【閲覧注意】白宝ラノベ!後日譚

  • 1スレ主24/12/10(火) 20:53:02

    あらすじ
    ・人類がほぼ死滅したファンタジー世界。とある山奥にそびえ立つ屋敷では、二人の魔法使いとあらゆる種族の仲間がワイワイと暮らしていた。
    ある日、そんな屋敷の一員となった妖精の黒名は、屋敷の奇妙奇天烈な面々と仲良くなっていく!

    ※前スレがありますが、読まなくても大丈夫な様に書いていきます
    ※ほのぼのストーリーです
    ※ライブ感で書いていくので更新ゆっくりです、申し訳ない

  • 2スレ主24/12/10(火) 20:53:59

    スレ画〜

  • 3二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 20:55:34

    このレスは削除されています

  • 4二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 20:56:20

    後日譚だー!!!!!
    何度も読み返すくらいには大好きなので楽しみです!

  • 5スレ主24/12/10(火) 20:58:12

    すごーくお待たせしました申し訳ない

    《キャラ紹介》

    ・人間。不老不死。白宝ラノベの主人公で、魔法の才能がとてつもなくある。玲王とは既に結ばれている

    玲王
    ・人間。不老不死。reの主人公で、魔法使い兼精霊術師兼錬金術師。凪とは既に結ばれている

    黒名
    ・妖精。死にかけていた所を潔に拾われ、森の中の大きな屋敷に住むことになる。何故か屋敷の住人の一部が黒名を知っていて…?


    ・大精霊、超強い。蜂楽という妖精のパートナーが出来た

    蜂楽
    ・妖精。潔という大精霊のパートナーが居る。妖精仲間の黒名が来て嬉しい

  • 6スレ主24/12/10(火) 20:59:03

    《キャラ紹介2》
    馬狼
    ・狼人間。屋敷の掃除係。潔に勝つため日々鍛錬を積んでいる

    二子
    ・ドワーフ。屋敷の雑務をこなしてくれる。フェレットの使い魔を溺愛している

    斬鉄
    ・竜人。人間が滅んだ際、不審に思った竜族が降臨させた存在。しかし凪と玲王、そして二子を気に入った為、下界の探索もそこそこに屋敷に居付いた。努力するバカ

    國神
    ・ホムンクルス。料理人。厨房に居付いた千切に作った料理を摘み食いされるが、軽い注意で済ませる善人。千切とは熱い友情で結ばれている

    千切
    ・ティーフリング。立派な角と爬虫類の尻尾を持つ。口から火を吹けるので、たまに國神の料理を手伝っているが、三分の一の確率で炭にする。國神とは熱い友情で結ばれている

    氷織
    ・ジャックフロスト。冷凍庫に入り切らない食材等を凍らせておける地下にゲームと一緒に自ら引きこもっている。里を逃げてきており、その際に背中を押してくれた烏をいつか連れ出すと計画している

  • 7スレ主24/12/10(火) 21:05:15

    ファンアート描いて下さった方、ありがとうございました!
    イラスト何度も見返してます

  • 8二次元好きの匿名さん24/12/10(火) 21:05:44

    うわーずっと待ってました!!嬉し過ぎるー!

  • 9スレ主24/12/10(火) 21:15:06

    人類が死滅してから数百年
    自然には魔力が満ち溢れ、世界は神話時代へと逆戻りを果たした

    そこら中に妖精や精霊が漂い、力比べや魔力比べばかりするようになった為、弱い妖精や精霊は次々と消滅していく

    黒名も、消えゆく妖精のうちの一人だった

    (痛い…もう、体動かない…)

    ひび割れた羽を力なくパタつかせ、飛べなくなった体を見下ろす。長い時を生きてきても、終わるのはこんなに一瞬なのかと目を閉じかけた、その時だった

    「見つけた───…遅くなってごめん」

    緑色の光が黒名を照らす。
    降ってきた優しい声に、傷付いた体から力が抜けていった。
    どこかホッとしたような心地になりながら、黒名はそのまま意識を手放した

  • 10スレ主24/12/10(火) 21:16:28

    ハッ

    と目を覚ますと、白く清潔な天井が目に入った


    体の痛みはどこかへと掻き消え、魔力不足でカラカラだった肉体は上質な魔力で満たされている


    「生き、てる」


    ペタ、と自分の頬を触りながら、黒名は呆然と呟いた。

    見渡すと、そこは広くて手入れの行き届いた部屋だった。窓の外には晴天と、切り揃えられた立派な木々と花々が咲き誇る庭が見える。

    部屋の豪華さから察するに、この場所は大きな屋敷だろう


    「何処だここ…」


    ポツリと呟いた時、コンコンとノックの音が聞こえた



    ノックをしたのは

    dice1d2=2 (2)

    1 潔&蜂楽

    2 凪&玲王

  • 11スレ主24/12/10(火) 21:37:04

    「ど、どうぞ」

    緊張に肩を強張らせながらも、黒名はノックの相手に入室を促した。
    どんな相手が扉の先に居るのかは分からないが、ボロボロだった黒名を手当してくれたのだ、きっと優しい人に違いない

    白いシーツをきゅっと握りながら、扉が開くのを待つ

    すると、ドアノブがゆっくりと回って…

    バーンっ!!!

    「うひゃあっ!?」

    勢い良く開いた扉に、黒名は思わず悲鳴を上げてしまった。
    しかし驚きを落ち着かせる暇もなく、紫色がとんでもないスピードで黒名へと飛び付いてくる

    「黒名ぁ〜〜〜っ!!無事で良かった!!」
    「わわっ、だ、誰、誰!?」

    むぎゅうーっと抱きしめられて、わたわたと慌てふためいた黒名に構わず、抱きついてきた誰かは黒名の体を上から下までじっと見て、ニッコリと笑った

    「怪我が治って良かった!今日からこの屋敷はお前の家だ!存分に寛げよ!」

    煌めく紫紺の瞳。快活そうな紫色の髪の青年は、黒名の手を両手で握ってそう言う

  • 12スレ主24/12/10(火) 21:38:44

    「ねぇレオ、説明がそれだけじゃソイツ、訳分かんないんじゃない?」

    目を白黒させている黒名を見かねた様な声が、今度は紫色の青年の背後から聞こえた。見てみると、白い髪に燕尾服を着た背の高い青年が、黒名の手を握る紫色の青年を見つめている。凪いだ、灰色の瞳だった

    白色の青年の言葉に「それもそうだな」と頷いた紫色の青年は、黒名が座るベッドから降りて、胸に手を当てて自己紹介を始めた

    「俺はレオ、この屋敷の主だ。こっちは凪、俺のパートナーな」

    どうやら、紫色の青年はレオ、白色の青年は凪というらしい。
    訳が分からないながらも、黒名も倣って自己紹介する

    「俺は黒名…えっと、助けてくれてありがとう」

    「どういたしまして!…って言いたいところだが、お前を助けたのは俺らじゃなくてヨイチだよ。今は別の所に居るから、会った時に礼を言うと良い」

    ニッコリと微笑んだレオも、その隣でただただ面倒くさそうに突っ立っている凪も、やはり悪い人では無さそうだ。
    黒名は思い切って、質問する事にした

  • 13スレ主24/12/10(火) 21:40:00

    「…どうして、俺を助けてくれたんだ?」

    心細さに羽を折り畳みながらそう聞く黒名に、凪とレオは顔を見合わせた後、少しだけ寂しそうにまた黒名を見た。
    居心地の悪い空気が一瞬流れたが、その空気を断ち切るかのように手を叩いたレオが、黒名に笑いかける

    「これから俺らと黒名は仲良くなれるはずだから、かな!まぁ細かい事は気にするなよ、楽しく生きていこうぜ」


    顔を見て満足したからと、レオは凪を連れて部屋から出ていった。
    おそらくだが、黒名が一人で思考を整理出来るように気遣ってくれたのだろう

    (よく分かんない状況だな…でも生きてる、生きてる。体ももう痛くないし…そうだ、俺を助けてくれたのはヨイチって奴なんだよな。ソイツにお礼をしに行こう!レオもそうしろって言ってたし!)

    すっかり元通りの美しい羽で飛び立った黒名は、ピュンっと部屋から飛び出て、"ヨイチ"を探し始めたのだった

  • 14スレ主24/12/10(火) 21:41:37

    黒名が最初に出会う人物

    dice1d5=5 (5)

    1 潔&蜂楽

    2 國神&千切

    3 馬狼

    4 二子&斬鉄

    5 氷織

  • 15スレ主24/12/10(火) 21:44:52

    こんな感じでのろのろ進めていきます
    白宝ラノベの方はめちゃくちゃシリアスだったり曇らせばっかりだったりしますが、気になった方は一読して下さればより後日譚を楽しめるかと思います

    お風呂の為一時離脱しますね

  • 16スレ主24/12/11(水) 07:05:06

    「あれ?この道さっきも通ったような…じゃあこっち?」
    「うーん、もう一階降りてみるか」
    「ま、まずい…迷った迷った…!」

    思った以上に広い屋敷の中で、黒名はあっという間に迷ってしまった。
    いつの間にか周囲は静謐な壁ではなく石造りになっており、しかも異様に寒い。羽が凍ってしまいそうだ。
    恐らく地下に来てしまったのだろう、早く上に行かなければ…と踵を返したとき、ふいに後ろから声を掛けられた

    「なんや、初めて見る顔やん」

    驚いて振り返る。
    そこには、鬼の様な角の生えた水色の少年が居た。
    パッチリとした瞳は薄い氷が張ったような色をしていて、こんなに寒いのに薄着をしている

    「てことは、君がレオくん達が言ってた黒名くんなのかな?よろしゅう」

    はんなりと微笑んだ彼は、"氷織"と名乗った

    「寒いやろ?上着貸したげる。ごめんなぁ、僕は氷の妖精やねん。この地下にあるものを凍らせるのがお役目なんよ」

    いそいそと黒名にもこもこのコートを貸してくれた氷織は、自分がジャックフロストだと教えてくれた

  • 17スレ主24/12/11(水) 07:06:03

    「ふふふ、君、若い妖精やね。外で生きるのは大変やったろ?ここに来れて良かったね」

    もこもこになった黒名を自室に招いた氷織は、膝に白猫を乗せながらそう言った

    「うん。ヒトが居なくなった日から、皆の力が急に増えたから、弱い妖精は生きづらくて…その猫、こんな寒い所にいて平気なのか?」

    「ああこの子?猫ちゃんはレオくんの使い魔やから、魔法で自分の身を守れるんよ。ねー」

    小首を傾げて猫へ語りかける氷織。猫は、返事をするようににゃあと一つ鳴いた

    「白猫ちゃん、ホントは飼い主のレオくんや凪くんと一緒に居たいやろうに、僕がここで一人じゃ寂しそうだからってしょっちゅう来てくれるんよ、かわええやろ?」

    白猫を見る氷織は、優しい顔をしていた

  • 18スレ主24/12/11(水) 07:08:43

    「えっと、俺は"ヨイチ"を探してて」


    「ああヨイチくんね。探せばすぐ見つかると思うけど…もし外に出てたら、レオくんに喚び出して貰えばええよ。彼、レオくんと契約してる大精霊やから」


    氷織は、黒名がヨイチを探していると言うと、そうアドバイスしてくれた


    「また遊びに来てな。これお土産の冷凍みかん。溶けかけがシャリッとして美味しいから持っていき」


    地上までの道を案内してくれながら、お土産まで持たせてくれて、氷織は黒名を見送った




    黒名が次に出会う人物

    dice1d4=3 (3)

    1 潔&蜂楽

    2 國神&千切

    3 馬狼

    4 二子&斬鉄

  • 19二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 07:29:01

    あったけぇ世界だ…

  • 20二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 09:11:23

    ネコちゃ優しい…!今の仲良しはひおりんなんだね

  • 21スレ主24/12/11(水) 19:35:50

    地上に出た黒名は早速、虱潰しに部屋を探してまわろうとしたのだが…

    ドン!
    ドゴーン!
    バゴン!!

    地響きと共にそんな音が聴こえたものだから、慌てて音の発生源を探した

    「な、なんだなんだ…!?大ミミズが暴れてるのか!?」

    じっと耳を澄ませると、何となくだが音の発生源がどこなのかが分かってきた。
    恐る恐るそちらへ進むと、手入れの行き届いた庭の、少し離れた場所に更地があることに気が付いた。
    窓からそちらをじっと見てみると、そこに大きな人影がある

    大岩を軽々と片手で持ち上げるその人影には、尖った耳とふさふさの尻尾、そして、銀糸のような滑らかなたてがみがあった

    「変身した…狼人間…!!」

    隆々と波打つ筋肉が、遠くからでも良く見えた。その美しさに見惚れていると、自分に向けられた視線に気がついたのか、狼人間の鋭い瞳が黒名へと向いた

  • 22スレ主24/12/11(水) 19:36:52

    「あっマズい、気付かれた?」

    何となく悪いことをした様な気分になって、黒名はササッとしゃがんで窓越しにチラリと狼人間を見た。
    すると、こちらを見る狼人間の視線は明らかに一層鋭くなった

    「あう…誤魔化すの無理っぽい」

    観念して姿を現し、ついでに"ヨイチ"について聞こうと、黒名は羽で飛び立って狼人間へと近付いてみた。
    黒名が寄っていくと、狼人間は普通の人の姿へと姿を変貌させる。
    銀のたてがみは、瞬く間に天を衝くような黒髪へと変った

    「お前、新顔だよな」

    遥か高みから見下ろすように黒名を見やりながら、狼人間は威圧感のある低音ボイスで話し掛けてくる。
    こくりと黒名が頷くと、狼人間は「よし」と呟いて

    「じゃあお前は今から俺の下僕だ」

    と言い放った

  • 23スレ主24/12/11(水) 19:38:01

    「げ、下僕!?」

    「あ?何か不満か」

    「不満!不満!!不満しか無い!!」

    パッと羽を広げて威嚇のポーズを取った黒名に、狼人間は舌打ちをしながら仕方なさそうにため息を吐く

    「チッ、じゃあ手下で勘弁してやる」

    「それ何にも変わってないっ!!」

    妖精の光る粉を散らしながら憤慨する黒名。小さい体で遺憾の意を表する黒名に毒気を抜かれたのか、狼人間は一度地面に置いた大岩を再度片手で持ち上げながら、黒名へシッシッとジェスチャーをした

    「じゃあどっか行け。俺は今トレーニング中だ」

    「そうだったのか、邪魔して悪い。でも俺、お前に聞きたいことがあるんだ。ヨイチが何処にいるか、分かる?」

    「……ヨイチだぁ?」

    "ヨイチ"と聞いた途端、狼人間の雰囲気がピリつく。ギロリと眼光鋭く睨んできた狼人間は、呪詛を吐くように黒名へ語った

    「知るか。アイツが何処に居ようと俺はアイツを喰う」

  • 24スレ主24/12/11(水) 19:39:11

    それだけ吐き捨てて、狼人間は我武者羅に己を鍛え始める。

    それ以上話を聞いてもらえなそうだし、何よりこの狼人間も"ヨイチ"の居場所を知らなそうだったので、黒名はトレーニング場を後にすることにした


    「なんだか、"ヨイチ"は色んなヤツと因縁があるんだなぁ」


    大変だ。と独り言ちながら、黒名は屋敷へと戻ったのだった



    dice1d3=1 (1)

    1 潔&蜂楽

    2 國神&千切

    3 二子&斬鉄

  • 25二次元好きの匿名さん24/12/11(水) 20:57:59

    幸せそうで泣ける

  • 26二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 02:04:20

    いいな

  • 27二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 10:44:03

    平和だぁ〜沁みる〜〜

  • 28二次元好きの匿名さん24/12/12(木) 21:21:21

    みんなが幸せそうで良かった…

  • 29二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 02:30:17

    幸せだなぁ

  • 30二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 10:57:11

    いいスレだな〜

  • 31スレ主24/12/13(金) 20:12:38

    特徴的な三編みを揺らしながら、黒名は廊下を歩く

    途中、何匹かのフェレットとすれ違った。フェレットはフェレットなのに雑巾やらはたきやらで屋敷の清掃をしており、こちらを見て一声鳴いてくれるのが非常に愛らしい

    ヨイチ探索をすっかり忘れてニコニコとフェレットを見ていた黒名は、ふと廊下の隅っこで数匹のフェレットと戯れている人影を見つけた。
    双葉のアホ毛が特徴的な、中肉中背普通顔の男が何やら小動物の死骸をフェレット達へあげている

    (ね、ネズミを喰ってる、喰ってる…!)

    可愛らしいフェレットが内蔵の垂れた死骸をもぐもぐしている姿にショックを受けた黒名は、びっくりしてその場に固まってしまった。
    そうとは気付かず、双葉の青年は黙々とフェレット達に小動物をあげ続ける

    奇妙な膠着状態が数秒流れ…

    「居たーーーーっ!妖精の、仲間ーっ!!」

    ドドドドドッと物凄い足音がしたと思った次の瞬間、黒名は背後から何者かに飛びつかれたのだった

  • 32スレ主24/12/13(金) 20:13:38

    「わぎゃあっ!?」

    いきなり飛びつきバックハグをかまされた黒名は、思わず素っ頓狂な声を上げて驚く。
    少し離れた場所でフェレットに餌を上げていた青年は、黒名の声に驚いてこちらを見た

    しかしその青年に構う暇は黒名には無く、黒名はむぎゅーっと抱きしめてくる背後の何者かを引っ剥がそうと四苦八苦していた

    「や、やめろやめろ!誰だ!」

    「俺?俺はねぇ、妖精の蜂楽だよっ!ヨイチから君のことは聞いてる!黒名だから、黒っちね!」

    「はぁ!?」

    背後の声は無邪気で幼く、その振る舞いの天真爛漫さに少しばかり辟易したが、悪い人では無さそうなので黒名は一旦抵抗をやめた。
    がんばっても剥がせそうになかったのも抵抗をやめた理由の一つだ。

    黒名が諦めて脱力すると、小動物の死骸を持っていた青年は見兼ねたようにこちらへ駆け寄って来る

    「蜂楽やめろ、黒名がびっくりしてるだろ?」

    「えー、友情表現なのにぃ」

  • 33スレ主24/12/13(金) 20:14:22

    双葉の青年が言うと、背後の人物は驚くほどアッサリと黒名を離した。
    振り向いて見ると、可愛らしい顔をした男の子が居て、背中には黒名のものより一回り小さい羽を持っていた

    「妖精…」

    「うん、そうだよ。おそろいだね♪」

    黒名の呟きにニコっと微笑んでそう返した蜂楽は、双葉の青年の隣に並ぶ。
    やれやれと一つため息を吐いた双葉の青年は、申し訳無さそうに黒名へと微笑んで

    「ごめん、驚かせたよな」

    と言った
    優しげな微笑みに黒名の肩の力が抜ける。と、同時に、双葉の青年の声に聞き覚えがある事に気が付いた。
    つい最近、倒れていた黒名を助けてくれた、緑色の光の…

    「もしかしてお前…ヨイチ、か?」

    その問いかけに、双葉の青年は頷いた

  • 34スレ主24/12/13(金) 20:16:07

    黒名のターンをあとちょっと書いたら前スレ最後に頂いたリクエストの結婚報告を書きます
    基本は玲王視点で進めたい

  • 35二次元好きの匿名さん24/12/13(金) 20:18:29

    黒名視点のほのぼのも結婚報告も楽しみです!
    ずっと待ってたから嬉しい

  • 36二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 02:20:45

    ワクワクしてきた

  • 37二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 10:56:01

    結婚報告見たいよ〜

  • 38二次元好きの匿名さん24/12/14(土) 21:46:07

    あの絶望塗れの世界からここまで平和に暮らせるようになったんだなと思うと…!
    凪のスキルって今も使えるのかな

  • 39二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 02:41:06

    楽しみだ

  • 40二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 10:56:49

  • 41二次元好きの匿名さん24/12/15(日) 21:15:40

    続き楽しみ!

  • 42二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 02:03:11

    ほしゅ

  • 43二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 10:33:01

    待ってます

  • 44二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 21:51:35

    ほしゅ

  • 45二次元好きの匿名さん24/12/16(月) 22:56:26

    イチャイチャシーンも欲しいです(強欲)

  • 46二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 10:37:46

    忙しいのかなぁ

    年末だもんね、皆体調気を付けてほしい

    >>45全力で同意

  • 47二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 17:15:38

    平和な世界でほっこり
    続き楽しみにのんびり待ちます!

    これは黒名がかわいくて衝動描きしたもの

  • 48二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 17:35:28

    >>47

    うっっっま!!??プロ!??

    ぎゅってしてるレオの後ろ姿もびっくりしてぐるぐるお目々になってる黒名もめちゃくちゃ可愛い!!

    黒名の羽が虹色の宝石みたいで凄く綺麗だぁ〜!!

    色使いが細やかで影の付け方なんて本当に売り物の小説の挿絵ですって言われてもめちゃくちゃ信じるレベルですっごい、本当にすっごい。

    降臨して下さった神絵師に五体投地させて頂きます、最高

  • 49二次元好きの匿名さん24/12/17(火) 17:52:03

    >>47

    凄い綺麗で尊い!!ありがとうありがとう

  • 50二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 00:15:28

    >>47

    綺麗……

    表情から何まで美しい……

  • 51スレ主24/12/18(水) 07:12:45

    >>47

    うわぁ!いきなり野生の神絵師が神絵を投下して下さった!?

    凄く好きです〜〜!ありがとうございます…!後ろ姿だけなのに黒名が元気に立ってる姿を見たレオがすごーくホッとしてるのが伝わってくる…!手の作画が上手い!

    黒名の服装が「苦労してきた人」のソレで、そこまで考慮して描いて下さったのかぁと思うと二次創作者冥利に尽きる……!!!!!

    本当にありがとうございます

    あなたは私のピカソです

  • 52スレ主24/12/18(水) 07:14:19

    【続き】

    「ほ、本当に大精霊だ…てっきり氷織がただの精霊を大袈裟に誇張してるのかと…」

    「ふっふっふ、凄いでしょ俺の相棒!」

    世界でも極稀な"大精霊"を目の前にして、黒名はキラキラと光る羽を縮こませてしまう程びっくり仰天していた。
    なにせ精霊といえばその辺をぷかーっと飛んでいる光の玉しか思い浮かばないのに、目の前のヨイチは立派に人の形をしているのだ

    得意気に胸を張る妖精の蜂楽の言葉に照れながら、ヨイチは人好きのする笑顔で黒名を見る

    「本当に、元気になってよかった。やっと見つけたと思ったら道端でボロボロだったから焦ったよ。連れて帰った時も凪達……特にレオが、すげぇ心配してたんだぞ」

    「そ、そうだ!俺を助けてくれたのはヨイチだって聞いた。本当にありがとう」

    「気にするなよ、仲間だろ?」

    当たり前のように仲間だと言われて、ずっと一人で彷徨っていた記憶が蘇る。
    胸に染み入る暖かさと同時に、ふと疑問も湧いて出た

    「そういえば…どうしてこの屋敷の皆は俺の事を知ってるんだ」

  • 53スレ主24/12/18(水) 07:15:45

    黒名の口からポツリと溢された疑問

    縦長の瞳孔にジッと見据えられたヨイチは、少しだけ視線をそらしたが、決心したように黒名へ向き直る

    「実は…」

    「…………」

    「実は、俺は未来が見えるんだ」

    「……え?」

    予想外の返事に、黒名は目を見開いた

    てっきり、黒名が忘れているだけで昔この屋敷の誰かと会ったことがあるとか、人伝に黒名を知ったとか、そういう事かと思っていたから。

    「それで、お前が俺らと一緒に居る未来が見えたから、俺は黒名を探したんだ」

    「じゃあ…なんでヨイチ以外の他の皆も俺を知ってるんだ?」

    「ああいや、正確には黒名を知ってるのは俺とレオと凪だけだよ。他の皆は俺らからお前のことを聞いてただけだ」

    「うん、だから俺、黒っちが妖精って聞いて早く会いたくて仕方なかったんだー!」

    お日さまが輝く様な笑顔でヨイチの言葉に相槌を打つ蜂楽に再び飛び付かれた黒名は、ヨイチの言葉の矛盾点を指摘するか否かを迷っていた。
    未来視出来るのがヨイチだけなら、何故、レオと凪まで黒名を知っている?

  • 54スレ主24/12/18(水) 07:16:59

    (聞きたい、聞きたい…けど)

    (もう分かってる、こいつ等は悪いやつじゃ、ない)

    (だから、隠したがってるなら…きっと聞かない方がいい)

    喉まで出かかった疑問を飲み込んで、黒名は頷いた

    「…そうだったんだな。俺を見つけてくれてありがとう」

    黒名の言葉に、どこかホッとした様にヨイチは笑う。
    いつかこの先、秘密を話してくれる時まで。秘密を打ち明けられるほど、仲良くなれるまで何年かかるか分からないが

    ……それでも良いから、ここで生きてみたい。そう、黒名は思ったのだった

  • 55二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 10:53:25

    待ってたー!

  • 56二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:29:21

    ほしゅ

  • 57二次元好きの匿名さん24/12/18(水) 21:38:30

    幸せに暮らしてくれ

  • 58スレ主24/12/19(木) 06:56:37

    「でさー、全員揃ったしそろそろ結婚しなきゃいけないかなって思ってるんだよね」

    屋敷の厨房
    ふわふわの癖っ毛で覆われた頭をペタリと気怠げに壁にくっつけながら、凪はオレンジ色の大きなホムンクルスへ語りかける

    忙しそうに厨房をあっちこっちへ移動していたホムンクルス"國神"は、下処理を行う繊細な手作業を行いつつ、凪をチラリと見た

    「結婚って、誰と?」

    「一人しか相手居ないじゃん、レオだよ」

    「だよな。つかまだ結婚して無かったのか」

    「うん、レオから言ってくれるかなって思ってたんだけど、皆を集めるのに忙しかったみたいでまだ何も言われてない」

    厨房の片隅に置かれたふかふかの椅子(全部屋に凪のためにレオが設置した)にだらーんと身を任せながらそう言う凪に、國神は「そうだったのか」と返事を返す。丁度難しい作業が終わったらしく、一旦手を止めて話に乗ってくれた

    「レオはまだ黒名の体調を心配してるみたいだし、まだ暫くはプロポーズ無いかもな」

    「うん、だからもういっそ俺から言っても良いかな〜って思ってるんだよね」

    軽い調子でそんな事を言う凪に、國神は溜め息混じりに文句を言おうとした。しかし、その言葉を遮るかのように、唐突に國神の「影」から笑い声が響く

    「ははっ!良いじゃんプロポーズ!レオの奴、ぶっ飛ぶくらい喜ぶんじゃね?」

  • 59スレ主24/12/19(木) 06:57:54

    國神から伸びる影の中から、まるでそこに空間があったかの様に姿を表す何者か。
    隆起した黒色は段々と朱色を帯び、やがてそこには一人の、とても美しい青年が立っていた

    「お嬢さんもそう思う?」

    「そりゃそうだろレオだぞ?まさか凪からとか絶対に想定してないハズだ。良いチャンスだし媚薬やろうか?お前ら"まだ"だろ」

    「こらこら待て千切」

    凪にピンク色の小瓶を渡そうとする千切を慌てて止めて、國神は小瓶を取り上げた。
    凪と千切が同時に「あー」と名残惜しそうな声を出すのを少し厳し目に睨んで諌めつつ、國神は千切に注意する

    「これは悪魔の道具だろ、そんなものレオに飲ませちゃダメだ」

    「別にレオに飲ませるなんて言ってないだろ?凪が飲んですっげぇブツをレオにプレゼントするって方法だって…」

    「凪に飲ませるのもダメだ!レオも凪も人間なんだぞ?亜人のものを飲ませたら大変な事になるかも知れない」

    千切に釘を刺しつつ小瓶を懐に仕舞う國神に、今度は凪が

    「でも俺とレオは不老不死だから何が起きても平気だよ」

    と言うが

    「それでもダメだ。悪魔の薬は危険なんだ」

    と、國神はにべも無い

  • 60スレ主24/12/19(木) 06:59:21

    この後、凪は二人にどんなプロポーズをすれば良いのかと相談します。

    國神と千切から出た意見の内容の安価をお願いします

    >>61

    >>62

    >>63

  • 61二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 12:01:01

    くにちぎだ〜!凪と千切の悪友感好きw
    千切が「サプライズプロポーズしてやろうぜ!」って言い出して協力してくれそう

  • 62二次元好きの匿名さん24/12/19(木) 22:21:12

    國神が古風な結婚式(古風と言う名の現代風)を提案
    家族の前で誓い合ってケーキ入刀してちゅーする結婚式

  • 63二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 07:46:41

    色んな人に声をかけて、玲王と凪が外を歩いてたら通行人がみんな突如踊り出すフラッシュモブ
    からのキス

  • 64二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 10:52:23

    楽しみ!

  • 65二次元好きの匿名さん24/12/20(金) 20:58:32

    どれでも面白いことになりそう

  • 66二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 01:03:10

    たのしみ

  • 67スレ主24/12/21(土) 07:04:48

    仕方なく媚薬を諦めた凪は、二人にプロポーズの相談を続けた

    「指輪は魔法で作るって決めてるんだけど、問題は伝え方だと思うんだよね」

    「そこ悩む必要あるか?フツーに結婚して下さいで良いんじゃねえの」

    「レオが相手だからね。下手な事したら「つまんねー、ボツ」って言われそう」

    珍しく眉間に皺を寄せる凪を見て、千切は國神にも意見を仰ぐ事にした

    「ヒーローはどう思う?」

    「俺か?そういうのはよく分からないんだが…」

    「お前はレオに造られたホムンクルスだろ〜、お前が一番レオの事知ってるんじゃねえの?」

    「えっ、レオの事一番知ってるのは俺だよ、多分」

    千切の言葉に異を唱える凪には返事を返さず、國神はうーんと頭を捻る

    「昔ながらの結婚式で良いと思う。皆の前で誓い合ってキスする、みたいな」

    「いや結婚式の相談はしてねぇよ、凪が聞きたいのはプロポーズだっつの」

    少しばかりズレた回答をした國神に、千切は容赦なく角を突き刺す。
    まな板でガードされ、角攻撃を諦めた千切は、ふと何かを思い付いたかのようにぱっと表情を明るくした

  • 68スレ主24/12/21(土) 07:05:54

    「サプライズだ!凪、サプライズしようぜ!」

    「んぇ?サプライズ?」

    「そうそう!例えば…外を出歩いてる時に色んな種族のヤツらが飛び出てきて、踊り狂うとか良くね?絶対ビックリするだろ」

    「ああ、フラッシュモブね」

    千切の提案に、凪も心惹かれる。フラッシュモブなら凪が特別に何か動く必要もないし、何よりレオが好きそうなサプライズだ。
    驚いて呆気にとられるレオに、自分で作った指輪を差し出す。その時、レオはどんな顔で喜んでくれるのかを想像するだけで、凪は浮かぶ様な心地になった

    「うん、よさそー。それにする」

    「よっしゃ!じゃあこの辺の森に住んでる鬼族とか獣人に声を掛けよう、アイツらなら踊りとかも得意そうだし」

    あれこれとノリ気になってくれる美しい半悪魔の提案。それに頷きかけた凪だったが、ふとある人物を思い出す

    「……いや、サプライズには別のやつに協力して貰おうかな」

    「え?何、お前って亜人に知り合い居たっけ」

    「知り合いっていうか、恋のライバル的なアレっていうか…ま、とにかくアイツに頼みたい」

    静かにそう言った凪は、のそりと椅子から立ち上がって厨房を出ていった

    「元気にしてるかなー、ヨハネ」

  • 69スレ主24/12/21(土) 07:06:59

    ヨハネは前回の白宝ラノベに登場したオリジナルキャラクターです。
    機械工学の大天才であり、整った用紙を持つドワーフで、レオに好意を抱いています

  • 70二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 09:47:51

    ワクワクしてきました!ヨハネ!

  • 71二次元好きの匿名さん24/12/21(土) 18:55:56

    ヨハネが出てくるのか!楽しみだ〜!

  • 72二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 00:50:49

    続き楽しみ〜!
    みんな元気そうで嬉しい

  • 73二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 10:04:50

    ワクワク!!

  • 74二次元好きの匿名さん24/12/22(日) 19:05:21

    ヨハネにフラッシュモブ頼むとか凪も酷な事するなぁと思ったがヨハネは多夫一妻歓迎派だったな

  • 75二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 03:01:30

    楽しみに続き待機

  • 76二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 10:47:35

    ほしゅ

  • 77二次元好きの匿名さん24/12/23(月) 22:15:00

    ⭐️

  • 78二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 09:51:16

  • 79二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 11:55:16

    ワクワク

  • 80二次元好きの匿名さん24/12/24(火) 22:04:01

  • 81二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 08:08:24

    待ってます!

  • 82二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 10:53:15

    続き気になる

  • 83二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:31:01

    🌵

  • 84二次元好きの匿名さん24/12/25(水) 22:31:14

    🎄

  • 85二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 08:09:23

    続き楽しみ!

  • 86二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 10:44:54

    続き待機

  • 87二次元好きの匿名さん24/12/26(木) 21:12:08

    ヨハネと凪レオの絡みまた見たいな!

  • 88二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 01:50:10

    一応ほ

  • 89スレ主24/12/27(金) 06:40:18

    「久しいのう凪誠士郎」

    「うん、そっちも元気そうだね」

    歯車の様なモノクルをキラリと光らせながら振り返る、端正な顔立ちをした少年ドワーフ。
    このドワーフが治める村へワープした凪は、背後に立った自分にノータイムで気付く彼の五感の鋭さに少しだけ目を見開いた

    「全く、顔も見せに来ないとは。あの頃と変わらずふてぶてしい奴じゃ、レオとネコとヨイチを少しは見習うが良い」

    「ごめんって。そんで頼み事したいんだけどさ」

    「数百年ぶりに会いに来たと思ったら頼み事か、いっそ清々しい面の皮の厚さじゃ!」

    はーぁと大仰なため息を吐かれる

    しかし凪の心には罪悪感など少しも芽生えない。それを分かっているのだろう、ヨハネはその辺に置いてあった豪奢な椅子にどっかりと腰を下ろして、凪に続きを言うよう促した

    「レオにプロポーズしたいんだけどさ」

    「ほう」

    「お前、フラッシュモブやって」

    「よかろう」

    凪の頼みに即座に頷いたヨハネは、その小さい体をよっこらせと立ち上がらせる

  • 90スレ主24/12/27(金) 06:42:41

    「え、いいの?」

    「なんじゃ、我とて古い付き合いの者の頼みを無下にする程冷血漢ではないわ」

    「俺、レオにプロポーズするんだけど」

    「ああ、遅すぎるくらいじゃな。だが自分からそれを伝えようとする姿勢は褒めてやろう」

    ヨハネはレオに首ったけだった筈だ。それなのにこの単調具合。
    凪は、(コイツもうレオの事好きじゃ無いのかな)と内心思う

    しかしそんな凪の心を見抜いたかのように、ヨハネは続けた

    「もちろん今でも我はレオが好きじゃ。あれ程我好みの美しい顔面を持つ者は他に居らぬ」

    「あ、やっぱまだ好きなんだ。お前も大概諦めが悪いね」

    「諦め?笑止。我は一生レオを諦めたりはせんわ」

    不敵に言い放ち、整った愛らしい顔をニヤリと歪ませるヨハネ。
    その答えに凪が首を傾げていると、ヨハネは豪奢な椅子から降りて凪の目の前まで歩いて来る

    「我は何番目の夫になっても良い。それにレオがお前に惚れている事は知っている。そして、お前がレオを想っている事も知っている…なにせ、レオ一人の為に人類を滅ぼすような輩だからの」

    "人類を滅ぼす"の所だけ少し感慨深げな声音をしていたが、ヨハネは世間話をする様な軽い口調で凪へ語りかけた

  • 91スレ主24/12/27(金) 06:44:07

    「お前からのプロポーズはレオにとってとても幸せな出来事になるじゃろう。その片棒を担がせてくれるというのなら、喜んで我は力を貸すぞ」

    ヨハネは優しく微笑んで、そう言い切った

    凪が人類を滅ぼした時、ヨハネは人と共生していた自分の街を失い、今はドワーフ達の長となって機械文明の発達した街を造り続けている

    凪の手によって失うものは多かっただろう。それでも、ヨハネにとって凪は今でも大切な友人だった

    「まぁレオの夫は俺だけだけどね」

    「言ったな。男心と秋の空じゃ、我は何千年掛けてでもレオの心を手に入れるぞ」

    「やってみろドちび」

    軽く言い合いを交わす二人

    しかしその間にある空気は、決して険悪な雰囲気などでは無かった。
    暫くして、約束の日取りを決めた凪は帰路に付こうとする。
    その凪の背中を引き止めて、ヨハネは聞いた


    「ところで…ふらっしゅもぶとは何じゃ?」

  • 92二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 11:51:58

    更新ありがたい
    続きも楽しみ

  • 93二次元好きの匿名さん24/12/27(金) 22:35:28

    更新来てた!良い関係でほっこり

  • 94二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 08:44:41

    保守

  • 95二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 10:49:20

    待機!

  • 96二次元好きの匿名さん24/12/28(土) 22:11:45

    ⭐️

  • 97二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 08:58:09

    続き楽しみ楽しみ

  • 98二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 11:07:44

    いつまでも待ってるー

  • 99二次元好きの匿名さん24/12/29(日) 21:44:42

  • 100二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 07:08:08

    ヨハネが相変わらず愛情深い良いやつで嬉しい
    消された記憶戻ったんだね

  • 101二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 18:35:49

    みんな楽しく暮らせてそうで嬉しい

  • 102二次元好きの匿名さん24/12/30(月) 22:51:37

    ヨハネも良い奴だな

  • 103二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 07:28:05

  • 104二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 08:54:18

    ヨハネ好きだ

  • 105二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 20:09:30

    続き楽しみです♡スレ主良いお年を〜

  • 106二次元好きの匿名さん24/12/31(火) 20:09:57

    🌵

  • 107二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 03:31:16

  • 108二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 10:04:17

    ほしゅほしゅ〜
    良いお年を〜

  • 109二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 19:56:50

    🌵

  • 110二次元好きの匿名さん25/01/01(水) 23:31:23

    幸せそうな皆が見れて幸せだわ

  • 111二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 10:04:29

    ほしゅ

  • 112二次元好きの匿名さん25/01/02(木) 20:55:33

    🌵

  • 113二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 02:07:10

    保守

  • 114二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 13:47:09

    保守

  • 115二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 22:38:48

    🌵

  • 116二次元好きの匿名さん25/01/03(金) 22:54:30

    いつまでも待ってます

  • 117二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 08:55:33

    🎍

  • 118二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 11:02:26

    🌵

  • 119二次元好きの匿名さん25/01/04(土) 21:52:06

    続き楽しみです!

  • 120二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 02:57:19

  • 121二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 10:54:47

    続き待機

  • 122二次元好きの匿名さん25/01/05(日) 22:14:35

    🌵

  • 123二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 07:30:42

    待機!

  • 124二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 11:23:02

    🌵

  • 125二次元好きの匿名さん25/01/06(月) 21:46:04

    ヨハネの「ふらっしゅもぶとは何じゃ?」がかわいい…

  • 126二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 02:48:36

    待つ

  • 127二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 10:42:50

    🌵

  • 128二次元好きの匿名さん25/01/07(火) 21:56:20

  • 129二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 07:42:04

    ⭐︎

  • 130二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 13:28:53

  • 131二次元好きの匿名さん25/01/08(水) 22:00:03

    🌵

  • 132二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 09:09:46

  • 133二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 10:58:45

    スレ主も忙しいのかな
    いつまでも待ってるよ

  • 134二次元好きの匿名さん25/01/09(木) 22:09:32

    🌵

  • 135二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 09:18:58

    いつまでも待ちます

  • 136二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 11:00:06

    スレ主のSS好きだ

  • 137二次元好きの匿名さん25/01/10(金) 22:20:14

    🌵待ってるね

スレッドは1/11 10:20頃に落ちます

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