うんぴょい伝説

  • 1二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 00:26:11

    「あんたさーウマ娘なんだからアレやってよ!うんぴょいうんぴょいって奴ー!」
    「うまぴょいな、それに嫌だよ恥ずかしい、あんなの人前で踊るなんてレースやってる奴はイカれてるだろ」
    「確かに」
    友人と笑いながら帰る帰り道、街道の大きなモニターはウイニングライブを流す。
    勝利を目指し、血と汗を舐めて、泥を啜って、それでもあの舞台に立つのは一握り⋯⋯
    「バカバカしい⋯⋯」
    「ゲーセン行こうよ!またお菓子袋取ってパーティーしようぜ!」
    「あ⋯⋯うんそうしよか」
    一度しかない青春なら、こうやって遊び歩いた方が断然良い、私の方が賢い選択をしてる。
    「あれ?もしかして」
    「あ?」
    話しかけられて目が合う、そこにいたのはかつての幼馴染だった。
    「うわー!久しぶり!元気だったー?ってお友達と一緒か〜!」
    「久しぶり、アンタは?」
    聞かなくても分かる、泥だらけのジャージ、シューズは限界後一歩、かなり距離を走った走り込みだろう。
    「えへへ〜私また勝てなくてさ、だからこうやって練習してるの!そうだ、久々だし今度走らない?あの時のリベンジしちゃうか⋯」
    「悪いけどお断り、それに私、レースとかウイニングライブとか大嫌いだし、それにそんな泥まみれで話しかけないでよ」
    小さく何か言っている幼馴染から背を向け同級生達とゲーセンに向かう。

    そうだ⋯⋯

    あの子は私なんかと関わらない方がいい、こんな嫉妬に塗れて、どうしようもなくなった奴に構ってる時間走った方がいいに決まってる。
    その日見た夢は、あの子と私で大きなレースで走る夢だった。

    夢を見る資格すら無い私には悪夢だった⋯⋯

  • 2二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 00:27:00

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  • 3二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 00:32:21

    重⋯

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