- 1二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:15:35
- 2二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:25:24
「……ん、ごめん。チューペット買って来たから一緒に食べよう。半分こしてあげる」
「……パピコは?」
「……買ってない」
「………まあいいや。雪見だいふくは?」
「半分こしない、それだけは譲れない」
「んっ!!!!」(毛布にくるまる) - 3二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:28:06
何だここは、かわいい空間か?
- 4二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:28:43
守護らなきゃ……
- 5二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:28:52
キョキョキョ〜!可愛い
- 6二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:36:50
もっとお姉ちゃん呼びに味をしめろシロコ
- 7二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:37:20
「小さい私、今から行くスーパーでは1人1パック限定で卵が100円で売られてる」
「ん、今日のアビドス高校お泊まり会の夕飯のために何としてもゲットするべき……!」
「私は用事があるから先に買ってて、後で落ち合おう」
「了解」
(30分後、アビドス激安スーパーのレジ前)
「いらっしゃいませ〜♪……あっ、お客様!さっきも並んでましたよね!お洋服を変えたからってそうは行きませんよ!」
「い、いや、違う。私は………」
「ん!!ちょっと待って!その人はよく似たお姉ちゃん!」
「っ!」
「あら!そうでしたのね、失礼しました〜」
「……ん、ありがとう。小さいわた……」
「違うでしょ、妹。早く帰ろう、お姉ちゃん」
「………うん」 - 8二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:44:16
「ここの柴崎ラーメンも美味しい……」
「あ、もう1人の私」
「小さい私、来てたんだ」
「通りすがり。ロードバイクの新しいパーツを買いに行ってた」
「そう……」
「お、シロコちゃん!ラーメン食べてくかい?」
「ん、ごめんなさい大将。今日は遠慮しとく。いっぱいお金使っちゃったから節約しないと……」
「(ズルズル…)」
「……(じーっ)」
「………」
「………」
「………これだけは、これだけは譲れない」
「………お姉ちゃん、お腹すいた」
「ん゛っ………………大将」
「あいよ、もう一杯ね」
「ん……!」 - 9二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:45:44
- 10二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:57:12
「アビドス限定の砂遊びペロロ様、無事にゲットできました〜!帰ってアズサちゃんに報告を……あれ?シロコさん?」
「あ、ヒフミ」
「……ああ、こっちのヒフミ」
「えっと、隣の方は……シロコさんのお姉さんですね!お姉さんがいたなんてびっくりです!」
「いや、違……」
「うん、私のお姉ちゃん」
「っ!?」
「とっても似てますね!」
「うん、よく似てる。ね?」
「………うん、よろしく。お茶でもする?私が奢る」
「わぁ……!ありがとうございます!大人っぽくてかっこいいですね!」
「まあね」
「フフッ、何で小さい私……妹が胸を張ってるの?行くよ」 - 11二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 22:58:36
- 12二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:01:04
クソデカいヒールで身長を誤魔化してると思われたってことでここは一つご容赦を…
- 13二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:03:17
ああいうシュッとしたドレス着てるだけでも頭身変わって見えるしな
- 14二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:10:11
小さい私、こっちのヒフミ
ではなく
妹と妹の友達のヒフミ
そしてお前はお前だぞって暗に言ってるんじゃないかこのシロコは - 15二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:13:53
「なんだか最近シロコ先輩、もう1人のシロコ先輩のことお姉ちゃんって呼ぶことに味しめてない?」
「あはは……もう1人のシロコ先輩、お姉ちゃんって呼ばれると弱いみたいだからね」
「………ねえアヤネちゃん」
「なあにセリカちゃん?」
「…………」
(数時間後、アビドス自治区のはずれ)
「ん……、アヤネとセリカのおかげでここに潜伏していた指名手配犯を捕まえられた。ありがとう、報酬は全部借金返済に充てていいから」
「はい!こちらこそありが……」
「アヤネちゃん!」
「ええ……!セリカちゃん本当にやるの……!?」
「(コクコク)」
「……?どうしたの、2人とも?」
「ええと……」
「………せーのっ」
「「いつもありがとう!お姉ちゃん!」」
「っ!?!!!?!?」
「待って!!聞き捨てならない!!」
「え!?シロコ先輩!?」
「いつの間に!?」
「そんなことどうでもいい!それよりも!アヤネとセリカは私の妹!大きい私の妹じゃない!」
「違う……!私の妹。よわシロコに姉はつとまらない。甘んじて受け入れるべき」
「ん……!!」
「ん……!!」
「し、シロコ先輩達落ち着いて……!あぁ撃ち合い始めちゃった!」
「あーもうホシノ先輩!ノノミ先輩!何でこうなるのよー!!!!」 - 16二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:24:38
「私は妹であることに甘んじたりはしない。今日から私が姉になる」
「……じゃあお姉ちゃん、その雪見だいふく半分こして」
「断る。私は甘い姉じゃない」
「………そう。じゃあいい。私が持っているパピコ、妹になら半分あげてもいいって思ってたけど……まあいいや、今日は独り占めする」
「っ……!?」
「…………」
「…………」
「…………(あーん)」
「…………ん、今日はお姉ちゃん、譲ってあげてもいい」
「…………ん、半分たべる?」
「ん……!」
「シロコ先輩……」 - 17二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:33:31
「大きい私、太った?」
「っ!?!!!??!?太ってない!!」
「でも前よりも膝枕柔らかくなった。絶対太ってる。ダイエットするべき、今日からアイスは半分私に献上するべき」
「そんなのよわシロコがアイス食べたいだけ……!」
「ん、お姉ちゃんのためを思って言ってる。よくできた妹」
「ふざけないで……!」
「……な〜んかナチュラルに膝枕されるようになったよねぇ。大きいシロコちゃんもケンカしてるのにどかそうとしないし。なんだかおじさんも膝枕されたくなったな〜、ノノミちゃ〜ん!」 - 18二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:37:51
- 19二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:40:44
- 20二次元好きの匿名さん24/12/09(月) 23:47:34
(アビドス高校お泊まり会、深夜)
「……んっ、ううっ………」
(……大きい私、うなされてる。辛かったことを思い出してる………)
「……はぁ!あぁ……はぁ、はぁ……」
(あ、起きた)
「………よわシロコ、みんな……」
(………ん、大きい私が私の頭を撫でてきた)
「……ここのみんなは守り抜くから、絶対に」
(…………)
「早く寝よう………ん?」
(ギュッ)
「……起きてる?」
「……ん、私はいい子だからこんな真夜中に起きてない」
「そう……うん、あなたのことも守るから」
「私達は強いから心配はいらない。……でもありがとう」
「………うん(ギュッ)」 - 21二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 00:00:26
(翌朝)
「わぁ……!2人とも寝相が全く同じです❤️こうやって見ると本当に姉妹ですね……!」
「こんなに大きくなっておじさん泣きそうだよ〜。あ、写真撮っとこ」 - 22二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 00:26:41
- 23二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 00:33:08
私はあなたみたいに弱くない。
私は私より弱いやつには従わない。
だから私も、いっしょに戦う。
お姉ちゃんを一人にはさせない。 - 24二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 00:41:48
絶やしてはならぬ…守護らねば
- 25二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 00:55:20
「……ハッ!」
「あ、気がつきましたか?大きいシロコちゃん」
「ノノミ……ここはどこ?」
「病院ですよ。大きいシロコちゃん、3日も目覚めなかったんです。もう、無茶しちゃダメじゃないですか……!」
「ああ、そうだ……市街地に向かっていたビナーを足止めして、それで………」
「ビナーは私達と先生で撃退しました。その後すぐに病院に運んで……ああ、シロコちゃんすごかったですよ。ビナーを必死で攻撃して、病院に着いたらお医者様に「私の血でも内臓でも何でも使って!お姉ちゃんを助けて!」って……」
「………小さい私はどこ?」
「ホシノ先輩達とコンビニに。すぐ帰って来ますよ!」
「うん。ノノミもごめん……ありがとう」
「うんうん!みんなにも言ってくださいね♪もちろんシロコちゃんにも……!」
「分かった、そうする……」 - 26二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 06:58:39
「ひどい怪我だけどすぐ治る、私が輸血したんだから」
「うん、本当にありがとう……」
「ん、いっぱい血を抜かれたからその分の報酬が与えられるべき。これは雪見だいふく半分こじゃ足りない」
「えっと……それじゃあノノミが持って来てくれたメロンをあげる。切っていいよ」
「ん!!」
(数分後)
「……美味しい?」
「うん、美味しい。………はい、あーん」
「ん……?それはあなたにあげたメロンで……」
「1人で戦ったことは怒ってるけど、1人で頑張ってくれたことには感謝している。報酬が与えられるべき」
「……そう。ありがとう」
「はい、あーんして」
「あーん……うん、美味しい」
「よかった。………1人で戦ってた時、辛くなかった?」
「ん……、正直に言うと辛かった。でも信じてたから……、ここを頑張ればあなた達が来てくれるって」
「ん……!今日は私がお姉ちゃん!頑張った妹をいっぱい甘やかす!雪見だいふくも半分食べていいし、メロンももっと食べさせてあげる!あーん!!」
「ふふ、よくできた妹」
「違う!お姉ちゃん!」
- 27二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 13:00:51
「うへ〜、ノノミちゃんの膝枕は最高だけど、大きいシロコちゃんの膝枕も最高だね〜」
「ホシノ先輩、ふふ……♪」
「あらあら、ホシノ先輩取られちゃいました〜……ってあれ?シロコちゃん?」
「んっ……!」
「うへうへへ……あれ、どうしたのシロコちゃん?そんなに怒っちゃって」
「ホシノ先輩、ノノミのところ行って」
「え〜?でもまだ満喫してないよ〜」
「いいから……!」
「うへぇ!?」
「んっ!!ん……!」
「……膝枕、取られるの嫌だったの?」
「そんなんじゃない!……いいから撫でて!」
「ふふ、手のかかるよわシロコ」
「弱くない!」
「ううっ、どかされちゃったよぉ……、ノノミちゃ〜ん慰めて〜……!」
「フフッ、今日は膝枕ダメで〜す♪大きいシロコちゃんにいっぱいしてもらいましたもんね?」
「そ、そんなぁ〜……!」 - 28二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 13:11:19
昼飯と共に摂取するかわいいは健康に良いとされている
- 29二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 19:13:45
(アビドス高校お泊まり会の夜)
「ん!ん!(ビシバシ)」
「ご、ごめん……(ガード)
「あれ?シロコ先輩と大きいシロコ先輩どうしたんですか?」
「セリカ、大きい私が私のハーゲンダッツ食べた!」
「何やってんですか大きいシロコ先輩……」
「ん……名前書いてたから、私のかなって思って……
「ああ、同姓同名……ってか同一人物であることの弊害が……」
「ん……!お姉ちゃん嫌い!!」
「ゔっ、あ、謝るから許して……」
「ちょっとシロコ先輩……」
「大嫌い!どっか行って!!」
「っ………!」
「あっ……ん、っ………(立ち去る)」
「あ!シロコ先輩!も〜う!」
「…………」 - 30二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 19:13:58
(数十分後)
「……小さい私、ちょっといい?」
「…………(毛布にくるまり)」
「………コンビニまで行って、ハーゲンダッツ買って来た。あなたの分、2つ。だから、その……」
「ごめんなさい」
「……え?」
「その、どっか行ってなんて言って、ごめんなさい……。そんなこと……言うつもりじゃなかった」
「………ううん、私は気にしてない。だから……隣、座っていい?」
「…………ん」
「ありがとう………はい、これ」
「ん………。毛布、一緒にかぶろう」
「え?」
「砂漠の夜は寒いから、コンビニまでだけど、身体を温めるべき」
「……分かった、ありがとう」
「あとハーゲンダッツ2つもいらない。1つあげる」
「いや、それは流石に……」
「ううん、いい。大きい私は私を許してくれたから、私も大きい私を許す。だからあげる。………ごめんね、ありがとう、お姉ちゃん」
「………お〜い、ダブルシロコ先輩〜!ヒフミちゃんから借りたペロロジラのDVD見るから、早く来て〜!」
「ん、セリカが呼んでる。行くよ」
「え?毛布かぶったまま?」
「まだ身体温まってないでしょ?だからこのまま行くべき!」
「フフッ、分かった。……ありがとう、妹」 - 31二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 19:31:45