【エ駄死・閲覧注意】イブキをどっかに連れ去って無理矢理乱暴しようとしたら末路は想像できるけど(3)

  • 1二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 19:41:40

    逆にマコトを監禁して無理矢理乱暴しようとする様子を生配信したら、どんな反応や対応があると思う?
    3スレ目です。

    前スレまでのスレ主ではありません。
    保守忘れで落ちてしまっていましたが、SSなどもあり、流すには惜しい概念ですので立て直しました。

  • 2二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 19:42:43
  • 3二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 19:44:02

    と言うか、1、2、3全部スレ主違う事になるのか。
    前まで見てくれてた人、概念を出してくれてた人、皆戻って来てくれると良いなぁ。

  • 4二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 19:45:08

    俺は保守を行う!

  • 5二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 19:50:56

    モチベも何とか持ち直したら戻ってくるかもね

  • 6マコトに関する経過報告書く人24/12/08(日) 19:57:01

    前スレ65まで経過報告を書き続けていた者です。
    気が付いたら落ちていました……
    スレチかも知れませんが、もうこの際なので思い付く限り書いとこうと思います(最終的なオチは思い付いてません)。

    マコトに関する経過報告:棗イロハの場合

     ズカズカズカズカ、と過剰な足音。次いで、勢い良く開かれる扉。
    「イロハ、イブキに見せられない品の無さだぞ」
     そんな言葉は気にせず、ずけずけど執務机まで進み、両手を卓上に叩き付けた。
    「……」
    「どうした」
    「すいません、何て切り出したら良いか思い付いてません」
    「何しに来たんだよ」
    「えーと……説教?」
    「疑問符付けたまま説教されても響かんだろ」
     衝動に導かれるままに突撃を敢行したのみで、目的意識すら定かでは無い。
    「我々が愛するのは自由だ。それはただの無軌道じゃないか?」
    「分かってますよ言われなくたって!」
     困った様に頭を掻き毟り、もこもこの赤髪が更にもこもこになった。
    「何について言いに来たかは分かりますね?」
    「休憩時間の追加なら却下だ」
    「ち、が、い、ま、す! すっとぼけないで下さい!」
    「ふむ。一昨日のトリニティ外遊の事か?」
    「それも違います! まあ退院初日から執務室に戻りもしないでいきなり外遊してるのには言いたい事ありますけど」
    「為政者たる者、業務を疎かにして自分可愛さで動く訳には行かんからな」
     普段から割と好き勝手にしてないか? とイロハは思ったが、今はそんな事はどうでも良い。
     うだうだ考えても意味が無い、そう判断し、直接に切り出す事にした。
    「遺産の話! 私達に相談してくれても良かったじゃないですか」

  • 7マコトに関する経過報告書く人24/12/08(日) 19:57:24

    あ、10まで埋めです。

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 20:08:20

    やっほう、続きだ!ありがてぇ!

  • 9二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 20:09:40

    うめうめ

  • 10二次元好きの匿名さん24/12/08(日) 20:10:52

    保守し忘れてスレ落ちて悲しかったから立て直し嬉しい

  • 11二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 00:12:02

    マコト議長は可哀想は抜けるもイケるんやなって

  • 12二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 06:22:59

    保守

  • 13二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 07:36:43

    内面ズタズタなマコト議長かわいそかわいい

  • 14二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 17:47:49

    続き気になってたからありがたい…

  • 15二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:41:11

    万魔殿メンバー編ありがてぇ

  • 16二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 07:19:49

    保守

  • 17マコトに関する経過報告書く人24/12/10(火) 12:27:00

    >>6

    「相談? 遺産の破壊は既定路線だろう」

     さも不思議そうに首を傾げる。その仕草がわざとらしさに満ちていて、イロハにはそれが堪らなく腹立たしく見えた。

    「それだけじゃ無いでしょう! その、手段とか色々」

    「イロハ。相談と言うのは、まだ手段を決めかねていて、且つ誰かの意見によって自分の判断が左右される可能性のある時に選ぶ行動だ」

    「先日のはそれに当たらないと?」

    「そうとも。この私の決定を覆せる者はこのキヴォトスに一人もおらんからな!」

     高笑いするマコトは、為政者としては心許無いが指導者としては非常に心強い。卓上の出血抑止薬と抗生物質が無ければもっと心強い。

     この薬のセットを見れば分かる様に、マコトの体内は未だに全く治っておらず、ふとした拍子に傷口が開きかねない

     服用している薬はこれだけでは無い。「心療内科に産婦人科に救急外科、スタンプラリーでもしてるんですか? でしたらラッキーですね、全身の負荷の検査と血栓対策の為に、次は循環器科に行って貰いますので。来月中にはコンプリート出来るかも知れませんね」とはセナの談だ。念の為にマコトの周りの者にも病状や薬の内容は共有されている為、イロハも知る所である。

    「だとしても、万魔殿の者には話をして欲しかったです。ほら、先輩がいない間の事とかもありますし」

     部屋にスマホのアラームが鳴り響く。マコトの胸ポケットから垂れ流されるそれは、不愉快な程に何かの時間が訪れた事実を押し付けている。

    「もうそんな時間か」

    「何かご予定が? 今日は公務は入ってなかった筈ですが……」

    「私用だ。少し外す」

    「では、要件はまた今度にした方が良いでしょうか?」

    「いや……徒歩で十分ちょっとの所だ。歩きながらでも良ければ話せるが、どうする?」

    「……そうですね、ご一緒しても良いですか?」

     何も、今すぐ話さなければならない程切羽詰まった話題でも無い、既に終わった事だ。だが、後日に回したら、話を切り出す勇気を維持出来るかどうか、イロハには分からなかった。

  • 18マコトに関する経過報告書く人24/12/10(火) 12:27:52

    >>15

    マコトに近い人間の扱い難しくてメッチャ探り探りやってます。

  • 19マコトに関する経過報告書く人24/12/10(火) 19:10:57

    >>17

     迷い無く歩を進める議長と、ひたすらに迷っている表情で付いて行く戦車長。折角同行しているのに、何をどう言えば良いのか、そもそも何を言いたいのかが分からず、イロハはその胸の内に漂っている正体不明の靄を吐き出せずにいる。口をついて出たのは、どうでも良い雑談で。

    「何か、先輩の像また増えました?」

    「ん? ああ、やはりこのマコト様の偉大さは常に啓蒙せねばならんからな!」

    「前みたく風紀委員会の予算でも横領したんですか?」

    「横領などしておらん。あちこちの部活の予算を少々拝借したがな」

     腰に手を当てふんぞり返っているマコトに、この上無く呆れた表情を向けるイロハ。

    「あちこちって、問題でかくなってるじゃないですか」

    「問題など無い。あれは間違い無く学園生活の為になるインフラだからな。環境整備費として公正に徴収している」

    「議長像がインフラと言い張っても認めない層が多そうなんですが……それとも他に策でもあるんですか?」

    「通信基地局を埋め込んである」

    「うわぁ……邪魔でも壊せない奴じゃないですか」

    「どうして壊す側に立ってるんだお前は」

     額に手を当て首を横に振るイロハに、怪訝な目を向ける。

    「でも、こんなに大量に立ってると全部が基地局って事は無いですよね。壊し難い様に一部に入れただけですか?」

    「いや? 基地局が入っていない像は夜道の街灯や防犯用監視カメラを兼ねている」

     どうしてこの人は、こう悪巧みの外堀固めが得意なのだろう。これでは、いつもの様に壊しに来た風紀委員会を器物損壊で摘発する未来が遠からず訪れるだろう。事後処理が面倒な……そこまで胸に浮かんだ所で、戦車長は考える事を止めた。

     下らない話も区切りになり、また沈黙が訪れてしまう。本部棟から離れる様に歩く二人の足音。

     そんな中、先に口火を切ったのはマコトだった。

    「イロハ、率直に答えてくれ」

    「え、はい」

    「今回の一件を受けて、軽蔑したか? 私の事を」

    「マコト様像の件ですか?」

    「本気で言ってるのか?」

    「すみません」

  • 20マコトに関する経過報告書く人24/12/10(火) 20:45:05

    >>19

     前を歩くその顔は見えない。質問の意図を掴みかね、咄嗟に精一杯言葉を選ぶ。

    「やはりゲヘナ全体の事を何よりも重んじておられる、流石はマコト議長だと」

    「キキキッ、そんなのは当たり前だ! 真に万魔殿議長たるべき偉大なるマコト様だぞ? まあそんな分かり切った事は良い、私は率直に答えろと言った筈だ、イロハ」

     前を歩いていたマコトは絶妙に速度を落とし、イロハの隣に並んだ。流し気味に向けられるその目はいつもの冷静な、イロハの知っている切れ長の目の様であったが、何かが違う気もした。

    「回答の如何にどうこう言うつもりは無い。支持率調査の様な物とでも思ってくれ」

     どう答えても間違い、そんな嫌な確信。無難な答えでも話を逸らすネタでも何でも良い、何かヒントは無いか……そう必死で視界を漁り、僥倖、明らかな異物が目に留まった。

    「ん、マコト先輩、それって」

     指摘された胸元の物を手に取るマコト。

    「これか?」

     それは、小さくてシンプルな銀色の十字架。ネックレスの様に首に掛けられているが、チェーンの所々に玉の様な意匠がある辺り、ロザリオなのだろう。

    「悪魔が十字架だなんて、随分妙な組み合わせですね」

    「ああ、一昨日トリニティでな。歌住サクラコから受け取ったんだ」

    「へえ。でも律儀に身に着けるなんて、先輩らしく無いと言うか」

  • 21二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 20:59:11

    続きが気になる…

  • 22マコトに関する経過報告書く人24/12/10(火) 21:17:41

    >>20

    「時にマコト議長」

     現ホスト代行であるナギサが席を立ち、茶会の席にはマコトとサクラコだけが残されている。

    「何だ」

    「もし、勘違いであったり、余計なお世話であったりしたら申し訳無いのですが」

     そう言いながら、持参していたポーチから何かを取り出す。

    「何があったかは存じ上げませんが……もし、もしも何かを悼むお気持ちがあり、その気持ちの向け方に困っていらっしゃるのでしたら、これを」

     差し出したのは、小さくシンプルな意匠、それでいて作りの良さを感じさせる小さな十字架だった。

    「ゲヘナの方が、こう言った、物を余り使われないのは分かります。ですが、今の私に出来るのは、こんな事位ですので」

     サクラコはロザリオを大事そうに両手で支えると、目を閉じ慈しむ様な微笑を湛える。

    「十字架だからと言って、必ずしも我らが主に祈る必要はありません。これはあくまで目印。手に持ち、掲げ、或いは胸元に寄せ、気持ちを向けたい誰かを思い浮かべる。どこへやれば良いか分からない感情の整理を手伝い、相手へ送り届けてくれるお守りなのです」

    「……どうして、私が何かを悼んでいると?」

    「長らく懺悔室のシスター、人の悩みや罪を聞く者として活動して来た経験から来る勘、とでも申しましょうか。こんな事を言って、的外れでしたらとても恥ずかしいのですが」

     暫し逡巡し、マコトは手を差し出した。

    「いや、間違ってはいない。心遣い、痛み入る。受け取っておこう」


    「成程、そんな事が」

    「ああ。トリニティにも、中々察しの良い奴のいたものだ。あの者との交渉、注意が必要だな」

     仮想敵扱いしている様な物言いだが、マコトの虹彩は決して害意を示しておらず。これが彼女なりの敬意の表し方なのだと、イロハは解釈した。

  • 23二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 06:11:58

    奪った命への祈りか…

  • 24マコトに関する経過報告書く人24/12/11(水) 10:56:44

    >>22

     大きな施設からは離れ、これから林間地帯に入ろうかと言う境界線。ゲヘナの歴代の偉人を称える像や石碑が立っている表彰区画だ。この道を更に進むと、廃棄物区画及び危険物処理区画がある。表彰区画の片隅、誰の目にも止まらない様な所にそれはあった。

     膝丈程度まで積まれた数個の石。それはまるで塚か何かの様で。

    「――先輩。これは?」

     万魔殿議長は、まるで子供の悪戯の様な積み石の前に立ち止まると、地面に膝を突いた。イロハも倣い、その場にしゃがむ。

    「まだ、まともに生き物と呼べるまで育っていなかった」

     ゆっくりと話し始める。何と無く結末を理解し、イロハは身構えてしまった。

    「破損した内臓の組織と一緒にいずれ排出されると説明されたが、無理を言ってセナに取り上げて貰ったんだ。付き合わせてしまった事に詫びを入れたが、これも一種の死体だから興味深いので大丈夫だと言われた。あいつは強いな」

     かなり最近の話の筈なのに、遠い昔を振り返る様に述べる。

    「まだ骨など無く、何より遺産の影響を調査する為にすぐに検体に回した。最初に『壊した』のもあって、焼却した後に残る物は灰しか無かった。そもそも遺産関連の危険廃棄物として適切に処理せねばならんから、墓になど入れられんしな」

     淡々と話す中、「『壊した』」や「墓に入れられない」と言う所で、含まれる悲しみの色が僅かに濃くなっている事を、本人は自覚していない。

    「だが、危険物処理の為の納入直前でうっかり『取り落とし』、『灰が土に混ざって回収出来なくなってしまった』! 誰も近寄らない様な場所であれば様子見でも良いかも知れないが、まさか表彰区画にギリギリ入ってしまうとは! これでは誰かが近付いてしまうかも知れない! ならば分かり易く劣化し難い、例えば積み石の様な『目印』が必要だ、そうだろう?」

     急に大仰になった身振り手振りと声色に若干驚いたが、慌ててこくこくと頷く。そう、『アレ』は雷帝の遺産に汚染された可能性のある危険廃棄物、こんな所に墓があってはいけない。だから、これは断じて墓では無い。

    「これは、雷帝の遺産の破壊に重大な功績を示した『モノ』がいた事、そして雷帝の遺産の被害を広げてはいけないと言う事を表す祈念碑だ」

    「物は言い様ですね。先程の建前の言い換えとしては一応間違っていないですが」

  • 25二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:48:27

    保守

スレッドは12/12 08:48頃に落ちます

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