- 1二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 06:30:15
- 2二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 06:32:24
記憶障害のレベルはメモをとって置かないとその日の出来事や人物も忘れてしまう程度
- 3二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 06:44:24
なんであにまんのモブちゃんはお労しい設定つけられるん?
- 4二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 07:03:08
後ろから過去に面識のあるコハルに話しかけられた時に反射で「ひゃ、えっ誰...」って言うけどコハルの表情を見てやらかした事に気づいて咄嗟に「あっ...ご、ごめん一瞬誰か分からなかったの」言い繕うんだよね
- 5二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 07:34:31
うっわ、おっも…
- 6二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 07:53:54
誰にも知られないまま本人の中で溜め込んじゃうのもいいし、なんかの拍子にメモ帳の中身がバレて曇らせがパンデミックしても美味しい。 ページが所々濡れたような後がついてるとなおいい
- 7二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 07:54:56
多分日記とかも書いてるだろうから、遊びに来た子に見つかってバレる展開もあり得る
- 8二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:13:23
イチカには毎回会話のレスポンスが遅れてたり、時折メモ帳を見ながら話すところから違和感を覚えたとかで真相に気づいて欲しい
- 9二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:35:08
真相を聞き出しても、助けを求めても、次の日にはそれ自体を忘れてしまう…
- 10二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:38:45
病院だよッ!
といっても多分もう手を尽くした後なんやろなあ…
ミネ団長あたりは詳細把握済みかつ自分でも救護出来ないと理解してて今も治療法を探しては自分の無力感に苛まれてたりしない? - 11二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 08:40:08
博士の愛した数式とかそういう
- 12二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 09:06:16
''今日はツルギさんに頭を下げて訓練をつけてもらった。''
"人よりもどんくさい私には記憶障害というディスアドバンテージもあるのだから何倍も努力しなきゃいけないと思った。訓練は厳しかったけど、それ以上に丁寧で、私にしっかりと向き合って教えてくださり、その後もさり気なく気遣って貰えた。"
"怖い人という先入観があったけど、本当はとても優しくていい人だとわかって嬉しかった。後で見返せるようにちゃんとノートに教わった事を纏めておかなきゃ"
"でも私はそんなツルギ先輩のことも、今日の訓練の事も明日になったら綺麗さっぱり忘れてる。忘れた事も思い出せない。 いやだ。忘れたくない。たすけて "
----
ふわっ...っはぁ。そうだメモ帳っと。...あれ、また濡れてる。文字が滲んでてよく見えないや - 13二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 09:19:19
記憶に無い出来事を"記録"でしか知れないモブちゃん...
- 14二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 09:29:39
仲間はいても友達はいない
性格も特徴も固有のくせも、全て忘れてしまうから - 15二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:05:43
50回目のファーストキス…
- 16二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:07:01
映像もいいぞ毎日2時間睡眠でみよう
- 171424/11/30(土) 10:15:02
- 18二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:17:37
掟上今日子みたいな部屋に住んでたりしない…?
そこら中メモびっしりで朝起きて目を開けたら先ず目に入るように書いたメモはられてたりしない…? - 19二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:19:17
忘れてもその経験自体は無かったことにはならないからエデン条約とかでユスティナ相手に戦う時訓練の成果が出て欲しい。頭じゃ覚えて無いけれど、身体と心が覚えてるって感じで吹っ切れて欲しい
- 20二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:21:20
いいゾォ。そのままの勢いでss書いてもええんやで
- 21二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 10:58:47
アスナと同じで特異な才能持ってそう
記憶は長持ちしないけどノア以上の瞬間記憶能力があるとか - 22二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 11:01:53
毎日が初戦闘でワタワタしてそう
- 23二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 11:10:40
80年後の俺達かな?
- 24二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 11:33:17
また濡れてるって言ってるから、日記つけ始めはまだ軽度だったけど少しづつ重くなってった感じなんかな。
- 25二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 11:59:18
写真とかいっぱい撮ってそう
- 26二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 13:35:46
本人は隠し通してるつもりでも、
一度バレて話をした事があって、それすらも忘れてるとか。 - 27二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 14:01:20
ルームメイト辺りは事情も知っててサポートしてくれてたりしないかな
- 28二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 14:11:35
助けた相手にお礼を言われるの本人には何のことか分からないという
- 29二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 14:22:00
初対面の人にも気さくに話せるフレンドリーなタイプだけど記憶がなくなるせいで親しくなってもある程度距離感を感じるなって周囲から思われてるかもしれない…
- 30二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 14:39:27
何をしてもすぐに忘れるモブちゃんとか使い道多すぎない?
- 31二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 18:32:01
自分でもやった事ない動き(訓練したこと忘れたるだけ)が反射的に出て自分が知らんうちに強くなってることに驚いてるのいいよね
- 32二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 19:16:37
今日も「誰か」の部屋で起きる
縛り付ける類のものはないから監禁されているわけではないようだ
あたりを見渡すと「忘れちゃダメ!」という張り紙やらテープで作られた矢印やらでものすごく周りを強調されまくった銃が目に入った
予備の弾も用意されていたのでそれを手に取ると今度は日記を発見
少々中を失礼すると「ここはトリニティ あなたの名前は◯◯ 正義実現委員会というところに所属している」という文と現在地(?)からある場所に向かうまでの地図が一番最初のページに書かれていた… - 33二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 19:52:18
こういう系で一番怖いのは「忘れること」を忘れることなんだよね
その危険性に気付いてるモブちゃんが家に着いた時いつものメモ帳が鞄に入っていないことに気づいて…… - 34二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 21:40:14
- 35二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 22:20:29
めちゃくちゃかわいそうだしかなり心が痛むんだけど…見た瞬間「ニチャッ……」て笑みがこぼれちゃった
正実の人たちに事情を話してなかったら周囲の子は狂乱してるモブちゃんを良心ただ一つで抑えつけて宥めすかすしかできないし、モブちゃんはそれを一大事なのに妨害してくる敵にしか見えなくなってきちゃうね……
- 36二次元好きの匿名さん24/11/30(土) 23:14:10
- 37二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 09:31:45
これモブちゃんに助けて貰った側がお礼を言いに会いに行って初対面の反応されるのキッついね
- 38二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 09:33:26
この子はノアと同じでそのままだと一生記憶が消えないからバグるんだっけ
- 39二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 09:47:57
- 40二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 09:54:27
この子の周りに1人くらいは「何度忘れても教えてやるし思い出させてやる」と言う生徒がいそう。
- 41二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 14:32:07
"そ、その人を離してください!"
私があの子と初めて出会ったのは、私が限定ペロロ様グッズを入手する為にブラックマーケットに立ち寄った時です。
普段はブラックマーケットの不良たちに襲われてた所を助けてくれました。
その後、勝手にブラックマーケットに立ち寄ったことに関しては怒られましたけど、モモフレンズの話題で意気投合して、いつの間にか仲良くなってました。
彼女が補習授業部に来た時は、成績が良いと聞く〇〇ちゃんが此処に来た事を驚いたり不思議思いましたけど、皆で団結して事件やテストを乗越えてかけがえのない思い出になりました!
何時もスマホやノートに目を落としていて、日常の些細なこともノートに記録していたちょっと変わってるけど、とても真面目で友達思いで心優しい素敵な友人。 少なくとも私はそう思ってます。
......あの子が抱えてるモノを知ろうともせず、今も〇〇ちゃんは苦しんでるというのに - 42二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 14:34:57
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- 43二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 14:36:07
最初期のキレッキレの頃のコハルとあわせて大丈夫?って思ったけどどうせ何言っても忘れるし問題ないな
- 44二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 17:14:34
今日は補習授業部の皆と、スイーツビュッフェへと来ていました。勿論、あの子も一緒に。
補習部の第3次試験全員合格祝いです。
「なんか、いいですね。こういうの」
皆で持ってきたスイーツを食べさせ合いしてた時に、あの子はそう口を開きました。
「ん?」
「皆で集まってたわいわいおしゃべりして、美味しいものを食べたらその時に仲間と共有したり...こうして人と楽しい時間を過ごすこと、あまり無かったので。」
「〇〇ちゃん...」
「ヒフミさん、アズサさん、コハルさん、ハナコさん...私、皆さんと会えて、その...お友達、になれて良かったですっ!」
「なっ、何よそんなに改まって...」
「うん。〇〇、私もそう思うぞ」
「ふふっ嬉しいこと言ってくれますね♡」
〇〇ちゃんが唐突に告げた感謝の言葉に、私はとても感動しました。
「私も...私も皆さんに、〇〇ちゃんに会えて良かったって思います!これまでの事、今日この日のこと、絶対に忘れません!」
私の返事に3人とも同調するように笑顔を見せて、同調したり揶揄われたり、で盛り上がってる所に
「...いいなぁ」
「えっ」
「ん?何か言ったか?」
無意識に出た言葉だったようでアズサちゃんにそう言われ気づいた〇〇ちゃんは、取り繕うように慌てる
「な、なんでも無いです!さ、さぁ〜!食べましょう!はむっ...ん〜!このケーキ美味しいですね!ずっと食べてみたかったんですよねコレ」
「あれ?〇〇この前このケーキ買ってきて皆で食べなかったけ?」
「あっ、、、そ、そうでした!私ったらうっかり...」
思えば、最初の告白の時から〇〇ちゃんが少し暗い顔を見せていたことに気付くべきでした。 - 45二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 17:46:26
ほ
- 46二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 19:04:02
重い・・・!!重いよォ・・・!!
- 47二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 00:02:40
重いっす……
- 48二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 00:07:44
おっも……
- 49二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 01:14:44
- 50二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 01:18:19
既に高いのでは?
- 51二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 02:53:24
とりあえず書ききってから考えるよ
- 52二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 04:07:22
時間はあっという間に過ぎ、退店しないと行けない時間になった。
名残惜しい。また皆と一緒にわいわいしたい。そう思った私は自然と次の"約束"を口にしていた。
それじゃあ、"また明日"。そう言って帰っていくあの子につい手を伸ばして声をかけそうになり、言葉が出て来ませんでした。
自分たちも解散しようと思った時に、お店のドアが開き店員さんが出てくる。その人はこちらに駆け寄って来ました。見覚えのあるノートを手に持って。
「あれって...」
「あの〜、先程奥側の席にいらっしゃいましたよね?コチラのノートどなたかのお忘れものだと思うのですが」
やっぱり、あの子が持っていた物だ
「あ、はいそうです!ありがとうございます」
いえいえ、お忘れ物にはお気をつけてくださいと言って戻っていく店員さん。
「これってアイツのノートよね?」
「そう、ですね。モモトークで連絡しなきゃ」
そんな中、ハナコさんが私に誘惑するように聞いてくる。
「...ねぇ、ヒフミちゃん?中を覗いて見ませんか?」
「え、えぇ!?いやいや、プライバシーの侵害ですよ!」
ハナコさんは私の心を見透かすように言葉を紡ぐ。
「でも、気になりませんか?あの子がいつもどんな事を書いてどう思ってるのか」
「それは...」
気になる。とても、何だか様子のおかしかった彼女のを思い出す度、ノートの中身を見てみたい衝動に駆られる。そうやって葛藤しているうちに、カバーに【帰ったら必ず外すこと】と書かれているのが見えた。私はふと、本当に無意識にカバーをずらして日記のタイトルを見ていた。
「【明日の私へ】?」
「【※朝起きたら必ず読んで、最後にはカバーでタイトルを隠すこと】ふむ...気になるな」
私は何気なくページを開いた。開いてしまった。一番最初のページに目を通す。
''私は〇〇、トリニティ総合学園の2年で正義実現委員会に所属しています。突然ですが、貴方には記憶障害があります。私はこれから体験する出来事を記憶する事が出来ません。一日が終わるとその日の出来事を忘れてしまうからです。"
「え...なに、これ」
その時私は初めてあの子が抱えてる苦しみを知りました。 - 53二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 04:07:54
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- 54二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 04:08:14
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- 55二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 04:08:36
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- 56二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 04:08:56
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- 57二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 04:09:59
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- 58二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 04:10:13
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- 59二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 06:34:43
間違えた1年だわ
- 60二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 06:38:23
ん、?あらし?
- 61二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 08:52:23
- 62二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 18:12:04
ほ
- 63二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 21:02:59
ミレニアムでも治せ……ないよな……
- 64二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 21:20:51
博士の愛した数式を思い出すね、このモブちゃん
- 65二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 23:49:19
注意書きには他にも"帰ったら必ず日記を書くこと" "朝起きたら読み返し、スマホに保存してある人物写真を確認すること"等が書かれていた。
「記憶、、障害...?」
その文字に呆然とするアズサちゃんを他所にコハルちゃんは、内容を受け入れられないように首を横に振る。私だって信じられない。信じたくない。
「き、きっと何かの冗談よね!''そういうお年頃''みたいなっ」
「そ、そうですよね!?だって今までそんな素振り」
「...あったじゃないですか。つい先程」
そうだ。あの子はビュッフェでケーキを食べてた時以前にも、それもあの子が私たちの分まで買ってきて食べたハズのケーキに対しまるで初めて食べたかのような反応をしていました。
「続き、読みませんか?」
ハナコちゃんに促されるまま、震える手でページを開く。
''今日はブラックマーケットで偶然助けた阿慈谷ヒフミさんと意気投合した!まさか身近に私以外にもペロロ様ファンの人がいるなんて思ってもみなかった。そ、それに、モモトークまで交換しちゃった!成り行きとはいえ、こんな嬉しいことは入学以来初めてかもしれない。 これって、友達になったって事でいいのかな?流石にまだ早いか。えへへ''
そんな事思っててくれたんだ...。私は〇〇ちゃんと初めて会った時の独白を読んで心が暖かくなるのを感じた。
「〇〇ちゃん...」
「あら、とっても可愛らしい内容ですね♡」
また適当なページをめくる。
"最近はとても濃い日々を送ってる...何故かコハルさんと一緒に補習授業部に入れられて皆でテスト勉強を頑張ってる中、アズサさんがやたら滅多に張り巡らせたトラップ解除に奔走したり、水着姿のハナコさんにやたら迫られて必死に逃げたり、恐ろしく目が回る。...でもアズサさんやコハルさんに勉強を頼ってもらえるのはなんだか嬉しい。こんな私でも必要としてくれてるんだ"
あ、あはは...。確かにこの頃はとても目まぐるしくて大変だったよね。でも、今ではかけがえのない青春で忘れられない思い出になった。
"明後日はいよいよ三次試験。やれる事はやった。絶対に皆一緒に合格するんだ!"
私達はこの本が備忘録である事を忘れ次へ次へとページをめくった。そして...
"嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ忘れたくない忘れたくない忘れたくないわすれたくないわすれたくない"
「ひっ」
現実に引き戻される、音がした - 66二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:08:12
人の心
- 67二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:12:51
1日で記憶を失ってしまう代わりに、それまでの間に得た記憶はどんな些細なことであろうと思い出せるとかであって欲しい
……逆に、この忘却が過剰な記憶力に対する防衛機構だったりしそうだが - 68二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:42:23
"明日は皆で合格するんだ。 約束したんだ!受かったら皆でビュッフェを食べに行こうって。言ってくれたんだ。私達は大切な友達なんだってッ!
でも...眠ったら、明日になったら何一つ覚えていない。頑張ったテスト勉強も、友達との約束も、ヒフミさん、コハルさん、アズサさん、ハナコさん、先生...みんなの 顔も 名前 も。ずるいよ。なんで私ばっかりこんな...皆は明日に向かってるのに私だけが今日を繰り返してる。何度も、何度も、何度も、記憶も思い出もないのに、実感のない記録ばかりが増えていく。"
ようやく、理解した。認めざるを得無かった。〇〇ちゃんは、本当に記憶を無くしてる。 彼女にとって''また明日''は"さようなら"なんだ。私達がどれだけあのこと接しても、仲良くなっても、寝て起きるだけであらゆる関係がリセットされる。
認めたくなかった。これが真実だと思いたくなかった。でも否定するには、この紙面上で苦しむ彼女があまりにも可哀想だった
「...続きを読もう。私は、あまりに彼女の事を知らない」
アズサちゃんはすごいね。 こんな辛い現実に目そらさず向き合おうとしてる。私は今すぐにでも閉じたいくらいなのに。
"こんなに辛いなら、出会わなきゃ良かったのかな...自分が嫌になる。消えたい。どうせこんな思いも忘れるけれど"
...紙には所々涙で濡れた跡や、文字が滲んだ跡が見える。チラリと見れば、コハルちゃんが泣いている。あのハナコちゃんでさえ、辛そうな顔をしている。それでも何も言わないのは、〇〇ちゃんの方がずっと辛い思いをしている事を解ってるからだ。
ページをめくる。
"...それでも皆は、こんな私を受け入れてくれた、初めての友達なんだ。今日は、カフェイン錠剤を飲もう。明日まで絶対に眠らないように。せめて、皆との約束を、たった4人の大切な仲間を裏切るなんてことしたくないから"
そこから先のページは、未だ書きかけだった。 - 69二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:51:07
- 70二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 00:52:53
もう…見てるこっちも辛い…
- 71二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 01:16:14
なんかこのスレ重力が凄くない?
- 72二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 01:20:17
この重さが最後には報われるものになるんだ……多分ね
- 73二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 01:22:22
この子櫻井って苗字かな
- 74二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 01:39:31
- 75二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 06:19:20
自分流でいけ
- 76二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 08:21:39
このレスは削除されています
- 77二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 10:25:49
このレスは削除されています
- 78二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 11:18:40
ワイはこの子ほどじゃないがエピソード記憶が難しいんやけど特にそれが悲しいとは思わんのよな、
記憶が出来なくて少し残念に思うくらいや。
具体的にはあらゆるもののイメージ・画像としての記憶が出来んのや。
例えば親や友人の顔を思い出そうとしても酷くぼんやりとしたイメージしか出来ん。
昔あったことを思い出そうとしてもその時のイメージ・画像を「記憶」できないんや。
ただ昔どこに行って何をしたのかってことの「記録」はある程度頭の中に残ってる。 これはこの子とは違うところやな。
例えば3年前友達とディズニーランドに行ったことは「知っている」けどその時の光景・情景は「記憶」していないって感じやな。
勿論同じような状況に置かれている人が、記憶できないことに対して悲しく思っている訳ではないって言いたいわけじゃない、あくまでワイの場合の話や。
これが昔はちゃんと記憶できてたけど、どんどん記憶できなくなっていくのなら悲しく思うのかもしれんが、ワイの場合は生まれたとき・子供のころからこの状態だったからこれが普通でそれを受け入れてる、何なら他の人もみんなこうなんだと思ってたんや。
他にもこういう人がいるなら自分以外にもいるんやって思ってもらえると嬉しいわ。
長文隙自語失礼しました。
スレチだと思ったら削除か通報してください。 - 79二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 11:30:13
掟上今日子懐かしい!
- 80二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:09:15
このレスは削除されています
- 81二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:15:35
- 82二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 23:17:41
てことはもしかするとこの子は後天的なものか
エデン条約ミサイルの後遺症ってことにしてゲヘナトリニティ、療養のためにミレニアムの三大校を巻き込んで最終的に三校間での協力の条約締結、記憶障害完全治療…はあんま過酷にビリビリ来ないから瞬間記憶と知能(or身体)の一部損失の代わりに改善あたりがこの話の落としどころかねぇ
- 83二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 05:02:18
「ごめ、なさ.......ごめん、なさい...」
読み終えた私は自然とそう口にしていた。〇〇ちゃんは私のせいで苦しんでいる。仲良くなった気がしていた。〇〇ちゃんだって、最初こそよそよそしかったけど次第に皆と、私と打ち解けて言っている感じがした。 けれどきっと彼女は無理をしていたのだろう。日記を頼りに"昨日の自分"を再現して。私達にバレないよう、心配をかけないように。
私は、彼女を無意味に傷つけただけだ。
「ヒフミちゃん」
ハナコちゃんの、声がする。
「ここ、読んでください」
"今日は友達とスイーツビュッフェを食べに来た。そう、驚くことに友達と。本当にびっくりしてる。私に大切な友達ができるなんて!例えこの事忘れてしまってもいい。悲しいけど、辛いけど、せめて皆の記憶に私の事が残っててくれたら、それはきっと素敵なことなんだ"
おそらく今日、更新したであろう書きかけの日記。
あの子が頑張る意味なんて無い。だって知らない相手なのだから......それでも〇〇ちゃんは、誰かの記憶に残ろうとした。
「無意味なんかじゃ、ありませんよ」
意味は、あった。私も、〇〇ちゃんのために何かをしてあげたい。顔を上げると皆も同じように思ってたようだ。
「私達で、〇〇の記憶を戻してやろう。もう虚しいなんて言わせない」
「...そうよね!こんなノート1冊じゃ収まりきらないくらいすっごい思い出を作ってやるんだからっ」
「あら♡コハルちゃん、その"すっごい思い出"というのは具体的にどういうものなんでしょうか?♡♡♡」
「にゃっ!?そ、それはその...え、エッチなのは駄目!しけぇ!!」
泣いている場合なんかじゃない。今はまだムリかもしれない。けれどそれでも、頑張る〇〇ちゃんを私達で支えるんだ。
「私、絶っっっ体に貴女のことを忘れません!だから、皆さんでこれからもっと思い出を作りましょう!」
そうして、いつの日か彼女の記憶障害が治った時、あの子が明日へ進めるようになった時。こういってやるんだ。
『忘れたくても忘れられないくらい、楽しい思い出になったでしょう』って。
- 84二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 07:32:02
>>81ツルギパイセン!
- 85二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 07:35:29
ミレニアムに簡易AI積んだ記憶装置を作って貰えば応急処置は出来るね
- 86二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 12:22:32
曇らせは最後晴れるから美しいんだよね
- 87二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:04:20
保守
- 88二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 06:21:30
やっべ普通に寝落ちした
- 89二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 07:48:29
ナギサ様の幼なじみ概念をここのスレとガッチーャンコ!!して妄想した時ね...なんて、下品なんですが...ふふっ、本当に下品なのでコメを控えさせて貰いますね...
- 90二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 08:04:03
このレスは削除されています
- 91二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 13:05:15
- 92二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 13:39:01
一応神経伝達物質の働きを手助けする薬は存在してるけど、モブちゃんの様子からすると一日ごとにまとめて記憶を封印してるみたいな感じなのかな。
- 93二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 13:49:12
- 94二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 20:44:55
このレスは削除されています
- 95二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 20:46:47
慌てたように小走りでやってくる黒髪黒セーラーの少女が見える。
「はぁ...はぁ...すみません...態々連絡をくださって」
「ううん。〇〇ちゃんの大事なノートですからね!無くさなくって良かったです!」
肩で息をする彼女にノートを返す。その際に中身を見たかを聞かれるが、咄嗟に見てないよと嘘をつくとどこか安心そうに「良かったぁ...」と漏らす。うぅ...ざっ罪悪感が...!!
「あっ、そうでした〇〇ちゃん」
ノートを受け取った彼女にハナコちゃんが尋ねる。
「なんでしょうか?」
「先日にも言いましたけど、来週にまた勉強会がありますので忘れずにお願いしますね?」
アレ?そんな約束ありましたっけ?そう考えていると〇〇ちゃんが呆然とした表情の後、ハッとする。
「.......あっ!そういえばそうでしたね!」
そう言うとハナコちゃんは無駄に艶めかしい表情をする。
「皆さんでた〜っぷり"お勉強"しましょうね♡」
「あはは...そ、それでは」
「はい♡また明日」
やや困惑して笑いながらその場を後にする〇〇ちゃん。
「...?ねぇハナコ。私そんな予定知らないんだけど」
「えぇ。だって今初めて言いましたし」
...もしかしてさっきの発言の意図は。
「ハナコちゃんそれって!」
「やっぱり。本当に記憶が無いんですね」
「カマかけか......なるほど。確かに合理的だが...」
やっぱり、本当に記憶障害患っているかを確認する為の行為だったんだ。 意地悪に思えるが、やっぱりハナコちゃんも本当は信じたくなかったんだね。でも、
「うん。もう逃げない。これからちゃんと〇〇ちゃんと向き合っていこう!」
きっとあの子の記憶に残ってみせると、彼女をひとりぼっちにはさせないと決めたのだから。
- 96二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 20:50:47
このレスは削除されています
- 97二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 20:52:05
とりあえずここまでSS書いてみただけど、ss初心者なので至らんことがあっら申し訳ねぇっす。
今後の展開はまだ考え中で書かんかもわからんから。 好評なら頑張るます - 98二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 20:54:18
- 99二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 21:36:40
なんで正実モブちゃんって不憫属性が良く似合うんだろうね
- 100二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 00:02:10
1粒で2度美味しいな
- 101二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 08:14:46
続き楽しみにしてますよ
- 102二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 13:29:29
ほ
- 103二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 19:27:25
保守
- 104二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 19:36:03
そのノートをノリで焼き払うマコト。
- 105二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 20:12:47
人の心isどこ?
- 106二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 20:44:15
ノートが燃えて泣きながら素手で火を消そうとするのか………
- 107二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 21:05:08
エデン条約編のミサイルでノート無くしちゃうんだよね…
- 108二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 00:28:52
危なかったなナギサ様。もし2次試験の爆発でノートが焼失してたらハナコの怒りが本編より更に大変なことになってたぞ.....
- 109二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 09:39:50
このレスは削除されています
- 110二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 17:26:36
- 111二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 17:31:05
焼け焦げてボロきれになったノートを机の中に大切に保管してるんだよね
- 112二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 19:33:00
最高か?
- 113二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 23:29:04
いいね
- 114二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 23:42:19
でも重要なところが思い出せず、頭がいいのになんで思い出せないのか苦しむハナコ。それを見て優しくしてくれる正実モブちゃん
- 115二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 09:23:32
心が締め付けられる…
- 116二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 10:05:05
忘れることに関する神秘とすると、ギリシャ神話のレーテーっていう川ないしは精霊?川の水を飲んだら前世の記憶を忘却される(魂はこれを飲んでから転生する)らしい
- 117二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 10:50:37
"今日は ペロロ様リュックを背負ったベージュ髪の少女、ヒフミさんとどこか表情の硬い銀髪の少女、アズサさん達に誘われてモモフレンズのコラボ店へ足を運んだ。みんなで食べたコラボアイスパフェ(謎に再現度が高い)はとても美味しかったです。それにしても、このノートも書く内容が充実してきたな......というか、ココ最近は何も無い日が少ない気がする!前の日にはコハルさんと一緒に勉強会をした事を、また別の日にはハナコさんと本を読んだり水着徘徊に誘われて逃げた事を書いたり...まるで自分が自分じゃ無いみたいだ。"
"でも書くことが増えるのは、例え覚えてなくともそれだけ充実した日々を送れていると確認出来るということで正直なんだか嬉しい。明日もいい一日になるといいな"
「......え?これほんとに私??」
日記を閉じる。どうやら私は前向性健忘症という記憶障害の様で、今日はその定期検診で病院へと赴いたいた。そこで待ち時間の間に昨日までの日記を少しづつ読み返していたのだが、改めて昨日までの自分は、友人も出来てなかなか濃い日々を送っているようだ。
「〇〇さ〜ん。診察のお時間ですよ〜」
「あ、はーい!」
看護婦さんに呼ばれて診察室へと足を運ぶ。
- 118二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 10:58:59
続きキター!
- 119二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 12:02:27
「だいぶ良くなって来てますね。頭部の外傷はほぼ治ったと言っても良いでしょう」
「ほ、本当ですか!?」
簡単な診察と、認知能力テストを終えた後医者にそう告げられた。
「ただ、肝心の後遺症...記憶障害の方に回復の兆しが未だみられません」
医者が言うには、意味記憶や手続き記憶の損傷はほぼ治ったと見ていいようだが、肝心のエピソード記憶に損傷が未だに残っているそうだ。...正直期待してた分の落胆が大きいけど、まぁどうしようも無いのだからしょうがない。
「外傷が原因であることは間違いないです。それでも治る気配がないのなら、理由は心的外傷、詰まるところ貴女の心が防衛本能によって症状の寛解を拒んでいるのかも知れません」
その言葉に呆然とする。
「私の...心が...?」
なんで?どうして?......ノートに書かれてる日々はどれもこれも楽しそうで、それどころか忘れたくないなんて書いてある頁もあって、拒む理由なんて何も無くてっ!それで、なんで、どういうこと?きもちわるい。頭やお腹がぐるぐるする。
「〇〇さん?.....〇〇さん!落ち着いてください!」
医者の声掛けでハッとする。自分の息が荒い。
「あくまでも可能性、可能性の話です...ですがそうなのだとした場合、貴女の脳は、多大なストレスに耐えることよりも、記憶を消し続けることで自分を守っているのかもしれません」
自分を...守る......?つまり、過去にそれだけ強烈なトラウマを刻みつけられたということなのだろうか。
「それは......」
ですが、と医者は続ける。
「治らない訳ではありません。大事なのは、心の傷の原因を見つけて、しっかりと向き合う事です。」
飽くまでも仮説なので頭の片隅に留めて置く程度にして構いません。そう医者は言ったが、その日の私は、嫌に会話がこびり付いて離れなかった。
- 120二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 18:37:59
- 121二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 18:45:31
便利屋日誌に出てきた洗脳塾の酷いバージョンで記憶を封じちゃうような事があったんじゃないかな……
- 122二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 20:50:44
タイトル詐欺に引っかかっちまったよ...クソッタレめ!!(褒め言葉)
- 123二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 23:46:10
補習授業部ってことはエデン条約編と絡むんだろうけど......ベアおば原因だったりしねぇよな?
- 124二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 08:19:13
いつから記憶障害になったんだろう
- 125二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 18:28:21
ミサイルで日記焼ける概念いいな...()
- 126二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 00:17:55
ほ
- 127二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 12:14:55
ほ
- 128二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 12:21:19
エデン後にミカを庇う正実モブちゃんの大切なノートをビリビリに引き裂くトリカス
- 129二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 16:21:53
「……」 「ねぇ…」
私の記憶障害が未だに治らない原因が私の心に問題がある可能性が高いらしい。朝この内容を読んだあと、何かヒントが無いかとこの日記を含む部屋に保管している何冊もの備忘録やスマホのフォルダーを探ってみたがどうにもそれらしいものがみつからなかった。それでも何か妙に引っかかる。気づけば私は自己分析のようなものをしていた。
あれ、、、そもそも私なんで正義実現委員会に入ろうと思ったんだっけ
「ねぇってば!」
「……っは、はい!なんでしょうか」
横を見れば私より少し背が低い位の桃髪の少女が心配そうにこちらの顔を覗いていた。
「大丈夫?あんた最近なんか変よ?」
「あ、あははは……お気遣いありがとうございます。…ただ最近ちょっと寝不足みたいで」
いけない、すぐに記憶と顔が一致しなかった。
「何かあったら相談くらい乗るわよ。勉強に付き合ってくれたお礼もあるし……それに!その、私達友達じゃない」
「とも、だち…えへへ、そうですね。ご心配おかけしました!」
友達……友達、かぁ…想像もつかないな。ねぇ、コハルさん。貴女にもし私のことを打ち明けて、それでも友達でいてくれますか?
・・・なによ、苦しいんなら、悩んでるなら話してくれてもいいじゃない。わかってる、これは私のエゴ。だからまだこの声は心の中にとどめておくべきなんだ。
「あの、コハルさん」
背後から声を掛けられる。振り向くと、いつの間にかハスミ先輩が後ろにたっていた。
「ハスミ先輩?どうしたんですか」
「いえ、大したことではないのですが、その、○○さん…彼女は補習授業部の皆さんと仲良くされてますか?」
「は、はい!それは勿論」
「そうですか…!良かった」
どこか安心したように。言葉を漏らすハスミ先輩。。。そうだ、ずっと気になってたことがあるんだ。補習授業部に入れられたときからずっと考えてて、あの時、秘密を知ったときどうしても聞かないといけないと思ったことが。
「あ、あの!ハスミ先輩に聞きたいことがあるんです」
ハスミ先輩は何でしょうと首をかしげる。
「なんで、○○を私といっしょに補習授業部に入れたんですか?」 - 130二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 16:24:44
- 131二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 19:28:57
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- 132二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 19:45:17
がんばれ〜いつでも待ってますよー
- 133二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 23:44:01
これ以降の展開見てて思ったんだけど、この概念では記憶障害が治った後でも皆に書いてもらったノートに毎日その日あったことを追記して大切に使っていると良いと思った。
必要だからするんじゃなくて、そうしたいからするんだ.....
- 134二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 08:15:54
気長に待ってるよ
- 135二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 09:44:58
「だって、アイツは私なんかよりずっと成績が良いです。それに、普段の素行に関しても特別悪い様には見えません.......何か別の理由があると思ったんです」
「それは...」
そうだ、成績の高さを見込んで指導係として入れるにしたってあの子よりずっと成績のいい生徒なんていくらでもいる。彼女が補習授業部に入れられる理由が無い。......それこそ、彼女の事情を知っていない限り。
「......○○の記憶障害に関係があるんじゃないですか?」
「!!コハルさん、何処でそれを?」
「やっぱり、知ってたんですね」
鎌をかけてみればハスミ先輩は、驚いたように目を見開く。
「その件については私から話がある」
不意に声がした方へと体を向けると、いつの間にかツルギ委員長が目の前に立っていた。
「ツ、ツルギ委員長!?」
唐突に現れたツルギ委員長にびっくりして声が上擦る。けど、まさかとは思ったけどやっぱりツルギ委員長もこの事は知っていたらしい
「人目が付かない所がいい。出来れば○○を除いた他の補習授業部のメンバーも呼んできてくれコハルが知ってるのに他が知らない訳が無いからな」
私は、委員長に言われるがままに補習授業部の皆に電話をかけた
- 136二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 15:06:16
ほ
- 137二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 22:03:14
しゅ
- 138二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 03:02:38
その頃には無敵メンタルになってそう...(小並感)
- 139二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 08:15:13
真実を知る時がきた…
- 140二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 19:17:28
ほ
- 141二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 20:10:49
苗字くらい決めてやったって…と思ったが、苗字がないからこそこちらで固定出来るものがない、語りようがない(◯◯としか言いようがない)、記憶したって誰かわからないからコレでいいのかもしれない
- 142二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 20:22:21
これ何が酷いって記憶ないし記録の持ち越しだけなら自分含めて関わった人の情報を機械的に特徴だけ残しておいたら引き継ぎになるんだよね。
本当にそれは貴方自身か?という根本的な謎を置いておいて - 143二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 04:53:16
保守
- 144二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 15:25:33
ほ
- 145二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 18:14:48
「......なるほど。正直、あまり褒められる行為では有りませんが、この際良しとしましょう」
集められた私達はどういった経緯で○○ちゃんの記憶障害のことを知ったのかをハスミ先輩に説明した。
「それで、なぜツルギ委員長は○○ちゃんの事をウチに配属させたんですか?」
ハナコちゃんがそう聞くと1呼吸置いて話し出す。
「知っての通り、補習授業部はトリニティの問題児達を集めて隔離。裏切り者を炙り出すために桐藤ナギサが設立した部活だ。ここまではいいな?」
皆一様に頷く。
「.....アイツもその内の1人。アズサ、お前と同様に"元アリウス生"として内通者の疑いがかかっていたらしい」
詳しいことは私も知らないがな。毒づくツルギ先輩。
「○○ちゃんが...元アリウス生...?」
そんな話初耳だった私達は自然と同じアリウス出身のアズサちゃんの方へと顔を向けた。
「.....いや、すまないが見た事は無い。あったとしても彼処では他人を気にかける余裕なんて無かったから」
「アイツが正義実現委員になった理由も、出自が理由で酷いいじめに遭っていたのをハスミが見かねて庇護する形で引き入れたからだな」
「そんな...っ」
どんどん出てくる情報の量に頭が混乱してくる。まさか、○○ちゃんが虐められていたなんて。
「○○ちゃんが記憶障害に苦しんでるのは、頭部への強い損傷があったからと日記で見ましたが、それ以上に○○ちゃん自身が心に蓋をして閉まっているから...かもしれませんね」
ハナコちゃんがそう言い出すと、頷いてからハスミ先輩が答える。
「......私があの子を補習授業部に入れたのはティーパーティーからの命令もありますが、それ以上にあの子の心の傷を癒せる、苦楽を共有できる仲間を作って欲しかったからなんです」
隠しててごめんなさいとハスミ先輩は頭を下げた - 146二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 04:42:57
保守
- 147二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 15:34:40
自分の知らない自分なんて、赤の他人とどう違うのだろうね
- 148二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 23:18:00
ほしゅ
- 149二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 10:31:08
記憶障害になるレベルの怪我ってなると、頭部を集中的に撃たれたか何かしらの破片でも直撃したか
- 150二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 21:41:03
ほ
- 151二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 21:42:19
元アリウス生と疑われていたっていうことは、もしかして途中から転入してきたとか…?
- 152二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 21:56:55
「......アイツは弱いが、他の奴が余りやりたがらない様な色んな雑務や事務処理を進んでやってくれた」
「それに、仲間内からも怖がられる様な私に『強くなりたい』『足を引っ張りたくない』と頭を下げた事だってある。優しい子なんだ。だからその、なんだ、これからも仲良くしてやってくれ。頼む」
ハスミ先輩の謝罪に合わせツルギ先輩も頭を下げた。
「あ、頭を上げてください!」
「......御二方が○○ちゃんの事を思って行動を起こしてくれたことは伝わりました」
ハナコちゃんが言う通り。ハスミ先輩やツルギ先輩にも。彼女たちなりの思いやりが、○○ちゃんを大切に想う心がある事を知った。だから、私も応えなくちゃ。
「私達日記を読んだあの日から決めたんです!...○○ちゃんが心から笑顔になれる用に皆で支えるって。だから...安心して任せてください!」
「はい...!○○さんのこと、どうか宜しくお願いします......!」
「いい仲間、いや。友達が出来たんだな。アイツにも」
ツルギ先輩がどこか感慨深そうに呟いた。
あんな優しい子が、自分より人を優先できるような子が、理不尽に苦しんでいい訳がない。
時間は掛かるけど待っててね。何があっても、私達はずっと貴女の味方だから。 - 153二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 21:57:31
このレスは削除されています
- 154二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 22:03:58
ちょっと話が無駄に冗長になりそうだから展開巻くね
- 155二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 07:09:34
遂にこの子の過去が!
- 156二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 12:35:56
"最近の日記はネガティブな書き込みが少なくなっている。昨日の私もとても楽しそうにしていたようだ。補習授業部の皆と出会う前とは大違い。...いつかこの日記が、備忘録じゃ無くてなって、クスッと笑える黒歴史になるといいな"
"今日はなんだかとても頭がいたい。熱が出てて思考も霞みがかっている...記憶が戻りつつある証拠なのかな。そうだったらうれしいかな。すごく眠い。"
"明日はエデン条約の調印式があるらしい。警備が出払ってて裏方の回しが欲しいとの事で今回私は、先生の案内と裏方仕事をツルギ委員長に任された。表立つ訳じゃないけど。とても大事な仕事だ。目覚ましを何時もより早く設定して、それとメモ書きも用意してすぐに日記と手順書を読み返せるようにしなきゃ。おやすみ私。頑張れ私"
......あー、やばい。身体中がいたい。何があったんだっけ。私、何してたんだっけ。
......そうだ、今日は調印式のお手伝いで色々回ってて...そしたら突然爆発が起きて...ギリギリ意識飛ばなくて良かったぁ。こんなところで記憶飛んでたら絶対やばかった。
「いたッ!○○さん!無事ですかッ!今助けます!」
ぁ、ハスミ先輩、よかった。無事そうだ...。瓦礫が取り払われてようやく身動きが取れるようになった...そうだ、私の事なんかいい。先生は、先生は大丈夫なのだろうか。
「せん、せ」
辺りを見渡すと多少の怪我はあるがおおよそ無事の先生そのそばにいるツルギ委員長、そしてゲヘナの風紀委員長らしき少女がいた。良かった...あの二人がいるなら大丈夫そうだ。
ほっとしたのもつかの間、こちらを取り囲む様にガスマスクをを身につけた生徒たちが現れた。
状況を見るに、どうやら彼女達がこの惨状の元凶らしい...なんでだろう。彼女達を、特に真ん中にいる子を見てると嫌に胸がざわつく。私はあの子をしっている...?
「...なるほど。つまりこの状況、貴方たちアリウスの仕業だと考えて良いでしょう」
アリ...ウス.....?
「...っ゛!?...ぅぁ゛あ゛っ」
「○○さん!?」
いだい゛、あたまが、割れる゛...!
一瞬のうちに私の頭には色んな映像が早回しの用に流れてくる。そこに居たのは...今よりずっとボロボロで、酷い顔をしているけれど紛れもなく私だった。......あぁそうだ、私は。 - 157二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 19:34:12
保守
- 158二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 05:21:14
保守
- 159二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 14:31:58
ほ
- 160二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 23:40:27
む
- 161二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 01:33:58
- 162二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 08:09:15
ベアおばめ…
- 163二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 18:52:33
ほ
- 164二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 01:38:25
保守
- 165二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 08:14:35
ほ
- 166二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 09:12:49
一瞬に思えた時間だが、意識が浮上するとそれなりに時が過ぎていたようで気づけば現場から離れた場所で寝かされていて、包帯やガーゼで簡単な応急措置がなされていた。
...だめだ。
「いか、なきゃ」
どこへ? 何しに? そんなボロボロで?
頭が混乱する。
うるさい。行かなきゃいけないんだ。ここで動かなきゃ、きっと後悔する。そんな直感めいた想いだけが衝動的に私の足を動かした。
いやに重たい足をどうにか引き摺りながら、痛々しい戦闘痕が残る道を頼りに進んで行く。
どれくらい歩いただろうか、少しずつだが銃声が聞こえてくる...
音の方に向かって足を進める。少しずつ聞こえていた戦闘の音は次第に大きくなり、やがて先生の姿が見えた。
だがそれと同時に、アリウスの生徒と思しき少女とガスマスクをつけた生気のない少女達が皆を待ち構えるように立っていた......嫌な、予感がする。
気づけば私は自分の限界さえ無視して強く駆け出していた。
予感があたったのか、先生の前に立つ帽子をかぶった少女が銃口を先生に向けて.....
「だめっ!!」
最後に聞こえたのは、鈍く重い銃声だった。
_______
''.....え?''
「何?」
私は、この時ほど自分の無力を呪った事はないだろう。
サオリから放たれた弾丸は自分を穿つことなく、その代わり目の前には酷い怪我を負い身体中が傷だらけの少女が覆い被さるように横たわっていた。私はその少女に見覚えがあった。
"っ!大丈夫!?しっかりして!!"
声を張り上げる。なぜ彼女がここに、いつ、どうやって。そんな一瞬の疑問は、目の前の少女の姿を見れば吹き飛んだ。
私のせいだ。私が不甲斐ないせいで、この子を傷つけてしまった。
「ならばもう一度」
「させないッ!」
その後、再びこちらを撃とうとするサオリを遮るように。復活したヒナがデストロイヤーによる掃射を行い、その隙に自分と正実の少女を連れ、セナの乗ってきた救急車で逃げる事に成功した。 - 167二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 17:08:51
ho
- 168二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 02:36:52
ほ
- 169二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 08:14:52
先生を護ることはできた…か
- 170二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 18:32:31
保守
- 171二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 23:02:06
早めの保守
- 172二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 08:28:05
ほ
- 173二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 19:36:25
落としてはならない
- 174二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 22:11:52
あぁ…先生が曇っちゃう…
- 175二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 01:11:42
「〇〇ちゃん!!」
唯一自由の効く私は〇〇ちゃんに会いに急いで医務室へと向かった。
"ヒフミ..."
扉を開いた先には、沈んだ顔で項垂れている先生と病床に眠らされている、体に沢山の治療した跡が見える〇〇ちゃんの姿あった。
思わず彼女の体を揺すってしまう。
「起きて起きておきて...起きてよぉ...!」
必死に呼びかける。嫌だ、こんなさよならなんて無いよ...まだ日記を残せてないのに。
"すまない。私の、せいなんだ"
ハッとする。そうだ、私はけが人になんて事を。今にも死にそうな顔をしていた先生が口を開いた。
"私があの時動けなかったばかりに、生徒を傷つけてしまった。私は...先生失格だ"
「...先生は悪くありませんよ」
〇〇ちゃんの事を我が身の様に心を痛めてくれている。 そんな人が先生失格なわけが無い。
「...そうだ!日記ッ、〇〇ちゃんの日記帳は!?」
〇〇ちゃんの来ていた服や鞄を探るが、それらしい物は見つからなかった...
"ど、どうしたのヒフミ?"
「...〇〇ちゃんは、前向性健忘障、記憶を1日しか保持できない記憶障害があるんです」
"なんだって!?"
私の告白に、先生は驚愕の表情を見せる。
「だから毎日日記を付けていて、それなのにどうしてノートが...」
「その事についてですが...」
いつから聞いていたのか背後から看護服を身にまとったゲヘナの少女が現れた。
"彼女は氷室セナ。この子の治療をしてくれた子だよ"
その言葉を聞いて直ぐに助けてくれてありがとうと頭を下げる。
「いえ...彼女の障害についてはそちらの救護騎士団の団長から話を聞いています。それで、〇〇さんの日記帳なんですが...」
そういって気まずそうに見せたノートは焼け焦げ、中が見られなくなっていた、
「どうやらあの爆撃に巻き込まれてしまったようで、発見された時には既に...」
あまりの動揺に、膝から崩れ落ちてしまう。
「酷いよ......こんなのって...あんまりだよぉ」
私は人目を憚らず泣いてしまった - 176二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 01:16:21
_____夢を見ている。
夢の中での私は古びた廃墟のような空間で私は殴られ、蹴られ、見せしめるかのように、ボロ雑巾になるまで痛めつけられていた。
他の生徒たちよりも鈍臭い私は、あの悪魔に虐げられる生徒たちの中でさらに軽蔑の対象。
全てが虚しいと諦められていれば楽になれたのに、どこまでも弱かった私はそれでもこの"日常"が嫌で、明るい"非日常"が欲しかった。
_________夢を見ている。
その光景は命からがらトリニティに亡命した頃。 やっと地獄から抜け出したと思った、これで普通の幸せを手に入れられると思った。
待っていたのは陰湿ないじめの日々。時には頭に大怪我を負わされることもあった。
仲間内を大事にするお嬢様達は、私という異分子が居ることを許さなかった。
そんな時ハスミ先輩に拾われて正義実現委員会に入り、少しずつだけどいじめは減っていった。
_________夢を見ている。
補習授業部に入れられてハナコさんに、コハルさんに、アズサさんに...そしてヒフミさんに出会った。 皆優しくて、こんな私を友達と呼んでくれて...そこからの毎日はとても幸せだった。
他にも色んな夢が目まぐるしく現れていく。
わかっている。これは夢なんかじゃない。私の記憶。 消えたハズの、取り戻すことの無い思い出達。
なんで?どうして覚えているの?
そんな疑問に答える様に変化が訪れる。
「それは、貴女が無意識に自分の過去と向き合おうとしてるからだよ」
気づけば目の前に"私"が立っていた。
「初めまして...と言うべきかな?"ウツホ"ちゃん」 - 177二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 01:17:28
「もう自覚してるだろうけど、"私"は、平凡なトリニティ生〇〇は。頭に大怪我を負った時に、辛い過去に耐えきれなかった貴女自信が創りだした偽りの記憶」
そうだ。私は〇〇なんて名前でも、元からトリニティに在籍していた訳でも無い。
「夏椿(なつばき)ウツホ、それが私の本当の名前。」
ここはきっと、夢の中じゃなくて私自身の心の中。じゃあ、目の前にいる"私"は......
「貴女が生み出したもう1人の自分。まぁ、感情の受け皿みたいな感じですかね」
そっか.....貴女が私を守ってくれてたんだね。記憶をリセットし続ける事で。
そう言うと、彼女は、〇〇ははにかむ様に笑う。
「それが、私の存在意義ですからね」
今なら分かる。そうでもしないときっと私の心は壊れていたのだろう。でも、今こうして彼女と対面しているのは
「えぇ。現実に向き合おうと足掻く貴女にこれを渡したくて」
そう言うと〇〇は、やけにボロボロになった1冊のノートを渡してきた。これは...?
「今の貴女は、私が居るからこそ冷静にこの事実を受け止められています。ですがこのまま全ての記憶を解放して目覚めさせれば、きっと貴方はまた心を閉ざしてしまう」
「これは夏椿ウツホの集大成。貴女の記憶そのもの。心に空いた穴を少しづつ埋める様に、ゆっくりとページを開いて思い出して下さい」
そう彼女が告げると同時に、その背後に扉が出現する。
「さあ、行ってください。貴女を待ってる人がいるでしょう?」
うん...わかったよ。 今までありがとう〇〇。さようなら.....いや、行ってきます!
「.....いってらっしゃい。叶うことなら、これが私と貴女の、最後の出会いである事を」
笑顔で見送る彼女を背に、私は扉を開いた。 - 178二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 09:37:27
ついに、記憶が戻る時がきたんだね…
- 179二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 21:11:38
ほ
- 180二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 08:34:56
ほ
- 181二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 19:35:34
ほ
- 182二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 06:37:39
ほしゅ
- 183二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 15:05:47
ほし
- 184二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 21:31:10
一瞬ウツボちゃんって書いているのかと思ってしまった…
- 185二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 08:18:39
保守
- 186二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 18:12:48
〇〇ちゃんが倒れて何日たっただろうか。
アリウススクワットが引き起こした襲撃事件は解決し、バラバラになった補習授業部のみんなも戻ってきました。けれど、貴女だけがもうずっと目を覚ましません。
ミネさんが言うには命に別状は無いとの事ですが、それでも、ずっと眠ったままの貴女を見ているととても不安になります。 もう二度と目を覚まさないんじゃないかって。記憶が無くなったって、初めましてになったって、また1から思い出を作っていけばいい。贅沢は言わない。ただ、今は〇〇ちゃんに目を覚まして欲しい。話したい事、沢山あるんです。
コハルちゃんだって、アズサちゃんだって、ハナコちゃんだって...みんな貴女に会いたいんです。
そんな思いを胸に秘め、病室のドアを叩く。
「〇〇ちゃん!...入りますね?」
『は、はい...!どうぞっ』
...まさか、そんな想いに駆られ、つい勢いよく扉を開けてしまった。
「「...あっ」」
〇〇ちゃんが、起きている。無事でよかった、心配した、もう大丈夫なの......かけたい言葉があるのに喉につかえる様に出てこない。 覚悟はしたはずだ、それでもいいと思った筈なのに
『誰ですか』この一言で返されるのが怖くて、声をかける勇気が出なかった。
ぽんと肩に手を置かれる
「大丈夫、私達が着いてます」
ハナコちゃんが声をかけてくれた。.....ありがとう。なけなしの勇気を振り絞って声をかける。
「あ、あの!...わ、私達は「ヒフミ...さん?」
「え」
いま、なんて
「コハルさん、ハナコさん...アズサさん...みん、な...!う゛ぅ、ひぐっ」
「〇〇ちゃん!」
衝動的に私は〇〇ちゃんに抱きついた。
覚えてる、〇〇ちゃんが私達のことを...覚えてる......!
「〇〇...」
「なによぉ...しんぱい、させんじゃないわよ」
「よかった...本当に...良かった...!」
涙を流す〇〇ちゃんにつられて次第に私も涙が止まらなくなった。気づけばみんなも安堵と共に涙を浮かべていた。
「う゛あ゛あ゛ぁ゛〜ん゛よ゛がっだよ゛ぉ゛〜」
〇〇ちゃん以上に大泣きする私を、彼女は優しく抱き返して、こらえるようにすすり泣いていた。
「ヒフミさん...ヒフミさん...!!!」
欠けていた時間がゆっくりと埋まっていく気がした。 - 187二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 18:17:22
今、手で押えてて分からないけど多分今自分の顔は真っ赤だと思う。
「......」
「あ、あの...〇〇ちゃん...?」
眠っている間に誰かと話をしていた覚えがある、殆ど覚えてないけれど。なんで皆の顔を見た途端、フラッシュバックの様に今までの記憶が戻ったのかは分からない。けれど、これだけは言わせて欲しい。
「.....うぅ、穴があったら入りたい...」
ま、まさか私の記憶障害の事がとっくにバレてたなんて...!しかもノートの入れ忘れが原因とかいくらなんでも恥ずかしすぎる。
「ご、ごめんなさいっ。今まで黙ってて」
「い、いえ。私の不注意もありました...ので、気にしないでください」
まあ、たとえあの時に打ち明けてくれたとしても次の日には忘れてたと思うし、多分バレたことも日記に書かなかったと思うから正しい判断だったと思う。
.....あ、そうだ。
「あの、皆さんに改めて自己紹介させてくれませんか?」
思い切って打ち明けるとみんなはキョトンとした顔で此方を見てくる。
「自己紹介...ですか?」
「はい。なんでか、私もさっき思い出したんです。自分の本当の名前を」
実際思い出したと言っても、補習授業部で活動して以降の記憶と自分の名前が〇〇じゃないってことだけで、それ以外の記憶はまだ戻っていない。それでも、皆には本当の私を知って欲しいから。 だからこの名前を私は告げる。
「"初めまして。私は、夏椿ウツホです!!"」 - 188二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:21:02
ほしゅ
- 189二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 01:59:39
よかった...
- 190二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:27:31
これで本当の意味で友達になれたね…!
- 191二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 18:08:50
なぜなにウツホちゃん
・なんで名前伏字にしてたの
ウツホちゃんは前向性健忘になる前に、いじめに耐えかねてアリウスだったころ、そして正実に入る以前の記憶を自ら封印、改竄してた。
なので、自分でも本当の自分を忘れてるって意味で偽名じゃなくて伏字で表現した。
・名前の由来
夏椿→初夏に咲く花で朝に花開いて夕方に落花する1日花から。つまり前向性健忘の暗喩的な感じ。
ウツホ→空、うつろの別称
記憶が戻る前なら空っぽ、空虚って意味で、記憶が戻った後ならまっさらな自分。ゼロからスタートって意味になるように考えてみた。 - 192二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 01:54:43
ほ
- 193二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 13:16:40
ウツホちゃんのようやく進み始めた時間に幸運あれ!
- 194二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 18:22:56
感動した!
- 195二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 19:38:48
続きはない感じかな?
- 196二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 21:29:43
- 197二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 07:14:28
感想スレ作ったらウツホちゃんと絡まなかった別の学校の子との概念出てくるかも
アビドス組とか - 198二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 08:57:04
お、いいね。立ててみる?
- 199二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 10:01:21
- 200二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 12:24:19
最後