もう虚しくなんてない!~総力戦編3~

  • 1◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 19:05:23

    【注意】オリキャラ及びダイス要素が含まれますのでご注意ください。

    アリウスのちっこい一般事務員の早瀬リアちゃんが事務能力や交渉力をいかして仲間と一緒に反逆するスレの後日談的なスレです。
    現在パヴァーヌ2章っぽい所で進行中
    リアが連邦生徒会から予算をぶんどって来ました。防衛戦終了後の資金繰りにも一応の目処が立ったので予定通り迎え撃つようです。

  • 2◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 19:09:29
  • 3◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 19:11:53

    このスレでは、リアちゃんたちが頑張った結果、エデン条約襲撃直前でベアトリーチェの策が悉く潰され、ベアトリーチェの打倒にアリウスの兵力も加わった結果、アリウスがトリニティに併合され、アリウス分派として生活しています。

    また、戦力の増大の著しいトリニティへの牽制でSRTが一応存続しています。

    そろそろミレニアムの予算が大変なことになりましたが、勝てばひとまずなんとかなりそうです。

  • 4◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 19:13:38

    早瀬リア

    当時のアリウス唯一にして事務能力(100)をほこる事務員だった。
    現在はパテル分派所属。次席事務官兼首長補佐官。
    ミカ様大好きな忠臣。早瀬ユウカとは他人。

    仲裁と交渉担当だが圧政の気配を感じるとミカに止められることもしばしば。


    「ユウミと話したいですね………今晩あたり電話しましょう………」

  • 5◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 19:20:58

    準レギュラーキャラ
    血祭キョウカ
    トリニティの1年生
    アリウス分校出身のくそつよわんこ系後輩。ツルギを師と仰ぐ。
    「えっ!?今日はもう一杯ごはん食べていいんッスか……!?」


    雨宮ミスズ
    リアのアリウス分校内戦時代からの同期で当時の隊長。リジェネ付与の神秘を有する。最近影が薄い。
    「防衛戦が始まったら忙しくなるからしっかり食べときなさい」

    八百万マイ
    リアのアリウス分校内戦時代からの同期。工兵隊の指揮をとる。
    ヒフミと友達。ペロロもいいけどウェーブキャットも好き。
    「ん!トッピングに目玉焼きを乗せる!」

  • 6◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 19:31:07

    早瀬ユウミ
    リアの妹。リアより大きい。
    リア並みの事務能力とそれなりの電子戦の知識を有する。戦闘力は他のアリウス生に比べると低い。
    実はインフラ系はユウミのほうができる。
    「え?お茶会ですか?」

    矢向ミチル
    パテル分派の首席事務官。
    仕事人間で淡々と仕事を進めることと他校との調整に定評がある優秀な事務官。ミカに懐いているリアにミカの相手はほぼ投げている。

    「ええ、ここのところ働き詰めですからね、息抜きをしましょう」

  • 7二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:44:43

    美味しいものは気分を切り替えるのに最適
    サクサク

  • 8◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 19:45:41

    「ユウミ!ジムチョウ!ジュンビデキタ!」「オユモワイテル!」
    「ハヤクタベヨ!」
    「わ、わかりました!わかりましたから引っ張らないでください!」
    事務官達にワチャワチャと群がられてぐいぐいとテーブルセットまで連れていかれるユウミの後をゆっくりとついていく。
    「ハイ!コレジムチョウノブン!」
    席に着けばすぐに茶が出され、焼き菓子も添えられた。
    「こ、これって来客用のお菓子じゃ……?」

    「さ、いただきましょう……どうせ主要な所は出払っていて来客など無いのですから食べてしまいましょう」
    この中では一番立場が上のわたしがそう言うと3人組はワッとお菓子を手に取り、ユウミもおずおずと包装に手を掛けた。

  • 9◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 19:52:13

    「……ん、悪くないですね……」
    席についてからお茶を淹れるのまで任せてしまったことに気づいたが、なかなか悪くなかった。
    「ン!チャントレンシュウシタ!」
    3人の中でまとめ役をしている事務官がむふーと胸を張った。
    「はぁぁ…おいしいですねぇ……」
    少し前まで不機嫌さが滲んでしまっていたユウミも、茶菓子と紅茶を交互に口に運び、頬を緩ませていた。

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 19:53:49

    立て乙埋め

  • 11◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/02(月) 20:07:17

    ユウミが落ち着いたのを見て安堵を覚えた自分に気づく。思えば変わったものだ。少し前まで自分しか居なかったこの事務室も随分人が増えた。

    『ん~……ミチルちゃんさぁ……そんなに集会に出るのが嫌なら事務官でもしたら?』
    なまじ能力が高かったせいで派閥に入らないわけにもいかず、けれど反ゲヘナに躍起になる生徒達にもついていけなかったわたしは誰もまともにやっていなかった事務室に引っ込んだ。それからミカ様が首長になり、暫くしてリア達を連れ込んだが………

    「ミチル様……?」
    顔を上げればユウミと事務官達が不思議そうに此方を覗き込んでいた。人付き合いが嫌で仕事に打ち込んでいたが、なかなかどうしてこの後輩たちに囲まれて過ごすのは悪くない。

    「なんでもありませんよ……さ、どうせなら買い置きのお菓子も食べてしまいましょう」
    そう言うと後輩たちワッと歓声を挙げた。

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 20:07:28

    たておつです!
    さあこれでユウミのイライラも収まるかな?

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/02(月) 23:22:43

    美味しいは正義

  • 14二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 08:17:38

    ちょっとしたパーティーだぜ

  • 15二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 17:03:39

    バウムクーヘン丸ごと齧ろう
    お茶菓子の定番だしあるやろ

  • 16二次元好きの匿名さん24/12/03(火) 19:22:11

    半角アリウスモブちゃんはかわいいなぁ……

  • 17◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/04(水) 00:02:41

    「ジムチョウ!コレモ!コレモタベテイイ!?」
    パタパタと走って行った事務官達が席につく前に大声でたずねたのを聞いて、事務長は顔をしかめた。
    「こら、息抜きとはいえはしたn…!?………なんですかそれは……?」
    見れば各々子供の頭ほどもある大きな筒上の物体を掲げていた。

    「コレ!リアガカッテタ!」「オチャウケヨウ!」
    「ミウチヨウノチャガシ!」

    それは以前リアが仕事で他の自治区に出向いた際に、日用品を買いたそうと思ったリアが立ちよった無○用品で偶然見つけた徳用バームクーヘンのホールだった。アリウス分派の生徒や自室でちょっとした休憩の際に切り分けて少しずつ食べれば暫く楽しめるだろうと5つほど買い込んでいたものだった。

  • 18◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/04(水) 11:10:31

    お茶会でバームクーヘンは………

    dice1d5=1 (1)

    こ食べられた

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/04(水) 19:49:59

    結構食べるね

  • 20◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/04(水) 22:34:28

    「………食べれるのならいいですよ」
    「あれを全部はちょっと……」
    事務長とユウミは手元の茶菓子を齧りながら茶を飲んで静観することにした。
    「ワーイ!」「コンナオッキイノハジメテ!」「タベヨタベヨ!」
    一応の許しが出たので、事務官達はさっそく1つ目の袋を開け、ざっくりと3等分してして各々かぶりついた。

    ──10分後──

    「アキタ…」「オオスギ…」「オナジアジ…」

    喜び勇んで一人で1つ食べてやろうとかじりついた事務官達だったが、いくらなんでも同じ味のバームクーヘンを食べ続けるのはキツかったようで、3人で1つ食べきって満足してしまった。

  • 21◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/05(木) 07:44:46

    「まったく……そんなに食べられるわけないじゃないですか………」

    「あはは………」

    事務官達はお腹が一杯になりぐったりと背もたれにもたれ掛かっているのを事務長とユウミは苦笑いしながら見ていた。


    ユウミは………

    dice1d3=1 (1)

    1、落ち着いた

    2、気分がよくなった

    3、夜にリアに電話した

  • 22二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 18:13:16

    同じ味が続くって思ってるよりきついんだよな…

  • 23二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 20:04:47

    ユウミも落ち着いたみたいでよかった

  • 24二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 06:59:27

    保守

  • 25◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/06(金) 12:30:36

    「気分は晴れましたか?」
    「え?…あ………」
    ティーカップに手を伸ばしながら事務長がきくと、ユウミは一瞬なんのことかわからないような顔をした後直ぐにバツが悪そうな顔になった。
    「あの……気をつかわせてしまったようで申し訳ありません………」
    「問題ありません、部下のケアをするのは上司であるわたしの勤め……それも好ましい後輩のためにかける手間ならなんら惜しくはありませんよ……それに、礼ならそこでお腹を抱えている3人に言ってやりなさい、あなたを心配して茶会を提案したのは彼女達ですからね」
    そう言って事務長は紅茶を一口飲んだ。

    「ウーン…」「オナカクルシイ…」「タベスギ…」

    3人の事務官は茶菓子とお茶で膨れた腹を抱えて唸っていた。

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 21:35:11


    ゆっくり消化しな

  • 27二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 07:00:25

    得難い戦友達

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 17:08:45

    楽な体制で横になる事だね
    あと念のために洗面器かポリ袋も用意しないと

  • 29◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/07(土) 21:51:07

    その晩……
    ~~♪~♪~♪~~♪
    「ん?…ユウミ、電話ですよ」
    仕事を終え、入浴も終えて3人組の頭を拭いてやっているところで、近くに置いてあったユウミのスマホが鳴った。
    「は~い!今出ます!」
    同じように頭を拭いてやっていたユウミは、既に拭き終わっていた事務官に後を任せて電話に出た。

    「一昨日ぶりですねユウミ、元気ですか?困ったことはありませんか?」

    相手は姉だった。

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 09:05:53

    保守

  • 31二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 19:29:11

    保守

  • 32◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/08(日) 20:24:41

    アリウス時代どころか産まれた時からの大事な片割れで、自分達が壊れていたときも一人で堪えていた敬うべき『姉』……体は自身より小さいがその背に居れば安心できる大きな存在………


    dice1d4=2 (2)

    1、今だからわかる………

    2、そして時々甘えん坊になる

    3、勝手にわたし以外の妹を作ろうとする不届き者

    4、ミカ様ミカ様と言っているのは少し妬ける

  • 33二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 07:29:12

  • 34二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 15:52:39

  • 35◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/09(月) 21:22:22

    「………大丈夫ですよ、ミチル様や事務官ちゃんたちも居ますから」
    本当は少し大変だったり不安だったりするがそう言ってやる………

    「むぅ………わたしは1日開けただけで声が聞きたくてたまらないというのに、薄情な妹です……」

    電話口の声は少し拗ねた様に聞こえた。尊敬できる姉ではあるが、同時に甘えん坊な一面もある。かまってやらないと拗ねるのだ。その点自由でよく事務室に入り浸ってはかまい倒しているミカ様はいい塩梅なのだろう………

    「まあ、元気ならそれでいいです。此方はあと数日で防衛戦が始まるので身動きが取れなくなります。そちらは任せますよ」

    戦って、戦って……ようやく手に入れた平穏………それを守るためなら何度でも銃を取る……それが今のアリウスでありわたしの姉……わたしはペンも銃もとれる姉と違ってペンしか持てないけど………

    「うん、待ってるね………おねえちゃん」

    留守番くらいはしっかりやり遂げてみせる。

  • 36二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 06:05:39

    よかった

  • 37二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 15:11:25

    適材適所よ

  • 38◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/10(火) 21:05:08

    「ッッッッッッっっっ!」
    その時リアに電流が走る。
    久しぶりに聞く最愛の妹からの『おねえちゃん』呼び………交渉ごとで疲れ、1日空いたことで家族成分が不足していた所に投下されたそれはリアの脳にガツンと響く多幸感をもたらした。
    「ゆ、ユウミ!いまのもういっk(プツッ…ツー,ツー………)切れていましたか………」
    もっとも、突然の供給に驚いたせいでおかわりを逃してしまったのだが………
    「ざんねんです……もう一回聞きたいところですが寝かせてあげないのもかわいそうですし姉として我慢です………」
    そこは姉である。何より妹の健康と安寧が大事である。これだけはミカ様が相手でも簡単には譲ることは無いだろう。

    「絶対に負けられません………もう一度ユウミの『おねえちゃん』呼びを聞くためにも………!」

  • 39二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 07:25:34

    保守

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 10:47:23

    パワー湧いてくる

  • 41◆K7oi2p2CoQ9Y24/12/11(水) 16:17:58

    ─翌朝(防衛戦2日前)─


    「おはようございます!ミカ様!朝ですよ!」


    連邦生徒会から予算を引き出した翌日、ユウミからのおねえちゃん呼びで気力を回復させたリアは何時ものごとく主人であるミカを起こしに掛かった。

    「んぅ~……あとちょっとだけ………」

    しかし直ぐには起きない。リアが交渉に向かっている間、ミカも遊んでいたわけではなく、派閥のトップとして会議に出席したり、分派の生徒達に指示を出したりしていたのだ。

    「ミカ様ミカ様!朝です!ごはんの時間です!」

    「んぅ……あと5分だけぇ……」

    布団の端を掴んで抵抗するミカに対しリアは……


    dice1d4=1 (1)

    1、布団をひっぺがした

    2、カーテンを開け、照明を当てた

    3、蒸しタオルを目元にのせた

    4、ゆっくりコーヒーを飲んで待つことにした

  • 42二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 16:24:28

    布団を引っ剥がすなんて……
    ばにたす……

  • 43二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:07:07

    オカンかな?

スレッドは12/12 08:07頃に落ちます

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