【クロス】BLUE ARCHIVE : LEGION

1二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 20:43:20

連邦生徒会長代行に就任したカヤさんが最初に求めたのは不良生徒やヘルメット団等といった問題児でした───。

私は違ったので、無視しました───。

次に必要とされたのは、『不平分子』やデモ隊。

抗議する者等いない私は、これも無視しました。

次に求められたのはジャーナリストですが……。

私はジャーナリストではありません。

だから、スルーしました。

さらにはストリートアーティストと来ました……。

これも無理です。私は、アーティストではありませんから……。ですが────

いずれ、私が必要とされる。私以外誰も────

求めに応じない時に。

2二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 20:45:29

【クロス元】

ウォッチドッグスレギオン - Wikipedia

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【吹替版】『ウォッチドッグスレギオン』ティッピングポイントシネマティックトレーラー

3二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 20:54:31

チヒロ大活躍しそうだなおい

4二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:05:07

《この数週間。D.U地区では過激で悪質なラクガキが壁に描かれ続けています。複数ではなく単独犯による犯行に見られ、当局は覆面のテロリストグループ【シャーレ】に関与する危険人物による犯行との見方が強まって────》

「オラッ！！さっさとしろ！！モタモタしてんじゃねこのノロマッ！！！！」

コンビニ店員に銃を突き付けわめき散らしながら棚に置いてあるスナック菓子を強奪するのは。カヤ会長代理によって再興したSRTの生徒だった。
彼女達はキヴォトスの至るところに配属され、好き勝手に暴れまわっていた。
それもそのはず、彼女達の正体はカヤ代行が就任初期に集めた不良生徒やヘルメット団等といった問題児だったからだ。

カヤ代行は、問題児達に『学園』と『武器』と『権力』を与えた───。

5二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:14:19

「ジロジロ見んじゃねぇ！！ヴァルキューレに通報しても無駄だからなッ！！！！わかってんのぐわッ！！？」

腕に一杯の菓子を抱えコンビニを出た瞬間。強い衝撃を受け派手に転んだ。菓子も派手に宙に舞う。

「……あいたた……げ！？ヤバッ！！」

奇抜なペイントの施されたマスクを身につけた生徒(マキ)は慌てて逃げ出した。

「待てゴラァッ！！！ぶつかっておいて逃げんじゃねぇ！！！待てゴラァッ！！！」

《────当局は、市民に注意を促しています》

「いたぞ！こっちだ！！」「逃がすなッ！！」「痛い目にあわせてやるッ！！！」

怒号と銃声が飛び交う中。マキは、全力で走り続ける。持ってた銃は逃げてる途中で落としてしまった。

6二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:23:18

────始めに、奴らが求めたのは問題児でした。

私は、そうでは無かったので無視しました。

ギュオオオオオン！！！！

「ッ！？アイツら何でミレニアムのドローンを！！」

背後から迫り来る飛行ドローンを見てマキは驚愕する。カヤの力は遂にミレニアムにまで及んだのか、と。

─────次に求めたのは『不平分子』。

抗議する者等無い私は、これも無視しました。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！！！！！」

勢いに任せて駅のホームからホームへと飛び移る。
後を追っていたドローンは、走ってきた電車と衝突した。

「楽勝♪」

7二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:31:09

────次に求められたのはジャーナリストでしたが……。

私はそうじゃありません。だから、スルーしました。

「はぁ！はぁ！はぁ！！」

エスカレーターを駆け上がり、通りへと出る。
しかし、街の至るところに監視カメラがある。直ぐに奴らが押し寄せる。
キヴォトスは監視社会と化していた。

────さらには、ストリートアーティストと来ました。これもパスです。

私は、アーティストではありません。

「……これは。不味いかもね……」

“先生”もチヒロ先輩のサポートも受けれていない状態では、奴らに捕まるのも時間の問題だ。

────でも。

唐突に、手を捕まれた。

8二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:37:23

「こっちです！！着いてきてッ！！！」

「えっ？あっ…うん！！」

────いずれ私が必要とされる時が来る。

「ねぇ！君！携帯貸して！！」

「えっ？は、はい！どうぞ！」

「ありがと！！………えっーと、こうしてこうして………先生！！！」

《“見つけた！ルートを送る！！案内するよ！”》

────私以外誰も。求めに応じない時に。

9二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:52:06

「────そんな話ばっかり！！うんざりしちゃう！！ねぇ、聞いてる？」

「え……えぇ、もちろん」

「本当、カヤって奴が会長になってから最悪な事ばっかり！！」

「えぇ、わかりますよ……」

「これじゃあ、やりたいことも出来やしない！！」

「ほら！こっちだよ」

マキに案内されて、古いアパートの中へと入る。

《長い夜が過ぎ、キヴォトスは大混乱です。市街の道路は全て通行止めとなっております》

“彼女を──マキを助けてくれてありがとう。ようこそ、『シャーレ』へ”

「ん。新しい仲間に贈り物」

中へと入ると、ニュースの声と共に一人の男性の声がかかる。
そして、隣にいた狼耳の少女から覆面を投げ渡される。

「……あの。これは一体」

“それを着けた方が良いよ”

《トリニティ総合学園2年生。浦和ハナコが新たな容疑者に特定されました。校則違反や犯罪歴はありませんがテロリスト予備軍と見なされています》

10二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:55:41

────青春を取り戻せ───

11二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 22:10:25

なんかスッゴい深い概念だ…。

カヤがクーデターを成功させて三日以上たった世界か…

12二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 22:40:34

サーモバリック爆弾は、FOX小隊が設置した物だけでは無かった───。

カイザーPMCや傭兵。挙げ句には不良生徒やヘルメット団に依頼し。キヴォトスの各地に設置させていた。

その全てを阻止できる程。シャーレには、ラビット小隊には、ヴァルキューレには力が無かった。

その結果、キヴォトスは前代未聞のテロ事件が発生する。

恐ろしいことに死者も出てしまったこのテロの責任を、カヤはシャーレに背負わせた。

そして、カヤは治安維持と市民の安全確保という大義名分を掲げ。SRTを再興させた。

この世界線のカヤは。原作のカヤが天使に見える程に狡猾で残忍。冷酷な悪党である。