(SS注意)ノースフライトに耳掃除をしてもらう話

  • 1二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:31:16

    「────トレーナーさんは、耳にアクセサリーとかなさらないんですか?」

     自室のソファーの上、ふと隣から聞こえてくる、鈴を転がすような声。
     視線をそちらへと向けてみれば、美しい色彩の、輝くような双眸。
     少しカールさせた鹿毛のボブヘア、ピンクと黄色のメッシュ、ハーフリムのオシャレな眼鏡。
     担当ウマ娘のノースフライトはファッション誌片手に、俺のことを、正しくは俺の耳をじっと見つめていた。
     俺は自分の耳に軽く触れながら、言葉を返す。

    「……メンズのイヤーアクセサリー、かあ、なんか上級者向けのイメージがあるけど」
    「確かに少し扱いが難しい側面はありますけど、きっとお似合いですよ!」
    「キミがそう言うならそうかもしれないけど、でも、やっぱ耳に穴を開けるのはちょっと怖いというか」
    「いえいえ、耳のアクセサリはピアスだけではなくて、イヤーカフとか気軽に付けられるのも────」

     フライトはそう言いながら、テーブルにファッション誌を置くと、ぱらぱらとページを探し始める。
     そんな彼女の尻尾は、ふりふりと左右に大きく揺らいでいて、とても楽しそうな様子だった。

     この日は、彼女の希望もあって、トレーナー寮の俺の部屋で時間を過ごしていた。

     たまには雑誌なんかを眺めながら、ゆっくりとときめきを膨らませるとも大事なんですよ? とは彼女の言。
     実物を合わせるのを重視するタイプだと思っていたので、正直、ちょっと意外だった。
     とはいえ、彼女がそうしたいと言うのを断る理由もなく、現在に至るのだけれど。
     
    「トレーナーさんはお耳の形が良いので、ここなんかにさりげなーく」
    「……わっ!?」

     ふと、フライトの細い指先が耳を掠める。
     突然の感触に、妙に大きな声を出してしまって、彼女は目を丸くした。
     そして、ハッとした様子で手を離して、申し訳なさそうな表情を浮かべる。

  • 2二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:31:28

    「あっ、ごめんなさい、ずっと気になっていたものだから、つい」
    「ちょっと驚いただけなら気にしないで、というか、そんなに気になっていたんだ」

     どうやら、フライトは前から俺に、イヤーアクセサリーが似合うと考えていたようだ。
     それこそ彼女ならばすぐに提案して来そうなものだけど、と心の中で疑問が浮かぶ。
     
    「…………ええ、気になっていましたとも」

     俺の言葉に、フライトは少しだけ間を開けて、こくりと頷いた。
     その視線はどこか意味ありげで、そして、その表情はどこか不満そうに感じられる。
     またしても首を傾げてしまいそうになりながら、俺は彼女へと耳を向けた。

    「そういうことなら、どうぞご自由に」
    「ふふ、では遠慮なく触らせてもらいますよね?」

     フライトは小さく微笑みを浮かべると、そっと両手を俺の耳へと伸ばした。
     軽く摘まんだり、優しく擦ってみたり、少しだけ引っ張ってみたり。
     そうこうしているうちに、何故かどんどん、彼女の表情は難しいものとなっていた。
     やがて彼女はじとーっとした目つきで俺を、正しくは俺の耳の中を見つめながら言葉を紡ぐ。

    「────トレーナーさん、お耳の手入れはされているでしょうか?」

  • 3二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:31:43

    「耳の、手入れ?」

     その言葉に、俺の頭の中は真っ白になる。
     そもそも耳の中のことなど、長い間気にしたこともなかった。
     フライトはそんな俺の様子に何かを察したのか、困ったような顔で小さくため息をつく。

    「やっぱり、耳の中が大変なことになっていますよ?」
    「……そんなに?」
    「そんなに、です、耳のお手入れはコーデにも体調管理にも、とっても大事なんですからね?」

     まるで小さな子どもを叱りつけるかのように、フライトは頬を膨らませて、そう言った。
     そういえば、彼女が入念な耳のマッサージをしているところを、何度か見たことがある。
     レースを走るウマ娘にとって耳のケアは重要事項、俺もその辺り調べてみたほうが良いかもしれな────。

    「また、わたしのことばかり考えていませんか?」

     ぎゅーっと、少し強めに耳を引っ張られる。
     少し驚いて横目でフライトを見やれば、ますます不満そうにむくれていた。
     普段は少し大人びている彼女の、少し珍しい態度に、俺は思わず言葉を失ってしまう。
     やがて、彼女は顔をずいっと近づけて来た。

  • 4二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:32:02

    「今は、あなたのことを、お話しているんですよ?」
    「……あっ、ああ、そうだったね」
    「……わたしのことばっかり優先するトレーナーさんは、やっぱりわたしがなんとかしてあげないと」

     フライトはぱっと手を離すと、おもむろに自らの鞄の中を探り始める。
     普段のファッション性の高い鞄ではなく、物がたくさん入りそうな、実用性重視の鞄。
     そこから次々に道具を取り出して、それをテーブルの上へと並べていく。
     耳かき、綿棒、何かの瓶、ティッシュなどなど。
     ここまでくれば、それが何のために用意された道具なのかは、察しがついた。
     準備を終えた彼女は、テーブルを寄せて、カーペットの上で女の子座りをすると、ぽんぽんと自らの太腿を叩く。

    「今日はこれから────トレーナーさんの耳掃除を、してあげますね?」
     
     再び、俺の思考は空白に染まる。
     しばらくして、ようやくその言葉を意味を理解して、俺は慌てて首を左右に振った。

    「いっ、いやいやいや! キミにそんなことをさせるわけにはっ!?」
    「では、言い方を変えましょう……わたしに、トレーナーさんの耳掃除をさせてくれませんか?」
    「うぐ」
    「お姉ちゃんにもしてあげたことがあるので、安心ですよ?」

     愛らしい上目遣いで、じっと懇願するように見つめて来るフライト。
     その破壊力に、思わず頷いてしまいそうになってしまうが、そこはぐっと堪える。
     そして何とか断り理由を探しながら視線を彷徨わせて、ふと、思いついたことを口にした。

  • 5二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:32:18

    「そっ、そうだ、服! せっかくステキなコーデなのに、汚しちゃうと悪いからさ!」

     フライトは今日も、きらきらと輝くような、お洒落な私服を身に纏っている。
     そんな服を、俺なんかのために汚してしまうなんて申し訳ない、という名目であった。
     俺の言葉を聞いて────彼女は待っていました、と言わんばかりに小さく口角を上げる。

    「それはつまり、汚しても良い服だったら問題ないんですね?」
    「えっ、あっ、うん、でもその服はそうじゃないでしょ?」
    「それは、そうですね……だから、ちょっと場所をお借りしますね?」
    「…………へ?」

  • 6二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:32:32

    「はい、お待たせしました、これなら問題はありませんよね?」

     そう言って、戻ってきましたフライトはくるりと回ってみせる。
     トップスは赤を基調にして、ところどころに白いラインの入ったメリヤス編みの動きやすそうなジャージ。
     そしてボトムスは、大胆に太腿を晒すように切れ込みが入った、密着型のブルマ。
     それはフライトが毎日のように着て、俺も毎日のように見ているもの。

     つまるところ────トレセン学園のトレーニングウェアであった。

     ……まあ、毎日のように汗を吸い、土に塗れるわけだから、汚して良い服であるのは間違いない。
     フライトは、尻尾を揺らめかせながら、軽い足取りで元居た位置へと戻った。
     そして悪戯っぽい表情で耳をぴこぴことさせながら、何かを待つように、じっと見つめて来る。
     俺の部屋で過ごしたいという、珍しい要望。
     今考えると、少しばかり唐突感のある話の振り方。
     妙に大きい鞄に、揃えられた道具の数々、何故か持ち歩いでいるトレーニングウェア。
     
    「……もしかして、最初からこれが狙いだった?」
    「えへへ、バレちゃいましたか?」

     フライトは隠し事のバレた子どものように、はにかんだ微笑みを浮かべた。

  • 7二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:32:45

    「では、最初は天井を見上げる形で……トレーナさん、遠慮なくどうぞ♪」

     フライトは、尻尾をぱたぱたと声をかけてくる。
     こちらの言った懸念は全て払拭されたが故に、断る理由は見当たらない。
     その輝くを増して行く瞳から逃れるように、彼女が指し示す場所へと視線を向ける。
     ブルマの端から伸びている、ほっそりとした美しい脚線。
     しかし、その中にはたゆまぬ努力が詰まっていることを、俺は良く知っている。
     本当に良いのかと悩みつつも、彼女の圧には勝てず、諦めて背中を向けて、ゆっくりと身体を傾けた。
     ゆっくりと時間をかけて倒れていき、やがてぽふんと、後頭部が彼女の太腿に辿り着く。
     ハリのある柔らかな感触と、じんわりとした温もり。
     頭を乗せただけなのに、思わず息をついてしまいそうな、心地良い感覚であった。
     ……まあ、それはそれとして、自身の心臓の音がうるさくて仕方ないのだが。

    「……ちょっと、緊張されていますか?」

     困ったような表情で、上から覗き込んでくるフライト。
     俺はその言葉に少し苦笑を浮かべながら、こくりと頷く。
     すると、彼女は両方の手のひらで、そっと俺の両耳を包み込んて、外部の音を遮断した。
     柔らかく温い手のひらの感触と、ごおーっという響きと、見つめるフライトの顔が、俺の世界の全てになる。
     しばらくの間、彼女は何も言わず、ただそうしていてくれた。
     気が付けば気持ちも心臓の鼓動も穏やかになっていて、少しだけ気楽に身を任せることが出来ていた。

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:32:57

    「リラックスしてきたみたいですね、それじゃあまずはお耳のマッサージから」

     そう言って、フライトはテーブルの上のオイルに手を伸ばす。
     自らの手のひらに数滴垂らして、ゆっくりと手の馴染ませると、軽く両耳全体を摘まんだ。
     そしてオイルを広げるように、優しくじっくりと耳を上下に擦っていく。
     ふわりと、爽やかな草原のような、穏やかな香りが鼻腔をくすぐった。

    「いい匂いでしょう? 寝る前に、枕元に数滴垂らすと、とっても良く眠れるんです」

     次いで、フライトの指先が軽く耳を引っ張った。
     少しずつ場所を変えながら、時折ぐるぐると回してみたり、ぐっと指を押し込んでみたり。
     そうされていくうちに、血流が良くなってきたのか、徐々に耳が暖かくなっていく。
     そして、耳たぶをぎゅっぎゅっと揉み込まれると、染み渡るような痛気持ち良さが走った。

    「……目がお疲れみたいですね、お仕事のし過ぎですよ、もう」

     めっ、です。
     とフライトは一言呟くと、ぎゅーっと一際強く、耳たぶに指を押し込んだ。
     先ほどよりと痛みが増すが、それ以上の心地良さが流れてきて、思わず小さな声を漏らしてしまう。
     そして痛みを慰めるように、彼女の指先がこしょこしょと耳の中をくすぐった。

  • 9二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:33:11

    「お耳もほぐれてポカポカしてきましたので、そろそろ、中のお掃除していきますよ?」

     その言葉に、意識がハッとする。
     マッサージの心地良さに眠りに落ちかけていたが、そちらが本来の目的だった。
     フライトが慈しむように俺を見下ろしながら、ふわりと頭を撫でてくる。
     髪がさらりと梳かされて、脳裏に不思議な懐かしさが過ぎった。

    「……それじゃあ身体と頭を横にして、お耳をこちらに向けてくださいね」

     浮ついた心地の俺は、言われるがまま、身体をごろんと横に動かしてしまう。
     すると、頬がむっちりとした肉感に包まれて、しっとりとしたキメ細かい肌が吸い付いてくる。
     直接触れる彼女の太腿は湯たんぽのように暖かくて、溶け出してしまいそうなほど。
     
    「それでは、外側からやっていきます」

     フライトはテーブルの上の耳かきを手に取って、すうっと耳の溝に沿って匙を走らせた。
     微かに感じる剥離感、撫でるような優しい力加減、神経を刺激するくすぐったさ
     それらが絶妙に合わさった程良い刺激が、耳介、耳たぶ、耳の裏などに次々と掻いていく。
     気が付けば、彼女の脚に、すっかりと頭を負かせてしまっていた。

    「ふふ……これから中をやっていくので、動かないようにお願いします」

     嬉しそうに微笑みを零すと、耳かきの先端が静かに耳の中へと入って来た。
     そして、入口の浅いところから、かりかりと、小刻みにゆっくりと耳壁を掻き始める。
     鼓膜に近い位置から感じるこそばゆい快感と、耳垢が動く小さな雑音。
     身体が動いてしまいそうになるのを堪えていると、ふと、フライトの声が聞こえて来た。

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:33:25

    「かりかり……かりかり……」

     耳かきの動きに合わせた、フライトの小さな囁き。
     それを聞いていると妙な安心感に包まれて、身体から力が抜けて来る。
     
    「お姉ちゃんに耳のケアをしてもらった時、こうしてもらうと安心して……どう、でしょうか?」

     ふと、フライトは不安げにそう問いかけて来る。
     どうやら、彼女の俺に対する、気遣いでやってくれたようだ。
     実際に俺も安心出来たので、良ければ続けてくれると嬉しい、と素直に答える。
     ぱたぱた、尻尾が大きく揺さぶれる音。
     表情は見ることが出来ないが、多分、喜んでくれているのだと思う。

    「じゃあ、このまま継続で、かりかり……さりさり……がりがり……♪」

     弾むような声色で響き渡るオノマトペ。
     耳かきの匙は奥へ奥へと進んでいくが、それに不安を感じることは、一切なかったのだった。

  • 11二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:33:39

    「ふぅ……トレーナーさん、いっぱい出ましたね、すごい溜まっていらしたみたいですよ?」

     俺の耳の中の惨状は想像以上だったらしく、驚いたようなフライトはそう話した。
     実際、少し耳の聞こえが良かったような気がする辺り、相当なものだったのだろう。
     
    「それでは今度は梵天で、ふわふわ~……くるくる~……」

     次いで、フライトの小さな声とともに、細かで柔らかい無数の毛先が耳の中に入り込んで来た。
     回転しながら進んでいく梵天は、絶妙にくすぐったい刺激を走らせていく。
     脳が蕩けそうになるほどの心地良さに、口が勝手に開きそうになってしまう。

    「いいですよね、梵天、わたしもお姉ちゃんも大好きなんです…………後はローションを塗って」

     しばらくするとしゅぽんと梵天が抜けて、テーブルに耳かきが置かれる。
     少しの名残惜しさを感じていた矢先、今度は一本の綿棒と小さな瓶をフライトは手に取った。
     ちゃぽんと瓶を振ると、蓋を開けて、綿棒の先端を浸す。
     清潔そうな白い綿棒の先に、粘度のある液体が纏われて、それがそのまま耳に入って来た。

    「ぬりぬり……ぬりぬり…………これはお耳の保湿やケア用なんです、すーすーして気持ち良いでしょう?」

     ゆっくりと丁寧に、耳の中に先ほどのローションが塗り込まれていく。
     メントールの冷たい刺激と、ほんのりと感じるミントの香り。
     耳の中から、耳の外側や裏側にも塗ってくれて、とても爽やかな心地に包まれた。

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:33:50

    「ふぅー、ふぅー」

     ────顔を近づけて来たフライトのか細く、熱い吐息が耳の中を吹き抜けるまでは。
     先ほどのローションによって敏感になった耳には、あまりにも強い毒。
     背筋がぞわぞわと走り、身体全体がびくりと跳ね、変な声が飛び出してしまう。
     一瞬、静寂が場を支配する。
     時が止まったような感覚の中、凍り付いた空気を動かしたのは、彼女の愉しげな微笑み。

    「ふふふ、トレーナーさん、お耳真っ赤ですよ……?」

     すりすりと、フライトの指先が耳の中を弄ぶ。
     先ほどの冷感はどこへやら、今は燃えるように耳が熱くなっていた。

    「良いですよ、フーちゃんのフーフーがお好みなら何度でも…………ふぅーふぅー♪」

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:34:02

    「ちょっと、やり過ぎちゃいましたね……トレーナーさん、反対もやるので、ごろんとしてください」

     反対側をやりますので、と言うフライトの声は、楽しそうに弾んでいた。
     何か言う気力が尽きるほどに理性を削られた俺は、そのまま、何も考えずにゴロンと身体を回す。

    「……あっ」

     目の前には、ジャージに包まれたフライトのお腹とブルマに隠れた太腿の付け根。
     顔が彼女の方を向いたことにより、甘くて清楚な匂いと、微かな汗の匂いが強く伝わってくる。
     ……横になる方向を変えるべきだったな、と後悔に苛まれつつ、俺はごめんと彼女へと謝罪をした。
     そして、身体を起こそうとする、のだが頭に手を置かれて、動くことが気でない。

     そのまま────俺は彼女のお腹へ向けて、顔を無理矢理押し付けられてしまった。

     太腿とは違う、引き締まったお腹の感触。
     しっかりと鍛えあげられた筋肉を置くに感じるものの、それでいて柔らかさも感じる。
     湯たんぽのように暖かくて、甘い匂いも、汗の匂いも、フライトの匂いも、より色濃く嗅覚を刺激した。
     鼻先に触れる、小さな窪み。
     思わず息を吐いてしまうと、彼女の身体がぴくんと小さく跳ねた。

  • 14二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:34:15

    「んんっ……こっ、このままで、いいですから」

     フライトは、ゆっくりと俺の顔をお腹から解放してくれる。
     見上げた彼女の顔は、少しだけ恥ずかしそうに、朱色へと染まっていた。
     多分、俺の顔をも同じことになっているのだろう。
     そのことに気づいた俺は、こくりと頷いて、そのまま目を閉じて太腿へと身を任せる。
     直後、じぃっという金属音に近い音が、鼓膜を揺らした。

    「少し暑くなって来てしまったので、脱ぎじゃいますね?」

     しゅるりという衣擦れの音。
     まさかと思い、目を開けてみれば、そのには身体のラインが浮き出ている白いシャツ。
     ぱさりと脱いだジャージが横へと置かれて、フライトの匂いが更に強くなってきた。
     どきりと、心臓が跳ねる。

    「…………ふふっ」

     何かを察したフライトの、小さな微笑みが聞こえてくる。
     俺は何の言い訳も出来ず、ただただ、ぎゅっと目を閉じるしかないのであった。

  • 15二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:34:49

    お わ り

    >>8のくだりがダジャレになってるのは投げてから気づきました

  • 16二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:38:06

    >>15

    愛(eye)ゆえの「めっ」なんだね

  • 17二次元好きの匿名さん24/12/05(木) 23:43:21

    そ う い え ば ( 詠 唱 開 始

  • 18124/12/06(金) 07:10:20

    >>16

    ダブルミーニング

    >>17

    お似合いだから仕方ないね、

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/06(金) 18:27:54

    とても良い

    ありがとう

  • 20124/12/07(土) 02:51:55

    >>19

    そう言っていただけると幸いです

  • 21二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 06:21:59

    あれさっきpixivで似たようなSS見た気が…

  • 22二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 18:00:00

    丁度フーちゃんに耳かきしてもらいたいと思ってたから助かる
    本当にありがとう

オススメ

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