【🎲・オリキャラ・閲覧注意】元アリウスの偽ナギサ2

[1 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:01:45]

・もしもアリウスに桐藤ナギサに成り代わらせるための替え玉に仕立てられた生徒がいたらという設定のスレです。

・しかしその生徒はアリウスの環境に耐えられず自分を「桐藤ナギサ」だと思い込みトリニティに帰らなければ、とアリウスを飛んで脱走、ロケットランチャーに撃墜されアビドスに墜落しました。

・その生徒は墜落のショックで正気を取り戻し、今では立派？なアビドス対策委員会1年・藤関ナギサです。

・どこかズレてはいますがアビドスにはなじんでいるようです。

・時系列としては、ブラックマーケットに突入し銀行を襲って帰ったところです。『ナギサ』は通信越しにリーダー面してはっちゃけました。

前スレ

【🎲・オリキャラ・閲覧注意】元アリウスの偽ナギサ｜あにまん掲示板

[2 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:04:53]

[そんな藤関ナギサのステータスです]
名前：藤関ナギサ
所属：アビドス高等学校・対策委員会
学年：1年生(拾われたため)
年齢：不明(17歳)
身長：159㎝
特記：本物ナギサ様との外見上の違いは1㎝低い身長と二回りは大きな翼、そして声(早見沙織と能登麻美子くらい違う)

[※添付はAIイラストによるイメージ図です]

[3 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:06:35]

・戦闘関連
白兵　37
射撃　58
防御　45
回避　41
トラップ　15
戦術　66
(『ナギサ』自身の戦闘力はモブより一回り強い程度)

・非戦闘関連
神秘　70(ラファエル)
政治　37
料理　7
美術　70
事務　50
医療　100(神秘・異能寄りの医療技術)
技術　86(アリウス時代の厳しい生活経験に依る)
家事　49
ナギサエミュの完成度：60％

・学力(偽ナギサの知識としては2年生相当)
国語　40
数学　1(そもそも数字の大小もピンとこない)
歴史　50
化学　53
物理　32
(あるかわからないけど)英語　69

[4 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:14:17]

・好感度
①ナギサからの好感度
・対策委員会
ホシノ：76
ノノミ：80
シロコ：88
アヤネ：64　
セリカ：89
・便利屋68
アル：85
カヨコ：25
ムツキ：68
ハルカ：35
・トリニティ
ヒフミ：51
・シャーレ
先生：40
(『ナギサ』はアビドス対策委員会の面々が恩人であることは理解しており感謝している)

[5 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:14:45]

②ナギサへの好感度
・対策委員会
ホシノ：41　(ある程度信用しているがまだまだ警戒心は残る)
ノノミ：90　(全面的に信頼)
シロコ：43　(ある程度信用しているがなんとなく違和感はある)
アヤネ：22　(羨んでいる部分あり)
セリカ：89　(全面的に信頼)
・便利屋68
アル：20　(オーラが苦手)
カヨコ：13　(警戒)
ムツキ：73　(面白い子)
ハルカ：73　(丁寧さにちょっとだけ安心)
・トリニティ
ヒフミ(ただし覆面を被った状態の『ナギサ』に対する好感度)：36
・シャーレ
先生：先生は生徒皆の味方

[6 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:16:12]

③その他特記事項
・ベアトリーチェには特に何とも思われておらず、駒の一つに過ぎなかった。
・世界のことは怨んでいる(好感度18)が日常生活に影響はないし復讐したいとも思っていない。
・桐藤ナギサのことは好いている(好感度89)。恩人だと思っている。
・実はゲマトリアの実験体の一人だったが整形された程度で良くも悪くも実験による影響はなかった。

[7 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:28:13]

ホシノたち外出組はヒフミと共にアビドスに戻り待機組と合流する。

dice1d3=1 (1)

1.　『ナギサ』は身を隠した。

2.　『ナギサ』は覆面で出迎えた。

3.　「おかえりなさいま……あっ」　ヒフミ「え、ええっ！？？！」　

[8 二次元好きの匿名さん 24/12/02(月) 19:31:38]

まあ、隠れるのは仕方ないね

[9 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:37:54]

徹底的にステルスを続ける『ナギサ』。この警戒心は流石に元アリウスだと言えるだろう。
あるいはホシノやアヤネが提案したのかもしれないがそれは問題ではない。

そして『ナギサ』を除いた全員で書類の確認を行っていたが、衝撃の事実が発覚する。

セリカ「な、何これ！？一体どういうことなのっ！？」
セリカが声を荒げるのも無理はない。
現金輸送車の集金記録には、アビドスからの集金後、ヘルメット団に対して「任務補助金」なるものを提供……つまりは支払った記録が残されていたのだ。

ヘルメット団の背後にいたのはカイザーローン、いやそのさらに上、カイザーコーポレーション本社の息がかかっているに違いない。

……集金元を潰してしまっては元も子もない、大損であるはずなのに、なぜこんなことを？
答えを出せるものは一人も居なかった。

[10 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:45:32]

「(……行きましたか。思ったより気丈な方でしたね。)」
正門でホシノたちと話し、困ったり暗い顔をしたり。それでも最後は笑ってアビドスを離れて行ったヒフミを、『ナギサ』は校舎の窓から覗き見ていた。

「(ホシノさん曰く、「ナギサちゃんが居ようと居まいと今のアビドスはトリニティやゲヘナには頼れないからさ」。……トリニティやゲヘナにあまり関わらせる気はない、と。そういう事でしょう。)」
「(動機はともあれ、それは私にとっても好都合です。)」
「(……好都合？ああ、そうですね。私は……ここに居たいですから。)」

[11 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:51:29]

そしてその日は解散し、また明日ゆっくり集まることとなった……。

[12 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 19:51:55]

[と見せかけて夜のイベント]

dice1d4=2 (2)

1.　先生とお話し

2.　ネオナギサスペシャルブレンドの開発

3.　ノノミ「ちょっとお時間いいでしょうか？」

4.　「さて。ホシノさんが少し病んでいますね。」

[13 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 20:37:24]

『ナギサ』はあくまで現場には出ておらず、後方から指示をしていただけ。
しかも指示は(銀行強盗の時を除いて)アヤネがメインであったため疲労は比較的少なかった。
そしてナビゲートも直接戦闘も向いていないが、医療に関してだけはいくばくかの自信を持っていたのである。

「(ですから、まあ。このような形ならより貢献できるのではないかと……。)」
「(流石に皆さんもいっぱい歩かれると疲れていましたし、疲労回復を目的としたものを調合しましょう。)」

そんな思い付きが形にできる程度には唯一無二の才能がそこにはあった。

[14 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 20:52:56]

[使われていない実験道具セット]

dice1d2=1 (1)　1.発見！　2.発見できず

[サボテン]

dice1d2=1 (1)　1.発見！　2.発見できず

[サソリ]

dice1d2=1 (1)　1.発見！　2.発見できず

[ネズミ]

dice1d2=2 (2)　1.発見！　2.発見できず

[お菓子の余り]

dice1d2=1 (1)　1.残ってた！　2.おり悪く完食されていた……

[塩化ナトリウム]

dice1d2=2 (2)　1.発見！　2.発見できず

[酢酸]

dice1d2=2 (2)　1.発見！　2.発見できず

[※見つかったものが多いほど効能のあるブレンドが完成]

見つかったもの0個：「……仕方ありませんね」

1もしくは2個：ゲロマズだが体力回復が早くなるブレンド

3もしくは4個：↑+安眠効果あり

5もしくは6個：↑+傷の治りも早くなる謎効果

7個：↑+味もまともに！

[15 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 21:03:45]

「(まずもって器具が残っていたのは幸運でした。)」
折を見て回収していたサソリを蟹でも茹でるようにビーカーで茹でていく。

「純度も高めなければ。」
出汁汁中身を別の枝付きフラスコに移し替え、蒸留し謎エキスを抽出。

同時並行で、ピンセットで丁寧に針を取り除いたサボテンを皮ごと茹でる。
飲み易さを目指して、柔らかくなったサボテンを攪拌棒でゴリゴリとすり潰し、味を調えるために余ったお菓子を投入。
最後に蒸留しきったエキスを弱火で溶かし込んで火を止めれば完成である。
「よし……。」

[16 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 21:05:45]

「……いえ、よしではありませんね。余裕があるのですから薬効を確かめねば。」

大切なことに気付く『ナギサ』。

[ところで『ナギサ』の料理は7と厨房出入り禁止レベルですが味覚センス自体はどうなのですか]

味覚センス　dice1d100=92 (92)

[17 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 21:06:51]

[お前……お前舌はまともなのか………]
[まともなモノあんまり食べてなかったはずなのにそこのセンスは本物ナギサ様くらいあるのですか……]

[18 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 21:11:42]

「………。」
「良薬は口に苦し、とも言いますからね。」
目の前の苔緑をした液体を前にした詭弁である。

『ナギサ』は調合の後片付けをして、校舎の戸締りをしっかりと確認し、シャワーを浴び体を洗ってノノミが用意してくれたパジャマに着替えては歯を磨く。

[19 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 21:15:26]

そして苔緑の液体が入ったカップを手に保健室のベッドに腰掛ける『ナギサ』。
「効果は出るはずです、効果は……。」
「𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓽𝓾𝓶 𝓮𝓽 𝓸𝓶𝓷𝓲𝓪 𝓥𝓪𝓷𝓲𝓽𝓪𝓼。この程度……！」
唱えて一息で飲み干す。

「………んぐっ……ぅ……ぁ………」
『ナギサ』は静かにベッドに倒れ込み、綺麗な顔で意識を手放した。

[20 ◆B3SSKg8oHw 24/12/02(月) 21:23:53]

[藤関ナギサ、ここに眠る]
[もちろん安眠しているだけです]
[今晩は此処まで、明日は更新短めもしくは保守のみになるかもしれません]

[21 二次元好きの匿名さん 24/12/02(月) 21:32:23]

(安眠)
味覚は良いのに壊滅的…
薬にでも変質するのか？

[22 二次元好きの匿名さん 24/12/02(月) 22:03:31]

これは誰かを無理矢理眠らせる睡眠薬として使えるな！(なお味

[23 二次元好きの匿名さん 24/12/02(月) 22:20:29]

乙です～
徹底してるね。
これなら本物ナギサ様の情報部にもばれてなさそう。
それはそれとして、これ（周りの状況含めて）変な誤解されそう

[24 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 06:45:28]

>>21

>>22

[クックック……]

>>23

[良くも悪くもトリニティにバレる確率は極めて低いです、5%くらい]

[25 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 07:05:44]

[安眠する『ナギサ』の第一発見者]

dice1d7=4 (4)

1.ホシノ

2.ノノミ

3.シロコ

4.アヤネ

5.セリカ

6.先生

7.自分で起きた

[26 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 07:08:26]

[見つかるタイミング]

dice1d2=1 (1)

1.比較的早朝(単独で見つかる)

2.皆集まりだして、起きてこない『ナギサ』をアヤネが起こしに来たタイミング

[27 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 07:22:14]

早朝のこと。アヤネは保健室を訪れていた。
アヤネの視点から見れば、間違いなくいい人ではあるのだかどこかズレている『ナギサ』をほっておけなくなったのかもしれない。

アヤネ「(自然に喜ぶ姿を見られたのはいいけど……それが銀行強盗の時なんて……。)」
アヤネ「(……一緒に勉強しませんか、って言いましょう。)」
そう決心して保健室の戸を3回ノックする。
返事はない。
アヤネ「あ、あれ……？早すぎたかな……。」
登校日であれば普段の『ナギサ』はもう起きている時間であった。
アヤネ「ごめんください」
アヤネはもう一度ノックする。お着替え中かもしれないからだ。
しばらく待っても返事はなかった。

アヤネ「……失礼しますね……？」
何かとんでもないことをしていないか心配になり、そっと戸を開け保健室に入るアヤネ。

[28 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 07:26:35]

もちろん『ナギサ』は部屋をきれいにして就寝していた。

一見して不自然なところはない。

dice1d2=2 (2)

1.　アヤネ「ナギサさん！？」[誤解発生]

2.　アヤネ「……あ、あはは……おやすみ中でしたか……」[誤解無し]

[29 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 12:02:20]

虚無的な性格故か『ナギサ』の寝相はすごぶる良く、静かな寝息がなければ万一のことを想像しそうなほどであった。

逆に、寝ているだけのことが分かったアヤネは安堵できたということである。

「………」
しかし、気配に気づいたのかゆっくり『ナギサ』はその目を開く。

アヤネ「あっ……す、すみません、お邪魔してます……。」

「………いえ、おはようございます。」
ほほ笑んで挨拶する『ナギサ』。
ぐっすり眠れたから気分も良かったのだろう。アヤネがそこにいることは特に気にするほどでもなかった。
ゆっくり体を起こす。

[30 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 12:12:37]

「ご要件を伺っても？」

アヤネ「は、はい。その……いつもは起きている時間なのに、静かでしたから、ちょっと心配になってしまって。」

アヤネ「それで、念の為確認に入ったんです。」

「……？……ああ、セリカさんの件もありましたからね。」

「(確かに心配になるのも理解はできます)」

「ただぐっすり眠っていただけですよ。」

アヤネはほっとする。

アヤネ「でも、ごめんなさい。そういうことなら起こしてしまって……。」

アヤネ自身は寝起きが悪く、起こされることの辛さは重々承知していた。

dice1d2=1 (1)

1.　「そういう日もありますよ」

2.　「いえ、ありがとうございます」

[32 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 12:23:18]

『ナギサ』もアヤネが気にしているのは分かったが、起こされたことを気にする考え方はしていなかった。

「ただ、着替えの間だけは、少し外でお待ちいただけますか？」
穏やかに告げる。

アヤネ「あっ、はい……！お邪魔しました……」
アヤネ「……あれ、待っている……？」　
退出しようとするアヤネが言い回しに疑問符を抱く。

「忙しければお帰り下さって構いませんが、追い返すのも無粋でしょう。」
「折角ですからこの後、また勉強を教えてください。」

アヤネ「……！はいっ。」

[33 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 12:25:41]

[楽しく話せたので好感度が上がります]

[『ナギサ』からの好感度上昇※今64]

dice1d3=2 (2)

[アヤネからの好感度上昇※今22]

dice1d5=2 (2)

[34 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 20:58:33]

アヤネ「……と、そろそろ時間ですね。勉強はここまでにしましょう。」

「ああ、もうそんな時間ですか。お付き合いありがとうございました。」

アヤネ「いえ……実は私も勉強しようと思っていましたから。」

「ふふ、それは丁度よかった。」
図書館で笑いあう二人はそろそろ会議の時間だ、と勉強を切り上げる。

[35 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 21:14:45]

そして対策委員会・教室に合流するアヤネと『ナギサ』。

アヤネ「おはようございます。」

「おはようございます。」

シロコ「おはよう。」

ノノミ「おはようございます～☆」

セリカ「おはよ。勉強してたの？ナギサまで珍しいわね。」

「はい、ご一緒していました。どうにも私は世間知らずなところがあるようですから。」

シロコ「自覚あるんだ……」

アヤネ「あはは……。算数の勉強ですけど……。」

ノノミ「あ、ホシノ先輩はお昼寝中です～。」

アヤネ「ま、またですか……仕方ありません。それでは今いるメンバーで会議を始めましょう。議題は……」
こうしてなんでもない一日が過ぎ去ろうとしていた。

[36 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 21:21:31]

会議の中、ふと『ナギサ』は提案する。

dice1d4=2 (2)

1.　「ん、カイザーコーポレーションを襲いましょう。」

2.　「やはりラーメンしかありません。」

3.　「いっそミレニアムに支援を求めるというのは？」

4.　「この土地そのものに価値があるのでは？」

[37 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 21:36:28]

セリカ「はあ、どういうこと？」

「柴関さんのラーメンは美味しい。毎日でも食べたいほどです。」

セリカ「そうね。大将のラーメンはキヴォトス一よ！」

「ということは売れるということです。」

「柴関ラーメンのレシピを教えていただき、まずは比較的地政学リスクの少なくお金を持っているであろうトリニティかミレニアムに支店という形で出店。我々が店員となってそこで柴関ラーメンを売り上げお金を稼ぐ……。」

「……いかがでしょう？」

[各員の反応、出目が大きいほど賛成・好意的]

ノノミ[最低保証30] dice1d100=99 (99)

シロコ　dice1d100=95 (95)

セリカ[最低保証50]　dice1d100=86 (86)

アヤネ　dice1d100=52 (52)

先生　dice1d100=7 (7)

[38 二次元好きの匿名さん 24/12/03(火) 21:42:08]

先生が反対するのは経営的な面とラーメン作りの大変さ的なところでかな？

[39 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 21:47:20]

ノノミ「わあ☆素敵なアイデアです。流石ナギサちゃん！」
満面の笑みで賛成し、思わず『ナギサ』に抱き着くノノミ。

「恐れ入ります……」

シロコ「確かに盲点だったけど、いい考えだね。私たちが店員なら人件費もかからないし。」
シロコも真面目な顔で頷く。

セリカ「ふっふーん、その時は先輩としてビシバシ指導するからね！」
セリカももちろん乗り気であった。

アヤネ「たしかにセリカちゃんのノウハウもあるし……あとは柴関さんの許可と店舗の取得と……」
アヤネも雰囲気に流されたのか、真面目な検討を始める。

"うーん……その道は応援したいけど……"
唯一難色を示したのは意外にも先生だった。

"柴関さんのラーメンは確かに美味しいけど、簡単にラーメンの味を再現できるわけでも、作れるようになるわけでもない"
"それに万が一経営に失敗すれば、借金が増える可能性もある"
"リスクはある、ということを私からは念押ししておくよ"

「……成程。皆さん貴重な意見をありがとうございます。」

[40 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 21:57:36]

"それと、もう一つ"

"借金を返済するためにラーメンを作って欲しくはないかな"

「……？」

ノノミ「……なるほど！」

ノノミ「ナギサちゃん。美味しいラーメンを食べてもらうために新しい店を出しましょう、ってことです☆」

dice1d3=1 (1)

1.　……？

2.　「なるほど、先生はそうお考えなのですね」

3.　「……礼儀、ですか」

[41 二次元好きの匿名さん 24/12/03(火) 22:01:16]

アリウスにいたからその辺はまだわからない『ナギサ』であった

[42 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 22:05:48]

『ナギサ』はよく分からなかった。
「(借金の返済方法を考えていたのではなかったのですか？)」
けれどその疑問は口に出さない程度の社会性、或いは妥協してしまう性質があった。

シロコ「……とりあえず、案自体に問題はない。先生の指摘してくれたリスクも含めて真剣に検討して良いと思う。」

アヤネ「それは賛成です。ホシノ先輩も戻られましたら一度確認してみましょうか。」

ノノミ「……」

セリカ「……」

「……何か？」

ノノミ「……ううん、なんでもありませんよ」

[43 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 22:16:58]

セリカ「いや、思ったことは口に出した方が良いって。」

「確かにセリカさんはそうされていますが……」

困ったような笑顔を浮かべる『ナギサ』。そしてノノミ。

セリカ「というか、言ってくれなきゃ分かんないし……。」

「……。」

dice1d3=2 (2)

1.　あいまいに笑うだけ(好感度変動なし)

2.　正直に言う(好感度微上昇)

3.　「いったところで理解できるはずがありませんよ」(本心暴露タイム、好感度大アップもしくは減少)

[44 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 22:32:47]

「……では、私事を失礼しますが。」
「借金の返済方法を考えていたはずなのに、借金を返済するためにラーメンを作って欲しくはないという。」
「私は、この意味が分からないのです。」

静まる一同。

"じゃあ、柴関さんは借金を返済するためにラーメンを作っているのかな？"

「いえ、それはあり得ません。でなければラーメン一杯のお金で便利屋の皆さんにあれだけの大盛を食べさせるのは不自然であるからです。」
「ですが先生、それはあくまで柴関さんの事情であり、私たちの事情とは別のはず。」

"うん、そうだよ。でも、そこで割り切るときっと柴関さんのラーメンの味は出せない。"
"それに、これは私見だけど……私は皆に、しなければならないことじゃなく、したいことをして欲しいんだ。"

「……………」
「……理解しようとはしてみます。」
『ナギサ』の確かな本心だった。

[45 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 22:38:23]

[好感度上昇タイム]
[悪くないコミュニケーションだったのでノノミ、シロコ、アヤネ、セリカから『ナギサ』への好感度を一律+2]
[『ナギサ』からノノミ、シロコ、アヤネ、セリカ、先生への好感度を一律+2しておきます]

[46 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 22:41:38]

①ナギサからの好感度
・対策委員会
ノノミ：82
シロコ：90
アヤネ：66　
セリカ：91
②ナギサへの好感度
・対策委員会
ノノミ：92　(全面的に信頼)
シロコ：45　(ある程度信用しているがなんとなく違和感はある)
アヤネ：24　(羨んでいる部分あり)
セリカ：91　(全面的に信頼)
※全員『ナギサ』の人柄は何となく理解している

[47 ◆B3SSKg8oHw 24/12/03(火) 22:44:44]

[今日の更新はここまでです]
[明日は柴関が爆破されます]
[『ナギサ』の反応やいかに]

[48 二次元好きの匿名さん 24/12/03(火) 23:45:10]

紫関が爆破されます(無慈悲

[49 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 06:51:34]

いつになく真剣な会議が進んだ対策委員会。

そんな彼女達を止めたのは凄まじい爆発音であった。

セリカ「きゃあつ！？」

「……！」

『ナギサ』もすぐさま端末で状況把握にかかるが、やはりアヤネが一足早い。

アヤネ「今のはC4爆弾の連鎖反応、場所は10km先です！」

シロコ「まさか市街地？」

シロコの目つきも鋭いものになっている。

アヤネ「ちょっと待って下さい……」

アヤネ「！！」

アヤネ「柴関です！柴関ラーメンが爆破されています！！」

[『ナギサ』の怒り]

dice1d100=20 (20)

[『ナギサ』の冷静さ]

dice1d100=14 (14)

[50 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 07:09:18]

『ナギサ』に怒りはあまりなかった。

だが冷静さも吹き飛ばされていた。

『ナギサ』の心を占めたのはdice1d3=1 (1) である。

1.困惑

2.絶望

3.救護

[51 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 07:13:05]

「(なぜ柴関が？)」
「(アビドスの名所を減らすため？……回りくどすぎる)」
「(私たちの拠り所を潰すため？)」
「(そもそも、カイザーは関係あるのですか？)」
「(ただの事故では？)」
「(なぜ……？)」

[52 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 07:24:01]

ノノミ「……さん、ナギサさん！！」

「……はい」
呼びかけに気づき現実に戻る。だが、返事がどこか虚ろなのは繕う余裕もないからだ。

シロコ「現場に出るよ。ナギサも負傷者対応お願い。」

「はい。」

セリカ「……行くわよ！！」

[53 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 12:07:08]

ホシノがいないことに若干の不満と心配を述べつつ現場に急行する対策委員会。

移動中に『ナギサ』は14+dice1d86=53 (53)　%まで冷静さを取り戻した。

[54 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 19:48:44]

破壊されたアビドス市街地に到着する対策委員会。

ノノミ「ひどい……」

「はぁ……ふぅっ……」

シロコ「ナギサは体力がないんだから無理しないで」

「いえ……ぜーっ……おかげで……はあっ……頭が冴えてきましたよ……」
汗を流しながら強がる『ナギサ』であったが、冷静になったこともまた事実であった。

「こちらは負傷者と……大将の捜索に回ります……それで構いませんね……？」

アヤネ「……護衛につけられる戦力はありません。気を付けて」

「なる様にしかなりませんよ……」
「……そちらも気を付けて。」

『ナギサ』は一人別れて捜索に出た。

[55 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 20:24:33]

勿論『ナギサ』はどこかの団長のように声を張り救助者を思いやることはなかった。
ただ辺りを見渡し、治療が必要な者の声に耳を傾けながら移動する。

巻き込まれたお客「う、うう……」

「……！」
「失礼、衛生兵です。お体を拝見。……軽症ですね。」

お客「あ、あんた一体……？」
ショックを受けていたお客は訳が分からないうちに手当され、綺麗な包帯で怪我した箇所を覆われてしまう。

「衛生兵です。」
「アヤネさん、この辺りに使われていない建物の地下かシェルターは？」

アヤネ「近くにシェルターがあります！そちらに！」

「承知しました。歩いていけますね？」

お客「あ、ああ……」

「では。」
『ナギサ』は次の負傷者の元に向かう。

[56 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 20:35:44]

流れ作業で、運悪く巻き込まれていた住民やお客を捌いていくうちに、『ナギサ』はある意味で目的の人物と遭遇する。

大将「……ん、ああ。お嬢ちゃんはアビドス高校の……」

「藤関ナギサと申します。ですがまずは手当を先に。失礼しますね。」

大将「ああ、悪いね。」

「何も悪くありませんよ。」
同じように柴関の大将にも手当をする。幸い擦りむいただけ、軽傷の範疇だった。

[57 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 20:41:20]

『ナギサ』は大将がぼんやり眺めていた先を見る。

柴関ラーメンがあった場所だ。

「……なぜ。」

大将「ありがとな。楽になったよ。……うん？」

「ああ、いえ……。」

dice1d2=1 (1)

1.　「お気になさらず。」

2.　「……なぜ、こんなにも寂しいのでしょう。」

[59 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 20:57:26]

『ナギサ』は言葉をしまい込んだ。
それは大将に辛い思いをさせないためではなく、自分がこれ以上気にしないためだった。

大将「……そうかい、なら気にしないよ。」

「ありがとうございます。」
「……シェルターはあちらの方に進んで右手側です。案内は必要ですか？」

大将「いや、大丈夫だ。対策委員会の皆も来てるんだろ？そっちに行ってくれ。」
大将「この辺りに残ってるのは自分で最後だろうしな。」

「はい。」
『ナギサ』は軽く会釈をしてその場を離れる。

「……アヤネさん。大将の無事を確認、シェルターに案内しました。」
「要救助者が居ないか再確認の後合流します」

アヤネ「了解です！シロコ先輩たちももうすぐ接敵します、合流は折を見て！」

「了解。」

[60 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 21:14:00]

「……。」

耳を澄ませ、空気を肌と羽で感じ、香りを確かめ、少し飛び上がり辺りを見回す。

「(避難は完了ですね)」

アヤネ「ナギサさん、柴関爆破の犯人は便利屋です！便利屋4名及び傭兵多数と交戦中！」

「了解。」

「(便利屋……)」

dice1d4=3 (3)

1.　「相手は関係ありません、直接支援に移ります」

2.　「とんだ食わせ者という訳ですね、陸八魔アルさん……」

3.　「鬼方カヨコさん、こうも大胆に来るとはね……」

4.　「……まさか、暴発ですか……？」

[61 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 21:24:34]

便利屋68の中で『ナギサ』が最も警戒しているのは鬼方カヨコである。
事前調査で知っていたのは簡単なプロフィール程度、直接顔を合わせたのは柴関での1回だったが只ならぬ雰囲気を感じたし、だからこそ牽制もかけていたのだ。

「(あの純真だがカリスマ性のある陸八魔アルを担ぎ上げ、柴関を爆破させるに至ったとすれば……)」
「(一件意味の分からない行動ですが、何か裏があるはず……！）」
「(ともかく孤立は拙い！！)」
控えめの身体能力を振り絞って市街地を駆ける。
流石に誤爆とは気付けなかった。

[62 二次元好きの匿名さん 24/12/04(水) 21:34:56]

そういう勘違いは本物ナギサもしそうだからある意味『ナギサ』らしいな

[63 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 21:36:23]

「藤関ナギサ、現着しました！」
戦線に加わり支援活動を行いだす『ナギサ』。

セリカ「待ってたわっ！！」
元より気力十分だった対策委員会の面々はさらに活気づく。数を物ともせず粘り、一歩も引かない。

カヨコ「あいつ……！」
逆に『ナギサ』を最も警戒しているのもカヨコだった。
カヨコ「翼の子を狙って！！」
アビドスに補給・回復要因がいる、ということはつまり少数相手に本来有効なはずの持久戦が効き難くなること。
その脅威度はカヨコが一番正確に把握していただろう。

[64 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 21:50:55]

"ノノミ！"

ノノミ「やらせませんよ～！」
だがアビドスを指揮するのは先生である。
相手が悪かったと言わざるを得ない。

傭兵「うわあああああ！！？」

アル「……っ……！」

シロコ「撃たせない。」

ハルカ「アル様―ッ！！」

セリカ「邪魔よっ！！」

狙撃姿勢に入ったアルをシロコがマーク、割って入ったハルカにセリカが銃弾を浴びせる。

ムツキ「ひゃあ、やるね！……でもでもムツキちゃんの相手はどこにいるのかなー」

アヤネ「勿論マーク済ですよ……！！」

ムツキ「眼鏡っ娘ちゃんじゃん！って通信越し―？うわわっ！」
ムツキ「ドローンなんて意外と過激なんだね？いいじゃん！」

アヤネ「今度会ったらその場で撃ちます、と言いました！」

[65 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 21:58:31]

アル「はぁ……はぁ……こいつら……」
膠着する戦場。このまま傭兵の契約時間切れまで粘って/粘られてしまえばもうこれ以上後はないことはアルも理解していた。

「アル社長！！顔色が悪いようですが！！一度帰られては！！！」
ここぞとばかりに時間稼ぎも兼ねて『ナギサ』も騒ぐ。
セリカ「無事に返す気はないけどね！！」

カヨコ「社長。」

アル「わかって……

[66 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 22:06:46]

アルの言葉を遮ったのは砲弾の炸裂音だった。

ムツキ「うっわ！？折角いい所だったのに！」

カヨコ「これは……！」

シロコ「何……？」

困惑する者も居れば、察する者も居た。

アヤネ「砲撃です！3kmの距離に多数の擲弾兵を確認！」

砲撃はやまない。

「この砲撃音は覚えがあります。50mm迫撃砲……。」
「ゲヘナ風紀委員会……！」

[67 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 22:11:28]

dice1d4=4 (4)

1.　とっさに身を隠す

2.　「シロコさん、ここは引きましょう」

3.　「皆さん退避を！！」

4.　とっさに便利屋の方に駆け出す[そんなことするキャラだったのか『ナギサ』]

[68 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 22:20:10]

咄嗟に便利屋に向けて駆け出す『ナギサ』。

ノノミ「ナギサちゃん！？」

カヨコ「！？」

「砲撃の狙いは貴方方です、早く逃げなさい！！」

「アビドスをこれ以上巻き込まれたくはありません！！」

そして若干支離滅裂になりながらも叫ぶ。

アル「ど、どういうこと！？」

dice1d4=1 (1)

1.　普通にハルカに撃たれる『ナギサ』(そして砲撃は便利屋に着弾。ばにたす。)

2.　シロコに止められる『ナギサ』(そして砲撃は便利屋に着弾。ばにたす。)

3.　困惑されてる間に砲撃は便利屋に着弾。ばにたす。

4.　カヨコ「下がるよ！！」

[69 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 22:25:49]

ここで決してハルカは責められないだろう。
砲撃による混乱状態の中で、今まで戦っていた相手が突然駆け寄ってきたのだから。
ハルカ「う、うわああああ！！！」

「ぐっ……！！」

アヤネ「ナギサさん！？」

アル「あっ……」

そして砲撃が便利屋に直撃し、沈黙した……

[70 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 22:28:00]

[『ナギサ』のHPは防御と同じ45として]

[砲撃によるダメージ※0以下で気絶]

dice1d100=37 (37)

[72 ◆B3SSKg8oHw 24/12/04(水) 22:31:10]

[『ナギサ』は手前で足止めされたおかげで直撃を免れた、というところで今日はここまでです]
[今まで慎重だったのになんで突然こんなことしたのかはスレ主にも分かりませんが地下生活者のせいでないことだけは確かです]

[73 二次元好きの匿名さん 24/12/04(水) 23:13:26]

乙です～
これは意外
風紀委員の砲撃だったし便利屋を狙ってるのも何となく分かる気がするけど、助けようとしたのは医療100による倫理観からなんかなぁ
住民と大将の救助最優先だったし元の倫理観も高そう
（もしくは『桐藤ナギサ』ならこうするからとか？（微妙にずれてるの見つつ（エニュも60％だし）））

[74 二次元好きの匿名さん 24/12/04(水) 23:27:51]

あっ、これトリニティのナギサを知ってるひとが見たら風紀委員がナギサを砲撃した事になってしまうパターン……

[75 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 07:10:28]

直撃こそ免れたものの、並以下の耐久力しかない『ナギサ』は爆風に倒れる。

セリカ「ナギサ！！」
駆け寄るセリカ。

シロコ「アヤネ、次の砲撃は！」

アヤネ「擲弾兵沈黙しています！」

シロコ「ん！」
シロコとノノミ『ナギサ』の側に向かう。

[76 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 07:18:39]

セリカ「しっかりして！！」

「意識はありますよ……命に別状もありません」

「………ダメージは火傷と衝撃ですね…………暫くは自力で立てませんが……」

淡々と、ではないが正確に話す。

dice1d4=2 (2)

1.　「……絵は撮れていますか？」　アヤネ「………」

2.　問い詰めるセリカ

3.　抱き上げるノノミ

4.　「……絵は撮れていますか？」　アヤネ「！！……はい……！」

[77 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 07:23:29]

セリカ「そんなこと聞いてないから！なんであんな極悪人を庇おうとしたのよ……」

「……。」

[要因分析]

倫理

dice1d100=48 (48)

慈悲

dice1d100=48 (48)

エミュ

dice1d100=26 (26)

[78 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 07:29:04]

「……どうでしょう、はっきりした理由はありません」
特別慈悲があるわけでも倫理があるわけでもない。桐藤ナギサに倣った訳でもない。
「つまり、ただ私がしたかっただけでしょう……」

ノノミ「ナギサちゃん………」

アヤネ「……風紀委員の歩兵部隊が接近しています！」

[79 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 12:00:17]

セリカ「あいつら……！」

シロコ「落ち着いて。まずは相手の出方を見よう。」
シロコ「……アヤネ、ホシノ先輩は？」

アヤネ「まだ連絡付きません……」
不安ながらも出来る範囲で対応を続ける対策委員会。

だが風紀委員会もまた問題に直面していた。

[80 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 12:09:13]

チナツ「……見間違いではなく？わかりました。」
報告者に事実かを再確認する。チナツが困惑するのも無理はない。

チナツ「イオリ、見間違いではないようです……。」

イオリ「そんなわけないだろ！なんでこんな所にトリニティの生徒会長が護衛も付けずにいるんだ！？」

便利屋への砲撃に、桐藤ナギサらしき人物が巻き込まれた……問題となった報告の内容である。

だから確かめるためにも距離を詰め、直接目視で確認せざるを得なかった。

[81 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 12:16:56]

狙撃手でもあるイオリは、ベージュのロングヘアのアビドス生徒に担がれて下がっていく『ナギサ』の姿を確かに捉える。

イオリ「制服はアビドスのみたいだけど、あの羽根は確かに……？」

[100に近いほど本物だと誤解、90以上で戦意喪失&アコに緊急報告]

dice1d100=13 (13)

[82 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 12:21:57]

イオリ「……いや、やっぱりこんな所にいるわけがない！それにトリニティのお嬢様があんなミニスカートとか履けるわけないだろ！！百歩譲ってそっくりさんだ！！」
見事な正常性バイアスであるがこの場は正解だった。

チナツ「確かに本物である可能性は極めて低いですが……はあ……。」
こうなったイオリを止めるのは難しい、と嘆息しチナツもイオリのフォローをする覚悟を決める。

[83 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 12:25:31]

[ここで怒り度ダイス]

シロコ　dice1d100=1 (1)

ノノミ　dice1d100=88 (88)

セリカ　dice1d100=90 (90)

アヤネ　dice1d100=44 (44)

[先生は大人なのでダイスしません]

[84 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 12:30:17]

『ナギサ』に好印象を抱いているノノミやセリカは当然義憤に駆られている。
だがシロコは静かで冷静だった。
シロコ「………。」
シロコ「風紀委員会。」
シロコ「無事には返さない。」

1週回って、である。

[85 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 19:29:45]

チナツ「……あれは……アビドスの生徒達です。しかし臨戦態勢ではない……」

一個中隊規模の風紀委員会を対策委員会はまるで無警戒に出迎えているようだった。

イオリ「それならそれで話が早い……」
イオリ「私たちは
シロコ「帰って、侵略者。」

イオリ「な……！？」

[86 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 19:45:25]

アヤネ「アビドス自治区内での大規模部隊を用いた無警告、無差別砲撃。」

セリカ「私たちの同級生が……アビドスの生徒が一人、立てなくなるくらいの大けがをしたのよ！！」

シロコ「領域侵犯どころじゃない。明確な戦争行為だ。」
シロコ「……そうだよね、先生。」
シロコは物陰に目をやる。

"うん、流石に見過ごせないな"

イオリ「……」
さすがにこれにはたじろぐイオリ。だがそれ以上に顔を青くしていたのはチナツである。

チナツ「シャーレの……先生……！」
チナツ「イオリ、前進を止めてください！」

イオリ「あ、ああ……全体とまれ！！」
幸運なことに、統制の取れている風紀委員会は血気に逸ることなくその指示に従う。

[87 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 20:00:22]

"ありがとうね、チナツ"
物陰から現れ、全身を見せる先生。

チナツ「いえ……こんな形でお目にかかるとは……」

シロコ「こちらからの要求は二つ。この行動の責任者による正式な謝罪と、アビドス自治区への無断侵入を二度とおこなわないという約束をしてもらうことだけ。」

イオリ「……」

シロコ「飲んでくれるなら侵略者と言ったことは取り下げる。」

セリカ「……言っとくけどね、これは譲歩じゃないわ。要求よ！」

イオリ「……チナツ。先生って、そんなに……」

チナツ「ええ。先生と、先生が率いるシャーレに侵略行為を認定されるということは……ゲヘナ以外の総てがゲヘナの敵になってもおかしくありません……」

シロコ「60秒あげる。」
シロコ「59、58、57……」

[88 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 20:16:57]

アコ「……それは私から答えさせていただきます。」
通信が入る。

シロコ「ん」

アコは通信越しに一瞬イオリを見やり、イオリはその視線をぎくりと受け止める。

アコ「アビドスの皆様、私はゲヘナ学園所属の行政官、アコと申します。」
アコ「……この度の戦術行動は、全て私の独断です。」
アコ「事前通達なしでの無断兵力運用、そして皆様の自治区で騒ぎを起こしたこと。」
アコ「このことについては、私、ゲヘナ風紀委員会行政官の天雨アコより……」

アヤネ「……対策委員会です。」

アコ「……ありがとうございます。アビドスの対策委員会に、正式に謝罪いたします。」
アコはホログラム越しに深く頭を下げる。

[89 二次元好きの匿名さん 24/12/05(木) 20:20:43]

ブチギレ冷静シロコは怖いわ…
ホシノもこの場にいたらダイス次第になるだろうがきれてたろうな…

[90 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 20:23:28]

シロコはまだ何も言わない。

アコ「……また、今後、ゲヘナの風紀委員会が無断でここに侵入することはないと約束します。」

シロコは先生の方をちらと見る。

"確かに聞いたよ"

シロコ「分かった。頭を上げて。これ以上は私たちも何も言わない。」
シロコ「あなたたちが約束を守る限り。」

セリカもノノミもアヤネも頷く。

[91 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 20:37:12]

アコは神妙な面持ちで頭を上げ、申し訳なさそうに提案する。

アコ「……でしたら、せめて巻き込んでしまった方の手当てと……皆様の精密検査だけでも、させて頂けませんか？」
アコ「それが私たちにできる精一杯の償いだと思うのです……」

カヨコ「……」
負傷から起き上がったカヨコはそうやって口封じするつもりでしょ、と糾弾しようとする。
だが、そうはしなかった。
カヨコの方を見る視線に気づき、その意図にも気付いたからだ。

カヨコ「……社長。ムツキ、ハルカ。あのナギサって子に恩義を返しに行くよ」

ムツキ「は～い。」

アル「……そうね。ハルカ、行きましょ。」

ハルカ「は、はい……」
自責の念に囚われていたハルカの背に手を当てながら、便利屋は静かにその場を去った。

[92 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 20:41:16]

場所は変わって簡易避難所としていたシェルター。

ノノミに背負われた『ナギサ』が下ろされる。

dice1d2=2 (2)

1.　ホシノは現場の方に

2.　ホシノはまずシェルターの方に。

[93 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 20:47:21]

[ホシノの動揺]

dice1d100=17 (17)

[94 二次元好きの匿名さん 24/12/05(木) 20:51:45]

ホシノも一周回って冷静になってる？

[95 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 20:54:50]

ホシノ「ノノミちゃん、ナギサちゃん、ごめん。大丈夫じゃないよね……何があったの？」
2人に駆け寄り状況を聞くホシノ。

ノノミ「便利屋を追ってゲヘナの風紀委員が、それで砲撃してきて、ナギサちゃんが便利屋を助けようとして巻き込まれたんです……！」

「……こちらは構いません、現場の方に。ノノミさんも……。」

ホシノ「……了解。ノノミちゃんはナギサちゃんをお願いね。」

ノノミ「はい。」

「この程度、自分で治療できますが……」

ノノミ「ダメです♦」

「……。」
例え『ナギサ』は無傷でもその場から動けなかっただろう。

[96 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 21:05:40]

改めて、対策委員会と風紀委員会が対峙する場に視点を戻す。

ヒナ「アコ。」

アコ「委員長！？今どちらに……！？」
アコは通信越しに困惑する。

ヒナ「……アビドスよ。」

シロコ「！！」

セリカ「！？」
突然の超大物の登場には対策委員会も動揺を隠せなかった。

アヤネ「外見情報も一致します。状況も合わせれば、間違いなく本人であると言えます。」

ヒナ「私の方から改めて、今後、ゲヘナの風紀委員会が無断でここに侵入することはないと約束する。」
ヒナ「どうか許して欲しい。」
ヒナは頭を下げる。アコも察したのか、静かになった。

[97 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 21:16:05]

ホシノ「これはまた、凄いことになってるね……」
現着したホシノは、風紀委員長が深く頭を下げている光景をそう評す。

セリカ「ホシノ先輩！！ゲヘナの奴らがいろいろ襲ってきて、ナギサも砲撃されて色々大変だったのよ！！」

シロコ「……でももう全員帰ってもらう。風紀委員長、頭を上げて。撤収させて。」

ホシノ、という名にヒナもピクリと反応するが、謝罪をする立場としてそれ以上は何か話すことなく……。

ヒナ「……ええ。」
ヒナ「イオリ、チナツ。帰るよ。」
大勢を引き連れ、鮮やかに帰っていった。

[98 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 21:33:44]

だが対策委員会はここで解散、とはならない。
お互い色々と聞きたいことはあったが、それよりもと、シロコ、セリカ、アヤネ、先生、そしてホシノは負傷したナギサとそれを看病するノノミの元に戻る。

「……大丈夫です、命に別状はありません。」
休む『ナギサ』は少し焦げた翼で体を隠しつつ対策委員会の面々に微笑む。

シロコ「そういう問題じゃない。」

「……そうですね、慣れないことはするものではなかった……」
「ままならないものですね……。」

喜ぶに喜べないのは皆同じであった。

ノノミ「……今日は帰って、ゆっくり休みましょう。」

ホシノ「……うん、それがいいよ。」

[99 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 21:33:59]

一難を退けたはずの対策委員会は、しかし重い足取りで校舎に戻り、そこで解散した……。

[100 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 21:39:22]

[保健室で休む『ナギサ』の元を夜訪れるのは(好感度大アップチャンス)]

dice1d7=3 (3)

1.　ホシノ

2.　ノノミ

3.　シロコ

4.　セリカ

5.　アヤネ

6.　先生

7.　「……流石に多くありませんか？」(全員)

[101 ◆B3SSKg8oHw 24/12/05(木) 21:40:40]

[今日はここまでです]

[102 二次元好きの匿名さん 24/12/05(木) 21:52:40]

シロコ、ブチギレすぎて一周回って冷静になるくらいだし、実は心の底では『ナギサ』のことを大切に感じていて、今回の件で自覚したりしたのかな？

[103 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 07:14:33]

>>102

[好感度の上がり幅をダイスに聞いてみて]

[それでどこまで自覚したかを描写しようと思います]

[シロコから『ナギサ』への好感度上昇値(最低保証10、現在値は45)]

dice1d54=22 (22)

[そしてシロコが最も感じたのは]

dice1d5=1 (1)

1.　共感

2.　尊敬

3.　先輩心(親心)

4.　心配

5.　シロコ「……言葉にするのは難しい」

[104 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 07:20:35]

[特にカップリングが成立するとかそういうことはなさそうです]
[アビドスは家族]

[………好感度95以上になると5分の1で意識し始めることにします]

[105 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 07:24:11]

[あと本件での好感度上昇も降っておきます]

[申し訳なさが勝って上がらない場合もあります]

[『ナギサ』からの好感度上昇]

ノノミ　-1+dice1d4=1 (1)

シロコ※お見舞い分込み　-1+dice1d10=8 (8)

アヤネ　-1+dice1d4=2 (2)

セリカ　-1+dice1d4=1 (1)

[『ナギサ』への好感度上昇]

ホシノ　-1+dice1d4=3 (3)

ノノミ　-1+dice1d4=3 (3)

アヤネ　-1+dice1d4=1 (1)

セリカ　-1+dice1d4=1 (1)

[106 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 07:29:15]

[好感度更新]

①『ナギサ』からの好感度

ホシノ：76

ノノミ：82

シロコ：97

アヤネ：67　

セリカ：91

②『ナギサ』への好感度

・対策委員会

ホシノ：43

ノノミ：94　(全面的に信頼)

シロコ：67　(ある程度信用しているがなんとなく違和感はある)

アヤネ：24　(羨んでいる部分あり)

セリカ：91　(全面的に信頼)

[『ナギサ』はシロコに……]

dice1d5=3 (3)

1から4 変わらず尊敬

5 まさかのシロコルート……？

[107 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 07:30:34]

>>106

シロコ：67　(共感)

[に訂正して更新ここまでま]

[108 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 11:59:34]

『ナギサ』が無事であることを確認し、保健室で分かれる対策委員会。

夜通しの看病は『ナギサ』自身やんわりと断ったし、それに反発するような者もいなかったからだ。
「皆さんもお疲れでしょう、ゆっくりお休み下さい。」
……そう微笑まれて、皆無下にはできなかったのだ。

[109 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 12:08:42]

「………。」
そして夜。『ナギサ』は保健室の窓から空を見ていた。

「(広いですね、ただただ………。)」

そこで3回のノック。
「……はい、お入りください。」
動揺はすれど追い返すことも意味はない、と声を掛ける。

シロコ「こんばんは。」
入ってきたのはシロコ。

「どうされましたか？」

シロコ「十分休んだから戻ってきた。」

「………成る程……確かに朝まで休んでください、とは言いませんでしたからね。」
『ナギサ』は笑う。

シロコ「うん。」

「お茶でも淹れましょうか？」

シロコ「それは遠慮しておく……。」

「あら……。」
とりとめもない会話を交わす。

[110 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 12:21:56]

「……。」

シロコ「……。」

「……。」

シロコ「……。」
暫しの沈黙。

「……シロコさんのそういった所、私は好きですよ。」

シロコ「ん……。」

「話すまで待っていてくださること、静かに聞いてくださること。」
「……シロコさんも、昔、アビドスに拾われたのですよね。」

シロコ「うん。」

「………。」
「自分は自分、相手は相手。それは変わりませんが……」
「そういう意味では同類というわけです……他の方から見ればちょっと物騒な所とか。」

シロコ「えっ。」

「えっ。」

シロコ「自覚あったんだ……」

「ふふ、他人の目にはそれなりに敏感ですよ。」

[111 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 12:27:27]

「だからでしょうか、こうやってあけすけに話せるのはシロコさんが一番かもしれません。」

dice1d2=1 (1)

1.　[しかしここでも黙る『ナギサ』]

2.　「他の皆さんは、素直か繊細か……」　シロコ「そうだけど酷い言い草だよ」

[112 二次元好きの匿名さん 24/12/06(金) 12:30:51]

んもぅ、本当にばにばになんだから〜

[113 二次元好きの匿名さん 24/12/06(金) 17:57:35]

こんな思想を植え付けたバカトリーチェを
許すなア゛ァ゛ア゛!!!!

[114 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 21:57:09]

シロコ「無理には聞かない。」
シロコ「セリカやノノミほど、ナギサを信じてるわけでもない。」
シロコ「ただ、治ったらまたサイクリングに行こう。」

「！！」
「はい、それは勿論。」

シロコ「ん。」

『ナギサ』にとって、そういうところが好ましかった。

シロコ「約束だよ。」

[115 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 21:59:05]

dice1d3=3 (3)

1.　そして静かに帰っていくシロコ

2.　そしてベッドにもぐりこんでくるシロコ

3.　「え、帰らないのですか？この流れで？」　シロコ「実は私、見張りも兼ねてる」

[116 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 22:04:33]

「信用を失ったと………失礼。そういう訳ではなさそうですね。」

シロコ「みんなで話し合った結果。」

「つまり、私は心配されているのですね。申し訳ありません……。」

シロコ「謝らなくていい。ゆっくり休んで。特にナギサは体力ないから。」

「『私と違って』と？そうですね、その通りです。」
「お言葉に甘えるとしましょう……。」

[117 ◆B3SSKg8oHw 24/12/06(金) 22:06:49]

シロコに見守られながら『ナギサ』は眠りにつく。その寝顔は穏やかだった。
そしてその寝顔は、しっかり対策委員会各員と顧問の先生に配信された。

[118 二次元好きの匿名さん 24/12/07(土) 08:20:11]

ほ

[119 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 14:36:03]

[今日の夜から更新します]

[120 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 19:38:40]

「……。」

『ナギサ』は保健室の窓から入る光で目を覚ます。

ノノミ「……おはようございます。」

「ん……おはようございます。」

『ナギサ』自身は他人が傍に居たり見られていると眠れない、という質ではない。

寝坊したとき特別焦らないタイプではあるので、起きたら傍にノノミがいたとしても驚くことはなく自然と挨拶を返す。

……勿論、信頼した上での対応である。

ノノミ「体の方は大丈夫ですか？」

[『ナギサ』の回復量　※最低保証10、現在HP37]

dice1d100=100 (100)

[121 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 19:42:31]

[……？]

[めちゃくちゃ回復してるじゃないですか………]

dice1d4=1 (1)

1,2.　しかし特に特別な効果はない。ばにたす。

3.　医療100による超回復。次回以降『ナギサ』が手当てするとなんかものすごい治りが早くなる

4.　何度も身の危険に晒されたことで　dice1d2=1 (1)　1.医療　2.神秘　にボーナス+dice1d10=3 (3)

[122 二次元好きの匿名さん 24/12/07(土) 19:44:16]

ばにばに……

[123 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 19:53:28]

「至って平常です。完全に回復しました。」
その発言にはノノミでさえ喜びより驚きの感情が上回った。

「……ほら、羽根も。」
『ナギサ』は立ち上がり背を向け、翼を見せる。
焦げていた箇所も如何なる原理か完全に治癒し、元の純白に戻っている。

ノノミ「わぁ……」

「包帯も取っていただけますか？」

ノノミ「あっ、はい。失礼しますね。」
ノノミは、現場での手当の際に自身の手で巻いた包帯を外す。

ノノミ「……。」

「治っていますよね？」

ノノミ「……はい。」
ノノミ「ちょっとびっくりしました。でも、良かったです……。」

「いえ、対応してくださった皆さんのお陰ですよ。」

ノノミ「……あっ、皆にもナギサちゃんが治ったって報告しないと。」

「ええ、お願いします。」

[124 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 20:04:17]

藤関ナギサ完全回復の報は対策委員会の皆、そして先生の元に拡散される。

また、先生からの返信では、柴大将もすっかり元気になったという旨の報告もあった。

「大将も回復されましたか。」

治るのは当然だが、それでも嬉しいものだ。

ノノミ「ええ、良かったです。本当に。」

[ここで便利屋からの一報は]

dice1d3=1 (1)

1.　ない

2.　ある

3.　先生が連れてくる

1.

[125 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 20:17:52]

時間は少し遡り、早朝。アビドス郊外。
便利屋は別の依頼を求めてアビドスからちょっと移動しようとしていた。

"本当に良いの？"

アル「せ、先生！？」

ムツキ「あ、先生。来てくれたんだ。」

ハルカ「すみませんすみませんすみません……！！」

カヨコ「……悪意があるようには見えない、落ち着いて。」

アル「そう、そうね……。」
アル「先生。私たちは一度ここを離れるわ。」

"……そっか"

アル「……一つだけ伝言を頼めるかしら。」

"うん、いいよ"
先生は頷き、伝言を受け取る。

"わかった。また会おうね"

別れは静かだった。

[126 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 20:26:14]

場面を戻して対策委員会、教室。

支度を終えた『ナギサ』とノノミも入室し、先生もそこに合流する。

「おはようございます。」

ノノミ「おはようございます☆」

ホシノ「……おはよ～。ナギサちゃんの元気な顔が見られておじさん嬉しいよ～。」

シロコ「おはよう。」

"みんな、おはよう"

各員が挨拶を交わす。

[『ナギサ』の察し]

dice1d100=77 (77)

[127 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 20:32:54]

「(？……ホシノさん、シロコさん……)」
『ナギサ』は何となく気まずさを感じた。
しかし何時もの様に、指摘はしない。

「体調は万全、通常通り行動可能です。またよろしくお願いします。」

ホシノ「は～い。」

シロコ「ん、そろそろアヤネとセリカも来る。」
廊下を走る音が聞こえたのだろう。数秒もしないうちに教室の扉が開け放たれた。

[129 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 20:53:16]

セリカ「みんな病み上がりにごめん！でも大変！これを見て！」

アヤネ「アビドス自治区の関連書類を持ってきました、これを……」

ホシノとシロコの間のちょっとした距離感と、『ナギサ』が回復したのを素直には喜べないのとで2人とも微妙な空気に一瞬逡巡する。

"とりあえず今は大丈夫。おかえり、2人とも。"

セリカ「う、うん。ただいま。」
セリカ「あの、とんでもないことが分かったの！」

アヤネ「はい、衝撃の事実です……！皆さん、まずはこれを見てください！」
アヤネが見せたのは「地籍図」。直近までの取引が記載されているアビドス自治区の土地の台帳であった。

この書類で土地の所有者が確認できること。
柴大将のお見舞いに行ったとき、大将の話からアビドス自治区の殆どがアビドス高校の所有ではなくなっていると分かったこと。
説明し、そして一同は土地の所有者を確認する。

ホシノ「これって……」

ノノミ「現在の所有者は……」

アヤネ「……カイザーコンストラクション、そう書かれています。」

[130 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 21:07:55]

絶句する一同。
『ナギサ』だけはあまり事態の深刻さが理解できなかったが、周りの空気を読みじっと話を聞く。

アヤネ「既に砂漠になってしまった本来のアビドス高校本館と、その周辺数千万坪の荒れ地。」
アヤネ「そしてまだ砂漠化が進んでいない、市内の建物や土地まで……。」
アヤネ「所有権がまだわたっていないのは、今は本館として使っているこの校舎と周辺の一部の地域だけでした……。」

ノノミ「で、ですがどうしてこんなことに？学校の自治区の土地を取引だなんて、普通出来るはずが……。」

ホシノ「……生徒会、でしょ。」
ホシノ「学校の資産の議決権は、生徒会にある。それが可能なのは普通に考えて、その学校の生徒会だけ。」

「(それはアリウスと変わりないのですね)」
この概念も『ナギサ』は理解する。……もっともアリウスの生徒会はベアトリーチェ一人も同然のものだったが。

アヤネは、アビドスの前生徒会が取引していたこと、生徒会が無くなったので取引も停止したことを補足した。

[131 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 21:19:55]

どうしてそんな取引をしたのかと憤慨するセリカ、大事にずっと気付かないままだったことを悔いるノノミとアヤネ、それをフォローするホシノ。

シロコ「ホシノ先輩、何かを知ってるの？」

ノノミ「あ、そうです！ホシノ先輩もアビドスの生徒会でしたよね？」

セリカ「え、そうだったの！？」

アヤネ「それに最後の生徒会の副会長だったともお聞きしました。」

「副会長……。」

ホシノ「うへ～、まあそんなこともあったねぇ。」
ホシノは語る。
自分が生徒会に入ったころには在校生も2桁、教師も居ない、授業なんてものはとっくの昔に途絶え、生徒会室はただの倉庫も同然、引き継ぎ書類もなく、最後の生徒会は新任の生徒会長と自分の2人だけだった、と。

ホシノ「……その生徒会長は無鉄砲で、会長なのに校内でも随一のバカで、私の方も嫌な性格の新入生でさ。」
ホシノ「いや～、何もかもめちゃくちゃだったよ。」

「……。」

セリカ「校内随一のバカが生徒会長？何それ、どんな生徒会よ……。」

シロコ「成績と役回りは別だよ、セリカ。」

[132 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 21:22:02]

dice1d4=1 (1)

1.　困惑

2.　苦笑

3.　賞賛

4.　気付き

[133 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 21:23:48]

[ホント肝心なところでばにばにしますね]
[ねえ『ナギサ』ちゃんさあ！！]

[134 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 21:33:25]

「……そんなこと……。」
あり得ませんとは流石に口に出さなかったが、そういうものだと割り切るお得意の心の動きもできなかった。

ホシノ「……うへ～。生徒会なんて肩書だけで、おバカさん2人が集まっただけだったからね。何の間違いだか、生徒会なんかに入っちゃって……いや～、あの時はあっちこっちに行ったり来たりだったねぇ。」

ホシノ「ほんと馬鹿みたいに、何も知らないままさ……。」

「(やはり、能力によってそれにふさわしい役回りがあるのです。でなければホシノさんもそんなに悲しそうに笑うことも……)」

シロコ「昔の事情は知らないけど、実際に生徒会が解散になった後、アビドスに対策委員会が出来たのは間違いなくホシノ先輩のお陰。」

ホシノ「う、うん……？」

「……そうですね、それは確かな事実です。」
『ナギサ』も頷く。

[135 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 21:41:14]

シロコ「ホシノ先輩は怠け者だし、色々とはぐらかしてばっかり。いろいろとダメなところもあるけど、尊敬はしてる。」

アヤネ「そうです、セリカちゃんが行方不明になった時、真っ先に先生に助けを求めたのもホシノ先輩でしたし……。」

dice1d3=1 (1)

1.　ホシノ「……うへ～、そうだったかなー？」

2.　ホシノ「ど、どうしたのシロコちゃん。急に青春っぽいことを！？おじさんこういう雰囲気ちょっと苦手なんだけど！！」

3.　ホシノ「……どうかなぁ。ナギサちゃんはどう思う？」

[136 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 21:45:38]

"そうだよ"
"必要な時に誰かを頼れるって、とてもすごいことだと私は思うな"

シロコ「……。」

ホシノ「うへ……。」

ノノミ「……うん、いちどおやつタイムにしましょう！」
ノノミの提案が空元気であることは誰の目に見ても明らかだったが、反対する者は誰も居なかった。

[137 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 22:05:43]

空気を一度入れ替え、話を再開する対策委員会。
どうして前の生徒会はカイザーコーポレーションに土地を売ってしまったのか、議題はそこからである。

ホシノ「多分、最初は借金を返そうとして、って感じなんだろうなー。」

アヤネ「はい、私もそう思います。当時からアビドスの借金は相当膨れ上がった状態でした。」
アヤネ「ただ、それでもアビドスの土地に高値が付くはずもなく……。」

ノノミ「繰り返し土地を売ってしまう負の循環に……ということでしょうか。」

セリカ「……何それ、なんかおかしくない？最初からどうしようもないっていうか……。」

"……そういう手口も、あるよね"
"アビドスは、悪質な罠にはめられたのかもしれない"

ホシノ「あ～。なるほど、そっか。」

シロコ「アビドスにお金を貸したのも、カイザーコーポレーション。」

ノノミ「ということは……」

シロコ「カイザーローンが、学校の手に負えないくらいの借金を貸して、利子だけでも払わせるために土地を売ってもらうよう仕向ける。」

「成程……。」
因みに『ナギサ』は神妙な顔をし続けているが借金については教育されていないし、そもそも数字にめちゃくちゃ弱いので全く理解できていないのはここだけの話だ。

[138 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 22:09:55]

セリカ「生徒会のやつ、こんな詐欺みたいなやり方に騙されてさえいなければ……！！」

"セリカ、落ち着いて"

"悪いのは騙されるより、騙す方だと思うよ"

[今度はどうですが偽ナギサちゃん]

dice1d4=1 (1)

1.　困惑

2.　沈黙

3.　ばにたす

4.　気付き

[139 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 22:11:22]

[『ナ　ギ　サ』ちゃああああああん！！！！]

[140 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 22:18:42]

「(……他人は、他人は、他人は永遠に他人であり)」
「(お互いを騙し傷つけ合う……)」
「(……それは仕方のないことでしょう、先生)」
「(本心を隠し、控え、騙し……)」
「(それの何が悪いことなのですか)」

[141 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 22:21:55]

悔しがるセリカを前に『ナギサ』は騙っていた。

ホシノ「……苦しんでる人たちって、切羽詰まりやすくなっちゃうからね～。」
ホシノ「切羽詰まると、人は何でもやっちゃうものなんだよ……。」

ホシノ「ま、よくある話だけどね。ただそれだけだと思うよ。」

[142 二次元好きの匿名さん 24/12/07(土) 22:27:22]

困惑が続く……

[143 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 22:31:11]

話題はまた変わる。

カイザーコーポレーションの狙いはお金でなく土地だったと考えられる。ではなぜこの砂漠化した土地が必要なのか？

"……砂漠と言えば、ちょっと耳に入れたいことが"
そう切り出した先生は、ヒナから「アビドスの捨てられた砂漠でカイザーが何かを企んでいる」と話した。

なぜカイザーがそんなことを？なぜゲヘナ風紀委員長はそれを知っていた？なぜ先生にその情報を伝えた？
困惑が広がる。

セリカ「ああもう！そんな難しいことを考えるより先にやることがあるでしょ！」
セリカ「アビドスの砂漠はうちの自治区なんだから！実際に行ってみればいいじゃん！」
セリカ「何が何だかわからないけど、この目で直接確かめた方が早いって！」

[144 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 22:37:34]

シロコ「……ん、そうだね。」

ホシノ「……いや～、セリカちゃん良いこと言うねぇ。こんなに逞しく育ってママは嬉しいよ。ティッシュ頂戴。」
ノノミがスッとティッシュを手渡す。

セリカ「な、なによ！皆難しく考えすぎ！！」

「……ふふ。一理ありますね。」

アヤネ「あ、あはは……。ですが、セリカちゃんの言うとおりです。」

"じゃあ、準備が出来たらいこっか"
"アビドス砂漠へ"

全員が確かに返事をした。

[145 ◆B3SSKg8oHw 24/12/07(土) 22:48:05]

[今日の更新はここまでです]
[『ナギサ』自身はエミュのお陰で一見物腰柔らかかつ、人並みの倫理と慈悲と跳びぬけた癒しの才能があるのに]
[芯の部分はアリウス時代の洗脳が染みついている気がします]

[146 二次元好きの匿名さん 24/12/07(土) 22:52:11]

いつか心から笑える日が来るといいのだがね

[147 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 07:24:13]

[ところで『ナギサ』は現場に出るのだろうか]

1.反対　2.賛成

ホシノ　dice1d2=2 (2)

ノノミ　dice1d2=1 (1)

シロコ　dice1d2=1 (1)

セリカ　dice1d2=1 (1)

アヤネ　dice1d2=1 (1)

[多数決]

[148 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 07:33:29]

アビドス郊外の砂漠に向かう対策委員会。
『ナギサ』はアヤネと一緒に後方でのバックアップに専念することになった。
看護、治療が得意だから残っていてほしい、不足の事態に備えるため、病み上がりで無理させられないなどの理由があったが、心配されているのは確かだった。
ホシノも思う所はあったが、『ナギサ』を後方に置くことを了承した。

……肝心な時にいなかったのは事実であったから。

[149 二次元好きの匿名さん 24/12/08(日) 09:10:25]

そりゃあ、無茶したばっかだから残当

[150 二次元好きの匿名さん 24/12/08(日) 11:37:51]

アヤネとまた仲良くなれるチャンスだな前向きに考えよう

[151 二次元好きの匿名さん 24/12/08(日) 14:09:41]

>>82

対応として正解ではあるんだけど、暴れん坊将軍みがあるセリフに懐かしさを禁じ得ない

[152 二次元好きの匿名さん 24/12/08(日) 16:01:17]

ふと思ったんだがエデン条約ってヒナとナギサ主体で進めてたっぽいしチナツイオリ→ヒナ→ナギサの流れで『ナギサ』の情報伝わったりしない？

[153 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 17:22:05]

>>152

[その辺りは追って描写・ダイスします！]

[でも先に一つだけダイスしておきます]

[ヒナの防諜]

50+dice1d50=44 (44)

[マコトの諜報]

50+dice1d50=34 (34)

[防諜>諜報で防諜成功]

[154 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 17:29:54]

[現時点では『ナギサ』の情報は風紀委員会の一部にまでしか広がっていないようです]
[では改めてアヤネ・先生とのコミュニケーションから更新再開します]

[155 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 17:42:39]

現場組がアビドス砂漠最寄りの駅まで電車で移動しているころ。

すっかり馴染みの組み合わせとなったアヤネ、『ナギサ』、先生の3名は……

dice1d3=1 (1)

1.　黙りっぱなしなので先生が雑談を開始する

2.　アヤネ側からコミュニケーションが

3.　『ナギサ』側からコミュニケーションが！？

[156 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 17:53:08]

「……。」

アヤネ「……。」

"……2人とも、緊張してる？"

アヤネ「それは、はい。アビドス砂漠は普段から壊れたドローンや警備ロボット、オートマタなどが徘徊している危険な場所ですから……。」

「私は緊張はしていません。ただできることをするだけです。」

アヤネ「あはは……。でも、そうですね……。」

"そっか。アヤネは慎重で、ナギサは冷静だね。"

[157 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 17:57:17]

"でも、思えば、ナギサって意外と大胆なところがあるよね。"

「大胆、でしょうか？」

"ほら、銀行を襲ったときとか。"

アヤネ「確かにそうですね。あのシロコ先輩ですらちょっと驚いていました。」

「迷えば捕まるリスクが増すだけです。」

dice1d2=1 (1)

1.　「必要なことでした。」

2.　「……こういうところが大胆、だと？」

[158 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 18:16:00]

淡々と返す『ナギサ』にアヤネは苦笑いする。

"でも、最後には銀行員さんを撃たなかった。"

「ホシノさんが強く反対していましたし、議論で時間を使うよりは見逃した方がよいと思ったからです。」
「……私はそういう考え方をします。」

"……"

「アヤネは私のこういったところ、苦手ではありませんか？」

アヤネ「えっ……。」

「無理に、とは言いませんが、どんな答えであろうと私は気にしませんよ。」

アヤネ「……ちょっとだけ。」

「ふふ……ありがとうございます。」

アヤネ「え、ええ……？」

[159 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 18:29:56]

「見えないところから向けられる銃口ほど恐ろしいものはありませんからね。」
物騒な言い回しが漏れるのは仕様であった。

「……そうでした。私はアヤネさんのこと普通に好きです。そして、先ほどは呼び捨てにしてしまい申し訳ありませんでした。」

アヤネ「い、いえ……。同級生ですし、呼び方は気にしませんからっ。」

"普通に好きなんだ……"
"確かに、真面目だし、常識的だし、ここ一番で皆にブレーキをかけられる芯の強さもあるからね"

「はい、嫌いになる要素も警戒する要素もありません。」

アヤネ「もう、先生まで……。」

アヤネ「んんっ。そろそろ電車が着きます。準備をお願いします。」

"うん"

「了解。」

[160 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 18:35:59]

[よし、楽しく話せたな！]

[『ナギサ』からアヤネへの好感度上昇(現在67)]

dice1d3=1 (1)

[アヤネから『ナギサ』への好感度上昇(現在24)]

dice1d6=4 (4)

[161 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 18:50:52]

現場との通信が繋がり軽いブリーフィングが始まる。

アヤネ「ここまでは列車で来ることが出来ましたが、ここからの移動手段は徒歩しかありません。」
アヤネ「そして、アビドス砂漠は危険地帯ですが……今は強行突破するしかありません。火器の動作確認を今一度お願いします。」
アヤネ「砂漠でカイザーコーポレーションが一体何を企んでいるのか、実際に行って、確かめることにしましょう。」

セリカ「……けどさ、アヤネちゃん。よく考えると、その情報をくれたのってゲヘナの風紀委員長でしょ。それってなんかおかしくない？」
セリカ「いくら風紀委員長って言ったって、うちの自治区のことをどうしてそこまで知ってるわけ？」

「まず、ゲヘナ自体が情報収集に長けています。」
「それに今の風紀委員長は過去に情報部に所属していましたから、独自の情報網を所持していると考えるのが妥当でしょう。」

ホシノ「おお？ナギサちゃんは物知りだね～。」

「……風紀委員長は有名人ですから……。」

シロコ「ただものじゃないのは一目見て分かった。」

ホシノ「じゃ、引き続き進むとしよっか～。」

[162 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 19:14:19]

立ちはだかってしまった不運なヘルメット団を危なげなく蹴散らしてホシノたちは先へ進む。

セリカ「ここから先が、捨てられた砂漠……。」

ノノミ「ここから先は私も初めてです……。」

ホシノ「いやー、久しぶりだねえこの景色も。」

シロコ「先輩は、ここに来たことあるの？」

シロコの質問にホシノは答える。
生徒会の仕事で何度か来たこと、かつてはオアシスがあり住みやすい土地だったらしいこと、砂祭りという大規模な祭りも行われていたことを話した。

「(祭り……？)」
知らない概念であった。

ホシノ「ところでアヤネちゃん、ナギサちゃん、まだ目的地は遠そう？」

アヤネ「ゲヘナの風紀委員長が言っていたセクターまでは、もう少し時間がかかりそうです。」

「進行方向にオートマタ及びドローンを発見、警戒しつつ前進を。」

[163 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 19:29:07]

ホシノ「ドローンにオートマタか。このあたり、何でかそういうのがよく集まるんだよね。」

当然ドローンやオートマタも危なげなく対処した後、ホシノが話す。

アヤネ「……っ！ナギサさん、前方！そちらでも確認できますか！」

「少々お待ちください。……確認しました。見間違いではないかと。」
アヤネは頷く。

シロコ「どうしたの？」

アヤネ「前方に巨大な何かがあります！町、工場、或いは駐屯地……とにかく、ものすごい大きな施設のような物が……」

ホシノ「こんなところに？こっちからは干からびたオアシスしか見えてないけど……」

アヤネ「ナギサさんも確認されたので、おそらく見間違いではないと思いますが……肉眼で確認できるところまで進んでみてください！」

「この砂ではカメラもあまり役に立ちません。向こうから発見される可能性は低いですが、お気をつけて。」

ホシノたちは了解し、先に進む……。

[164 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 19:42:08]

ホシノ「……。」

ホシノが黙るのも無理はなかった。

そこに存在する施設は数キロはありそうな有刺鉄線に守られ、陣地の構築された……工場のような最新鋭の施設であったからだ。

ホシノ「こんなの、昔はなかった……。」

[『ナギサ』の危機感]

dice1d00=

[165 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 19:42:25]

>>164

dice1d100=83 (83)

[166 二次元好きの匿名さん 24/12/08(日) 19:51:56]

かなり危機感をもってるな

[167 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 19:58:44]

「撤退を強く推奨します。」

セリカ「え？」

「侵入者に対する防衛設備、施設の規模、年代と秘密裏に建設されたということを考えれば相手方の備えは万全……」

「これ以上先に進めば戻れませんよ。」

『ナギサ』は訓練の成果か、相手の備えに危機感を抱き速やかに撤退を推奨する。

シロコ「……ホシノ先輩、どうす……伏せて！」

だが、銃撃音がした。

オートマタ兵士「侵入者だ！」

オートマタ兵士「捕らえろ！逃がすな！！」

アヤネ「前方から、正体不明の兵力が攻撃を仕掛けてきています！」

ホシノ「歓迎の挨拶は……」

dice1d100=48 (48)

1~83.　応えてる暇ないかな～

84~　返してあげた方がよさそうだね～

[168 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 20:04:00]

ホシノ「ちょっともったいないけど、可愛い後輩を心配させるわけには行かないからね～。」

セリカ「はあ！？ここまで来て！？」

ノノミ「セリカちゃん、ここは無事に帰りましょう。ね？」

セリカ「ああ、もう……！！」

撤退戦が始まった。

[169 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 20:12:26]

[対策委員会の撤退]

dice1d100=60 (60)

[カイザーPMCの包囲]

dice1d100=82 (82)

[170 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 20:31:42]

セリカ「ああもう邪魔！！」

結論から言えば、対策委員会側の判断に致命的なミスはなかった。
撤退のタイミング、方法、モチベーション……。

シロコ「下手したら風紀委員会より面倒……。」

だが相手は数の利を生かし、統制の取れた動きで退路を塞ぎ、手間取っている間に横から撃ちかかりと対策委員会を追い詰めていく。

「これは……風紀委員会のような生易しいものではない、より実戦的な兵士の動き……！」

ノノミ「退学した生徒や不良の生徒達を集めて、企業が私設兵として雇っているという噂がありましたが、まさか……！」

アヤネ「戦車やヘリまで……ものすごい数です……！」

ただ、先生の指揮があってもどうにもならないくらいには詰んでいたのだ。

[171 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 20:56:01]

シロコ「……絶体絶命？」

ホシノ「包囲されちゃったかー……。」

ノノミ「……。」

四方から銃と砲とを向けられ、完全に足を止められた対策委員会。
そこに1台の軍用車が止まり、中から大柄な機械の大人が下りてくる。

カイザー理事「良く逃げる侵入者だとは思ったが……アビドスだったとは。」

セリカ「な、何よこいつ……。」

カイザー理事「まさかここに来るとは思わなかったが……まあいい。」
カイザー理事「勝手に人の私有地に入り、暴れて帰ろうとしたことによる被害額を、君達の借金に加えても、大して額は変わらないな……。」

ホシノ「あんたは、あの時の……。」

カイザー理事「ああ。確か、例のゲマトリアが狙っていた生徒会長、いや、副会長だったか？」
カイザー理事「ふむ、ヘルメット団や便利屋を雇うより面白いアイデアが浮かんだ。」

セリカ「便利屋？な、何を言ってるの？」

ノノミ「あなたたちは、誰なのですか？」

「(ゲマ……トリア……)」

[172 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 20:59:00]

カイザー理事「私は、カイザーコーポレーションの理事を務めているものだ。そして、君達アビドス高等学校が借金をしている相手でもある。」

『ナギサ』の心情をよそにカイザー理事はホシノに余裕綽々と近寄り、話を続ける。

カイザー理事「では、古くから続くこの借金について、話し合いでもするとしようか。」

[173 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 21:13:18]

シロコ「……要はあなたがアビドス高校を騙して、搾取した張本人ってことでいい？」

カイザー理事「……ほう」

セリカ「そうよ！ヘルメット団と便利屋を仕向けて、ここまでずっと私たちを苦しめてきた犯人があんたってことなんでしょ！！」

セリカ「あんたのせいで私たちは……アビドスは……！」

dice1d3=2 (2)

1.「シロコさん、セリカさん、抑えてください。」(ばにばに)

2.「……。」(いつもの)

3.自分のことはどうでもいいがアビドスの皆を怒らせることには嫌悪感を抱く『ナギサ』

[174 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 21:25:17]

「(……大人とはそういう物ですよ。)」
やはり口には出さなかった。セリカの怒りも理解はできたからだ。
しかし、セリカが言ってもどうにもならないとも理解していた。

カイザー理事「やれやれ……。」
カイザー理事は呆れ、嘲るように答える。

むしろアビドスが私有地に無断で侵入し暴れた不法者であることや、アビドスの土地は正当な手段で購入したこと。
そして知りたそうだから教えてやる、とばかりにこの砂漠では宝物探しをしている、ということまで話した。

セリカ「そんな出まかせ信じるわけないでしょ！」

シロコ「それはそう。この兵力に説明がつかない。この兵力は、私たちの自治区を武力で占拠するため。違う？」

カイザーPMC「……。数百両もの戦車。数百名もの選ばれし兵士たち。数百トンもの火薬に弾薬。たった5人しかいない学校の為に、それだけの用意をするとでも？」

[175 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 21:28:29]

カイザー理事「ああ、いまは6人だったか……いや、最初は目と耳を疑ったよ。まさか拉致してきたのかな？」

カイザー理事「何にせよ、その6人目は不幸なことだ。」

dice1d3=1 (1)

1.　「……皆さん、抑えてください」

2.　「私はそうは思いませんが……」

3.　「見下すことしかできないあなたの方が……！」

[176 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 21:39:07]

シロコ「！！」

ノノミ「ナギサちゃん……」

セリカ「あんたはそれでいいわけ！？」

「今は抑えてください。」
冷静さと諦観であった。

カイザー理事「……くくっ、面白い。君は賢そうだな。アビドスが無くなったら雇ってやってもいい。」

「……恐れ入ります。」

セリカ「……アンタぁ！！」
行き場のない怒りをぶつけようとするセリカをホシノとノノミが抑える。

カイザー理事「やれやれ。そう乱暴になられてはこちらも手を打たねばなるまい。」
おもむろに理事はどこかへ連絡を取る。
カイザー理事「……私だ、そうだ。進めろ。」

セリカ「何よ！！何したの！！」

カイザー理事「非常に残念なお知らせだ。どうやら、君達の学校の信用が落ちてしまったそうだよ。」

[177 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 21:48:32]

『ナギサ』にかける言葉が見つからないアヤネの元で電話が鳴り、アヤネはそれを力なくとる。

銀行員「こちらカイザーローンです。現時点を持ちまして、アビドスの信用評価を最低ランクに下げさせていただきます。」
銀行員「変動金利を3000%で調整、それらを諸々適用した上で来月以降の利子は9130万円でございます。」
銀行員「それでは引き続き、期限までにお支払いをお願いいたします。」
無慈悲な宣告。

アヤネ「ちょ、ちょっと待ってください……そんな急にどうして……！」

[178 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 21:57:25]

カイザー理事「これで分かったかな、君達の首にかけられた紐が、今誰の手にあるのか。」
カイザー理事「しかしこれだけではね……そうだな、9億円の借金に対する保証金でも貰っておくとしよう。10日以内に、我がカイザーローンに3億円を預託してもらおうか。」
カイザー理事「この利率でも返済ができるということを、証明してもらわなければな。」

アヤネ「そんなお金、用意できるはずが……今、利子だけでも精一杯なのに……。」

カイザー理事「なら、学校を諦めて去ったらどうだ？自主退学して転校でもすればいい。それですべて解決するだろう。そもそも君たち個人の借金ではない。」
カイザー理事「学校が責任を取るべきお金だ、何も君たちが進んで背負う必要は無いのではないか？」

ホシノ「……みんな、帰ろう。」
ここでホシノが口を開く。

ホシノ「これ以上言い争っても弄ばれるだけ。」

カイザー理事「……ほう、副生徒会長。流石に君も賢そうだな……。あの生徒会長とは違って。」

ホシノ「……。」

カイザー理事「では、来月以降の返済と保証金については宜しく頼むよ、お客様。」

[179 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 22:00:00]

カイザー理事の勝ち誇った笑いと、厭味のように丁重な案内を受けてホシノたちは砂漠を後にした。

[180 ◆B3SSKg8oHw 24/12/08(日) 22:03:20]

[スレが埋まってきたので今日はここまで]

[明日は保守代わりにぽつぽつ更新して、夜に次スレを立てます]

[明日のスレで『ナギサ』と話すのは]

dice1d6=6 (6)

1.　ホシノ

2.　ノノミ

3.　シロコ

4.　アヤネ

5.　セリカ

6.　全員

[181 二次元好きの匿名さん 24/12/08(日) 22:06:59]

ここで全員とのお話か

[182 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 07:11:13]

負け戦から校舎に帰って来たホシノ達。

その足取りは重く、出迎えるアヤネ、『ナギサ』、先生への返事にも元気は込められなかった。

そして今一同は対策委員会の教室に集まっている。

ホシノ「……ナギサちゃん。」

「はい。」

ホシノ「委員長として、今のうちに確認しておくよ。」

ホシノ「転校する気はある？」

セリカ「！！」

[『ナギサ』の理性]

dice1d100=86 (86)

[『ナギサ』の怒り(低いほど悲しみがその分強い)]

dice1d100=92 (92)

[183 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 07:27:13]

「………。」

「仰りたいことは理解できます。」

「他校でやり直すという選択肢……確かにあなたの立場、委員長という立場であれば、その選択肢を提示することはおかしくありません。」

「ましてや、私は皆さんよりアビドスに馴染みが薄い、とみなせますからね。」

「……言いにくいことを、ありがとうございます。」

『ナギサ』の頭は冴えていた。感謝の言葉も本心だった。

dice1d3=1 (1)

1.　「F〇ck you…」

2.　「それはそれとして、こんな私ですら腹は立ちますけどね？」

3.　「……なら、私を見捨てておくべきでした。今さら遅い。」

そしてめちゃくちゃ頭にきていた。

[184 二次元好きの匿名さん 24/12/09(月) 09:30:58]

どこで覚えたんやそんな言葉…

[185 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 11:47:59]

アヤネ「な、ナギサちゃん…！？」
上品とはかけ離れたスラングに皆が面食らう。

「確かにこのままでは搾取されるのを待つばかり……ですが、それはどこに居ても同じです。」
「ならば私はアビドスで少しでも借金を返す。」
「誰にも否定はさせません。」
「私は、アビドスの藤関ナギサです！」

[186 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 12:06:01]

シロコ「ん。よろしく。」

ホシノ「……そっか。ごめんね、変なこと聞いちゃって。」

「いえ……必要なことではありました。……こちらも、過激な言葉すぎたことは謝ります。」

セリカ「あんたって偶に……なんていうか。すっごいロックよね。まあ、嫌いじゃないけど。」

「ん……。」

アヤネ「……本当に、外では気をつけてくださいね。というか何処でそんな言葉を……。」
アヤネは苦笑い。

ノノミ「もう。怖いこと言う子にはお仕置きですよー！」
そしてノノミは『ナギサ』をぎゅーっと抱きしめた。

痛くは、なかった。

[187 二次元好きの匿名さん 24/12/09(月) 14:19:52]

そりゃ……自分を救ってくれて暖かい居場所をくれた人に状況が悪いから出ていった方がいいって言われたら……理由が理由でも
怒るわな……ナギサの確かな成長、アビドス勢との絆を感じる……

[188 二次元好きの匿名さん 24/12/09(月) 15:45:20]

このナギサ、意外と激情家なのギャップがあって好き。

[189 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 19:18:32]

[取り急ぎ次スレです]

【🎲・オリキャラ・閲覧注意】アビドスの偽ナギサ｜あにまん掲示板

[190 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 19:20:27]

>>188

[本物のナギサ様も意外と激情家っぽいところある気がするので]

[面白いです]

[191 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 19:31:26]

「ふう……。」
皆が落ち着いたところで改めて話題が切り出される。

シロコ「……カイザーコーポレーションは、一体何を企んでる？」

ノノミ「宝物を探している、と言っていましたが……。」

アヤネ「あの砂漠には何もないはずです。でたらめを言ってるんだと思います。お金になりそうな地下資源は何一つ残っていません。」
アヤネ「……はるか昔に、そういう調査結果が出ているんです。」

セリカ「いやいや、今はそれよりも借金の方でしょ！3000%とか言ってなかった！？」

アヤネ「保証金も要求してきましたし、あと10日間で3億円だなんて……。」

「……はい。」

アヤネ「ナギサさん……？」
挙手した『ナギサ』をアヤネが指名する。

[192 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 19:33:43]

dice1d3=3 (3)

1.　「造幣局を襲います。」

2.　「トリニティを襲撃すれば……。」

3.　「……ゲヘナの風紀委員会を経由して、連邦生徒会に働きかけていただく。」

[193 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 19:50:10]

「……あちらは、私たちに借りがあるのでしょう？」
「そして少なくとも私たちよりは……連邦生徒会に働きかける力もあるはずです。」
「少なくとも銀行や造幣局、カイザーグループを襲うよりはマシな考えだと思いますが……。」

シロコ「ん……。」

セリカ「っ……。」

アヤネ「……アビドスの土地自体は正当な取引の元でカイザーに売却されています。」
アヤネ「ですが、その方法なら、もしかしたら……。」

ノノミ「うん、やってみましょう。」

「ホシノさんは、どうです？」

[194 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 19:51:04]

ホシノ「……そうだねえ、いい考えだと思うよ。」
ホシノ「でも、念のため一晩考えてみよう。追い詰められた時って、とんでもないことをしちゃうこと、あるからさ。」

アヤネ「では、今日はここで解散しましょう。ホシノ先輩の言うとおり、考えは決めつけず、他にもいい案があれば遠慮なく教えて下さい。」

"うん。正解は一つじゃないからね。"

そうしてその場は解散することになった。

[195 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 19:59:49]

[後はまあ適当に埋めネタダイスしておきます]

[『ナギサ』の武器名(HG)]

dice1d5=3 (3)

1.　キュービックジルコニア

2.　ラストエリクサー

3.　アパレシオン

4.　レディグレイ

5.　「名前なんて必要あります？」

[196 ◆B3SSKg8oHw 24/12/09(月) 20:11:43]

[こちらは埋めてもらって大丈夫です]

[197 二次元好きの匿名さん 24/12/09(月) 20:13:58]

うめ

[198 二次元好きの匿名さん 24/12/09(月) 23:54:11]

アパレシオン(Apparition)は、大天使ラファエルの神性が具現化された武器形態です。フランス語で「出現」「顕現」を意味し、神学的には神や天使が可視的な形で現れることを指す用語です。この武器は藤関ナギサを依り代として大天使ラファエルの力を物理的な形態で具現化したものと解釈できます。

へー、なるほど

[199 二次元好きの匿名さん 24/12/10(火) 00:04:48]

>>194

とんでもないこと(黒服に身売り)

おじさんこれからしようとしてるやつだ……

[200 二次元好きの匿名さん 24/12/10(火) 00:30:40]

うめ