- 1二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 01:42:07
キヴォトスにも冬がやってきた
しかし到来する寒波を前に不運にもシャーレの空調が故障してしまう。
参ったな、しばらくは部屋の寒さに凍えながら寝る日々を送る羽目になる、と思っていた。
部屋の暗がりに声をかける
”セリナ…”
「はい先生、お呼びですか」
彼女とまさかこんな関係になろうとは
「今夜もご所望ですか?」
”うん…毎日ごめんね”
「いいえ、頼ってもらえて私も嬉しいです」
失礼しますね、と彼女が布団をめくって入ってくる、一瞬の冷気もつかの間すぐに彼女の体温が疲弊した体に伝わる。
「では先生、今日はどうしますか?」
最初はただ暖を取りたいために彼女を呼んでみたはずだったが、多忙に働く日々に摩耗した精神は人肌を求めていた。
先生という立場である以上こんなことはいけない、頭では理解していても心が求めている、限界だった。 - 2二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 01:42:38
”ぎゅーってして欲しい…”
「はい、分かりました♡さ、どうぞ」
ぼふっと、縋るように彼女によりそう
仄かに香る医薬品の香りと優しいくて甘い、女性の香り。
入り交じったふたつの香りと温もりが冷え切った身体を包み込み、ジクジクと心に染み込んでくる。
”いい子いい子して…”
「もちろん、よーしよし…いい子いい子」
大人なのに…そんな外聞はもう存在しない
彼女の前では私はもう、か弱い幼子と変わらないのだ。
髪を梳く彼女の指、お腹を撫でる彼女の手
全てから与えられる温もりに身を委ねていれば、自然とその時はやってくる
”……………。”
「ふふ、もうお眠ですね。」
至福の時間とは短いものだ、以前は寝付けず少々苦しんでいたと言うのに、彼女にかかればものの10分としないうちに底知れぬ安心感から眠気が顔を出す。
”んぅ………。”
「おやすみなさい、先生」
意識が遠のく、感覚が鈍っていく。
あたたかい。 - 3二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 01:50:26
このスレいい匂いがする
- 4二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 01:56:50
人類に必要なのはセリナ
- 5二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 01:57:51
スレ画かわいい
- 6二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 02:52:46
寒いけどあったかいな
- 7二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 02:53:35
寒くて幼くなってる所がポイントだな
- 8二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 02:54:02
クリスマスディナー編は無いんですか!?
- 9二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 02:55:04
冬チュンは!?冬チュンは!?
- 10二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 02:56:06
バカップルみたいだけどマフラーを一緒に巻きたいな…
- 11二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 02:56:27
添い寝シチュはええぞ…あったかそうだなあ…
- 12二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 02:59:48
気軽な気持ちで始まった関係と言うのは感情の移り変わりが美味しい…細かい事はともかくクリスマス忙しくてやっと深夜に時間を取れたセリナと先生の静かな交流は無いんですか!?
- 13二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 03:02:27
体は全く暖かくないけど良いね…寂しい気持ちが無くなる
- 14二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 03:04:46
冷え性が治った
- 15二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 03:07:29
来世はこれになりたい
- 16二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 04:32:58
明後日はこれになりたい