- 1スレ主24/12/07(土) 19:23:19
- 2スレ主24/12/07(土) 19:23:45
過去作
🎲よいこのSEEDおとぎ話『3匹の子豚』|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところに3匹の子豚の兄弟がいました。長男はキラ、次男はアスラン、そして末っ子はシンという名前です。ある日、三兄弟はそれぞれ自分の家を建てて暮らす事になりました。理由はdice1d3…bbs.animanch.com🎲よいこのSEEDおとぎ話『人魚姫』【CP注意】|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice1d2=@1 (1)@ (1.カガリ 2.アスラン)という人魚のお姫様がいました。(※元ネタの都合上、アスカガ等CP要素が多く含まれる可能性大です。ご注意ください)bbs.animanch.com🎲よいこのSEEDむかしばなし『竹取物語』|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice2d47=@22 40 (62)@ の夫婦が暮らしていました。https://bbs.animanch.com/img/3462477/1bbs.animanch.com🎲よいこのSEEDおとぎ話『アラジンと魔法のランプ』|あにまん掲示板bbs.animanch.com🎲よいこのSEEDおとぎ話『白鳥の湖』【CP注意】|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice1d2=@1 (1)@ がいました。1.キラという心優しい王子様2ラクスという美しいお姫様(※元ネタやダイスの都合上、キララクやそれ以外のCP要素が含まれる可能性大…bbs.animanch.com🎲よいこのSEEDおとぎ話『セロ弾きのゴーシュ』|あにまん掲示板「むかしむかし、あるところにdice1d2=@2 (2)@ (1.町の小さな楽団 2.無名ロックバンド)に所属するオルフェという青年がいました。(今回はオルフェ主人公固定でいきます。ご了承ください)bbs.animanch.com - 3二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 19:24:20
おっ新作だ、しかもステラ主人公か
- 4二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 19:27:17
お父さんいないってことは
ネオなしでアウルとスティングってことかな? - 5スレ主24/12/07(土) 19:45:19
- 6スレ主24/12/07(土) 19:57:41
「……?」
「ん?どうしたんだよステラ」
「なんか、手が変」
「手ぇ?」
アウルと一緒にdice1d3=3 (3) (1.雪だるま 2.かまくら 3.ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲)を作っていると、ふと手に違和感を感じてステラは自分の手のひらを見てみます。
一体何事かとアウルもステラの手を覗き込んでみると、ステラの小さな手のひらは真っ赤になっていました。
「うわっ!なんだよその手!?……って俺の手もおんなじになってる!」
そこで自身の手もステラと同様に赤くなっている事に気付いて、アウルは慌ててステラを連れてほら穴に帰るとそこでぬくぬくしていたもう1匹のお兄さん狐のスティングに駆け寄りました。
- 7二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 20:06:48
初手からダイス神何してんだって結果でふいた
銀魂かな? - 8スレ主24/12/07(土) 21:23:42
「スティング!スティング!!俺とステラの手が変になっちまった!」
「はあ?」
大慌てのアウルとは対照的にスティングは落ち着いていて、2人の赤くなった手を見てすぐに納得したように頷いていました。
「あー、こりゃ霜焼けだな。ま、朝からずっと雪触ってたら当然そうなるわな」
「スティング、しもやけって何?」
「霜焼けってのはそうだな…簡単に言うと火傷の冷たい版みたいなモンだ」
ちょっと待ってろよ、と言ってスティングは立ち上がると側に置いてある戸棚を漁り中からdice1d3=2 (2) (1.薬草 2.オロナイン 3.ナナシのみ)を取り出すとそれを2匹の手に塗ってやります。
「そら、出来たぞ。あとはこのまま一日じっとしてたら治るだろ」
「えー!それじゃ雪で遊べないじゃん!」
「んな事言っても仕方ねえだろ、我慢しろ」
文句を言うアウルをスティングは面倒くさそうに宥め、そんな2匹のやり取りをステラはじっと見つめていました。
- 9二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 23:17:41
保守
- 10二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 23:22:38
続き待機
- 11二次元好きの匿名さん24/12/07(土) 23:52:52
アウルとステラが作ったネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の完成度はどれくらいかな?
- 12二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 01:18:52
なんつーもんを無垢な女の子に作らせてんだダイスwww
- 13二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 01:56:36
アウルお兄さんもスティングお兄さんもお腹冷えそうな格好してるの草
- 14スレ主24/12/08(日) 08:04:51
(寝落ちしてました…申し訳ない)
「でもさ、素手で雪に触らなきゃ大丈夫なんだろ?なら手袋買ってくれよ!」
「ダメだ。手袋なんて人里におりないと買えないだろうが」
スティングは苦々しい顔でアウルのお願いを却下します。
というのも、以前スティングは友人のdice1d4=4 (4) (1.オルガ 2.クロト 3.シャニ 4.dice1d32=22 (22) )と一緒に人里へと遊びに行った事があるのですが、その時に友人が百姓の家の家畜にちょっかいを出してそれに怒った百姓に追いかけられて命からがら逃げ帰ったという苦い経験がありました。
なのでスティングは弟妹に「人間は怖い生き物だ」と教え、人里に行かないよう口すっぱく言い聞かせてきたのです。
じゃあなんで家にオロナインがあったのかって?そこは突っ込んではいけません。
- 15二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 08:06:01
自分‼
- 16スレ主24/12/08(日) 08:12:00
書き忘れてましたが、ダイスは基本的に既出キャラと被った場合は+1してるのでこの場合はオルフェになります。
ちなみにスティングと共に百姓に追いかけられたオルフェはどうなったかdice1d2=1 (1)
1.スティングと共にどうにか逃げ切った
2.百姓に捕まるもペットとして飼われ今も可愛がられて暮らしてる(スティングはその事を知らずに殺されてしまったと思ってる)
- 17スレ主24/12/08(日) 18:54:22
- 18スレ主24/12/08(日) 18:55:21
スティングとステラの言い合いがヒートアップしていき、気付けば蚊帳の外に追いやられていたアウルがポツリと言いました。
「…なら、人間に化けて買いに行けばいいんじゃね?」
「なんだと?」
「スティングは狐のまま人里に行って人間に追いかけられたんだろ?狐じゃなくて同じ人間のカッコしてたら人間も何もしてこないんじゃねーの?」
「…だとしても、ステラはまだ小さいんだ。人間に化けるなんて出来ないだろ」
「それくらい俺がやってやるって!」
アウルはそう言うと、ステラの頭の上に一枚の葉っぱを乗せます。するとボンッという音と共にステラの体が煙に包まれ、煙が晴れるとステラはdice1d2=1 (1)
1.人間の少女の姿に変わっていました。
2.手だけが人間の手になっていました。
- 19二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 21:19:02
あらかわいい
- 20二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 01:32:58
そのお百姓さん、黒髪赤目だったりしませんよね……??
- 21スレ主24/12/09(月) 06:11:11
「おっ、思ったよりイイ感じじゃん」
「すごい!ありがとうアウル!」
「アウル!お前勝手に…!」
「なんだよ、ステラ本人がやりたいって言ってるんだからやらせてやればいいだろ?」
あっけらかんと答えるアウルにまだ何か言いたげな様子のスティングでしたが、その場で踊るようにくるくると回ってはしゃぐ人間の姿をしたステラに毒気を抜かれたのか、やがて諦めたようにため息をついてステラへと声をかけました。
「いいか、ステラ。町に着いたら真っ直ぐに店に行って店の人に「手袋をふたつください」つってコレを渡せ。それで手袋を買ったら寄り道せずにすぐに帰って来る!いいな?」
「分かった」
僅かながらに持っていたなけなしのお金を握らせ、スティングはしっかりとステラに言い聞かせます。ステラもそれに頷き、気合十分といった様子で家を出発しました。
ステラの事が心配で堪らないスティングはdice1d2=2 (2)
1.どうか何事もなく帰って来るようにと祈りながらステラを見送りました。
2.アウルを連れてこっそり後をついて行く事にしました。
- 22二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 11:45:29
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:35:04
保守
- 24スレ主24/12/10(火) 06:15:46
セルフ保守
- 25二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 15:16:10
まさかの別展開!
- 26スレ主24/12/10(火) 20:48:11
そんなこんなで時折道草を食いはしたものの、それ以外は特に問題もなく町へと到着したステラでしたが、そこでとある問題が起きました。
「……お店、どこ…?」
そう、ステラはお店で手袋を買う方法は教わりましたがそのお店のある場所を聞いていなかったのです。
キョロキョロと辺りを見回しますが、お店と民家の違いも碌に理解していないステラにはどれも同じ建物に見えてよく分かりません。
ステラの死角の物陰に隠れていたスティングも、ステラにお店への行き方を教えていなかった事に今更ながら気付いて頭を抱えてアウルに呆れられていました。
このままでは手袋が買えない、そうステラが途方に暮れそうになったその時です。
dice1d2=1 (1)
1.赤毛の姉妹がステラに声をかけました。
2.たまたま住人(dice1d47=19 (19) )が通りがかったので、咄嗟に道を尋ねました。
(既出キャラの場合は+1)
- 27スレ主24/12/10(火) 20:49:32
>>22が消えてたので再投稿
「……なあスティング、これ俺らいる意味ある?」
「あるに決まってるだろ。もしステラに何かあったら守ってやるのが兄貴の役目だろうが」
「だったら最初からスティングが行けばよかったんじゃん…まあ俺も町に興味あったからいいけどさ」
そんな会話をしながら、スティングはアウルと共に草むらに隠れてステラの様子を伺います。
2人がついて来ているなんて微塵も思っていないステラはトテトテと町へ続く道をマイペースに歩いて行きます。
時折空を飛んでいる鳥を見つめたり、道端に生えているキノコに気を取られたりして足を止めましたが、それも一瞬の事ですぐにまた歩き出しました。一応スティングの言いつけを守っているのでしょう。
「ステラ!そっちは脇道だ!その道だと遠回りになるから道なりに行け!…よしその調子だ、そのままそのまま…あっ!?馬鹿なんでそっちに行くんだよ!」
「え、何これはじめてのおつかい?」
ハラハラしながらステラの動向を見守るスティングの横で呟いたアウルの言葉に答えてくれる人はいませんでした。
- 28スレ主24/12/11(水) 06:09:10
「あ、あのー、すみません…」
「?」
控えめに声をかけられてステラが振り向くと、そこには系統の違う赤い髪色の女の子が2人立っていました。
「ごっ、ごめんなさい、急に声かけちゃって。なにか困ってるようだったから…」
「さっきからずっとキョロキョロしてたけど、もしかして迷子なの?この町の人じゃなさそうだけど」
そう言う2人に敵意は全く感じられず、ただ純粋に困っている様子のステラを心配して声をかけたのだという事が伝わります。
なので初めは警戒していたステラもすぐに緊張を解いて正直に事情を話す事にしました。
「…手袋が欲しいの」
「手袋?」
「うん。ステラとアウルと、あとスティングの分も」
「ああ、買い物に来たのね。手袋となると…一番近いのはあの店かしら」
「お姉ちゃん、せっかくだから案内してあげようよ」
「そうね。どうせ暇だし」
どうやら直接連れて行ってくれるようです。
ついて来て、と優しく笑う少女達にステラもまた小さく笑みを返しながら頷きました。 - 29二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 16:34:37
保守がてら
かわいい話がさらにかわいくなってて楽しみです - 30スレ主24/12/11(水) 22:44:03
「へー、人間って案外親切なんだな」
「…そりゃ、今のステラが人間のフリをしてるからだ。もし正体がバレたら何をされるか分かったモンじゃねえ」
「そんな心配しなくても別に取って食われたりはしないだろ?俺らエキノコックスとかあるし」
「おとぎ話に生々しい話を持ち出すのはやめろ」
姉妹に連れられて歩き始めたステラを追うように、アウルとスティングも建物の物陰や植え込みに身を潜ませながら町の中を移動していきます。
そしてスティングの心配とは裏腹に3人は至って和やかな雰囲気で歩きながらの会話を楽しんでいました。
「そういえば、まだ名乗ってなかったわよね?私はルナマリアで、この子が妹のメイリン。あなたは…」
「ステラ」
「あ、さっき言ってたステラってあなたの名前だったんだね。この町に来たのは初めてみたいだけど、ステラってどの辺に住んでるの?」
「…あっち」
そう言ってステラが森のある方角を指差すと、メイリンは不思議そうに首を傾げます。
「え?あの方角には森しかないはずだけど…人の住んでる場所なんてあったっけ?」
「人じゃなくて動物がいっぱい暮らしてる。狸とかうさぎとかリスとか…今はみんなほとんど寝てるけど」
「…ステラって結構メルヘンな環境で生活してるんだね…?」
メイリンが脳内でディズニープリンセスのように小動物と戯れるステラの姿を思い浮かべてる間に3人は目的地へと到着しており、丸いシャッポの看板がかけられた建物の扉をルナマリアがコンコンとノックしました。
「ごめんくださーい!」
するとたちまち中から「はーい」という返事が聞こえ、扉が開いて中から黒い髪に赤い目をした男の子が顔を覗かせました。 - 31スレ主24/12/12(木) 06:07:04
「あら、シンじゃない。店番?」
「まあな……んで、何の用?またウインドウショッピング?」
「ちょっと、せっかくお客さん連れて来てあげたのにその態度はないんじゃない?」
「えっ、お客さん?」
シンと呼ばれた男の子はそこでようやくメイリンの隣にいるステラに気付いたようで、赤い目を丸くして慌てて扉を大きく開きました。
「すみません!気付かなくて!どうぞ中に入ってください!」
シンに促されステラがお店に入ると、ルナマリアとメイリンも一緒に中へと入って来ました。
さも当然というようなその素ぶりにシンはジト目で2人を見やります。
「…なんでルナ達まで入って来てるんだよ」
「だって外寒いんだもん。それにステラここら辺の道分からないみたいだから、帰りも案内してあげないと」
「そうそう。それにただの冷やかしじゃなくて友達の買い物に付き合ってるんだから普通にお客さんとしてカウントしてもいいでしょ」
「ともだち?」
ステラがきょとんとした顔で反覆すると、ルナマリアとメイリンはしっかりと頷きます。
「そう、友達!こうして会ったのも何かの縁だし、このまま他人としてハイサヨナラ、なんて勿体無いわよ」
「それとも、ステラは私達と友達になるのは嫌?」
「………嫌じゃない。ルナとメイリンと友達になるの、嬉しい」
思ったそのままを口にすると、2人もまた嬉しそうに笑いました。