ここだけダンジョンがある世界の掲示板イベントスレ(外伝)

  • 1二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:28:17

    このスレはここだけダンジョンがある世界の掲示板の番外編みたいな物です。

    設定的には既に終わった出来事の記録、と言う感じですのでリアクションやRPなどをする場合はそれを前提に行って下さい。


    ちなみに以後超兵器は登場しないので……
    超・超・超インフレ武器の総出演となっています

  • 2二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:29:40

    ※言語は翻訳しております
    【ここはトルメニア錬金精錬所三次元支店】

    『……やはり花はいい……』
    【店主が花を眺めていると────】

    【対星艦砲アーマー】
    【対神性鏖殺用生体骨格複合銃】
    【対神性鏖殺用生体骨格近接兵器】
    【次元相違解消型防御貫通フィールド】
    【その他破格の兵器群】


    【どれもこの店で売られていた商品を装備した複数人が突然押し入ってくる】


    【いち早く“世界線予言機”にて襲撃を察していた店主によって広報は避難済】
    【両者が相対する】

    『いらっしゃいませ……何かトラブルでも……』

    「そのですねェェェ!」
    「この装備の設計図───及びに製造過程の文献……我々にお譲りになりませんか?」

    【花を蹴散らし銃口を突きつける】

    「解析しようとしても“保護”されてるじゃないですかァァァァァ……何で?」

    『……』
    『決まっているだろう……技術の保護だ……』

  • 3二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:31:56

    「技術の保護ねェェ!!確かに大切だッッッ!!」

    「でもォォォ…」
    「この技術で助かる人は多く増えますよォォォォ?見殺しにするんですかァァ??」

    『……』
    『如何にも……この技術が普及すれば多くの者が救われるだろう……』

    「でしょ…」

    『だが』

     
    『救われる者よりも救われ“ぬ”者が増える……既に“コレ(世界線予言機)“で確認済だ……』

    「ふゥーン……」


    「なら消えろ」

    【一瞬の出来事だった】
    【その頭部────遅れて全身に穴が空く】

    『……』
    【その場に倒れ伏す】

  • 4二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:33:03

    「黙って寄越せば良かったのに……ゴメンねおじいちゃン?」

    「さて……全部持っていけー」
    「邪魔するヤツは構わんー」

    「全部持って帰るぞー」

    【店に侵入し次々と商品を掻っ攫う】

    「うお!激レアの異工妖精じゃん!確か洗脳装置があったよな!アレで連れてけ!」

    「へぇコレは……次行く店での襲撃に使えんなぁ?」

    【そして店内が全て空になり───】
    「んじゃ失礼…」

    【帰ろうとしたその時である。】

  • 5二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:34:08

    『愚かな塵の集合体ども……』
    『“我が子”を持って何処へ行く……』

    「!?」
    【振り返ると───】
    【全くの無傷の状態で直立しているル=ヲムの姿があった】

    「……」
    「……ちょっと驚いたがァァァ──────蘇るのは想定内でしてェ!!!」
    【対神性用の特性弾丸を再び放つ】

    【本来、上位の神性存在が自身よりも“下”の次元に降下する際、必ず大幅に“弱体化”するのが定めだ。】
    【ましてや対神性の弾丸など弱体化した身体に喰らえば、恒久的な消滅も有り得る】

    【だが例え弱体化しようと─────】


    【強い者は強いのだ】

  • 6二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:34:56

    「え゛っ゛!゛?゛」
    【まず“何か起きたのは”弾丸を撃った男】
    【正確には───“撃てなかったが”】

    「お、俺の指……身体がァァァ!!!!」
    「あ゛あ゛あ゛ああ゛あああ゛あ゛アァ゛ァァァ!!!嫌゛だァ゛ァ゛ァァ゛ァ!!!!」

    【対星艦砲アーマー】
    【文字通り弩級星艦隊の砲撃をも耐え、
    状態異常へ対する耐性もあるまさに“無敵”のアーマーである】

    【が】

    【このアーマーの特性に“抜け穴を作る”兵器が存在する】

    『それがこちら……』
    『《概念付与式脆弱化“特異点”》』

    『《一切の》干渉が不可能や……』
    『《どんな》攻撃だろうと避ける……』
    『《全て》を破壊するなど……』

    『《完全》に穴を空け《不完全》にするのがこの商品だ……』

  • 7二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:35:48

    『そしてこちら……』
    『《素粒子崩壊微塵爆弾》……』
    『相手を分解するシンプルな爆弾……当然“実体が無くとも”効く……』

    『“抜け穴”と“コレ”を使って仕掛けさせて頂いた……』
    【名称不明な“仕掛け専用装置”をカシャカシャと手で回す】

    「嫌だァ゛ァァ゛ァ゛………ァ…」
    「ひィッ……!」
    【分解されアーマーごと塵に帰る】

    『さてお次は……』
    「さっきぶんどったヤツで殺せェ!!早く!!」
    【一人が異工妖精を放ち】
    【背後の二人がドローンを放つ】

    【名称∶異界工学製疑似妖精ロア】
    【架空・幻術・夢などの“非実在の正体不明の事象”を現実に引き起こす強力な権能を持つ妖精】

    【名称∶対攻勢要塞制圧用ドローン】
    【巨大要塞を単独で制圧なドローン。五十EMPフィールド・対艦水陸両用ミサイル・一定以上の力が加わると転移する機能付き】

  • 8二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:37:00

    【要塞をも単騎で沈める水陸両用ミサイルが三発発射され───】

    【“実在しない正体不明の異常現象”が発生、正体不明の何かが取り込みに掛かる】

    【が】
    『まずはこちら……』
    『《対“不明”用生体手榴弾“EX”》……』

    『効果は……その稚拙な五感で確かめろ。』
    【手榴弾が弾けると───】
    【“正体不明の現象”が根から崩壊する】

    【驚いた妖精に“名称不明の何か”を見せる】
    「……!」
    『そうだ……やはり洗脳か……』
    【妖精が正気に戻る】

  • 9二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:38:11

    『そして…』
    【紹介する前にミサイルが着弾】
    【大規模な地盤の崩壊と凄まじい熱に周囲が包まれる】

    「やったか!?」

    【が】
    『……こちら』
    『対理論霧散魔導フィールド』
    『異常科学反応……科学反応……未来科学反応によって引き起こる破壊的事象を“霧散”する装置だ……』

    「な、な…何だってそんなピンポイントな物を持ち歩いてるんだよッッ!!?!?」

    『最初に“世界線予言機”で予知したと言っただろう………?』
    『ならば───』

    『お前達の“盗んだ子”も知っていると言う訳だ……』
    『故に“ピンポイントで刺さる子”をお前達が来る前に準備することなど容易……』

    「ま、まさか俺達は……最初から…最初からァ……!」


    「『詰んでいた……』」


    『と言う事だ……』

  • 10二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:39:14

    【周辺被害が出ないよう空間を隔絶】
    【そして─────】

    【工業用クラスⅫ等級惑星裁断機】
    【対特異用相互的多重次元断裂メス】
    【銀河熱量変換式火炎放射器β】
    【特異点充填型恒星レーザー砲】
    【真空崩壊型反乱鎮圧破壊フィールド】
    【原理不問型移動阻害装置】
    【ベルベノン=マックス式終焉理論砲】
    【対万物反逆種鎮圧用五感麻痺装置】
    【水冷式零下限突破温度再現氷風機】
    【素粒子物理学的崩壊力場生成光】
    【超光速亜空間経由飛翔型ミサイル】
    【充電式寄生卵射複合銃】
    【対摂理遮断型生体骨格アーマー】
    【ケルンカ・イコリー貫全槍】

    【他 八十を超える全兵器をフル装備】

    『これは我が子の為……』
    『悲しき狂者を鎮めるため……』

    『そして……全てをやり直す為だ……』

    【全てが光に包まれ────】
    【全てが“真の意味で”消し飛んだ】

  • 11二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:41:01

    【それから少し経過して─────】

    『広報よ……』
    『この三次元での兵器商売は……難しいかもしれんな……』
    【互いの威力で消し飛んだ兵器の残骸を片付けながら言う】

    「え……!?」
    「さっき支店を出すって言って帰ったばっかじゃないですか……!」

    『……』
    『確かにそうだが……』
    『我々の兵器は確実に人を狂わせる……』

    『実際────あやつらも被害者だ……』

    『そして何より……今は創り直す気力が無い……』
    「……そうですか。」
    「私は別にいいですけど……」

    『……』
    『そうか……』
    『武器も兵器も全て消えた……』
    『つまり今なら……何でも“イチから”始められるのだが……何をすれば良いか……』

  • 12二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:46:16

    「じゃあ……花屋やりますか?」
    『うむ……って何……?何故花屋……』

    「いや……花好きじゃないですか……」
    『……』
    「凄─────く才能が勿体ないですが……いいんじゃないんですか……勿体ないですが……」

    『その……すまない……』
    【ペコペコ謝る】

    「では……宣伝としていつも持ってるソレ(記憶媒体)に言いますか……」

    『うむ……』
    『と言うことでこれを見た知性体諸君……以後我々は花屋として新生する……よろしく頼む……』
    「コホン……では皆様……是非ともトルメニア生花店にお越しあれ……」


    【ペコリと一礼した所で再生が終わった】
    【後にセントラリアの商店街の片隅にひっそりと花屋が出来たのは別のお話である】

  • 13二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:47:33

    (いっそ清々しい程のインフレ嵐……!!)

  • 14二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:48:06

    稚拙な文ですが……
    これで一先ずはフィニッシュです……

    以後花屋としてちょこちょこ出たり出なかったりするのでどうぞヨロシク……

  • 15生態観測所 職員22/03/04(金) 22:50:02

    「……世は全て事もなし、でしたか」
    【これで良かったのかもしれませんな……と思いながら珈琲啜ってる】

    おつです

  • 16二次元好きの匿名さん22/03/04(金) 22:51:36

    >>13

    (インフレ気味の設定だけ組んだ兵器を出したい……と思い書きましたね……最終回限定フォームでございます……)

  • 17〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/03/04(金) 22:59:25

    まさにてんこもりフォームでしたね……

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