時間って凄い量に思えるけど、コトリはどう思う?)

    コトリ:
    (わ、私にも恐ろしい物量に思えますが・・・。)

    ウタハ:
    (何事も あの二人を基準に考えてはいけないよ。
    こう考えるんだ、2~3時間 銃を撃ち続けていれば終わると。)

  • 26ホットドリンク大好き24/11/30(土) 15:30:43

    コトリ:
    (いや、それでも恐ろしいですよ!
    2~3時間 撃ちっぱなしなんて、後日 筋肉痛確定の運動量です!
    そもそも筋肉痛というのはですね───)

    ネル:
    「よっしゃ!
    目に付く敵 全員ぶっ飛ばしていくか!」

    カヤ:
    「えぇ、その意気です、ネル。
    では早速ユウカさんから指示された作戦領域に───」

    突如 始まったコトリの解説から逃げるように、その場にいた全員がカヤに続いた。

    ────────────────────

  • 27二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 23:09:12

    保守

  • 28ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:23:23

    コユキ:
    「うわぁ~!!
    何で私がこんな目にぃ!!」

    防衛室スタッフ その1:
    「もっと速く走って下さい、コユキさん。
    その程度の足では直ぐに追いつかれますよ。」

    コユキ:
    「これでもっ・・・結構っ・・・というか全力ですよっ!!」

    防衛室スタッフ その2:
    「いや・・・まぁ・・・、コユキは別に戦闘員じゃないらしいし・・・このレベルまで走れれば上等じゃね?」

    コユキ:
    「そうですよね!
    そんな私に同情して負ぶってくれても良いんですよ!?」

    防衛室スタッフ その2:
    「ごめ、むり。」

    コユキ:
    「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」

    防衛室スタッフ その1:
    「五月蠅いですねぇ・・・。」

  • 29ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:23:54

    現在コユキ達は、大量のアミューズドールに追われていた。
    それなりに広いはずの廊下を埋め尽くすほどのアミューズドールと撃ち合いながら、ダッシュで逃げる。
    コユキが立ち止まって爆弾を手当たり次第に投げ入れるが、大した成果が上がったようには見えない。

    防衛室スタッフ その1:
    「・・・そろそろ色々限界でしょう。
    『貫きの槍(ペネトレイター)』を使用します。」

    防衛室スタッフ その2:
    「あー、うん。 分かった。」

    防衛室スタッフ その1は突然立ち止まってアミューズドールの大群に向き合うと、背負った短槍を引き抜き、無造作に投擲した。
    すると次の瞬間、投擲先に存在していたはずのアミューズドールが掻き消えた。
    そして投擲したはずの短槍は防衛室スタッフ その1の手に戻り、装備から大きな電池のような金属パーツがパージされる。

    防衛室スタッフ その1:
    「・・・これで1つ消費しましたか。」

    短槍を背に戻す。

  • 30ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:24:41

    コユキ:
    「ぜぇ・・・はぁ・・・何、したんですか?」

    防衛室スタッフ その2:
    「あ~・・・気にしないで。
    それよりホラ、『行動飲料』のむ?」

    コユキ:
    「いただきます!!」

    コユキは防衛室スタッフ その2から水筒を渡される。
    水筒を受け取ったコユキは、特に何も警戒することなく口を付け───

    ───盛大に咽せる。

    コユキ:
    「ゲホッゴホッ・・・何ですか、この味・・・。
    不味いなんてものじゃないですよ!」

    防衛室スタッフ その2:
    「あー・・・ごめんね?
    室長、機能性を重視すると味が死ぬパッシブスキル持っててさぁ・・・。」

  • 31ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:25:04

    防衛室スタッフ その2は気にすることなく水筒に口を付け、何も問題ないかのようにグビグビと飲む。
    その味の地獄さを知っているコユキからすると、正気の沙汰とは思えなかった。

    防衛室スタッフ その1:
    「・・・飲めるんだから いいじゃないですか。
    何を贅沢な。」

    (行動飲料を飲む音)

    防衛室スタッフ その2:
    「そう言う『槍の』も、普段なら水か お茶でしょ。」

    防衛室スタッフ その1:
    「・・・。」

    ぐぅの音も出なかったのか、防衛室スタッフ その1は黙り込んだ。

    防衛室スタッフ その2:
    「ま、『槍の』のお陰で少しは休めるかな。
    パワードスーツ込みとはいえ、走り込みは辛いったら。」

    コユキ:
    「え”っ、そんな便利なもの着てたんですか!?
    ズルいです! 私にも下さい!!」

    防衛室スタッフ その2:
    「あー・・・室長がOK出したらいいんじゃない?
    知らないけど。」

  • 32ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:25:52

    防衛室スタッフ その1:
    「出るわけないじゃないですか。
    この『暁に至る天蓋』は一定以上の戦闘技能を示した防衛室スタッフにしか支給されません。
    その点、コユキさんは落第です。
    百歩譲って支援部門の防衛室スタッフに着くのが関の山でしょう。」

    防衛室スタッフ その2:
    「まぁ原則ではね。」

    防衛室スタッフ その1:
    「まったく『弓の』は・・・。」

    コユキ:
    「さっきから『弓の』とか『槍の』とか何なんですか?」

    防衛室スタッフ その2:
    「あ、気になる?
    私達 戦闘部門の防衛室スタッフはさぁ・・・皆 共通の装備とは別に、自分用の調整をした装備を持ってんの。
    そんで私が弓型の装備してるから『弓の』、コイツが槍型の装備してるから『槍の』ってワケ。
    どう、カッコイイ?」

    コユキ:
    「へー・・・。」

  • 33ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:26:26

    防衛室スタッフ その1:
    「なんで聞いといて興味なさげなんですか。
    それに弓の。
    貴方も そんな自慢気にしないで下さい。
    聞いてるこっちが恥ずかしい。」

    防衛室スタッフ その2:
    「いいじゃん、いいじゃん。
    部外者に自慢する機会なんて滅多に無いんだから。
    あ~、1回でいいから自分用の装備を自慢する大会開きたいなぁ~。」

    コユキ:
    「いや、興味がないわけじゃないんですけど。
    ちょっと考え事をしてまして・・・。」

    防衛室スタッフ その2:
    「あ、ちょっと嫌な予感がする。」

    コユキ:
    「別にそんな まどろっこしい呼び方してないで、普通に名前で呼び合えばいいんじゃないですか?
    それとも何ですか?
    仮面を付けてるだけあって指名手配を受けてるとかですか?」

  • 34ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:26:47

    防衛室スタッフ その1:
    「な・・・ま、え・・・・。」

    コユキの発言を聞いた防衛室スタッフ その1が、露骨に様子がおかしくなる。

    コユキ:
    「へ?」

    防衛室スタッフ その2:
    「ヤベッ。」

    防衛室スタッフ その1:
    「わた、し・・・わたしは・・・。」

    防衛室スタッフ その1は突然その場で蹲った。

    防衛室スタッフ その1:
    「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は愚かなんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は無力なんかじゃない私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は───」

    防衛室スタッフ その2:
    「え~と・・・確か ここら辺に精神安定剤が・・・。」

    防衛室スタッフ その2は、その1の懐から注射器を取り出すと、そのまま その1の首筋に刺した。
    動脈に注入された薬剤が、エラーを起こした脳に効いていく。

  • 35ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:27:14

    防衛室スタッフ その1:
    「・・・失礼、何の話でしたか?」

    防衛室スタッフ その2:
    「あー・・・次の作戦の話だよ。
    『槍の』のお陰で当面の脅威は去ったから、次の手を打たないとね。」

    防衛室スタッフ その1:
    「あぁ・・・そうでしたね。
    それでは私から提案なのですが───」

    防衛室スタッフ その1の提案を聞きながら、その2がコユキに耳打ちする。

    防衛室スタッフ その2:
    (ごめんね、槍のは精神が不安定でさ。
    ちょっと怖かったかもしれないけど、悪い奴じゃないから適度に付き合ってやって。)

    コユキ:
    (・・・この人は何でこんなことになってるんです?)

  • 36ホットドリンク大好き24/11/30(土) 23:28:45

    防衛室スタッフ その2:
    (いや、私も詳しくは知らないんだけどさ。
    なんか出身でトラウマ抱えてるみたいなんだわ。
    だから『名前』とか『故郷』とか、ルーツを連想させるワードは全部アウト。
    連想しちゃうと今みたいに壊れちゃう。

    だから なるべく気を付けてあげて。
    まぁ・・・精神安定剤がある内は大丈夫なんだけどさ。
    ホラ、私達って全員が室長入ってるじゃん?
    だから完全に精神が崩壊すると室長が出てきちゃうから。

    そうなると、ホラ・・・気まずいじゃん。)

    コユキ:
    (なるほど・・・確かに藪を突いたら冷酷な算術使いが飛び出してきた・・・なんて事態になったら恐ろしいです。)

    防衛室スタッフ その2:
    (それってぇ、藪蛇ってコト?)

    防衛室スタッフ その1:
    「それで───聞いてます?」

    その2 & コユキ:
    「「勿論(です)。」」

    ────────────────────

  • 37二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 03:02:25

    >>36

    >ホラ、私達って全員が室長入ってるじゃん?


    いやそれ、公然と知られているの!?

  • 38二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 06:38:24

    秘密にしてるわけじゃないけど聞かれてないから言ってないぐらいの認知なのかな?

  • 39二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 06:44:03

    原作同様スラムから身寄りの無い子供達引き取ってるな?
    カートリッジにならないからガチの慈善家っぽくなってる。

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 09:59:23

    カヤだけで無く、防衛室スタッフもそれぞれ闇抱えてそうだなぁ

  • 41ホットドリンク大好き24/12/01(日) 15:40:23

    カヤ:
    「おかしいですね。」

    カヤがアミューズドールを消し炭にしながら言う。

    ネル:
    「なにがだ?」

    ネルが同じようにアミューズドールを破壊しながら返した。

    カヤ:
    「いえ、あの魔術師のことですから。
    今回も楽しませてくれるのだろうと思っていましたが、用兵が単調で随分つまらないなと。」

  • 42ホットドリンク大好き24/12/01(日) 15:40:59

    ネル:
    「・・・。」

    カヤ:
    「嫌な予感がしませんか、ネル。」

    ネル:
    「・・・確かに上手く行き過ぎてるかもな。」

    カヤは通信機能を持つヘッドセットに手を伸ばした。

    カヤ:
    「HQ、今すぐスランピアのエネルギーを解析して下さい。

    ─────我々は何か、騙されているかもしれません。」

    ────────────────────

  • 43二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 18:20:40

    後の展開が楽しみ

  • 44ホットドリンク大好き24/12/01(日) 23:02:14

    連絡を受けたリオは、早速スランピアのエネルギー反応の解析を始めた。

    リオ:
    (確かに何か違和感がある・・・。
    でも明確な答えが出せない。)

    リオの中に とある選択肢が生まれる。
    しかし それは僅かにリオの矜持に関わることだった。
    そして心の中で少し葛藤し・・・ミレニアムの安全と己の僅かなプライドでは天秤が成り立たないことを認める。

    リオは早速連絡を飛ばした。

    リオ:
    「───ヒマリ、聞こえているかしら?」

    ヒマリ:
    『・・・あら、貴方が連絡してくるとは珍しい。
    宝くじが当たったりしました?』

    リオ:
    「私は宝くじを買っていないし、買って当たったとしても貴方に言うことはないわ。
    それよりも話があるのだけど。」

  • 45ホットドリンク大好き24/12/01(日) 23:03:14

    ヒマリ:
    『なんでしょう、ちなみに私も宝くじを買っては───』

    リオ:
    「───私の力では解けない問題があるの。
    貴方の力を貸してくれないかしら。」

    ヒマリ:
    『・・・あら、それは”ビックシスター”が この超絶天才美少女に頭を下げるということですか?』

    リオ:
    「どんな風に とって貰っても結構よ。
    私にはミレニアムを守る責務がある。
    それを守る為なら、私程度の頭で良ければ幾らでも下げるわ。」

    ヒマリ:
    『・・・本当に分かってない。』

    リオ:
    「ヒマリ?」

    ヒマリ:
    『はぁ・・・何でもありません。
    それよりも その貴方でも解けないという問題を共有して下さい。
    ・・・ずっと待っていたのですから。』

  • 46ホットドリンク大好き24/12/01(日) 23:03:50

    リオ:
    「?
    え、えぇ・・・。」

    リオはヒマリと共同で、スランピアのエネルギー反応の謎を追い始める。

    ────────────────────

    ユウカ:
    「・・・。」

    リオとヒマリが 何処か楽しそうにスランピアの謎に取り組んでいる中、ふとユウカは窓の外を見た。
    すっかり暗くなっている。
    室内の明かりが反射して、まるで鏡のように自分の姿を映す。

    ユウカは手元のデバイスを見る。
    カヤを筆頭とした討伐隊は順調にアミューズドールを減らしていた。
    この調子であれば、あと1時間もしない内に騒ぎは収まるだろう。

    ユウカ:
    (あの子達、どうしているかしら・・・。)

  • 47ホットドリンク大好き24/12/01(日) 23:05:39

    ユウカはふと、ケンカ中だったとも言えるゲーム開発部のメンバーのことを思った。
    ゴズの件で有耶無耶になってしまったが、襲撃は襲撃である。
    何か罰を与えなくてはいけないが、許しちゃっても良いかなと思っている自分もいる。
    今は とにかく無事でいてくれれば───



    ───そして、ボンヤリ見つめていた窓の反射にユズが映っていることに気が付く。
    ユズはユウカの真横に立っている。

    ユウカ:
    「あら、ユズ。
    そこに居たなら言ってくれれば───」

    そしてユズの居た方を見ると───



    ───誰もいない。

  • 48ホットドリンク大好き24/12/01(日) 23:06:39

    ユウカ:
    「え?」

    もう一度 窓の方を見る。
    確かに自分の真横に立っている。
    それどころか、何かを訴えかけるように窓に映ったユウカに向かって話掛けている。

    ユウカ:
    (・・・疲れているのかしら。)

    目疲れにそうするように目頭を押さえながら目を閉じる。
    そしてゆっくり目を開けると───

    ドンッ

    ユウカ:
    「───ひっ!」

    ”ここから出して!”
    そう言わんばかりに窓を叩くユズの姿があった。

  • 49ホットドリンク大好き24/12/01(日) 23:07:36

    ドンドンッ
    ドンドンッ

    それが幻覚でないのを示すように、窓は明らかに振動を伝える。

    ユウカにはそれがどんな理屈で起きている現象か分からなかった。
    恐怖で頭が一杯になる。
    とてもではないが いつものように合理的な判断は出来ない。
    そんな中、ユウカがとった行動は───

    ユウカ:
    「大丈夫!? 何があったの!?」

    咄嗟に窓へと駆け寄る。
    窓・・・正確には窓に映る像ごしに手を合わせ、間接的に接触する。
    接触は、人の心を穏やかにする効果がある。
    半ばパニック状態にあった窓の中のユズは、ユウカが気付いてくれたことを悟ると安堵から泣きそうになる。

    ユウカ:
    「よく分からないけど・・・大丈夫だからね!
    ───みんな! ちょっと こっちに来て!」

    ゴズのカラクリが、少しずつ明らかになろうとしていた。

    ────────────────────

  • 50二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 02:21:41

    これはどっちだ…?

  • 51二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 06:59:44

    保守

  • 52二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 10:12:34

    このレスは削除されています

  • 53ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:12:15

    リオ:
    「これは・・・やられたわね。」

    リオは窓に映った像の中で不安そうにするユズを前に、そう呟いた。
    窓の前には大量の機材が設置されている。

    ヒマリ:
    「そうですね。
    まさかこんな近場でミレニアムの生徒が『神隠し』に遭うとは思いませんでした。」

    ヴェリタスの部室から駆け付けたヒマリがリオに同調する。
    その周囲では同じくヴェリタスの部室から駆け付けたヴェリタス メンバーが難しそうな顔で機材を弄っていた。

    ユウカ:
    「『神隠し』・・・!?」

    リオ:
    「そう、神隠し。
    非科学的に思えるかもしれないけど、そうとしか表現できない現象なの。」

    ヒマリ:
    「ユズは今、裏のチャンネル・・・つまるところ『あの世』にいます。」

  • 54ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:12:55

    ユウカ:
    「・・・はい!?」

    誰よりもユズとゲーム開発部を心配しているユウカが動揺する。
    それを横にいたノアが差し止めた。

    ノア:
    「ユウカちゃん 落ち着いて下さい。
    きっと話の続きがあるはずです。」

    ユウカ:
    「え、えぇ・・・そうね。」

    気は動転したままだが、何とか落ち着いた風の雰囲気を出す。

    リオ:
    「・・・ヒマリ、それは正確な表現ではないわ。
    正確には裏のチャンネルの中のスランピアの領域に居る・・・と表現すべきだわ。」

    ヒマリ:
    「・・・すみません、分かり易いかと思いましたがデリカシーに欠ける発言でしたね。
    ユウカ、許して下さい。」

  • 55ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:13:42

    ユウカ:
    「は、はい・・・でも今 重要なのは・・・。
    ヒマリ先輩、そのゲーム開発部の皆と先生は・・・助かるんですよね?」

    ヒマリ:
    「それは───」

    リオ:
    「難しいわね。」

    リオがバッサリと切り捨てる。
    ユウカは絶望のあまり眩暈を起こし倒れかけた。
    その肩をノアが支える。

    ヒマリ:
    「リオ・・・そんな言い方は無いではありませんか。
    可能性は0ではないのですから。」

    リオ:
    「余計な希望を抱かせるべきではないわ。
    セミナーとして考えるべきは、ミレニアムの安全。
    その判断に私情を入れられては困るもの。」

  • 56ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:14:40

    ヒマリ:
    「リオ・・・貴方は本当に・・・!」

    リオ:
    「・・・なんとでも言ってちょうだい。
    これが合理的な判断よ。」

    リオはヒマリから目を逸らす。
    リオとてゲーム開発部と先生を救いたくないわけではない。
    しかし、リオが第一に考えているのは あくまでミレニアムだ。
    人間性を排して考えれば、ゲーム開発部という小数を切り捨ててミレニアムという大多数の安全をとるのは合理的な判断だろう。

    ユウカ:
    「方法は・・・方法は無いんですか?」

    ユウカが縋る。
    人間性を切り売りしているリオと違い、豊かな人間性・・・慈しみの心を持つユウカにしてみればゲーム開発部と先生を見捨てることなど出来なかった。

    ヒマリ:
    「───方法はあります。」

  • 57ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:15:25

    リオ:
    「・・・ヒマリ。」

    ヒマリ:
    「いいではありませんか。
    可能性を検討することは大切です。」

    ユウカ:
    「そ、それでその方法というのは・・・?」

    ヒマリ:
    「・・・前置きとして、今回 裏のチャンネルへの入り口は分かっています。
    ノアの協力で、ユズから読唇術で聞き出せました。
    どうやら押収品保管庫の扉が、裏のチャンネルへの入り口になっているようです。」

    マキ:
    「これに関しては上手いと言わざるを得ないね。
    私達の作戦を完全に利用されたわけなんだから。」

    チヒロ:
    「・・・マキ。」

    マキ:
    「う・・・ごめん。」

  • 58ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:16:28

    ヒマリ:
    「・・・この件に関しては完全に我々の不手際です。
    裏のチャンネルの存在に気が付いていれば このようなことにはならなかったでしょう。
    ヴェリタスを代表して、お詫びします。」

    ユウカ:
    「・・・お詫びは結構です。
    それよりもゲーム開発部と先生を助ける方法を教えて下さい。」

    一周回って冷静になってきたユウカが冷たい声で言う。

    ヒマリ:
    「はい。
    そしてユズの証言から、扉を開けた瞬間に裏のチャンネルに取り込まれること。
    そして一度入ると出口が見当たらないことが分かっています。

    そして裏のチャンネルにはゴズが既に出現しているようです。
    そして・・・まもなくこちらのチャンネルにもゴズが出現するでしょう。」

    リオ:
    「それはエネルギーの流れからも間違いないわ。
    ゴズは裏と表の両面で出現する。
    どちらも本体よ。」

  • 59ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:17:03

    ユウカ:
    「えっと・・・本体が同時に2体・・・?
    それは一体どういう訳ですか・・・?」

    ヒマリ:
    「シンプルなギミックですよ、ユウカ。
    要するに、”裏と表のチャネルで同時にゴズを撃破しないと、ゴズを完全に消滅させられない”のです。」

    ユウカ:
    「はい!?」

    リオ:
    「裏と表・・・両方のチャンネルから互いにエネルギーを補完するの。
    実体がないと影が出来ない、影がないと実体はないのと同じように、両者は常に存在してなくてはならない。
    これはその性質を利用した・・・一種のマジックね。」

    ヒマリ:
    「しかし、それが唯一の解決方法です。
    エネルギーの流れを解析した結果、ゴズはこのギミックに一種の遊びを取り入れていることが分かりました。
    ここからが重要なのですが、”ゴズを裏表同時に撃破できれば、ゲーム開発部と先生は解放されます。”
    しかし、”スランピアがエネルギー切れで消滅してしまえば、両者ごとスランピアの本来存在している領域に連れ去られます。”」

    ユウカ:
    「えっと・・・、前者と後者で何か違うんですか?
    ゴズが撃破されればスランピアも消滅しますよね?」

  • 60ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:17:37

    ヒマリ:
    「はい、その通りです。
    そして そこが厭らしいところなのです。

    スランピアは今まで2回ゴズが撃退されていることによって、その存在に必要なエネルギーの多くを消費しています。
    そう、それはこのままアミューズドールを出し続けていれば勝手に消滅してしまうほど。」

    ユウカ:
    「! まさか!?」

    ヒマリ:
    「そのまさかです、ユウカ。
    今の調子でアミューズドールを撃退し続けていれば、スランピアは消滅し、ゲーム開発部と先生は自動的に裏のチャンネルへと連れ去られます。
    スランピア自体が現世と離れる以上、入り口も無くなってしまうでしょう。」

    ユウカ:
    「大変じゃない!
    今すぐ全体にアミューズドールとの戦闘を中止させないと───」

    リオ:
    「その必要はないわ。」

  • 61ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:18:28

    ユウカ:
    「リオ会長・・・!!」

    リオ:
    「ゲーム開発部とシャーレの先生は残念だけど、ミレニアムの安全には変えられないわ。」

    ユウカ:
    「でも会長!
    みんなが! 先生が!!」

    リオ:
    「・・・個人的な感情は排しなさい、ユウカ。
    貴方はミレニアムのセミナー・・・ミレニアムの安全を保障する義務があるのよ。」

    ユウカ:
    「分かっています・・・!
    頭では分かっていますが・・・やっぱり受け入れられません!!
    せめて・・・せめて、チャンスを下さい・・・!
    ゲーム開発部と先生を救うこととミレニアムの安全を守ることは、決して相反することではないはずです!!」

  • 62ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:18:55

    リオ:
    「そう・・・ならば貴方は失敗したとき責任が持てるの?
    ゲーム開発部と先生を、個人的な感情から救おうとして失敗し、それによってミレニアムがスランピアに書き換わって消滅したら、どう対処するの?

    こうしている間にも、ミレニアムはスランピアによる現実改変攻撃を受けているわ。
    今はAMASのシステム、そしてヴェリタスの協力で防いでいるけど、それも時間の問題。
    今 攻撃を止めれば確実にミレニアムはスランピアだったことになるわ。

    ・・・貴方は責任を持てるの?
    明日からミレニアムはありませんと、全校生徒に説明できるの?」

    ユウカ:
    「それは・・・っ。」

    リオ:
    「確かにゲーム開発部も先生もミレニアムも全て救う道はあるわ。
    でもそれは宝くじを当てることよりも難しい道よ。
    私はミレニアムの明日をギャンブルで流してしまうつもりは無いわ。

    それよりも確実にミレニアムを救う道を採り、明日ミレニアムの会長を辞任することを選ぶ。」

  • 63ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:20:16

    ユウカ:
    「え?」

    リオ:
    「ユウカ、私は全ての責任を負う覚悟がある。
    ゲーム開発部とシャーレの先生の犠牲を強要した私を、世間は許さないでしょう。
    でも、それがどうしたというのかしら?
    私一人の世間体と、ミレニアムの明日。
    どちらが大切かは一目瞭然でしょう?」

    ユウカ:
    「・・・。」

    リオ:
    「ユウカ、大人になりなさい。
    それこそが、ミレニアムを救う道よ。」

    ユウカ:
    「・・・分かりました。」

    リオ:
    「・・・なにが、かしら。」

  • 64ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:21:28

    ユウカ:
    「私も、覚悟を決めます。
    もし失敗したら、全校生徒の前で私のせいでミレニアムが消えたと言ってやります。」

    リオ:
    「・・・。」

    ユウカ:
    「会長・・・私は、全てを救う道を採ります。」

    リオ:
    「・・・正気なの、ユウカ?
    貴方は今、ミレニアムの明日を賭けに出しているのよ?」

    ユウカ:
    「正気も正気、大正気です。
    私はゲーム開発部を、先生を見捨てた自分を・・・ミレニアムを誇れるとは思いません。

    それくらいなら、私は今に全力で賭けます!!」

    リオ:
    「そんなことが───」

    ヒマリ:
    「私もユウカに賛成です。」

  • 65ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:22:43

    リオ:
    「・・・ヒマリ、貴方もなの?」

    ヒマリ:
    「リオ、貴方は確かに間違ったことを言っていません。
    ですが大切なことを忘れています。」

    リオ:
    「・・・何かしら?」

    ヒマリ:
    「きっと、ここに居る全員がユウカに賛成しています。
    そして、ここに居ない者も きっとユウカに賛成するでしょう。

    ・・・組織とは目的を達成する為の人間の集合体。
    それを考えれば、自ずと答えは出ます。

    ゲーム開発部と、先生を救うべきです。
    それが、ミレニアムの意志です。」

    ノア:
    「私も、そう思います。」

  • 66ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:23:26

    チヒロ:
    「私もユウカに賛成。
    あの子たちを見捨てるのは考えられない。」

    コタマ:
    「私もユウカに賛同します。
    まだまだ先生の音を聞いていたいですから。」

    ハレ:
    「私もユウカに賛成する。」

    マキ:
    「ユウカに一票!
    っていうかモモミドを唆したの私だし、助けない選択肢ないって!」

    その場にいる全員が、ユウカに対する賛同を示した。

    ユウカ:
    「みんな・・・。」

  • 67ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:24:14

    リオ:
    「・・・正気ではないわね。」

    ヒマリ:
    「貴方から見ればそうかもしれません。
    ですが、組織の長である以上 次にどうするべきかは分かるでしょう?
    ・・・もう、貴方の尊厳を売り払う必要は無いのですよ?」

    リオ:
    「はぁ・・・分かったわ。
    ユウカ、全体にアミューズドールとの戦闘を中止させて。
    AMASおよび警備ドローンは回収。
    戦闘に出ている人間も呼び戻して。
    ここからは籠城戦よ。」

    ユウカ:
    「はっ、はい!」

    リオ:
    「さて・・・これで後戻りは出来なくなったわね。」

  • 68ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:24:54

    ヒマリ:
    「ふふっ・・・楽しくなってきたではありませんか。」

    リオ:
    「どこがよ。
    それよりも考えるべきことがあるわ。
    どうやってゴズを同時撃破するかよ。」

    ヒマリ:
    「ふむ、タイミングを合わせるには強力な一撃が望ましいですね。」

    リオ:
    「カヤの『枢機へ還す光(スパラグモス)』レベルのものが欲しいわね。
    流石に性質まで同じである必要はないけど、せめて威力は同レベルのものが───」

    ???:
    「───話は聞かせて貰いました!」

  • 69ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:25:25

    ユウカ:
    「あ、貴方は───アリスちゃん!」

    アリス:
    「はい、アリスです!
    反省部屋から脱走してきました!」

    ユウカ:
    「そんな誇らしげに言うことじゃないわよ!?」

    アリス:
    「いまはそんなことを言っている場合ではありません!
    それよりも、みんながピンチなのですよね?
    それなら私に行かせて下さい!
    アリスの『光の剣』なら高威力が期待できます!」

    リオ:
    「・・・貴方がアリスね。
    そう・・・確かに貴方のレールガンなら───」

    アリス:
    「光の剣です。」

  • 70ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:26:19

    リオ:
    「・・・光の剣なら、タイミングも合わせ易いでしょう。
    適任と言えるわ。
    でも一つだけ聞かせて欲しい。

    ─────この任務は極めて危険なものよ。

    失敗すれば二度とミレニアムには帰ってこれないかもしれない。
    ・・・それでも貴方は───」

    アリス:
    「関係ありません!」

    リオ:
    「・・・どういう意味かしら?」

    アリス:
    「アリスは仲間を助けたいです。
    それだけで、戦う理由には十分ではありませんか?」

    リオ:
    「・・・。」

    ヒマリ:
    「貴方の完敗ですね、リオ。」

    ────────────────────

  • 71ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:29:44

    カヤ:
    「素晴らしい・・・実に・・・実に素晴らしい。
    なんという慈しみの心。
    なんという愛。

    あぁ、アリス。
    貴方は『ジェリコの壁』を崩すに足る資質を持っているようです。
    それでこそ、勇者というもの。」

    通信回線を通してHQの様子を伺っていたカヤが感嘆に震える。
    その様子を、ネルが心底気持ち悪そうに見ていた。

    ネル:
    「相変わらず気持ち悪いな、お前。
    それより・・・どうなんだ、方針は。」

    カヤ:
    「ふむ・・・アリスを中心としたゴズ討伐隊を組むことが決定したようです。
    まもなく我々の方に連絡が来て、人員を割くことになるでしょう。」

    ネル:
    「へぇ・・・それで、どうすんだ?
    ウチから出すか?」

  • 72ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:32:36

    カヤ:
    「いえ・・・この後の展開を考えると、集団の連携が大切でしょう。
    そんな中、特に秀でたC&Cを出すのは痛い。」

    ネル:
    「分かってるじゃねぇか。」

    カヤ:
    「そして かのほう にはシャーレの先生がいらっしゃいます。
    これを活かさない点はありません。

    というわけで集団戦に比較的向かず、潜在能力高めな凸凹三銃士を集めました。」

    ネル:
    「あ?
    凸凹三銃士だぁ?」

  • 73ホットドリンク大好き24/12/02(月) 15:33:19

    カヤ:
    「まず、こんな夜更けまで避難勧告に気が付かずトレーニングをしていたスミレさん。」

    スミレ:
    「少し熱中し過ぎてしまいました。」

    カヤ:
    「次に、それに付き合わされていたレイさん。」

    レイ:
    「うぅ・・・何で私が・・・。」

    カヤ:
    「最後に、シンプルに寝てたエイミさん。」

    エイミ:
    「今でも若干眠い。」

    カヤ:
    「この3人を送り出します。
    皆さん、アリスさんとゲーム開発部を頼みますよ。」

    ネル:
    (不安だ。)

    ────────────────────

  • 74二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:59:48

  • 75ホットドリンク大好き24/12/02(月) 22:51:38

    ─────数時間後。

    カヤ:
    「アリス、聞こえますか?」

    アリス:
    『はい、カヤ先輩!
    確かに聞こえています。』

    カヤは通信機能を備えたヘッドセットに手を当てながらアリスと話す。

    カヤ:
    「それは良かった。
    貴方の持っている通信機は、異なるチャンネル間でも通信を可能とする特殊なものです。
    何分 急だったものですから、予備はありません。
    注意して下さい。」

    アリス:
    『勿論です、カヤ先輩。
    ゲームにおいて「大切なもの」は手放さないのが鉄則ですから。』

    カヤ:
    「それは重々。
    アリス、トドメのタイミングは貴方に合わせます。
    任せましたよ?」

  • 76ホットドリンク大好き24/12/02(月) 22:52:25

    アリス:
    『はい!
    アリス、ミレニアムと皆を救ってきます!』

    その言葉と共に、アリスは通信を切った。
    カヤもヘッドセットから手を外す。

    カヤ:
    「さて、アリスを筆頭に凸凹三銃士の方々も多大のリスクを支払ってくれているのです。
    こちらも代償を支払わねば無作法というもの。」

    ウタハ:
    「・・・カヤ。」

    カヤ:
    「ウタハ、貴方に何と言われようと代償は支払われなければなりません。
    それを躊躇する者に、夜明けは望めませんから。」

    カヤはミレニアム校舎の屋上に立っている。
    高所特有の強風がカヤのピンク髪を撫でた。

    カヤ:
    「─────リミッター解除。 コード:恐怖(フィアー)。」

  • 77ホットドリンク大好き24/12/02(月) 22:53:25

    次の瞬間、カヤの周りが歪んだ。
    ノイズが走り、少しずつカヤの姿が変化していく。

    ─────ヘイローは砕け、土星の環のようになる。

    ─────躰は宇宙のような神秘的な黒に染まり、暗いピンク色の光を放ち始める。

    ─────カヤの周りの温度は、一気に摂氏マイナスまで下がった。

    カヤ:
    【さて、この姿でいられるのは長くありません。
    早めに決着が付くことを願いましょう。】

    ネル:
    「だが展開によっては長くなるかもしれない。
    なんで、その姿になった?
    あと、長くなるとどうなる?」

    カヤ:
    【それはですね───】

    カヤは地面に手を付いた。

    カヤ:
    【この姿が今の状況に最も有効だからです。】

  • 78ホットドリンク大好き24/12/02(月) 22:54:12

    カヤが手を付いたところが一気に黒く染まると、それは建物を伝ってアミューズドールの大群を飲み込んだ。

    カヤ:
    【『クヌムの呪縛』・・・私 本来の神聖由来の力です。
    『恐怖』に至る手段によっては神聖が歪んでしまうのですよ。】

    ネル:
    「・・・相変わらず何を言ってるのか分からねぇ。
    効果だけ簡潔に言え。」

    カヤ:
    【行動不能にします。
    私の力を超えない限り、ずっと。
    あの程度であれば、私のテクスチャーが剥がれるまでは維持されるでしょう。】

    ネル:
    「つまりスランピアのエネルギーを消費しないってわけだ。」

    カヤ:
    【その通りです。】

    ネル:
    「で、長くなるとどうなる?」

    カヤ:
    【私のテクスチャーは剥がれます。
    そうなると、敵味方なく暴れ回るナニカになるでしょう。】

  • 79ホットドリンク大好き24/12/02(月) 22:54:55

    ネル:
    「おい。」

    カヤ:
    【大丈夫です、ネル。
    その時は貴方が私を斃してくれると信じています。】

    ネル:
    「・・・死ぬ気か?」

    カヤ:
    【まさか。
    ですが覚悟は決めています。
    遠い昔から、ずっと。】

    ウタハ:
    「・・・。」

    カヤ:
    【だから、ネル。
    共に参りましょう。
    そして後進に示すのです───】

    その嗤い声と共にゴズが、カヤ達の眼前に現れた。

    カヤ:
    【───絶対的な正義を。】

    ────────────────────

  • 80二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 23:49:00

    戻る手段がないならかやこのまま死んでまう...柴さん...

  • 81二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:46:37

    テクスチャー剥がれる前に倒せばいい!!!
    攻撃は最大の防御だ!!!

  • 82二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:54:32

    柴さんには"あの子"から変わり過ぎたこのカヤを見て欲しく無いなぁ

  • 83二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 04:58:50

    >>71

    アリスに感動している姿がこれ(inカヤ)か…

  • 84二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 06:57:09

  • 85ホットドリンク大好き24/12/03(火) 10:11:53

    アリス:
    「みんな無事でしたか!
    アリス、心強い仲間たちを連れてきましたよ!」

    ────────────────────

    アル:
    「障害物を増やして遅延するわよ!
    ハルカ、地雷は禁止!
    それよりも爆破で障害物を増やすことに注力して!」

    ────────────────────

    ミヤコ:
    「スモークグレネードをもっと持って来ましょう。
    モエ、だから絨毯爆撃は止めて下さい。」

    ────────────────────

  • 86ホットドリンク大好き24/12/03(火) 10:12:37

    防衛室スタッフ_その2:
    「うえ~、たしゅけて~。」

    防衛室スタッフ_その1:
    「なんで弓のが室長の『深淵』に呑み込まれてるんですか・・・。
    コユキさん、仕方がないので行動飲料 出して下さい。
    液体で洗い流します。」

    コユキ:
    「にはは・・・私を荷物持ちにしないで下さいよ。
    まぁ、戦わなくていいのは楽でいいですけど。

    で、その黒いの水で洗い流せるんですか?」

    防衛室スタッフ_その1:
    「液体というか流水なら何でもOKです。
    結局は『滞留する澱み』以外の何物でもないので。」

    コユキ:
    「? はぁ・・・なるほど?」

    ────────────────────

    ミレニアムの防衛室スタッフ:
    「また貴方達なの!?」

    アスナ:
    「あははっ、また一緒に遊ぼうね。 今度は共闘だよ?」

    ────────────────────

  • 87ホットドリンク大好き24/12/03(火) 14:12:32

    オペレーター:
    「アミューズドール多数!」

    オペレーター:
    「ダメです防ぎ切れません!!」

    ユウカ:
    「AMASの兵力を集中させて!
    ダメなら防衛室スタッフに協力を仰いで!
    何としてもゴズの撃破に成功するまで持たせるの!!」

    ────────────────────

    チヒロ:
    「演算装置を追加しよう。
    この際、セミナーの秘匿サーバーも利用したって構わない。

    ・・・何としても決着まで現実改変を防がないと。」

    ────────────────────

  • 88ホットドリンク大好き24/12/03(火) 14:13:17

    リオ:
    「・・・。」

    ヒマリ:
    「おや、随分と余裕そうですね。」

    リオ:
    「違うわ、ヒマリ。
    今は何もしないことが最善なの。
    私が今更 動いたところで邪魔になるだけだわ。」

    ヒマリ:
    「そうですか。
    ではリオ。
    久しぶりに しりとり でも致しませんか?
    昔は暇なときに一緒にしてましたよね。」

  • 89ホットドリンク大好き24/12/03(火) 14:13:52

    リオ:
    「お断りよ。
    別に何もしてないだけであって、内心ヒマではないのだから。」

    ヒマリ:
    「そうですか。
    では全てが終わったら、ゲームをしませんか?
    今、ゲーム開発部が何やら取り組んでいるようなのです。」

    リオ:
    「・・・まさかあのテイルズ・サガ・クロニクルのナンバリングじゃないでしょうね?」

    ヒマリ:
    「そのまさかです。」

    リオ:
    「・・・。」

    ヒマリ:
    「・・・。」

    リオ:
    「・・・はぁ・・・予定を空けておくわ。」

    ヒマリ:
    「! それは良かったです。」

    ────────────────────

  • 90二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 17:17:51

    リオ初代TSCプレイした?

  • 91二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 17:19:56

    なんだかんだいってもリオ大好きなのダダ漏れなヒマリはかわいいですね

  • 92二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:35:43

  • 93二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 00:26:40

    しゅ

  • 94ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:27:51

    カヤ:
    【行動させては なりません。
    間髪入れずに攻撃し、ゴズからのアクションを防いで下さい。】

    ネル:
    「言われねぇでも!」

    ネルは瞬く間にゴズと距離を詰めて、自身の得意とする間合に持ち込む。

    ネル:
    「おら! 避けやがれ!!」

    ゴズはネルの弾幕が届く前に その姿を消した。

    カヤ:
    【良いですよ。
    ゴズもまたエンターテイナー・・・その戦略に縛りがあります。

    今回はスランピアがエネルギー切れで消えるか、先にゴズが撃破されるかの勝負。
    そこでワザと攻撃を受けてエネルギーを消費しようなどという無粋なことは出来ません。
    そこを突くのです。】

    ネル:
    「それでもっ、神出鬼没なゴズの野郎を捉えるのは一苦労だがなっ・・・上だ!!」

    ゴズはネルの言葉通り上空に出現していた。

  • 95ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:31:29

    カヤ:
    【『氷棘』を展開します。
    追って下さい。】

    カヤはそう言うと、指揮者のように腕を振って地面から氷の枝を生やした。
    それは高く、ゴズの出現した上空まで伸びていく。

    ネル:
    「任せろ!」

    ネルは氷棘を伝ってゴズに迫る。
    そのネルを狙ってか本体のゴズより少し低い位置に、数体の分身が出現する。

    カヤ:
    【そうはいきません。】

    カヤは火炎放射器の噴射口を上空に向けると、そのまま黒い太陽のようなものを生成した。
    生成された黒い太陽は一瞬で弾ける。
    そして弾けた飛沫は人間のような姿をとって、ゴズの分身達に吸い込まれていく。
    吸ってしまったゴズの分身達は、内側から黒い炎に焼かれて消えていった。

  • 96ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:32:35

    ネル:
    「オラァ!!」

    そうして無事にゴズの本体の下まで辿り着いたネルは、その圧倒的機動力でゴズを追い詰める。
    ゴズに最早エネルギー的 余裕はない。
    その上エンターテイナーとして、妥協してダメージを食らうワケにもいかない。
    ネルに追いつかれると見るや否や、ゴズは直ぐに姿を消した。

    カヤ:
    【素晴らしい。
    このままいけば───】

    不意に汽笛の音が聞こえた。
    横を見ると、もう目の前にジェットコースターが迫っていた。

    カヤ:
    【───おや、いつの間に。】

    しかしカヤは慌てることなく、ジェットコースターの先頭に手を添える。



    ─────そしてカヤは微動だにすることなく、ジェットコースターを片手で受け止めた。

  • 97ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:34:26

    微動だにしないカヤに受け止められたジェットコースターは、クシャクシャに丸められた紙屑のように歪んだ。

    カヤ:
    【『恐怖(テラー)』状態の出力を舐めて貰っては困ります。
    こと、このように不安定な状態であれば尚更。】

    カヤは無造作に、腕部に生成した黒い汚泥・・・『深淵』、その飛沫を背後に飛ばした。
    すると、カヤの背後から姿を隠していたゴズが現れる。

    カヤ:
    【そうですよね、効きますよね。
    これは”神々を侵す猛毒”。
    こと貴方のような実体の薄い存在には良く効きますから。

    ・・・さて、ゴズ。
    私と殴り合える程度のエネルギーは残っていますか?】



    ピピッ ピピッ



    カヤ:
    【・・・失礼、少々お待ち下さい。】

  • 98ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:35:56

    カヤは耳元に手を添えた。
    ゴズは律儀に待つ。

    カヤ:
    【はい、こちら連邦生徒会───】

    アリス:
    『───カヤ先輩、もう少しです!
    アリスは光の剣の発射態勢に入ります!!』

    カヤ:
    【おや、それはそれは。】

    ゴズとカヤの目が合う。
    奇妙な空気感が流れた。

    アリス:
    『魔力充電30%・・・。』

    カヤ:
    【さて、聞こえていましたかゴズ。
    思いの外 我らの決着は早く着きそうですね。

    ─────貴方の方はショーの準備が出来ましたか?】

  • 99ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:37:21

    ゴズがニヤリと嗤った。
    次の瞬間、カヤは黒い棺に閉じ込められる。

    ゴズがカヤの通信を前に律儀に待機していたのは、このショーの為だった。

    カヤ:
    【シンプルな勝負です、ゴズ。
    私は貴方のショーから逃げません。
    そして貴方の渾身の出し物を、私が耐えきることが出来たのなら、それは私の勝ちです。
    その時は潔く、私の とっておきを受けて下さい。】

    アリス:
    『魔力充電60%・・・。』

    カヤ:
    【エンターテイナーである貴方であれば、了承して頂けると思っています。】

    ゴズは空に手を伸ばした。
    すると、空中に無数の剣が生成されていく。
    その全てが、不穏な輝きを宿していた。

    ネル:
    「・・・!! おい!!」

    本能的に不味さを感じたネルは、嫌っているカヤとはいえ、流石に助ける為に駆け寄る。

    カヤ:
    【来てはなりません、ネル。
    これはエンターテイメントなのです。
    勝負は公平・・・少なくとも そう感じるものでなくてはなりません。】

  • 100ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:38:08

    カヤ:
    「・・・正気の沙汰じゃねぇな。」

    カヤ:
    【結構。
    貴方にそう言われるとは光栄です00(ダブルオー)。】

    アリス:
    『魔力充電90%・・・。』

    カヤ:
    【さぁ、運命の瞬間です。】

    (ゴズの嗤い声)

    ゴズは挙げた手を、カヤの入った黒棺目掛けて振り下ろした。
    すると次々に宙に浮いていた剣が黒棺に刺さっていく。
    全ての剣が刺さり終える頃には、針山のようになった。
    その様子は、とても中にいる人間が無事なようには見えない。



    【良いことを教えてあげましょう。】



    しかし、確かに中から人の声が聞こえた。

  • 101ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:41:10

    針山が崩れ、中から人が出てくる。
    それは全身に剣の刺さったカヤだった。
    足の先から果てには頭部にもしっかり剣が刺さっているが、どういうワケか生きていた。

    カヤ:
    【私は通常の人間よりも死に辛いのです。
    これは何度も調整と実験を重ねたことですから、間違いありません。

    ・・・ネル、私の腕を持ち上げて貰えませんか?】

    流石に腕を動かすことは出来ないらしく、カヤはネルに声を掛けた。

    ネル:
    「・・・こうか?」

    悍ましいまでの覚悟を見たネルは、何も言わずにカヤの腕を持ち上げる。
    その腕は今にも崩れ去りそうなほどにヒビ割れ、宇宙的な黒に染まった躰の内側の、星の輝きのような光が漏れ出ている。

  • 102ホットドリンク大好き24/12/04(水) 00:41:51

    カヤ:
    【そうです。
    そして肘先の『枢機へ還す光(スパラグモス)』の照準を、ゴズへと向けて下さい。】

    ネル:
    「・・・負けた以上、もう逃げねぇか。」

    ゴズは致命的な装備を向けられているにも関わらず、微動だにしなかった。

    カヤ:
    【そうです・・・その射角で構いません。
    ・・・さぁ、アリス。】

    アリス:
    『魔力充電120%! 今です!』

    カヤ & アリス
    「「光よ(!)」」

    カヤの光は、そしてアリスの光は、確かに同時にゴズを撃ち抜いた。

    ────────────────────

  • 103二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 01:45:16

    一人だけR‐18Gしとる…

  • 104ホットドリンク大好き24/12/04(水) 10:13:37

    裏と表の世界でゴズを光が貫いた瞬間、何か大きなものが割れるような音がミレニアム中に響いた。
    するとカヤとネルの横に、いつの間にかアリスと その仲間達が立っていた。

    アリス:
    「カヤ先輩!? 大丈夫ですか!?」

    何故か黒色になっている上に謎の発光をし、全身を剣に貫かれているカヤを見たアリスが、驚愕した声でカヤに声を掛ける。
    幸い、カヤの状態が状態なので、グロには至っていない。
    ただ、釘を無数に刺された人形のような不気味さはあった。

    カヤ:
    【大丈夫です、アリス。
    それよりもゴズに引導をお願いします。】

    見れば、勝負に負け、エネルギーも切れかけで消滅し掛かっているゴズが膝を折っていた。

    アリス:
    「あっ、はい!」

    アリスは光の剣の切っ先をゴズに向ける。
    しかしそれを背後からモモイが差し止めた。

  • 105ホットドリンク大好き24/12/04(水) 10:14:35

    アリス:
    「モモイ?」

    モモイ:
    「悪いんだけど、ちょっと時間をくれない?」

    そう言って、モモイはゴズの前に歩みを進める。

    カヤ:
    (【ネル、いつでも飛び出せるように準備をしておいて下さい。】)

    ネル:
    (分かってる。)

    周囲が緊張を高める中、しかしモモイは気楽そうにゴズの前に立つ。

    モモイ:
    「・・・凄っいスリリングで楽しかったよ!
    やっぱり面白さには緊迫感が必要だよね!」

    そして同好の士に語り掛けるように、楽しそうにゴズに話しかけた。
    モモイはスランピアの何処が楽しかったのか、主観で長々と語り続ける。
    そしてそれを、ゴズは静かに聞いていた。

  • 106ホットドリンク大好き24/12/04(水) 10:15:27

    モモイ:
    「───ってワケで、やっぱり予測できないことが面白さに繋がるんだと思うんだよね。
    ホラ、私達のテイルズ・サガ・クロニクルも そこを大事にしているっていうか。
    いや、人気が無いのは分かってるつもりなんだけど、それでもやっぱり自分のこだわり?っていうのをいれることがゲームを作る上では───」

    ネル:
    (・・・長げぇ。)

    カヤ:
    (【そうですか? 実に興味深いと思いますが。】)

    ネル:
    (・・・テメェもあっち側かよ。 まぁ、そうだろうな。)

    モモイ:
    「───だから、ありがと!
    私達も貴方みたいな面白いゲームを作ってみせるよ!」

    その言葉を聞いたゴズは、ニコッと笑った。
    それは今までの悪意に満ちたものではなく、朗らかな、アミューズドール本来の役割である人を楽しませることが出来た満足感からくる、実に愛嬌のある笑顔だった。

  • 107ホットドリンク大好き24/12/04(水) 10:16:53

    朝日が差し込んだ。
    その光で浄化されるように、ゴズは消滅していった。

    カヤ:
    【これは気に入られましたね。
    モモイ、ゴズはきっとまた来ますよ?】

    モモイ:
    「え?」

    カヤ:
    【おや、何故不思議そうな顔をするのですか?
    ゴズは都市伝説そのもの。
    人々の記憶にある限り不死身なのです。
    今はエネルギーが尽きたので、元いた領域に戻っただけ。

    そう・・・例えば何かの間違いで無限のエネルギーを供給されるような事態があれば、何事も無かったかのようにゴズは戻ってくるでしょう。】

    モモイ:
    「そ、そんなの聞いてないよ!?
    最後だと思ったから お話したかっただけなのに!!」

    モモイは頭を抱える。
    そんなモモイを視界に収めながら、カヤは背後から凄い勢いで飛んでくる気配を感じていた。

  • 108ホットドリンク大好き24/12/04(水) 10:17:41

    ミレニアムの防衛室スタッフ:
    「───ボス!!」

    カヤ:
    【あぁ、貴方ですか。】

    ミレニアムの防衛室スタッフはカヤに駆け寄り、心配そうにする。

    ミレニアムの防衛室スタッフ:
    「ボス! 大丈夫!?
    そんな いつの間にかハリネズミみたいになって!!」

    カヤ:
    【ハリネズミは頭部から角みたいに針毛が生えたりはしていませんよ。
    それより、肩を貸して頂けませんか?
    この状態では歩行が不可能でして。】

    ミレニアムの防衛室スタッフ:
    「も、勿論!」

  • 109ホットドリンク大好き24/12/04(水) 10:18:41

    カヤ:
    【それは良かった。
    そういう訳ですから、ネル。
    離して頂けますか?

    事後処理は防衛室スタッフまでお願いします。
    私は後日改めて お伺いしますから。】

    ネル:
    「・・・死ぬんじゃねぇぞ?」

    カヤ:
    【大丈夫です。
    数日後には何事も無かったように立っていますよ。
    貴方もそれは知っているでしょう?」

    ネル:
    「・・・そうだったな。」

    カヤ:
    【それでは。
    皆さんに宜しくお願いしますね。】

    ────────────────────

  • 110ホットドリンク大好き24/12/04(水) 12:52:28

    ミレニアムの防衛室スタッフ:
    「ボス・・・大丈夫?」

    カヤ:
    【大丈夫・・・と申し上げたいところですが、正直かなり危険な状態です。】

    カヤの前に、二人の防衛室スタッフがやってきた。

    防衛室スタッフ_その1:
    「室長・・・。」

    防衛室スタッフ_その2:
    「あちゃ~、やってるねぇ・・・。」

    カヤ:
    【お二人もご無事でしたか。
    それでこそ、我が防衛室スタッフというものです。】

    防衛室スタッフ_その1:
    「お褒めに与り、光栄です。」

    防衛室スタッフ_その2:
    「早く手当をしないとね。
    室長、その剣 抜こうか?」

  • 111ホットドリンク大好き24/12/04(水) 12:53:10

    カヤ:
    【結構です。
    今抜くと、テクスチャーを戻した時に出血が酷くなります。
    流石の私でも直ぐに干乾びてしまいますよ。

    このまま医療部門のスタッフのところまで運んでください。
    剣の刺さった位置からして、殆どの臓器と脳の一部がダメになっています。
    早急な交換が必要です。】

    ミレニアムの防衛室スタッフの肩を借りて、引き摺られるようにして歩く。

    カヤ:
    【あなた方はミレニアムでの事後処理をお願いします。
    いくら私が死に辛いとはいっても、このダメージでは数日は安静にしたいですからね。】

    防衛室スタッフ_その1 & その2:
    「「御意。」」

  • 112ホットドリンク大好き24/12/04(水) 12:53:59

    二人が離れていくのを見送ったカヤは、ポツリと呟いた。

    カヤ:
    【・・・あの二人も、少しは前を向くようになったのですね。】

    ミレニアムの防衛室スタッフ:
    「? みんな前を見て歩くものでしょ、ボス?」

    カヤ:
    【えぇ、それが普通です。
    そうであるように祈っています。】

    ────────────────────

  • 113ホットドリンク大好き24/12/04(水) 13:34:25

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

    路地裏に、一人の子供が倒れていた。

    ???:
    「いたい・・・くるしい・・・。
    もう、やだ。
    いきたくない、なにものぞみたくない。」

    誰も、その子供に見向きもしない。
    視界に入ったとしても、関わり合いになりたくないと言わんばかりに視線を逸らした。

    そこに、二人の人影が近づいていく。

    カヤ:
    「おやおやおやおや、どうしたのですか?
    こんなところで行き倒れて・・・道にでも迷ったのですか?」

    ウタハ:
    「そんなわけないだろう。
    この子の状態を見るに、どこか から逃げて来たんじゃないかい?」

    仮面を付けた黒づくめの二人は、子供に目線を合わせるように膝を付く。

  • 114ホットドリンク大好き24/12/04(水) 13:35:03

    ???:
    「だれ?
    こわい、ちかづかないで・・・。」

    カヤ:
    「恐れる必要はありません。
    ・・・おや その恰好・・・もしかして貴方はアリウス生では?」

    その名前を聞いた子供は、過剰に怯えた反応を示す。

    ???:
    「い、いや!
    やめて、ちがうの!!
    わたしはにげてなんかない!
    みちにまよっただけなの!
    だから いたいことしないで!!」

    カヤ:
    「これはアタリですね。
    ウタハ、アリウスへの入り口はこの辺りですよ。」

    ウタハ:
    「・・・そんなことより、その子をどうにかしたらどうだい?」

    カヤ:
    「ふむ・・・。」

  • 115ホットドリンク大好き24/12/04(水) 13:35:42

    ???:
    「いや・・・もう、なにもいらない・・・。
    なにものぞまない・・・。
    だからいたいことしないで・・・。」



    カヤ:
    「─────では、その躰を私に頂けませんか?
    丁度、アリウスに入り込める躰が欲しかったところなのです。」

    ウタハ:
    「・・・。」

    ???:
    「・・・よくわかんない。」

    カヤ:
    「言い方を変えましょう。
    もう、痛い目や苦しい目に遭う必要はありません。
    全て、『私』が代わりに受けます。」

  • 116ホットドリンク大好き24/12/04(水) 13:36:12

    ???:
    「ほんと?
    もういたくない?
    くるしくない?」

    カヤ:
    「えぇ、間違いありません。
    約束しましょう。」

    ???:
    「なら、あげる。
    わたしのからだ。」

    カヤ:
    「契約成立、ですね。」

    カヤは仮面を脱いで、子供と額を合わせた。
    カヤと額を合わせた子供は、合わせる前とは別人のような落ち着いた表情をし始めた。

    ???:
    「・・・アリウスの入り口が分かりました。
    しかし直ぐに閉じてしまうでしょう。」

  • 117ホットドリンク大好き24/12/04(水) 13:36:53

    カヤ:
    「それはそれは・・・では急いで戻って下さい。
    恐らく折檻があると思いますが、『私』であれば問題ないでしょう。」

    ???:
    「えぇ、連絡を頂けるまで潜伏しておきます。
    それまでに『私』を増やしておきますね。」

    カヤ:
    「宜しい。
    では行って下さい。」

    ???:
    「承知しました。」

    行き倒れていたはずの子供は、何事も無かったかのように元の道を戻り始めた。
    カヤとウタハは膝を付いた状態から立ち上がる。

    カヤ:
    「さて・・・これでバックドアは出来ました。
    あとは師を通してアリウスに入り込む用事を作るだけです。」

  • 118ホットドリンク大好き24/12/04(水) 13:38:12

    ウタハ:
    「カヤ・・・私は君の情熱を理解しているつもりではある。 でもね───」

    ウタハは仮面を脱いだ。
    その目は悲しみを湛えている。

    ウタハ:
    「君がこんな碌でもないことを続けるつもりなら、残念だけど私は賛同できない。
    ましてや───

    ───アリウスの子たちを全て『自分』にしてしまおうなどということには。」

    カヤ:
    「必要なことです、ウタハ。
    しかし無理にとは言いません。
    賛同して頂けないというのであれば、我々の関係はここまでとしましょう。

    組織は なるべく一枚岩であることが肝心です。」

  • 119ホットドリンク大好き24/12/04(水) 13:40:08

    ウタハ:
    「残念だよ、カヤ。
    だが、そうしよう。」

    ウタハは仮面をカヤに渡した。
    それは決別の証だった。

    カヤ:
    「そうですか。
    今まで楽しかったですよ、ウタハ。」

    ウタハ:
    「・・・あぁ、君が人であった頃は楽しかったよ。」

    二人は別々の道へと歩き始めた。

    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

    ───── SS:ゴズのマジックショー【終幕】 ~Fin~ ─────

  • 120ホットドリンク大好き24/12/04(水) 13:43:21

    書いといてなんだけど、SSっていう文量ではないよね。

    ダイスも全然振れてないよ。

  • 121ホットドリンク大好き24/12/04(水) 20:23:21

    あぁ、先生。
    どうしたのですか?
    私に何か用事でも?

    ───おや、私の お見舞いに来て下さったのですか。
    それはそれは。
    こんなに大きなフルーツの盛り合わせまで用意して頂けるとは望外の喜びです。

    ───怪我の経過ですか?
    あぁ、さして問題はありません。
    ダメになった部分は取り替えましたから、新品同様ですよ。
    あとは馴染むのを待つだけです。

    ───あぁいえ、こちらの話ですから お気になさらず。
    それよりもミレニアムはどうなったのですか?
    連邦生徒会の防衛室長として、私、気になります。

    ───・・・いえ、話題を逸らしてなどいませんよ?

  • 122ホットドリンク大好き24/12/04(水) 20:24:32

    ───そうですか。

    ゲーム開発部は無事にゲームを完成させましたか。

    それは大変結構。


    ところでGバイブルはどうだったのですか?

    素晴らしいアルゴリズムを備えていましたか?


    ───なんと、そのような内容だったのですね。

    『ゲームを愛する』・・・なるほど極意です。

    愛ゆえに、人が人の範疇を超えることは ままあります。

    私がそうであるように、Gバイブルの制作者もそうだったのでしょう。


    ───はい?

    多分違う?

    そうですか・・・。


    ───ところで先生、<key>の件は何か進展がありましたか?

    ご存じでしたら是非教えて頂きたいのですが。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    1.”あぁ、そういえば───” (<key>を見つける。)

    2.”ケイの話なら・・・” (<key>を見つけない。)


    dice1d2=1 (1)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 123二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 20:54:40

    見 つ か っ ち ゃ っ た

  • 124二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 23:55:53

    ウタハ一時期は一緒にマスクかぶって活動していたんだな…
    この感じだとゲマトリアもある程度は知っているのか?

  • 125ホットドリンク大好き24/12/05(木) 00:40:20

    ウタハはゲマトリアを───


    1.カヤと同レベルまで把握している(深く知っている)

    2.名前と、大体の動向くらいなら知ってる

    3.カヤの師匠である黒服くらいしか知らない。


    dice1d3=3 (3)

  • 126ホットドリンク大好き24/12/05(木) 00:41:36

    ───カヤの師匠である黒服は間接的に知っているが、それ以外はゲマトリアの名前すら知らない。
    基本的に、あくまでオーパーツ関係の技術協力者。

  • 127ホットドリンク大好き24/12/05(木) 01:57:08

    ─────それは本当ですか?




    Gバイブルのデータの中から<key>の名前が出たと?

    あぁ・・・なんと素晴らしい。

    先生もそうですが、ゲーム開発部は本当に持っていますね。


    それで<key>は今どこに?


    ───そうですか、ゲーム開発部の部室に。

    ふむ・・・それは危険かもしれません。

    アリス・・・いえ、この場合はAL-1Sの方が適切ですか。


    AL-1Sの近くに鍵が置いてあるというのは、爆弾の近くに火種を置いておくようなものです。

    即刻、防衛室の方で回収 致しましょう。


    ・・・あぁ、一応ユウカさんを通した方が良いかもしれませんね。

    彼女はゲーム開発部のことになると深い愛を隠しきれませんから。

    ただでさえリオの件で良く思われていない私がゲーム開発部に接触した時は、強く抗議をされたものです。


    この件は私にお任せ下さい。

    先生は今まで通り、生徒の皆さんのことだけ考えて下されば良いのです。

    世界の脅威や、悍ましい怪異などに向き合う必要は無いのですよ。

  • 128ホットドリンク大好き24/12/05(木) 01:57:54

    ───はい?
    私も生徒・・・ですか?

    ・・・。

    ・・・驚きました。
    貴方も連邦生徒会長と同じようなことを言うのですね。

    では先生。
    貴方は私のトモダチになってくれますか?

    私にはもう分からないものですが、連邦生徒会長曰く友人よりも距離感が近く、青春に必要なものであると伺っています。
    同胞や同志、友人はいても、トモダチは私にとって連邦生徒会長一人です。
    ですが連邦生徒会長曰く、トモダチは沢山いた方が良いのだそうです。

    先生、そうなのですか?

    ───そうですか。
    では先生、貴方は私のトモダチになってくれますか?

    ───!
    そうですか。
    トモダチになって頂けますか。

  • 129ホットドリンク大好き24/12/05(木) 01:59:59

    では先生。
    トモダチというのはモモトークのIDを交換するものだと伺っています。
    普段 知り合いとの連絡はメールなどで済ませている私ですが、連邦生徒会長に用意して頂いたモモトークのIDが ございます。
    早速交換いたしましょう。

    ───はい、これで良いでしょう。
    では先生、何かあれば連絡下さい。

    ───はい?
    私からも連絡・・・ですか?
    おやおやおや、先生は私を助けてくれるとでも仰るつもりなのですか?

    ───おや、そのように本気で首肯されるとは思っていませんでした。
    底なしの お人好しだとは思っていましたが、まさかそこまで深い愛()を示して頂けるとは・・・。

    ─────実に、素晴らしい。

    ゴズのショーを通して、貴方も こちら側だとは常々思っていたのです。
    そういうことでしたら、これからは私と苦難を共に致しましょう。
    このキヴォトスにはミレニアムの郊外以外にも未知の存在が跋扈しています。
    ゲヘナのヒノム火山、トリニティのカタコンベ、レッドウィンターの氷海・・・。

    それらに共に対処し、共に知見を深めようではありませんか。

  • 130ホットドリンク大好き24/12/05(木) 02:02:46

    ───はい?
    別に知見は必要ないのですか?
    そうですか・・・師であれば お喜び頂けたと思うのですが、先生は違うのですね。

    ではシャーレとして生徒を連れていらして下さい。
    防衛室スタッフの皆も、先生とその指揮下の生徒の動きを見れば触発されることでしょう。
    それに、危険を伴う『冒険』にはオーパーツの発見が伴うものです。
    先生の求めるものも、見つかるかもしれません。
    知見は要らないとおっしゃいましたが、共に高め合うことは出来るはずだと思います。

    そういうわけで詳細な内容は後日モモトークで───

  • 131ホットドリンク大好き24/12/05(木) 02:03:11

    ───はい?
    そういうことではない?

    私個人で困ったことがあればモモトークで連絡して欲しいのですか?
    私個人と仰っても無数に居るので どの私から連絡すれば良いのか・・・。

    む、ともかく私・・・ですか。
    私個人で悩み・・・ふむ。

    直ぐには申し上げることが出来ません。
    少し考えてから連絡させて頂きます。

    ・・・。

    ふむ、もう話すことがありませんね。
    あとはこちらで解決する話ばかりですし、先生にご助力頂くのも・・・少し違う気がします。

    そうですね・・・。
    では先生はどのようなラーメンが好みですか?

  • 132ホットドリンク大好き24/12/05(木) 02:15:33

    この世界線だと、この辺りでD装備のカヤ(星3)が配布される。
    あと、イベントに『探窟遠征』(オーパーツ等を効率的に収集できるヤツ)が追加される。

  • 133二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 07:03:06

    保守

  • 134二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 08:57:26

    メモロビはラーメンorコーヒーふるまってそう。でも全てのカヤからヤギみたいな目で見つめられるのもいいなぁ。

  • 135ホットドリンク大好き24/12/05(木) 15:46:04

    ───そうですか、先生は帰られましたか。

    では早速リオに連絡を飛ばしてください。

    勿論、ユウカさんにも。


    手早くゲーム開発部から<key>を回収しなくてはなりません。

    交渉用に最新ゲーム機を用意しておいて下さい。

    勿論、人気タイトルのパッケージも。


    <key>が今 入っているゲーム機の持ち主はモモイさんだったと記憶しています。

    ですから結局、モモイさんを納得させることが出来れば、リオは勿論ユウカさんも嫌とは言えないでしょう。


    交渉には私が直接赴きます。

    何としても<key>を手中に収めねばなりませんから。

  • 136二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 19:41:14

  • 137ホットドリンク大好き24/12/05(木) 21:09:41

    おや、リオ。
    随分と疲れているようですね。
    しかし どういうわけかツヤツヤしているようにも見えます。
    誰かと遊んでいたりしたのですか?

    ───あぁ、そうですね。
    そんな話をしている場合ではありませんでしたね。

    では早速始めましょうか。
    さてモモイさん、我々にそのゲーム機を譲っては下さいませんか?

    勿論タダとは申しません。
    いただいたゲーム機に見合うだけのものを、我々は補填させて頂きます。
    そして貴方が望み、ユウカさんが許すのであれば、それ以上の物も追加でお渡ししましょう。

    詳しくは言えませんが、我々はそのゲーム機に入った・・・そう、Gバイブルに高い歴史的価値を見出しているのです。
    私としては、『どれだけの代償を支払ったとしても』手に入れるべき物の一つだと思っています。

    ─────さて、返答や如何に?

  • 138ホットドリンク大好き24/12/05(木) 21:13:10

    モモイの選択は───


    1.”やったぁ! 最新ハードとパッケージ ゲット!” (快く譲る)

    2.”コレには思い入れがあって・・・” (譲らない)


    dice1d2=2 (2)

  • 139ホットドリンク大好き24/12/05(木) 21:25:51

    ───・・・そうですか。
    それだけの思い入れのある品であれば、無理に回収するワケにもいきませんね。

    ───リオ、それは出来ません。
    生徒の大切な物を奪い取るのは、連邦生徒会長の意思に反します。
    連邦生徒会長の意思を冒涜することは許されません。
    貴方も私と敵対したくはないでしょう?

    ───師にも言いましたが、これは呪縛ではありません。
    祝福です。
    私をキヴォトスの守護者たらしめる規律なのです。

  • 140ホットドリンク大好き24/12/05(木) 21:28:34

    そういうワケですから、はい。
    我々としては、そのゲーム機を無理に回収することは致しません。
    ただ、リオの懸念も尤もです。

    モモイ、貴方達ゲーム開発部の部室に、引き続き私の派遣した防衛室スタッフを置いて下さいませんか?
    勿論、今まで通り好きに使って頂いて構いません。
    ただ、なるべくアリスから離さないようにして下さい。
    それが我々から あなた方に出来る最大限の譲歩です。

    ───そうですか。
    それは良かった。
    報告書から見るに、あの子は貴方達との活動を楽しんでいるようです。
    これからも仲良くして頂けると助かります。

    ではリオ。
    納得がいかないのは分かりますが、これで交渉は終了です。
    我々は我々の道を行くとしましょう。

    ─────大丈夫です。 いざというときは私も貴方と共に戦いますから。

  • 141二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 22:34:20

    >>132

    カヤのメモロビは

    >>134のような感じか、あるいは画像みたいな透き通っていない…

  • 142二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 03:12:05

    カヤの中の会長の意思がアビスの呪縛並みだな…
    会長はカヤのことどう思っていたのだろうか…

  • 143二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 06:53:36

    保守

  • 144二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 08:24:37

    >>141

    発掘現場でオーパーツ片手に「獲ったど〜」してるかもしれない。このカヤ意外と愉快なとこあるし。

  • 145ホットドリンク大好き24/12/06(金) 11:53:54

    ───おや、ネル。
    数日ぶりですね。
    お約束通り、何事も無かったように戻ってきましたよ。

    ───それはそれは。
    光栄ですよ、00(ダブルオー)。

    ───何をしているのか・・・ですか。
    ご覧の通り、ミレニアムの調理実習室を間借りして、便利屋68の皆さんにラーメンを振る舞っているのです。
    柴関ラーメンを必ず超えねばなりませんから、彼女らの協力が必要なのですよ。

    ───あぁ、いえこちらの話です。 お気になさらず。
    それよりもネルも食べていきませんか?
    直ぐに 準備が出来ますよ。

    ───おや、アリスもいたのですね。
    ネルとの組み合わせは珍しい・・・気に入られたのですか?

  • 146ホットドリンク大好き24/12/06(金) 11:54:21

    ───ふむ・・・なるほど。
    どうやら相当 気に入られたようですね、アリス。

    ネルは見ての通り友人が少ないので、仲良くしてあげて下さい。
    大丈夫、根は極めて善良ですから。

    ───おや、喧嘩を売っているワケではありませんよ、ネル。
    私は ありのままを述べているだけです。

    ホラ、ご注文の激辛ラーメンです。
    貴方は昔から辛いものが好きでしたよね、ネル。
    暴れるのは、こちらを完食してからでお願いします。

    さて、アリス。
    貴方も是非、私のラーメンを食べて行って下さい。

    冒険は、腹が減っては為せませんよ?

  • 147ホットドリンク大好き24/12/06(金) 17:07:10

    <『探窟遠征』のホーム画面のカヤ>


    「おやおやおや・・・ようこそいらっしゃいました。」


    「『継続は力なり』・・・私の好きな言葉です。」


    「日々の鍛錬を怠る者に、夜明けは訪れません。」


    「この冒険は、やがて貴方の大きな力となることでしょう。」


    「共に、未知を踏破しようではありませんか。」


    「『行動食』と『行動飲料』は如何ですか?

    どちらも大変 携行性と保存性に優れているのですよ。」


    「おや・・・私に何か御用ですか?

    ラーメンであれば 直ぐに お出し出来ますよ。」


    「冒険後の『ブルーマウンテン・コーヒー』は格別ですね。

    先生も如何です?」

  • 148ホットドリンク大好き24/12/06(金) 17:11:30

    カヤ(D装備)のメモロビは───


    1.ラーメン or コーヒー

    2.微ホラー

    3.透き通ってない感じ

    4.ギャグ

    5.エ駄死


    dice1d5=3 (3)

  • 149二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 17:23:58

    なにしたんだ?カンナみたく実験場に招待でもしたのかな?

  • 150ホットドリンク大好き24/12/06(金) 18:21:56

    ───── SS:メモロビ【恐怖の使い道】 ─────


    カヤ:

    「先生、退いて頂けませんか?

    これは連邦生徒会の決定なのです。」


    ”それは出来ないよ、カヤ。”


    無数の防衛室スタッフを引き連れたカヤ(メモロビのスチル>>141)の前に、先生が立ちはだかる。

    先生の後ろには、何人もの生徒が倒れていた。


    カヤ:

    「ふむ・・・シャーレの立場として、行く宛てのない生徒の肩を持たねばならないことは分かります。

    しかし、シャーレとて連邦生徒会の下部組織なのです。

    そして防衛室もまた連邦生徒会であり、私は決定に従って この一帯を不法占拠している生徒を排除せねばなりません。

    組織として上の意向に逆らうのは、あまり褒められたものではありませんよ?」


    ”それでも、これ以上の攻撃は看過できないよ。”


    ”カヤの攻撃は、やり過ぎだと思う。”


    カヤ:

    「それで良いのです、先生。」


    カヤは壇上に立った講演者のように両手を広げた。

  • 151ホットドリンク大好き24/12/06(金) 18:23:12

    カヤ:
    「圧倒的な武力による恐怖こそが、連邦生徒会の権威を肯定します。
    そして権威があるからこそ、治安が保たれるのです。
    その治安こそが、巡り巡って そちらの行く宛ての無い生徒達を救うことにも繋がります。
    治安の向上は、経済の安定に繋がりますから。

    だから今は退いてください、先生。
    圧倒的な恐怖を、誰しも理解できる形で示さねばなりません。」

    ”ダメだよ、カヤ。”

    カヤ:
    「・・・どうしても退いて頂けませんか?
    私にはトモダチを傷つけることが出来ないのです。」

    ”私もだよ、カヤ。”

    カヤ:
    「・・・。」

    ”・・・。”

  • 152ホットドリンク大好き24/12/06(金) 18:23:53

    カヤ:

    「・・・なるほど。

    トモダチが そこまで仰るのでしたら仕方ありませんね。」


    (メモロビのスチル>>141が暗転して、ノベルパートに戻る)


    カヤ:

    「撤収します。

    残念ですが、会議では立ち退きに失敗したと報告しましょう。」


    ”・・・ごめんね、カヤ。”


    カヤ:

    「いえ、トモダチの言は全てに優先されます。

    連邦生徒会長がそうであるように、先生、貴方の言は連邦生徒会の決定よりも重い。

    何も先生が謝られることではありません。」


    ”・・・。”


    カヤ:

    「先生。

    願わくば、次は味方として お会いしましょう。」


    ───── SS:メモロビ【恐怖の使い道】 ~Fin~ ─────

  • 153二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 19:38:31

  • 154ホットドリンク大好き24/12/06(金) 23:49:34

    おや、ミヤコ。
    ここで会うとは奇遇ですね。
    その後の首尾は如何ですか?


    ───そうですか。
    ミレニアムの皆さんや先生と上手くやれているようで何よりです。



    ・・・ミヤコ。
    SRTは変わりつつあります。
    かつては連邦生徒会長の武器として在りましたが、シャーレとの同化が進み、今や皆が自分自身の正義を見出し始めているのです。

    どうすれば自分の担当している生徒を守れるか。
    法律には違反していないか、法律は本当に正しいのか。
    悪いことをしている人間は、本当に自分の思う悪なのか。

    かつてあった明確な善と悪の境界線は揺らぎ、ぼやけ、多様化しつつあります。
    今やヴァルキューレの方が善悪の基準は明確でしょう。
    あちらは法律に自らの正義を預けているのですから。


    ───突然、どうしてそんな話をするのか・・・ですか。
    特に深い意味は ありません。
    ただ、貴方の意見を聞いてみたかったのです。

  • 155ホットドリンク大好き24/12/06(金) 23:50:21

    貴方は同志です。
    私と同じように、絶対的な正義を求めている。
    しかし私と貴方では『愛』と『理』で過程が違う。
    だからこそ、感じ方が違うかと思いまして。

    ミヤコ。
    私はこの正義の多様化を、好ましく思っています。
    思考を連邦生徒会長に預ければ良かった『幼少期』は終わり、皆が皆、自分だけの正義を見出す時がやってきたのです。

    そこに絶対的な正義はありません。
    しかし、皆の胸に自分だけの絶対的な正義があります。
    それは極めて祈りや信仰に似て、とても純粋です。

    全てはそこから始まり、汚れ、穢れ、躓き、しかし折れなかった正義だけが『絶対的』になっていくのです。
    その到達点の一つこそがヴァルキューレであったり、連邦生徒会であったり、『防衛室スタッフ』であったりします。

    ・・・貴方は今の『正義』を、どう感じているのでしょう?
    貴方の目には、我々はどのように見えているのでしょうか?
    醜いと感じますか? 美しいと感じますか? 憤りを覚えますか? 共感を覚えますか?


    ───”分からない”・・・ですか。
    なるほど、試練によって変化の時を迎えているのですね。
    ミヤコ、そこは分岐点です。
    絶対的という名の、貴方が信仰してきた『普遍的な正義』が、自分だけの正義としての形を得ようとしているのです。

  • 156ホットドリンク大好き24/12/06(金) 23:50:54

    誰かを守ろうとすれば正しい道理が悪に見えるように、理想に燃えれば虚飾に塗れた深い愛が悪に思えるように。
    正義というのは、視点によって異なるものです。
    そして、複数の視点を知らなければ本当に『絶対的な正義』は見えてきません。

    ミヤコ。
    『私達』は自分を贄することで『絶対的』であろうとしてきました。
    最短で、『力』を求めたのです。

    だからこそ、『貴方達』はそれを選んではなりません。
    どうか、『絆』を選んで下さい。
    『ジェリコの壁』を補強するのではなく、崩すのです。
    それは恐ろしいことかもしれません。
    ですがどうか、勇気を持って一歩前へ。

    ─────その先は、『貴方達』にしか見えないのです。



    ・・・おや、もうこんな時間ですか。
    長くなってしまいました。
    お時間を頂き、申し訳ありません。

    それではミヤコさん。
    先生を引き続き頼みますよ。

  • 157二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 00:34:15

    このレスは削除されています

  • 15814124/12/07(土) 00:35:29

    >>152

    本当に透き通ってないメモロビになってしまった…!?


    カヤをロビーで選んだらこれになるのか()

  • 159二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 04:01:40

    ここのカヤはミヤコに結構期待しているな。

  • 160二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 11:21:24

    上げ

  • 161ホットドリンク大好き24/12/07(土) 14:02:16

    ふぅ、この椅子(防衛室長の椅子)に座るのも久しぶりな気がしますね。

    ようやくサンクトゥム・タワー(連邦生徒会・本部)に戻ってくることが出来ました。

    報告書を拝見しましたが、留守を任せていた次長は上手くやってくれていたようで何よりです。


    さて、ミレニアムでは少し張り切り過ぎてしまいましたからね。

    2回も医療費の申請を受けたアオイさんから怖い顔をされてしまいましたし、次はもう少しスマートに行動しなければ。


    さて、リオに事務をやらせた手前、私が室長としての仕事を放棄するワケにも参りません。

    机に正しくサンクトゥム・タワーのように積み立てられた書類を捌きましょうか。


    ・・・。


    (書類を捌いている途中、一つの書類を見て手を止める)

    おや、これは───


    1.エーゲル・ハザハヴ(防衛室の資金繰り公社)の強化案

    2.師匠(黒服)からの依頼書

    3.モモカから押し付けられたと思われる仕事

    4.ニヤニヤ教授からの密書


    dice1d4=2 (2)

  • 162ホットドリンク大好き24/12/07(土) 14:15:43

    おや、師からの依頼ですか。

    これはこれは。

    そういうことであれば、師弟の契約通りに手を貸しましょう。


    さて内容は───


    1.ベアトリーチェ相手の交渉(人として苦手なので、代わりに話してきて貰えませんか?)

    2.『聖徒の交わり』相手の戦闘(マエストロが戦闘データを求めています。)

    3.先生の情報提供(先生について語り合いませんか?)


    dice1d3=3 (3)

  • 163ホットドリンク大好き24/12/07(土) 14:21:21

    ほぅ・・・なるほど。
    そういうことでしたら、私も喜んで お話しましょう。
    まさか師と研究以外で共通の話題が出来るとは思いませんでしたよ。

    (黒服との関係性が若干改善された!
    ギスギスから、フラットな関係性に変わった!)

  • 164ホットドリンク大好き24/12/07(土) 14:25:30

    ・・・。

    ふぅ。
    楽しかったですね。
    まさか師とあそこまで話が合うとは思いませんでした。

    師も思ったより卑怯者では無いのかも知れませんね。
    これからは少しくらいなら敬意を持って会話が出来そうです。

  • 165二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 18:23:25

    弟子とのやり取りを2行で済まされた黒服かわいそ、、、でもないな。残当。

  • 166二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 20:02:08

  • 167ホットドリンク大好き24/12/08(日) 01:10:10

    また師と先生の お話をするのが楽しみですね。


    (デスクに戻り、書類の処理に戻る)


    ・・・。


    ───おや、今時 手紙とは珍しい。

    この形式は・・・トリニティですね?

    はて、誰からでしょうか。


    1.ナギサ

    2.ミカ

    3.セイア

    4.ハナコ


    dice1d4=2 (2)

  • 168ホットドリンク大好き24/12/08(日) 01:19:29

    あぁ、ミカさんですか。

    となると・・・例の件ですね?


    (手紙の封を切る)


    ・・・。


    なるほど。

    ナギサさんがそのようなことを。

    どうやら相当参っているようですね。


    無理もありません。

    セイアさんの死はそれだけ衝撃的だったことでしょう。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    この世界線のカヤはセイアの死が偽装であると───


    1.知っている。

    2.知らないが、何となく怪しいとは思っている。

    3.知らないし、そうなんだろうなと思っている。


    dice1d3=1 (1)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 169ホットドリンク大好き24/12/08(日) 01:25:19

    まぁ、死んではいないようですが。

    防衛室スタッフの情報収集能力を舐めて頂いては困ります。
    所属を選ばない性質上、『私』は何処にでもいるのですよ?

    しかしともかく、彼女が無事であることは私にとっても幸いでした。
    ここで取りこぼしが出てしまうと揺り戻しが確定してしまいますから。

    奇跡を起こせる先生が現れた今、揺り戻しは避けたいところです。
    次も いらっしゃるとは限らないのですから。

  • 170ホットドリンク大好き24/12/08(日) 01:34:33

    補習授業部に・・・シャーレの権限を利用・・・。
    ・・・なんという冒涜。
    連邦生徒会長がシャーレに宿した超法規的権限を何だと思っているのでしょう?
    平時であれば連邦生徒会として正式な抗議を申し上げたいところです。

    ・・・。

    とはいえ、今の状況では好都合なのも事実。
    これで先生は勿論、RABBIT小隊・・・ひいてはミヤコをトリニティの問題に絡ませることが出来ます。
    かの学園に根を下ろした問題は、ミヤコの正義にとって良き試練となることでしょう。
    貴方の答えを待っていますよ、ミヤコ。

  • 171ホットドリンク大好き24/12/08(日) 01:56:03

    さて、トリニティの状況は理解しましたが、ミカさんは私に何をして欲しいのでしょう?

    アリウスの件でしたら、まだ実行する日程ではありませんが・・・。


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    1.カヤちゃんの知り合いの大人が接触して来たよ☆ た・す・け・て♡(割とホントに困ってる)

    2.ごめ~ん! 私の力じゃアリウスを もう抑えられそうにない☆(限界だと仰っている)

    3.最近 カイザーとかいう変な会社がトリニティに入り込んでてね? 目障りだなって♡(テンパってる)

    4.変な機械の大群が攻め込んできてるの! 助けて~☆(本気で助けて欲しい)


    dice1d4=3 (3)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 172ホットドリンク大好き24/12/08(日) 02:10:05

    なるほど。
    かなり動揺していたのか散文的なので解読に手間取りましたが、どうやらカイザーに経済的に攻め込まれて困っているという内容のようです。
    確かにトリニティにとって既得権益を奪取されるのは死活問題でしょう。

    といってもミカさんがそこまで先を見ているかどうかは分かりませんが。
    しかしナギサさんの目が内に向いている上、セイアさんが実質リタイア状態の今、対処できるティーパーティーはミカさんくらいなのも事実。

    ・・・。

    またアオイさんに怖い顔をされてしまうかもしれませんね。
    しかし前々から準備していた計画を、横から来たカイザーに邪魔されては堪りません。
    ミカさんを助けに行きましょう。

  • 173二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 03:09:23

    原作以上に手広く暗躍しているなカイザー

    一応ティーパーティーと繋がりがあるみたいだけど
    カヤのことどう思っているのやら…

  • 174二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 07:25:48

    保守

  • 175二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 12:07:44

  • 176ホットドリンク大好き24/12/08(日) 12:51:09

    ティーパーティーが、この世界線のカヤをどう思っているのか───


    ・ミカ:dice1d100=10 (10)

    (1ほど嫌い、100ほど好意的)


    ・ナギサ:dice1d100=44 (44)

    ・セイア:dice1d100=80 (80)

    (1ほど恐怖、100ほど敬意)

  • 177ホットドリンク大好き24/12/08(日) 13:08:25

    <ミカ>

    好感度で言えばマイナスじゃないだけアリウスよりはマシレベルでしかない。

    諸事情で協力はしているが、口を開けば毒を吐き合う関係。


    <ナギサ>

    特に何も思ってない。

    ちょっと怖い格好をしているとは思っているが、それだけ。


    <セイア>

    その在り方を知った上で、一定の敬意を払っている。

    『私は不知火カヤには成れないんだよ。』

  • 178二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 17:18:43

    目的のためなら嫌いな相手とも協力できるミカ
    防衛室長の在り方に若干脳焼かれてそうなセイア

    またしてもなにも知らない桐藤ナギサさん(17)

  • 179ホットドリンク大好き24/12/08(日) 19:09:11

    さて、トリニティに向かう前に愉快な仲間達を決めておきましょう。

    取り敢えず片っ端から連絡をとってみます。

    その結果は───


    ・アル(便利屋68):dice1d2=1 (1)

    ・カンナ(公安局):dice1d2=1 (1)

    ・ユキノ(FOX小隊):dice1d2=2 (2)

    ・リオ(AMAS):dice1d2=1 (1)


    (1で参戦、2で不在)

  • 180ホットドリンク大好き24/12/08(日) 19:26:02

    アルさん達 便利屋68が、またも依頼を受けて下さいました。
    もうすっかりビジネスパートナーですね。
    しかも今回はアルさん達が何か料理を作ってきてくれるそうです。
    私も渾身のラーメンを用意しておかなくてはなりませんね。

    カンナも公安局員を引き連れてやってくるそうです。
    エーゲル・ハザハヴとの調整に忙殺されていたはずですが、どうやら一段落ついたようですね。
    正直トリニティ関連はエデン条約やら派閥やらで人間関係が複雑なので、現職の警察官がいらして下さるのは助かります。

    ユキノおよびFOX小隊は相変わらず忙しいようですね。
    この前 私の下に報告書が上がってきた時には、学園一つを舞台にした大事件を解決していましたし、まぁ充実しているようで何よりです。
    ・・・これであなたが まえを むいてくれるといいんだけど。

    リオは この前の件を借りに思っているのか、二つ返事でOKしてくれました。
    先の対ゴズでは いらっしゃらなかったトキさんも やってくるそうです。
    楽しみですね。
    それはそうと、ポテチとトキさんには何の隠し事もありませんよ、リオ。
    ダンボールにも そう書いてあるでしょう?
    私を信じて下さい、リオ。

  • 181二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 23:23:07

    >>180

    ユキノのところで死んだ子供が出てきている…


    本当にポテチ一箱に「口止め料ではありません」って書いて送ったのか…

  • 182二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 00:25:11

  • 183ホットドリンク大好き24/12/09(月) 03:06:41

    さて・・・やってきましたよミカさん。
    何やら大変なことになっているようですね。

    ───あぁ大所帯なのは気にしないで下さい。
    なに、一企業の便利屋68と公安局の身内部分、更にロボット軍団とメイドさんが一人ついているだけです。
    他にも私の私兵である防衛室スタッフと、経済戦争ということでエーゲル・ハザハヴの社員もいらっしゃるので・・・まぁ 確かに結構な人数かもしれませんね。
    百人近くいらっしゃるでしょうか?

    しかし貴方がいつも使っている使用人や派閥の構成員に比べれば少ないものでしょう。
    あ、離れをお借りしますね?
    我々のスペースとして使わせて頂きます。

    ───どうせ普段は使っていないのですから良いではありませんか。
    勿論、住み込みで働いている使用人も利用させて頂きますよ。
    仕事が出来て良かったではありませんか。
    主として喜んでみたらどうです?

  • 184二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 04:22:39

    早速毒を吐いている…

  • 185二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 06:59:36

    保守

  • 186ホットドリンク大好き24/12/09(月) 11:22:44

    ───そうです。
    そちらはそこに運び込んで下さい。
    リオ、その機器は隣の仮設オペレーションルームにお願いします。
    カンナ、その資料は あちらの部屋です。
    あぁ アルさん、では次はこちらの整理をお願いします。

    ・・・。

    ───宜しい。
    これでようやく まともな作戦行動がとれるというものです。

    ───おや、なんですかミカさん。
    その不満気な顔は。
    勝手にインテリアを移動させたことが そんなに気に入らないのですか?
    壁に穴を開けていないだけ配慮はしたのですが。
    どうやら箱入りの御令嬢には 理解して頂けないようですね。

    まぁ、そんなことは どうでも良いのです。
    それよりもこれからのことを話し合いましょう。
    我々はどうあっても協力せねばならないのですから。

  • 187ホットドリンク大好き24/12/09(月) 17:41:10

    まずは我々の目的を再確認致しましょう。
    我々の目的はアリウス・・・ひいては その背後に潜む大人、ベアトリーチェの排除です。
    師でも十分に危険な大人ですが、彼の者は一線を大きく逸脱しています。
    その所業は このキヴォトスを崩壊に導く危険があると言えるでしょう。

    その為にはまず、手駒となっているアリウスを処理する必要があります。
    ゆっくりと『取り込んで』はいますが、まだまだ脅威は健在なのが現状。
    師も私の所業に沈黙こそすれ、研究材料として格好の対処であるアリウスを利用する為に少なくない対価を支払ってベアトリーチェに協力していますし、一筋縄ではいかないでしょう。

    しかし、その為のエデン条約、その為のミカさんです。
    幸いにもミカさんはベアトリーチェに魅入られていますから、この格好の餌を逃さない手はありません。
    ミューズが致命的な毒を抱えていることを知ったら、彼女はどんな反応をするでしょう?
    非常に楽しみです。

  • 188ホットドリンク大好き24/12/09(月) 18:19:04

    さて、そんなミカさんとの取引条件についても触れなくてはなりません。
    ミカさんは我々への協力の対価として、ナギサさんの保護を願いました。
    よって、我々には如何なる脅威からもナギサさんを守る義務があります。
    具体的にはアリウスから・・・ですが、現状では背後から撃たれそうな感じもしますね。
    こちらが契約違反を侵す訳には参りませんから、ナギサさんの動向には十全に注意しましょう。

    そしてこれには特に注意して頂きたいのですが、我々がミカさんの・・・そう、政治的行動に介入することはNGです。
    如何なる理由があっても、助けてはなりません。

    現状の連邦生徒会の立場として、トリニティに内政干渉する訳には参りませんから。
    ただでさえエデン条約に関して消極的なことで世論の風向きが悪いのです。
    これ以上、支持基盤を切り崩す必要はありません。

    万が一関与が明るみに出た場合は、防衛室の独断とします。
    私の解任を天秤に掛けることになりますが、それでベアトリーチェに楔を打ち込めるのなら安いものです。

  • 189ホットドリンク大好き24/12/09(月) 18:46:43

    さて・・・ミカさん。
    最後に宜しいですか?

    ───いえ、小難しい契約の話ではありませんよ。
    ただ少し小言を申し上げたいだけです。

    ミカさん。
    私は契約に従い、貴方以外の如何なる脅威からもナギサさんを守りましょう。
    ですが忘れてはなりません。

    貴方が何をしたのか。
    そして何をするのか。

    全てが上手くいこうと、全てが失敗に終わろうと、それは変わることのない事実です。

    ─────罪は死にません。

    時がそれを弱らせることはあっても、息絶えることはないのです。
    それは貴方が一番分かっているはず。

    ─────目を背けてはなりません。

    貴方は苦しみを知ったのです。
    苦しみを知らぬ者から、祈りは生まれません。
    そして祈りは、やがて貴方の救いとなることでしょう。
    例え今は分からなくとも。

  • 190ホットドリンク大好き24/12/09(月) 18:50:02

    ─────自分を見捨ててはなりません。

    ■ねば許されるなどと、安易な考えは持たないことです。
    許しとは まず他人が与えるもの。
    決して逃げることで与えられるような、安いものではないのです。

    ・・・。

    私の目を見て下さい、ミカ。

    ───いえ、仮面越しだから分からないとかそういうレベルではありません。
    まず仮面を見て下さい。
    もしや自覚が無いのですか?

    ・・・ミカ。
    俯いていても物事は解決しません。
    分かってはいると思いますが。

    ・・・。

    ・・・いつか貴方が自分自身を許せたら、もう一度話しましょう。
    今度は私も仮面を取ります。
    目と目を合わせて話をしましょう。

    他ならぬ、貴方自身の話を。

  • 191二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:23:18

    (立場を気にするんだったらゲヘナ出身の便利屋呼ぶのは不味い気もするが。まぁ、バレなきゃいいか)

  • 192二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:34:08

    >>190 そうか...カヤはミカがトリニティの裏切り者なの把握してるのか

  • 193ホットドリンク大好き24/12/10(火) 00:42:20

    さて、辛気臭い話は ここら辺に致しましょう。
    今 述べたのは、まずカイザーを退けてから出来る話です。
    それが出来なければ話になりません。

    そして肝心のカイザーを退ける方法ですが・・・結論から申し上げましょう。
    かなり物騒な手を使うことになります。
    それはキヴォトス全土に根を下ろすカイザーグループに、真面に経済で勝負を仕掛けるのは自殺行為だからです。

    よって、カイザーの構造的弱点を突くこととします。
    確かにカイザーは超巨大企業体ですが、超巨大企業体だからこそ、『利益を上げられない』というのは致命的です。
    例えプレジデントの理解があっても、その大きさ故に実利の伴わない事業を続けるのは無理があるでしょう。
    最悪、プレジデント自体が株主総会で辞めさせられかねません。

    というわけで、徹底的に嫌がらせをします。
    経済的、武力的に、撤退するまで利益を出させません。

    カイザーの店舗があるなら、そこだけ意図的に治安を悪化させます。
    カイザーがトリニティの事業に参入するなら、我々も同じように参入し、無理やり競合他社を作り上げます。
    武力に訴えられても、我々はカイザー以上の武力を有しています。
    法的に訴えられても、我々には自治体のトップであるミカさんが付いています。

    ───えぇ、そうですアルさん。
    アウトローにいきましょう。
    トリニティ自治区の裏で起こる縄張り争い・・・実に心躍りませんか?

  • 194二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 02:49:49

    治安悪化させて妨害するなんて
    これもう警察呼んだ方がいいだろ…

    こいつら警察だったわ

  • 195二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 07:00:05

  • 196ホットドリンク大好き24/12/10(火) 09:41:35

    さて、そういうわけですから着替えをしましょう。
    各自がそのままの服装では、あっという間に身元を特定されてしまいます。

    諸事情で とある銀行強盗の痕跡を消すように指示したことがあるのですが、その際びっくりするほど証拠らしい証拠が無かったと聞いています。
    なので覆面が最も適しているかもしれませんが・・・一応全身装備を用意してあります。

    ─────黒いスーツと、防衛室スタッフの物とは意匠の異なる白い仮面・・・あと黒の帽子を用意してあります。
    複数デザインを用意してありますので、お好みのものをどうぞ。

    私達は一時的にマフィア一家になります。
    各々配役を意識した動きをして下さい。

    まず、私がボスです。
    気軽に『ボス』と呼んで下さい。

  • 197ホットドリンク大好き24/12/10(火) 10:13:54
  • 198二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 12:12:52

    シチリアっぽくなってきたわね

  • 199二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 14:02:23

    盾乙

  • 200二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 20:54:45

    埋め

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