ドウデュース。バッタと闘い敗北

1二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 07:41:42

「東アフリカで大量発生し中央アジアを越えて船橋へ大量のバッタが侵攻中」。現在進行中で各地の人々を震撼させるこのニュースに一筋の光が差し込む――

「ドウと戦わせてはどうだろうか」
きっかけはこの一言だった。目には目を、災害には災害を。そう、競馬界のワームホールこと終身名誉主人公ドウデュースをバッタ軍団にぶつけるというアイデアだ。
馬番号ウ◯コ(16番)に決まったタッケの枠番抽選会にいたドウはこれを聞いて「勝てるわけないだろ」と快諾。ここに400億匹のバッタvsドウデュースという夢の有馬記念(無観客)が実現した。

有馬記念開催を待つ中山競馬場へ連行されたドッウ。
一度の種◯けで放出される精○の数がおよそ2億～3億だった事を思い出し、ドッウは産駒にバッタを攻撃させる作戦を考案。地元の良血牝馬を種◯けしてはドウデュースJr.を量産しインゼル軍団を結成、バッタに備えた。

決戦当日の昼過ぎ、全裸に16番のゼッケンといういでたちで10万頭のドウデュース達は荒れはてた中山の芝に立ちはだかった。対するバッタも数を約200兆匹に増員して空を埋め尽くす。「まるでユタカコール」――ドウはそう呟いた。ファンファーレは羽音にかき消された。
観客はいない。がらんどうの中山競馬場でドウデュース達は無我夢中に自慢の末脚をしごき続けた。差しても差しても現れる前残りのバッタ。ドウデュース達も力尽き、一人、また一人と垂れてゆく。
それでもドウデュースは走り続けた。自らの走る姿が人類を救うと信じて――

翌朝、読売巨人軍へ訃報が走った。立派な髭の生えた巨人小笠原の遺体が発見されたのである。
これについて大正義巨人軍原監督は「良いお薬になったね」とコメント。9戦勝ちの無いチームの起爆剤を切望した。
なお、明日の試合には間に合うもよう