【閲注】相澤先生関連のSSを書いていく・12

  • 1124/12/01(日) 15:50:12

    相澤先生最推しで雑食なスレ主が先生関連のSSを書いていく
    CP無夢クロスBLNL左右非固定何が飛び出てくるかわからねえ 覚悟してくれ
    CP関係はBLは右寄りでNLは左寄り

    現在絶賛職場が修羅場なので更新速度遅め
    平日の昼間は来れないので雑談がてら保守をしてくれるととてもとても助かる

    今はポケモンxヒロアカのクロスオーバーを書いているのでポケモンスレみたいになることもしばしば
    世界観についての感想とか色々もらえるととっても嬉しい
    そんなこんなで12スレ目もよろしくお願いします

  • 2124/12/01(日) 15:50:31
  • 3124/12/01(日) 15:50:49
  • 4124/12/01(日) 15:51:18
  • 5124/12/01(日) 15:52:23
  • 6二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 15:53:18

    たておつ

  • 7124/12/01(日) 15:57:31

    前回までのあらすじ

    色違いリオルを発見した緑谷と麗日
    相澤の持っていたモンスターボールに懐くリオルを見て彼がトレーナーになるのが良いのではないかと提案するが拒否されてしまう
    心操も交えて話を聞くとどうやら相澤には過去に相棒ポケモンのゲンガーが居たらしく既に死んでしまっているらしく──?

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 15:58:06

    たておつ!
    続き楽しみ!

  • 9124/12/01(日) 15:58:27

    「じゃあ今ゲンガーはどこに?」
    「ぁ……」

    「死んだよ」

     緑谷が止める間もなくされた質問と返された返答に、室内が凍り付く。聞いていただけの心操も表情を硬くした。
     死。大戦を経て以前よりも身近になってしまった言葉に質問を投げかけた麗日は顔を青くする。緑谷は麗日を見たが、言葉をかけられずに押し黙る。
     隣に座った心操が無言に焦って緑谷に訊いた。
    「緑谷はわかってたのか」
     緩く首が縦に振られる。
    「確証は……なかったけど」
     頭の中で書き溜めたヒーローノートを思い出す。当然、ヒーローの相棒ポケモンも一緒に書いてあった。
     上手いとは言い難い相澤の人物画の横に、この冊子に描かれているポケモンを描いた記憶がよみがえる。
    「イレイザーヘッドを調べると大体ゲンガーの情報もセットで出てくるから、きっと相棒ポケモンだと思ってたんだ。でも入学したとき先生はゲンガーを連れていなかったしボールホルダーも空っぽだったから……何かあったんだろうなって」

  • 10124/12/01(日) 15:59:40

    >>9

     緑谷は視線をあげることが出来ず、手を緊張のまま握ったり開いたりする。あまり聞くべきではないだろうと思って黙っていたがそのせいで麗日に恥をかかせてしまった。息を詰める緑谷に、声をかけたのは担任だった。

    「お前らが想像するような死に方じゃない」

     フォローのつもりか、相澤が普段より幾分早口に告げる。視線は未だ血の気が引いている麗日を見ていた。


    「老衰だ、老衰」


    「ろう、すい……?」

    「寿命だよ、なんだかんだ百年以上生きてたからなアイツ」

     ソファに凭れ掛かり、捕縛布で口を隠した。

    「ゲンガーって寿命とかあるんですか?」

    「さあな、あるんじゃないか。と言っても死体を見たわけじゃないから俺も断言はできないんだが」

    「死体を見たわけじゃない……?」

     いまいち要領が掴めない。

  • 11124/12/01(日) 16:00:14

    >>10

     死体を見たわけではないのにどうして死んだというのだろうか。三人は顔を見合わせる。


    「俺が相棒として引き取ったころ、ゲンガーは既に全盛期から力をだいぶ落としてたんだ。とはいえゲンガー自体は強力なポケモンだ、対敵の戦闘に支障はなかったしアイツも弱みを見せるようなことはしなかった」


     緑谷が思い出すのはイレイザーヘッドの数少ない捕り物現場の動画だ。要救助者が撮った動画は公開されても大して注目されず、数千回程度の再生回数しか回らなかった。

     ゲンガーが敵の様子を見てイレイザーヘッドに伝え、その情報を元に作戦を立てる。逃げ足の速い敵はゲンガーの『黒い眼差し』という技で動きを封じられていた。奇襲からの即時制圧。イレイザーヘッドが得意とする戦い方に持ち込む連係プレーは見事だった。

     それからは二人に興味が出て他のヒーローの情報収集がてら調べることが多くなった。

     珍しいゴーストタイプの使い手だったことから、イレイザーヘッド自体の目撃情報は集まらなくても彼のポケモンの戦闘記録は集めやすかったのだ。


    「ゲンガーは特に足止めするタイプの技を多く覚えてましたよね、『黒い眼差し』の他にも『催眠術』とか『舌で舐める』とか……『怪しい光』に『呪い』、とにかく変化技を使っていたのを覚えてます」

  • 12124/12/01(日) 16:01:13

    >>11

    「良く調べてんな……まあ、そうだ。表立って戦闘をさせるより無力化させたほうが俺との相性も良かったってのもある。アイツ自体は高レベルだったし技術もあって技もかけやすいから体力落ちてもそんなに気にしてなかったんだよ」


     変化技で相手の動きを制限した後にやってくるイレイザーヘッドの“個性”封じを考えると緑谷はぞっとする。

     最終決戦間近、作戦を詰めていた時に珍しく塚内と雑談をしていると、彼が言うにはイレイザーヘッドが全盛期だったころは一般人への知名度はゼロだったにも関わらず、敵の間では真っ先に警戒されるヒーローの一人だと言われていた頃もあったらしい。恐らくそれは誇張表現ではないだろう。

     ヒーローにおける相棒ポケモンとは自分の苦手を潰す補助役か得意を伸ばすバッファーかに分けられる。相澤のゲンガーは後者だったのだろう。

  • 13124/12/01(日) 16:01:56

    >>12

    「だがある日、アイツが家に着くなりボールから出て横たわったんだ。急いでポケモン専門医を家に呼んだんだが……その時にはゲンガーはもう居なくなっていてな」

    「消えちゃったんですか?」

    「そうなる」

    「じゃあ死んだわけじゃ」

     首が横に振られて、リオルへと視線が送られた。彼が握っている黒いボールはリオルの手が当たって中心がカチカチと鳴っているけれど大きくなることはない。


    「……アイツが居なくなってすぐ、ボールが壊れた」


    「そりゃ、百年以上も使ってるんですから」


    「昔な、俺が相棒になった直後くらいにポケモングッズの専門店に見せに行ったことがあるんだが。その時に言われてたんだよ「どうして動いているのかわからない」ってな」


     「たぶん」相澤は続ける。


    「ゲンガーが動かしてたんだろうな、あのボール。だから死んで、動かなくなった」


    「先生……」

    「しんみりしているところ悪いが、俺は別に悲しいと思っているわけじゃない。確かに不便になったが……ゲンガーを使い続けたせいで俺のトレーナーとしての格が勝手に上がっちまって、大抵のポケモンは俺相手に怯んでくれる」

  • 14124/12/01(日) 16:02:26

    >>13

     トレーナーとしての格。

     緑谷も聞いたことがあった、というよりつい最近授業でやったばかりだ。強いポケモンを使役するには強いトレーナーでないといけない。そうでなければポケモンは言うことを聞かなくなってしまうらしい。

     基本的に戦場を共にするとポケモンにも認められていくというが、人に害成す存在でもあるゴーストタイプを扱う以上、相澤に求められるハードルはきっと高かったのだろう。

     その時緑谷の脳裏に過ったのは昨日のウツボットの群れだ。


    「じゃあ昨日ウツボットたちが先生を避けたのは」

    「まあ、そういうことだ」


     あまり本意ではなさそうな態度だった。


    「なら、新しいポケモンを手に入れても問題はないんじゃないですか?」

    「し、心操くん」

    「先生は滅多に居ない高レベルのポケモンに言うことを聞かせられる人……ってことですよね。ゲンガーのことを悲しいと思っているわけじゃないなら、新しい相棒ポケモンを持つのが合理的じゃないですか」

  • 15124/12/01(日) 16:03:04

    >>14

     ポケモンを怯ませたり、自由に使役出来るヒーローと言うとミルコやエンデヴァーといった一流ヒーローが真っ先に名前を連ねる。相澤は対人戦は強いが彼らに勝る力があるわけではない、全盛期であっても恐らくは勝負にすらならなかっただろう。

     そんな人物たちと同列に扱われるような名誉を、この担任が好むとは緑谷も思えなかったが、同時に腐らせておくにはもったいない才能だ。

     ポケモンは今までいた地球上のどの生物とも異なる生態系を保持しており、尚且つまだ生まれてから百年程度しか歴史を持っていない謎の生き物だ。彼らに認められる基準は不明で、レベルを上げすぎてしまったトレーナーの言うことを聞かなくなり相棒を解消するという事態が度々起こっている。

     心操の言うことは最もだと思うが、相澤が今までそうして来なかったところに理由はきっとあるはずだ。緑谷と麗日は喧嘩腰な弟子の発言に冷や汗を流す。


    「俺は、イレイザーヘッドにここで終わってほしくないです」


     だが、拗ねた子供の様な声を出す彼に、制止の言葉をかけることはできない。

  • 16124/12/01(日) 16:03:32

    >>15

    「先生が相棒ポケモンを持ってないのはなんか理由があるんだと思って黙ってました。でも、理由がないなら居たほうが良いじゃないですか。リオルじゃなくても、先生ならぴったりなポケモンなんだって選べるんでしょう」

    「心操くん……」

    「お前ね」

     相澤はあからさまに呆れたため息を吐く。


    「俺は前線に復帰する気はないよ」


    「っ」

    「え」

    「俺の強みは『抹消』と近接格闘による制圧だ。『抹消』自体が使い物にならなくなった以上、俺の有用性は消えている。前線に立つヒーローは引退して後進育成に努めるつもりだ」

    「そんな……」

    「別におかしいことじゃないだろう。まあヒーローが激減した今の世の中なら俺でも役に立つことはあるだろうが……俺が育成に徹することでお前らやこれからの生徒たちが大勢世に出るほうが、よっぽど合理的だ」

  • 17124/12/01(日) 16:03:49

    >>16

     相澤の事実上の引退発言に、心操は目を見開いて手を握りしめている。ズボンの膝の部分はくしゃくしゃになっていて、皴に残りそうな勢いだ。

     だが彼にも……緑谷や麗日にも、これ以上なにか言えるような言葉はない。相澤は言うべきことは全て言ったと立ち上がる。

    「来週はプロヒーローによるポケモンの講座が入ってる。そんなシケたツラしてねえでちゃんとトレーナーとしての自覚を持って臨め」

     返事を聞かずに、相澤はリオルを起こしてから扉を開いて部屋を出て行った。リオルは眠気眼を擦ると、出て行った相澤を追っていく。

     部屋には、何とも言えない空気感の三人だけが残された。


     ‡

  • 18124/12/01(日) 16:10:04

    >>17

    とりあえずここまで!

    ここから先はまた夜に出しに来るね


    あと夜までにある程度修正をして前スレまでの話をURLのページにまとめるつもりだぜ

    今スレもよろしく!


    あんまりマニアックな話とかじゃなければポケモンの話してもオッケーです(マニアックな例:今の最強レイドどうしても倒せないんだけどここで部屋の募集しても良い?など)

    でもポケモンの話をするならヒロアカの世界と絡めてくれたりするとワイの妄想もはかどってすごく潤うので嬉しい

    勿論相澤先生単品の話とかもしてくれるととっても嬉しい

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 16:14:24

    リオルのトレーナー見つかってほしいという感情と相澤先生と一緒にバディ組んでほしいという思いとワンチャンゲンガーよみがえってほしいという思いが3つある

  • 20二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 16:25:58

    12スレ目でもお世話になりますスレ主
    ゲンガーと先生の絆に泣いてる
    もうリオルとゲンガーと先生の3人で幸せになってくれ

  • 21二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 16:34:07

    亀だけど立て乙


    >>「ゲンガーが動かしてたんだろうな、あのボール。だから死んで、動かなくなった」

    ここ泣いちゃった

    ゲンガーは相澤家と一緒にいたいからボール自分で動かして先生はいなくなってからそのことを知ったっていうのが

    余りにも辛い


    マニアックな話題の例がマニアックすぎてわからんくて笑った

  • 22二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 17:15:57

    ゲンガーなんだかんだ曾祖父さんだけじゃなくて相澤家の人間みんな大好きだったんだろうなっていうのと家の人間も愛情込めてゲンガーと接してたんだろうなっていうのが先生の話から伝わってきてもうダメだった
    涙がちょちょ切れるよこんなの

  • 23124/12/01(日) 19:11:45
  • 24124/12/01(日) 19:16:54

    URLの方は「ここの展開ライブ感優先して不自然だったな…なおそ」「おっとプラス2000字になった。まあええか長い方がお得だし」「ここに〇〇の情報入れようと思って忘れてたわ…入れるか」みたいなノリで書いてるからめちゃくちゃ更新遅いよごめんな

  • 25124/12/01(日) 19:17:33

    今日はもう少し書けそうだから持ってくるよ~
    22時くらいに持ってくるね

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 20:01:21

    さらに加筆修正までしてんの!?
    筆が乗りに乗ってんなスレ主

  • 27二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 21:06:48

    スレ主と解釈は違うけど
    子どもが生まれるとどこからともなくポケモンがやってくる世界で
    イワンコを持ってるデクが下のシーンで(本当は黄昏じゃなくて夜明けだけど)黄昏ルガルガンに進化するとかあって欲しい
    OFAが使いこなせなくて暴走デクと暴走する黄昏ルガルガンがいるとさらにいい
    ちなみに相澤先生は色違いゲッコウガを持ってる
    舌、捕縛布を使いこなして敵を捕縛する(ゲッコウガに関してはできるとは一言も書いてなかったけど)1人と1匹は絶対に絵になる

  • 28124/12/01(日) 22:06:48

    妄想とかもありがとうね!
    脱線しすぎなかったりスレ乗っ取りとかにならない程度だったら全然話してくれてて良いから!
    スレを楽しんでくれればうれしい
    埋まっちゃったら次スレ立てるし

  • 29124/12/01(日) 22:07:39

    続きを書いていくぜ!


    >>17

     一週間、上の空だった。

     ……わけではない。当然、日々の勉強や治安維持活動、ポケモンの応用知識などを様々仕入れることに余念はなかった。

     OFAのことで集中力を欠いていたころの緑谷はもういない。麗日や心操も同じように日々の猛烈な鍛錬を繰り返していた。

     いた、が。

    「やっぱり先生にはまだ前線に居てほしいんだよ俺は」

     それでも、抑えきれないものという物はある。

     一週間ぶりのポケモン講座、気合を入れている時に心操が目に入ったので声をかけたら第一声がこれだった。あのあと気にした様子を見せないクールガイぶりだったので油断をしていたが、彼は相澤の唯一の弟子だ。気にしないわけもないだろう。

    「それは僕も……そうかな。やっぱり先生には前線に居てほしいなって思うときはある」

    「緑谷も?」

    「僕は三回先生に命を助けてもらってるから。やっぱり身近で格好いいヒーローには長く現役でいてほしいなって思っちゃうんだ」

    「……」

    「あ、も、勿論同じくらい先生たちに託されても問題ないヒーローであり続けたいって思ってるよ!」

  • 30124/12/01(日) 22:07:57

    >>29

     「助けてもらった」あたりで一瞬心操が「良いな……」という目になったので緑谷は慌ててフォローを入れた。

     すると彼も「そうだね、俺もそうありたい」と言ってくれたので自然と笑みが出る。

    「リオルのブリーダーも今日あたり見つかると思うし、先生にも現役諦めないでくださいってアタックしようかな」

    「うーん、先生がそれくらいで自分の意見曲げるとは思えないけど……」

    「あの人結構押しに弱いよ」

    「え、そうなの」

    「おいお前ら~、授業始まんぞ~」

     上鳴の声が聞こえ雑談をやめて小走りになる。既にクラスメイト達は集まっており、前方には相澤と他三名のプロヒーローたちがいた。

     こんな忙しい時期によくプロヒーローを三人も集められたなと思ったが、そのうちの一人は最近復帰したばかりのマジェスティックで、もう一人はまだ体が戻っていないエッジショットだった。

  • 31124/12/01(日) 22:08:17

    >>30

    「ッス、先輩」

    「この間も現場で会ったな爆豪。体は平気か?」

    「そればっかッスね」

    「爆豪が敬語を使ってる……!」

    「先生良いんですか!? 先生にすら敬語使ってないのに!」

    「それはおいおいな」

    「るっせぇぞボケ共がよ!」

     マジェスティックの肩に乗っているエッジショットに爆豪が挨拶をすると後ろで男子たちがはやし立てる。相変わらずの暴言にエッジショットは苦笑した。

     マジェスティックの元には世話になった八百万が小走りで駆け寄る。その目には薄く涙が浮かんだ。

    「マジェスティック、良くあの怪我から……」

    「ありがとな百ちゃん。まあ助かったことも含めてが今日の授業ってやつだ。なあイレイザー?」

    「ええ。よろしくお願いしますマジェスティック、エッジショット」

    「俺は?」

    「言われなきゃやれねえのか」

    「シヴィー!」

  • 32124/12/01(日) 22:08:44

    >>31

     マイクと相澤が茶番を繰り広げているが最早見慣れた生徒たちは苦笑すら起こさない。緑谷は授業開始間近になりつつある時計を見て、改めて周りを見渡した。

     どうにもクラスメイトが足りない気がする。一人一人を数えていくと、やはり大きな体の目を引く彼がどこにもいない。


    「先生! 砂藤くんが居ないみたいなんですが」

    「ああ、砂藤の奴なら今ポケモンセンターに行ってる」

    「ポケモンセンター?」


     砂藤はクラスの中で唯一相棒ポケモンを決めた生徒だった。早計ではないかと相澤から言われていたが、得意を伸ばすことを目的としたポケモン選別は文句がなく、先日個人的に行った『ウプシロン』にて目的のポケモンをゲットすることに成功したらしい。

     ポケモンセンターとはポケモンに何かあった時に向かう施設だ、クラスの中にざわめきが蔓延る。

     それを睨み一つで制したのは相澤だった。


    「別に病気になったわけじゃない。少し気になる変化があっただけだ。二人とも健康そのもの、気にしなくて良い」

    「そ、そうですか」

  • 33124/12/01(日) 22:09:14

    >>32

     気にするな、と言われるとどうしても気になってしまう。同じ気持ちなのか峰田が緑谷の肩に乗って耳打ちをしてきた。


    「砂藤のポケモンってなんだっけ」

    「えーと、マホミルって言うクリームみたいなポケモンだったかな」


     言いつつ不安になって、緑谷は冊子を開く。

     マホミル

     クリームポケモン

     クリームで出来たポケモン。空気中の甘い香りが集まってできた姿ではないかと言われているフェアリータイプ。甘い香りを取り込むと体が大きくなるがエネルギーが減ると萎んでしまう。

     項目を読んでいるとゲンガーのページを読んでいた時のような感覚がよみがえり、二人はぱたんと冊子を閉じた。

     およそ、生き物の説明には相応しくない説明書きに少々頭痛がする。


    「いい加減ポケモンって存在は何でもありだな」

    「本当にね。なんだろう空気中の甘い香りが集まってできたポケモンって」

  • 34124/12/01(日) 22:09:57

    >>33

     二人して遠い目をするが、先ほどの文章にあった「クリームで出来たポケモン」の一文を思い出すと納得したのか深く頷く。


    「砂藤にはあってんだろうな。被災地に行って『シュガードープ』用の糖分欲しいなんて言えねえだろうし」

    「実際砂藤くん復興活動中も困ってたからな……やっぱり物資を外部に頼る系の“個性”の人はそこを補填できるポケモンと相性が良いね」

    「そこ、うるさいぞ」


     厳しい声が聞こえてぴしゃりと背筋を正す。


    「今日はエッジショット、マジェスティック、それから皆さんお馴染みプレゼント・マイクの三人に来てもらった。ポケモンについての話をしっかりと聞きつつ、役割について学んでもらう」

    「よろしくお願いします!」


     クラスメイトたちが礼儀正しく礼をする。音圧が響いたのかマジェスティックがにやりと笑った。相澤が「じゃあまずはマイク」と馴染みの教師に手を向ける。


    「オーケーイ! じゃあ一皮むけたオマエらに俺のナイスなポケモン見せてやるゼ!」

    「プレマイってどんなポケモン使うんだろ」

    「あんまりセットで出てこないよね」

  • 35二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:10:38

    そっか被災地で「砂糖下さい」とは言えねえもんな…

  • 36124/12/01(日) 22:11:18

    >>34

     プレゼント・マイクは基本強力な音響兵器による広範囲殲滅、もしくは救助における誘導が主な現場だ。特に救助についてはラジオをやっているおかげで顔も広く、人に安心感を与えやすい。だがどの場面でも彼がポケモンを使っているのを殆どの生徒は見たことが無かった。


    「緑谷は知ってるとして……障子と口田は見たんだっけ?」

    「う、うん。病院で……」

    「あれは凄かったぞ」

    「へえ、楽しみ」


     生徒たちの期待値が上がったのを察知したのか、マイクがボールホルダーから紅白で出来たモンスターボールを取り出す。

     勢いをつけて上に投げると、白い光を帯びて巨大なポケモンが現れて、着地をする。ジャラジャラと大きな音を立てるその騒音に皆思わず耳を塞いだ。


    「俺のクールでキュートな相棒ポケモン! デリバリー・スピーカー!」

    「じゃ、ジャラランガだぁ!」


     恐竜のようなフォルムにくっついている鎧のような鱗は見るからに強そうだ。体長は恐らくマイクとそこまで変わらないだろうが、それでも圧迫感がある。この大きさのポケモンが現れたら子供は泣くだろう。

  • 37二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:12:04

    俺の推しポケだーーーー!

  • 38124/12/01(日) 22:12:43

    >>36

    「マイクのポケモン、ジャラランガは『ドラゴン』と『格闘』の複合タイプだ。主に戦闘面でマイクを支えてくれている」


     緑谷は事前に調べてはいたものの、実際に出てきた大きな姿に思わず興奮する。隣で肩に乗っていた峰田が器用に冊子を開いた。

    ジャラランガ

    うろこポケモン

    硬い鱗は攻防一体。日用品や武器に加工されることもある。鋼の鱗を纏うパンチで勇敢に戦い、ジャラランガの音が鳴ると昔の人は皆怯えて逃げて行ったという。


    「……なんかすげえ攻撃的なポケモンだな」

    「うん、プレゼント・マイクにはちょっと合わないよね。僕も知った時びっくりしたんだ」


     プレゼント・マイクは攻撃ももちろんできるが、その活動は多岐にわたり攻撃に傾倒しない。ジャラランガでは相性が悪いのではないかとすら思ったが、実際あまり表に出ない戦闘時の記録ではかなり好成績を収めているようだった。

  • 39124/12/01(日) 22:13:20

    >>38

     また、その大きな体から繰り出される音による反響でマイクと共に要救助者の発見にも役立っているらしい。これは地味な活動のためあまりメディアは取り上げないらしいが。


    「俺とコイツの出会いは学生時代……路地裏に迷っていたジャラゴっつー小さな進化前のコイツを見つけちまった時さ……」

    「ジャラランガって進化系なのか?」

    「うん。ジャラゴ、ジャランゴ、ジャラランガって進化するみたいだね」


     マイクが昔話に花を咲かせ始めると、相澤の咳払いが届く。


    「マイク」

    「悪かったってぇ! じゃあお前ら! なんで俺の相棒がジャラランガなのか、その理由は分かるか?」

    「理由?」

    「拾ったからじゃ……」


     マイクはスピーカーで覆われている首を器用に左右に振った。


    「ノーノー! 別に拾っただけで相棒にするわけじゃないぜ! 特にジャラランガは育成の難しいドラゴンタイプだったからな! ただ情がわいたって言うのは勿論あるが……それだけじゃあ背中を預ける相棒にはしねえ」

  • 40124/12/01(日) 22:13:59

    >>39

     それもそうだ。

     プロヒーローの毎日は常に命がけだ。そんな中で「可哀想だから」という理由なだけで相棒にできるほどこの職業は甘くはない。

     ではなんだろうか、と一同が首をかしげていると一人、控えめに手が上がった。


    「おっ、耳郎ガール! なんだぁ?」

    「……音の攻撃が、効かないから、ですか?」

    「イグザクトリィ!」


     その回答に思わず緑谷ははっとする。


    「そっか、プレゼント・マイクと行動するなら音攻撃が効いちゃダメなんだ……!」

    「イィィィィイエス! 俺の相棒ジャラランガの『特性』は『防音』! あらゆる音による攻撃を完全に無効化するナイスなやつなんだぜェ!」


     授業で聞いたは聞いたがあまり実感の湧いてなかった項目だ。『特性』、と言われて生徒たちが一斉に冊子を開くのを見た相澤が見かねて解説を始める。


    「ポケモンを選ぶうえで大事なことだ。マイクやミッドナイトさんのように“個性”自体が相手に影響を及ぼしてしまうようなヒーローの場合、それが効かないポケモンを選ぶ必要がある」

  • 41124/12/01(日) 22:14:57

    >>40

     ミッドナイトのヨルノズクは『不眠』という眠り状態にならない『特性』を持っているのだという。


    「マイクの場合、ジャラランガを前線で攻撃に出しながら『ヴォイス』で広範囲に攻撃を撒き散らす戦い方が出来る。一人殲滅兵器の出来上がりだ」

    「だからニュースにならないんだ……」

    「ニュースサイトの皆さんもちょっと絵面が過激って言って中々取り上げてくん無くてな……」


     しゅんとするマイクにそれもそうだろうなとクラスメイトから謎の納得が沸き起こる。


    「耳郎さん良くわかったね」

    「ウチの“個性”も音に関係するから、『特性』にはこだわったほうが良いかなって思って調べてたんだ。それにしてもあの“個性”でさらに前衛が居るのはちょっと嫌すぎるな……」


     期末試験時の記憶がよみがえったのか、耳郎が自分の体を抱きしめる。緑谷は映像を見ていたが、たしかにあそこに前衛がいたらもう手が付けられなかっただろう。

     “個性”の戦いはいかに自分の得意を押し付けるかが決め手となる。マイクのそれは理にかなっていた。


    「このように、自分の“個性”がどれだけ相棒ポケモンと相性が良いかというのが選ぶ決め手にもなる。もしくは、それによってかなり選択肢が絞られる場合もあるだろう。あとでマイクからは実際に『防音』の性能を見せてもらう」

  • 42二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:16:07

    マイクの個性に前衛ついてんの嫌すぎる
    音対策しても殴られるじゃん

  • 43124/12/01(日) 22:16:52

    >>41

     この言葉に顔を歪めたのは芦戸だった。特に彼女は自分の“個性”が相手の害になりやすい。他にも“個性”によって相手を傷つけてしまう恐れのある上鳴や、轟なども緊張した顔つきになる。


    「ポケモンは万能じゃない、横に居ても傷つけない相手を選べよ」

    「はい!」

    「よろしい」


     ポケモンは万能じゃない。

     だが同時に、強い力を持っている。それをどれだけ引き出せるかがヒーローの腕の見せ所だ。リストを作っていたクラスメイト達はそれらを一度削除し、頭の中で練り直していく。

     ぼそぼそと話し始める真面目さが伝播する前に、相澤がマジェスティックへと視線を移した。


    「じゃあ次、マジェスティック。お願いします」

  • 44124/12/01(日) 22:18:22

    >>43

    とりあえずここまで!

    エッジショットとマジェスティックの相棒ポケモンは明日やろうと思います!

    ただごめん明日は人気投票の結果発表だからそっちを書くかもしれない


    こっから先も楽しんでくれると嬉しいぜ!

    おやすみ!

  • 45二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:19:06

    うおおおお!
    すげえ!
    すげえ!(語彙力不足)

  • 46二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:20:34

    一芸を押し付けてヒーローやってる奴に攻撃効かない前衛が居んの嫌すぎだろ
    スレ主のチョイスするポケモンマジで絶妙で良いな
    エッジショットとマジェスティックも期待だわ

  • 47124/12/01(日) 22:22:12

    >>44

    今来てくれた人たちへ!

    今日は>>9から開始したぜ

    読んでくれると嬉しい!


    さっそく感想有難う!明日纏めて返信するぜ

    今度こそお休み!

  • 48二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:23:13

    おやすみスレ主!
    風邪引かないように気をつけろよ!

  • 49二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 22:24:18

    マジェスティックがい゛き゛て゛る゛っ
    有難うスレ主…

  • 50二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 23:06:10

    砂藤くんとマホミル!
    自分もこの組み合わせ合いそうだなと思ってたからなんかスレ主と一致して嬉しい!

  • 51二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 23:14:32

    > 物資を外部に頼る系の“個性”の人はそこを補填できるポケモンと相性が良いね


    俺も砂藤はイメージ的にマホイップとかマホミルだろうなあとは思ってたんだけどこの視点は無かったわ

    外部からの供給無いと発動できない系の個性はポケモンでどうにかできる場合があんのか

  • 52二次元好きの匿名さん24/12/01(日) 23:23:51

    なんていうか「ヒーロー活動における主役はあくまでヒーロー」って視点がスレ主は徹底してるなって思った
    俺はポケモンバトルの意識が強すぎるからどうしてもヒーローに使って欲しいポケモンはヒーローのイメージのポケモンを考えちゃうんだけど
    スレ主が考えるポケモン+ヒーローはあくまでポケモンは補助って感じでなんか本当にヒロアカ世界に根付いてる感じが強くて好き 伝われ

  • 53二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 06:29:35

    スレ主のポケモン解釈すごい好き
    それにしても筆が乗りすぎてておもろい
    過去一の更新速度じゃないか?

  • 54二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 12:25:22

    ポケモン全然わかんないけど調べながら見るのすごい楽しい
    怒涛の勢いで更新されてるのも楽しい

    そっか今日人気投票の結果発表か
    相澤先生4位キープしてるといいなあ

  • 55二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 14:16:47

    ポケモン自分も動画とかで見るだけなんだけ、そんなにわかまで虜にするスレ主のssすげぇ。あの文字量で更新速度えげつないし

    人気投票発表マジでどうなるかわからんくてずっとドキドキしてる
    相澤先生トップ5入りしてたからキープしてることを願う

  • 56二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 17:55:52

    人気投票ドキドキする…
    前十傑から外れたのマジでトラウマすぎて投票期間中勝手に変なプレッシャーずっと感じてたわ

  • 57124/12/02(月) 19:51:11

    ただいま
    息止めて見てたわ
    先生4位おめでと〜!!!!!
    イラストの供給はまだこなさそうだから心穏やかに続きを書ける

  • 58124/12/02(月) 19:58:29

    想像以上に感想いっぱいきてた!
    ごめん全部返しきれないちゃんと読んでる
    自己満思想にここまで反応もらえて嬉しい!ありがとう!これからも自己満を貫いていくぜ!
    俺は先生がポケモンと共にいるところが描きてえんだ

    ただ今日はかけるのが遅くになるからちょっと短く書くね!

  • 59二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 20:01:53

    おかえりスレ主
    無理せんようにな、楽しみに待ってる

    そんで相澤先生4位おめでとう!!
    TOP10からずっと動悸がおさまらんかったよ…

  • 60二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 20:26:55

    スレ主の描く世界大好きだよ
    続きもゆっくり待ってるからあんまり無理しないでね
    先生4位!とりあえず一安心だ!!

  • 61124/12/02(月) 21:10:10

    すまん寝不足で頭死んでるから明日書きにくる!
    なけなしの体力を投票見守りに使ってしまった
    脳にプロットあるのに出力できなくてもどかしいぜ

    おやすみ!

  • 62二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 06:40:48

    先生4位おめでとう!
    スレ主も体気をつけてな〜

  • 63二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 12:40:48

    スレ主の脳内プロット出力されるの楽しみにしてる
    描き下ろしも楽しみや

  • 64二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 18:47:18

    スレ主毎日仕事大変そうなのに高頻度でss書いてくれるのマジでありがとう
    でも無理しすぎないでな

  • 65二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:01:49

    冷静に考えると頻度落ちてた時ですら三日に一回は来てくれてたしなんか今は別ジャンルにいるっぽいからここにだけいるわけじゃなさそうだしバイタリティのバケモンなんだよなスレ主
    マジでありがてえがすぎる

  • 66124/12/03(火) 22:24:32

    ただいま!!

    さっそく投げていくぜ

    今日は投げたらすぐ寝るね


    >>43

    「じゃあ次、マジェスティック。お願いします」

    「ほいよ、男の頼みは受けない主義なんだがな」

    「仕事してください」

    「わかってるって」

     咎められながらマジェスティックがボールを構えようとしたときだった。

    「リオル!?」

     相澤の後ろから飛び出したリオルが、マイクのデリバリー・スピーカーに吠え始めた。黒いボールを胸に抱きしめ、目に涙を浮かべつつ甲高い声で鳴く尋常ではない様子に思わず一歩引く。

     対するスピーカーはと言うと小さな生き物に吠え掛かられても全く動じることはなく、冷静な目でリオルを見下ろしている。

     その冷たい目がリオルの何かを焚きつけたのか、彼は強靭な足のバネを使って自分の倍以上あるスピーカーに向かって殴りかかる。

    「っ、ちょ、やめろ!」

     間一髪で相澤の捕縛布がリオルを絡めとり地面に叩きつけた。ポケモンの体は人間よりも余程丈夫なおかげで傷がついている様子はない。リオルは戦意を失わない目でスピーカーを睨み続けている。

  • 67124/12/03(火) 22:24:47

    >>66

    「オーケイスピーカー、良く堪えたな」

     手を出さなかったことをマイクに褒められると、嬉しそうに大きな体を擦り寄せた。相澤はその隙にリオルを腕の中に閉じ込める。大暴れするリオルを抑え込むのは容易ではなく、リオル自身も捕縛布の鋼鉄繊維に傷つけられて血が滲み始めていた。

    「おい、リオル、くそっ……誰かミッドナイトさんを」

    「セイクリッド、『催眠術』」

     リオルは現在一時預かり中の為モンスターボールに入れることが出来ない。相澤の表情に焦りの色が入り始めた時、落ち着いた男の声が命令を一つ下した。

     女性とも機械とも判別のつかない声が響いたかと思うと、リオルは瞬く間に眠りに落ちていく。腕の中の小さな生き物が力を完全に抜いたことを確認して相澤は腕を解いた。

    「助かりましたマジェスティック」

    「良いってことよ。ウチの女の良いところも見せられたしな」

     マジェスティックの後ろに立つのは緑色のショートヘアの女性……ではなく、そのように見えるポケモンだった。

  • 68124/12/03(火) 22:25:13

    >>67

     相澤はマイクに「悪い」と頭を下げ、マイクがそれに手を振って答えるのを見てからマジェスティックの傍に立った。リオルは温かい毛布に包んで簡易用回復ポットに入れ、近くのロボットに預けてある。

     紹介されるよりも、緑谷の興奮の方が早かった。


    「マジェスティックの相棒ポケモン、サーナイトだ」

    「おっ、良く勉強してるな少年。そう、俺の最高の女、サーナイト。名前はセイクリッドだ。よろしくな」


     マジェスティックに紹介されるとサーナイトが恭しく頭を下げる。腕には緑と赤のラインが入っている玉のついたブレスレットをしていた。


    「アクセサリーつけとる」

    「おしゃれ~!」


     ブレスレットのことを指摘されるとサーナイトは恥ずかしそうに腕を握りマジェスティックの後ろに下がってしまった。


    「なんかポケモンって感じがしねえな」

    「マイクのデリスピとちょいイメージ違うかも」


     可愛らしい女性のような容姿と態度に緑谷の肩に乗った峰田が興奮の声を上げた。

  • 69124/12/03(火) 22:25:28

    >>68

    「あんなポケモンもいんのかよ!」

    「サーナイトは珍しい人型のポケモンだね、ラルトス、キルリアの進化を経るジャラランガと同じ二回進化するポケモンだ」

    「いやそうじゃなくてよ、もっとなんかあんだろ」

     峰田に促されるがまま、緑谷はサーナイトのページを開いた。


     サーナイト

     ほうようポケモン

     トレーナーと認めた人を命がけで守るポケモン。最古パワーで空間を捻じ曲げ小さなブラックホールを作れる力を持つ。

     フェアリータイプとエスパータイプの複合で、未来を予知する力を持つと言われている。


     小さなブラックホール。

     二人は冊子を閉じてから恥ずかしがっているサーナイトを見た。心の中では「13号先生みたいな能力も使えるのか……」とほんの少しだけ恐れが蔓延る。

  • 70124/12/03(火) 22:27:06

    >>69

     どれだけ可愛くてもポケモンはポケモンなのだ。“個性”などよりも余程使い方に注意しなければならない。

     マジェスティックの説明を一言一句聞き逃さないようにとクラスメイト達はメモを取る。その過程で“個性”『マホウ』を自在にサーナイトが動かすところや『癒しの波動』という技によって小さな傷を治すところを見せてもらった。

    「悪いなマイク、お前より先に見せ場貰って」

    「良いってことよ、俺と相棒のデモンストレーションは派手すぎてチョイ見せって出来ねえからな」

    「違いねえ」


     途中、マイクと軽口を叩いていると後ろでサーナイトとジャラランガがじゃれている。タイプ相性的にジャラランガはあまりサーナイトが得意ではないようだった。

     二人が話している横で、相澤が解説に回る。


    「ドラゴンや格闘タイプのポケモンは攻撃的な面が大きく、メンタルコントロールが完璧に出来ることがポケモンを持つことの条件にもなっている。逆にサーナイトのフェアリーやエスパーと言った少々浮世離れしたポケモンたちは人間と著しく倫理観が違う部分があるため、そこの教育を徹底することが義務付けられている」

  • 71124/12/03(火) 22:27:47

    >>70

    「だからさっきデリバリー・スピーカーは動じなかったんですね」

    「あそこで反撃するようじゃ避難民のパニックにゃあ耐えられねえからな」


     先ほど噛みついたリオルは格闘タイプと鋼タイプの複合タイプだ。ジャラランガほど精神が成熟していないから、パニックに陥ってあんなことになってしまったのだろうか。

     思案していると話は先に進む。峰田に小突かれて前を向いた。


    「さて、俺のセイクリッドとマイクのジャラランガ、一つだけ共通点がある。なんだと思う?」


     いきなりの問いに、クラスメイト達はざわついた。


    「タイプも相性も正反対の二人に共通点?」

    「姿も全然違うしな……」

    「卵から生まれるところ?」

    「ごめんそれ以外」

  • 72124/12/03(火) 22:28:12

    >>71

     間違いなく正解だと思ったらそれではないらしい。クラスメイト達のざわめきが収まり切らずに困惑になり始めたところで相澤が「静かに」と水面を平らにならした。


    「んじゃ、答え合わせだ」


     相澤の見事な統率の取り方にマジェスティックが口笛を鳴らすが相澤はそれを意に介さない。それどころか「はよ」と言いたげな目で見ている。マジェスティックはそれに「おっかねえなあ」と笑いつつ、本題に入った。


    「この二人の共通点は……レベルでの進化だ」

    「レベル?」


     思わず全く知らないというような声が出てしまった生徒もいて相澤に睨まれたが、授業でやったところだ。ポケモンが従来の生き物たちと全く違う生態である、と結論付けられたのがこの「レベル」という仕組みだった。

     ポケモンたちは戦ったり、戦うところを間近に見ているとその身に付く筋肉以外の『特殊な何か』が成熟し、強くなる。体を鍛えるだけでは絶対に強くならなかった技の威力や技を受け止める力が上がるのだという。

     仕組みは全く分かっておらず、ポケモンを研究する者たちはこの仕組みを暫定的に「レベル」と呼んだ。それが一般に定着し、現在に至る。

  • 73124/12/03(火) 22:32:25

    >>72

    「ポケモンが進化するのはみんな知っていることだと思うが……進化にもいろいろ方法がある。そのうちの一つがレベル進化。最もポピュラーなやつさ」

    「今世界では五百種類以上のポケモンが見つかっているが、その殆どの進化については不明な点が多い。進化系のポケモンを相棒にするつもりなら、レベル進化のポケモンが良いって話だ」

    「最近じゃ雷の石っつー特殊な石を使って進化するポケモンも観測され始めたけど、やっぱりその絶対数はまだまだ少ない」


     緑谷は深く頷いた。

     リオルのように、進化方法が未確認なポケモンもいる。冊子を見たけれど、「恐らくこのポケモンはここに進化すると考えられている」という予測だけ立てられたポケモンが何体もいた。

     確かに自分のポケモンを選ぶうえで、どのような進化をするのかというのはきちんと調べたほうが良いようにも思う。

     クラスメイト達が冊子とにらめっこをしながら色々と思案を巡らせていると、マジェスティックがにやりと笑みを浮かべて手を挙げる。


    「ポケモンの進化は限られていて選択肢が狭くなるような気がする、そうは思わなかったか?」

  • 74124/12/03(火) 22:32:52

    >>73

     クラスメイトから少しの戸惑いが漏れた。確かに強学んだことは「“個性”によってポケモンを傷つけてはいけない」「進化系を持ちたいならレベル進化に拘ったほうが良い」という、当たり前だがあまり未来のない話ばかりだ。

     そんな心の内側を見透かされて、子供たちにほんの少しの動揺が走る。マジェスティックの次に続く言葉は、彼らにとってあの日初めてポケモンを持てると知った時のワクワク感を呼び起こす言葉でもあった。


    「今日はそんなお前らに、とっておきを見せてやる」


     手首にハマっているのはゴツい腕輪だ。その腕輪の中心に、サーナイトと同じ模様の──だが色は違う──玉がはめ込まれているのが見える。

  • 75124/12/03(火) 22:33:13

    >>74



    「最新の進化、メガシンカってやつをな!」


     マジェスティックの腕輪と、サーナイトのブレスレットが共鳴し、光を放った。

  • 76124/12/03(火) 22:34:25

    >>75

    今日はここまで!

    良い感じのところで切れたと思う(自画自賛)

    リオルと相澤先生のパートを書きたいけど前置きしっかり書かないとしっちゃかめっちゃかになるから暫く付き合ってくれると嬉しい~

    ここから面白くなっていくので


    おやすみやで!

  • 77二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 22:37:31

    メガシンカ出るの!?
    やばい死ぬほどテンション上がった
    スレ主ごめん体調に気を付けて明日にあと三万字くらい一気に書いてくれ待ち遠しい

  • 78二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 00:08:54

    リオルの扱いに容赦ねぇなと思っとと同時でタフだな…って思った。ポケモンってすげぇ
    にわかだけどメガシンカの演出好きなんだ

  • 79二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 00:50:48

    メガシンカもちゃんとあるんだ!先生のゲンガーは使ってたのかな
    女好きのマジェスティックにぴったりだなサーナイト

  • 80二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 06:42:33

    メガシンカ知らなかったから調べてきた
    サーナイトが可愛いポケモンでびっくりした

  • 81二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 12:25:26

    メガシンカ知らんかった
    サーナイトも知らなかったから調べたけどマジで可愛い
    ポケモンって動物っぽい子ばっかりじゃないんだね
    好きな物:女の人なマジェスティックがこの子と一緒にいるのめちゃくちゃ想像できる

  • 82二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 15:41:46

    メガシンカポケの中でメガサーナイトがトップクラスに好きだから大興奮してる
    サーナイトめちゃくちゃかわいいよね

  • 83124/12/04(水) 19:28:06

    ただいま
    みんな最終巻買った?はよ読んでなここは無法地帯だから当たり前のように描き下ろしのネタバレが飛んでくるぜ

    本当はテラスタルやダイマックスの方を使いたかったんだけどどっちもその地方特有の要素だから石で自由に進化できるメガシンカを選んだよ
    サーナイトはごめん趣味
    絶対に絶対に出したかった
    個性と状況とキャラの性格を全部考えてサーナイト相棒にしててしっくりくるのがマジェスティックしかいなかった

    サーナイト可愛いよな
    自分よりでかいオヤブンサーナイトによしよしされて甘やかされる相澤先生とか見てえよ
    先生性癖壊されてくれ頼む
    世話焼かれすぎて「お前は俺の彼女か?」ってキレるんだけど「妻だが?」みたいな顔してくるサーナイト
    相澤先生×サーナイト良すぎる逆でも良い
    このCPはリオル+相澤ss本編に一切関係ありません
    ※オヤブンはポケモン世界の言葉ではちゃめちゃデカい子のことを言います

  • 84二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 19:33:03

    今確実に1人の性癖を壊したぞスレ主
    オヤブンサーナイトと先生見たすぎるわ
    最終巻読んだからネタバレでもなんでもドンとこいだ

  • 85二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 19:38:54

    オヤブンわからなくて調べてきたんだけどデッッッッカ
    こんなん性癖壊れる

  • 86二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 19:56:58

    オヤブン系ポケモン…レジェアルでめちゃくちゃ追いかけ回されたな……怖かったな…(遠い目)
    それはそれとしてオヤブンサーナイトデカくていいよね

  • 87124/12/04(水) 21:12:06

    今日は色々と早く片付いた
    さくっと書いて来るぜ
    ここ数日絶対に書きてえ~!って思ってたところまで書くね
    たぶん読めば「ここずっと書きたかったんだろうな…」って思う

    23時か日付変わる前に出しに来るよ

  • 88124/12/04(水) 21:22:40

    ごめん書く前にこれだけ言わせて

    ♀サーナイトと先生のCPも良いけど♂サーナイトに子供産んでほしいって圧かけられる先生も良いよね
    上記と一切関係のない真面目な本編を書いて来るね

  • 89二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 21:56:10

    スレ主どれだけ人の癖を狂わせる気なんだ…
    種族の感覚の違いに振り回されまくる先生とサーナイトなんていくらでも見たい

  • 90二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:10:01

    新しい扉が開く音が…

  • 91二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:11:16

    スレ主ポケナーでもあったのか…
    まあスレ主ならどんな性癖があってもおかしかないか…

  • 92二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:15:11

    もうスレ主からどんな癖が飛び出しても驚かないよ俺は
    全部美味しく頂くね

  • 93124/12/04(水) 22:23:04

    待って待って待って凄い誤解が産まれてる
    サーナイトはほぼ人だから一般性癖だよ
    インテレオン♂x相澤先生とかも良いなとか思うけどそれも一般性癖だよ
    あそこらへんはほぼ人
    本物のポケナーには及ばないよ

  • 94二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:26:29

    誤解…?

  • 95二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:29:42

    一般性壁とは……?

  • 96二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:33:57

    インテレオン♂×先生とかいう新たな罠をさらっと置いてくのじわる
    もちろんちゃんと嵌りました

  • 97124/12/04(水) 22:38:52

    とりあえずポケモン知らない人の為にインテレオンというポケモンを置いておくね…
    この子に愛されて世話を焼かれて求婚されるトレーナー先生っていいよねと言う独り言です

  • 98二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:42:12

    スレ主想像以上に“ガチ”では?

  • 99二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 22:45:34

    インテレオンいいよね…
    インテレオンに急所を見抜かれてくれ先生……

  • 100124/12/04(水) 23:47:17

    書けた書けた書けた

    出していくぜ

    上記のポケモン話とは一切関係ないリオルのSSの続きです!


    >>75

    「わっ、わっ」

    「まぶしっ!」

     思わず皆目を覆う。相澤も例外ではなく、手を前に翳して光を遮った。白い光の中ではサーナイトの姿が変わっていく。

     ──殻?

     光が収束していくと、サーナイトが薄紫色の殻に包まれるのを相澤は目撃した。そして、それにバキリと音を立ててひびが入ると……また中に溜まった光が放たれ、そこにはサーナイトに似ている別のポケモンが立っていた。

     目の前で起こったことに反応できなかった一同は一瞬音を失ってから、すぐに正気を取り戻す。特に女性陣の反応は早かった。

    「わ、わあ~!」

    「すっごい! 奇麗!」

     白いスカートのような部分がボリューミーになりまるでウェディングドレスを着ているようにも見える。サーナイトは堂々とマジェスティックの横に立っていた。

    「これがメガシンカ。プロヒーローだって多分見るのは初めてだぜ」

    「先生たちも……!?」

    「一応情報の共有はされてたけどな」

    「どういうことですか……?」

     情報の共有はされていた、ということはつい最近判明したことは間違いないだろう。言葉が濁されていることを敏感に感じ取った緑谷の追及に、待ったをかけたのはエッジショットだった。

  • 101124/12/04(水) 23:47:33

    >>100

    「詳細については俺から。俺はこの石を発見した一員でもあるからな」

    「石……?」

    「こいつだよ」

     マジェスティックが差し出してきたのはサーナイトとお揃いのブレスレットだ。そこに嵌め込まれている石は、同じらせん模様を描きながらも違う色をしていた。

     ビー玉のようにも見えなくないその石を見せられても生徒たちはピンとこない。首をかしげている彼らにまだマスコットキャラのような姿をしているエッジショットが説明を始める。

    「ことの始まりは昨年冬。長野の山で洞窟の奥に妙なエネルギー反応があるが、人の入れる隙間がないということで俺が呼ばれた」

     エッジショットは体を薄くする“個性”を持っている。その“個性”を生かして洞窟の奥までケーブル型のカメラを運んだのだという。

    「洞窟の最奥は広場になっていて、その中心部に鉱石の塊があった。エネルギーを発していたのはその塊で、試行錯誤の末、三月頭に塊を引き上げることに成功した」

     「そうすると、驚くべきことが起こった」とエッジショットは声を潜ませる。

  • 102124/12/04(水) 23:47:50

    >>101

    「驚くべきこと?」

    「進化の石……雷の石のニュースは知っているな。ポケモンを石を当てるだけで進化させることの出来るアイテムだ。あの石が塊の中から発見された」

    「雷の石発見の報告が上がったのはつい最近だが、実際はそれよりももっと前……AFOとの決戦前から既に分かっていたんだ」

     そんな、と声が出そうになったが生徒たちから非難の声が出ることはなかった。AFOとの戦いはつい最近まであった記憶に新しいことだ。

     もしも、あの魔王が進化の石の存在を知っていたら。そして配下のポケモンを強化することが出来ていたら。

    「……ただでさえAFOには切り札として遺伝子を組み替えた超強力なポケモンがついていた。これ以上相手の戦力を増強することは避けなければならず、一部のヒーローにだけ進化の石を試す機会と……同じ鉱石の塊から取れた別の石が与えられた」

     そして皆もう一度マジェスティックの腕についている腕輪を見つめた。

    「この二つからは進化の石よりも強力なエネルギーが放出されていることが分かっていた。だが、使い方がわからず……相棒ポケモンを持っているヒーローにランダムでとりあえず配られていたのさ」

    「し、知らなかった……」

    「守秘義務あったからな」

  • 103124/12/04(水) 23:48:23

    >>102

     緑谷はちらりと相澤に視線を送るが、彼の表情は変わらない。だが二年前にゲンガーを失ってから相棒ポケモンをゲットしていないということを考えると、彼も知らなかったのではないだろうか。

     戦いが終わったからと知らされるこの内容に、相澤が何を想っているのか緑谷は分からない。隣に居る心操が何か言いたげなことくらいは分かったが。


    「で、だ。その直後に合ったのがあの事件だ」


     群訝・蛇腔戦。

     死柄木弔が目覚めギガントマキアが土地を縦断し数多の負傷者を出したばかりか、ヒーローの信頼が失墜した事件。あれで社会は無法地帯へと成り下がった。

     その際前線に出ていたギガントマキアによってマジェスティックたちは蹂躙され、見るも無残に戦死したと……つい最近まで、聞かされていた。


    「酷い負傷から奇跡的に生きながらえられたとお聞きしておりました。いつ死んでもおかしくないから戦死と言うしかなかったと」


     八百万の浮かない表情に「悪いな百ちゃん」と女好きなマジェスティックの謝罪が飛ぶ。彼女は「いいえ」と小さく笑った。

  • 104124/12/04(水) 23:48:51

    >>103

    「ご無事で何よりですわ」

    「やっぱり百ちゃんは良い女だな」

    「マジェスティック」

    「おっと失礼。本題に戻ろう」


     良い女とあれば所かまわず口説いてしまう男に相澤の叱責が飛ぶとわざとらしく肩を竦めた。


    「あの時俺たちはギガントマキアに文字通り蹴散らされ、死ぬ運命だった。それを変えたのが……この二つの石と、俺の最高の女、セイクリッドだ」


     二つの石が光に反射してきらりと光る。


    「薄れゆく意識の中、持たされていた石が輝きだしたのが見えた。そうすると近くで同じように倒れていたセイクリッドがこの姿になって膨れ上がったサイコパワーで放った『癒しの波動』が俺たちを救ったのさ」

    「そんなことが……」

    「まあそれでも辛うじて生きることが出来た程度だけどな。だが助けを呼ぶまでの時間稼ぎには十分だった。それでどうにか命を繋ぎ止め……最終決戦には間に合わなかったが、こうして生きてるってことだ」

    「これは……」

    「これが、メガシンカって言う。つい最近名前がついたばっかなんだがな」


     メガシンカ。どこの冊子にも載っていなかった進化に生徒たちはざわついた。冊子には「三段階までしかポケモンの進化は確認されていない」と書かれていたのだ。

  • 105124/12/04(水) 23:49:14

    >>104

     進化先不明とかかれている他のポケモンにも希望があるのかもしれない、と明るくなるのも無理はないだろう。

     マジェスティックは落ち着かない生徒たちに「まあ聞けよ」と再度腕輪を掲げた。


    「トレーナーが持つ石を『キーストーン』、ポケモンが持つ石を『メガストーン』これらが合わさるとメガシンカが可能になる」

    「サーナイトしか出来ないんですか?」

    「わからねえんだ。今のところは俺のセイクリッドしか観測できていない。この現象がサーナイトという種のみに起こることなのかどうかを探るため、俺には発見された『メガストーン』が全種与えられている」


     マジェスティックは懐からサーナイトが持っている色とは違う玉が多数連なった紐を取り出して見せる。だがどれも、彼女が持っているような輝きを放つことはなかった。

     守秘義務は良いのか、と生徒から質問が飛んできたが「今は少しでも多くの情報が欲しいからヒーローには伝達されてる」と返答がきた。なるほどこれを教える場でもあったのかと納得する。

  • 106124/12/04(水) 23:49:46

    >>105

    「俺から言えるのは「どんなポケモンにも輝くチャンスがあるかもしれない」ってことだ。君らの選択がもしかしたら、明日の発見に繋がるかもしれない。あまり気負いすぎないで最高だと思う相棒を選べよ」


     最後にそう締めくくると、マジェスティックは相澤へと視線を送る。相澤は少々浮足立つ生徒たちに何か言葉をかけようと迷う様子を見て、それから口を閉じた。

     ポケモンの進化は人間にとって鮮烈で眩い。

     あんな巨大なエネルギーを操ることが出来るとなるとそれだけで希望を見出す者もいるだろう。ある程度ざわつきが収まったころ、相澤はエッジショットへと声をかけた。


    「最後に、エッジショット。お願いします」

    「ああ」


     まだマスコットキャラクターのような体をしているエッジショットは相澤の肩の上に乗って全員を見渡せる一に来ると咳払いを一つする。


    「知っている者もいると思うが……俺には相棒ポケモンはいない」


     頷いたのは緑谷だった。ざわつきが起こらなかったので「有名な話?」と芦戸が近くに居た尾白に聞くと「理由は知らないけど、そう」と答える。

  • 107124/12/04(水) 23:50:14

    >>106

     相澤が一睨みすると、その雑談も途絶えた。


    「というのも、俺の“個性”はあまりにも個人行動に向いている。それはつまり、行動の補助や弱点の補強などが逆効果になってしまうということでもある」


     エッジショットの“個性”はただ体を薄く延ばすことが出来るだけだが、その速度は音速に匹敵する。緑谷は頭の中で音速で移動できるポケモンを考えたけれど、どれも大きな体を持っていて身軽に移動するエッジショットには向いていないことは一目瞭然だった。


    「敵の行動を制限させるポケモンとかは……」

    「エッジショットと連携取るには音速についてかねえといけねんだぞ、無理だろ」

    「そっか」


     切島から出た疑問を何故か爆豪が潰す。

     チームアップをすることはあっても、その際は役割分担をして各々が仕事をする。そこには上下関係はなく仕事仲間としての信頼関係が必要だ。

     ポケモンにも信頼関係という物はあるが、それはトレーナーという絶対的な立場から下されるものだ。どれだけ対等になっても、最終的な決定を下すのはトレーナーでありポケモンではない。

  • 108124/12/04(水) 23:50:54

    >>107

    「勿論利点もあった。けれど、色々と考えた結果俺に相棒ポケモンは足かせになってしまうと結論が出た」

    「でも今はだいぶご不便ですよね? 相棒ポケモンが居たほうが良いのでは」


     飯田の提案にエッジショットは首を横に振った。


    「俺はこの体になっても、相棒ポケモンを得ようとは思わない」

    「な、なんでですか?」

    「いつかは元に戻ってしまうからだ」


     言葉の意味が分からず、首をかしげる。


    「体が元に戻ったら、その相棒ポケモンはどうなる。お役御免だろう、そんなことは許されない」

    「あ……」

    「自分が不完全な時に選んだ選択は、必ず誰かを苦しめる。どんな決断をするにも、自分の力が十二分についたことを確信してから動くんだ」


     思わず、緑谷は自分の手を見た。そして前方、自分の幼馴染を見る。彼もまた右手を見ていた。

     少しだけ気になって相澤をちらりと見た。彼はいたっていつも通りの姿をしていたけれど、ほんの少しだけ足が苛立たし気に地面をつついているようにも見える。

     皆、どこか思い当たることがあるのか。

  • 109124/12/04(水) 23:51:14

    >>108


    「持たない、という選択肢も必要だ。ポケモンがいるということに過度に憧れを持ちすぎないように。俺からは以上だ」


    「はいっ!」


     元気よく返事をすると、ちょうど終了のチャイムが鳴った。勢いよくお礼を言うと、それぞれのヒーローたちもその礼を受け取って頭を下げる。

     その時、チャイムの音にかき消されたが相澤の携帯が鳴っていた。

  • 110124/12/04(水) 23:51:48

    >>109


     ‡


     夜。

     麗日、緑谷、心操の三人は相澤に呼び出されて教員寮に来ていた。既に入浴を終えて私服に着替えていた三人は緊張した面持ちでソファに腰かけていた。


    「やっぱりリオルくんのことだよね?」

    「うん……」

    「なんで俺も呼ばれたんだろう」

    「乗り掛かった舟だからじゃない?」


     心操はなぜ自分がここに居るのかわからないといった様子で呆然と座っていた。前回同様麗日の隣にならないよう、緑谷の横を選んでいた。


    「そういえば砂藤くん帰ってきたけどマホイップおらんかったね」

    「マホイップ?」

    「砂藤くんのマホミルの名前だよ。魔法のホイップみたいになってほしいって想いが込められてるんだって」

    「へえ、良い名前だな」

    「でもマホイップもいなかったし、ちょっと心配だね……かなり相性よさそうだったのにな」

  • 111124/12/04(水) 23:52:19

    >>110

     クラスの中で唯一相澤から許可を得て相棒ポケモンを持つことに成功した砂藤の心配をしてしまう。特に今日は濃厚なポケモン談義をしたせいだろうか。

     取り留めのない会話が続く。

     予定の時間から一分ほど過ぎて、相澤が現れた。


    「悪い、遅くなった」

    「いえ待ってないです」


     心操が率先して答える。あまりにも板についた弟子仕草に二人は目を見開いて彼を見ていた。けれど、心操は特に気にした様子はない。


    「リオルの所持者について国から回答が返ってきた。きゅうで悪いが明日新幹線に乗って会いに行く。三人とも用事はないか?」


     彼の言葉に三人そろって「ありません」と答えると、だろうなと返ってきた。ここ数日は鍛錬か復興活動かパトロールの三択だ。プライベートなことを過ごそうにもまだ商業施設は殆ど復活していない。

     していても、一般人に遊んでほしいと思ってしまうのはヒーローの性だ。


    「俺はどうして呼ばれた感じですか?」

    「俺の戦力の代わり」

  • 112124/12/04(水) 23:53:12

    >>111

    「えっ」

    「嘘だよ。ただサポートはしてほしい。色違いのリオルはかなり希少だ。きっと大勢の人の目に留まる。お前の“個性”なら密猟者が居ても捕縛に向いているし頼りになる」

    「えっ、あ、あ、あ、頑張ります!」

    「はい、よろしくね」


     さっと流されるが意気込んだ様子の心操はいつもより心なしかキリッと前を向いている。


    「心操くんキリッとした顔できるんだね」

    「バカにされてる?」

    「たぶんいつもは眠そうって意味だと思う」

    「ねえバカにされてるだろ」

    「おい静かにしろ」


     ぴしゃりと叱られて三人が静かになる。

     だが静かにさせたにもかかわらず、相澤は言いにくそうにして資料を見た。


    「先生……?」


    「連れて行くのが決定しているのは心操だけだ。麗日と緑谷は出来れば留守番をしていてほしい」

    「ええ!?」

    「なんでですか!」

  • 113124/12/04(水) 23:53:59

    >>112

     抗議の声に、相澤はふーと息をついた。


    「……住所は京都府未野市二-三-五」

    「京都……?」

    「未野市……」


     その瞬間、二人の心臓が跳ねた。

     リオルは、今年の三月から四月ごろに脱走したらしいという話が来ている。

     今年の、三月から、四月。

     頭の中にリフレインするのはアナウンサーの緊迫した避難勧告だ。麗日はそれを、どうすることも出来ない位置からただ聞くことしか出来なかった。


     ギガントマキアの縦断。


    「まさか」


     昼間リオルは尋常ではない様子で吠えていた。自分よりも大きな、『怪獣のようなジャラランガに向かって』吠えていた。

     立ち向かうように、自分を奮い立たせていた。まるで背後にいる誰かを守るために。

     相澤は、言葉を選ぶことが苦手だった。

  • 114124/12/04(水) 23:55:11

    >>113

    「今、この住所は更地になっている。家の所有者の生死は不明。ただ、この辺りは死者が多すぎてまだ把握しきれていないだけかもしれない」


     目の前が真っ暗になるような絶望感が襲い来る。


    「仮設住宅で地道な聞き込みになる。当然、多くの訃報を聞くだろう。出来れば生徒たちは連れて行きたくない」


     呼吸が浅くなる。

     相澤の目が、ただ優しくなっているのを感じる。彼が緑谷たちを傷つけたくないと言っているのがわかった。


    「行きたいです」


     声を出したのは麗日だった。


    「……良いんだな?」

    「はい」


     強い目で麗日は応える。


    「ちゃんと、自分の目で見たいです」

    「僕も、行かせてください」


     緑谷が一拍遅れてから同意をする。

     相澤は面倒そうにため息を吐いた。

  • 115124/12/04(水) 23:56:04

    >>114

    「もしご遺族の前で表情に出したり泣き出したりしたら途中であっても帰ってもらう。良いな」

    「はい!」

    「心操はアングラ路線に行きたいという本人の希望と、インターン先の受け入れが当分先になることから実戦形式でのレクチャーも兼ねている。任務続行不可能と判断したらすぐに俺に知らせろ」

    「わかりました!」


     じゃあ、解散。

     そう言われて三人は職員寮を出ていく。生徒たち三人が出て行ったのを見届けてから、相澤は天井を見上げた。


    「新しいポケモン、か」


     リオルのブリーダーの住所を見た時、血の気が引いた。

     そして浮かび上がってしまった一つの選択肢に、今もまだ頭を悩ませている。

     ブリーダーを失ったポケモンは、野生に返されることはなく保護施設で一生を終える。群れの仲間に入れてもらうことも出来なかった、あの『ウプシロン』にリオルは帰ることになる。

  • 116124/12/04(水) 23:56:55

    >>115

    「どうしたもんかね」


     セイクリッドの催眠術が良く効いているおかげかリオルはぐっすりと眠っている。彼の懐から持って来た黒いボールを天井に投げて相澤は目を細めた。


    「どうしたらいい、ゲンガー」


     考えを委ねても答えは帰ってこない。

     それもそうだ。あいつはもう死んだのだから。

     ふー。

     息を吐いて、相澤は立ち上がる。部屋を出ていく直前、自分の影が揺らめいたことに気付きはしなかった。

  • 117124/12/04(水) 23:58:01

    >>116

    ここまで!

    ギガントマキアの縦断については絶対にここで入れておきたいと思ってた

    やっと書けて満足


    今日は寝るぜ!

    おやすみ!

  • 118二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:00:31

    スレ主本当にさっきまでサーナイトとインテレオンは一般性癖って言ってた人と同一人物?
    ギガントマキアの名前出てきたとき心臓凍った

  • 119二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:05:48

    リオルも辛い思い出があるのにそれでもジャラランガに立ち向かった勇気がすごいよ
    先生は早くリオル引き取っちゃえって思いながらいつも読んでる

  • 120二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:10:07

    そういやこの人このスレ立てて最初に書いた話が死ネタだった人だったわ…
    最近ほのぼのやエロ多めだったから忘れてたぜ…

  • 121二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 00:12:22

    サーナイトもインテレオンもほぼ人→わかる
    ほぼ人だから一般性癖→わからない

    それはそれとしてリオルが勇敢で涙出る

  • 122二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 07:25:00

    最後影が揺れたとこ期待してもいいんですか…?
    リオルの勇敢さ本当泣ける幸せになってくれ

  • 123二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 12:30:03

    お辛い展開が確定してるのつれえ
    先生リオルを幸せにしてやってくれ

  • 124二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 19:31:45

    亀レスですまんがサーナイト♂に子供産んでって迫られる先生エロすぎないか
    先生が産めないよって説得するのもエロい
    全てがエロに通ずるなこの設定

    こんな煩悩だらけだったのにリオルの過去で泣いた
    そりゃ人間のことも怖いし群れにも馴染めないよね
    先生と幸せになった姿が見たいよ

  • 125二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 19:34:03

    >>124

    でもさあ…

    ポケモンのたまごってどこから現れたのか分かってないんだよね…

    方法によっては…ね…?

  • 126二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 19:50:27

    ママになれるならそれはそれでエロいんだよなぁ
    だめだもう峰田のこと馬鹿にできないくらい今煩悩まみれだ

  • 127124/12/05(木) 20:18:19

    ただいま
    ごめん今日書けないや

    求愛を受け入れてもらえたと勘違いしたサーナイト♂に押し倒されてお腹の中にそそがれまくってしまう先生
    でも先生は妊娠できないから「もしかしたら栄養が足りないのかも!?」と思ったサーナイトにご飯作って持ってくる
    ご飯を食べたらすぐにまた抱かれて流石に死ぬのでは?と思うんだけどサイコパワーといやしのはどうで連絡手段を断たれた状態で回復させられて永遠に抱かれてしまう先生
    無断欠勤をおかしいと思った山田に助けてもらうまで溺愛サーナイトと爛れた休日を過ごしてくれ


    サーナイト繋がりなんだけどマジェスティックのサーナイトは♂
    野生のオニスズメに襲われていたラルトスを保護したマジェスティック
    その時は自分の個性に不満もないし相棒ポケモンをまた予定がなかった
    乗りかかった船だと野生に戻せるように訓練を続けていたマジェスティックはある日紙で指を切ってしまったところをラルトスに回復してもらいその時初めてポケモンに回復技があることを知る
    ラルトスどころかエスパータイプは発見率自体が低いのと特異な能力から研究もほとんど進んでなかったからその技が存在すること自体が発見だった
    マジェスティックはこのままだとラルトスが研究所で実験に使われてしまうと直感し彼を相棒として匿うことにする
    自分が♂である自覚はあるけれど彼の周りにいる人々や好みを学習したラルトスはマジェスティックの恩義に応えるため好かれる振る舞いを取得していく
    マジェスティックはそんなことしなくても良いのにと思いながらも健気な彼の献身の形だと思うと無碍に出来ず最上の愛を示すために「俺の女」と彼を形容する
    そういう感じの2人です
    これからも出番があります

    じゃあまた明日!

  • 128二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 20:27:41

    上と下の温度感の差よ
    ドスケベ孕まセッと涙ぐましい二人の友情が同時にくるの頭おかしくなる

  • 129二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 21:26:05

    妊娠できないから心配してご飯作ってくれるサーナイト♂も助けてくれた恩人のためにその人の好きな性別に成り切ろうとするサーナイト♂もどっちも健気で泣けてくる
    先生もマジェスティックのサーナイトみたいに愛の力で性別の壁越えようとしてもいいんだよ

  • 130二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:16:02

    相澤先生とサーナイト♂の孕まセッの話で大興奮した後にマジェスティックとサーナイト♂の絆に浄化されて情緒ぐちゃぐちゃになりそう
    どっちも好き

  • 131二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 07:00:40

    やってることエグいのに先生が妊娠できるように一生懸命世話焼く溺愛サーナイトが可愛すぎる
    マジェスティックのサーナイトは健気で泣けるしサーナイトの気持ち汲み取って俺の女呼びするマジェスティックはマジでいい男だな

  • 132124/12/06(金) 16:20:14

    すまんインフルかかったわ
    しばらく来れないから保守頼む

  • 133二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 16:34:49

    oh…
    スレ主お大事に…

  • 134二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 17:07:32

    はわ…スレ主お大事にね…しっかり休んでね…

  • 135二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 22:54:09

    お大事にな……!

  • 136二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 09:28:16

    ほしゅほしゅ

  • 137二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 10:40:19

    更新来てるかなって見にきたらスレ主が倒れてた
    デスマひどかったもんなあ…お大事にしてくれ

  • 138二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 11:57:46

    スレ主お大事に
    毎日夜遅くまでss書いてくれてたもんなありがとう

  • 139二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 19:40:45

    保守ついでにスレ主の産んだ概念の中で好きな物書くんだけど
    俺は相澤兄妹のインモラルな関係がめちゃくちゃ刺さって好きすぎる
    倫理観崩壊してるのにお互い気づいてなさそうなのも最高

  • 140二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 21:16:42

    自分は初っ端の死ネタが1番好き
    キャラの散り際と残された人達の思いに美学感じるから辛いけどすごい刺さった話だった
    何も詳細は言わず日常から消える先生と気づいたマイクの反応とか本当好みブッ刺さり
    それはそれとしてスケベな話も大好き

  • 141二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 21:41:59

    私はクロス系が全部好き(特にフリーレン)
    お互いの世界を尊重して書けてるスレ主が本当にすごいと思った

  • 142二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 22:08:34

    私はAV発覚が好き
    私の中には今までになかった概念
    cv諏訪部の良さがちゃんと出てて周りの反応
    面白いだろうなって予想できるところも含めて良い
    個人的に相澤先生は美人で良い男と思ってるからそこからエロに発展して欲しい

  • 143二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 22:24:57

    スレ主の書く死ネタいいよね…あの話はスレのリード曲みたいなところあると勝手に思ってる
    他だと競馬を嗜んでる先生の概念が好き
    スレ主好きなものが幅広いからいろんなジャンルの話が見れて嬉しい

  • 144二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 23:12:56

    適当にSVで抜こうとしたら生徒もので萎えてマイクにだる絡みする話も好き
    男子って感じのノリの同期が好きなんだ

  • 145二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 08:28:03

    A組男子と♀澤先生の乱交話が好きだ
    俺はエロい話が大好きなんだ

  • 146二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 08:38:22

    今書いてくれてるポケモンの話とかポケモンバトルで大人気ないする相澤先生の話が好きだな
    自分がポケモン大好きだからめちゃくちゃ読んでて楽しいしスレ主が詳細までこだわってるから本当に話にのめり込んじゃう

  • 147二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 09:57:44

    エッな話は全部好き!
    特に最近のオヤブンサーナイトにヨシヨシされる先生とかサーナイト♂に子作り迫られる先生の話には性癖壊された

  • 148二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 12:42:30

    全部好きなんだけど乱交シリーズの中で峰田の時だけ女性優位になったのアレ性癖ぶっ壊された
    女王様な相澤♀先生もたまんねえ…
    ノットエロで一番好きなのは心操が相澤先生の動画を世に出すやつ
    師匠のこと世間に覚えてて欲しい弟子可愛かった

  • 149二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 17:36:08

    スレ民たちが声を揃えて許されねえだろ!!って言った有罪澤が好き
    責任取れ有罪澤

  • 150二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 17:47:21

    俺は相澤先生とエリちゃんのほのぼのが好き
    あと相澤夢の話。初めて理想の相澤夢に出会って感動してた

  • 151二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 22:11:12

    上鳴と耳郎のコンビとA組体調不良が好きすぎるから体調不良ネタ書いてくれた時まじ嬉しかったな

  • 152二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 22:16:48

    ホラーが好きだったりする俺
    暑さが残る秋にちょうどよかった思い出

  • 153二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 06:49:52

    スレ主のホラーマジで怖くてビビった
    どのジャンルでも引き込める文書けるのすごい

  • 154二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 10:44:27

    スレ主が書く先生癖とかっこよさが詰め込まれてて好き

  • 155二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 17:03:57

    概念といえば花吐き病にかかった相澤先生をどうにかするために元A組が奔走するやつ良かった
    いつか文章で読みたい

  • 156二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 18:48:10

    スレ主は先生の優柔不断で考えすぎる面から意外と気の抜けててだらしない面、ヒーローや大人としてかっこいい面まで余すことなく書いてくれるから好き

  • 157二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 20:22:23

    見返してみてこんだけ小説あるのに、白雲の話題がほとんど出てない事にいままで気付かんかった。
    思い浮かばないなら無理強いはしたくないけど何かしら概念だけでも見てみたいものだ。
    そうだ、発熱とか喉に症状出てるなら喉を冷やすといいぞスレ主。見てるかわからんが。デコに冷えピタはあんま意味ない。

  • 158二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 20:35:56

    首裏や脇なんかを冷やすと効果手やぞスレ主。
    前に手コキカラオケネタがあったけど
    忘年会の二次会がカラオケで教師陣がワイワイやってる
    ほのぼの空間も見てみたい

  • 159124/12/09(月) 21:21:52

    ひさしぶり

    なんかめちゃくちゃ心配されてる&めちゃくちゃ褒められてるな!?
    嬉しいof嬉しい
    あと保守ありがとう!ほんmoney助かる
    だいぶ回復したで

    出社は水曜からなんだけど体力が死ぬほど落ちてるのを感じるのでしばらくは更新できないかもしれん
    見捨てずにいてくれると助かる
    顔は出しにこれるよう頑張るぜ

    じゃあ菌を倒すためにまた寝るぜ

  • 160124/12/09(月) 21:34:10

    私だけがインフルで苦しむのは割に合わないので私が回復した暁には先生にもインフルになってもらう
    9.8まで熱が上がったけど「なんだ熱が上がっても結構動けるな」と油断してそのまま歩いて病院に行き途中で「いやこれダメかもしれん」ってしゃがみ込みかけたり
    「熱以外の症状ないから楽だな」と思って油断してたら突如として襲う咳の嵐に喉がちぎれて血を吐いて欲しい

    ここまで書いてこれインフルレポssになるからダメだなってなったわ

    寝るぜ

  • 161二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:09:23

    スレ主おかえり

    元気そうで良かった
    更新ないの了解やで保守は任せてくれ

  • 162二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 07:15:11

    スレ主久しぶり!
    美味いもん食べていっぱい寝て体力つけるんやで!

  • 163二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 14:06:21

    スレ主おかえり!!
    わかるインフルって油断したときにいきなり症状くるよね
    保守は任せとけ

  • 164二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 18:25:20

    おかえりスレ主
    インフルの症状読むだけでしんどそう
    ゆっくり休んでな
    体調不良先生の話も気になるぞ

  • 165124/12/10(火) 19:40:21

    みんな心配&保守ありがとやで

    頭の中で先生にアホエロ理不尽な目にあってもらうことで平静を保ってるんだけど
    異世界転移をした先生が向こうの王族に見そめられて愛妾にさせられる話とかを休み中考えてた
    その国の女性はみんな3メートル超えで2メートル以下の小柄な男は人権がなく(比喩ではない)愛玩的な可愛がられ方をされるのが主流
    なお可愛がり方は性的なもの一択な世界観
    先生みたいな人間タイプはフォルムの可愛らしさも相まって市場価値も高く人気
    上位種には加齢とかの違いがよくわかってない
    変な魔法のせいで母乳が出るようになってしまったおっぱいとか撫でられるだけで射精してしまうようになる前立腺とか他の体の部位はそのままなのに女性器を付け加えられたり肉体改造をされてしまう先生
    調教がない日は王族のデカ強お姉様方にかわるがわる愛撫され鳴き声をあげる姿を「やだ〜可愛い〜♡」と馬鹿にされる日々
    当然可愛いからデカ強お兄様たちからも目をつけられてるんだけどあんな凶悪ちんぽ入れられたら壊れてしまうのでお姉様方が守ってくれてる奇しくもお姉様方に気に入られてるから守られてる命
    そういう尊厳を削ぎ落とされた愛玩動物ショータくんの一日を追いてえ…
    デカ強お姉様方に体を押さえつけられ体に出来たばかりの女性器に過剰な快楽を与えられ「ここが子宮だよ〜♡」「赤ちゃん作れないけどね♡」「気持ち良くなるためだけのお部屋だよ♡」って逃げを打つ体に徹底的にメスの快楽を教え込まれるところがみてえ

    寝るわ

  • 166二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:37:17

    俺はスレ主に一生ついていくことを決意しました

  • 167二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:40:16

    上位種デカ強女に愛玩動物にされる相澤先生…!?
    カントボーイにされて擬似子宮弄ばれる相澤先生…!?
    性癖ぶっ壊れてしまう

  • 168二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:41:13

    >>167

    自分の性癖はもう壊されたし

    もう手遅れだよ

  • 169二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:46:08

    スレ主って他人の性癖ぶっ壊すのが特技だったりする???
    とても好きですありがとうございます

  • 170二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:50:28

    自分スレ主のアホエロ大好きなんだなって……

  • 171二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 22:05:02

    スレ主の理不尽エロに何回性癖壊されかことか
    愛玩動物ショータくんかぁいいね…

  • 172124/12/10(火) 22:17:31

    相澤先生は最初必死に元の世界に戻ろうとしてて王族のお姉様たちから逃げてたしお姉様方もいくらヒト種でも逃げたものまで追おうとしなかったから放し飼いされてたんだよね

    そんな中ある日お姉様の1人が布団をかけずに眠っているのを見た時に「あの人先週もあれで風邪引いてたな…」と思いこっそり布団をかけてあげてしまった相澤先生
    翌日監視映像にその様子がバッチリ映ってて王族のお姉様方みんなが心撃ち抜かれてあの子欲しい!あの子どこ!?となり一瞬で捕まる
    先生がやったのはこっちで言うところの激かわ子猫ちゃんが飼い主のために毛布を寄せてあげるようなことだったのでもうみんなメロメロだった
    この世界の愛情表現は相手を気持ち良くすることで特に強者ほどその気質が強くなる
    王族の女性全員に見初められてしまった先生はもう大変
    前立腺に振動魔法をかけられて絶叫しながら射精させられるし擬似子宮に淫紋しかけられて自分から刺激を欲することになるし全裸抱っこの状態でお散歩させられて国民の前で視姦からの脳イキ決めるしいたずら好きな双子姉妹に拘束された状態で失禁するまで擽り攻めされるし寝てる間は改造スライムに眠姦されて余すところなく開発されまくるし
    でも毎日毎日お姉様方は可愛い可愛い♡って先生のことを可愛がってくれてるだけなんだよね
    巨大な女たちに体を押さえつけられベロチューされて男の尊厳叩き折られて怯えた目で「今日はもう抱きしめられて眠りたいです」って懇願するんだ
    そんな可愛いおねだりされたらお姉様方はみんな一緒に寝ようね♡してくれるんだけどそれだけだときっと物足りないだろうなあとお姉様方からの配慮によって乳首に微振動の魔法をかけられ身をよじろうにも複数のお姉様方に抱きしめられて身動きも取れず朝まで快楽に苛まれるんだ
    可愛い可愛い愛玩動物ショータくんが朝方やっと気絶できて眠ってるのを見て「やだ〜♡ショータくんったらお寝坊さん♡可愛い〜♡」と写真を撮って上機嫌なお姉様方
    なおお姉様方は基本同担拒否なので普段は和やかだけどショータくんが誰か一人を選ぼうとした瞬間にヤバ目の戦いになるのでショータくんはそこら変慎重にならないといけない
    ただしお姉様方は皆自分だけが選ばれたいので定期的に拷問めいた快楽を与えて「私が一番だよね?ね?」してくる

  • 173124/12/10(火) 22:17:51

    >>172

    「俺に一番を選ぶことはできません」っていつも泣きながら言うしかできないショータくん

    そんなところもいじらしくて好き♡となりまた愛情表現が過激になる無限ループ

    異世界に来てからわずか半年でもう元の生活に戻れない体になってしまったショータくん

    ワンチャン寿命切れとかを狙ったが上位種の皆様は人間の十倍から十五倍生きるというのがわかり全てに絶望する

    「これからもずーっと一緒にいようね♡」と抱きしめられ疲れ切った顔で「……はい」と言うしかないショータくんでエンド



    今度こそ寝るぜ

  • 174二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 22:21:37

    うわああああ!
    最高!色々壊れた音がしたよ!

  • 175二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 22:33:39

    またスレ主が最高な設定考えてる
    ペット可愛がる感覚で性的なこと色々される先生かわいそかわいい

  • 176二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 22:35:12

    正直こういう姿の先生を元A組(成人済み)の夢に出してあげたいよね

  • 177二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 22:41:39

    お姉様方が全員同担拒否なの怖すぎるだろ
    勝手な勘違いからお姉様方に理不尽お仕置きされる先生みたい

  • 178二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 07:35:08

    この先生雄としてどころか人間としての尊厳も最終的に失われそう
    それはそれでありか

  • 179二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 12:32:43

    格好いい先生が好きなはずなのにデカくて強いお姉さま方に生殺与奪の権を握られる惨めな先生に興奮してしまう
    スレ主は責任とってね

  • 180二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 18:31:13

    昼間は自分から逃げまくる太々しい顔した猫ちゃんが夜誰にも見てない時は近寄ってきて自分のために布団かけてくれたって考えたら流石に可愛すぎるからこれは先生が悪い

  • 181二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 19:40:45

    最低3メートルある巨女相手に不本意ギャルゲーを迫られる愛玩動物先生かわいそかわいい
    しかも好感度上げたら強制すけべなんでしょ?どこに転んでも最悪すぎる

  • 182二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 19:51:04

    複数巨女x成人男性好きなんだけど先生でそれをやるって発想がなかったから「ほう…巨女攻めですか…やりますね…」って謎目線になってる
    我々の発想の常に上を行くスレ主の性癖に乾杯

  • 183二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 22:04:20

    3次創作失礼(ダメだったら消して)

    “1日だけ”元の世界に戻してあげたいよね
    疼く身体を抱えながらもう元の生活は送れないんだって絶望してて欲しい
    そして異世界に帰る直前、嫌だ!戻りたくない!助けて!ってプライド全てを投げ捨てて叫ぶけど誰も助けることができないのはいいと思うんだ

  • 184二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 07:05:11

    ペットってことは首輪つけられてたりするのかな…
    お姉様方に各々アクセサリーをつけられる先生良すぎる

  • 185二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 07:32:05

    そんな全方位曇らせみたいな地獄展開………

  • 186二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 11:03:03

    かっこいい男の尊厳破壊なんてなんぼあってもいい
    スレ主もっとやってくれ

  • 187124/12/12(木) 20:09:46

    ただいま

    お姉様方の身長はだいたい3m90cm〜4m60cmをイメージしてる
    だいたい大人と子供みたいな身長差
    実はお姉様方は簡単に地球にアクセスできる立場だからその気にさせれば地球に戻れると思った先生
    しかしこれだけ簡単にアクセスできると言うことに不安を覚え話を聞いてみると近々お気に入りの子達だけを保護してあとは絶滅させ資源を略奪する計画だと悪びれもなく教えられる
    先生は地球ひいては地球にいる大切な人たちを守るためお姉様たちに媚を売って売って売りまくって言うことを聞いてもらえる立場を手に入れ自分が一生地球に帰れなくなりドスケベ愛玩動物として生涯可愛がられることと引き換えに地球を守り抜くことに成功
    ヒーローとしての矜持を胸に今日も明日もお姉様方に愛してもらう
    なおお姉様たちはしっかり先生に骨抜きにされたので毎日えぐめの愛をプレゼントしてくれる
    この間は臓器取り替えで健康寿命が人間の四倍になってしまった
    息をするだけで甘イキする体だけど「今日も愛してもらえてショータはとっても嬉しいです♡」と内心真顔になりながら媚び媚びベロチューする先生
    自分の尊厳より大事なものを守る時先生はどんな辱めにだって耐えることができる
    本当に格好いいぜイレイザーヘッド
    恥ずかしい写真撮られる時だって各お姉様方の一番好きなショットを覚えてそのポーズ撮ったり逆にわざと外して焦らしたりする
    ふりふりドレスを着せたがるお姉様のために服を着て「お洋服可愛くてとっても好きです♡」って言うしこっちで言うところの犬と交尾(悪気なし)させられても「◯◯様のワンちゃんとさせていただけるなんてなんて幸せものでしょう♡」って喜べる
    物陰で吐く
    時々泣きながら「俺はこんなんじゃ…こんなんじゃねえ…!」と呻き声をあげてる

    やっぱ書くの土日にならんと無理かも
    まあまあ体力的にきつい
    埋まったら次スレ立てるから気にせず雑談しててくれ〜

  • 188二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 20:19:06

    ひぇっ…(歓喜)
    尊厳破壊大好きすぎだなスレ主。
    でも何があっても先生は折れないんだっていう愛を感じる。
    寿命四倍とはいえ、相澤先生死んじゃったらお姉様方どうするんだろう…。

  • 189二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 20:26:19

    絶対に心を壊したり目的を見失わせないところに強めの癖と愛を感じる
    なんかこの愛だいぶ歪んでないか?

    尊厳破壊大好きなんだけどスレ主からここまで丁寧なものを出してもらえると思わなくてとても興奮してる

  • 190二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 22:38:53

    高潔な精神と辱めを受け入れた末の媚び行動のギャップが最高すぎる
    絶対ヒーロー精神は忘れないけどそれはそれとして表面的な部分から堕とされていくの堪らんな

  • 191二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 06:56:34

    地球のみんな守るために媚びペットになる先生かっこよくてエロすぎる
    度々メンタルとと言動の間で解釈違い起こしてるのも良すぎ

  • 192二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 18:15:14

    こっちで言うところの犬と交尾させられるけど地球のために媚びなきゃだから喜んだフリしながら受け入れる先生最悪だけど見たすぎる

  • 193124/12/13(金) 20:12:57

    ただいま

    明日の昼くらいに短いやつ書いて次スレ立てるね
    全然関係ないけど♀澤先生ストレスをオ◯ニーで発散するタイプだと可愛いなって思うので
    彼氏のeggTENGAを裏返して使うオ◯ニーやって彼氏に見つかってエグめのお仕置きされてたら可愛いなと思います
    彼氏の方が力弱いけど先生は彼氏のことが好きなのでお仕置きをされてあげる
    なお先生がブチギレてると押し倒した状態で彼氏は放り投げられ関節技を無言で極められる

    じゃあ今日は寝るねおやすみやで

  • 194二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 20:32:53

    >なお先生がブチギレてると押し倒した状態で彼氏は放り投げられ関節技を無言で極められる

    俺つよつよ美女大好き…ありがとう…

  • 195二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 07:19:32

    ♀澤のストレス発散オ○ニー見たすぎる
    彼氏放り投げて関節技決める先生想像して笑っちゃった

  • 196124/12/14(土) 12:23:50

    おはよう

    上の彼氏とちょっと軽めの喧嘩するつよつよ彼女♀澤先生の短いやつを書いてくるね
    飯食って色々準備してからやるから少し遅くなる&短いよ
    したら次スレ立てるね

  • 197124/12/14(土) 16:46:20
  • 198124/12/14(土) 16:46:40

    こっちは埋めちゃうね

  • 199二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 16:47:22

    埋め

  • 200二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 16:48:05

    次スレに乗り込めー!

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