- 1二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 17:13:10
- 2二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 17:32:00
誘拐事件の解決から1週間後、傷もすっかり完治した私は、ボスからの招集に応えるべく彼女の自室を訪れた。
「傷は癒えたみたいだな、ミカド。ゆっくり休めたか?」
部屋へ入ってきた私をボスはいつもの調子で迎えてくれる。
「おかげさまでな。早速だが、用件を聞こう。」
「わかった。ではまず、これを見てくれ。」
ボスは私に1枚のメモ用紙を渡す。
「私とミカドが共に追った事件をまとめたものだ。軽くおさらいしていこう。事件の発端は玄武商会の食料運搬車を襲撃したことに始まる。アレの正体は、過激派が武器や弾薬を密輸する為の隠れ蓑だった。その後奴らの拠点に攻め入った私達は排除対象を1人除いて殲滅。これで事件は終わったかと思っていたが、そうはなら無かった。この数日後、お前は拉致されている。これは私から説明する必要は無いだろう。だがこの事件には奇妙な謎が残る。1つは実行犯がヘルメット団であったこと。2つ目は本当のターゲットが私であったということだ。ここだけがどうにも掴めなくてな…」 - 3二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 17:43:40
「…!この事件、全て繋がっているのでは無いか?」
私はボスの言葉を耳にし、思いついたことを話す。
「密輸されていた武器の使い道、ずっと門主様へのクーデターに使われるものだと思っていたが、これが何者かに横流しを行い利益を得るための物だとしたら?」
「横流し…なるほど、過激派が追放されたことにより武器の供給が途絶えた。これで取引先の1つは潰されたも同然。となればあのヘルメット団は!」
「報復部隊。私を餌に誘き出し、執行部長であるボスも消そうとした。」
「…決まりだな。」
「ああ、黒幕は山海經の外にいる。」 - 4二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 17:55:40
たておつ
- 5二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 18:11:47
数時間後…
「まさか山海經の外まで足を運ぶことになるとはな。寂しくなるよ、ボス。」
荷物をまとめた私は、事件調査に赴くべく自治区外に向かおうとしていた。
「私は門主様の護衛という立場上、ここを離れることはできない。すまないな、ミカド。」
「まあ、相棒を信じて待っていてくれ。それでまずはどうすればいい?」
「この手の事件に関しては、適任となる人物がいる。お前はまず、その人に会ってくれ。」
ボスはその言葉の後、私の耳に囁きかけた。
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎だ。」
「しばしの別れだボス。近い内に会おう!」
その言葉を聞いたミカドは、ミナに別れを告げて目的地へと車を走らせた。そしてミカドは、事件の深層へと迫っていく。キヴォトスに潜む悪の一部が、彼女の手によって終わりを告げようとしていた。
To be contined CHAPTER 2... - 6二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 18:16:44
というわけで、チャプター1は最終回です。最近は映画や積みゲーの消化をやってるので続編はだいぶ後になると思いますがしばらくお待ちください。
- 7二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 18:30:54
つまりまたその時にスレ立て?
- 8二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 18:32:01
おまけ
現在のミカドの装備品
1.アサルトライフル(56式自動歩槍)
ミカドが愛用するアサルトライフル。
2.ハンドガン(54式自動手槍)
ミカドが隠し持つハンドガン。室内戦や尋問で役に立つ。(安全装置付きの改造型)
3.防弾スーツ
ミナから快気祝いで受け取った専用のスーツ。強化繊維で編まれた特別性で、自身の低い耐久性を補助する効果がある。 - 9二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 18:32:45
そうですね。改めてスレ立ち上げます。